JP2988562B2 - 電気カーペットの制御装置 - Google Patents
電気カーペットの制御装置Info
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- JP2988562B2 JP2988562B2 JP5262768A JP26276893A JP2988562B2 JP 2988562 B2 JP2988562 B2 JP 2988562B2 JP 5262768 A JP5262768 A JP 5262768A JP 26276893 A JP26276893 A JP 26276893A JP 2988562 B2 JP2988562 B2 JP 2988562B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気カーペットに係わ
り、詳しくはヒーターへの通電の制御に関するものであ
る。
り、詳しくはヒーターへの通電の制御に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電気カーペットの制御装置
を示したブロック図で、1は交流電源で、電源スイッチ
2、温度調節用の可変抵抗器3および整流ダイオード4
の直列回路を介しコンパレータ5のマイナス入力端子に
接続されると共に、この接続点と接地間にセンサー線6
が接続されている。コンパレータ5の出力はリレー駆動
部7に接続され、この接触子の切り換えによりヒーター
8の通電の入り切りがなされている。前記センサー線6
は電気カーペットのヒーター8に平行して敷設され、こ
の1次線と2次線は絶縁層を介して配設されている。ヒ
ーター8で熱せられた電気カーペットの温度変化は前記
センサー線6で検出され抵抗値の変化として出力され
る。即ち、その抵抗値は温度が上がれば小さくなり、温
度が下がれば大きくなる。従って、希望する温度に前記
可変抵抗器3を設定することにより決まる抵抗値と前記
センサー線6が検出した抵抗値で決まる検出電圧は前記
コンパレータ5のマイナス入力端子に入力される。同コ
ンパレータ5のプラス入力端子に入力された基準電圧9
と検出電圧(マイナス入力端子)とを比較して前記基準
電圧9より検出電圧が高い場合、出力信号を送出し、低
い場合には停止するようにしている。
を示したブロック図で、1は交流電源で、電源スイッチ
2、温度調節用の可変抵抗器3および整流ダイオード4
の直列回路を介しコンパレータ5のマイナス入力端子に
接続されると共に、この接続点と接地間にセンサー線6
が接続されている。コンパレータ5の出力はリレー駆動
部7に接続され、この接触子の切り換えによりヒーター
8の通電の入り切りがなされている。前記センサー線6
は電気カーペットのヒーター8に平行して敷設され、こ
の1次線と2次線は絶縁層を介して配設されている。ヒ
ーター8で熱せられた電気カーペットの温度変化は前記
センサー線6で検出され抵抗値の変化として出力され
る。即ち、その抵抗値は温度が上がれば小さくなり、温
度が下がれば大きくなる。従って、希望する温度に前記
可変抵抗器3を設定することにより決まる抵抗値と前記
センサー線6が検出した抵抗値で決まる検出電圧は前記
コンパレータ5のマイナス入力端子に入力される。同コ
ンパレータ5のプラス入力端子に入力された基準電圧9
と検出電圧(マイナス入力端子)とを比較して前記基準
電圧9より検出電圧が高い場合、出力信号を送出し、低
い場合には停止するようにしている。
【0003】しかしながら、前述の電気カーペットの制
御装置は、電気カーペット内部のヒーター8に平行して
敷設されたセンサー線6の抵抗値の変化と、可変抵抗器
3を設定して決まる検出電圧の変動により、電気カーペ
ットの温度を所定の温度に制御する機能のみを有してい
るもので、この電源の入り切りは電源スイッチの操作に
よりなされている。従って、電源を投入した後に、電気
カーペット上に人がいない場合、電源スイッチを操作し
て電源を切る必要があるが、煩わしさも伴って、操作を
怠るまたは忘れることが多々あり、電源を切るまで無駄
な電力を消費すると言う結果になっていた。また、暖房
する面積を分割すると共に個別に切換スイッチを有する
電気カーペットにおいても、この切り換えをマニュアル
にて操作することから、前述同様に、この切り換え操作
に伴う煩わしさがあった。以上の電力を節約すると言う
視点から、これらの操作を行わなくとも電力の節約がで
きる電気カーペットの出現が望まれていた。
御装置は、電気カーペット内部のヒーター8に平行して
敷設されたセンサー線6の抵抗値の変化と、可変抵抗器
3を設定して決まる検出電圧の変動により、電気カーペ
ットの温度を所定の温度に制御する機能のみを有してい
るもので、この電源の入り切りは電源スイッチの操作に
よりなされている。従って、電源を投入した後に、電気
カーペット上に人がいない場合、電源スイッチを操作し
て電源を切る必要があるが、煩わしさも伴って、操作を
怠るまたは忘れることが多々あり、電源を切るまで無駄
な電力を消費すると言う結果になっていた。また、暖房
する面積を分割すると共に個別に切換スイッチを有する
電気カーペットにおいても、この切り換えをマニュアル
にて操作することから、前述同様に、この切り換え操作
に伴う煩わしさがあった。以上の電力を節約すると言う
視点から、これらの操作を行わなくとも電力の節約がで
きる電気カーペットの出現が望まれていた。
【0004】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
で、電気カーペット上の人の動きを検知し、動きがない
場合には、通電を停止若しくは制限して節電する電気カ
ーペットを提供するものである。
で、電気カーペット上の人の動きを検知し、動きがない
場合には、通電を停止若しくは制限して節電する電気カ
ーペットを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、本願第1の発明は、交流電源の一端に電源
スイッチ、可変抵抗器、整流ダイオードからなる直列回
路を介しコンパレータのマイナス入力端子に接続すると
共に、他端を接地し、前記整流ダイオードとコンパレー
タ間の接続点と接地間にセンサー線を接続し、前記コン
パレータのプラス入力端子に基準電圧を入力し、前記コ
ンパレータの出力信号にてリレーを作動してヒーターへ
の通電を制御する電気カーペットにおいて、前記コンパ
レータの出力信号をパルス信号に変換するパルス発生部
と、前記パルス信号をカウントするカウンタ部と、前記
カウントを記憶する記憶部と、該記憶部のデータと基準
データとを比較する比較部と、前記パルス発生部、前記
カウンタ部、前記記憶部、前記比較部およびリレー駆動
部を制御する制御部とからなることを特徴とする。本願
第2の発明は、本願第1の発明に係わり、前記比較部の
基準データを、温度設定部により設定してなることを特
徴とする。本願第3の発明は、本願第1の発明に係わ
り、前記通電を制御する回路、リレー駆動部およびヒー
ターを複数にしてなることを特徴とする。本願第4の発
明は、本願第1の発明に係わり、前記通電を制御する回
路、リレー駆動部およびヒーターを複数にし、前記可変
抵抗器を連動してなることを特徴とする。
決するため、本願第1の発明は、交流電源の一端に電源
スイッチ、可変抵抗器、整流ダイオードからなる直列回
路を介しコンパレータのマイナス入力端子に接続すると
共に、他端を接地し、前記整流ダイオードとコンパレー
タ間の接続点と接地間にセンサー線を接続し、前記コン
パレータのプラス入力端子に基準電圧を入力し、前記コ
ンパレータの出力信号にてリレーを作動してヒーターへ
の通電を制御する電気カーペットにおいて、前記コンパ
レータの出力信号をパルス信号に変換するパルス発生部
と、前記パルス信号をカウントするカウンタ部と、前記
カウントを記憶する記憶部と、該記憶部のデータと基準
データとを比較する比較部と、前記パルス発生部、前記
カウンタ部、前記記憶部、前記比較部およびリレー駆動
部を制御する制御部とからなることを特徴とする。本願
第2の発明は、本願第1の発明に係わり、前記比較部の
基準データを、温度設定部により設定してなることを特
徴とする。本願第3の発明は、本願第1の発明に係わ
り、前記通電を制御する回路、リレー駆動部およびヒー
ターを複数にしてなることを特徴とする。本願第4の発
明は、本願第1の発明に係わり、前記通電を制御する回
路、リレー駆動部およびヒーターを複数にし、前記可変
抵抗器を連動してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】以上のように構成したので、本発明による電気
カーペットによれば、第1の発明として、電気カーペッ
トの電源スイッチの投入し、コンパレータの出力信号を
をパルス発生部がパルス信号に変換し、このパルス信号
をカウンタ部がカウントし、このカウント数を記憶部が
記憶する。室温変動若しくは電気カーペット上の物体の
動きに変動がある場合には、この室温変動と物体の動き
によって生ずる変動したコンパレータの出力信号を、前
述同様に継続して、パルス発生部がパルス信号に変換
し、カウンタ部がカウントし、記憶部が記憶し、一定の
時刻を経過した後に、比較部が、この記憶された実際デ
ータと比較する基準データとの差を比較し、実際データ
が基準データの設定範囲を超えた時に、比較部から継続
通電の信号を制御部へ送出し、同制御部がリレー駆動部
を作動可能状態にすると共に、コンパレータの出力信号
の送出によりヒーターに通電される。一方、室温変動若
しくは電気カーペット上の物体の動きが無い場合には、
この室温変動と物体の動きがないことによって生ずる一
定のコンパレータの出力信号を、パルス発生部がパルス
信号に変換し、カウンタ部がカウントし、記憶部が記憶
し、一定の時刻に至った時に、この記憶された実際デー
タと基準データとを比較部が比較し、基準データの設定
範囲内にある時に、比較部から通電停止の信号を制御部
へ送出し、同制御部がリレー駆動部を作動不能状態に
し、コンパレータからの出力信号が送出されてもヒータ
ーに通電されないようにする。第2の発明として、電気
カーペットに電源投入後、一定の時間を経過して得た実
際データと比較部の基準データとから、温度設定部が平
均値に基準データを修正し、前述同様にヒーターへの通
電を制御する。第3の発明として、通電を制御する回路
を、個別に制御して不要とする面のヒータへの通電を停
止する。第4の発明として、可変抵抗器の摺動子を連結
して連動し、個別の面の温度を所定温度に設定する。
カーペットによれば、第1の発明として、電気カーペッ
トの電源スイッチの投入し、コンパレータの出力信号を
をパルス発生部がパルス信号に変換し、このパルス信号
をカウンタ部がカウントし、このカウント数を記憶部が
記憶する。室温変動若しくは電気カーペット上の物体の
動きに変動がある場合には、この室温変動と物体の動き
によって生ずる変動したコンパレータの出力信号を、前
述同様に継続して、パルス発生部がパルス信号に変換
し、カウンタ部がカウントし、記憶部が記憶し、一定の
時刻を経過した後に、比較部が、この記憶された実際デ
ータと比較する基準データとの差を比較し、実際データ
が基準データの設定範囲を超えた時に、比較部から継続
通電の信号を制御部へ送出し、同制御部がリレー駆動部
を作動可能状態にすると共に、コンパレータの出力信号
の送出によりヒーターに通電される。一方、室温変動若
しくは電気カーペット上の物体の動きが無い場合には、
この室温変動と物体の動きがないことによって生ずる一
定のコンパレータの出力信号を、パルス発生部がパルス
信号に変換し、カウンタ部がカウントし、記憶部が記憶
し、一定の時刻に至った時に、この記憶された実際デー
タと基準データとを比較部が比較し、基準データの設定
範囲内にある時に、比較部から通電停止の信号を制御部
へ送出し、同制御部がリレー駆動部を作動不能状態に
し、コンパレータからの出力信号が送出されてもヒータ
ーに通電されないようにする。第2の発明として、電気
カーペットに電源投入後、一定の時間を経過して得た実
際データと比較部の基準データとから、温度設定部が平
均値に基準データを修正し、前述同様にヒーターへの通
電を制御する。第3の発明として、通電を制御する回路
を、個別に制御して不要とする面のヒータへの通電を停
止する。第4の発明として、可変抵抗器の摺動子を連結
して連動し、個別の面の温度を所定温度に設定する。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明によるの実施例
を詳細に説明する。図1は本発明の電気カーペットの制
御装置の一実施例を示すブロック図である。図2(A)
は本発明の電気カーペットの制御装置の出力信号とパル
ス信号の経時変化を示す波形図で、(B)は室温変動若
しくは電気カーペット上の物体の動きが生じた時の一例
を示す波形図である。図3は本第2発明の通電制限に係
わる一実施例を示したフローチャートである。本実施例
の説明において、前述の従来の技術にて説明した内、同
一機能を有するものは同一番号を付し前述同様に詳細な
説明は割愛する。図において、21はパルス発生部で、
コンパレータ5の出力端子と制御部22間に接続され、
前記コンパレータ5の出力信号23をパルス信号24に
波形成形する。25はカウンタ部で、前記パルス信号2
4をカウント(パルスの立ち上がり部をカウント)す
る。26は記憶部で、前記カウンタ部25のカウント数
を記憶する。27は比較部で、前記記憶部26に記憶さ
れたカウント数の実際データと、予め設定された基準デ
ータとを比較して開閉信号に変換し、前記制御部22へ
送出し、同制御部22内の電源開閉回路(図示せず)を
介してリレー駆動部7を作動してヒーター8へ供給する
電源を入り切りする。図2に示す前記基準データや実際
データの出力信号23は、一般に電源投入時は電気カー
ペットの温度が低く、出力信号23のON時間が長く、時
間の経過に伴い温度が安定するに従いON/OFFの繰り返し
時間が短くなる。
を詳細に説明する。図1は本発明の電気カーペットの制
御装置の一実施例を示すブロック図である。図2(A)
は本発明の電気カーペットの制御装置の出力信号とパル
ス信号の経時変化を示す波形図で、(B)は室温変動若
しくは電気カーペット上の物体の動きが生じた時の一例
を示す波形図である。図3は本第2発明の通電制限に係
わる一実施例を示したフローチャートである。本実施例
の説明において、前述の従来の技術にて説明した内、同
一機能を有するものは同一番号を付し前述同様に詳細な
説明は割愛する。図において、21はパルス発生部で、
コンパレータ5の出力端子と制御部22間に接続され、
前記コンパレータ5の出力信号23をパルス信号24に
波形成形する。25はカウンタ部で、前記パルス信号2
4をカウント(パルスの立ち上がり部をカウント)す
る。26は記憶部で、前記カウンタ部25のカウント数
を記憶する。27は比較部で、前記記憶部26に記憶さ
れたカウント数の実際データと、予め設定された基準デ
ータとを比較して開閉信号に変換し、前記制御部22へ
送出し、同制御部22内の電源開閉回路(図示せず)を
介してリレー駆動部7を作動してヒーター8へ供給する
電源を入り切りする。図2に示す前記基準データや実際
データの出力信号23は、一般に電源投入時は電気カー
ペットの温度が低く、出力信号23のON時間が長く、時
間の経過に伴い温度が安定するに従いON/OFFの繰り返し
時間が短くなる。
【0008】上記構成において、電気カーペットの電源
スイッチ2を投入すると、コンパレータ5より出力され
た出力信号23により、パルス発生部21がパルス信号
24に変換し、このパルス信号24開始時点からカウン
タ部25がカウントと時刻の積算を開始すると共に、記
憶部が記憶を開始し、比較部27が基準データとの対比
により観測を始め、同時に制御部22よりリレー駆動部
7へ作動用の電源が出力され、同リレー駆動部7の作動
子が閉じてヒーター8に通電される。次に、時間が経過
して電気カーペットの表面温度が上昇してコンパレータ
5の出力信号23が停止し、さらに時間を経過して電気
カーペットの表面温度が下降した時にコンパレータ5よ
り出力信号23が再出力され、継続して前述同様にパル
ス信号24とカウント時刻とが積算されて記憶され、こ
の記憶された実際データを比較部27が観測を続けると
共にヒーター8に通電される。一定の時間(例えば40
分)を経過して表面温度が略安定領域に至った時点のカ
ウント時刻の実際データ(図2の(A)のaおよびb
点)に対して、予め設定した基準データとの差(図2
(B)のaおよびb点)とを比較部27が比較する。言
い換えれば、カウント時刻のズレ、即ち、単位時間内の
パルスの個数を比較し、基準データの設定範囲を超えて
いる時には、コンパレータ5の出力信号23により制御
部22を介してリレー駆動部7を作動する電源が出力さ
れ、ヒーター8に通電される。従って、室温変動若しく
は電気カーペット上の物体の動きに変動がある場合に
は、コンパレータ5の出力信号23が変動することによ
って、電気カーペットが使われていると判断することに
なり、出力信号23の送出と同期してヒーター8に通電
される。
スイッチ2を投入すると、コンパレータ5より出力され
た出力信号23により、パルス発生部21がパルス信号
24に変換し、このパルス信号24開始時点からカウン
タ部25がカウントと時刻の積算を開始すると共に、記
憶部が記憶を開始し、比較部27が基準データとの対比
により観測を始め、同時に制御部22よりリレー駆動部
7へ作動用の電源が出力され、同リレー駆動部7の作動
子が閉じてヒーター8に通電される。次に、時間が経過
して電気カーペットの表面温度が上昇してコンパレータ
5の出力信号23が停止し、さらに時間を経過して電気
カーペットの表面温度が下降した時にコンパレータ5よ
り出力信号23が再出力され、継続して前述同様にパル
ス信号24とカウント時刻とが積算されて記憶され、こ
の記憶された実際データを比較部27が観測を続けると
共にヒーター8に通電される。一定の時間(例えば40
分)を経過して表面温度が略安定領域に至った時点のカ
ウント時刻の実際データ(図2の(A)のaおよびb
点)に対して、予め設定した基準データとの差(図2
(B)のaおよびb点)とを比較部27が比較する。言
い換えれば、カウント時刻のズレ、即ち、単位時間内の
パルスの個数を比較し、基準データの設定範囲を超えて
いる時には、コンパレータ5の出力信号23により制御
部22を介してリレー駆動部7を作動する電源が出力さ
れ、ヒーター8に通電される。従って、室温変動若しく
は電気カーペット上の物体の動きに変動がある場合に
は、コンパレータ5の出力信号23が変動することによ
って、電気カーペットが使われていると判断することに
なり、出力信号23の送出と同期してヒーター8に通電
される。
【0009】前述の動作において、室温変動若しくは電
気カーペット上の物体の動きに変動がない場合には、こ
の室温変動と物体の動きがないことによって生ずるコン
パレータ5の出力信号23から得た実際データに対し
て、比較部27の基準データの範囲を、所要の範囲に設
定しているので、基準データの設定範囲内にあることを
同比較部27が比較し、制御部22を介してリレー駆動
部7を作動する電源を遮断してヒーター8への通電を停
止する。本願第2の発明において、室温変動並びに可変
抵抗器3にて使用温度を可変した時に出力信号23の実
際データに合わせ基準データを修正する必要がある。こ
のため、図3の如く、例えば、電源の投入から一定の時
間(例えば40分)において、比較部の基準データと出
力信号23の実際データとの平均値が基準データの設定
範囲に対して同一並びに同一内の数値の時には、予め設
定されている基準データにより通電制限が継続され、こ
の平均値が基準データの設定範囲を超えた時に、この基
準データと実際データとの平均値に基準データを修正
し、電源の投入から一定の時間を経過して、次のカウン
トを開始する時点から、この修正された基準データと実
際データとの差により通電制限するようにすれば、室温
変動並びに可変抵抗器3にて設定するカーペットの温度
変化に追従するコンパレータ5の出力信号23の変動に
対して、電気カーペットへの電源投入時に基準データが
修正されているので、室温変動並びに可変抵抗器3の設
定温度の変化に連動した基準データが得られ、よって、
電気カーペット上の物体の動きに伴って得られたコンパ
レータ5の出力信号23による実際データと、基準デー
タとの差を縮めて通電制限の精度が高められる。
気カーペット上の物体の動きに変動がない場合には、こ
の室温変動と物体の動きがないことによって生ずるコン
パレータ5の出力信号23から得た実際データに対し
て、比較部27の基準データの範囲を、所要の範囲に設
定しているので、基準データの設定範囲内にあることを
同比較部27が比較し、制御部22を介してリレー駆動
部7を作動する電源を遮断してヒーター8への通電を停
止する。本願第2の発明において、室温変動並びに可変
抵抗器3にて使用温度を可変した時に出力信号23の実
際データに合わせ基準データを修正する必要がある。こ
のため、図3の如く、例えば、電源の投入から一定の時
間(例えば40分)において、比較部の基準データと出
力信号23の実際データとの平均値が基準データの設定
範囲に対して同一並びに同一内の数値の時には、予め設
定されている基準データにより通電制限が継続され、こ
の平均値が基準データの設定範囲を超えた時に、この基
準データと実際データとの平均値に基準データを修正
し、電源の投入から一定の時間を経過して、次のカウン
トを開始する時点から、この修正された基準データと実
際データとの差により通電制限するようにすれば、室温
変動並びに可変抵抗器3にて設定するカーペットの温度
変化に追従するコンパレータ5の出力信号23の変動に
対して、電気カーペットへの電源投入時に基準データが
修正されているので、室温変動並びに可変抵抗器3の設
定温度の変化に連動した基準データが得られ、よって、
電気カーペット上の物体の動きに伴って得られたコンパ
レータ5の出力信号23による実際データと、基準デー
タとの差を縮めて通電制限の精度が高められる。
【0010】本願第3の発明において、電気カーペット
の暖房する面を複数に分割して、前記通電を制御する回
路、リレー駆動部7およびヒーター8を、対応するそれ
ぞれの暖房する面に備えることにより、個別の面への通
電を制御する。本願第4の発明において、電気カーペッ
トのコーナに備えた制御器31内において、前記可変抵
抗器3をプリント配線基板32上に並設し、この可変抵
抗器3の摺動子33に、一端にスライドするノブ34を
形成し、他端方向に前記摺動子33に係止する凹状の係
止溝35を形成して嵌入し、上部を開放した箱状のベー
ス36に載置し、このベース36に係合すると共に前記
ノブ34をスライドする間隙を設けたカバー37を装着
し、前記ノブ34をスライドすることにより、複数の前
記摺動子33が連動するようにする。従って、前記可変
抵抗器3の抵抗値も連動して可変し、複数に暖房する面
を分割した電気カーペットのそれぞれの面の温度を均一
に保ち、前記通電を制御する回路により、個別の面への
通電を制御する。
の暖房する面を複数に分割して、前記通電を制御する回
路、リレー駆動部7およびヒーター8を、対応するそれ
ぞれの暖房する面に備えることにより、個別の面への通
電を制御する。本願第4の発明において、電気カーペッ
トのコーナに備えた制御器31内において、前記可変抵
抗器3をプリント配線基板32上に並設し、この可変抵
抗器3の摺動子33に、一端にスライドするノブ34を
形成し、他端方向に前記摺動子33に係止する凹状の係
止溝35を形成して嵌入し、上部を開放した箱状のベー
ス36に載置し、このベース36に係合すると共に前記
ノブ34をスライドする間隙を設けたカバー37を装着
し、前記ノブ34をスライドすることにより、複数の前
記摺動子33が連動するようにする。従って、前記可変
抵抗器3の抵抗値も連動して可変し、複数に暖房する面
を分割した電気カーペットのそれぞれの面の温度を均一
に保ち、前記通電を制御する回路により、個別の面への
通電を制御する。
【0011】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、室温変動並びに電気カーペット上に物体の動きがな
い場合には通電を停止するもので、かつ、電気カーペッ
トの暖房面積を分けることにより、必要とする面のみを
自動的に暖房する等、省電力とする効果は大である。
ば、室温変動並びに電気カーペット上に物体の動きがな
い場合には通電を停止するもので、かつ、電気カーペッ
トの暖房面積を分けることにより、必要とする面のみを
自動的に暖房する等、省電力とする効果は大である。
【図1】本発明の電気カーペットの制御装置の一実施例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】(A)は本発明の電気カーペットの制御装置の
出力信号とパルス信号の経時変化示す波形図で、(B)
は室温変動若しくは電気カーペット上の物体の動きが生
じた時の一例を示す波形図である。
出力信号とパルス信号の経時変化示す波形図で、(B)
は室温変動若しくは電気カーペット上の物体の動きが生
じた時の一例を示す波形図である。
【図3】本願第2の電気カーペットの制御装置に係わる
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】本願第4の電気カーペットの制御装置に係わる
要部側断面図で、(A)は上面および(B)は側面を示
した図である。
要部側断面図で、(A)は上面および(B)は側面を示
した図である。
【図5】従来の電気カーペットの制御装置の一実施例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
1 電源 2 電源スイッチ 3 可変抵抗器 4 整流ダイオード 5 コンパレータ 6 センサー線 7 リレー駆動部 8 ヒーター 9 基準電圧 21 パルス発生部 22 制御部 23 出力信号 24 パルス信号 25 カウンタ部 26 記憶部 27 比較部 28 温度設定部 31 制御器 32 プリント配線基板 33 摺動子 34 ノブ 35 係止溝 36 ベース 37 カバー
Claims (4)
- 【請求項1】 交流電源の一端に電源スイッチ、可変抵
抗器、整流ダイオードからなる直列回路を介しコンパレ
ータのマイナス入力端子に接続すると共に、他端を接地
し、前記整流ダイオードとコンパレータ間の接続点と接
地間にセンサー線を接続し、前記コンパレータのプラス
入力端子に基準電圧を入力し、前記コンパレータの出力
信号にてリレーを作動してヒーターへの通電を制御する
電気カーペットにおいて、前記コンパレータの出力信号
をパルス信号に変換するパルス発生部と、前記パルス信
号をカウントするカウンタ部と、前記カウントを記憶す
る記憶部と、該記憶部のデータと基準データとを比較す
る比較部と、前記パルス発生部、前記カウンタ部、前記
記憶部、前記比較部およびリレー駆動部を制御する制御
部とからなることを特徴とする電気カーペットの制御装
置。 - 【請求項2】 前記比較部の基準データを、温度設定部
により設定してなることを特徴とする請求項1記載の電
気カーペットの制御装置。 - 【請求項3】 前記通電を制御する回路、リレー駆動部
およびヒーターを、複数にしてなることを特徴とする請
求項1記載の電気カーペットの制御装置。 - 【請求項4】 前記通電を制御する回路、リレー駆動部
およびヒーターを、複数にし、前記可変抵抗器を連動し
てなることを特徴とする請求項1記載の電気カーペット
の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5262768A JP2988562B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 電気カーペットの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5262768A JP2988562B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 電気カーペットの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07119996A JPH07119996A (ja) | 1995-05-12 |
JP2988562B2 true JP2988562B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=17380324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5262768A Expired - Fee Related JP2988562B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 電気カーペットの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988562B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP5262768A patent/JP2988562B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07119996A (ja) | 1995-05-12 |
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