JP2987898B2 - 反射型映写スクリーン - Google Patents

反射型映写スクリーン

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JP2987898B2
JP2987898B2 JP2214014A JP21401490A JP2987898B2 JP 2987898 B2 JP2987898 B2 JP 2987898B2 JP 2214014 A JP2214014 A JP 2214014A JP 21401490 A JP21401490 A JP 21401490A JP 2987898 B2 JP2987898 B2 JP 2987898B2
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glass
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glass beads
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東次 菊地
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KIKUCHI KAGAKU KENKYUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はビデオ・プロジェクタ、映写機、幻燈機燈の
投影システムにおける反射型(フロントタイプ)の映写
スクリーンに関する。
より詳しくは、投影光反射面を微小硝子球体(以下、
ガラスビーズと称す)の集合面とした映写スクリーン
(以下、ビーズスクリーンと称す)に関する。
(従来の技術) 上記のようなビーズスクリーンは既に知られている。
第5図はそ一例の層構成を示す断面模型図を示してい
る。1はビーズスクリーン生地であり、生地ベースとし
ての例えば白色の塩化ビニルシート等の白色のベースシ
ート2と、そのベースシート2の表面に例えば数μm程
度に薄くコーティングした例えば酢酸ビニル系等の接着
剤層3と、その接着剤層3面に微小ガラスビーズ41を各
部均一に高密度に散布して接着剤層3を介してベースシ
ート2の表面に固着させて形成したガラスビーズ層4と
からなる。5・6は上記ビーズスクリーン生地1の裏
面、即ちベースシート2の裏面に順次貼り合せたバッキ
ング材層としてのグラスファイバークロス層と、塩化ビ
ニル等の樹脂シート層である。このバッキング材層5・
6はスクリーン全体の強度や寸法安定性等を確保する役
目をする。又黒色にして光遮蔽性にしてある。
ガラスビーズ層4を構成する個々のガラスビーズ41
は、例えば直径数10μm〜数100μmの実質的に球形の
透明ガラス製微小球体であり、ホワイトベース2の表面
に対する均一散布の固着ガラスビーズ層4は該ガラスビ
ーズ41の実質的に一層の高密度分布集合層である。
そしてスクリーンの表面側であるガラスビーズ層4側
の面に対して光像を結像投影して反射映像を観賞する。
このような反射型のビーズスクリーンは非ビーズ系ス
クリーンである、例えば、表面に微細な凹凸シワを付与
した光沢のない白色スクリーンと比較して、投影光の反
射効率が高くて高輝度映像を実現し、また、忠実度の高
い色再現性・階調性を有する映像を実現するもので、例
えば大画面のビデオ・プロジェクタの映写スクリーンな
どに適している。
(発明が解決しようとする問題点) 従来のこの種の反射型のビーズスクリーンはガラスビ
ーズ層4を構成する個々のガラスビーズ41として互いに
屈折率(空気との相対屈折率、以下インデックスと称
す)および球径が実質的に均一な単一種のものを使用し
て構成していた。
この場合、ガラスビーズ41のインデックスに依存して
スクリーン面反射光の拡散する範囲(拡散角又は指向
性;スクリーン面反射光がスクリーン面に垂直な軸を中
心にその左右側にそれぞれ拡散する角度範囲)が定まる
ので、観客席に対して集中的に投影光の反射光を送って
高輝度映像を得ようとするために使用ガラスビーズ41の
インデックスを高いものにすると、拡散角が狭くなって
スリーン面反射光は観客席中央部に指向してこの観客席
中央部においては高輝度映像が観察されるとしても、観
客席の両端側では観察される映像の輝度が低下する。
そこで観客席の両端側で高輝度映像が観察されるよう
に使用ガラスビーズ41のインデックスを低いもの(例え
ば1.6以下)にして拡散角を広くする(例えば左右それ
ぞれ30゜)と、観客席中央部では観察される映像の輝度
が低下する。
つまり、ガラスビーズ41として互いにインデックスお
よび球径が実質的に均一な単一種のものを使用して構成
する従来の反射型のビーズスクリーンの場合はその使用
ガラスビーズ41のインデックスを選択するだけでは、観
客席の両端間をカバーした広い拡散角範囲の各部におい
て等しく高輝度映像を観賞できるものを得ることは難し
いものであった。
本発明は同じく反射型のビーズスクリーンであるが、
上記の問題点を解決したものを提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は下記の構成を特徴とする反射型映写スクリー
ンである。
(1)白色のベースシート(2)の表面側に固着させ
て、実質的に球形の透明硝子球体(41)の実質的に一層
構成の多数個集合層(4)を具備させた反射型映写スク
リーンであり、前記透明硝子球体(41)の多数個集合層
(4)を空気との相対屈折率を互いに異にする2種以上
の硝子球体(41A)・(41B)を混在させて構成したこと
を特徴とする反射型映写スクリーン。
(2)空気との相対屈折率を互いに異にする2種以上の
硝子球体は互いに球径が実質的に同一或いは少なくとも
一種が他とは異なるものであることを特徴とする(1)
記載の反射型映写スクリーン。
(作 用) 即ち、硝子球体(ガラスビーズ)の集合面を空気との
相対屈折率(インデックス)を互いに異にする2種以上
の硝子球体を混在させて構成すると、その混在させた、
屈折率が互いに大小異なる複数の硝子球体間の拡散角の
異なりにより拡散角が多重化(指向性の多重化)する。
従って屈折率を互いに異にする2種以上の硝子球体の
混在割合を適切にあん配することにより観客席の両端間
をカバーできる広い角度範囲について各部等しく高輝度
映像を観賞可能としたビーズスクリーンタイプで多重指
向性反射型の映写スクリーンを構成することが可能とな
る。
(実 施 例) <実施例1> A.球径(平均球形) 約0.5mm程度 インデックス 約1.5程度 の例えばクラウンガラスを素材とする第1のガラスビー
ズ41A。
B.球径 約0.5mm程度 インデックス 約1.93程度 の高屈折ガラスを素材とする第2のガラスビーズ41B。
上記第1と第2の、球径は互いにほぼ同じであるが、
インデックスを上記のように互いに異ならせた2種のガ
ラスビーズ41A・41Bを粒数比で2:1の割合で均一に混合
した。
而して、ガラスビーズ層4を構成するガラスビーズと
して上記の混合ガラスビーズ41A・41Bを用い、他は前述
第5図例の反射型ビーズスクリーンと同様の構成とした
ものを作成した。
第1図にこのスクリーンの層構成を示す断面模型図を
示した。ガラスビーズ層4はインデックスが互いに異な
る第1と第2のガラスビーズ41Aと41Bが粒数比で2:1の
割合で各部ほぼ均一に高密度に分散分布した実質的に一
層の集合層である。
この実施例の反射型スクリーンは第2図の反射特性図
の実線グラフ線のように反射光の指向性が左右にそれ
ぞれ30゜を示して広い拡散角を有し、且つその拡散角の
中心部および左右30゜の全拡散角の各部においてほぼ等
しい明るさの高輝度映像が観察された。
なお参考として、インデックスが約1.5の第1のガラ
スビーズ41Aだけ、及びインデックスが約1.93の第2の
ガラスビーズ41Bだけを夫々用いてガラスビーズ層4を
形成した反射型ビーズスクリーンの各反射特性を夫々第
2図に1点鎖線グラフと2点鎖線グラフで示した。
<実施例2> C.球径(平均球形) 約0.5mm程度 インデックス 約1.6程度 の例えば重フリントガラスを素材とする第1のガラスビ
ーズ41C。
D.球径 約0.2mm程度 インデックス 約1.98程度 の高屈折ガラスを素材とする第2のガラスビーズ41D。
上記第1と第2の2種のガラスビーズ41C・41Dを用い
次の要領でガラスビーズ層4を構成するものとし、他は
前述第5図例の反射型ビーズスクリーンと同様の構成と
したものを作成した。
ガラスビーズ層4の作成はベースシート2の表面に接
着剤層3をコーティングしたら、まず球径の大きな第1
のガラスビーズ41Cを散布し、余分なビーズをはらい落
した後、球径の小さな第2のガラスビーズ41Dを散布し
て同じく余分なビーズを取除く。接着剤層3が乾燥した
後、形成されたガラスビーズ層表面を軽く加圧処理す
る。
第3図にこのスクリーンの層構成を示す断面模型図を
示した。ガラスビーズ層4は大きな球径の第1のガラス
ビーズ41Cの間に小さな球径の第2のガラスビーズ41Dが
入り込んで第1と第2のガラスビーズ41C・41Dが各部ほ
ぼ均一に高密度に分散分布した実質的に一層の集合層で
ある。第1と第2のガラスビーズ41C・41Dの分布割合は
粒数比でほぼ1:1〜1:2程度となる。
この実施例の反射型スクリーンは第4図の反射特性図
の実線グラフのように前述実施例1のものよりも更に
指向性が拡がり、左右それぞれ約35゜にわたる広い拡散
角を有し、その全拡散角の各部においてほぼ等しい明る
さの高輝度映像が観察された。
なお参考として、第1のガラスビーズ41Cだけ、及び
第2のガラスビーズ41Dだけを夫々用いてガラスビーズ
層4を形成した反射型スクリーンの各反射特性を夫々第
4図に1点鎖線グラフと2点鎖線グラフで示した。
インデックスや球径を異にする3種類以上のガラスビ
ーズを夫々適宜の割合で組合わせてそれ等の各ビーズの
指向性の多重化で全体として所望の反射特性を有するス
クリーンを構成できる。
ガラスビーズ41A・41B・41C・41Dにはインデックスを
異にする透明樹脂製ビーズも含むものとする。
(発明の効果) 以上のように本発明に依ればビーズスクリーンにおけ
る微小硝子球体の集合面を、屈折率を互いに異にする2
種以上の微小硝子球体の混在で構成するものとし、その
混在割合を適切にあん配することにより、観客席の両端
間をカバーできる広い角度範囲について各部等しく高輝
度映像を観賞可能としたビーズスクリーンタイプで多重
指向性反射型反射型の映写スクリーンを構成することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例のビーズスクリーンの層構成を示す
断面模型図。 第2図はそのスクリーンの反射特性図。 第3図は第2実施例のビーズスクリーンの層構成を示す
断面模型図。 第4図はそのスクリーンの反射特性図。 第5図は反射型のビーズスクリーンの層構成を示す断面
模型図。 4……ガラスビーズ層、41・41A・41B・41C・41D……ガ
ラスビーズ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白色のベースシート(2)の表面側に固着
    させて、実質的に球形の透明硝子球体(41)の実質的に
    一層構成の多数個集合層(4)を具備させた反射型映写
    スクリーンであり、前記透明硝子球体(41)の多数個集
    合層(4)を空気との相対屈折率を互いに異にする2種
    以上の硝子球体(41A)・(41B)を混在させて構成した
    ことを特徴とする反射型映写スクリーン。
  2. 【請求項2】空気との相対屈折率を互いに異にする2種
    以上の硝子球体は互いに球径が実質的に同一或いは少な
    くとも一種が他とは異なるものであることを特徴とする
    請求項1記載の反射型映写スクリーン。
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