JP2990979B2 - 温水暖房装置 - Google Patents
温水暖房装置Info
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- JP2990979B2 JP2990979B2 JP4286911A JP28691192A JP2990979B2 JP 2990979 B2 JP2990979 B2 JP 2990979B2 JP 4286911 A JP4286911 A JP 4286911A JP 28691192 A JP28691192 A JP 28691192A JP 2990979 B2 JP2990979 B2 JP 2990979B2
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- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、循環用温水を貯溜する
タンクを備えた温水暖房装置におけるタンク内注入方法
に関する。
タンクを備えた温水暖房装置におけるタンク内注入方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、温水暖房装置におけるタンク内へ
の循環水注入方法の例として、特開平３−２３３２３１
号がある。該例においては、特許請求の範囲に述べられ
ているように、シスターン内に水位センサを設け、水位
センサにおけるハイレベル水位と、それよりも低いロー
レベル水位とを設定し、暖房循環水の注入によってシス
ターン内の水位が上昇して水位センサの出力信号がハイ
レベル水位を表示したり、循環ポンプの運転により水位
が低下してローレベル水位を表示したりすることを繰り
返している間、暖房循環水の注入を続行し、水位センサ
の信号がハイレベル水位を表示した後、予め定めた時間
（Ｔ）を経過してもハイレベル水位の表示を継続したと
き、初期循環水の注入が完了したと判断していた。
の循環水注入方法の例として、特開平３−２３３２３１
号がある。該例においては、特許請求の範囲に述べられ
ているように、シスターン内に水位センサを設け、水位
センサにおけるハイレベル水位と、それよりも低いロー
レベル水位とを設定し、暖房循環水の注入によってシス
ターン内の水位が上昇して水位センサの出力信号がハイ
レベル水位を表示したり、循環ポンプの運転により水位
が低下してローレベル水位を表示したりすることを繰り
返している間、暖房循環水の注入を続行し、水位センサ
の信号がハイレベル水位を表示した後、予め定めた時間
（Ｔ）を経過してもハイレベル水位の表示を継続したと
き、初期循環水の注入が完了したと判断していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述の従
来例では、シスターン内の水位が上昇して水位センサの
出力信号がハイレベル水位を表示したり、循環ポンプの
運転により水位が低下してローレベル水位を表示したり
することを繰り返している間は暖房循環水の注入を続行
するのであるが、その暖房循環水の注入を続行している
時間は大となり、初期循環水の注入を完了するのに要す
る時間が大となる要因となっており、施工者にとっては
循環水の初期注入によって時間的に拘束され、煩雑であ
った。
来例では、シスターン内の水位が上昇して水位センサの
出力信号がハイレベル水位を表示したり、循環ポンプの
運転により水位が低下してローレベル水位を表示したり
することを繰り返している間は暖房循環水の注入を続行
するのであるが、その暖房循環水の注入を続行している
時間は大となり、初期循環水の注入を完了するのに要す
る時間が大となる要因となっており、施工者にとっては
循環水の初期注入によって時間的に拘束され、煩雑であ
った。
【０００４】そこで本発明では、循環水の初期注入に要
する時間を短縮できる温水暖房装置の提供を目的とす
る。
する時間を短縮できる温水暖房装置の提供を目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、暖房用の温水を循環させる循環路と、該循
環路には温水を貯溜するタンクと、温水を循環させるポ
ンプとを備え、該タンクには所定の低水位以上を検知す
る低水位検出手段と、該低水位より高い所定の中水位以
上を検知する中水位検出手段と、該中水位より高くかつ
必要量の暖房循環水が貯えられた状態の所定の高水位以
上を検知する高水位検出手段とを備え、該タンクに給水
するための給水弁とを備えた温水暖房装置であって、前
記ポンプは中水位検出手段が所定の中水位以上を検出す
るとＯＮとすると共に、低水位検出手段が所定の低水位
以上を検出しないとＯＦＦとされ、前記給水弁は中水位
検出手段が所定の中水位以上を検出しないと開とされる
と共に高水位検出手段が所定の高水位以上を検出すると
閉とされ、高水位検出手段が所定の高水位を検出後も水
位検知を継続し、かつ中水位検出手段が所定の中水位以
上を予め定めた所定時間（Ｔ0 ）を継続すれば温水の注
水が完了したと判断する判定手段を設けたことを特徴と
している。
するために、暖房用の温水を循環させる循環路と、該循
環路には温水を貯溜するタンクと、温水を循環させるポ
ンプとを備え、該タンクには所定の低水位以上を検知す
る低水位検出手段と、該低水位より高い所定の中水位以
上を検知する中水位検出手段と、該中水位より高くかつ
必要量の暖房循環水が貯えられた状態の所定の高水位以
上を検知する高水位検出手段とを備え、該タンクに給水
するための給水弁とを備えた温水暖房装置であって、前
記ポンプは中水位検出手段が所定の中水位以上を検出す
るとＯＮとすると共に、低水位検出手段が所定の低水位
以上を検出しないとＯＦＦとされ、前記給水弁は中水位
検出手段が所定の中水位以上を検出しないと開とされる
と共に高水位検出手段が所定の高水位以上を検出すると
閉とされ、高水位検出手段が所定の高水位を検出後も水
位検知を継続し、かつ中水位検出手段が所定の中水位以
上を予め定めた所定時間（Ｔ0 ）を継続すれば温水の注
水が完了したと判断する判定手段を設けたことを特徴と
している。
【０００６】
【作用】本発明においては、タンク内の水位を検出する
水位検出手段を３種類設け、ポンプによる温水循環と給
水弁を開とすることによる暖房用循環水注入を同時に行
わせながら水位検出手段による水位の監視を行わせ、必
要量の暖房循環水が貯えられた状態の高水位を一度検出
すると、該高水位よりも低い所定の中水位以上を、予め
定めた所定時間（Ｔ0 ）継続すれば暖房循環水タンク注
入が完了したとするので、暖房循環水のタンク内注入に
要する時間を大幅に短縮できる。
水位検出手段を３種類設け、ポンプによる温水循環と給
水弁を開とすることによる暖房用循環水注入を同時に行
わせながら水位検出手段による水位の監視を行わせ、必
要量の暖房循環水が貯えられた状態の高水位を一度検出
すると、該高水位よりも低い所定の中水位以上を、予め
定めた所定時間（Ｔ0 ）継続すれば暖房循環水タンク注
入が完了したとするので、暖房循環水のタンク内注入に
要する時間を大幅に短縮できる。
【０００７】
【実施例】図１は、本発明の温水暖房装置の構成を示し
た図である。１は温水暖房装置であり、温水暖房装置１
内には循環路２を配しており、循環路２内には上流側よ
り、暖房用循環水を貯溜するタンク３と、暖房用循環水
を循環させるためのポンプ４と、暖房用循環水を加熱す
る熱交換器５とが上流側より順に配され、後述する放熱
器１４に接続されている。
た図である。１は温水暖房装置であり、温水暖房装置１
内には循環路２を配しており、循環路２内には上流側よ
り、暖房用循環水を貯溜するタンク３と、暖房用循環水
を循環させるためのポンプ４と、暖房用循環水を加熱す
る熱交換器５とが上流側より順に配され、後述する放熱
器１４に接続されている。
【０００８】タンク３内には、所定の低水位以上となっ
たことを検知するＯＮ−ＯＦＦ式の低水位電極６と、該
低水位より高い所定の中水位以上を検知するＯＮ−ＯＦ
Ｆ式の中水位電極７と、該中水位より高くかつ必要量の
暖房循環水が貯えられた状態の所定の高水位以上を検知
するＯＮ−ＯＦＦ式の高水位電極８とが備えられてお
り、それぞれの電極は後述するコントローラ１６に接続
されている。
たことを検知するＯＮ−ＯＦＦ式の低水位電極６と、該
低水位より高い所定の中水位以上を検知するＯＮ−ＯＦ
Ｆ式の中水位電極７と、該中水位より高くかつ必要量の
暖房循環水が貯えられた状態の所定の高水位以上を検知
するＯＮ−ＯＦＦ式の高水位電極８とが備えられてお
り、それぞれの電極は後述するコントローラ１６に接続
されている。
【０００９】９は、タンク３内に暖房用循環水を供給す
るための給水管であり、給水管９内に配した開閉弁１０
を開とすることによりタンク３内に暖房用循環水を供給
可能としている。
るための給水管であり、給水管９内に配した開閉弁１０
を開とすることによりタンク３内に暖房用循環水を供給
可能としている。
【００１０】前述の熱交換器５は、バーナ１１によって
加熱され、バーナ１１へのガス量は、開閉弁１２を開と
し、比例弁１３の開度を可変することにより制御されて
いる。
加熱され、バーナ１１へのガス量は、開閉弁１２を開と
し、比例弁１３の開度を可変することにより制御されて
いる。
【００１１】１４は暖房作用を行わせるための床暖房や
パネルヒータ等の放熱器であり、１５は放熱器１４内に
設けた放熱用熱交換器であり、放熱用熱交換器１５によ
り放熱作用が行われている。
パネルヒータ等の放熱器であり、１５は放熱器１４内に
設けた放熱用熱交換器であり、放熱用熱交換器１５によ
り放熱作用が行われている。
【００１２】１６は前述の比例弁等の被制御器を制御す
るためのコントローラであり、コントローラ１６には計
時機能を有するタイマー１７と、タンク３内の注水が完
了したか否かを判定する注水完了判定手段１８とを有し
ている。
るためのコントローラであり、コントローラ１６には計
時機能を有するタイマー１７と、タンク３内の注水が完
了したか否かを判定する注水完了判定手段１８とを有し
ている。
【００１３】１９はコントローラ１６に接続されたリモ
コンであり、水張りスイッチ２０と、暖房運転スイッチ
２１とが配されている。
コンであり、水張りスイッチ２０と、暖房運転スイッチ
２１とが配されている。
【００１４】図２は、本発明の制御の内容を示すシーケ
ンス図である。水張りスイッチ２０をＯＮとすると（Ｓ
１）、中水位電極７がＯＮとなっているか否かを判定し
（Ｓ２）、中水位電極７がＯＮでなければステップ３に
進行し、中水位電極７がＯＮであればステップ５に進行
する。
ンス図である。水張りスイッチ２０をＯＮとすると（Ｓ
１）、中水位電極７がＯＮとなっているか否かを判定し
（Ｓ２）、中水位電極７がＯＮでなければステップ３に
進行し、中水位電極７がＯＮであればステップ５に進行
する。
【００１５】ステップ３では給水弁１０を開としてタン
ク３内に注水し、次にステップ４ではふたたび中水位電
極７がＯＮとなっているか否かを判定し、中水位電極７
が所定の中水位以上を検出すればポンプ４をＯＮとする
（Ｓ５）。
ク３内に注水し、次にステップ４ではふたたび中水位電
極７がＯＮとなっているか否かを判定し、中水位電極７
が所定の中水位以上を検出すればポンプ４をＯＮとする
（Ｓ５）。
【００１６】ステップ６では低水位電極６がＯＮとなっ
ているか否かを判定し、所定の低水位を検出しなければ
ポンプ４をＯＦＦとし（Ｓ１１）、前述のステップ４へ
進行する。つまり、ステップ４でタンク内水位が所定の
中水位以上を検出したにもかかわらず、低水位電極６に
よる水位監視を行わせるのはポンプ運転と給水弁１０に
よる給水作用とによりタンク内水位が上下変動するから
である。
ているか否かを判定し、所定の低水位を検出しなければ
ポンプ４をＯＦＦとし（Ｓ１１）、前述のステップ４へ
進行する。つまり、ステップ４でタンク内水位が所定の
中水位以上を検出したにもかかわらず、低水位電極６に
よる水位監視を行わせるのはポンプ運転と給水弁１０に
よる給水作用とによりタンク内水位が上下変動するから
である。
【００１７】低水位電極４が所定の低水位を検出してい
れば、高水位電極８がＯＮとなっているか否かを判定し
（Ｓ７）、所定の高水位以上を検出していれば、給水弁
１０を閉とし（Ｓ８）、中水位電極７がＯＮとなってい
るか否かを判定する（Ｓ９）。
れば、高水位電極８がＯＮとなっているか否かを判定し
（Ｓ７）、所定の高水位以上を検出していれば、給水弁
１０を閉とし（Ｓ８）、中水位電極７がＯＮとなってい
るか否かを判定する（Ｓ９）。
【００１８】ステップ９で中水位電極７がＯＮであれば
ステップ１２に進行し、中水位電極７がＯＮでなければ
給水弁１０を開とし（Ｓ１０）、前述のステップ６へ進
行する。
ステップ１２に進行し、中水位電極７がＯＮでなければ
給水弁１０を開とし（Ｓ１０）、前述のステップ６へ進
行する。
【００１９】ステップ１２では、ステップ９における中
水位電極７がＯＮとなってからの時間Ｔが、予め定めた
所定時間Ｔ0 を経過したか否かを判定し、中水位電極７
が所定の中水位以上を所定時間Ｔ0 以上継続するとポン
プ４をＯＦＦとしてタンク３内の水張り注水を終了する
（Ｓ１３）。
水位電極７がＯＮとなってからの時間Ｔが、予め定めた
所定時間Ｔ0 を経過したか否かを判定し、中水位電極７
が所定の中水位以上を所定時間Ｔ0 以上継続するとポン
プ４をＯＦＦとしてタンク３内の水張り注水を終了する
（Ｓ１３）。
【００２０】要するに本発明では、従来例に見られるよ
うな、必要量の暖房循環水が貯えられた高水位状態が一
定時間継続することによって暖房用循環水の注入を完了
させるのではなく、所定の高水位を一度検出すれば、そ
の後水位が低下しても該高水位より低い所定の中水位を
一定時間（Ｔ0 ）継続すればタンク内への暖房用循環水
注入を完了させるので、暖房用循環水のタンク内への注
入時間を短縮可能にすると共に、ポンプの空運転や、循
環路内残留空気に起因する騒音や振動をも防止できるの
である。
うな、必要量の暖房循環水が貯えられた高水位状態が一
定時間継続することによって暖房用循環水の注入を完了
させるのではなく、所定の高水位を一度検出すれば、そ
の後水位が低下しても該高水位より低い所定の中水位を
一定時間（Ｔ0 ）継続すればタンク内への暖房用循環水
注入を完了させるので、暖房用循環水のタンク内への注
入時間を短縮可能にすると共に、ポンプの空運転や、循
環路内残留空気に起因する騒音や振動をも防止できるの
である。
【００２１】
【発明の効果】本発明では、ポンプの運転と給水弁によ
るタンク内注入動作とを併用してタンク内の水位が上下
変動したとしても、所定の高水位以上を一度検出する
と、その後水位が低下して該高水位より低い所定の中水
位以上を一定時間（Ｔ0 ）継続すればタンク内への暖房
用循環水注入を完了させるので、暖房用循環水のタンク
内への注入時間を短縮可能とすると共に、ポンプの空運
転や、循環路内残留空気に起因する騒音や振動をも防止
できるのである。
るタンク内注入動作とを併用してタンク内の水位が上下
変動したとしても、所定の高水位以上を一度検出する
と、その後水位が低下して該高水位より低い所定の中水
位以上を一定時間（Ｔ0 ）継続すればタンク内への暖房
用循環水注入を完了させるので、暖房用循環水のタンク
内への注入時間を短縮可能とすると共に、ポンプの空運
転や、循環路内残留空気に起因する騒音や振動をも防止
できるのである。
【図１】本発明の温水暖房装置の構成図である。
【図２】本発明の制御の内容を示すシーケンス図であ
る。
る。
１ 温水暖房装置 ２ 循環路 ３ タンク ４ ポンプ ６ 低水位電極（低水位検出手段） ７ 中水位電極（中水位検出手段） ８ 高水位電極（高水位検出手段） １０ 給水弁 １８ 注水完了判定手段
Claims (1)
- 【請求項１】 暖房用の温水を循環させる循環路と、該
循環路には温水を貯溜するタンクと、温水を循環させる
ポンプとを備え、該タンクには所定の低水位以上を検知
する低水位検出手段と、該低水位より高い所定の中水位
以上を検知する中水位検出手段と、該中水位より高くか
つ必要量の暖房循環水が貯えられた状態の所定の高水位
以上を検知する高水位検出手段とを備え、該タンクに給
水するための給水弁とを備えた温水暖房装置であって、
前記ポンプは中水位検出手段が所定の中水位以上を検出
するとＯＮとすると共に、低水位検出手段が所定の低水
位以上を検出しないとＯＦＦとされ、前記給水弁は中水
位検出手段が所定の中水位以上を検出しないと開とされ
ると共に高水位検出手段が所定の高水位以上を検出する
と閉とされ、高水位検出手段が所定の高水位を検出後も
水位検知を継続し、かつ中水位検出手段が所定の中水位
以上を予め定めた所定時間（Ｔ0 ）を継続すれば温水の
注入が完了したと判断する判定手段を設けたことを特徴
とする温水暖房装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4286911A JP2990979B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 温水暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4286911A JP2990979B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 温水暖房装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06117647A JPH06117647A (ja) | 1994-04-28 |
| JP2990979B2 true JP2990979B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=17710586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4286911A Expired - Fee Related JP2990979B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 温水暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2990979B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP4286911A patent/JP2990979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06117647A (ja) | 1994-04-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071015 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015 Year of fee payment: 9 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |