JP2989278B2 - 完全密着型画像読取装置 - Google Patents

完全密着型画像読取装置

Info

Publication number
JP2989278B2
JP2989278B2 JP2417314A JP41731490A JP2989278B2 JP 2989278 B2 JP2989278 B2 JP 2989278B2 JP 2417314 A JP2417314 A JP 2417314A JP 41731490 A JP41731490 A JP 41731490A JP 2989278 B2 JP2989278 B2 JP 2989278B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor substrate
substrate
sensor
holding member
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2417314A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04234257A (ja
Inventor
廣居正樹
熊野勝文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKOO OYO DENSHI KENKYUSHO KK
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
RIKOO OYO DENSHI KENKYUSHO KK
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIKOO OYO DENSHI KENKYUSHO KK, Ricoh Co Ltd filed Critical RIKOO OYO DENSHI KENKYUSHO KK
Priority to JP2417314A priority Critical patent/JP2989278B2/ja
Publication of JPH04234257A publication Critical patent/JPH04234257A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2989278B2 publication Critical patent/JP2989278B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はファクシミリ等に利用しうる画像
読取装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来の完全密着型画像読取装置に用いられ
ているセンサ基板は、図12に示すような基板厚tに対し
基板幅Wが大きい。これは通紙方向の剛性が大きい、給
紙しやすいというメリットを持つが、最近の傾向として
は、軽薄短小化、低コスト化がいわれている。このよう
な中で、従来と同程度の寸法では、軽薄短小、低コスト
というものを達成することは難かしくなってきた。
【0003】従来のセンサ基板厚tはおよそ1〜2mm
のものがほとんどである。例えば基板厚tを現在よりも
薄くして材料費を下げることも考えられるが、基板厚を
薄くすることによる技術的デメリットのほうが大きくな
ると思われる。そこで、センサ基板1個当りの材料費を
下げるために基板幅を小さくすることが考えられる。基
板幅を小さくすることは、従来と同一な作り方をした場
合、1ロット当りから出てくるセンサ基板の本数が増え
ることになるので材料費のみならず、センサ一本当りの
製作費が下がることになる。
【0004】ところが、従来構造のまま基板幅Wの小さ
いセンサを実装すると次のような不具合が生じてくる。
【0005】(1) センサ基板表面と保持部材表面との間
の段差がプラテンローラーに近接するか、あるいは接触
するために、原稿を給紙したときセンサ基板表面と原稿
の密着性が悪くなる。 (2) センサ基板幅Wが小さいためセンサ基板裏から入光
する光量が減るので、原稿を照らすのに十分な光量が得
られなくなる。
【0006】また、従来の構造、基板幅では外乱光によ
るノイズ、劣化、センサ基板以外での実装コスト高も依
然として残っている。
【0007】
【目的】そこで本発明が解決しようとする技術課題は、
基板幅を小さくしても十分な密着性、光量が得られ、外
乱光に強く、実装コストの低減できるような完全密着型
画像読取装置を提供しようとするものである。
【0008】
【構成】本発明は、透明基板上に駆動回路を備えた画像
読取素子を有する完全密着型画像読取装置において、基
板裏面からの採光が可能なように基板が透明であり、通
紙方向の基板幅Wと基板の厚さtとの関係が、 W<t であって、センサ基板のセンサを有する基板面とセンサ
基板を支持する保持部材表面が同一平面上にあり、かつ
両表面が同一の透明薄板で覆われていることを特徴とす
る完全密着型画像読取装置に関する。
【0009】本発明は、基板裏面から採用するため、セ
ンサ基板が透明であることは必須要件である。また、前
記センサ基板表面と保持部材表面を透明薄板で被覆する
と両者の間の継ぎ目がかくされ、原稿をスムーズに密着
性よく送ることができるので好適である。
【0010】前記センサ基板表面とは反対側の面(以
下、センサ基板裏面と略記する)の近傍に相当する保持
部材の一部をカットし、採光量の向上を計ることが好ま
しい。カットの仕方は、センサ基板側面から保持部材側
へ角度θ(θ≦45°、好ましくは10°≦θ≦30°)
になるような傾斜状にカットすることが好ましい〔図4
(a),(b)参照〕。
【0011】また、採光効率を高めるため、センサ基板
の側面および/またはセンサ基板側面と向い合った保持
部材面に、反射板あるいは反射膜を設けることができ
る。さらに前記保持部材は、センサ駆動を補助する回路
およびセンサ出力信号を処理する回路((以下まとめて
外部回路と称する)を有する回路基板と兼用させること
ができる。
【0012】センサ基板に原稿を押しつけながら搬送す
るローラ(以下、プラテンローラと称する)のニップ幅
Nとセンサ基板幅Wとの関係は、 W≦N であることが好ましい。
【0013】以下、図面を参照して本発明を詳述する。
【0014】図1は本発明のセンサ基板である。図1
(a)はセンサ基板の外観図で、センサ基板幅Wがセンサ
基板厚tよりも小さくなっている(W<t)。図1(b)
はセンサ基板の断面を示したものであり、透明な基板1
上に駆動回路を備えた画像読取素子(=センサ:図には
かかれていない)があり、その上に保護用として、透明
な薄板2が貼られていてもよい。これらを含めた全体を
センサ基板と呼ぶ。センサ基板において、センサを有す
る側の面をセンサ基板表面、センサ基板表面の反対側の
面をセンサ基板裏面、センサ基板表面に対し垂直方向の
面をセンサ基板側面と呼ぶとすると、光源(図にはかか
れていない)から発せられた光はセンサ基板の裏面から
入光し、センサ基板内を通り、センサ基板表面上に置か
れた原稿(図にはかかれていない)に達し、そこで反射
された光がセンサに達する。このような過程で原稿を読
み取ることができる。
【0015】ところで、センサ基板幅Wとセンサ基板厚
tとの関係が、W<tであるのは、通常の基板厚が1〜
2mmであるのに対し、W>tでは従来同様コスト的に
難があるため、また本発明のセンサの取付面がほとんど
側面で固定することが多く、その取付を容易にするため
でもある。
【0016】図2はセンサ基板表面とそれをささえる保
持部材の表面が同一平面上にある基本的な実施例であ
る。なお、センサ基板11上の薄層は、センサを保持す
るための透明な薄板であり、以下、いずれの図面でも図
示されているか否かにかかわらず同様である。
【0017】センサ基板11は保持部材13によってその側
面を固定され、センサ基板表面と保持部材表面が同一平
面になるようになっている。センサ基板表面上には原稿
を押えつけながら搬送するためのプラテンローラ14が置
かれている。このような構造にすることにより、給紙方
向から送られてきた原稿(図にはかかれていない)はス
ムーズに通紙することができ、また原稿とセンサ基板表
面との密着性を良くすることができる。
【0018】図3はセンサ基板表面と保持部材表面に透
明な薄板が貼られている実施例である。
【0019】図3(a)において、センサ基板11は保持部
材13によって側面で固定され、センサ基板表面(この場
合のセンサ基板は保護用の透明な薄板は有していない)
と保持部材表面が同一平面になっており、センサ基板表
面と保持部材表面の上には1枚の透明な薄板12が貼ら
れ、その上にはプラテンローラ14が置かれている。この
ような構造にすることにより、給紙方向から送られてき
た原稿(図にはかかれていない)は透明な薄板上をスム
ーズに通紙することができ、また原稿とセンサ基板表面
との密着性を良くすることができる。
【0020】図3(b)は別な実施例である。センサの固
定がセンサ側面の片側のみで行なわれているものであ
る。効果は図3(a)と同じである。
【0021】図4,5はセンサ基板裏面近傍の保持部材
にセンサ基板側面から保持部材側へ角度θ(θは45°以
下)になるような傾斜形状を持たせた実施例である。
【0022】図4(a)においてセンサ基板11は、図に示
すような角度θになるような傾斜形状を持たせた保持部
材13によって固定され、センサ基板表面と保持部材表面
は同一平面になっている。センサ基板裏面近傍に設けら
れたこの傾斜形状は、センサ基板裏面方向から来た光を
反射させ、および/またはセンサ基板側面からも採光で
きるようにしたもので、θは反射効果を期待するために
は45°以下が望ましく、特に好ましくは10°〜30°であ
る。
【0023】図4(b)はこの状態の説明図である。光源
表面から発せられた光の一部はセンサ基板裏面から入光
し、センサ基板内を直接、あるいはセンサ基板側面で反
射しながら進みセンサ表面に置かれた原稿(図にはかか
れていない)に達する。また一部は前記傾斜形状の表面
に当たり反射され、主にセンサ基板側面から入光し、セ
ンサ基板内を直接、あるいはセンサ基板側面で反射しな
がら進みセンサ表面に置かれた原稿(図にはかかれてい
ない)に達する。このように保持部材13を前記傾斜形状
にすることにより、センサ基板裏面のみでなく、センサ
基板側面からも採光ができるため、原稿を照らす光量を
上げることができる。
【0024】図5は図4で述べた構造の別な実施例であ
る。構造上の原理は同じであるが、本実施例では、保持
部材13の前記傾斜形状部を光源15まで伸した状態になっ
ており、この傾斜形状を用いて光源の位置決めをしよう
とするものである。このようなことにより図4で述べた
ような光量増加ができ、かつ光源の位置決めも容易に行
なえる。
【0025】図6(b)は、センサ基板幅Wがプラテンロ
ーラのニップ幅Nと同じか、あるいはそれよりも小さい
場合の実施例である。図6(a)はニップ幅の説明図であ
る。ある平面上にプラテンローラ14をある力で押しつけ
ると平面とローラ表面が接したところはある幅をもって
つぶれる。この幅がニップ幅Nである。
【0026】図6(b)において、センサ基板11は保持部
材 13によって固定され、センサ基板表面と保持部材表
面は同一平面になっている。センサ基板表面上にはプラ
テンローラ14が置かれ、プラテンローラ14をセンサ基板
11に押しつける力によりプラテンローラ14がつぶれニッ
プ幅ができている。ニップ幅Nとセンサ基板幅Wとの関
係は、N≧Wで望ましくはN>Wである。原稿を送る
時、ニップ幅Nは大きい程安定して送れるので、プラテ
ンローラ側でニップ幅を調整すればセンサ基板幅Wはあ
まり気にしなくてもいいように思えるが、ニップ幅を大
きくするためには、プラテンローラを強く押しつけられ
るよう(イ)プラテンローラの材質をやわらかくする、
(ロ)プラテンローラの径を大きくする、(ハ)プラテ
ンローラの軸心を細くして肉厚を厚くするなど考えられ
るがそれにともなってプラテンローラを駆動する負荷が
大きくなる、プラテンローラの耐久性が落ちる、画像読
取装置まわりが大きくなる、プラテンローラの軸がたわ
みやすくなるなどの不具合が生じるため、ニップ幅Nの
調整はそれほど広い範囲では行なえない。よってセンサ
基板幅Wも小さくすることによりはじめて良好な結果が
得られる。またセンサ基板とプラテンローラの位置精度
から考えると特に好ましくはN>2Wである。このよう
な構造にすることにより、センサ基板は常にプラテンロ
ーラにおおわれている状態にあるので、使用しないとき
の外乱光による光劣化が少なくなることや、原稿読取時
における外乱光入射も少なくなるので外乱光による光ノ
イズも少なくなる。
【0027】図7は、外部回路17を有する回路基板16を
保持部材として用いた実施例である。
【0028】図7(a)において、センサ基板11は外部
回路17を有する回路基板16によって側面で固定され、セ
ンサ基板表面と回路基板16の外部回路17を有する面とは
反対側の面が同一平面になっていて、センサ基板11上に
はプラテンローラ14が置かれている。なお、センサ基板
11と外部回路17はフレキシブルプリント基板でつながれ
ている。このような構造にすることにより、部品点数や
実装上の手間がはぶけ、コスト上大変有利になる。
【0029】図7(b)は図7(a)に述べたものの別
な実施例である。センサ基板11は外部回路を有する回路
基板によって側面で固定され、センサ基板表面と回路基
板16の外部回路17を有する面が同一平面になっていて、
外部回路を保護するカバー18を設けてあり、センサ基板
上にはプラテンローラ14が置かれている。なお、カバー
はシールド板と原稿のガイド板を兼ねており、センサ基
板11と外部回路17はフレキシブルプリント基板によって
つながれている。このような構造にすることにより、図
7(a)と同様部品点数や実装上の手間がはぶけるの
で、コスト上大変有利になる。
【0030】図8は、センサ基板の側面に反射板19ある
いは反射膜20を設けたもので、図2、図3、図6、図7
で述べた構造のものに使用する実施例である。
【0031】図8(a)はセンサ基板11の側面に反射板
19を配したものである。通常反射板がない場合には、セ
ンサ基板裏面から入った光は、センサ基板内を直接、あ
るいは側面で反射しながら進みセンサ表面上にある原稿
(図にはかかれていない)に達する。ところが、側面で反
射するときに、全反射条件で反射する光だけではなく、
他の反射ではセンサ基板側面から出た光は隣接している
保持部材にほとんど吸収されてしまう。そこで、センサ
基板側面に反射板19を設けると、センサ基板側面から出
た光はすぐ反射板19によって反射されセンサ基板内にも
どってくる。このことから原稿を照らす光量を上げるこ
とができる。
【0032】図8(b)は図8(a)の反射板19を反射
膜20に置きかえたもので、得られる効果は図8(a)で
述べたものと同じである。ただ、センサ基板11と反射膜
20の方が界面での密着性がよいので効果は若干良くな
る。
【0033】図9は、センサ基板側面と向い合っている
保持部材13の面に反射板19あるいは反射膜20を設けたも
ので、図4、図5で述べた構造のものに使用する実施例
である。
【0034】図9(a)は、センサ基板側面と向い合っ
ている保持部材13の面に反射板19を配したものである。
通常反射板がない場合には、保持部材13で反射する光
は、保持部材13の材質によって吸収などの影響により、
その光量が変わってしまうし、高反射率の保持部材13を
使用するとなると、かなり限定されてしまう。そこで、
前記保持部材13の面に反射板19を設けることにより、セ
ンサ基板裏面方向から来た光は、センサ基板裏面から直
接入る光と、反射板19で反射しセンサ基板側面から入る
光とで、センサ基板11内を通り、センサ基板表面上に置
かれた原稿(図にはかかれていない)に達する。このこ
とにより原稿を照らす光量を上げることができる。
【0035】図9(b)は図9(a)の反射板19を反射
膜20に置きかえたもので、得られる効果は図9(a)で
述べたものと同じである。
【0036】本発明は以上述べてきたような特徴を持つ
が、これらのことは各々単独だけではなく、いくつか複
合されて用いられても良いことは言うまでもない。
【0037】たとえば、図10に示した実施例は図1、図
2、図3、図4、図6、図7、図8、図9で説明した特
徴を複合したものである。センサ基板11は、外部回路17
を有しセンサ基板側面と向い合っている面に反射膜20を
設けた回路基板16によって側面で固定され、センサ基板
表面と回路基板16の外部回路17を有する面とは反対側の
面が同一平面になっており、センサ基板表面と回路基板
前記の面の上に1枚の透明な薄板12が貼られている。ま
た、センサ基板11の固定されていないもう一方の側面に
は反射膜20が付けられている。透明な薄板12上にはニッ
プ幅がセンサ基板幅よりも大きくなるようなプラテンロ
ーラ14が置かれている。このような構造からセンサ基板
裏面方向から発せられた光は、一部はセンサ基板裏面か
ら直接入り、センサ基板内部で直接あるいは側面で反射
しながら進み、一部は回路基板側面に付けられた反射膜
20に反射しセンサ基板11の側面から入光し、直接、ある
いは側面で反射しながら進み、プラテンローラ14によっ
て透明な薄板12上をスムーズに密着良く送られてきた原
稿(図にはかかれていない)に十分な光量として達す
る。また反射膜20は外乱光の遮断膜としも働き、プラテ
ンローラのニップ幅がセンサ基板幅よりも大きいため、
外乱光による光ノイズは極力おさえることができる。
【0038】また別な複合実施例である図11は、図1、
図2、図3、図4、図5、図6、図7、図9で説明した
特徴を複合したものである。センサ基板11は、外部回路
17を有しセンサ基板11と向い合っている面に反射膜20を
設けた回路基板16とセンサ基板11と向い合っている面に
反射膜20を設けた保持部材13によって側面で固定され、
センサ基板表面と回路基板16の外部回路17を有する面と
は反対側の面と保持部材13の表面とが同一平面になって
おり、センサ基板表面と回路基板前記の面と保持部材の
表面の上に一枚の透明な薄板12が貼られている。透明な
薄板12の上にはニップ幅がセンサ基板幅よりも大きくな
るようなプラテンローラ14が置かれている。またセンサ
基板裏面方向には保持部材11の傾斜形状を利用して位置
決めされている光源(キセノンランプ)15があり、この
光源15は光源保持部材21によって固定されている。な
お、光源15はセンサ基板11とはなれていなくても良い。
また、回路基板16の側面方向とプラテンローラ側の方向
にはシールド板22が設けられており、このシールド板22
は一部透明な薄板12の上面にかぶせてあり、給紙のガイ
ド板としても働く。このような構造からセンサ裏面方向
から発せられた光は、一部はセンサ基板裏面から直接入
り、センサ基板内部で直接あるいは側面で反射しながら
進み、一部は保持部材13に付けられた反射膜20に反射し
センサ基板11の側面から入光し、直接あるいは側面で反
射しながら進み、プラテンローラ14によって透明な薄板
12上をスムーズに密着良く送られてきた原稿(図にはか
かれていない)に十分な光量として達する。またプラテ
ンローラ14のニップ幅がセンサ基板幅よりも大きいた
め、外乱光による光ノイズは極力おさえることができ
る。
【0039】以上述べてきた実施例に用いた材質などの
条件は、 ・透明基板…石英 ・透明な薄板…薄板ガラス(厚さ50μm) ・保持部材…アルミ(表面はアルマイトブラック処理) ・反射膜、反射板…蒸着アルミ、SUSテープ(厚さ20
μm) ・回路基板…ガラスエポキシ ・ローラ…NBR(ニトリルゴム、径;φ18、硬度;4
0) ・センサ基板サイズ…w/t=0.6/1.6(mm) である。
【0040】本発明は前記だけの条件でなくともよい。
例えば ・透明基板…パイレックス、透明合成樹脂 ・透明な薄板…ナイロン、ポリエステル、ポリエーテルエーテルケトンなど の合成樹脂 ・保持部材…樹脂類、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリブチレンテ レフタレート(PBT)、液晶ポリマ(LCP)、ポリエーテルエーテル ケトン(PEEK)、金属、セラミックス ・反射膜…クロム、銀、白金などの蒸着物、塗料(白系統)など ・反射板…アルミニウムなど ・回路基板…セラミックスなど ・ローラ…エチレンプロピレンゴム(EPDM)、シリコンゴム、ウレタンゴムなど などのような条件でも同様に効果が得られる。
【0041】
【効果】本発明は、基板幅Wと基板厚tとの関係をW<
tとし、センサ基板表面と保持部材の表面が同一平面上
にあるので、コストを低減することができる。
【0042】センサ基板表面と保持部材の表面に透明な
薄板が貼られているので、原稿をスムーズに密着性良く
送ることができる。
【0043】センサ基板裏面近傍の保持部材に、センサ
基板側面から保持部材側へ、角度θ(θは45°以下)に
なるような傾斜形状を持たせているときは、原稿を照ら
す光量を増加できるので、とくに良好な読み取りができ
る。
【0044】センサ基板の側面に反射板あるいは反射膜
を設けていると、原稿を照らす光量を増加することがで
き、またセンサ基板側面からの外乱光(外部からのノイ
ズ光)を遮断することができる。
【0045】センサ基板側面と向い合っている保持部材
の面に反射板あるいは反射膜を設けていると、原稿を照
らす光量を増加することができる。
【0046】センサ基板幅Wがプラテンローラのニップ
幅と同じか、小さくしたときは、外乱光による光ノイ
ズ、光劣化を少なくすることができる。
【0047】外部回路を有する回路基板を保持部材とし
て用いる場合には、コストの低減がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンサ基板を示し、(a)はその斜視
図、(b)はその断面図である。
【図2】センサ基板表面と保持部材表面が同一平面上に
ある本発明の請求項1に対応する実施例の断面図であ
る。
【図3】センサ基板表面と保持部材表面に透明な薄板が
貼られている本発明の請求項2に対応する実施例を示す
断面図であり、(a)はセンサ基板の両側に保持部材が
あるケースであり、(b)は片側にのみあるケースであ
る。
【図4】センサ基板裏面近傍の保持部材に、センサ基板
側面から保持部材側へ角度θの傾斜形状をもたせた請求
項3に対応する実施例を示す断面図であり、(a)はそ
の基本を、(b)は採光状態を、説明するものである。
【図5】図4の変形例を示す。
【図6】W<Nの場合の断面図であり、(a)はニップ
幅を説明するための図であり、(b)は請求項4に対応
する実施例を示す断面図である。
【図7】外部回路を有する回路基板を保持部材として用
いた本発明の実施例を示す断面図であり、(a)は外部
回路が裏面側にあるケースであり、(b)は表面側にあ
るケースである。
【図8】センサ基板の側面に反射層を設けた本発明実施
例の断面図であり、(a)は反射層が反射板の場合、
(b)は反射膜の場合である。
【図9】センサ基板側面と向い合った保持部材の面に反
射層を設けた本発明の実施例を示す断面図であり、
(a)反射層が反射板の場合、(b)は反射膜の場合で
ある。
【図10】請求項1,2,3および4のすべての要件を備
えた本発明の実施例の断面図である。
【図11】図10の変形例に相当する本発明実施例の断面
図である。
【図12】従来の完全密着型画像読取装置の断面図であ
る。 1 透明基板 2 透明な薄板 11 透明基板 12 透明な薄板 13 保持部材 14 プラテンローラ 15 光源 16 回路基板 17 外部回路 18 カバー 19 反射板 20 反射膜 21 光源保持部材 22 シールド板 23 採光窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−32760(JP,A) 特開 平2−86262(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/028

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板(以下、センサ基板と略称す
    る)上に駆動回路を備えた画像読取素子(以下、センサ
    と略称する)を有する完全密着型画像読取装置におい
    て、基板裏面からの採光が可能なように基板が透明であ
    り、通紙方向の基板幅W(以下、基板幅Wと略称する)
    と基板の厚さt(以下、基板厚tと略称する)との関係
    が、 W<t であって、センサ基板のセンサを有する基板面(以下、
    センサ基板表面と略称する)とセンサ基板を支持する保
    持部材表面(原稿給紙をするプラテンローラが存在する
    側の面)が同一平面上にあり、かつ両表面が同一の透明
    薄板で覆われていることを特徴とする完全密着型画像読
    取装置。
  2. 【請求項2】 センサ基板裏面近傍の保持部材が、セン
    サ基板表面から裏面に向かう方向において、センサ基板
    側面側から保持部材側へ傾斜状にカットされた形状の反
    射面をもつものである請求項1記載の完全密着型画像読
    取装置。
  3. 【請求項3】 センサ基板幅Wと、原稿をセンサ基板に
    押しつけながら搬送するローラのニップ幅Nとの関係
    が、 W≦N であり、かつローラのニップ幅Nは常にセンサ基板幅W
    を覆う位置にあるものである請求項1または2記載の完
    全密着型画像読取装置。
JP2417314A 1990-12-28 1990-12-28 完全密着型画像読取装置 Expired - Fee Related JP2989278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2417314A JP2989278B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 完全密着型画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2417314A JP2989278B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 完全密着型画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04234257A JPH04234257A (ja) 1992-08-21
JP2989278B2 true JP2989278B2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=18525437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2417314A Expired - Fee Related JP2989278B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 完全密着型画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2989278B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101647268B1 (ko) * 2013-03-19 2016-08-09 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 이미지 센서

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04234257A (ja) 1992-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10728413B2 (en) Illuminating device, image reading apparatus including the illuminating device, and image forming apparatus including the image reading apparatus
CN107650515B (zh) 热敏式打印机和便携式终端
JP3073045B2 (ja) 原稿画像読取装置
JP4255607B2 (ja) 面状光源装置及び液晶表示装置
JPH0470053A (ja) 密着型イメージセンサ
US20030053148A1 (en) Image sensor and image input/output apparatus using same
JP2003281913A (ja) 照明装置および画像読み取り装置
US7630105B2 (en) Book scanner with enhanced edge image quality
JP2989278B2 (ja) 完全密着型画像読取装置
CA2333158C (en) Image read/write integral head, and image processor equipped with the same
JP3552044B2 (ja) 面状照明装置
US4970607A (en) Full-size image sensor
JP2996295B2 (ja) 指ガイド付指紋画像入力装置
JPH03258158A (ja) 原稿読取装置
KR20010082266A (ko) 화상판독/기록 일체헤드, 이를 구비한 화상처리장치,화상판독헤드 및 프린트헤드
US6609806B2 (en) Spread illuminating apparatus
JP2573432Y2 (ja) イメージセンサ
JP2591166B2 (ja) イメージスキャナ
JP2758997B2 (ja) 原稿読取り装置
KR100592223B1 (ko) 액정표시장치와 화상표시장치 및 이를 구비한 휴대용 컴퓨터.
JP2899305B2 (ja) イメージスキャナ
JP3558888B2 (ja) 画像読み取り装置
JP2953595B2 (ja) 密着イメージセンサ
JP3068715B2 (ja) 画像読取装置
JP3396007B2 (ja) 原稿載置台

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees