JP2989717B2 - 衣料用柔軟仕上剤 - Google Patents
衣料用柔軟仕上剤Info
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- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/0005—Other compounding ingredients characterised by their effect
- C11D3/001—Softening compositions
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Description
は、各種繊維に対して優れた柔軟性と帯電防止性を付与
することができ、特に洗濯機の柔軟剤自動投入システム
での使用に適した衣料用柔軟仕上剤に関する。
行なう場合、一般に、洗濯終了後の濯ぎ工程における濯
ぎ水中の洗剤が綺麗になくなってから柔軟仕上剤を投入
するが、全自動洗濯機の場合には濯ぎが通常2回行なわ
れ、2回目の濯ぎ工程中に柔軟仕上剤が洗濯槽内に自動
的に投入されるような装置(柔軟剤自動投入システム)
がついているものが多い。
いるものは、その殆どが、ジ(硬化牛脂アルキル)ジメ
チルアンモニウム塩に代表されるような一分子中に2個
の長鎖アルキル基を有するカチオン性活性剤を主成分と
した組成物である。これらの第4級アンモニウム塩を主
成分とする柔軟基剤は水に難溶であり、通常3〜30重量
%の水分散液又は乳濁液の形で製造されている。
は、その分散媒である水が蒸発してしまうと分散されて
いた組成物が固化してしまい、この固化物に新たに水や
液状の柔軟仕上剤を加えても熱などの力を与えない限
り、再び水へ分散させたり、或いは流動性を得ることは
難しい。このために柔軟仕上剤を全自動洗濯機の柔軟剤
自動投入システムで使用すると、投入システムの投入
口、内部、更には排出口などに残留した柔軟仕上剤が固
化し、洗濯機の美観を損ない、更にはこのような固化物
が累積していくことにより、柔軟剤自動投入システムの
内部や排出口が詰まってしまい、柔軟仕上剤の洗濯槽内
への投入が困難になってしまう。
ても新たに水や液状の柔軟仕上剤を加えることによって
再分散するような柔軟仕上剤が強く要望されている。し
かしながら、そのような再分散性を満足する衣料用柔軟
仕上剤は未だ得られていない。
発明者らは上記の課題を解決せんと、衣料用柔軟仕上剤
について鋭意研究を行った結果、第4級アンモニウム塩
を水に分散させ、液体柔軟仕上剤を調製する際、油脂又
は油脂と多価アルコールとの混合物のアルキレンオキシ
ド付加物を配合すると、その液体柔軟仕上剤の固化物の
水或いは液状の柔軟仕上剤に対する再分散性が著しく向
上するという知見を得、この知見に基づいて洗濯機の柔
軟剤自動投入システムでの使用に優れた効果を発揮する
衣料用液体柔軟仕上剤に関する本発明を完成するに至っ
た。
必須成分として含有する衣料用柔軟仕上剤を提供するも
のである。 (a) 成分;1種以上の第4級アンモニウム塩。 (b) 成分;油脂のアルキレンオキシド付加物、及び油脂
と多価アルコールとの混合物のアルキレンオキシド付加
物から選ばれる1種以上。
いられる(a) 成分の第4級アンモニウム塩としては、以
下の一般式(I) 〜(VI)で表されるものを挙げることがで
き、二種以上を混合して用いてもよい。
する炭化水素基で、飽和又は不飽和でもよく、直鎖又は
分岐でもよい。 R2;炭素数8〜24の炭化水素基又はヒドロキシル基を有
する炭化水素基で、飽和又は不飽和でもよく、直鎖又は
分岐でもよい。 R3、R4、R6;炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシ
アルキル基、或いは
キシル基を有する炭化水素基で、飽和又は不飽和でもよ
く、直鎖又は分岐でもよい。 R7、R8;炭素数7〜21の炭化水素基又はヒドロキシル基
を有する炭化水素基で、飽和又は不飽和でもよく、直鎖
又は分岐でもよい。
0〜17)、CmH2m+1OPO(m=8〜18)、HOCH2COO、
又は油脂と多価アルコールとの混合物に、アルキレンオ
キシドを付加して得られる。油脂としては、牛脂、豚
脂、パーム油、パーム核油、ヤシ油、ヒマシ油、又はこ
れらの水素化物から選ばれる1種又は2種以上が挙げら
れる。また、多価アルコールとしては、再分散性の点で
水酸基数が3〜8のものが好ましく、具体的にはグリセ
リン、ソルビトール、グルコース、ペンタエリスリトー
ル、フルクトース、マルトース、シュークロース等が挙
げられる。油脂と多価アルコールを混合する場合、両者
の混合比は油脂/多価アルコール=99/1〜40/60(モ
ル比)、より好ましくは99/1〜50/50である。
に付加するアルキレンオキシド(以下AOと略記する)と
しては炭素数2〜4のものが好ましく、具体的にはエチ
レンオキシド(以下EOと略記する)、プロピレンオキシ
ド(以下POと略記する)等が挙げられ、特にEOとPOを単
独或いは混合して用いるのが良い。AOの油脂又は油脂と
多価アルコールとの混合物に対する平均付加モル数は、
油脂1モル又は油脂と多価アルコールの合計モル数の1
モル当り、5〜100 モルが好ましく、より好ましくは5
〜20モルである。AO平均付加モル数が5未満の場合は再
分散性が低下し、また100 モルより多くなると柔軟性に
悪影響を及ぼす。
性が得られる理由としては必ずしも明らかではないが、
本発明に係る(b) 成分は比較的大きな分子量を有し、衣
料用柔軟仕上剤が固化するときに第4級アンモニウム塩
を立体的に保護することにより粒子間の凝集を防ぎ、第
4級アンモニウム塩が粒子形態を保ったまま固化するた
めに、その再分散性が向上するものと考えられる。
(b) 成分の含有量は、(a) 成分は3〜40重量%、好まし
くは5〜20重量%、(b) 成分は0.5 〜20重量%、好まし
くは1〜10重量%が適当である。なお、上記(a) 成分及
び(b) 成分及び任意成分以外の残部は水である。
軟仕上剤に使用されている香料、色素、本発明の(b) 成
分以外の非イオン活性剤、シリコーン化合物、抗菌剤、
イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピ
レングリコールなどの溶剤や、食塩、塩化アンモニウ
ム、塩化カルシウムなどの水溶性塩を添加しても良い。
わないが、一般的には所定量の(b)成分の水溶液中又は
水分散液中に、(a) 成分の軟化点に応じて室温〜70℃に
て(a) 成分を投入し、攪拌する。非イオン活性剤や塩な
どの任意成分は(b) 成分と共に添加してもよいし、(a)
成分と(b) 成分を配合した後、添加してもよい。これら
の場合、混合機は羽攪拌でもラインミキサーでも高圧噴
射のようなものでも使用可能であるが、予めニーダー又
は羽攪拌により混合を行なった後、大きな剪断力を有す
る攪拌機を用いると分散性能が良好となる。
軟仕上剤に比べて、その固化物の水や液状の柔軟剤に対
する再分散性に優れている。このため、本発明の衣料用
柔軟仕上剤は、洗濯機の柔軟剤自動投入システムで使用
した場合に柔軟剤の固化物の汚れによって洗濯機の美観
を損ねず、また柔軟剤の詰まりによる効果の減退を招く
ことのない大変優れた柔軟仕上剤である。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。実
施例及び比較例で用いた(a) 成分及び(b) 成分を以下の
表1、2に示す。なお、表2のAO平均付加モル数は油脂
1モル又は油脂と多価アルコールの合計モル数の1モル
当りの付加モル数である。
て、表3に示す種々の配合組成の柔軟仕上剤を調製し
た。これらの柔軟仕上剤を用いて、以下の方法により柔
軟仕上剤固化物の水への再分散性を評価した。 <固化物の水への再分散性の評価>表3に示した柔軟仕
上剤の2mlをポリプロピレン製のバイアル瓶にとり、こ
れを減圧乾燥(17mmHg、2.5 時間)した後、この固化物
に水5mlを加え、3日間放置した。これをローテーター
によって回転(34rpm 、10分間)させ、分散状態を観察
した。この観察による評価は次のように表す。 ○;完全に分散する △;一部分散し、一部膨潤する ×;分散せずに膨潤する 更にこのバイアル瓶をさかさまにした状態で5分間放置
し、再分散した柔軟剤固化物を排出させた後、これを減
圧乾燥(17mmHg、2.5 時間)し、バイアル瓶中の再分散
しなかった柔軟剤固化物の残留率を測定した。これらの
結果を表3に示す。
の評価を行なった。 <柔軟性及び弾力性の評価> (1) 布の処理方法 市販の木綿タオル2kg、アクリルジャージ1kgを 3.5°
DH硬水にて市販洗剤アタック(花王株式会社製、登録
商標)にて5回繰り返し洗濯(30リットル洗濯機)を
し、各繊維についていた繊維処理剤を除去した後、表3
の柔軟仕上剤の0.1 重量%水溶液(有効分換算、 3.5°
DH硬水の水溶液)にて、25℃、浴比1/30で1分間攪
拌下で処理した。 (2) 評価方法 上記方法で処理した布を室内で風乾後、25℃、65%RH
の恒温湿室にて24時間放置した。同様にジ水素添加牛脂
アルキルジメチルアンモニウムクロライド15重量%から
なる柔軟仕上剤10mlで処理した布と柔軟性及び弾力性を
比較したところ、本発明の柔軟仕上剤は何れも十分な柔
軟性及び弾力性を有するものであった。
Claims (4)
- 【請求項1】 次の(a) 成分と(b) 成分を必須成分とし
て含有する衣料用柔軟仕上剤。 (a) 成分;1種以上の第4級アンモニウム塩。 (b) 成分;油脂のアルキレンオキシド付加物、及び油脂
と多価アルコールとの混合物のアルキレンオキシド付加
物から選ばれる1種以上。 - 【請求項2】 (b) 成分が、油脂1モル又は油脂と多価
アルコールの合計モル数の1モル当り、エチレンオキシ
ド及び/又はプロピレンオキシドを平均5〜100 モル付
加させたものである請求項1記載の衣料用柔軟仕上剤。 - 【請求項3】 多価アルコールが、グリセリン、ソルビ
トール、グルコース、ペンタエリスリトール、フルクト
ース、マルトース及びシュークロースから選ばれること
を特徴とする請求項1又は2記載の衣料用柔軟仕上剤。 - 【請求項4】 (a) 成分を3〜40重量%、(b) 成分を0.
5 〜20重量%含有する請求項1〜3の何れか1項記載の
衣料用柔軟仕上剤。
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---|---|---|---|
JP4267468A JP2989717B2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 衣料用柔軟仕上剤 |
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JPH06116864A JPH06116864A (ja) | 1994-04-26 |
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---|---|---|---|---|
JP6159248B2 (ja) * | 2013-12-26 | 2017-07-05 | 花王株式会社 | 衣料用仕上げ剤組成物及び衣料の処理方法 |
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1992
- 1992-10-06 JP JP4267468A patent/JP2989717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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