JP2987063B2 - エアーマット - Google Patents
エアーマットInfo
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Description
性によって、空気が取り入れられることによって少なく
とも片面が凹凸の所定形状を再現する自己膨張型のエア
ーマットに関する。
ームとなっている中、RV車の普及が著しい。これはR
V車を移動する家と捉える感覚から生まれた結果に他な
らない。RV車は、休息や就寝のために座席シートを倒
して車内に平坦なフロアーができることで、体を横たえ
ることができたりフロアー感覚でのレクリェーションが
できたりするのが特徴であり、これらの点においては家
の中にいるのと同じ条件を現出することができる。
倒しただけでは一見平坦にはなるもののシートの形状に
よる凹凸やシートの継ぎ目の空間凹凸等、家庭でのフロ
アーにマットを敷いたような快適さは得られないのが現
状である。そのためにクッション性のある厚めのマッ
ト、即ちクッション材(マットレス)や、汚れ難く濡れ
難い敷物等が必要とされるが、厚いクッション材は嵩張
って携帯に不便であると共に、シート面の凹凸を完全に
緩和しようとすればより厚いクッション材を必要としそ
のためクッション材を敷く場所の空間を狭くし、またク
ッション材の厚みが薄ければシート面の凹凸を完全に緩
和することはできないという問題があった。
上記従来の欠点を解消し、凹凸面上に載置しても表面に
平坦面を形成し且つ下の凹凸の感触を緩和することがで
き、比較的嵩張らず携帯に便利なマット材を提供するこ
とを目的とする。
(1)少なくとも片面に凹凸形状を有する連続気泡の合
成樹脂発泡体が、該合成樹脂発泡体の表裏面に設けられ
た接着剤層を介して柔軟性のある気密性シート材で被覆
され、所定部位に空気栓が設けられてなるエアーマット
であって、該エアーマットの少なくとも片方の面が凹凸
形状を有していることを特徴とするエアーマット、
(2)少なくとも片面に凹凸形状を有する連続気泡の合
成樹脂発泡体が、片面に接着剤が塗布された2枚の柔軟
性のある気密性シート材で上記接着剤を介して被覆さ
れ、所定部位に空気栓が設けられてなるエアーマットで
あって、該エアーマットの少なくとも片方の面が凹凸形
状を有していることを特徴とするエアーマット、(3)
合成樹脂発泡体の少なくとも片方の面が凹凸形状を有し
且つ他方の面が平坦に形成されており、上記合成樹脂発
泡体の凹凸形状面側を被覆している気密性シート材とし
ては、合成樹脂発泡体の平坦面側を被覆している気密性
シート材よりも柔軟且つ伸び易い素材が用いられている
上記(1)又は(2)記載のエアーマット、(4)片面
に、自動車のシートを倒した状態の該シート上の凹凸形
状に係合する凹凸形状を有する連続気泡の合成樹脂発泡
体が、該合成樹脂発泡体の表裏面に設けられた接着剤層
を介して柔軟性のある気密性シート材で被覆され、所定
部位に空気栓が設けられてなるエアーマットであって、
該エアーマットの少なくとも片方の面が凹凸形状を有し
ていることを特徴とするエアーマット、(5)片面に、
自動車のシートを倒した状態の該シート上の凹凸形状に
係合する凹凸形状を有する連続気泡の合成樹脂発泡体
が、片面に接着剤が塗布された2枚の柔軟性のある気密
性シート材で上記接着剤を介して被覆され、所定部位に
空気栓が設けられてなるエアーマットであって、該エア
ーマットの少なくとも片方の面が凹凸形状を有している
ことを特徴とするエアーマットを要旨とする。
する。図面は本発明エアーマットの一例を示す図であ
り、図1は膨張した状態の本発明エアーマットの斜視
図、図2(a)は膨張した状態のエアーマットの縦断面
図、図2(b)は圧縮した状態のエアーマットの縦断面
図である。本発明エアーマット1は例えば図1〜図2に
示すように、連続気泡の合成樹脂発泡体2の周囲が、該
合成樹脂発泡体2の表裏全面に設けられた接着剤層3を
介して気密性シート材4で被覆され、所定部位に空気栓
5が設けられており、少なくとも片方の面が使用する場
所の凹凸形状に係合する所定の凹凸形状を有している。
トを使用する場所としては例えば図1に示すような、自
動車のシートsを倒した状態の該シートs上等の凹凸面
上、或いは特に図示しないが梱包容器内に収納された物
品と該梱包容器内面との間隙等を想定している。
ている気密性シート材41としては、合成樹脂発泡体2
の平坦面側を被覆している気密性シート材42よりも柔
軟且つ伸び易い素材が用いられる。
樹脂発泡体2に該合成樹脂発泡体2の全面に設けられた
接着剤層3によって接着されて合成樹脂発泡体2の全体
を被覆しているので、気密性シート材41がその柔軟さ
及び伸び易さの点で、気密性シート材42と同じか或い
は劣る場合は、エアーマット1を膨張させた状態におい
てその凹凸面側の凹凸形状が平坦面側に現れてしまう
か、或いは凹凸面側の凹凸形状が潰れて平坦的になって
しまうか、また或いは上記の両方を併せた状態となって
しまい、上記した所定の凹凸形状を再現するエアーマッ
トは得られ難い。
なくとも片面に凹凸形状を有するものである。合成樹脂
発泡体の片方の面は、使用する所の凹凸形状に係合する
所定の凹凸形状を有し、他方の面は用途に応じ、プロフ
ァイル加工等を施しても、或いはその他の凹凸形状とし
てもよく、また平坦形状としてもよい。即ち、合成樹脂
発泡体2は、例えば図1〜図2に示すように、エアーマ
ット1の片方の面が使用する場所の凹凸形状に係合する
所定の凹凸形状を有し、他方の面が平坦に形成されてい
る場合は、合成樹脂発泡体2としてはその片方の面が凹
凸形状を有し且つ他方の面が平坦に形成されたものが用
いられる。
(開放セル)構造を有しており、柔軟性並びに反発弾性
を有するものが用いられる。合成樹脂発泡体2としては
例えば軟質ウレタンフォーム、ポリ塩化ビニールフォー
ム、ポリエチレンフォーム、ポリエステルフォーム、ポ
リブタジエンフォーム等の軟質合成樹脂製フォーム、及
びラバーフォーム等を用いることができるが、特に引張
強度0.35kg/cm2 以上、伸び率80%以上、引
き裂き強度0.15kg以上、反発弾性18%以上の軟
質ウレタンフォームが好ましい。反発弾性が小さ過ぎる
とエアーマットを凹凸面上に載置した時、下面の凹凸形
状の感触を充分に緩和することができない。又厚みは3
0mm〜130mm程度が好ましい。縦横のサイズはエ
アーマットの使用用途に応じて適宜に選定することがで
きる。
強度及び引き裂き強度が弱過ぎると、空気を注入した時
に、合成樹脂発泡体自体が破壊してしまう場合もある。
従ってこのことを考慮して合成樹脂発泡体の材質(機械
的性質)を選定する必要がある。上記比較的好適な合成
樹脂発泡体の引張強度は概ね0.5kg/cm2 程度以
上、引き裂き強度は0.19kg程度以上、反発弾性は
32%以上である。
可塑性接着剤(ホットメルト系接着剤)、反応硬化型接
着剤、エマルジョン型接着剤、溶剤型接着剤、熱硬化型
接着剤等、合成樹脂接着剤であれば従来公知の如何なる
接着剤も使用可能であるが、特に熱硬化型接着剤が好ま
しい。
系、アクリル系、ゴム系、ウレタン系等の従来公知の熱
硬化型接着剤が使用可能であり、また1液タイプでも2
液タイプでもよいが、特にウレタン系2液タイプの接着
剤が好ましい。また上記ウレタン系2液タイプの接着剤
とは、イソシアネート基(−NCO基)を末端に有する
物質を硬化剤とし、それにポリエステル系、ポリエーテ
ル系、ポリエステル−ポリエーテル系等の末端に水酸基
(−OH基)を有する物質を添加し、ウレタン反応を起
こさせることによって硬化せしめる接着剤のことをい
う。
を自動車内等の過酷な温度条件下で用いた場合にも接着
剤溶融によって接着部位が剥離する危険もなく、また合
成樹脂発泡体を気密性シート材で接着、被覆する際に、
例えば、従来のホットメルト系の接着剤を用いる場合と
比較して加熱熱量が少なくて済み、そのため加熱温度を
低くするか、もしくは加熱時間を少なくするか、場合に
よってはその両方とも少なくすることができる。従って
製造工程としては加熱ロールを通すという接着剤硬化の
工程を採用することができ、従来のバッチ式ではなく連
続的な生産が可能となるという利点が生じる。このため
単位時間当たりの生産量を増やすことができ、従って従
来の方法に比べて製造コストを減少することもできる。
又、従来の熱可塑性接着剤(ホットメルト系接着剤)を
用いた場合と比較して耐熱性に優れたエアーマットを得
ることができる利点がある。
耐熱性を考慮しない場合は、塩ビ等の耐熱性の低い廉価
な素材からなる気密性シート材を用いることができるた
め、材料コストを低減できる利点がある。
剤)を用いた場合の作業温度×時間(接着剤が溶融する
条件)は、通常100℃〜150℃×30秒以上であ
り、この接着剤を用いる場合は、気密性シート材として
比較的耐熱性の高い素材を用いる必要があるが、耐熱性
の高い素材を用いても、微細なシボ模様を表面に設ける
と熱により該模様が潰れて模様の呈をなさなくなる場合
がある。また耐熱性の高い素材は比較的高価であって製
品コストが高くなる。これに対して熱硬化型接着剤を用
いれば、反応硬化に要する総熱量が比較的少なくて済む
ため、合成樹脂発泡体や気密性シート材には熱による影
響は及ぼさずに済む。
のある気密性のプラスチックシートをそれ単独で使用す
ることができる他、クロス(布地)に樹脂加工するか、
或いはクロスに気密性プラスチックフィルムをラミネー
トして柔軟性のある気密性の布地シート等に加工したも
のを使用することもできる。また合成皮革を使用するこ
ともできる。
の凹凸形状面側に被覆される気密性シート材41として
は、通常、厚さ0.2mm〜0.4mm、100%延伸
時モジュラス130kg/cm2 以下のものが用いられ
る。これに対して合成樹脂発泡体の平坦面側に被覆され
る気密性シート材42としては、通常、厚さ0.3mm
〜0.5mm、100%延伸時モジュラス150kg/
cm2 以上のものが用いられる。上記気密性シート材4
1,42は、気密性シート材41が気密性シート材42
に比べて常に柔軟且つ伸び易いような組み合わせで用い
られる。
チックシート単独か、クロス(布地)に樹脂加工する
か、或いはクロスに気密性プラスチックフィルムをラミ
ネートして柔軟性のある気密性の布地シート等に加工し
たものである場合は、上記プラスチックとしては気密性
を有するものであれば如何なるものも使用可能である
が、例えばポリウレタン、ポリエステル、ナイロン、ア
クリル等の比較的耐熱性に優れる合成樹脂が好適に用い
られる。
ート材4(41,42)で合成樹脂発泡体2を接着、被
覆する工程において材料破壊、溶融等の支障がないなら
ば、ポリ塩化ビニール、ポリエチレン、ポリアセテー
ト、ポリビニルアルコール等の比較的耐熱性の低い廉価
な材料を使用することもできる。
布の他、不織布を用いることもでき、また、トリコット
(縦メリヤス)、ジャージー(横メリヤス)等の編み物
を用いることもできる。上記のような、生地の片面に樹
脂を設けたものは、商品の表面を生地面とすると外観及
び感触的に好ましい。
してプラスチックシート単独で用いるか、或いは少なく
とも片面がプラスチック素材からなっており、エアーマ
ット表面がプラスチック素材面となるように設けられて
いる場合は、エアーマット表面の汚れを落とし易くまた
水に濡れても拭き取って乾かし易い利点がある。
リ塩化ビニール等の合成樹脂製、合成ゴム製等のチュー
ブ6等を用いて設けることができる。この空気栓5を設
ける場所は例えば四角形のエアーマットならば通常はコ
ーナー部が好ましいが、これに限られずどの場所であっ
てもよい。空気栓5のチューブ6の先端には通常、栓蓋
7が挿し込まれることによってエアーマットの形態が、
膨張した状態や、扁平になった状態等の所望の状態に保
持することができるようになっている。又、空気栓5
は、エアーマットの空気の出し入れを容易にするために
複数個設けられてもよい。
の周囲を気密性シート材4(41,42)で接着、被覆
してエアーマットの中間体である包囲体8を形成した
後、図3に示すように、該包囲体8の所定部位における
気密性シート材4(41,42)の一部に合成樹脂発泡
体2に通ずる孔11を設け、該孔縁11aに上記チュー
ブ6の孔縁6aを高周波融着等により固着してなるもの
でもよいが、予め合成樹脂発泡体2の一部にチューブ6
の一端が接するように固着しておき、合成樹脂発泡体2
の周囲を気密性シート材4(41,42)で接着、被覆
する際に同時に該チューブを一体的に設けて包囲体8を
形成し、その後チューブ6の先端を露出させて形成する
こともできる。この方法については後のエアーマットの
製造方法の説明において詳述する。
示すように、エアーマットの複数個(1a,1b・・
・)を連続した状態のものであってもよい。このような
状態のエアーマット1は、後述する包囲体8が連続した
状態で得られたその後、その連設部位を裁断する際に所
望の個数の包囲体を1ブロックとしてブロック単位で得
られるように裁断することで容易に得ることができる
が、単独のエアーマット完成品を得た後に、該完成品を
複数個、縫着、融着等の手段によって連設してもよい。
は、図5に示すような、梱包容器Kに物品Bを収納して
運搬する際に用いられる梱包用緩衝材として好適に用い
られ得る。
に、エアーマット1の周縁部に沿って適宜箇所に適宜個
数のハトメホックHを装着しておいてもよい。こうして
おけば、折り畳んだり巻いたりした時にホックを掛け止
めておけば折り畳み形態が不用意に崩れないので携帯に
一層至便となる。
例を説明するための図である。本発明エアーマット1は
例えば同図に示すように、表裏2枚の気密性シート材4
(41、42)の片側接着面に各々ロールコーター方式
等を利用した接着剤塗布装置9(91,92)で接着剤
31を塗布する。9(91,92)はグラビアロールコ
ーター等の接着剤塗布装置である。尚、接着剤塗布装置
7としては、上記の他に例えばドクターナイフコータ
ー、スプレーコーター等が使用可能である。
より狭い適宜の幅寸法であって適宜長さ寸法を有し、図
中上方面が凹凸に形成され且つ下方面が平坦に形成され
た合成樹脂発泡体2を連続的に載置し、もう一方の気密
性シート材41の接着剤31の塗布面に相対させてラミ
ネートロール10等で連続的に乾式圧着ラミネートを行
なう。
が、90〜100℃で加熱しながら圧着すると合成樹脂
発泡体と気密性シート材とがより強固に接着されるので
好ましい。加熱手段としてはラミネートロール10を所
定温度に加熱しておく等の手段を用いることができる。
ピードは、合成樹脂発泡体2及び気密性シート材41、
42の各素材の組合せ、及び生産性等を考慮して適宜に
選択される。
した状態の扁平な包囲体8を連続的に生産する。包囲体
8は、本発明エアーマット1の製造の中間段階において
は内部から空気が殆ど抜かれた密閉状態であり、図2
(b)に示したような偏平の状態である。
ばコーナー部)を切除し、チューブ6を装着して空気取
り入れ口5を設ける。この、空気取り入れ口5を設ける
ために該包囲体8の一部を削除する時に、包囲体8の内
部に空気が取り入れられて自己膨張して図1、図2
(a)に示すような立体的な形状を呈するようになる。
体8の縁辺の切除部分に形成された孔11の縁11aに
チューブ6の一端の縁6aを当接させて高周波融着等の
固着手段で上記孔縁11にチューブ6を固着する方法を
採用することができる。
は、前記した如く、例えば図8に示すように、予め合成
樹脂発泡体2の一部に切込み等によって設けた凹部内面
12にチューブ6をその一端13が接するように設け、
該チューブ6の端部13の周囲に沿って環状に塗布した
接着剤Cによって合成樹脂発泡体2の上記凹部12内に
端部13を固着しておき(同図(a))、その後、図7
に示すような方法等によって合成樹脂発泡体2の周囲を
気密性シート材4(41,42)で接着、被覆して密閉
包囲体8を得る際に、同時に該チューブ6を一体的に設
け(同図(b))、その後チューブ6の先端14内側に
おいて包囲体縁辺を切除することによってチューブ先端
14aを露出させる(同図(c))方法を採用すること
もできる。
ためのチューブ装着手段を用いれば、高周波融着等の別
の固着手段を用いずともよく、またチューブの固着が簡
単で空気栓を容易に形成することができると共に、空気
栓の形成加工に要するコストを削減できる利点がある。
得る。尚、本発明エアーマットの製造において、空気栓
5は、接着剤が完全に硬化後に取り付けられるのが好ま
しい。密閉状態の包囲体8の一部を削除する場合、接着
剤が硬化していないと、合成樹脂発泡体2が空気を取り
入れて自己膨張してしまい、接着強度が弱まる危険性が
ある。このため、通常ラミネートして1〜2日後に空気
栓5を装着する。
図3に基づき説明する。本発明のエアーマット1は、栓
蓋7をはずせばその反発弾性により自然に空気を取り入
れて自己膨張して図1、図2(a)に示す如き、片側面
に凹凸形状を有し他方面が平坦な全体として立体的な形
状となる。この際、エアーポンプ等を用いて空気を強制
的に注入してもよい。そしてこのエアーマット1の空気
栓5に栓蓋7を挿し込んで空気が放出するのを抑止した
後、図1に示すように、その凹凸形状面を下側にして自
動車内のシートを倒した状態に現出される凹凸状のフロ
アー面に載置すれば表面が平坦なフロアー面が現出でき
且つその平坦面には下方の凹凸の感触が伝わり難い。
は、栓蓋7を外してエアーマット1をその端から押し潰
しながら丸めたり、或いはエアーポンプ等により強制的
に空気を吸い出す等の方法により空気を放出した後再び
栓蓋7を挿し込み、空気が吸入されるのを抑止した後、
必要ならば再度折り畳み直して収納や携帯に至便な形態
とすることができる。
詳細に説明する。 実施例1〜3、比較例1 図7に示すような製造装置を用いて、表1に示す素材及
び性質の幅1000mmの表裏2枚の気密性シート材4
1、42の各片側接着面に各々グラビアロールコーター
で同じく表1に記載の接着剤31を塗布し、41の接着
剤塗布面に、表1に示す材質及び物性からなり、図1に
示した形状において長さL=約2000mm、幅W=約
680mm、最大厚さTmax =約130mm、最小厚さ
Tmin =約30mmの片面に凹凸形状を有する合成樹脂
発泡体2をその凹凸形状面側を上方に向けて連続的に載
置し、もう一方の気密性シート材42の接着剤31の塗
布面に相対させて表1に示す温度にしたラミネートロー
ル10を用いて所定速度で連続的に乾式圧着ラミネート
を行ない、合成樹脂発泡体2を密閉した状態の扁平な包
囲体8が連続した状態の長尺のシート状物15を得、次
いでこのシート状物15の内部の各合成樹脂発泡体2の
中間部位を裁断機16で切断して複数の独立した包囲体
8を得た。その後、該各包囲体8を24時間常温放置し
て接着剤を硬化させた後、上記各包囲体8のコーナー部
を切除し、該切除部分に形成された孔11の縁にチュー
ブ6の一端の縁を当接させて高周波融着によって上記孔
縁11にチューブ6を融着して、図1に示すような、本
発明のエアーマット1を各実施例、比較例あたり複数個
得た。
設計形状と比較して評価した。評価の対象としては凹
凸形状面の凹凸部位(Tmax 及びTmin の部位)の高
さ、及び平坦面に発生した凹凸の最大高さを対象とし
た。結果を表1に併せて示す。尚、評価の基準は以下の
通りとした。
の部位)の高さ ◎・・・凹凸部位の高さの設計値との最大誤差が設計値
の10%以下。 ○・・・凹凸部位の高さの設計値との最大誤差が設計値
の10%超、20%以下。 △・・・凹凸部位の高さの設計値との最大誤差が設計値
の20%超、30%以下。 ×・・・凹凸部位の高さの設計値との最大誤差が設計値
の30%を超える。
1の柔軟性及び伸び易さが気密性シート材42と同じか
或いはそれより劣る場合は、凹凸形状を忠実に現出でき
ないか又は平坦面側に凹凸形状が出てしまうか、或いは
その両方の欠点を具有するものとなる。
されているので、所定形状の凹凸面上に、エアーマット
を膨張させた状態にして該エアーマットの上記凹凸面に
係合することができる凹凸形状面側を相対させて載置す
れば、上記凹凸面の凹凸の感触を緩和して違和感のない
面を現出することができる。従って本発明のエアーマッ
トを用いれば、シートを倒した状態の自動車のシート上
に載置することによりフラットなフロアーを実現するこ
とができ、アウトドアレクリェーションに好適に用いら
れ得る。また梱包材と被梱包物との間に設置して両者の
隙間をなくして良好な緩衝効果を実現できる等の効果を
有する。そしてエアーマットは空気を抜けば折り畳み、
或いはロール状に巻いて嵩低くすることができるので、
広大な収納場所を要せずしかも携帯に便利である利点が
ある。
樹脂発泡体が片方の面に上記エアーマットが使用される
場所の凹凸形状に係合する凹凸が形成され且つ他方の面
が平坦或いは凹凸形状にに形成されており、上記合成樹
脂発泡体の凹凸形状面側を被覆している気密性シート材
が合成樹脂発泡体の他の面側を被覆している気密性シー
ト材よりも柔軟且つ伸び易い素材で構成されている場合
は、片方の面に上記エアーマットが使用される場所の凹
凸形状に係合できるような凹凸形状により近い凹凸形状
を有しており、膨張させた状態のエアーマットを凹凸面
に載置するだけで凹凸の感触を極めて緩和させた面を現
出することができる利点がある。
(a)はエアーマットが膨張した状態の縦断面図、
(b)はエアーマットが収縮した状態の縦断面図であ
る。
明図である。
る。
るための図である。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも片面に凹凸形状を有する連続
気泡の合成樹脂発泡体が、該合成樹脂発泡体の表裏面に
設けられた接着剤層を介して柔軟性のある気密性シート
材で被覆され、所定部位に空気栓が設けられてなるエア
ーマットであって、該エアーマットの少なくとも片方の
面が凹凸形状を有していることを特徴とするエアーマッ
ト。 - 【請求項2】 少なくとも片面に凹凸形状を有する連続
気泡の合成樹脂発泡体が、片面に接着剤が塗布された2
枚の柔軟性のある気密性シート材で上記接着剤を介して
被覆され、所定部位に空気栓が設けられてなるエアーマ
ットであって、該エアーマットの少なくとも片方の面が
凹凸形状を有していることを特徴とするエアーマット。 - 【請求項3】 合成樹脂発泡体の少なくとも片方の面が
凹凸形状を有し且つ他方の面が平坦に形成されており、
上記合成樹脂発泡体の凹凸形状面側を被覆している気密
性シート材としては、合成樹脂発泡体の平坦面側を被覆
している気密性シート材よりも柔軟且つ伸び易い素材が
用いられている請求項1又は2記載のエアーマット。 - 【請求項4】 片面に、自動車のシートを倒した状態の
該シート上の凹凸形状に係合する凹凸形状を有する連続
気泡の合成樹脂発泡体が、該合成樹脂発泡体の表裏面に
設けられた接着剤層を介して柔軟性のある気密性シート
材で被覆され、所定部位に空気栓が設けられてなるエア
ーマットであって、該エアーマットの少なくとも片方の
面が凹凸形状を有していることを特徴とするエアーマッ
ト。 - 【請求項5】 片面に、自動車のシートを倒した状態の
該シート上の凹凸形状に係合する凹凸形状を有する連続
気泡の合成樹脂発泡体が、片面に接着剤が塗布された2
枚の柔軟性のある気密性シート材で上記接着剤を介して
被覆され、所定部位に空気栓が設けられてなるエアーマ
ットであって、該エアーマットの少なくとも片方の面が
凹凸形状を有していることを特徴とするエアーマット。
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