JP2989517B2 - パネルの連結装置 - Google Patents

パネルの連結装置

Info

Publication number
JP2989517B2
JP2989517B2 JP7093932A JP9393295A JP2989517B2 JP 2989517 B2 JP2989517 B2 JP 2989517B2 JP 7093932 A JP7093932 A JP 7093932A JP 9393295 A JP9393295 A JP 9393295A JP 2989517 B2 JP2989517 B2 JP 2989517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
flange
lever
rotating lever
connecting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7093932A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08284288A (ja
Inventor
一樹 親木
雅規 石川
浩人 緒方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ITOOKI KUREBIO KK
Original Assignee
ITOOKI KUREBIO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ITOOKI KUREBIO KK filed Critical ITOOKI KUREBIO KK
Priority to JP7093932A priority Critical patent/JP2989517B2/ja
Publication of JPH08284288A publication Critical patent/JPH08284288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2989517B2 publication Critical patent/JP2989517B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内を天井の高さより
低い間仕切パネル(パーティション用パネル)同士を連
結したり、支柱と間仕切パネルとを連結したりするため
のパネルの連結装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のパネルの連結装置の従来例とし
て、例えば、実開平6−74706号公報に開示された
構成がある。この構成は、回動レバーの一端に設けた軸
にのフックを回動自在に連結し、該フックの先端には円
柱状の係止片を設ける一方、前記回動レバーの一端から
前記フックを挟むように延びる左右一対のアームを一体
に突設し、該各アームの先端にも円柱状の係止片を設け
たものである。他方、一対の間仕切パネルのコーナ部材
を相対向させて、この両コーナ部材に前記連結装置をセ
ットする場合に、各コーナ部材の角部から突出させた爪
片には、それぞれ外向きの円弧状の係合溝を形成してお
き、一方のコーナ部材の爪片における係合溝に前記フッ
ク先端の係止片を嵌合し、前記回動レバーをフックとほ
ぼ一直線状に回動させるとき、他方のコーナ部材の爪片
における係合溝に前記アームの先端の係止片を嵌合し
て、両パネルを締めつけ連結するように構成したもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
成の連結装置では、2つのパネルのいずれのコーナ部材
にも突出する爪片と係合溝とがなければ、フック及びア
ーム先端の円柱状の係止片が安定した位置で両パネルを
挟みつけ連結することができないという問題がある。
【0004】また、前記先行技術の連結装置では、両パ
ネルが同じ高さのもの同士でないと連結できないという
問題もあった。本発明は、これらの問題を解決すべくな
されたものであって、高さの等しいパネル同士は勿論の
こと、高さの異なる2つのパネル同士や支柱とパネルと
の連結も可能な連結装置を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のパネルの連結装置は、回動
レバーの基端側に設けた枢支軸に、アームを回動自在に
連結し、該アームには、相手部材の端面長手方向に沿っ
て延びる左右一対の溝条に左右両側縁のみが摺動自在に
嵌合するフランジを設ける一方、前記回動レバーの基端
面を前記枢支軸に対して偏心するカム部に形成し、回動
レバーを前記フランジと直交する方向に回動するとき、
前記相手部材の端面と対向するパネル端面部材の裏面側
に臨ませた前記カム部が前記フランジに接近するように
構成したものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のパネルの連結装置において、アームには、フランジ
回動レバーのカム部との間に挟持片を移動自在に設けた
ものである。請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のパネルの連結装置において、パネル
は、パネル端面部材と交叉する端面に、回動レバーに係
脱する姿勢保持手段を着脱自在に装着したものである。
【0007】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のパネルの連結装置において、回動レバ
には、パネル端面部材と交叉する端面に係脱する姿勢
保持手段を設けたものである。
【0008】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明すると、図1は2つの間仕切パネル(以下、単にパネ
ルという)1,1と、これらを連結するための連結装置
2の各部材の斜視図を示し、各パネル1は、ハニカム材
3の表裏両面に表裏両表面板4,4を接着材にて接着し
てなり、パネル1の四周において、表面板4がハニカム
材3より外側に突出させて取付け溝部5を構成する。
【0009】そして、パネル端面部材としてのアルミ等
の押出成形した縦フレーム部材6は、図5等に示されて
いるように、断面C字状の一対のねじ取付け部兼用の補
強用リブ6b,6bを有する筒部6aと、該筒部6aの
一側面にその長手方向に沿って形成された断面コ字状の
レール部6cと、該レール部6cに沿って相対向する縁
片6d,6dによって形成される一対の溝条11,11
とを備えている。
【0010】前記一対の縦フレーム部材6,6をパネル
1の縦方向長手の取付け溝部5に嵌合し、パネル1の上
側取付け溝部5には笠木7を嵌合し、各縦フレーム部材
6と笠木7とを前記補強用リブ6b,6bの上端面側か
らねじ12にて連結する。また、パネル1の下側取付け
溝部5に嵌合した巾木8と、前記各縦フレーム部材6と
をアジャスタ10を装着するための取付金具9を介して
連結する(図5参照)。この場合、取付金具9の底板9
aには、アジャスタ10が高さ調節自在に装着する雌ね
じ部13と、前記縦フレーム部材6のレール部6cと一
対の縁片6d,6dとの間の溝条11,11に嵌合する
左右一対の第1爪片14,14と、巾木8の底板に穿設
した装着孔15に対して押し込むにつれて表面板4をレ
ール部6c方向に押しつけする一対のくさび状の第2爪
片16,16とを備え、底板9aの下面からねじ17を
前記補強用リブ6b,6bの下端面に締着するものであ
る(図5参照)。
【0011】前記連結装置2は、図1〜図4に示すよう
に、断面下向きコ字型の回動レバー20と、該回動レバ
ー20の基端寄り部位に設けた枢支軸21と、該枢支軸
21に回動可能に連結された2本のアーム22,22
と、この両アーム22,22の端部に固定した正面視略
矩形状のフランジ23とからなり、回動レバー20の基
端部には、前記枢支軸21の中心軸線に対して偏心した
形状のカム部24,24が形成されている。
【0012】パネル1,1の上端同士を連結するにあた
り、パネル1,1の縦フレーム部材6,6同士を相対面
させて隣接し、回動レバー20の自由端側を上向きの状
態にしたまま、前記フランジ23の左右両側縁23a,
23aを一方のパネル1における縦フレーム部材6のレ
ール部6cにおける溝条11,11に沿って嵌合させて
滑り落とし(図2参照)、次いで、他方のパネル1にお
ける笠木7の上装着孔25方向に回動レバー20を下向
き(図2の矢印A方向)に回動させる。この回動レバー
20の長手軸線が、前記フランジ23の平面とほぼ直交
する状態まで回動させると、前記カム部24,24が、
他方のパネル1における縦フレーム部材6におけるレー
ル部6cの裏面側を、前記一方のパネル1における縦フ
レーム部材6方向に押しつけることになり、このカム部
24と前記フランジ23とにより対面する2つの縦フレ
ーム部材6,6を挟み付けて連結できるのである。
【0013】なお、一方のパネル1における笠木7の中
空内に、姿勢保持手段26を着脱自在に装着し、この姿
勢保持手段26を介して前記回動レバー20が不用意に
上向き回動しないように構成する。その第1実施例は、
図1〜図4に示すように、笠木7の底板7aに穿設した
係止孔27に係脱する係止爪28を下向きに備えた断面
矩形中空状の保持枠体29と、該保持枠体29内で前後
動自在に配置されたフック体30とからなり、保持枠体
29の左右両側面には、上向き開放した案内溝31,3
1を設け、摘み片36を持って回動レバー20を下向き
回動して笠木7の上面操作用孔25から笠木7の中空部
内に押し込んだとき、当該回動レバー20に固定した横
軸状の係合ピン32が案内溝31,31に嵌まり込むよ
うに構成する。
【0014】フック体30には、前記左右両側の案内溝
31,31の底側に嵌り込んだ係合ピン32を上方向に
抜け不能にする左右一対の係合爪33,33を備え、且
つフック体30と保持枠体29との間に介挿させた付勢
ばね34により、案内溝31と係合爪33とにより係合
ピン32を挟み付けるように付勢する。また、フック体
30の上面に突設した摘み35は、当該フック体30の
前方移動を規制すると共に、付勢ばね34の力に抗して
フック体30を後退させると、回動レバー20における
係合ピン32と係合爪33との係合が解除されて回動レ
バー20を上向きに外せる構成となっている。
【0015】図6及び図7は連結装置の第2実施例を示
し、断面下向きコ字型の回動レバー20と、該回動レバ
ー20の基端寄り部位に設けた枢支軸21と、該枢支軸
21に回動可能に連結された1本のアーム22と、この
アーム22の端部に固定した正面視略矩形状のフランジ
23と、前記アーム22に図6の矢印D,E方向に移動
自在に被嵌したほぼ矩形状の挟持片37とからなり、回
動レバー20の基端部には、前記枢支軸21の中心軸線
に対して偏心した形状のカム部24,24が形成されて
いる。
【0016】この構成によれば、パネル1,1の上端同
士を連結するにあたり、パネル1,1の縦フレーム部材
6,6同士を相対面させて隣接し、回動レバー20の自
由端側を上向きの状態にしたまま、前記フランジ23の
左右両側縁23a,23aを一方のパネル1における縦
フレーム6部材のレール部6cにおける溝条11,11
に沿って嵌合させて滑り落とし(図6参照)、挟持片3
7は他方のパネル1における縦フレーム6部材のレール
部6cの裏面側に沿わせて下方に滑り落とす。
【0017】次いで、他方のパネル1における笠木7の
上面操作用孔25方向に回動レバー20を下向き(図6
の矢印A方向)に回動させる。この回動レバー20の長
手軸線が、前記フランジ23の平面とほぼ直交する状態
まで回動させると、前記カム部24,24が、他方のパ
ネル1における縦フレーム部材6におけるレール部6c
の裏面側に当接する挟持片37を、前記一方のパネル1
における縦フレーム部材6方向に押しつけることにな
り、このカム部24と前記フランジ23と挟持片37と
により対面する2つの縦フレーム部材6,6を挟み付け
て連結できるのである。
【0018】なお、このように、偏心状のカム部24に
より、フランジ23に向かって挟持片37を強制的に移
動させる構成を、前記第2図の実施例に適用しても良い
ことはいうまでもない。また、姿勢保持手段40は、前
記回動レバー20の中空部内にて、前後一対の垂直板2
0a,20bに前後移動自在に装着されたプッシュレバ
ー41と付勢ばね42とからなり、プッシュレバー41
から下向きに突設した左右一対の係合爪43,43が、
笠木7の底板7aに穿設した係合孔44に係脱するよう
に設けてある。なお、前記プッシュレバー41の前段部
にて垂直板20aに対する前移動を規制し、プッシュレ
バー41の後部切り起こし片45にて、後垂直板20b
に対する後向き移動を規制している。
【0019】この構成によれば、回動レバー20を下向
き回動させるとき、付勢ばね42の力に抗してプッシュ
レバー41を枢支軸21方向に押しつけておくと、一対
の係合爪43,43が笠木7の係合孔44に嵌まるか
ら、その状態で、プッシュレバー41から操作する者の
指を放せば、回動レバー20は上向きに回動不能とな
り、不用意に連結装置が両パネル1,1から外れないの
である。
【0020】図8は、前記第1実施例または第2実施例
の連結装置を利用して、高さの異なる2枚のパネル1,
1′を連結する場合であり、高さの高いパネル1′のパ
ネル端面部材としての縦フレーム部材6のレール部6c
に沿わせた前記フランジ23の左右両側縁23a,23
aを前記左右両側の溝条11,11沿って滑り落とし、
他方(背の低い)パネル1の笠木7の中空部内で、前述
と同様に回動レバー20を下向き回動させるだけで、第
1実施例の場合には回動レバー20の基端のカム部2
4,24が背の低いパネル1における縦フレーム部材6
のレール部6c裏面を他方の縦フレーム部材6方向に押
し付けて、このカム部24とフランジ23とで両縦フレ
ーム部材6,6を挟み付け連結する。第2実施例の場合
には、カム部24を介して挟持片37が背の低いパネル
1における縦フレーム部材6のレール部6c裏面を他方
の縦フレーム部材6方向に押し付けて、挟持片37とフ
ランジ23とにより両縦フレーム部材6,6を挟み付け
連結することができる。
【0021】図8に示す実施例では、背の低いパネル1
の上面(笠木7)側に、図2に示す別体の姿勢保持手段
26を装着しておけば良い。図9及び図10に示す実施
例では、一方の取付け部材(相手部材)は、断面中空状
等の支柱50であって、この支柱50の長手方向(縦方
向)中途部に、前記第1実施例または第2実施例の連結
装置を利用してパネル1の上端を連結するものであり、
図9では、支柱50の前後側面にパネル1,1を連結す
るが、平面視で支柱50を挟んでL字状にパネル1を配
置して連結しても良いし、平面視T字状または十字状に
連結しても良い。
【0022】これらの場合の支柱50は、図10に示す
ごとく、支柱50の四周が外向きのレール部51となる
ように構成し、各角部外面にそれぞれ相対向する左右一
対の縁片52,52を設け、このレール部51の外面に
沿わせて前記フランジ23の左右両側縁23a,23a
を縁片52,52との隙間である溝条11,11に滑り
落とし、他方のパネル1の上面にて前記第1実施例又は
第2実施例の回動レバー20を下向き回動させれば良
く、第1実施例の場合には、パネル1の上端(笠木7)
に図2に示す別体の姿勢保持手段26を装着しておけば
良い。
【0023】前記第1実施例及び第2実施例におけるフ
ランジ23の広幅の表裏両面に摩擦係数の大きいゴム等
の弾性体を突出させておけば、回動レバー20がフラン
ジ23に対してほぼ直交するよう回動させたとき、前記
弾性体が、相対面する縦フレーム部材6,6におけるレ
ール部6c,6cに押しつけられるので、地震等の衝撃
がパネル1に作用したとき、フランジ23がレール部6
cに沿って大きくずれ動かないようにすることができ
る。
【0024】図11及び図12は、下連結金具53によ
り、2つのパネル1,1の下端同士を連結する実施例を
示し、下連結金具53は、前記縦フレーム部材6におけ
るレール部6cに沿ってその左右両側の縁片6d,6d
との隙間である溝条11,11を滑り落ちることができ
る縦長の側縁54a,54aを備えたフランジ体54
と、該フランジ体54の下端に設けた上向き鉤片55と
からなる。前記フランジ体54を一方のパネル1におけ
る縦フレーム6のレール部6cに沿わせて落とし込む
と、図5及び図12に示す取付金具9の底板9aまたは
第1爪片14に前記フランジ体54の下端が当接してそ
れ以上の落下を阻止するので、上向き鉤片55に他方の
パネル1における縦フレーム部材6のレール部6c下端
を嵌め入れれば良いのである。
【0025】図13及び図14に示す実施例は、下連結
金具53のフランジ体54の表面側に、前記上向き鉤片
55の上方側に突出する係止爪56を切り起こす一方、
フランジ体54の前記係止爪56の切り起こし用の窓の
裏面側に、側面視横向き略V字状の係止ばね板57の基
端(下端)を固着する。また、両方の縦フレーム部材
6,6のレール部6c,6cの下端寄り部位に係止孔5
8a,58bをそれぞれ穿設する。下連結金具53のフ
ランジ体54を一方のパネル1における縦フレーム6の
レール部6cに沿わせて落とし込み、前記一方の縦フレ
ーム部材6の係止孔58aの上端縁に前記係止ばね板5
7を当接し、他方の縦フレーム部材6の係止孔58bの
下端縁に前記係止爪56を当接させれば、両パネル1,
1が不用意に上下にずれないのである。
【0026】図15及び図16に示す実施例では、隣接
するパネル1,1の下端に取付ける各取付金具9の底板
9aの先端には、前記第1爪片14,14の間であっ
て、下方に段部58を設ける。2つのパネル1,1を連
結するにあたり、両取付金具9,9の両段部58,58
を突き合わせた状態にて、4箇所の第1爪片14の下面
と前記両段部58,58との隙間に支持板59を横方向
から挿入すると、これら部材の相互干渉にて両パネル
1,1は上下にずれ移動しない。また、前記支持板59
にて下連結金具53も下方に脱落しないのである。
【0027】前記支柱50の場合も、図示しないがアジ
ャスタを高さ調節自在に装着した取付金具の第1爪片が
前記溝条11,11の下端に嵌まるように設定しておけ
ば、支柱50をがたつきなく、且つ高さ調節可能に立設
することができる。そして、前記実施例と同じ下連結金
具53を用いて、支柱50とパネル1との下端を簡単に
連結することができる。
【0028】前記各実施例においては、2つのパネル1
の左右両側の縦フレーム部材6,6同士、又は支柱50
とパネル1の上端部とを横方向に連結する場合について
説明したが、前記縦フレーム部材6や支柱50を横方向
に配置して、パネル1を縦に連結する構成についても本
発明が適用できることはいうまでもない。
【0029】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
に記載の発明のパネルの連結装置は、回動レバーの基端
側に設けた枢支軸に、アームを回動自在に連結し、該ア
ームには、相手部材の端面長手方向に沿って延びる左右
一対の溝条に左右両側縁のみが摺動自在に嵌合するフラ
ンジを設ける一方、前記回動レバーの基端面を前記枢支
軸に対して偏心するカム部に形成し、回動レバーを前記
フランジと直交する方向に回動するとき、前記相手部材
の端面と対向するパネル端面部材の裏面側に臨ませた前
記カム部が前記フランジに接近するように構成したもの
である。
【0030】従って、連結すべきパネルの端面部材と相
対向するように配置した相手部材の端面長手方向に沿っ
て延びる左右一対の溝部に、連結装置におけるフランジ
の左右両側縁を嵌合させた状態で、回動レバーをフラン
ジの平面と直交するように回動すると、回動レバー基端
側の偏心状のカム部がパネルにおけるパネル端面部材の
裏面を押圧し、このカム部とフランジとにより、相手部
材とパネル端面部材とを挟み付けて挟持連結できる。
【0031】そして、本発明では、摺動自在に嵌合する
相手部材の端面長手方向に沿って延びる左右一対の溝部
にフランジの左右両側縁のみを摺動させて移動できるか
ら、相手部材の長手方向端面の端部や中途部等いずれの
箇所でも良く、任意の高さのパネル同士を連結すること
ができる。しかも、相手部材がパネルであっても支柱で
あっても、全て連結できるという顕著な効果を奏する。
【0032】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のパネルの連結装置において、アームには、
ランジと回動レバーのカム部との間に挟持片を移動自在
に設けたものであるから、請求項1に記載の発明のカム
部のように、パネルにおけるパネル端面部材の裏面に直
接カム部が接触する箇所だけで、当該パネル端面部材を
相手部材に押しつける場合に比べて、挟持片がパネル端
面部材の裏面を押圧する面積が大きくなり、この挟持片
とフランジとの広い面積で相手部材とパネル端面部材と
を挟み付けるので安定した挟持連結ができるという効果
を奏する。
【0033】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のパネルの連結装置において、パネル
は、パネル端面部材と交叉する端面に、回動レバーに係
脱する姿勢保持手段を着脱自在に装着したものである。
このように、パネルには、パネル端面部材と交叉する端
面に姿勢保持手段を着脱自在に装着し、この姿勢保持手
段に対して回動レバーを係脱するので、カム部とフラン
ジとにより挟み付けするように回動した回動レバーが不
用意に外れることがないという効果を奏する。
【0034】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載のパネルの連結装置において、
回動レバーには、パネル端面部材と交叉する端面に係脱
する姿勢保持手段を設けたものであるから、請求項3に
記載の発明に比べて姿勢保持手段をパネル側に別途装着
する手間が省けるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の連結装置の各部品の斜視図であ
る。
【図2】第1実施例の連結装置の要部側断面図である。
【図3】第1実施例の連結装置の要部平面図である。
【図4】図2のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】パネルの下端部の斜視図である。
【図6】第2実施例の連結装置の要部側断面図である。
【図7】第2実施例の連結装置の要部平面図である。
【図8】高さの異なる2つのパネル同士を連結する場合
の概略側面図である。
【図9】支柱とパネルとを連結する場合の概略側面図で
ある。
【図10】支柱の断面図である。
【図11】下連結金具の斜視図である。
【図12】パネルの下端同士の連結を示す側断面図であ
る。
【図13】他の実施例の下連結金具の斜視図である。
【図14】他の実施例の下連結金具による連結状態を示
す側断面図である。
【図15】隣接するパネルのずれ防止手段の側断面図で
ある。
【図16】図15のXVI−XVI線矢視断面図である。
【符号の説明】
1,1′ パネル 2 連結装置 6 縦フレーム部材 7 笠木 11,11 溝条 20 回動レバー 21 枢支軸 23 フランジ 23a,23a 左右側縁 24 カム部 26,40 姿勢保持手段 28 係止爪 29 保持枠体 30 フック体 31 案内溝 32 係合ピン 33 係合爪 34 付勢ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−159218(JP,A) 特開 平10−219890(JP,A) 特開 平10−25843(JP,A) 特開 平9−209481(JP,A) 特開 平9−144169(JP,A) 特開 平8−270112(JP,A) 特開 平8−270111(JP,A) 実開 平6−6523(JP,U) 実開 平6−6525(JP,U) 実開 平6−74706(JP,U) 実開 平6−79916(JP,U) 特許2799742(JP,B2) 特許2824197(JP,B2) 特許2778508(JP,B2) 実用新案登録2534875(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/74 501 E04B 2/74 561

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動レバーの基端側に設けた枢支軸に、
    アームを回動自在に連結し、該アームには、相手部材の
    端面長手方向に沿って延びる左右一対の溝条に左右両側
    縁のみが摺動自在に嵌合するフランジを設ける一方、前
    記回動レバーの基端面を前記枢支軸に対して偏心するカ
    ム部に形成し、回動レバーを前記フランジと直交する方
    向に回動するとき、前記相手部材の端面と対向するパネ
    ル端面部材の裏面側に臨ませた前記カム部が前記フラン
    ジに接近するように構成したことを特徴とするパネルの
    連結装置。
  2. 【請求項2】 アームには、フランジと回動レバーのカ
    ム部との間に挟持片を移動自在に設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載のパネルの連結装置。
  3. 【請求項3】 パネルには、パネル端面部材と交叉する
    端面に、回動レバーに係脱する姿勢保持手段を着脱自在
    に装着したことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のパネルの連結装置。
  4. 【請求項4】 回動レバーには、パネル端面部材と交叉
    する端面に係脱する姿勢保持手段を設けたことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のパネルの連結装
    置。
JP7093932A 1995-04-19 1995-04-19 パネルの連結装置 Expired - Fee Related JP2989517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7093932A JP2989517B2 (ja) 1995-04-19 1995-04-19 パネルの連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7093932A JP2989517B2 (ja) 1995-04-19 1995-04-19 パネルの連結装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11222142A Division JP3108065B2 (ja) 1999-08-05 1999-08-05 パネルの連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08284288A JPH08284288A (ja) 1996-10-29
JP2989517B2 true JP2989517B2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=14096218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7093932A Expired - Fee Related JP2989517B2 (ja) 1995-04-19 1995-04-19 パネルの連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2989517B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534875Y2 (ja) 1991-05-10 1997-05-07 トーア株式会社 ローパーティションの連結装置
JP2778508B2 (ja) 1994-05-31 1998-07-23 コクヨ株式会社 パーティションの連結構造
JP2799742B2 (ja) 1989-07-12 1998-09-21 株式会社岡村製作所 パネルの連結装置
JP2824197B2 (ja) 1993-12-10 1998-11-11 コクヨ株式会社 展示パネル

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2799742B2 (ja) 1989-07-12 1998-09-21 株式会社岡村製作所 パネルの連結装置
JP2534875Y2 (ja) 1991-05-10 1997-05-07 トーア株式会社 ローパーティションの連結装置
JP2824197B2 (ja) 1993-12-10 1998-11-11 コクヨ株式会社 展示パネル
JP2778508B2 (ja) 1994-05-31 1998-07-23 コクヨ株式会社 パーティションの連結構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08284288A (ja) 1996-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5857304A (en) Slidable locking system for disengageable panels
EP3685092B1 (en) Display support structure
JP2989517B2 (ja) パネルの連結装置
JP3108065B2 (ja) パネルの連結装置
JP3389219B2 (ja) パネルの連結装置
JP3040940B2 (ja) パネルの下部連結装置
JP3249350B2 (ja) 立設部材の安定脚装置
JP2579683Y2 (ja) パネル間の隙間カバー
JP2741010B2 (ja) スタンド
JPH0734979Y2 (ja) 方立と横材の連結装置
JP2594371Y2 (ja) 机上パネルの取付構造
JP2512857Y2 (ja) ブラケットの脱落防止装置
JP4406207B2 (ja) 間仕切りパネル
JPH10276840A (ja) 昇降天板付きワゴンデスクの昇降装置
JPH0436377Y2 (ja)
JP2800913B2 (ja) 可動組み付け部材における位置決め構造
JPH0619729Y2 (ja) ストツパ−ア−ム軸支装置
JPH0645023Y2 (ja) 商品陳列ケース等のガラス戸用ヒンジ
JPH033223Y2 (ja)
JP2568921Y2 (ja) パネルの取付構造
JP2552120Y2 (ja) 目地カバー装置
JP3830763B2 (ja) 離間した部材への装着装置
JP2545222Y2 (ja) 天井板取付け装置
JPH07331950A (ja) 可傾倒戸車
JPH0614640Y2 (ja) 額縁用コーナ固定具

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990831

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121008

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121008

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees