JP2989802B2 - 真空脱ガス装置における浸漬管の着脱装置 - Google Patents

真空脱ガス装置における浸漬管の着脱装置

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JP2989802B2 JP10145522A JP14552298A JP2989802B2 JP 2989802 B2 JP2989802 B2 JP 2989802B2 JP 10145522 A JP10145522 A JP 10145522A JP 14552298 A JP14552298 A JP 14552298A JP 2989802 B2 JP2989802 B2 JP 2989802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる吸上式の
真空脱ガス装置において真空槽の下部に浸漬管を接続し
分離するための着脱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸上式の真空脱ガス(もしくは真空精
錬)とは、取鍋に入った溶鋼等を真空槽内に吸い上げ、
真空雰囲気中におくことによってその精錬を行う方法で
ある。かかる精錬を行う真空脱ガス装置は、したがって
真空槽を有するとともに、溶鋼を吸い上げる手段として
真空槽の下部に浸漬管(もしくは吸上管)を有してい
る。真空脱ガス装置にも複数の型式があるが、2本の浸
漬管を同時に溶鋼中に漬けたうえ一方にアルゴンガスを
吹き込むこと等によって溶鋼を循環させる方式(RH
法)のものが一般的である。
【0003】浸漬管は、高温の溶鋼中に漬けられたうえ
内壁は通過する溶鋼によって摩耗を受け、外壁にはスラ
グが付着成長することから、適宜に交換する必要が生じ
る。そのため各浸漬管は、通常、接続・分離が可能なよ
うに一対のフランジを介して真空槽に取り付けられてい
る。ただし、操業効率上その交換は迅速に行われるのが
好ましいため、浸漬管が赤熱(高温)状態であっても容
易に交換できるよう、真空槽と浸漬管との間の接続につ
いてすでに種々の提案がなされている。
【0004】図7には、特開平8−246034号公報
に掲載された浸漬管の着脱装置2を示す。真空脱ガス装
置1における真空槽10の下部に各一対のフランジ11
・21を介して二つの浸漬管20(20A・20B)が
設けられているが、浸漬管20のそれぞれを容易に着脱
するために、この例では、フランジ11・21およびそ
の締付け具30に工夫を施すとともに特有の操作手段5
0を配置している。すなわち、当該一対のフランジ11
・21において、外周に開口し接合時に両フランジ間に
連続するように複数の溝状の切欠き12・22を形成し
ておき、その切欠き12・22内に、締結軸と締付け力
発生用のスプリングとを含む締付け具30を外周から装
着することによって両フランジ12・22を締結する。
締付け具30の装着および取り外しのためには、締付け
具30を保持するとともにそのスプリングを伸縮させて
締付け力を解除することのできる、一組のレバー付きの
操作手段50を合計6台配置している。たとえば締付け
具30を装着する際には、そのレバーにより締付け力を
解除した状態で、切欠き12・22に対し外周の開口か
ら締付け具30を入れ、そののちレバーを離すことによ
ってスプリングがもつ締付け力をフランジ11・21に
作用させるのである。操作手段50のそれぞれは、図7
(b)の昇降テーブル70上に同(a)のように放射状に
(つまり浸漬管20の中心軸を向いて)固定配置されて
おり、各組のレバーがその放射状の内外方向(つまり切
欠き12・22の内外に沿った方向)に往復移動するよ
うになっている。
【0005】締結軸を含む締付け具30をフランジ11
・21に装着等するのに、穴に差し通すのではなく外周
の開口部分から溝状の切欠き12・22内に入れるので
あって、ナットを逐一取り付け・取り外しする必要もな
いので、図7の着脱装置2によるとフランジ11・21
の接合を容易に行えて各浸漬管20を迅速に接続するこ
とができる。締付け具30をフランジ11・21から取
り外すのも同様に簡単なので、各浸漬管20を分離する
のも容易である。各浸漬管20の各対のフランジ11・
21に装着する締付け具30の数(これは上記切欠き1
2・22の数に合わせてある)と同数の操作手段50を
テーブル70上に配置して各締付け具30を同時に操作
できるようにしてあるので、浸漬管20の着脱はさらに
迅速に行える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した装置で
は、上記のとおり浸漬管20の着脱を迅速に行えるとは
いえ、操作手段50を多数(フランジ11・21の切欠
き12・22の数と同数だけ)必要とすることによる不
利な面も存在する。すなわち、操作手段50の数に対応
して着脱装置2の製造コストが高くなることはもちろ
ん、装置2が大掛かりで重くなるため、テーブル70を
昇降等させるための装置80を簡単には構成できず、取
り扱いも容易でなくなる。また、上記のようにすべての
操作手段50が固定配置されていると、フランジ11・
21中の切欠き12・22の数や配置(したがって締付
け具50の数や配置)が異なる他の浸漬管を同じ着脱装
置2によって着脱することは困難である。したがって、
工場内のすべての浸漬管について同一のフランジ11・
21が使用されている場合でを除いて、その工場内に複
数種類の着脱装置2を配置する必要が生じ、装置2に一
層の製造コストがかかることになる。
【0007】そのほか、操作手段50を図7(a)のよう
に放射状に配置する場合には、二つの浸漬管20(20
A・20B)が接近している部分において締付け具30
の配置間隔を広めにとらねばならないという条件が付随
する。二つの浸漬管20が接近している狭隘な部分で
は、一方の浸漬管20のフランジ11・21上の締付け
具30と他方の浸漬管20との間に十分な間隔をとって
おかなければ、操作のために当該締付け具30に操作手
段50が接近するとき、図のように放射状に延びた操作
手段50のレバーが他方の浸漬管20に当たり、必要な
動作ができないからである。締付け具30の配置間隔
(つまりフランジ11・21中の切欠き12・22の間
隔)を広くとった部分においては、浸漬管20が使用中
に受ける熱などによってフランジ11・21が変形しや
すくなり、接合面間のシール性が確保されにくくなる。
【0008】本出願の請求項の発明は、操作手段の数を
少なくすることにより設備コストを削減できるなどの利
点を有する、真空脱ガス装置における浸漬管の着脱装置
を提供しようというものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した真空
脱ガス装置における浸漬管の着脱装置は、つぎのような
特徴をもつものである。まず、図7に基づいて説明した
従来の装置と同様に、真空槽の下部に各一対のフランジ
を介して二つの浸漬管が設けられる真空脱ガス装置に対
し各浸漬管を着脱すべく、当該一対のフランジにおいて
外周に開口し接合時に両フランジ間に連続するように形
成された複数の溝状の切欠きに、締結軸と締付け力発生
用のスプリングとを含む締付け具を、当該締付け具を保
持するとともにそのスプリングによる締付け力を解除し
得る操作手段によって、フランジ外周(の開口)から装
着しまたは取り外す装置である。このような装置におい
てとくに上記の操作手段を、 a) 上記浸漬管のうち一方を選んでその下(浸漬管の
下、もしくは浸漬管の装着位置の下)まで移動し停止す
るテーブル上に設けたうえ、 b) そのテーブル上において上記の移動・停止により浸
漬管(またはその装着位置。以下も同様)を囲む位置に
くる一定の円形軌道に沿って走行し、かつ、フランジの
内外方向(半径方向またはそれと90°未満の角度をも
つ方向)に往復移動することにより上記の各切欠き内へ
順次に移動し得る−ように構成している。
【0010】請求項1のこの着脱装置は、一つの操作手
段に複数の締付け具を操作させることにより、各対のフ
ランジ上のすべての切欠きに対し締付け具を装着しまた
は取り外す。一方の浸漬管の下の適当な高さにまで上記
のテーブルを移動し停止させたのち、一つの操作手段
を、そのテーブル上で上記円形軌道に沿って走行させる
ことによりそのフランジ対の複数の切欠きの各外側にま
で順次に移動したうえ、フランジの内外方向に移動して
各切欠きの奥の方(フランジの内側寄り)へも進入・退
出させ得るからである。したがってこの請求項1の着脱
装置は、切欠き(およびそこに装着される締付け具)の
数よりも少ない数の操作手段を配置した小型の経済的な
装置であっても、浸漬管の着脱を行うことが可能であ
る。
【0011】一の浸漬管につき上記のようにすべての締
付け具の操作を行ってその着脱を終了したのち、この着
脱装置は、他の浸漬管の下へテーブルを移動し停止させ
たうえ、操作手段に上記と同様の操作を行わせることに
よってその浸漬管の着脱を行う。テーブル上で操作手段
の位置が固定されていないため、浸漬管におけるフラン
ジ中の切欠きの数や配置(したがって締付け具の数や配
置)が先のものと一致していない場合にも、上述した締
付け具の操作は円滑に行われる。
【0012】なお、この着脱装置では、テーブル上での
操作手段の移動経路が浸漬管を囲む円形軌道に沿うもの
であるため、操作手段の位置ぎめ、すなわち、締付け具
を装着する各切欠きの外側の好適な位置に操作手段を位
置づけることが容易である。テーブルの位置(高さを含
む)が適切に定められて円形軌道が浸漬管と同心に位置
させられた状態では、当該軌道上での停止位置のみを正
確に定めれば、各切欠きの外側の好適な位置において操
作手段を位置ぎめできることになり、半径方向の位置な
どをとくに定める必要がないからである。
【0013】この請求項1の着脱装置は、さらに、 x) 上記の個々の切欠きにおける内側の部分からフラン
ジ外周の開口へかけての向きを、各浸漬管(および各フ
ランジ)の半径方向(中心を通る放射状方向をいう。
「半径」といっても浸漬管等が円形であることを要しな
い)に対して90°未満の一定角度(図1中の角度θ。
ただし0°<θ<90°)だけ、両浸漬管の中心軸を含
む鉛直な(またはほぼ鉛直な)平面をはさんだそれぞれ
の側において、フランジ外周上でみて二つの浸漬管の間
の狭隘部分から遠ざかる方向へ傾け(狭隘部分から離れ
た箇所においても同じ方向へ同じ角度だけ傾ける)、 y) 上記の操作手段として、締付け具を保持しその締付
け力を解除するために設けたレバーを、上記鉛直平面を
はさむ各側において、前記切欠きの向きと常に一致(概
ねの一致で足りる)するよう上記軌道に対する角度を拘
束してそれぞれ1台ずつ(テーブル上に2台)設けた−
ことを特徴とする。
【0014】この着脱装置は、テーブル上に二台のみ備
える操作手段によって前記のように浸漬管の着脱を行う
ことができるほか、二つの浸漬管が接近する狭隘部分に
おいても、フランジ上に特に広めの間隔をとることなく
締付け具を配置することを可能にする。各浸漬管のフラ
ンジ中の個々の切欠きが、図7のように放射状(半径方
向)にではなく上記x)のとおり半径方向から一定角度だ
、フランジ外周上でみて上記狭隘部分から遠ざかる
向へ傾いた向きに形成されていて、操作手段のレバーの
向きもその切欠きの向きに一致するため(図1を参
照)、狭隘部分の奥の方(つまり二つの浸漬管にはさま
れた位置)にもその操作手段のレバーの先を進入させ得
るからである。もし浸漬管の半径方向に放射状に延びた
レバーがそのように奥の方にある締付け具を操作しよう
とすればレバーの一部が他方の浸漬管に当たってしまう
はずだが、上記のとおり傾いた向きに延びたレバーな
ら、そのようなことなく切欠きの外側に位置し、かつそ
の切欠き内に締付け具を装着(または取り外し)するこ
とができるのである。
【0015】そのほか、この着脱装置では、各締付け具
を操作させるために必要な操作手段の位置ぎめが容易で
あるという特徴もある。両浸漬管の中心軸を含む鉛直平
面をはさんだ各側において切欠きの角度(傾け方)を一
定にし、それら各側において操作手段の角度も、切欠き
の向きと常に一致するように拘束しているので、切欠き
の外方の適切な各位置に操作手段を移動するためには前
記の円形軌道上における停止位置のみを定めればよく、
半径方向(浸漬管における半径方向)の位置や姿勢(切
欠きの角度に対する角度)を逐一定める必要がないから
である。
【0016】請求項2に記載した浸漬管の着脱装置は、
上記のテーブルを、二つの浸漬管の中間位置の真下を中
心として旋回することにより各浸漬管の下まで移動する
ものとしたことを特徴とする。
【0017】請求項2のこの着脱装置では、一基の真空
脱ガス装置における二つの浸漬管の下にテーブルを移動
し停止させることが容易である。上記のように旋回する
テーブルの旋回中心の位置を、二つの浸漬管の中間位置
の真下に一旦正確に定めたなら、テーブルの旋回角度を
適切に定めるだけで、そのテーブルを二つの浸漬管の各
真下に位置させることができるからである。テーブルの
位置ぎめをこのように容易に行えれば、上記した二つの
浸漬管の着脱を能率的に行えることになる。一基の真空
脱ガス装置に配置された二つの浸漬管は同時期に交換さ
れることが多いため、この作用によるメリットは大き
い。
【0018】
【発明の実施の形態】発明の実施についての一形態を図
1〜図6に示す。図1は、浸漬管20(20A・20
B)とその着脱装置2の機能状態とを示す平面図であ
る。図2は、真空脱ガス装置1と着脱装置2とを同時に
示す正面図であり、図3は、着脱装置2の側面図で図2
におけるIII−III矢視図、図4は、ロッド(締付け具)
30を示す詳細図で図2におけるIV部を示す。図5は、
着脱装置2のレバー(操作手段)50とテーブル70上
の軌道71・72等を示す平面図(図5(a))および正
面図(同(b))である。そして図6は、ロッド30とと
もに着脱装置2のレバー50を示す平面図(図6(a))
および正面図(同(b))である。
【0019】真空脱ガス装置1は、いわゆるRH法の真
空脱ガスを行う装置であり、図2のように真空槽10の
下部には二つの浸漬管20A・20Bが接続されてい
る。真空槽10の内部を真空に近い状態にするととも
に、下方に配置される取鍋(図示せず)内の溶鋼(同)
中にそれら浸漬管20A・20Bを漬け、一方の浸漬管
20A内にアルゴンガスを吹き込む(図示せず)と、同
ガスが上向きに流れるのにともない溶鋼が取鍋内から浸
漬管20Aを通って真空槽10内に入り、さらに浸漬管
20Bを通って取鍋へ戻るという循環をなす。浸漬管2
0A・20Bは消耗品であって定期的に交換する必要が
あるため、それらと真空槽10との間はいずれもフラン
ジ11・21により、分離可能なように接続されてい
る。なお、フランジ11は真空槽10の下部に一体的に
設けられ、フランジ21は浸漬管20A・20Bと各一
体に上部に設けられたものである。
【0020】この例では、真空槽10に対する浸漬管2
0A・20Bの接続・分離を能率的かつ容易に行えるよ
う、つぎの構成によって上記のフランジ11・21間を
締結している。すなわち、図1および図2に示すよう
に、フランジ11・21の一対について8箇所に、外周
に向けて開いた溝状の切欠き12・22を形成し、それ
ぞれの内部に締結用のロッド30を取り付けている。切
欠き12・22は、ロッド30のうち円柱状の軸31を
上下に貫通配置できるよう、いずれも平面視形状を図1
のとおりU字形にし(ただしその向きは、後述するとお
り各浸漬管20の半径方向とは一致しない)、接合した
一対のフランジ11・21間に図2のように上下に連続
するものとしている。また、切欠き12・22がこのよ
うに上下に連続する適切な位置関係においてフランジ1
1・21を接合できるよう、フランジ11・21間には
位置ぎめ用の突起(図示せず)と穴(同)とを相互に設
けている。なお、この例では、双方の浸漬管20A・2
0Bについて、切欠き12・22の位置等を含むフラン
ジ11・21の形状・寸法を同一としている。
【0021】一方、それぞれのロッド30は図4のよう
に、大径の頭部32をもち先端部にネジ部を有する締結
軸31を中心とし、これに、スプリングとして機能する
皿バネ33やそれを入れた枠体34などを組み付けたも
のである。枠体34は、複数枚の皿バネ33を入れる円
筒状部分と、その内側に入って皿バネ33の上に載る座
金34aとからなり、円筒状部分には底板のほか、後述
の着脱装置2で操作されるための突起である係合部34
pを一体に設けている。軸31に対し、こうした皿バネ
33と枠体34とを図のように取り付けたうえ、それら
の抜け止めとして二重のナット35を軸31のネジ部に
固定している。したがって各ロッド30は、フランジ2
1の背面(すなわち切欠き22の下端)に頭部32を引
っ掛け、フランジ11の背面(切欠き12の上端)に枠
体34の底板を掛けて、皿バネ33の弾性反発力と等し
い力で軸31によりフランジ11・21を締め付けてい
ることになる。
【0022】上記のように外周に開いた切欠き12・2
2に対してこのようなロッド30を使用することから、
フランジ11・21間の締結およびその解除は極めて能
率的に行うことが可能になる。軸31に皿バネ33や枠
体34・ナット35を付けておいた状態のロッド30
を、フランジ11・21の外周から半径方向内側へ向け
切欠き12・22に沿って横向きに移動することにより
締結ができ、逆に半径方向外側へ向けて移動することに
より締結を解除できるからである。つまり、この真空脱
ガス装置1においては、真空槽10に浸漬管20A・2
0Bを着脱するたびにボルトにナットをねじ込み、かつ
その締め込み度合いを調節する、といった煩わしさがと
もなわない。
【0023】ただし、真空槽10に浸漬管20A・20
Bを着脱するには、上記のようにロッド30を移動する
だけではなく、その移動を円滑にすべく各ロッド30に
ついて皿バネ33を圧縮変形させて頭部32と枠体34
との間を広げたり、フランジ11・21間を締結する前
後に浸漬管20A・20Bを適当な位置に保持したりす
ること等も必要である。そのためこの実施例では、図2
および図3のとおり着脱装置2を構成し、それを台車
(図示せず。実施例にかかる製鋼工場内を移動可能なも
の)上に搭載している。着脱装置2は主として、各ロッ
ド30の皿バネ33を圧縮変形させるためのレバー5
0、各レバー50の移動手段60、レバー50と移動手
段60とを配置するとともに各浸漬管20を保持するテ
ーブル70、および当該テーブル70の位置合わせ手段
80から構成しているが、その詳細はつぎのとおりであ
る。
【0024】まずレバー50は、ロッド30について皿
バネ33を縮めるべく前記枠体34の係合部34p等を
操作して皿バネ33に圧縮力を作用させるもので、図6
(a)・(b)のように構成している。すなわち、前記枠体
34の二つの係合部34pの下面に先端部を掛けてロッ
ド30を保持できる二つの下レバー51と、軸31の上
端を押さえることのできる一つの上レバー52とを水平
なピン53によって揺動可能に組み合わせ、それら上下
レバー51・52の後端部(ピン53をはさんで上記先
端部と離れた側)に開閉駆動をなす部分を設けている。
この開閉駆動部分としては、いわゆるトグル機構をなす
二本のリンク54をレバー51・52の後端部に連結
し、それらリンク54に、ガイドブラケット56にて案
内され油圧シリンダ58で押し引きされるリンク57を
接続した。油圧シリンダ58を伸ばせば、図6(b)の仮
想線の状態から実線の状態にまでリンク54および上下
レバー51・52が変位し、トグル機構を構成するリン
ク54の増力作用とレバー51・52の「てこ」の作用
とにより、強い力で先端部の上下間隔が狭まることにな
る。したがって、枠体34の二つの係合部34pの下面
にそれぞれ下レバー51の先端部を掛け、軸31の上に
上レバー52の先端部を置いたうえで油圧シリンダ58
を伸ばせば、軸31の上端寄りに枠体34を引き上げて
その内部の皿バネ33を圧縮変形させることができる。
【0025】ロッド30のそれぞれは前記したように切
欠き12・22に沿ってフランジ11・21の内外方向
へ移動させる必要があるため、各レバー50にはつぎの
ような移動手段60を付設している。すなわち、図6
(b)のとおり各レバー50の全体をそれぞれ移動フレー
ム59上に構成し、その移動フレーム59を、ガイドレ
ール62およびそれに組み合わせたスライダー63、な
らびに油圧シリンダ61を介してそれぞれフレーム64
上に搭載している。こうした構成により各レバー50
は、それぞれ油圧シリンダ61を伸縮させることによっ
て移動フレーム59ごと、ガイドレール62に沿ってフ
レーム64上を往復に移動することになる。
【0026】レバー50とその下部に一体的に設けた移
動手段60とは、図1および図2のように、テーブル7
0の上に2組のみ配置している。浸漬管20ごとに8つ
使用するロッド30を付け外しするために、各浸漬管2
0の下の適切な位置にテーブル70をおいたのち、その
テーブル70上で各レバー50(および移動手段60)
を移動させるためである。移動手段60とともに各レバ
ー50を移動させる手段としては、図2のように移動手
段60の最下部に車輪65を設け、後述する軌道72・
73に沿って作業員がそれぞれ押し動かすようにしてい
る。
【0027】レバー50と移動手段60との2組を配置
した上記のテーブル70は、図2のように、形鋼等によ
って円形の広がりを有する一体の構造体に形成してい
る。このテーブル70の内側付近には、一つの浸漬管2
0を安定的に載せ得るように適当なスペースと支持具
(図示せず)とを設け、またそのスペースの外側には円
形に防熱板71をめぐらせて使用直後の浸漬管20の熱
を遮るようにした。上記の軌道72・73は、その防熱
板71の外側に配置している。
【0028】レバー50などを用いて浸漬管20を着脱
するためには、まず、テーブル70を任意の浸漬管20
の下の適当な位置におく必要があるため、この着脱装置
2では、テーブル70を図2・図3のような位置合わせ
手段80の上に設けている。位置合わせ手段80として
は、工場内の台車(図示せず)に載って適当な位置およ
び高さに置かれるベース81と、その上の支軸82を中
心にして車輪83aを介し旋回するスイングテーブル8
3、そのスイングテーブル83上でテーブル70の水平
位置および水平度を調整する油圧シリンダ84・85・
86・87、および当該水平位置調整のための案内レー
ル等を含む。すなわちこの位置合わせ手段80は、浸漬
管20A・20B間の中間位置真下の位置および高さ
(真空槽10ごとに定められた基準位置)にまで台車に
てベース81が運ばれるとともにスイングテーブル83
が旋回してテーブル70を一方の浸漬管20の真下に位
置づけ、かつ、真空槽10や浸漬管20の熱変形等に合
わせてテーブル70の水平位置と水平度とが調整される
と、テーブル70上の軌道72・73がその浸漬管20
と同心になるなど好適な位置にくるように構成されてい
る。軌道72・73がそのような位置にくれば、レバー
50は、それに沿って走行させることにより、各切欠き
12・22の外側に位置にまで容易に移動することがで
きる。一方の浸漬管20について着脱が終了したのち、
同じ真空脱ガス装置1の他方の浸漬管20を着脱するた
めには、スイングテーブル83を180°旋回させたう
えテーブル70の水平位置や水平度を調整すれば、上記
と同様にレバー50を使用できる状態になる。
【0029】この着脱装置2では、図1のようにレバー
50を、各浸漬管20の半径方向から一定角度θ(≒5
5°)だけ傾けた姿勢に拘束していることにも特徴があ
る。すなわち、レバー50の先端部(ロッド30を保持
する側)から基端部(シリンダ58のある側)へかけて
の向きを、各浸漬管20の中心から半径方向に広がる向
きに対して約55°だけ傾け、軌道72・73に沿って
移動する間もその角度が維持されるようにしている。半
径方向に対してそのように傾けた向きは、二組のレバー
50について対称であり、一方は浸漬管20の半径方向
に対して右へ55°、他方は逆に左へ55°である。
【0030】浸漬管20に対するこの姿勢(角度θ)
が、フランジ11・21の回りをレバー50が移動する
間にも保たれるよう、レバー50の移動手段60と軌道
72・73との間には図5のような案内具を配備してい
る。つまり、重量を支えて軌道73上を転がる走行用の
車輪65とは別に、案内用の水平ローラ66を移動手段
60のフレーム64に取り付け、合計3個の当該ローラ
66によって内外から軌道72をはさみ付けている。円
形の軌道72は、前述のようにテーブル70が適切に位
置ぎめされたときには浸漬管20と同心の位置にくるの
で、こうしてローラ66により軌道72に対する姿勢が
拘束されると、レバー50および移動手段60はその浸
漬管20の半径方向に対する角度θを一定に保ったまま
フランジ11・21の外側を移動することになる。
【0031】このように姿勢を拘束した二組のレバー5
0を、図1のように両浸漬管20A・20Bの中心軸を
含む鉛直な平面をはさんだそれぞれの側において使い分
ければ、フランジ11・21のうち二つの浸漬管20A
・20Bが接近した狭隘部分の奥の方にある切欠き12
・22に対しても、一方のレバー50によってロッド3
0を付け外しすることができる。上記のように角度θの
向きにあるレバー50なら、両浸漬管20A・20Bに
接触することなく、図1のように狭隘部分の奥へ先端部
を入れることができるからである。
【0032】二つの浸漬管20A・20Bが接近した狭
隘部分の奥の方のロッド30についてもその付け外しが
可能であることから、各浸漬管20のフランジ11・2
1には均等な間隔で切欠き12・22を設け、狭隘部分
の付近でその配置間隔をとくに広げていなくても、そこ
にロッド30を装着することができる。このようにロッ
ド30を設けられるなら、フランジ12・22間に均等
でしっかりとした接合力を与えることができる。
【0033】上記のような角度θに保たれるレバー50
は、移動手段60(のガイドレール62)によりその角
度θの方向に往復移動してフランジ11・21の内外へ
ロッド30を運ぶことから、フランジ11・21におけ
る切欠き12・22についても同様に向きを傾けてい
る。つまり図1のように、切欠き12・22の内側から
外側の開口へかけての向きを、やはり各浸漬管20の中
心から半径方向に広がる向きに対して同じ角度θ(≒5
5°)だけ、開口が当該狭隘部分から遠ざかるように傾
けた。浸漬管20A・20Bの両中心軸を含む鉛直な平
面をはさんで上記の傾きの向きを逆にし、各浸漬管20
にある合計8箇所の切欠き12・22のうち図1の上半
分と下半分との各4箇所について角度θとその向きが共
通になるようにしたので、前記のように傾きθの向きを
対称的にした二組のレバー50のそれぞれに各4箇所の
切欠き12・22を分担させて、ロッド30の付け外し
を円滑に行わせることができる。
【0034】以上のように構成した着脱装置2を用いれ
ば、前述した真空脱ガス装置1における浸漬管20A・
20Bの着脱を、つぎの要領で行うことができる。新た
な浸漬管20A・20Bを取り付ける場合を説明する
と、 図2のように、二つの浸漬管20A・20Bの取付
け位置の中間部真下にある定位置にベース81が位置す
るよう、台車(図示せず)によって着脱装置2を運び入
れる。なおその前後に、テーブル70の上には、クレー
ン(図示せず)等を用いて新たな浸漬管20Aを載せ
る。
【0035】 位置合わせ手段80によって、テーブ
ル70を、浸漬管20A取付け位置の下の適切な箇所に
位置ぎめする。すなわち、スイングテーブル83を適切
な位置まで旋回させ、台車によって位置合わせ手段80
の全体を上昇させ、さらにテーブル70の水平位置や水
平度を調節することによって、真空槽10のフランジ1
1に対し浸漬管20Aのフランジ21を重ね合わせる。
フランジ11・21間には、正しい位置関係で重ね合わ
されるように突起や穴が形成されているので、このとき
それらを利用する。
【0036】 作業員が操作することにより、図1の
ようにフランジ11・21の各切欠き11・21の外方
まで移動手段60ごとレバー50を移動し、かつ移動手
段60上でレバー50を前進させて、各切欠き12・2
2内にそれぞれロッド30を挿入する。移動手段60の
移動経路は図5の軌道72にて規定され、移動手段60
上の経路はガイドレール62(図6(b))により定まっ
ている。レバー50を切欠き12・22に向けて前進さ
せる際、図6(b)のように、先端にロッド30を保持さ
せたうえ、切欠き12・22への挿入を円滑にするため
に、レバー50の油圧シリンダ58を伸ばし上下レバー
51・52の各先端にて枠体34と軸31との間に力を
加えることにより皿バネ33を圧縮変形させる。
【0037】 切欠き12・22の奥までロッド30
が入ると、レバー50の力を解き、ロッド30をフラン
ジ11・21上に残してレバー50のみを移動手段60
により外方へ後退させる。これによってフランジ11・
21は、皿バネ33の弾性力に等しい軸力を受けて締結
され、真空槽10に対する浸漬管20Aの取り付けが完
了する。
【0038】 二組のレバー50を順次移動してそれ
ぞれに4個ずつのロッド30を装着させ、フランジ11
・21の接合が完了すると、レバー50を後退させたう
え図2の状態にテーブル70を下降させる。
【0039】 新たに浸漬管20Bをテーブル70上
に載せるとともに、ベース81上でスイングテーブル8
3ごとテーブル70の位置を180°旋回させ、図2中
の仮想線位置にまで移す。
【0040】 その後、上記の以下と同様の手順を
繰り返すことにより真空槽10に浸漬管20Bを取り付
ける。取り付けが終わると、ベース81ごと着脱装置2
を真空脱ガス装置1の下方から運び出す。
【0041】真空槽10から浸漬管20A・20Bを取
り外すことも、着脱装置2を用いて同様に円滑に行うこ
とができる。テーブル70が浸漬管20A・20Bを持
ち上げるのか降ろすのか、フランジ11に対してランジ
21を接合するのか分離するのか、切欠き12・22に
対してレバー50がロッド30を装着するのか取り外す
のか、といった違いはあるが、動作そのものに相違はな
いからである。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載した真空脱ガス装置にお
ける浸漬管の着脱装置には、つぎのような効果がある。
【0043】1) 一つの操作手段が複数の締付け具の装
着と取り外しとを行うので、少ない数の操作手段を配置
した小型の経済的な装置に構成される。
【0044】2) テーブル上の操作手段の位置が固定さ
れていないため、装着される締付け具の数や配置が異な
るフランジを有する浸漬管についても、その着脱を円滑
に行える。
【0045】3) テーブル上で、浸漬管を囲む円形軌道
に沿って操作手段が移動するため、フランジの外側の好
適な位置に容易に操作手段を位置ぎめすることができ
る。
【0046】4) 二つの浸漬管が接近した狭隘部分の奥
の方にも操作手段のレバーを進入させ得るから、フラン
ジ上のどの部分においても締付け具の配置間隔を特別に
広げる必要がない。したがって、接合面のシール性を向
上させることができる。
【0047】5) 操作手段について、テーブル上での移
動経路だけでなく移動中の角度まで適切な状態に拘束さ
れているため、上記3)に述べた操作手段の位置ぎめが一
層容易である。
【0048】請求項2の着脱装置では、さらに、 6) 一
基の真空脱ガス装置における二つの浸漬管の下にテーブ
ルを位置させることが容易であるため、浸漬管の着脱作
業を能率的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施について一形態を示す図であり、浸
漬管20(20A・20B)とその着脱装置2の機能状
態とを示す平面図である。
【図2】真空脱ガス装置1と図1の着脱装置2とを同時
に示す正面図である。
【図3】着脱装置2の側面図であって、図2におけるII
I−III矢視図である。
【図4】ロッド(締付け具)30を示す詳細図であっ
て、図2におけるIV部を示す。
【図5】図5(a)は、図1等の着脱装置2のうちレバー
(操作手段)50とテーブル70上の軌道72・73等
を示す平面図であり、同(b)はその正面図である。
【図6】図6(a)は、ロッド30とともに着脱装置2の
レバー50を示す平面図で、同(b)はその正面図であ
る。
【図7】従来の着脱装置2などを示す平面図(図7
(a))および正面図(同(b))である。
【符号の説明】
1 真空脱ガス装置 2 着脱装置 10 真空槽 11・21 フランジ 12・22 切欠き 20A・20B 浸漬管 30 ロッド(締付け具) 31 締結軸 33 皿バネ(スプリング) 50 レバー(操作手段) 60 移動手段 70 テーブル 72・73 軌道
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000001199 株式会社神戸製鋼所 兵庫県神戸市中央区脇浜町1丁目3番18 号 (72)発明者 斉藤 雅行 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社 神戸工場内 (72)発明者 坂本 学 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社 神戸工場内 (72)発明者 植島 好紀 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(無番 地) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所内 (72)発明者 村上 直彦 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 河本 正志 茨城県鹿嶋市大字光3番地 住友金属工 業株式会社 鹿島製鉄所内 (72)発明者 筒井 秀実 兵庫県加古川市金沢町1 株式会社神戸 製鋼所 加古川製鉄所内 (56)参考文献 特開 平8−246034(JP,A) 特開 平10−8128(JP,A) 特開 平9−209028(JP,A) 特公 平1−24843(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21C 7/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空槽の下部に各一対のフランジを介し
    て二つの浸漬管が設けられる真空脱ガス装置に対し各浸
    漬管を着脱するために、 当該一対のフランジにおいて外周に開口し接合時に両フ
    ランジ間に連続するように形成された複数の溝状の切欠
    きに対し、締結軸と締付け力発生用のスプリングとを含
    む締付け具を、当該締付け具を保持するとともにそのス
    プリングによる締付け力を解除し得る操作手段によっ
    て、フランジ外周から装着しまたは取り外す浸漬管の着
    脱装置であって、 上記の操作手段を、上記浸漬管のうち一方を選んでその
    下まで移動し停止するテーブル上に設けたうえ、そのテ
    ーブル上において上記の移動・停止により浸漬管を囲む
    位置にくる一定の円形軌道に沿って走行し、かつ、フラ
    ンジの内外方向に往復移動することにより上記の各切欠
    き内へ順次に移動し得るよう構成するとともに、 上記の個々の切欠きにおける内側の部分からフランジ外
    周の開口へかけての向きを、各浸漬管の半径方向に対し
    て90°未満の一定角度だけ、両浸漬管の中心軸を含む
    鉛直な平面をはさんだそれぞれの側において、フランジ
    外周上でみて二つの浸漬管の間の狭隘部分から遠ざかる
    方向へ傾け、 上記の操作手段として、締付け具を保持しその締付け力
    を解除するために設けたレバーを、上記鉛直平面をはさ
    む各側において、前記切欠きの向きと常に一致するよう
    に上記軌道に対する角度を拘束してそれぞれ1台ずつ
    けたことを特徴とする真空脱ガス装置における浸漬管の
    着脱装置。
  2. 【請求項2】 上記のテーブルを、二つの浸漬管の中間
    位置の真下を中心として旋回することにより各浸漬管の
    下まで移動するものとしたことを特徴とする請求項1に
    記載の真空脱ガス装置における浸漬管の着脱装置。
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