JP2988297B2 - 取付金具付熱電池及びその製造方法 - Google Patents

取付金具付熱電池及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は取付金具付熱電池に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】熱電池は、溶融塩を電解液とする電池で
あり、貯蔵中は電解液が非電導性の固体塩であるため外
部に電力を供給し得ないが、使用に当たっては電池に内
蔵された発熱体を燃焼させることによって固体状の電解
液が熱せられ、電導良好な溶融状態となって外部に電力
を供給し得るようになるものである。
【0003】このような熱電池は、 (1)10年以上の貯蔵が可能。 (2)大出力放電が可能。 (3)−55〜+75℃という広範囲な温度範囲で使用
可能。 (4)振動、衝撃に強い。 等の特徴を有しており、飛翔体用叉は緊急用電源として
実用化されている。
【0004】熱電池は通常、機器等にボルト等で固定さ
れて使用されるが、その取付形状は機器側の形状に依存
するため、機器側の形状に適合する熱電池を供給する必
要がある。
【0005】熱電池は、使用時、固体塩を溶融させるた
めの点火玉または撃発雷管と導火材と発熱体とが発電要
素とともに熱電池ケース内に収納されており、特に導火
材は熱電池ケースの側壁内面とほとんど隣接するように
配されているので、熱電池ケースの側面に取付金具を溶
接する場合、溶接の熱が強すぎると導火材が着火され、
もって熱電池が活性化してしまうおそれがある。
【0006】それゆえに、図1に示したように、衝撃、
振動等により電池が固定場所から容易に脱落しないよう
に取付金具の形状が電池ケース側面を電池ケース長に渡
って取付固定されるような形状を求められる。このよう
な場合には、熱電池と取付金具とを別々にしておき、取
付作業時に一体化するか、叉は予め取付金具を取り付け
た電池ケースを用いて内部に電池構成部品を収納後、電
池カバーを溶接して内部を密閉し、取付金具付熱電池を
製造する方法がとられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の2つの方法では
夫々次のような問題がある。
【0008】熱電池と取付金具とを別々にしておく場合
では、取付作業において熱電池の位置決めなどに十分な
注意と確認とが必要となり、取付作業に煩雑さを招いて
しまう。
【0009】また、予め取付金具を取り付けた電池ケー
スを使用する場合では、ケース内部に電池構成品を収納
後、電池カバーを溶接するときに、振動などによる電池
の脱落を防ぐように取付金具が電池ケース長に渡って取
り付けられているため、電池カバーとケースとの溶接が
しにくくなる。これは製造が煩雑になるばかりでなく、
溶接不良をも引き起こし兼ねない。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、熱電
池とそれを固定させる取付金具とを備え、熱電池ケース
内側には導火材が配され、かつケース外面には該取付金
具が溶接接合される溶接部を有してなり、前記溶接部の
位置は導火材から最短距離にあるケース壁の外面とずれ
ていることを特徴とする取付金具付熱電池により、ま
た、熱電池の内部構成部品を電池ケースに収納し、次い
でケースカバーをケースに溶接接合した後に、取付金具
を前記溶接部に溶接接合することを特徴とする取付金具
付熱電池の製造方法により、上記課題を解決するもので
ある。
【0011】
【作用】取付金具が溶接される熱電池ケース外面の溶接
部の位置が導火材から最短距離にあるケース壁の外面と
ずれているため、取付金具は導火材の設置位置を避けて
電池ケースに溶接接合されるので、誤って熱電池を活性
化させることなくなる。
【0012】また、熱電池の取付作業においても煩雑さ
を招くことがなくなる。
【0013】さらに、発電要素等の電池構成部品を電池
ケースに収納し、電池カバーを溶接封口した後に取付金
具が内面に導火材のないケース外面、つまり溶接部に溶
接接合されているので、電池カバー封口不良などを引き
起こすこともなくなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明になる取付金具付熱電池を実施
例を用いて具体的に詳述する。
【0015】図1は本発明になる一実例にかかる取付金
具付熱電池を示す図である。図2は一実施例にかかる取
付金具付熱電池の断面説明図である。
【0016】これらの図において、1は円筒形状の熱電
池、2は電池ケース、3は断面U字状かつ取付用のつば
を有する取付金具である。4,4’及び6,6’は断面
長方形状に形成された導火材であり、ここではケース2
の内側、もっと詳しく言えば電池ケースの内壁に当接さ
れるようにケース2の上端からケース底面までに配され
ている。5は取付金具3がケース2に溶接接続される溶
接部である。7は溶接接合を施した溶接位置であり、こ
こではケース2のケース長に渡って溶接されている。1
0はケースカバーである。
【0017】本熱電池は、熱電池内部構成品を電池ケー
ス2に収納し、このケース2にケースカバー10を溶接
接合し、熱電池1を製造した。その後、この熱電池1の
熱電池ケース2に取付金具3が当接され、溶接部5に溶
接接続している。このとき、ケース2の外面の溶接部5
の位置がが導火材から最短距離にあるケース壁の外面と
ずれているように設けているため、導火材の設置位置を
避けて取付金具3がケース2に溶接接合されるので、溶
接条件を非常に厳しく設定する必要がなく、誤って熱電
池を活性化させることもない。また、熱電池の取付作業
においても煩雑さを招くことがなくなる。
【0018】さらに、発電要素等の電池構成部品を電池
ケースに収納し、ケースカバーを溶接封口した後に取付
金具が溶接接合されているので、電池カバーの封口不良
などを引き起こすこともなくなる。
【0019】ここでは導火材から最短距離にあるケース
壁は、導火材がケース内壁に当接されているので、内壁
に当接されている部分のケース壁を意味している。たと
えば、導火材が本実施例と同様の形状で、ケース内壁へ
当接せずに内壁と平行に配されている場合、導火材から
最短距離にあるケース壁は、導火材から最短距離にある
ケース壁に導火材を平行移動させ、その結果導火材が当
接した内壁部分のケース壁を意味する。
【0020】溶接する方法としては、スポット溶接、ア
ーク溶接、レーザー溶接など任意の方法を選べば良い。
【0021】ここでは、導火剤4と4’及び6と6’の
間の1箇所と4’と6’の間の2箇所に溶接が施されて
いるが、使用条件などにより溶接箇所はこれに限るもの
ではないし、また溶接形状もこれに限るものでもない。
【0022】さらに、溶接を行うとき、熱電池本体1と
取付金具3とがずれないように、熱電池本体1の電池ケ
ース2に凸部を設け、取付金具3には該凸部に係合する
凹部を設けてもよい。加えて、溶接部3自体を凸部叉は
凹部状に形成し、当接される電池ケース2に溶接部の形
状に合うように凹部叉は凸部状に形成し、溶接時のずれ
と溶接箇所の誤認を防止してもよい。
【0023】尚、ここでは円筒状の熱電池を用いている
が、四角柱状等どんな形状のものでもよい。また、取付
金具の形状もこれに限るものでもないが、金具の形状は
熱電池の形状に依存することは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】本発明になる取付金具付熱電池は、熱電
池とそれを固定させる取付金具とを備え、熱電池ケース
内側には導火材が配され、かつケース外面には該取付金
具が溶接接合される溶接部を有してなり、前記溶接部の
位置は導火材から最短距離にあるケース壁の外面とずれ
ていることを特徴とする。
【0025】これにより、従来の取付作業時における煩
雑さが解消される。
【0026】また、熱電池の内部構成部品を電池ケース
に収納し、次いでケースカバーをケースに溶接接合した
後に、取付金具を前記溶接部に溶接接合することを特徴
とする取付金具付熱電池の製造方法により、予め取付金
具を取り付けた電池ケースを使用する場合に生じる電池
カバーとケースとの溶接がしにくいといった作業上の煩
雑さがなくなるとともに、電池カバーの封口不良を引き
起こすこともない。
【0027】さらに、どのような形状の取付金具でも熱
電池に取り付けておくことが可能となり、溶接作業中の
誤活性の心配もない。
【0028】よって、本発明の工業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる一実例にかかる取付金具付熱電池
を示す図である。
【図2】本発明になる一実施例にかかる取付金具付熱電
池の断面説明図である。
【符号の説明】
1 熱電池 2 電池ケース 3 取付金具 4,4’導火材 6,6’導火材 5 溶接部 10 ケースカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 6/36 H01M 2/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱電池とそれを固定させる取付金具とを
    備え、 熱電池ケース内側には導火材が配され、かつケース外面
    には該取付金具が溶接接合される溶接部を有してなり、 前記溶接部の位置は導火材から最短距離にあるケース壁
    の外面とずれていることを特徴とする取付金具付熱電
    池。
  2. 【請求項2】熱電池の内部構成部品を電池ケースに収納
    し、次いでケースカバーをケースに溶接接合した後に、
    取付金具を前記溶接部に溶接接合することを特徴とす
    、請求項1記載の取付金具付熱電池の製造方法。
JP33154694A 1994-12-08 1994-12-08 取付金具付熱電池及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2988297B2 (ja)

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