JP2990559B2 - 荷役装置における搬送車の停止位置決め装置 - Google Patents

荷役装置における搬送車の停止位置決め装置

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JP2990559B2
JP2990559B2 JP4327339A JP32733992A JP2990559B2 JP 2990559 B2 JP2990559 B2 JP 2990559B2 JP 4327339 A JP4327339 A JP 4327339A JP 32733992 A JP32733992 A JP 32733992A JP 2990559 B2 JP2990559 B2 JP 2990559B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷役装置に係り、詳し
くは、搬送車が具える駆動源、電源及び制御装置を用い
て、流動棚との間で荷役作業を行う移動枠を駆動させる
ことにより、システム構成を簡略化し、しかもサイクル
タイムを短縮し得る荷役装置における搬送車の停止位置
決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、先に特開平4−3334
04号公報に示すごとくシステムを提案している。この
システムは、図9乃至図13に例示するごとく、無人の
搬送車2と、流動棚3との間で入出庫を行う荷役装置C
を提案している。
【0003】この荷役装置Cにおいては、前記流動棚3
は倉庫内等に設置され、又搬送車2にはバッテリなどの
駆動源、制御装置を搭載すると共に、搬送車2はシステ
ムを管理する管理機Dの情報を通信装置Eを介して受信
する受信機6とを具える(図13参照)。
【0004】流動棚3には、その前後面がなす搬入口
I、搬出口Oを各々横行し荷物Wを所定高さの棚7に積
載する入庫機である移動枠4A、棚7から荷物Wを取り
出す出庫機である移動枠4Bが設けられ、搬送車2はこ
れらの移動枠4A、4Bを介して流動棚3に荷物Wを出
し入れする。
【0005】このとき、移動枠4A、4Bは、結合装置
1により搬送車2に結合されることによって移動枠4
A、4Bには、搬送車2から荷物昇降用の電力、所定の
制御情報が供給され、荷物Wの受け渡しを行う。なお移
動枠4A、4Bは、結合されることにより搬送車2の移
動によって流動棚3に沿い所定の位置に横行し、かつ荷
支持具9によって所定高さの棚7と荷物Wの受け渡しを
行う。
【0006】かかる提案によれば、従来の無人の荷役装
置が、荷を搬送する無人の搬送車、荷を移載するスタッ
カークレーンの各々に、移動のための電動機、電源、制
御装置などを設けていた場合に比して、移動枠を無人搬
送車により移動させ、制御するものであるため、システ
ム構成を簡易化でき、その汎用性を向上させることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記提案の
荷役装置においては、搬送車2が、地上に誘導線等を埋
設せず、自らの走行距離データから現在位置を演算し予
め定められた走行コースに基づき自動操舵制御し得るい
わゆる自律走行方式の場合には、流動棚3の一端部いず
れか一方に、搬送車の停止用に位置決め片として突出片
5が固定的な設備として設けられる。
【0008】即ち、図13に示すごとく、前記流動棚3
の最端部には、突出片5が固定されると共に、これと直
交する位置、より具体的には前記流動棚3の間口方向に
沿って、その下部に測距プレート8が固着されている。
【0009】然して、搬送車2には、図12に示すごと
く、前記突出片5及び測距プレート8との相対距離を検
知しうる測距装置30が車体周囲に複数個装着され、搬
送車2は、これらの検知量に基づき車体を正確に位置決
めし得るよう寸動動作を行い、停車したる後、前記移動
枠4A若しくは4Bと結合し、種々の荷役作業を行う。
【0010】しかしながら、流動棚3の間口寸法が大な
る場合、搬送車2の停止位置決めの基準となる突出片5
を当該流動棚3のいずれか一端部に設けるのは得策では
なく、流動棚3の略中間部で位置決め停止させ、前記移
動枠4A若しくは4Bと結合し各間口までの走行する方
が走行距離を短縮でき有利である。
【0011】一方、流動棚3の略中間部に、固定的な設
備として搬送車2の突出片を設けると、搬送車2が流動
棚3に沿って走行する際の障害となる不具合が生じる。
【0012】本発明は、かかる問題点に鑑み案出された
もので、その目的は、搬送車2の停止位置を当該流動棚
3の略中間部に設定することができ、搬送車2の走行距
離を短縮させて、荷役サイクルタイムの効率を向上させ
得る荷役装置における搬送車の停止位置決め装置を提供
することにある。
【0013】 本発明は、測距装置を有し荷を搬送する
搬送車と、荷を収納するための多段の棚を有しかつ荷搬
入口および荷搬出口を両側面に有する流動棚と、上記搬
送車と上記流動棚との間で荷の受渡しを行う移動枠とを
備え、上記流動棚における荷搬入口又は荷搬出口の前方
にガイドが配設されると共に、上記移動枠が該ガイドに
沿って移動可能に設けられ、かつ該移動枠に上下動可能
な荷支持具が設けられ、上記搬送車が上記移動枠と結合
して該移動枠を上記ガイドに沿って移動させつつ上記荷
支持具を上下動させることにより各棚と搬送車との間で
荷の受渡しを行う荷役装置において、上記ガイドには、
上記測距装置で検知されることにより搬送車の停止位置
決めを行う突出片を有する可動ポストが上記移動枠とは
別に移動自在に設けられ、上記ガイドの略中央位置に
は、該可動ポストと当接して可動ポストの一方向への移
動を禁止しかつ当接時に可動ポストを吸着して可動ポス
トの他方向への移動を禁止する可動ポスト停止手段が設
けられ、また、上記移動枠と可動ポストとには、互いに
当接吸着して移動枠と可動ポストとを一体移動させる可
動ポスト結合手段が設けられ、更に、上記可動ポスト停
止手段および可動ポスト結合手段における上記吸着の作
用を電気的に入切制御する制御装置が設けられ、該制御
装置は、上記搬送車と上記移動枠とが互いに結合した状
態で、上記可動ポスト停止手段の位置より上記一方向の
側で移動を行うときは上記可動ポスト結合手段における
吸着を解除し、上記可動ポスト停止手段の位置より上記
他方の側で移動を行うときは上記可動ポスト停止手段の
吸着を解除し可動ポスト結合手段の吸着を行うよう制御
することを特徴とする荷役装置における搬送車の停止位
置決め装置に係るものである。
【0014】
【作用】本発明に係る荷役装置における搬送車の停止位
置決め装置31は、前記流動棚3の間口に沿って移動可
能に設けられ、搬送車2が移動枠4A若しくは4Bと結
合した後は、搬送車2の進行方向により該移動枠4A若
しくは4Bと共に、或いは移動枠4A若しくは4Bと離
脱して位置させることができ、搬送車2の走行の障害と
なることはない。これにより、搬送車2の停止位置(以
下、原点という)を任意に設定でき、この原点を、流動
棚3の略中間部に設定することにより各間口までの走行
距離を短縮でき、荷役サイクルタイムを向上させ得る。
【0015】又、停止位置決め装置31は、流動棚3に
設けられた吸着片たる永久磁石により位置決め固定さ
れ、常に原点の位置にて搬送車2と結合する。
【0016】さらに、停止位置決め装置31は、前記流
動棚3に摺動自在に係留保持されているため、搬送車2
によって牽引される際、負荷とならず搬送車2が具える
バッテリの電力消費が増加することも防止し得る。
【0017】さらに又、停止位置決め装置31は、電力
を搬送車2から供給されるため、自らの電源を有さず、
装置自体の構造を簡素化、軽量化に寄与し得る。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例について、以下、本発明を
従来の荷役装置Cに採用した場合を例にとり、図面に基
づき説明する。
【0019】移動枠4A、4Bは、搬入口I側で上端を
前に向けた流動棚3の枠組上下の水平なガイド10、1
1を摺動自在に横行できる。尚、流動棚3には、搬入口
I側を上に傾くコロコンベヤを用いた棚7を備え、荷物
Wを滑動し得るとともに、係止片12の出没により移動
枠4Aから搬入された荷物Wを、移動枠4Bにより順次
自動的に搬出可能とする。
【0020】尚、移動枠4A、4Bは、基本的には同様
の構成であるため、移動枠4Aを以下、移動枠4として
説明する。
【0021】移動枠4は、流動棚3の上下に配されたガ
イド10、11を走行する縦長の機枠13と、該機枠1
3に沿って昇降可能に取り付けられた荷支持具9と、こ
の荷支持具9を案内しかつ振れを防ぐ図示しないレール
と、荷支持具9に螺合する縦のネジ軸14と、前記ネジ
軸14を回転するモータ15を有する駆動具17とを備
える。
【0022】尚、荷支持具9は、図9に示すごとく、二
つの間隙G、Gを有し、かつその上面には搬入口I、搬
出口Oの方向に荷物Wを転送し得るコロコンベヤ(図示
せず)を具え、水平状態において前記ネジ軸14の回転
によって荷物Wを昇降でき、シリンダ等のアクチュエー
タによって傾動され、棚7との間で荷物Wを受け渡しで
きる。
【0023】又機枠13には、さらに結合装置1の被吸
着具20を有する結合受電具21をアーム22を介して
設けている。
【0024】この結合受電具21は、その被吸着具20
が、搬送車2に設ける結合給電具23の吸着具25と結
合し、又この吸着具25は前記被吸着具20とともに結
合装置1を構成し、搬送車2から電力、制御信号の供給
を受ける。
【0025】尚、搬送車2は、自らの走行距離データか
ら現在位置を演算し予め定められた走行コースに基づき
自動操舵制御し得るいわゆる自律走行方式で、全ての車
輪26…にステアリングモータ(図示せず)が配されて
おり、各々360度連続回転が可能に構成された全方向
に移動しうる搬送車を用いている。
【0026】搬送車2の車体周囲には、図10、図11
に示すごとく、障害物検出用バンパ27…と、車体の各
面に2個づつ計8個設けられた非接触により障害物を検
知しうる非接触式の障害物検出装置29と、車体から基
準壁面との距離を測定するために、車体の各側面に2個
づつ計8個設けられた測距装置30と、車体上面に設け
られた昇降自在かつ上面をコンベヤ面としたフォーク3
1と、前記受信器6とを具える。
【0027】次に、前記移動枠4に設けられている結合
受電具21について説明する。図5乃至図7において、
前記機枠13から突出するアーム片22の先端部分に結
合受電具21を具える。該結合受電具21は、前記アー
ム片22にボルト固着された「L」型のサポート片60
と、該サポート片60の上面に固着される水平方向にス
ライド自在なリニアガイド61Aと、該リニアガイド6
1Aに、略「T」型の結合片62を介し、上下方向にス
ライド自在なリニアガイド機構61Bと、該リニアガイ
ド機構61Bの前面に固着される平板状からなる基板6
4と、該基板64の両端部に固着される集電子72、7
2及び略中間部に固着されるブラケット70と、該ブラ
ケット70の下面に固着される鉄等からなるアーマチュ
ア71とから構成され、該アーマチュア71の下面は、
歯溝85が形成され、同様に後述の吸着具25の上面8
8に形成された歯溝84と嵌合し得るように構成され
る。
【0028】尚、前記集電子72は正極、負極の2個設
けられ、構造上異なる点がないため、図5に於て一方の
みに番号を付してあり、以下の説明も一方の集電子につ
いてのみ行うこととするが、他方も同様に考えてよい。
【0029】65は樹脂等からなる支持片で、前記基板
64に固着された略「T」字型をなすと共に、前方に突
出する一辺に開口円部65Aが形成されている。
【0030】67は、断面を示す図6、図7から明らか
なように上端にフランジを形成したスリーブで、前記支
持片65の下面に位置すると共に、円筒部分にスプリン
グ68を弾性挿通し、常時集電子72を下方へ付勢した
状態に支承している。
【0031】又、集電子72の軸部にはネジ部が形成さ
れ、上端にはロックナット66が固定されている。した
がって、集電子72は、スプリングの作用により下方へ
押しやられるが、前記ロックナット66がスリーブ67
に係止するため、該状態以下には降下することができな
いように支承される。
【0032】集電子72の下端には銀や銅からなる平板
状の接触片69が溶着されており、該接触片69が搬送
車2に設けられた結合給電具23の電極83と接触して
電力の供給を受けるものである。これについては後述す
る。
【0033】50はストッパピンで、前記支持片65、
スリーブ67及び集電子72の接触片69を貫通し、接
触片69が不用意に回動することを防止している。尚、
ここでは図示していないが、前記ロックナット51から
はリード線がそれぞれ引き出され、図示しないコントロ
ーラを介して前記モータ15等に接続される。
【0034】図8には、図6におけるA−A視を示し、
前記サポート片60の上面に、突起60A、60Bが、
前記結合片62の背面にも突起62A、62Bがそれぞ
れ形成されており、これらの突起60A、62A間、及
び60B、62B間には、それぞれスプリング74、7
5が掛け渡されている。従って、前記基板64は、左右
方向の外力が加わると、前記スプリング74、75を抗
じながらスライドすることとなり、外力から解放される
と中立状態を維持することとなる。同様に、図5に示す
ごとく、前記基板64を上下方向にバランスさせるスプ
リング73が、結合片62の前面と、基板64の背面と
を弾性的に支承している。
【0035】前記集電子72への電力の供給は、搬送車
2に設けられた結合給電具23の電極83と前記接触片
69とを接触させることによって行なわれる。結合給電
具23は、図10、図11に示すごとく、搬送車2の車
体前方側の中央部かつ上部に取り付けられているもので
あり、以下、詳細を図6及び図7に基づき説明する。
【0036】図6及び図7は、前記接触片69と、結合
給電具23の電極83が接触している状態の側面図、正
面図をそれぞれ示し、結合給電具23は、上面88に歯
溝84を形成した吸着具25と、搬送車2の車体に取り
付くブラケット82と、該ブラケット82に固定される
と共に、上面部分に開口部を形成したブラケット81
と、該ブラケット81の垂直辺に固着され、かつ下方部
分に開口部を形成した支承片79と、該支承片79及び
前記ブラケット81にて支承される電極83とから構成
される。
【0037】前記電極83も、前記集電子72に対応す
る位置に、左右2個設けられるものである。
【0038】電極83は、その中間部分にフランジ83
Aが形成されており、該フランジ83A及び前記支承片
79との間にスプリング78を挿通して上向きに付勢さ
れながら弾性的に支持されている。又、電極83の下部
には集電子72と同様にロックナット80が固定され、
該ロックナット80が支承片79に係止することにより
上方への動きが規制される。
【0039】尚、ここでは図示していないが、前記電極
83は、搬送車2の車体内部に搭載されているバッテリ
Bと接続されている。又、76はゴムプレートであり、
短絡を防止すると共に電極83と接触片69とが接触し
た際の衝撃を緩和する。
【0040】然して、前記電極59と、接触片69との
接触は、結合給電具23の吸着具25を励磁することに
より行いうる。すなわち、本例では、吸着具としてソレ
ノイドを用いており、搬送車2を、前記結合受電具21
に前記結合給電具23が対向するように位置決め停止さ
せ、前記吸着具25を励磁すれば、結合受電具21のア
ーマチュア71が前記吸着具25に吸引されることによ
り行いうる。
【0041】前記移動枠4と搬送車2の制御装置間で通
信を行う手段として本例では、所定の電気信号を光信号
(赤外線等)に変換し、非接触にて通信を行い得る光電
送装置OP1、OP2を示し、搬送車2側に設けられた
光電送装置OP1と結合受電具21側の光電送装置OP
2間で、通信半二重若しくは全二重にて通信が可能であ
る。
【0042】又、結合給電具23と結合受電具21とが
結合した状態において、光電送装置OP1、OP2がそ
れぞれ対面する如く構成され、該結合状態において通信
が可能となる。
【0043】次に、本発明に係る搬送車の停止位置決め
装置31は、図1及び図13に例示するごとく、前記流
動棚3の荷搬出口若しくは荷搬入口の間口方向に沿う長
さの略中間部に位置する。
【0044】停止位置決め装置31は、流動棚3の上端
部のフレーム枠41にブラケット40を介して固着され
た永久磁石39と、該永久磁石39に結合離脱可能なソ
レノイド34と、該ソレノイド34を固定支持するアー
ム35と、流動棚の上下のガイド10、11に架け渡し
た可動ポスト33と、該可動ポスト33から水平方向に
突出した突出片32と、前記ソレノイド34に供給する
電力を前記移動枠4から受け取る手段としての受電ユニ
ット37と、前記アーム35に固着された永久磁石38
とを備える。
【0045】前記可動ポスト33の下端部には、前記流
動棚3側に延設されたブラケット51を介してローラ4
9が回動自在に装着され、流動棚3の前面下部に固着さ
れたガイド11内を転動できるよう構成される。
【0046】又、可動ポスト33の上端部にはガイド部
材36が固着され、流動棚3の前面上部に固着されたガ
イド10に沿って滑らかに摺動し得るごとく装着され
る。これにより、可動ポスト33は、流動棚3の前面を
滑らかに移動でき、かつ垂直状態を保ち得る。
【0047】前記フレーム枠41の上面には、略「L」
型をなすブラケット40を介して永久磁石39が固着さ
れている。
【0048】前記ガイド部材36の上面には、取付ブロ
ック52、アーム35を介してソレノイド34が前記フ
レーム枠41の上面に到達し得る状態で固定される。ソ
レノイド34は、内部に鉄芯を具えかつその周囲にコイ
ルを巻装(共に図示せず)した周知のものであり、コイ
ルへの非通電時においては、前記永久磁石39に吸着で
き、又、コイルに通電することにより前記永久磁石39
から反発するように磁化させることができる。
【0049】前記アーム35には、永久磁石38が固着
されるとともに、該永久磁石38には、これと吸着結合
し得るべく前記移動枠側にソレノイド43が設けられ
る。尚、ソレノイド43は前述同様コイルへの非通電時
において永久磁石38と吸着でき、コイルへの通電によ
り、前記永久磁石38から反発するように磁化させるこ
とができる。
【0050】前記可動ポスト33の側面部には受電ユニ
ット37が装着されるとともに、移動枠4の上部部材5
3の側面部には、これと対応した位置に給電ユニット4
8が装着されている。
【0051】受電ユニット37には、搬送車2のバッテ
リBから移動枠4を経て給電ユニット48から前記ソレ
ノイド34のコイルを励磁するための電力が供給され
る。
【0052】又、本例では前記移動枠4の上部部材53
上面にホトセンサ45を固着するとともに、フレーム枠
41の上面には、前記ホトセンサ45の発する赤外光を
反射し得る反射部材42が固着されている。
【0053】ホトセンサ45は、赤外光を発し、反射光
を受光する事で被反射物の存在を検知できるものを例示
するが、これ以外にも、リミットスイッチ等も用い得る
ことはいうまでもない。
【0054】尚、これらの位置関係は、図3に略示する
ごとく、先ず、ソレノイド34が永久磁石39に吸着さ
れている状態において、停止位置決め装置31の永久磁
石38に移動枠4側のソレノイド43が吸着すると、前
記ホトセンサ45の赤外線は、反射部材42に反射して
受光できるように設定されている。
【0055】以上のように構成された、荷役装置の電気
的なブロック図を図4に示す。搬送車2のバッテリB
は、結合装置1により移載機4に設置されているシーケ
ンサ等のコントローラSに供給される。又、搬送車2か
らは、所定の制御信号が光伝送装置OP1、OP2を介
して前記コントローラへ送信される。
【0056】電源及び制御信号の供給を受けたコントロ
ーラSは、前記荷支持具9を昇降動させうるモータ15
を駆動する一方、ホトセンサ45の検知信号を入力信号
とし、上述のソレノイド43への通電制御が行われる。
【0057】又、移動枠4から給電ユニット48、受電
ユニット37を介して停止位置決め装置31のソレノイ
ド34に電力が供給されると共に、コントローラSは、
該ソレノイド34の通電制御を行う。
【0058】然して、以上のように構成された本発明の
作用について説明する。まず、初期状態として停止位置
決め装置31は、流動棚3の略中間部に固着された永久
磁石39にソレノイド34を吸着されて静止し、かつ移
動枠側のソレノイド43は、停止位置決め装置31の永
久磁石38に吸着された状態とする。従って、移動枠4
と停止位置決め装置31の受電ユニット37及び給電ユ
ニット48とは結合状態にある。
【0059】ここで、搬送車2は、停止位置決め装置3
1の突出片32と、流動棚の下面でかつ間口全域に固着
されている前述の測距プレート8を利用して、精密に位
置決めし、しかるのち結合装置1によって移動枠4と結
合する。
【0060】この際、搬送車2の進行方向が、図1のX
方向であれば、移動枠4を停止位置決め装置31から離
脱し得るようソレノイド43を励磁し、移動枠4のみを
流動棚3に沿って牽引する。又、牽引が開始され、ホト
センサ45が反射部材42を検知しなくなると、ソレノ
イド43の通電を遮断する。
【0061】また、搬送車2及び移動枠4が所定の荷役
作業を完了した後は、移動枠4と結合した状態で再び停
止位置決め装置31に向かって走行し、ホトセンサ45
が反射片42を検知した状態で停止する。この際、ソレ
ノイド43への通電を断っておけば、ソレノイド43
は、停止位置決め装置31の永久磁石38に吸着され、
原点位置が確保される。
【0062】次に、搬送車2が、図1の矢印Y方向に走
行する場合には、上述同様、搬送車2と、移動枠が結合
したる後、搬送車2から給電ユニット48及び受電ユニ
ット37を介してソレノイド34へ電力が供給され、永
久磁石39から停止位置決め装置31を離脱させる方向
に励磁する。
【0063】しかる後、搬送車2を矢印Y方向に走行さ
せれば、移動枠4、停止位置決め装置31及び搬送車2
が一体となって流動棚3の間口を走行できる。又、ホト
センサ45が反射部材42を検知しなくなると、ソレノ
イド34への通電を遮断しておく。
【0064】又、所定の間口まで走行し、所定の荷役作
業を完了し終えた後は、再び原点位置まで戻り、ホトセ
ンサ45が反射片42を検知した位置で停車する。この
際、ソレノイド34へは通電せず、前記ホトセンサ45
が反射片42を検知した位置では、ソレノイド34が永
久磁石39に吸着され、原点位置が確保される。又、移
動枠のソレノイド43も永久磁石38に吸着され、移動
枠の停止位置が常に原点位置に保たれる。
【0065】以上詳述したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々変形し得るものである。
【0066】
【発明の効果】 従って本発明は、搬送車の停止位置決
めを行うための突出片を可動ポストに設けたので、該搬
送車又は移動枠の移動の際にこれが障害となることがな
い。
【0067】 流動棚の間口が大なる場合でも、移動
枠の原点を流動棚の略中間位置に設定することにより、
搬送車の走行距離を短縮でき、サイクルタイムの効率向
上を図り得る。
【0068】 従って本発明によれば、簡易な構造に
より、流動棚と搬送車とを用いた荷役装置の有効な活用
が図れて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体概略を示す斜視図である。
【図2】本発明の正面図である。
【図3】本発明の平面図である。
【図4】本発明のブロック図である。
【図5】結合受電具を表す斜視図である。
【図6】結合受電具及び結合給電具の結合状態を示す側
面図(一部断面図)である。
【図7】結合受電具及び結合給電具の結合状態を示す正
面図(一部断面図)である。
【図8】図6におけるA−A視である。
【図9】荷役装置の側面図である。
【図10】搬送車の側面図である。
【図11】搬送車の正面図である。
【図12】搬送車の停止状態を示す平面図である。
【図13】荷役装置の斜視図である。
【符号の説明】
2 搬送車 3 流動棚 4 移動枠 7 棚 9 荷支持具 10 ガイド 30 測距装置 31 停止位置決め装置 32 突出片 33 可動ポスト 34 ソレノイド(一方の可動ポスト停止手段) 38 磁石(一方の可動ポスト結合手段) 39 磁石(他方の可動ポスト停止手段) 43 ソレノイド(他方の可動ポスト結合手段) I 荷搬入口 O 荷搬出口 S コントローラ(制御装置) W 荷

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距装置を有し荷を搬送する搬送車と、
    荷を収納するための多段の棚を有しかつ荷搬入口および
    荷搬出口を両側面に有する流動棚と、上記搬送車と上記
    流動棚との間で荷の受渡しを行う移動枠とを備え、上記
    流動棚における荷搬入口又は荷搬出口の前方にガイドが
    配設されると共に、上記移動枠が該ガイドに沿って移動
    可能に設けられ、かつ該移動枠に上下動可能な荷支持具
    が設けられ、上記搬送車が上記移動枠と結合して該移動
    枠を上記ガイドに沿って移動させつつ上記荷支持具を上
    下動させることにより各棚と搬送車との間で荷の受渡し
    を行う荷役装置において、上記ガイドには、上記測距装
    置で検知されることにより搬送車の停止位置決めを行う
    突出片を有する可動ポストが上記移動枠とは別に移動自
    在に設けられ、上記ガイドの略中央位置には、該可動ポ
    ストと当接して可動ポストの一方向への移動を禁止しか
    つ当接時に可動ポストを吸着して可動ポストの他方向へ
    の移動を禁止する可動ポスト停止手段が設けられ、ま
    た、上記移動枠と可動ポストとには、互いに当接吸着し
    て移動枠と可動ポストとを一体移動させる可動ポスト結
    合手段が設けられ、更に、上記可動ポスト停止手段およ
    び可動ポスト結合手段における上記吸着の作用を電気的
    に入切制御する制御装置が設けられ、該制御装置は、上
    記搬送車と上記移動枠とが互いに結合した状態で、上記
    可動ポスト停止手段の位置より上記一方向の側で移動を
    行うときは上記可動ポスト結合手段における吸着を解除
    し、上記可動ポスト停止手段の位置より上記他方の側で
    移動を行うときは上記可動ポスト停止手段の吸着を解除
    し可動ポスト結合手段の吸着を行うよう制御することを
    特徴とする荷役装置における搬送車の停止位置決め装
    置。
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