JP2990860B2 - 電動ハイブリッドポンプ - Google Patents

電動ハイブリッドポンプ

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JP2990860B2
JP2990860B2 JP3149034A JP14903491A JP2990860B2 JP 2990860 B2 JP2990860 B2 JP 2990860B2 JP 3149034 A JP3149034 A JP 3149034A JP 14903491 A JP14903491 A JP 14903491A JP 2990860 B2 JP2990860 B2 JP 2990860B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、立軸で、単段又は多
数のターボ形ポンプの独立した複数台のポンプを1台の
電動機の一方の駆動側に混成して直結し、ポンプ部を取
扱い液体中に浸漬するとともに電動機は気中に出してな
る電動ハイブリッドポンプに関する。主に工作機械の切
削剤を取扱うクーラントポンプに適用するが、渦巻室を
備える斜流形ポンプや一般産業用のポンプにも適用でき
る電動ハイブリッドポンプに係る。
【0002】
【従来の技術】工作機械の分野に使用されるポンプとし
ては、日本電機工業会標準規格JEM1242(197
0)「クーラントポンプ」(従来文献1)に記載された
単段の遠心形ポンプが知られている。また多段の自吸形
ポンプとしては特開平2−78790号公報(従来文献
2)に、多段の浸漬形ポンプとしては特開昭62−18
9399号公報(従来文献3)に示されたものが知られ
ている。工作機械用のクーラントポンプとしては、切削
・研削面の潤滑・冷却や切・研削粉の吹き飛ばし用には
圧力形のポンプが、ベッドの切・研削粉洗い流し用には
流量形のポンプを使用するというように、通常1台の工
作機械に2台又はそれ以上のクーラントポンプが使用さ
れるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の技術によ
れば、工作機械1台について2台又はそれ以上の電動ポ
ンプを設置するスペースが必要であり、電動機への配線
系統を2系統又はそれ以上を必要とするなどの問題があ
る。これは、圧力と流量が同一な場合に同一電動ポンプ
を2台使用する時も同様の問題を持つ。必要ポンプ特性
が同一だからといって2倍の流量のポンプ1台に吐出管
を2系統配管して使用することもあるが、一方の配管を
閉め切ったり、絞ったりすると他方の配管の流量が必ず
変化するから、これを避けるためにはやはり同一電動ポ
ンプを2台使用する。
【0004】この発明の目的は、1台の電動機に独立し
た複数台のポンプを直結して1配線系統で各ポンプを独
立運転することからスタートして、様々な作用効果を創
造できる電動ハイブリッドポンプを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1の電動ハイブリッ
ドポンプは、電動機の一方の駆動側に、吸込口と吐出口
と渦巻室と羽根車とからなるそれぞれ独立した複数のタ
ーボ形のポンプを結合し、前記ポンプを立軸に設置し、
前記それぞれ独立した複数のターボ形のポンプをポンプ
の取扱い液体中に浸漬するとともに電動機は気中に出
し、前記それぞれの吸込口を羽根車の隣に開口して設け
るとともにポンプの取扱い液体中に開口し、気中に出し
た吐出継手の相互と、最も上部のポンプの吸込側カバー
と、この吸込側カバーに設けられるそれぞれのポンプの
吐出口と前記吐出継手を連通させる延長管とを一体にし
てポンプ脚を形成するものである。
【0006】発明2の電動ハイブリッドポンプは、電動
機の一方の駆動側に、吸込口と吐出口と渦巻室と羽根車
とからなるそれぞれ独立した複数のターボ形のポンプを
結合し、前記ポンプを立軸に設置し、前記それぞれ独立
した複数のターボ形のポンプをポンプの取扱い液体中に
浸漬するとともに電動機は気中に出し、前記それぞれの
吸込口を羽根車の隣に開口して設けるとともにポンプの
取扱い液体中に開口し、最も直径の大きいポンプを最下
部とし、上部のポンプのケーシングの側部に下部ポンプ
の渦巻室から気中に出した吐出継手に連通する中継吐出
口を一体成形するものである。
【0007】発明3の電動ハイブリッドポンプは、電動
機の一方の駆動側に、吸込口と吐出口と渦巻室と羽根車
とからなるそれぞれ独立した複数のターボ形のポンプを
結合し、前記ポンプを立軸に設置し、前記それぞれ独立
した複数のターボ形のポンプをポンプの取扱い液体中に
浸漬するとともに電動機は気中に出し、前記それぞれの
吸込口を羽根車の隣に開口して設けるとともにポンプの
取扱い液体中に開口し、最も上部と最も下部の2台のポ
ンプのそれぞれの吸込口を軸方向の内側に向けるように
し、最も上部のポンプの吸込カバーと駆動軸との隙間を
小さくするものである。
【0008】発明4の電動ハイブリッドポンプは、電動
機の一方の駆動側に、吸込口と吐出口と渦巻室と羽根車
とからなるそれぞれ独立した複数のターボ形のポンプを
結合し、前記ポンプを立軸に設置し、前記それぞれ独立
した複数のターボ形のポンプをポンプの取扱い液体中に
浸漬するとともに電動機は気中に出し、前記それぞれの
吸込口を羽根車の隣に開口して設けるとともにポンプの
取扱い液体中に開口し、最も上部のポンプを流量の少な
いポンプとするとともに吸込口を上側に向けるようにす
るものである。
【0009】発明5の電動ハイブリッドポンプは、発明
4において、最も下部のポンプの吸込口を上側に向ける
ようにするものである。
【0010】
【作用】発明1において、羽根車を内蔵し、軸方向に開
口する吸込口と渦巻室の円周位置において開口する吐出
口を備えるいわば公知のターボ形のポンプの2台は、1
台の電動機の一方の駆動側に結合されて独立のポンプを
形成する。したがって電動機の配線系統(配線、必要な
電磁接触器など)は一系統でありながら、独立したポン
プ2台が運転される。また一方のポンプ配管系の弁等を
閉じたり絞ったりしても他方のポンプの運転状態は変る
ことがない。電動機が誘導電動機であって、一方の弁操
作によって電動機の回転数(スリップ)が多少変化して
も実質上、他方のポンプの運転状態は変らない。そして
軸方向に多少は長くなるが、軸方向の投影面積は2台の
ポンプの動力を合算した容量の電動機の投影面積であっ
て、単独の電動ポンプの電動機の2台分の投影面積より
はるかに小さい。詳細になり過るきらいはあるが、2極
全閉外扇形汎用電動機の750W及び1.5kWの外被
直径は、例えば16.2cm、18.7cmであり、7
50Wは2台として、2乗の比は1.5kWが0.67
倍と小さい。設置作業、配管を考慮すれば更に発明によ
るものはスペースが縮小され、配管を除き設置作業も1
回でよい。更に、以下の関連する発明の基本となって、
それぞれの作用効果を生じる可能性を持つことは当然で
ある。さらに発明1において、それぞれのポンプのため
の吐出継手と吐出口に連通する延長管とからなるポンプ
脚が電動機側のポンプの吸込側カバーを一体化すること
によって、電動機とポンプ群とを結合する構造体とな
る。立軸のポンプは下部にあって取扱液体中に吸込口が
開口し、立軸の電動機は上部にあって吐出継手に配管が
できる。ポンプ脚のフランジによって取扱液体のタンク
の上面板等に電動ポンプを設置すれば、上面板の上に吐
出継手が位置するので、設置が容易で配管は前記上面板
の上に沿うことになる。
【0011】発明2において、直径のより小さいポンプ
(軸動力が同じなら流量のより多いポンプ)を上部に配
置して下部のポンプの吐出流路の形成を容易にできる。
さらに最も圧力の高い下部ポンプの吸込口を上側に向け
ればこのポンプには、駆動軸が吸込口部を貫通するだけ
であって、羽根車の車板側のケーシングには駆動軸が貫
通しないことになる。したがって駆動軸が貫通するとし
たならば必要となるラビリンス等の軸封装置が不要にな
り、高い吐出圧力による洩れが全くなくて特性の低下が
なく、軸封装置のような複雑な構造から自由になる。
【0012】発明3において、複数のポンプの最も上部
と最も下部の2台のポンプのそれぞれの吸込口を軸方向
の内側に向けるようにし、最も上部のポンプの吸込カバ
ーと駆動軸との隙間を小さくすることにより、最上部の
ポンプが液面に近くても渦を吸い込むことが防止され、
最下部のポンプがタンクに接触するまで電動ポンプ全体
を深く、すなわちタンクを浅くすることができる。3台
以上の場合の他のポンプの吸込口の方向は任意である。
【0013】発明4において、液体中に上側を向いて開
口する吸込口からは液面から渦を吸い込みやすいが、流
量の少ないポンプを最も上部に配置して渦の吸い込みを
少くできる。
【0014】発明5の作用は発明4と同一であるととも
に、最も上部と最も下部のポンプが同方向を向くから、
ポンプの数が多い場合に羽根車や渦巻室を形成するケー
シング等を同一部品にしやすい。
【0015】
【実施例】図1は実施例1の部分縦断面図、図2は実施
例2の部分縦断面図、図3は図2のA−A断面図、図4
は実施例3の要部縦断面図である。各図において同一符
号を付けるものはおよそ同一機能を持ち、重複説明を省
くこともある。
【0016】図1において、立軸の電動機1の下方の駆
動側には、吐出継手3a、3b、延長管4a、4b、第
1のポンプの吸込側カバー5aを一体形成したポンプ脚
6が設けられる。このポンプ脚6には更に電動機1の駆
動側のブラケット10aフランジ7とが一体化される。
前記ポンプ脚の前記吸込側カバー5aの下面にはケーシ
ング12が取付けられる。このケーシング12は第1の
ポンプ8aの羽根車9aと第2のポンプ8bの羽根車9
bとを収める第1及び第2の渦巻室10a、10bが共
通の隔壁11を境にして背中合せに向い合って形成され
る。このケーシング12の下面には更に、第2のポンプ
8bの吸込側カバー5bがあって、複数のボルト13で
ケーシング12とともに前記ポンプ脚6の下部の前記吸
込側カバー5aに固定される。そして前記第1の羽根車
9aと第2の羽根車9bは電動機1の軸受1b等で支承
される駆動軸14にボルト15で直結される。前記吸込
側カバー5a、5bには羽根車9a,9bの隣にそれぞ
れ吸込口16a、16bが設けられて、取扱い液体の液
面19の下に開口する。前記第1の渦巻室10aは直接
に前記延長管4aに連通するが、前記第2の渦巻室10
bは、第1の渦巻室10aの側方に軸方向に向けて一体
形成される中継吐出口17を介して前記延長管4bに連
通する。かくしてポンプ脚6の一部である吸込側カバー
5aには第1の吐出口18a、第2の吐出口18bが設
けられることになる。液面19を境界として第1のポン
プ8a第2のポンプ8bは取扱液体中に浸漬し、電動機
1フランジ7は気中に出す。
【0017】この実施例1によれば、1台の電動機と2
台のポンプに関して、電動機の配線系統、ポンプ運転状
態の独立性、軸方向投影面積の減少などの点で有利であ
る。そしてブラケット1a、吐出継手3a、3bの相
互、フランジ7、延長管4a、4b及び第1の吸込カバ
ー5a、吐出口18a、18bは一体化されて構造が簡
単である。また下方の第1のポンプ8a及び第2のポン
プ8bと電動機の間の剛性が高く、回転する羽根車と渦
巻室との相対寸法精度が高い。そして2つの渦巻室は両
側からアンダーカットなしの形状にされ、1個のケーシ
ング12に鋳造又はダイカストで一体形成される。直径
の大きいポンプ8bを下部とし、直径の小さいポンプ8
aを上部に配置することによって、第1のポンプの渦巻
室10aが10bよりも小さいので、第2のポンプ8b
のための中継吐出口17を第1のポンプの渦巻室10a
の側部に容易に一体化して設けることができ、特別な配
管を要しない。隔壁11と第2の羽根車9bとの間には
相対運動のための隙間が存在し両ポンプの吐出圧力の差
によって洩れ損失が発生するが、通常の渦巻室を貫通す
る隙間のように吐出圧力そのものに基く洩れよりはるか
に少ない。両ポンプが同一圧力なら洩は無い。ケーシン
グ12は平行な2面の単純な機械加工によってポンプ脚
6や、吸込側カバー5bとよく結合できる。
【0018】前記実施例1の変形を説明する。上部のポ
ンプの吸込口を上側に向ける場合には、流量のより多い
ポンプを下方すなわち電動機側の反対側に配置して、流
量の少ないポンプ8bを上部に配置して液面19が下っ
た時の渦による空気の吸込を防ぐこともできる。渦巻室
は半径上の断面が次第に拡大するものに限らず、外周が
単純な円形のものでもよく、ポンプは図4の38aのよ
うに多段でもよい。
【0019】図2及び図3に示す実施例2において、電
動機1にポンプ脚6が取付けられ、このポンプ脚6は吐
出継手3a、3b、延長管4a、4b、吸込カバー5a
を一体形成したうえでブラケット1aとフランジ7をも
一体形成する。実施例1と同様な構造である。ポンプ脚
6の吸込側カバー5aの下面には順次第1のケーシング
21、間隔ケーシング22、第2のケーシング23が平
行に取付けられ、ボルト13で固定される。第1のケー
シング21には第1のポンプ8aのための渦巻室10a
が形成されて羽根車9aを収めるほか、側方に中継吐出
口17を実施例1のように一体形成している。間隔ケー
シング22は、第2のポンプ28bのための吸込口24
と第2のポンプのための連絡吐出口25が形成されるほ
か、間隔剛性を保つ支柱22aが一体形成される。第2
のケーシング23自体は吸込口を持たず、うず巻室10
bが形成される。このうず巻室10bは順次、連絡吐出
口25、中継吐出口17、延長管4b、吐出継手3bに
連通する。
【0020】この実施例2の特徴的な作用として、吐出
圧力のより高いポンプ28bの圧力側(渦巻室側)を駆
動軸が貫通しないので、そのようなことで生じる洩れは
全くない。もっとも、より流量の少ないポンプを上方に
配置して液面からの渦による空気吸込を防ぐ態様もあ
る。電動機の配線系統、ポンプ運転状態の独立性、軸方
向投影面積の減少などの有利性や、ポンプ脚一体の有利
性のほか、中継吐出口17と連結吐出口25によって2
以上のポンプの吐出管路が、各ケーシングを積み重ねる
ことによって自動的に形成される有利性は実施例1と同
一又は類似している。
【0021】発明3に関係する興味ある変形として、第
1の羽根車9aを裏返して吸込口を下方に配置するもの
がある。この構造によれば、下方のポンプの軸貫通部の
ない有利性のほか、上方のポンプが液面から渦によって
空気を吸い込むことが防止できるほか、使用者が不注意
に下方のポンプをタンクの底に当てて使用してしまうこ
とについて、何の心配もいらない。2以上のポンプの場
合には最も外側のポンプの吸込口を考慮するだけで、中
間の他のポンプの吸込口の方向は自由である。第1の羽
根車9aを裏返す場合に吸込カバー5aと駆動軸26と
の隙間を小さくして液体の洩れ出しを少なくする。
【0022】
【発明の効果】発明1から発明5までの電動ハイブリッ
ドポンプは、立軸の電動機の一方の駆動側に、吸込口と
吐出口と渦巻室と羽根車とからなるそれぞれ独立した2
又は複数のターボ形のポンプを結合するようにしたので
次の効果がある。 (a)電動機の配線、電磁接触器、サーマルリレー等の
配線系統がポンプ毎に必要とならず、1配線系統です
む。 (b)各ポンプの動力を合算した1台の電動機の無負荷
電流、効率は、ポンプ毎の電動機の統合したものより有
利となる。 (c)電動ポンプの軸方向の投影面積が電動機で決ると
きにもポンプで決るときにも、投影面積は、個別に電動
機を持つものより大幅に縮少される。 (d)全体構造は簡単かつ大幅に小形、低価格になる。 (e)配管を除き、据付は各ポンプ毎に行うことなく1
台の電動ハイブリッドポンプについて行うだけでよい。 (f)取扱い液体を貯溜したタンクに据付ける際に、タ
ンクへの据付構造が簡単になり、タンク容積も小さくな
る。以上の他に、各々の発明については次に掲げる効果
がある。
【0023】発明1の電動ハイブリッドポンプは、気中
に出した吐出継手の相互と、最も上部のポンプの吸込側
カバーと、この吸込側カバーに設けられるそれぞれのポ
ンプの吐出口と前記吐出継手を連通させる延長管とを一
体にしてポンプ脚を形成したり、これに更に電動ポンプ
設置用のフランジや、電動機のブラケットを一体形成し
たりするので、一体化の度合に応じて電動機の駆動側と
ポンプ群との結合部分の構造が簡単になり、剛性と寸法
精度が向上し、ポンプ特性が向上し、ポンプ群の配管作
業が容易になるという効果がある。
【0024】発明2の電動ハイブリッドポンプは、最も
直径の大きいポンプを最下部とし、上部のポンプのケー
シングの側部に下部ポンプの渦巻室から気中に出した吐
出継手に連通する中継吐出口を一体成形するので、下の
ポンプの吐出流路の形成が容易になるという効果があ
る。また最も直径の大きい最下部のポンプの吸込口を上
側に向ければ、吐出圧力の高いポンプで渦巻室の圧力側
を駆動軸が貫通することがなくなり、ここの洩れ損失を
無くするという効果がある。
【0025】発明3の電動ハイブリッドポンプは、最も
上部と最も下部の2台のポンプのそれぞれの吸込口を軸
方向の内側に向けるようにし、最も上部のポンプの吸込
カバーと駆動軸との隙間を小さくすることによって、上
のポンプの空気吸込みがないことと、下のポンプをタン
クの底に接触して配置することが両立する作用があり、
タンクの深さを浅くできる効果があり、床下にタンクを
設置するような傾向に対し有利な条件を生じる効果があ
る。
【0026】発明4の電動ハイブリッドポンプは、最も
上部のポンプを流量の少ないポンプとするとともに吸込
口を上側に向けるようにすることによって、上のポンプ
の液面からの空気吸込みによる特性低下がなくなるとい
う効果がある。
【0027】発明5の電動ハイブリッドポンプは、発明
4において、最も下部のポンプの吸込口を上側に向ける
ようにすることによって、発明4の効果と同一であると
ともに、さらに最も下部のポンプの渦巻室の圧力側を駆
動軸が貫通することがなくなり、ここの洩れ損失が無く
なるという効果と、下のポンプをタンクの底に接触して
配置することが両立する作用があり、タンクの深さを浅
くできる効果があり、床下にタンクを設置するような傾
向に対し有利な条件を生じる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の部分縦断面図
【図2】実施例2の部分縦断面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】実施例3の要部縦断面図
【符号の説明】 1a ブラケット 3a 吐出継手 3b 吐出継手 4a 延長管 4b 延長管 5a 吸込側カバー 5b 吸込側カバー 6 ポンプ脚 8a ポンプ 8b ポンプ 9a 羽根車 9b 羽根車 10a 渦巻室 10b 渦巻室 11 隔壁 12 ケーシング 14 駆動軸 16a 吸込口 17 中継吐出口 18a 吐出口 18b 吐出口 22 間隔ケーシング 23 ケーシング 24 吸込口 25 連絡吐出口 30b 吐出口 31a 吸込口 31b 吸込口 32 間隔ケーシング 33a ケーシング 33b ケーシング 34a 渦巻室 34b 渦巻室 35 案内羽根 36a 羽根車 36b 羽根車 37 延長管 38a ポンプ 38b ポンプ 39 ポンプ脚

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の一方の駆動側に、吸込口と吐出口
    と渦巻室と羽根車とからなるそれぞれ独立した複数のタ
    ーボ形のポンプを結合し、前記ポンプを立軸に設置し、
    前記それぞれ独立した複数のターボ形のポンプをポンプ
    の取扱い液体中に浸漬するとともに電動機は気中に出
    し、前記それぞれの吸込口を羽根車の隣に開口して設け
    るとともにポンプの取扱い液体中に開口し、気中に出し
    た吐出継手の相互と、最も上部のポンプの吸込側カバー
    と、この吸込側カバーに設けられるそれぞれのポンプの
    吐出口と前記吐出継手を連通させる延長管とを一体にし
    てポンプ脚を形成することを特徴とした電動ハイブリッ
    ドポンプ。
  2. 【請求項2】電動機の一方の駆動側に、吸込口と吐出口
    と渦巻室と羽根車とからなるそれぞれ独立した複数のタ
    ーボ形のポンプを結合し、前記ポンプを立軸に設置し、
    前記それぞれ独立した複数のターボ形のポンプをポンプ
    の取扱い液体中に浸漬するとともに電動機は気中に出
    し、前記それぞれの吸込口を羽根車の隣に開口して設け
    るとともにポンプの取扱い液体中に開口し、最も直径の
    大きいポンプを最下部とし、上部のポンプのケーシング
    の側部に下部ポンプの渦巻室から気中に出した吐出継手
    に連通する中継吐出口を一体成形することを特徴とした
    電動ハイブリッドポンプ。
  3. 【請求項3】電動機の一方の駆動側に、吸込口と吐出口
    と渦巻室と羽根車とからなるそれぞれ独立した複数のタ
    ーボ形のポンプを結合し、前記ポンプを立軸に設置し、
    前記それぞれ独立した複数のターボ形のポンプをポンプ
    の取扱い液体中に浸漬するとともに電動機は気中に出
    し、前記それぞれの吸込口を羽根車の隣に開口して設け
    るとともにポンプの取扱い液体中に開口し、最も上部と
    最も下部の2台のポンプのそれぞれの吸込口を軸方向の
    内側に向けるようにし、最も上部のポンプの吸込カバー
    と駆動軸との隙間を小さくすることを特徴とした電動ハ
    イブリッドポンプ。
  4. 【請求項4】電動機の一方の駆動側に、吸込口と吐出口
    と渦巻室と羽根車とからなるそれぞれ独立した複数のタ
    ーボ形のポンプを結合し、前記ポンプを立軸に設置し、
    前記それぞれ独立した複数のターボ形のポンプをポンプ
    の取扱い液体中に浸漬するとともに電動機は気中に出
    し、前記それぞれの吸込口を羽根車の隣に開口して設け
    るとともにポンプの取扱い液体中に開口し、最も上部の
    ポンプを流量の少ないポンプとするとともに吸込口を上
    側に向けるようにすることを特徴とした電動ハイブリッ
    ドポンプ。
  5. 【請求項5】請求項4記載の電動ハイブリッドポンプに
    おいて、最も下部のポンプの吸込口を上側に向けるよう
    にすることを特徴とした電動ハイブリッドポンプ。
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