JP2989971B2 - リンク方法 - Google Patents

リンク方法

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JP2989971B2
JP2989971B2 JP4276859A JP27685992A JP2989971B2 JP 2989971 B2 JP2989971 B2 JP 2989971B2 JP 4276859 A JP4276859 A JP 4276859A JP 27685992 A JP27685992 A JP 27685992A JP 2989971 B2 JP2989971 B2 JP 2989971B2
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秀彦 ▲高▼木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリンク方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリンク方法における処理手順例に
ついて、図5に示されるフローチャートを参照して説明
する。
【0003】図5において、先ず、ステップ501にお
いて、指定された全てのオブジェクト51および52を
入力しながら、シンボル・テーブル53内に原始プログ
ラム内で定義されている相互参照用のシンボル名とその
実際の位置情報を、個々のオブジェクトの配置情報と、
そのオブジェクト内の個々のシンボルの相対位置情報よ
り計算しながら登録を行う。ここで、シンボル・テーブ
ル53とは、シンボル名と、そのシンボル名の実際の位
置情報を対にして保有する表のことであり、以後の再配
置を制御するために必要なものである。
【0004】次に、ステップ502において、読込まれ
たオブジェクトの機械語部分の中において、シンボルを
参照している機械語部分を、完成されたシンボル・テー
ブル53を参照しながら修正して完全な機械語を生成す
る。そして、最後に、ステップ503において、完成さ
れた機械語を実行可能プログラム54として出力すると
ともに、最終配置結果を設計者に伝達するために、当該
配置結果の情報としてシンボル・テーブルをマップ・リ
スト55として出力する。
【0005】しかしながら、本発明の対象プログラム
あるリンカおよび一般の言語処理プログラムの場合に
は、前述したシンボル・テーブルのように、出来得る限
り大量に確保した方が有利な1変数域を有するという特
徴がある。一般に、データを大量に入力して、その相互
関係を処理するプログラムの場合には、このような傾向
がある。
【0006】上述のようなプログラムを開発する場合に
は、従来のリンカを使用するプログラム開発環境におい
ては、最初に前記の1変数域を仮の量で確保して1度プ
ログラムを作成し、前記マップ・リスト55より確保で
きるメモリ容量を逆算して、その値で最初の原始プログ
ラムを修正し、最終の機械語を生成する必要がある。
【0007】図6に示されるのは、このプログラム開発
手順の流れを示す図であり、残りデータ領域を割当てる
配列以外の変数の定義を行った原始プログラム61およ
び62を、機械語翻訳プログラムによる処理63を介し
て翻訳してオブジェクト64を得る。次いで、リンカ
よる処理65にオブジェクト64を入力して、実行可能
プログラム66とマップ・リスト67を作成する。この
マップ・リスト67からプログラムが参照を許される残
りの領域を調べて、このうち連続している最大領域の大
きさを手計算により求める。次に、処理ステップ601
において、原始プログラム61および62において求め
た最大領域の大きさの配列を定義して、機械語翻訳プロ
グラムによる処理63に再入力することにより、データ
領域を最大限に利用するのが一般である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のリン
方法においては、データ領域を最大限に使用するため
に、必要最小限のデータの定義後において、残りデータ
領域を1配列として使用しようとする場合に、機械語翻
訳プログラム自身が使用するデータ領域と自分自身で定
義したデータ領域から、残りデータ領域を手計算により
求めなければならない。
【0009】特に、機械語翻訳プログラム自身が使用す
るデータ領域は、1度リンカを起動してリンカによる処
理で出力するマップ・リストにより算出しなければなら
ず、従って、残りデータ領域を算出するためには、多大
な手間を要するという欠点がある。しかも算出した数字
に誤謬があった場合には、リンカによる処理でのエラー
を確認後に、再度計算をやり直さなければならないとい
う欠点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のリンク方法は、
指定された全てのオブジェクトを入力しながら、所定の
シンボル・テーブル内に、原始プログラム内で定義され
た相互参照用のシンボル名とその実際の位置情報を、個
々のオブジェクトの配置情報と、そのオブジェクト内の
個々のシンボルの相対位置情報より計算しながら登録を
行う第1の処理ステップと、前記第1の処理ステップに
おいて読込まれたオブジェクトの機械語部分の中で、シ
ンボルを参照している機械語部分を、完成されたシンボ
ル・テーブルを参照しながら修正して完全な機械語を生
成する第2の処理ステップと、データ領域中の連続した
最大未使用領域の先頭番地を示す予約語変数1と、当該
データ領域の大きさを示す予約語変数2が参照されてい
るか否かを判定する第3の処理ステップと、前記予約語
変数1および2が参照されている場合に、当該予約語変
数1および2に対応する番地を、前記シンボル・テーブ
ルを参照して解決する第4の処理ステップと、前記第4
の処理ステップによる番地の解決後、または前記第3の
処理ステップにおいて、前記予約語変数1および2が参
照されていない場合に、完成された機械語を実行可能プ
ログラムとして出力するとともに、配置結果の情報とし
て、前記シンボル・テーブルをマップ・リストとして出
力する第5の処理ステップと、を有することを特徴とし
ている。
【0011】なお、前記第4の処理ステップにおける処
理手順としては、未使用データ領域における連続した最
大領域の「大きさ」および「先頭番地」をそれぞれX1
およびP1に設定し、未使用データ領域における連続し
た2番目に大きい領域の「大きさ」および「先頭番地」
をそれぞれX2およびP2に設定する第6の処理ステッ
プと、予約語変数2の「大きさ」と前記X2の「大き
さ」とを比較判定する第7の処理ステップと、前記第7
の処理ステップにおいて、X2の「大きさ」が予約語変
数2の「大きさ」以上である場合に、予約語変数2の番
地として前記P2を設定する第8の処理ステップと、前
記第7の処理ステップにおいて、X2の「大きさ」が予
約語変数2の「大きさ」より小さい場合に、予約語変数
2の「大きさ」と前記X1の「大きさ」とを比較判定す
る第9の処理ステップと、前記第9の処理ステップにお
いて、X1の「大きさ」が予約語変数2の「大きさ」以
上である場合に、予約語変数2の番地として前記P1を
設定するとともに、前記P1には予約語変数2の「大き
さ」を加算して、X1からは予約語変数2の「大きさ」
を減算する第10の処理ステップと、前記第8の処理ス
テップならびに前記第10の処理ステップにフォロウし
て、X1の「大きさ」と予約語変数1の1配列当りの
「大きさ」とを比較判定する第11の処理ステップと、
前記第11の処理ステップにおいて、X1の「大きさ」
が予約語変数1の1配列当りの「大きさ」以上である場
合に、予約語変数2の番地としてP1を設定する第12
の処理ステップと、前記第11の処理ステップにおい
て、X1の「大きさ」が予約語変数1の1配列当りの
「大きさ」より小さい場合、ならびに前記第9の処理ス
テップにおいて、X1の「大きさ」が予約語変数2の
「大きさ」より小さい場合に、空きデータ領域不足のエ
ラー・メッセージを出力して処理を終了する第13の処
理ステップと、前記第12の処理ステップにフォロウし
て、予約語変数2の初期値としてX1の予約語変数1の
1配列当りの「大きさ」で除した値を設定して処理を終
了する第14の処理ステップとを有してもよい。
【0012】更にまた、前記第4の処理ステップにおけ
る処理手順としては、未使用データ領域における連続し
た最大領域の「大きさ」および「先頭番地」をそれぞれ
X1およびP1に設定し、未使用データ領域に空き領域
がない場合には「0」を設定する第15の処理ステップ
と、予約語変数2の初期値の「大きさ」と前記X1の
「大きさ」とを比較判定する第16の処理ステップと、
前記第16の処理ステップにおいて、X1の「大きさ」
が予約語変数2の初期値の「大きさ」以上である場合
に、予約語変数1の番地として前記P1を設定する第1
7の処理ステップと、予約語変数2に格納されている値
をX1に書換えて処理を終了する第18の処理ステップ
と、前記第16の処理ステップにおいて、X1の「大き
さ」が予約語変数2の「大きさ」より小さい場合に、空
きデータ不足のエラー・メッセージを出力して処理を終
了する第19の処理ステップとを有するようにしてもよ
い。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0014】ステップ101の入力処理において、指定
された全てのオブジェクト11および12を入力しなが
ら、シンボル・テーブル13内に原始プログラム内で定
義された相互参照用のシンボル名とその実際の位置情報
を、個々のオブジェクトの配置情報と、そのオブジェク
ト内の個々のシンボルの相対位置情報より計算しながら
登録を行う。次に、ステップ102のシンボル配置処理
において、読込まれたオブジェクトの機械語部分の中に
おいて、シンボルを参照している機械語部分を、完成さ
れたシンボル・テーブル13を参照しながら修正して完
全な機械語を生成する。このステップ101および10
2に示される処理手順については、前述の従来例の場合
と同様である。
【0015】次いで、ステップ103の判断処理におい
て、データ領域中の連続した最大未使用領域の先頭番地
を示す予約語変数(以下、予約語変数1と云う)と、そ
の領域の大きさを示す予約語変数(以下、予約語変数2
と云う)が参照されているか否かが調べられる。ステッ
プ103において、予約語変数1および予約語変数2が
参照されている場合には、ステップ104の予約語変数
解決処理に進み、ステップ104において、当該予約語
変数1および2に対応する番地は、シンボル・テーブル
13を参照して解決処理される。このステップ104に
おける番地の解決後、またはステップ103の判断処理
において前記予約語変数1および予約語変数2が参照さ
れていない場合には、ステップ105の出力処理におい
て、完成された機械語を実行可能プログラム14として
出力するとともに、配置結果の情報として、シンボル・
テーブル13をマップ・リスト15として出力する。
【0016】図2は、本発明の第1の実施例のステップ
104の予約語変数解決処理における処理手順を示すフ
ローチャートである。先ず、ステップ201において、
未使用データ領域のうち、連続している最大領域の大き
さと先頭番地とを、それぞれX1とP1に設定し、また
2番目に大きい領域の大きさと先頭番地とを、それぞれ
X2とP2に設定する。この場合、空き領域がない場合
には0を設定する。次に、ステップ202の判断処理に
おいて、予約語変数2を格納する領域として、2番目に
大きいデータ領域の大きさで十分であるかどうか、X2
と予約語変数2の大きさが比較判定される。ステップ2
02において、X2の大きさが予約語変数2の大きさ以
上である場合には、ステップ203に進み、予約語変数
2を格納する領域として2番目に大きい空き領域を使用
するために、予約語変数2の番地としてP2を設定す
る。また、ステップ202において、X2の大きさが予
約語変数2の大きさよりも小さい場合には、最大空き領
域に格納することができるかどうかを調べるためにステ
ップ204に進み、X1の大きさと予約語変数2の大き
さが比較判定される。ステップ204において、X1の
大きさが予約語変数2の大きさ以上である場合には、ス
テップ205に進み、予約語変数2を格納する領域とし
て最大空き領域を使用するために、予約語変数2の番地
としてP1を設定し、更に最大空き領域を使用するため
の後処理として、P1に予約語変数2の大きさを加算
し、X1から予約語変数2の大きさを減算する。また、
ステップ204の判断処理において、X1の大きさが予
約語変数2の大きさよりも小さい場合には、ステップ2
09に進み、空きデータ領域不足のエラー・メッセージ
を出力して処理を終了する。
【0017】予約語変数2の番地設定が完了すると、次
に、ステップ206において、最大空き領域に少なくと
も配列が一つ格納することができるかどうか、即ちX1
と予約語変数1の1配列当りの大きさを比較する。この
ステップ206の判断処理において、X1の大きさが予
約語変数1の1配列当りの大きさ以上である場合には、
ステップ207に進み、最大空き領域に少なくとも配列
が一つ以上は格納することができるため、予約語変数2
の番地としてP1を設定する。続いて、ステップ208
において、予約語変数2の初期値として、X1を予約語
変数1の1配列当りの大きさで除した値を設定する。ま
た、ステップ206の判断処理において、X1の値の方
が小さい場合にはステップ209に進み、空きデータ領
域不足のエラー・メッセージを出力して処理を終了す
る。
【0018】次に、本発明の第2の実施例のステップ1
04の予約語変数解決処理における処理手順について説
明する。図3は、当該予約語変数解決処理における処理
手順を示すフローチャートである。図3において、先ず
ステップ301において、未使用データ領域の内、連続
している最大領域の大きさをX1に設定し、連続してい
る最大領域の先頭番地をP1に設定する。この場合、空
き領域がない場合には0を設定する。次に、ステップ3
02において、ユーザが必要最低限の領域を確保するこ
とができるかどうか、即ち、X1の値と予約語変数2の
初期値として与えられた値とを比較する。このステップ
302の判断処理において、X1の値の大きさが予約語
変数2の初期値として与えられた値以上である場合に
は、ステップ303に進み、予約語変数1の番地として
P1を設定する。続いて、ステップ204において、予
約語変数2に格納されている値をX1に置換える。ま
た、ステップ302の判断処理において、X1の値の方
が小さい場合には、ステップ305に進み、ステップ3
05にいて空きデータ領域不足のエラー・メッセージ
を出力して処理を終了する。
【0019】次に、最大64Kバイトのデータ領域を有
するコンピュータに配置されるリンカにおいて、必要最
小限のデータの定義後に、残りデータ領域を一つの配列
に割当てるという処理において、一般にC言語と呼ばれ
る原始プログラムで、予約語変数1と予約語変数2の変
数名を仮にkey1とkey2とした場合について、図
4に示される原始プログラムを例として翻訳する場合に
つき、上記の第2の実施例におけるステップ104の予
約語変数解決処理の内容を説明する。なお、この時のリ
ンカにおいて使用されるデータ領域を、0H番地から0
FFFH番地までの1000Hバイトのデータ領域を原
始プログラム中で定義された領域とし、F000H番地
からFFFFH番地までの1000Hバイトのデータ領
域をスタック領域とする。
【0020】図4における予約語変数2の定義401
と、予約語変数1の外部参照宣言402により、key
1とkey2とを宣言して、配列初期化処理403のよ
うに、key1とkey2の2個の要素からなる配列と
して参照する。このようにして作成された原始プログラ
ムを、図6に示される機械語翻訳プログラムによる処理
63により翻訳し、オブジェクト64を得て、リンカ
よる処理65に入力する。
【0021】前述のように、図1におけるステップ10
1の入力処理により指定された全てのオブジェクト11
および12を入力しながら、シンボル・テーブル13内
に原始プログラム内で定義された相互参照用のシンボル
名とその実際の位置情報とを、個々のオブジェクトの配
置情報と、そのオブジェクト内の個々のシンボルの相対
位置情報より計算しながら登録を行う。次に、ステップ
102のシンボル配置処理において、読込まれたオブジ
ェクトの機械語部分の中において、シンボルを参照して
いる機械語部分を、完成されたシンボル・テーブル13
を参照しながら修正して完全な機械語を生成する。次
に、図4の原始プログラムにおいて、key1が参照さ
れ、且つkey2が定義されていないか、図1のステッ
プ103の判断処理において調べる。図4の予約語変数
2の定義401と、予約語変数1の外部参照宣言402
により、key1が参照され、且つkey2が定義され
ているので、図1におけるステップ104の予約語変数
解決処理によって、その番地を解決する。
【0022】図3は、上述のように、第2の実施例にお
ける予約語変数解決処理の処理手順を示すフローチャー
トである。ステップ301により、未使用データ領域の
内、連続した最大領域の大きさと先頭番地をそれぞれX
1およびP1に設定する。本実施例の場合には、100
0H番地からEFFFH番地までのD000Hバイトが
連続した空き領域である。従って、X1にはD000H
が、P1には1000Hがそれぞれ設定される。ステッ
プ302においては、ユーザが必要とする最低限の領域
を確保することができるのか、即ち、X1と図4の予約
語変数2の定義401によって与えられたkey2の初
期値「100」を比較する。この場合にはX1の値の方
が大きいので、図3におけるステップ303に進み、予
約語変数1の番地としてP1、即ち1000Hを設定す
る。続いて、ステップ304においては、予約語変数1
に格納されている値をX1即ちD000Hに書換える。
そして最後に、図1のステップ105の出力処理におい
て、完成された機械語を実行可能プログラム14として
出力するとともに、配置情報として、シンボル・テーブ
ル13をマップ・リスト15として出力する。
【0023】なお、上記の説明においては、一例として
言語処理プログラムの内のC言語を使用するものとして
説明を行っているが、本発明は、このC言語による場合
に限定されるものではなく、他のアセンプリ言語および
FORTRAN言語等による場合においても同様の効果
が得られて、本発明の目的が達成されることは云うまで
もない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、機械語
翻訳プログラムが入力する原始プログラム内に、予め定
義されている二つの予約語変数を記述する処理手順と、
機械語の再配置後に、対象とするコンピュータシステム
においてプログラムが参照することを容認される残り領
域の先頭番地と当該領域の大きさとを、前記二つの予約
語変数の位置に挿入する処理手順を有することにより、
残りデータ領域の大きさを計算することなく、最大限の
データ領域を極めて容易に確保することができるという
効果がある。
【0025】また、機械語翻訳プログラム自身において
使用するデータ領域に関しては、1度リンカを起動し
て、リンカによる処理で出力するマップ・リストにより
算出しなければならないが、この残りデータ領域を算出
するために要する多大の手間を排除することができると
ともに、誤りがあった場合においても、リンク処理にお
けるエラーを確認後に、再度計算をやり直す手間を省く
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における処理手順を示すフローチャート
である。
【図2】本発明の第1の実施例における予約語変数解決
処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例における予約語変数解決
処理手順を示すフローチャートである。
【図4】原始プログラムの一例を示す図である。
【図5】従来例における処理手順を示すフローチャート
である。
【図6】プログラム開発手順を示す図である。
【符号の説明】
11、12、51、52、64 オブジェクト 13、53 シンボル・テーブル 14、54、66 実行可能プログラム 15、55、67 マップ・リスト 61、62 原始プログラム 63 機械語翻訳プログラムによる処理 65 リンカによる処理 101、501 入力処理 102、502 シンボル配置処理 103 予約語変数参照判定処理 104 予約語変数解決処理 105、503 出力処理 201、301 未使用データ領域検出処理 202、204 予約語変数2の格納領域判定処理 203、205 予約語変数2の格納領域設定処理 206、302 予約語変数1の格納領域判定処理 207、303 予約語変数2の番地設定処理 208、304 予約語変数2の初期値設定処理 209、305 エラー・メッセージ出力処理 401 予約語変数2の定義 402 予約語変数1の外部参照宣言 403 配列初期化処理 601 変数確保量の修正処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 9/06 - 9/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定された全てのオブジェクトを入力し
    ながら、所定のシンボル・テーブル内に、原始プログラ
    ム内で定義された相互参照用のシンボル名とその実際の
    位置情報を、個々のオブジェクトの配置情報と、そのオ
    ブジェクト内の個々のシンボルの相対位置情報より計算
    しながら登録を行う第1の処理ステップと、 前記第1の処理ステップにおいて読込まれたオブジェク
    トの機械語部分の中で、シンボルを参照している機械語
    部分を、完成されたシンボル・テーブルを参照しながら
    修正して完全な機械語を生成する第2の処理ステップ
    と、データ領域中の連続した最大未使用領域の先頭番地
    を示す予約語変数1と、当該データ領域の大きさを示す
    予約語変数2が参照されているか否かを判定する第3の
    処理ステップと、 前記予約語変数1および2が参照されている場合に、当
    該予約語変数1および2に対応する番地を、前記シンボ
    ル・テーブルを参照して解決する第4の処理ステップ
    と、 前記第4の処理ステップによる番地の解決後、または前
    記第3の処理ステップにおいて、前記予約語変数1およ
    び2が参照されていない場合に、完成された機械語を実
    行可能プログラムとして出力するとともに、配置結果の
    情報として、前記シンボル・テーブルをマップ・リスト
    として出力する第5の処理ステップと、 を有することを特徴とするリンク方法
  2. 【請求項2】 前記第4の処理ステップにおける処理手
    順として、 未使用データ領域における連続した最大領域の「大き
    さ」および「先頭番地」をそれぞれX1およびP1に設
    定し、未使用データ領域における連続した2番目に大き
    い領域の「大きさ」および「先頭番地」をそれぞれX2
    およびP2に設定する第6の処理ステップと、 予約語変数2の「大きさ」と前記X2の「大きさ」とを
    比較判定する第7の処理ステップと、 前記第7の処理ステップにおいて、X2の「大きさ」が
    予約語変数2の「大きさ」以上である場合に、予約語変
    数2の番地として前記P2を設定する第8の処理ステッ
    プと、 前記第7の処理ステップにおいて、X2の「大きさ」が
    予約語変数2の「大きさ」より小さい場合に、予約語変
    数2の「大きさ」と前記X1の「大きさ」とを比較判定
    する第9の処理ステップと、 前記第9の処理ステップにおいて、X1の「大きさ」が
    予約語変数2の「大きさ」以上である場合に、予約語変
    数2の番地として前記P1を設定するとともに、前記P
    1には予約語変数2の「大きさ」を加算して、X1から
    は予約語変数2の「大きさ」を減算する第10の処理ス
    テップと、 前記第8の処理ステップならびに前記第10の処理ステ
    ップにフォロウして、X1の「大きさ」と予約語変数1
    の1配列当りの「大きさ」とを比較判定する第11の処
    理ステップと、 前記第11の処理ステップにおいて、X1の「大きさ」
    が予約語変数1の1配列当りの「大きさ」以上である場
    合に、予約語変数2の番地としてP1を設定する第12
    の処理ステップと、 前記第11の処理ステップにおいて、X1の「大きさ」
    が予約語変数1の1配列当りの「大きさ」より小さい場
    合、ならびに前記第9の処理ステップにおいて、X1の
    「大きさ」が予約語変数2の「大きさ」より小さい場合
    に、空きデータ領域不足のエラー・メッセージを出力し
    て処理を終了する第13の処理ステップと、 前記第12の処理ステップにフォロウして、予約語変数
    2の初期値としてX1の予約語変数1の1配列当りの
    「大きさ」で除した値を設定して処理を終了する第14
    の処理ステップと、 を有することを特徴とする請求項1記載のリンク方法
  3. 【請求項3】 前記第4の処理ステップにおける処理手
    順として、 未使用データ領域における連続した最大領域の「大き
    さ」および「先頭番地」をそれぞれX1およびP1に設
    定し、未使用データ領域に空き領域がない場合には
    「0」を設定する第15の処理ステップと、 予約語変数2の初期値の「大きさ」と前記X1の「大き
    さ」とを比較判定する第16の処理ステップと、 前記第16の処理ステップにおいて、X1の「大きさ」
    が予約語変数2の初期値の「大きさ」以上である場合
    に、予約語変数1の番地として前記P1を設定する第1
    7の処理ステップと、 予約語変数2に格納されている値をX1に書換えて処理
    を終了する第18の処理ステップと、 前記第16の処理ステップにおいて、X1の「大きさ」
    が予約語変数2の「大きさ」より小さい場合に、空きデ
    ータ不足のエラー・メッセージを出力して処理を終了す
    る第19の処理ステップと、 を有することを特徴とする請求項1記載のリンク方法
JP4276859A 1991-10-25 1992-10-15 リンク方法 Expired - Fee Related JP2989971B2 (ja)

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