JP2991805B2 - 電気走行車 - Google Patents

電気走行車

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JP2991805B2
JP2991805B2 JP11350791A JP11350791A JP2991805B2 JP 2991805 B2 JP2991805 B2 JP 2991805B2 JP 11350791 A JP11350791 A JP 11350791A JP 11350791 A JP11350791 A JP 11350791A JP 2991805 B2 JP2991805 B2 JP 2991805B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機の駆動力により
走行する電気走行車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機の駆動力により走行する電
気走行車においては、例えば特開昭57−206201
号公報に開示されているように、電動機の駆動力を駆動
輪の駆動だけでなく、クーラや各種ポンプ等の補機を駆
動するために用いるようにしたものが知られている。
【0003】この種の電気走行車おいては、通常、電動
機の駆動力を補機駆動軸を介して補機に伝達するように
しており、この場合、補機を駆動するためには補機駆動
軸を所定の方向にのみ回動させる必要があることから、
電動機の駆動軸を所定の方向にのみ回動させるようにし
ている。
【0004】一方、電気走行車においては、その動力源
たる電動機は、エンジン自動車と異なり、正転・逆転の
二方向駆動が可能であることから、エンジン自動車のよ
うに前進用及び後退用とで各別に変速機等の動力伝達機
構を設けずとも、同一の動力伝達機構を用いて前進・後
退が可能であるという利点がある。
【0005】しかしながら、上記のように補機を駆動す
るために電動機を所定の向きにのみ回動させるようにし
た電気走行車においては、前進・後退用で各別の動力伝
達機構を設けなければならず、このため、動力伝達機構
の構成が大型化すると共に軽量化の妨げとなり、また、
各動力伝達機構を作動させるための制御機構等が必要と
なって、コスト的にも不利であるという不都合があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、電動機の駆動力により走行する電気走行車に
おいて、その電動機により補機をも駆動する場合に、該
電動機を正逆いずれの方向へ回動させても補機を駆動す
ることができ、ひいては、電気走行車の前進・後進のた
めの動力伝達機構を前進と後進とで別々に備える必要の
ない電気走行車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、電動機の駆動力により走行する電気走行
車において、該電動機の駆動軸に連動して互いに逆方向
に回動し、且つ、該駆動軸の正転・逆転に応じてそれぞ
れ回転方向が逆向きとなる一組の回転機構と、当該電気
走行車の補機を駆動するための補機駆動軸と、前記電動
機の駆動軸の正転時にのみこれに連動させて前記補機駆
動軸を所定の向きに回動させるべく前記両回転機構の一
方を該補機駆動軸に接続する第1の接続手段と、前記電
動機の駆動軸の逆転時にのみこれに連動させて前記補機
駆動軸を前記所定の向きに回動させるべく前記両回転機
構の他方を該補機駆動軸に接続する第2の接続手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、前記電動機の駆動軸が正転さ
れた時には、前記補機駆動軸が前記第1の接続手段によ
り前記一方の回転機構にのみ接続され、この時、電動機
から当該一方の回転機構及び第1の接続手段を介して該
補機駆動軸に回転駆動力が伝達されて該補機駆動軸が前
記所定の向きに回動される。
【0009】一方、前記電動機の駆動軸が逆転された時
には、前記補機駆動軸が前記第2の接続手段により前記
他方の回転機構にのみ接続され、電動機から当該他方の
回転機構及び第2の接続手段を介して該補機駆動軸に回
転駆動力が伝達される。この時、前記一方の回転機構
は、電動機の駆動軸の正転の場合と逆向きに回動し、こ
のため、該一方の回転機構と互いに逆方向に回動する当
該他方の回転機構は、電動機の駆動軸の正転の場合にお
ける当該一方の回転機構の回転方向と同方向に回動され
る。
【0010】従って、補機駆動軸は、電動機の駆動軸の
正転・逆転にかかわらず、同一方向の回転駆動力が付与
され、所定の方向に回動される。
【0011】
【実施例】本発明の電気走行車の第1の例を図1に従っ
て説明する。
【0012】図1は該電気走行車の要部の構成を説明す
るための模式的説明図である。
【0013】図1で、1は電動機、2,2は駆動輪、3
はオイルポンプやクーラ等の補機4を駆動するための補
機駆動軸、5,6は電動機1の連動して互いに逆方向に
回動する一組の回転機構、7,8はそれぞれ回転機構
5,6と補機駆動軸3とを断接自在に接続する接続手段
である。
【0014】電動機1の駆動軸1aには、これと一体に
回動自在に駆動ギヤ9が装着され、この駆動ギヤ9は、
駆動軸1aと平行に併設した副軸10に一体に回動自在
に装着された被動ギヤ11に噛合されている。そして、
副軸10はその一端部に装着された発進クラッチ12か
ら差動歯車機構13を介して駆動輪2,2に接続されて
いる。
【0015】従って、この電気走行車においては、電動
機1の駆動力は、その駆動軸1aから、駆動ギヤ9、被
動ギヤ11、副軸10、発進クラッチ12及び差動歯車
機構13を順に介して駆動輪2,2の伝達され、これに
より、走行するようにしている。そして、この場合、電
動機1の駆動軸1aを正転・逆転することにより、駆動
輪2,2を正転・逆転させ、これにより、前進・後進す
るようにしている。
【0016】前記回転機構5,6は、それぞれ上記駆動
ギヤ9及び被動ギヤ11を有する。この場合、これらの
両ギヤ9,11はそれぞれ上記したように電動機1の駆
動軸1a及び副軸10に装着されて互いに噛合されてい
るので、電動機1の駆動軸1aの回動により、互いに逆
方向に回動する。
【0017】回転機構5と補機駆動軸3とを断接自在に
接続する第1の接続手段7は、駆動ギヤ9と一体に回動
する電動機1の駆動軸1aにワンウェイクラッチ14を
介して回動自在に支承された補機用駆動ギヤ15を有
し、この補機用駆動ギヤ15は、補機駆動軸3に一体に
回動自在に装着された補機用被動ギヤ16に噛合されて
いる。この場合、ワンウェイクラッチ14は、駆動ギヤ
9が電動機1の駆動軸1aと共に、例えば図中矢印Aの
向きに回動された時に、補機用駆動ギヤ15を駆動軸1
aに一体に回動自在に接続する一方、これと逆に、駆動
ギヤ9及び駆動軸1aが図中矢印Bの向きに回動された
時には、補機用駆動ギヤ15と駆動軸1aとの間の回転
伝達を切断するように構成されている。
【0018】従って、第1の接続手段7は、駆動ギヤ9
及び駆動軸1aが矢印Aの向きに回動された時にのみ、
駆動ギヤ9を駆動軸1a、ワンウェイクラッチ14、補
機用駆動ギヤ15及び補機用被動ギヤ16を順に介して
補機駆動軸3に接続する。
【0019】一方、回転機構6と補機駆動軸3とを断接
自在に接続する第2の接続手段8は、前記被動ギヤ11
と一体に回動する副軸10にワンウェイクラッチ17を
介して回動自在に支承された補機用駆動ギヤ18を有
し、この補機用駆動ギヤ18は、補機駆動軸3の補機用
被動ギヤ16に噛合されている。この場合、ワンウェイ
クラッチ17は、被動ギヤ11が副軸10と共に、図中
矢印B’の向き(前記矢印Bと逆向き)に回動された時
に、補機用駆動ギヤ18を副軸10に一体に回動自在に
接続する一方、これと逆に、被動ギヤ11及び副軸10
が図中矢印A’の向き(前記矢印Aと逆向き)に回動さ
れた時には、補機用駆動ギヤ18と副軸10との間の回
転伝達を切断するように構成されている。
【0020】従って、第2の接続手段7は、被動ギヤ1
1及び副軸10が矢印B’の向きに回動された時にの
み、被動ギヤ11を副軸10、ワンウェイクラッチ1
7、補機用駆動ギヤ18及び補機用被動ギヤ16を順に
介して補機駆動軸3に接続する。
【0021】尚、前記ワンウェイクラッチ14,17の
構成は周知のものと同様の構成とされている。
【0022】次に、かかる電気走行車の作動を同図に従
って説明する。
【0023】この電気走行車においては、例えば前進時
に電動機1の駆動軸1aが矢印Aの向きに回動されると
すると、前記回転機構5の駆動ギヤ9が駆動軸1aと共
に矢印Aの向きに回動され、また、回転機構6の被動ギ
ヤ11が副軸10と共に矢印A’の向き(駆動ギヤ9と
逆向き)に回動される。
【0024】この時、前記したように、第1の接続手段
7のワンウェイクラッチ14が“ON”となる一方、第
2の接続手段8のワンウェイクラッチ17が“OFF”
となる。このため、補機駆動軸3には、電動機1の駆動
軸1aからワンウェイクラッチ14、補機用駆動ギヤ1
5及び補機用被動ギヤ16を順に介して駆動力が伝達さ
れ、この時、同図から明らかなように、補機駆動軸3
は、図中矢印Cの向きに回動される。
【0025】一方、例えば後進時に電動機1の駆動軸1
aが矢印Bの向きに回動されるとすると、前記回転機構
5の駆動ギヤ9が駆動軸1aと共に矢印Bの向きに回動
され、また、回転機構6の被動ギヤ11が副軸10と共
に矢印B’の向き(駆動ギヤ9と逆向き)に回動され
る。
【0026】この時、前記したように、第1の接続手段
7のワンウェイクラッチ14が“OFF”となる一方、
第2の接続手段8のワンウェイクラッチ17が“ON”
となる。このため、補機駆動軸3には、電動機1の駆動
軸1aと逆向きに回動する副軸10からワンウェイクラ
ッチ17、補機用駆動ギヤ18及び補機用被動ギヤ16
を順に介して駆動力が伝達され、この時、同図から明ら
かなように、補機駆動軸3は、図中矢印Cの向きに回動
される。
【0027】従って、補機駆動軸3は、電動機1の駆動
軸1aの正転・逆転にかかわらず、いずれの場合であっ
ても、同じ向き(矢印Cの向き)に回動され、その回動
により補機4を駆動することができる。
【0028】次に、本発明の電気走行車の第2の例を図
2に従って説明する。
【0029】図2は該電気走行車の要部の構成を説明す
るための模式的説明図である。
【0030】この電気走行車は、前記第1の例の電気走
行車と同様に、電動機1の駆動力をその駆動軸1aから
駆動輪2,2に伝達するための駆動ギヤ9、被動ギヤ1
1、副軸10、発進クラッチ12及び差動歯車機構13
を備えると共に、補機4を駆動するための補機駆動軸3
を備え、他方、第1の例と構成の異なる一組の回転機構
19,20及び第1及び第2の接続手段21,22を備
えている。
【0031】この場合、回転機構19は、第1の接続手
段21を構成するワンウェイクラッチ23を介して補機
駆動軸3に回動自在に支承されたトラクション被動ロー
ラ24を有し、この被動ローラ24は、電動機1の駆動
軸1aに一体に回動自在に装着されたトラクション駆動
ローラ25に圧接係合されている。
【0032】従って、トラクション被動ローラ24は、
電動機1の駆動軸1aと共にトラクション駆動ローラ2
5が回動されると、該駆動ローラ25を介してこれと逆
向きに回動される。
【0033】そして、上記ワンウェイクラッチ23は、
例えば電動機1の駆動軸1aが図中矢印Bの向きに回動
されてトラクション被動ローラ24がこれと逆向きの矢
印B’の向きに回動された時にのみ、“ON”となるよ
うに構成されており、この“ON”状態においては、ト
ラクション被動ローラ24と補機駆動軸3とを一体に回
動自在に接続する。
【0034】一方、回転機構20は、第2の接続手段2
2を構成するワンウェイクラッチ26を介して補機駆動
軸3に回動自在に支承された被動プーリ27を有し、こ
の被動プーリ27は、電動機1の駆動軸1aに一体に回
動自在に装着された駆動プーリ28にプーリベルト29
を介して接続されている。
【0035】従って、被動プーリ27は、電動機1の駆
動軸1aと共に駆動プーリ28が回動されると、該駆動
プーリ28を介してこれと同じ向き(前記トラクション
被動ローラ24とは逆向き)に回動される。
【0036】そして、上記ワンウェイクラッチ26は、
例えば電動機1の駆動軸1aが図中矢印Aの向き(矢印
Bと逆向き)に回動されて被動プーリ27がこれと同じ
向きの矢印A''の向きに回動された時にのみ、“ON”
となるように構成されており、この“ON”状態におい
ては、被動プーリ27と補機駆動軸3とを一体に回動自
在に接続する。
【0037】次に、かかる電気走行車の作動を同図に従
って説明する。
【0038】この電気走行車においては、電動機1の駆
動軸1aが矢印Aの向きに回動されると、前記したよう
に、回転機構19のトラクション被動ローラ24が駆動
軸1aと逆向きの矢印A’の向きに回動され、また、回
転機構20の被動プーリ27が駆動軸1aと同じ向きの
矢印A''の向きに回動される。
【0039】この時、前記したように、第1の接続手段
21のワンウェイクラッチ23が“OFF”となる一
方、第2の接続手段22のワンウェイクラッチ26が
“ON”となる。このため、補機駆動軸3には、電動機
1の駆動軸1aから駆動プーリ28、プーリベルト2
9、被動プーリ27及びワンウェイクラッチ26を順に
介して駆動力が伝達され、この時、補機駆動軸3は、図
中矢印Cの向きに回動される。
【0040】一方、電動機1の駆動軸1aが上記と逆
に、矢印Bの向きに回動されると、回転機構19のトラ
クション被動ローラ24が駆動軸1aと逆向きの矢印
B’の向きに回動され、また、回転機構20の被動プー
リ27が駆動軸1aと同じ向きの矢印B''の向きに回動
される。
【0041】この時、前記したように、第1の接続手段
21のワンウェイクラッチ23が“ON”となる一方、
第2の接続手段22のワンウェイクラッチ26が“OF
F”となる。このため、補機駆動軸3には、電動機1の
駆動軸1aからトラクション駆動ローラ25、トラクシ
ョン被動ローラ24及びワンウェイクラッチ23を順に
介して駆動力が伝達され、この時、補機駆動軸3は、図
中矢印Cの向き(駆動軸1aと逆向き)に回動される。
【0042】従って、前記第1の例と同様に、補機駆動
軸3は、電動機1の駆動軸1aの正転・逆転にかかわら
ず、いずれの場合であっても、同じ向き(矢印Cの向
き)に回動され、その回動により補機4を駆動すること
ができる。
【0043】次に、本発明の電気走行車の第3の例を図
3に従って説明する。
【0044】図3は該電気走行車の要部の構成を説明す
るための模式的説明図である。
【0045】この電気走行車は、前記第1の例の電気走
行車と同様に、電動機1の駆動力をその駆動軸1aから
駆動輪2,2に伝達するための駆動ギヤ9、被動ギヤ1
1、副軸10、発進クラッチ12及び差動歯車機構13
を備えると共に、補機4を駆動するための補機駆動軸3
を備え、他方、第1の例と構成の異なる一組の回転機構
30,31並びに第1及び第2の接続手段32,33を
備えている。
【0046】この場合、回転機構30,31は、それぞ
れ補機駆動軸3に互いに対向して回動自在に支承された
被動ベベルギヤ34,35を有し、これらの両ベベルギ
ヤ34,35は、電動機1の駆動軸1aに一体に回動自
在に装着された駆動ベベルギヤ36に噛合されている。
【0047】従って、各被動ベベルギヤ34,35は、
電動機1の駆動軸1aが回動されると、駆動ベベルギヤ
36を介して互いに逆向きに回動される。
【0048】また、第1及び第2の接続手段32,33
は、両被動ベベルギヤ34,35間の位置で補機駆動軸
3にスプライン等を介して一体に回動自在、且つ摺動自
在に支承された共通のドグクラッチ37を備え、このド
グクラッチ37は、周知のものと同様に、ベベルギヤ3
4に向かって摺動された時には該ベベルギヤ34及びド
グクラッチ37に設けた複数のダボ38を介して補機駆
動軸3及びベベルギヤ34を一体に回動自在に接続し、
ベベルギヤ35に向かって摺動された時には補機駆動軸
3及びベベルギヤ34を切り離すと共に、該ベベルギヤ
35及びドグクラッチ37に設けた複数のダボ39を介
して補機駆動軸3及びベベルギヤ35を一体に回動自在
に接続するようにしている。
【0049】この場合、かかるドグクラッチ37の摺動
は、アクチュエータ等の駆動機構40により行われ、駆
動機構40は、運転者による前進・後進の選択切替えに
応じて補機駆動軸3と接続するベベルギヤ34,35を
切替えるべくドグクラッチ37を摺動させるようにして
いる。
【0050】次に、かかる電気走行車の作動を同図に従
って説明する。
【0051】この電気走行車においては、電動機1の駆
動軸1aが矢印Aの向きに回動されると、前記したよう
に、被動ベベルギヤ34,35は、それぞれ互いに逆向
きの矢印A''及び矢印A’の向きに回動される。
【0052】この時、前記駆動機構40は、ドグクラッ
チ37を例えばベベルギヤ34側に摺動させ、これによ
り、補機駆動軸3及びベベルギヤ34をドグクラッチ3
7を介して接続する。そして、この時、補機駆動軸3と
ベベルギヤ35とは切り離されており、このため、補機
駆動軸3は、電動機1の駆動軸1aから駆動ベベルギヤ
36、被動ベベルギヤ34及びドグクラッチ37を順に
介して駆動力が伝達され、ベベルギヤ34と同じ回転方
向である矢印Cの向きに回動される。
【0053】一方、電動機1の駆動軸1aが上記と逆
に、矢印Bの向きに回動されると、被動ベベルギヤ3
4,35は、矢印B''及び矢印B’の向きに回動され
る。
【0054】この時、ドグクラッチ37はベベルギヤ3
5側に摺動され、これにより、補機駆動軸3及びベベル
ギヤ34が切り離されると共に、補機駆動軸3及びベベ
ルギヤ35がドグクラッチ37を介して接続される。こ
のため、補機駆動軸3は、電動機1の駆動軸1aから駆
動ベベルギヤ36、被動ベベルギヤ35及びドグクラッ
チ37を順に介して駆動力が伝達される。そして、この
時、ベベルギヤ35は、上記の場合におけるベベルギヤ
34と同じ向きに回動されているので、補機駆動軸3
は、やはり矢印Cの向きに回動される。
【0055】従って、前記第1の例と同様に、補機駆動
軸3は、電動機1の駆動軸1aの正転・逆転にかかわら
ず、いずれの場合であっても、同じ向き(矢印Cの向
き)に回動され、その回動により補機4を駆動すること
ができる。
【0056】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、一組の回転機構を電動機の駆動軸に連動させ
て互いに逆方向に回動させ、この時、電動機の駆動軸の
正転時には、一方の回転機構を第1の接続手段により補
機駆動軸に接続して該補機駆動軸を駆動し、また、電動
機の駆動軸の逆転時には、他方の回転機構を第2の接続
手段により補機駆動軸に接続して該補機駆動軸を駆動す
るようにしたことによって、電動機の駆動軸の正転・逆
転にかかわらず、補機駆動軸を同一方向に回動させるこ
とができ、該補機駆動軸により補機を駆動することがで
きる。
【0057】そして、このように補機駆動軸を電動機の
駆動軸の正転・逆転にかかわらず、同一方向に回動させ
ることができることによって、電気走行車の前進・後進
を電動機の正転・逆転により行うことができ、電気走行
車の前進・後進を行うために別々の動力伝達機構を設け
る必要がなくなる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気走行車の第1の例の要部の構成を
説明するための模式的構成図、
【図2】本発明の電気走行車の第2の例の要部の構成を
説明するための模式的構成図、
【図3】本発明の電気走行車の第3の例の要部の構成を
説明するための模式的構成図。
【符号の説明】
1…電動機、1a…駆動軸、3…補機駆動軸、4…補
機、5,6,19,20,30,31…回転機構、7,
21,32…第1の接続手段、8,22,33…第2の
接続手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の駆動力により走行する電気走行車
    において、該電動機の駆動軸に連動して互いに逆方向に
    回動し、且つ、該駆動軸の正転・逆転に応じてそれぞれ
    回転方向が逆向きとなる一組の回転機構と、当該電気走
    行車の補機を駆動するための補機駆動軸と、前記電動機
    の駆動軸の正転時にのみこれに連動させて前記補機駆動
    軸を所定の向きに回動させるべく前記両回転機構の一方
    を該補機駆動軸に接続する第1の接続手段と、前記電動
    機の駆動軸の逆転時にのみこれに連動させて前記補機駆
    動軸を前記所定の向きに回動させるべく前記両回転機構
    の他方を該補機駆動軸に接続する第2の接続手段とを備
    えたことを特徴とする電気走行車。
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