JP2990324B2 - 椅 子 - Google Patents
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Classifications
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- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
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Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
人でも比較的長い時間すわっていることができる椅子に
関する。
該脚の上部に回転自在に支持される座部と、座部の後端
から上方へ設けられる背もたれ部とからなり、座部と背
もたれ部によって構成される座席は、限定されない角度
にわたって回転可能とされている。そして、使用者が、
その椅子に着席した場合には、楽に回転することができ
る(ドイツ特許第56274号)。
の身体の平衡を失わせるように偏向回転作動する座席を
備えたものも知られている(英国特許第2133995
号)。
では、着席と背中の痛みとの間には、関連があることが
示されている。
70%〜80%の人が経験する慢性的な軽症である。
に関して、大きく分けて2つの方向で研究が進められて
いる。
を軽減ないし除去する体の曲げ姿勢が、椎骨の背部と椎
間板におけるストレスを減少させるとされている。これ
らの曲げ姿勢は、椎間板の働きを促進させて、退化的な
変性過程を遅らせ、その結果として、背中の低部痛を軽
減させる。また、集団研究において、腰椎椎間板の退化
的変性は、腰椎を平らにする姿勢で、通常、着座するか
あるいは、あぐらを組んでいる人々の間では、まれであ
ることが示されている。
維持することによって、椎間板の圧迫および背中の脊柱
両側の筋肉の筋電性活動が減少されることが報告されて
いる。これらの研究者は、最も好ましい着席姿勢とは、
椎間板の圧迫および背中の筋肉における筋肉活動が最も
少ない姿勢であると述べている。
について、あらゆる応対処置が椅子に対する背中低部の
位置に基づくことは、周知である。しかしながら、上記
応対処置は、多数の研究および議論において、専ら患者
の身体の筋肉活動と椎間板の圧迫に対して取られてお
り、椅子に対してほとんど取られていないのが実情であ
る。
大抵、刺激的なものであり、かつ非常に苦痛をつのらせ
るものであることは明白である。また、長時間の着席が
背中の低部痛の高い危険要因となることが医学的に容認
されている。
は、患者の61%が、腰椎の前湾状態を維持するため
に、腰部支持部の付いた背もたれが直立する椅子を好ん
だ。またこれに反して、患者の26%は、腰椎の後湾状
態を維持するために、背もたれが直立する椅子を好まな
かった。この他、23%の患者は、どちらとも主張しな
かった。しかしながら、いずれにしても、ほとんどすべ
ての患者が、歩行あるいは動き回ることよりも、長時間
着席することに依然として苦痛を持っている。
るように、同じ姿勢で長時間着席することは、避けねば
ならないことは明白である。
もたらし、同じ姿勢は背中の低部構造の退化的変性の原
因となる。脊椎の髄性神経細胞群の促進作用の過程は、
身体の日常活動に伴う椎間板の律動的圧縮によって助長
されねばならない。活動的な動きは、上記過程におい
て、役立つものである。
静止状態が、有害であることがわかる。
うち、座部全体が回転する一般的な椅子は、使用者の着
席姿勢における静止状態の解消に十分ではない。また、
後者の背中の運動装置は、通常の椅子として使用するこ
とはできない。また、この装置では、座部が複雑に回転
および傾斜するため、使用者の着席姿勢における静止状
態は解消されるが、使用者が直立姿勢を維持しようとす
るために、上記座部の複雑な動きに対応して連続的に姿
勢を変えることを余儀無くされることから、背中底部の
筋肉および椎間板に過度の負担をかける危険性がある。
すなわち、この装置によれば、使用者は過度の運動を強
要されることとなる。
痛を持つ患者が着席姿勢において、背中の底部に適度の
運動が得られる椅子を提供することにある。
本の脚によって支えられる座部および座部の後端から上
方へ伸びる背もたれ部を備えた椅子において、座部の上
方に垂直な軸を介して座板が回転可能に設けられ、かつ
座板は駆動手段によって背もたれ部に対して、その中央
位置から左右に最大10°の範囲で往復回動され得るも
のである。
に過度の負担をかける虞れがあるため、最大10°とす
るが、通常、1〜3°の範囲が好適である。また、駆動
手段は座板の回動角度を調整することもでき、さらに座
板を間欠的に回動させることもある。
置されるモータと、モータによって回転される円盤と、
一端が円盤の偏心位置に接続されると共に他端が座板の
偏心位置下面に接続される連結棒から構成されるものが
挙げられる。
関係において、駆動手段によって座板のみが回動し、背
もたれ部は固定されているため、使用者の臀部だけが動
き、使用者の背中は動いていない状態となるため、背中
底部(腰)に運動が与えられることとなる。そして、こ
の運動は、本発明の椅子における駆動手段を介して座板
が、背もたれ部(4) に対して、その中央位置から左右に
最大10°という狭い範囲で往復回動させられることに
より、使用者の背中底部に小刻みな往復回動運動として
与えられるものであり、この動きは、椎間板により良い
方向への働 きを促進させる。すなわち、使用者の背中底
部におけるこの適度の活動的な動きにより、椎間板の海
綿状態が維持されて、該椎間板が正常な位置に確保され
るため、脊椎の髄性神経細胞群に対する圧迫を回避する
ことができ、また年配者における椎間板の水分減少に伴
う自然的な乾燥を遅らせることもできる。
は、椎間板疾患あるいは上記椎間板の自然的な乾燥に起
因する退化性変性の年配患者にとっても安全であり、制
限されるべきものでない。上記本発明の椅子による背中
底部への最大10°という狭い範囲での小刻みな往復回
動運動においては、通常、患者にとって有害とされる前
方および側方への曲げはないため、使用者の着席時にお
いて、本発明の椅子による適度の回動運動は、常に使用
者の背中底部における椎間板の機能を向上させる刺激だ
けを与えることになる。
実施例にしたがって詳述する。
れる座部(3) および座部(3) の後端から上方へ伸びる背
もたれ部(4) を有し、座部(3) の上方には垂直な軸(5)
を介して座板(6) が回転可能に設けられ、かつ座板(6)
は後述する駆動手段によって背もたれ部(4) に対して、
その中央位置から左右に最大10°の範囲で往復回動さ
れる。
材(7) を介して座部(3) に固定されている。座板(6) の
後端は、U字状の連結部材(7) の内方に収容され、背も
たれ部(4) の下端付近まで設けられている。この構成に
より、使用者の臀部が座板(6) 後端と背もたれ部(4) 下
端間に挟まれるのが防止される。
配置されるモータ(8) と、モータ(8) の駆動軸先端に取
付けられ、該モータ(8) によって回転される円盤(9)
と、一端が円盤(9) の偏心位置に接続されると共に他端
が座板(6) の偏心位置下面に接続される連結棒(10)を備
えている。連結棒(10)の両端は、それぞれ円盤(9) およ
び座板(6) に対して回転自在に接続されている。
(8) を駆動させれば、連結棒(10)がクランク軸の働きを
し、座板(6) が中心軸(5) を中心として所定角度だけ回
動されるものである。
て、連結棒(10)と座板(6) との接続箇所と連結棒(10)と
円盤(9) との接続箇所の一方、または両方を変更するこ
とにより行う。本実施例では回動範囲を1〜3°に設定
する。
続駆動させるか、適切な切替え機構によって間欠的に駆
動させるものである。また、モータ自体をステッピング
方式とすることもある。
式据え付けシリンダのような他の駆動手段を使用しても
良い。
つまたは複数の脚によって支えられる椅子について、説
明がなされている。例えば、自動車の座席または車椅子
に用いられるもののように、骨組部分によって支持され
る椅子を含むものである。
て、背中底部に最大10°という狭い角度範囲での適度
な往復回動運動がもたらされ、長時間の着席において、
背中底部にかかる負担が大幅に軽減される。そのため、
特に腰痛患者でも、着席に苦痛を伴うことが少なく、ま
た一般の使用者でも腰痛の予防に有効である。
ある。
例示する概略平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも1本の脚(2) によって支えら
れる座部(3) および座部(3) の後端から上方へ伸びる背
もたれ部(4) を備えた椅子において、座部(3) の上方に
垂直な軸(5) を介して座板(6) が回転可能に設けられ、
かつ座板(6)は駆動手段によって背もたれ部(4) に対し
て、その中央位置から左右に最大10°の範囲で往復回
動され得る椅子。 - 【請求項2】 座板が1〜3°の範囲で回動される請求
項1記載の椅子。 - 【請求項3】 駆動手段がその回動角度を調整し得る請
求項1または2記載の椅子。 - 【請求項4】 駆動手段が座板を間欠的に回動させる請
求項1から3までのいずれか一項記載の椅子。
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