JP2986340B2 - オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

オルガノポリシロキサン組成物

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JP2986340B2 JP6159512A JP15951294A JP2986340B2 JP 2986340 B2 JP2986340 B2 JP 2986340B2 JP 6159512 A JP6159512 A JP 6159512A JP 15951294 A JP15951294 A JP 15951294A JP 2986340 B2 JP2986340 B2 JP 2986340B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面エネルギーが小さ
く、各種材料に対する濡れ性、潤滑性等に優れたオルガ
ノポリシロキサン組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液状オルガノポリシロキサン(以下、シ
リコーンオイルとする)は、耐熱性、耐寒性、電気特
性、耐水性、耐薬品性などに優れており、現在、幅広い
分野で利用されている。また、シリコーンオイルの表面
張力は、水や一般の合成油等に比べて非常に小さい値を
示す。このため種々の物質表面で広がりやすい性質を有
していることから、離型剤、消泡剤、化粧品原料等に利
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、表面エネル
ギーが非常に小さい物質、例えばポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)樹脂などの表面に、従来公知のシリ
コーンオイルを塗布した場合、樹脂表面の表面エネルギ
ーが非常に小さいため、塗布ムラやはじき等を生ずるこ
とがあった。このため、離型剤等として用いる際、シリ
コーンオイルが均一に塗布されていないため、十分な効
果を得ることができないことがあった。
【0004】従来、この対策として、フルオロカーボン
類やフッ素系界面活性剤等の含フッ素化合物をシリコー
ンオイルに添加するという方法があった。しかし、これ
らの含フッ素化合物は、シリコーンオイルとの相溶性が
悪く、すぐに分離してしまうため、その効果が持続せ
ず、しかも均一な効果が得られない等の問題があった。
【0005】従って本発明の課題は、各種の材料に対す
る濡れ性が改善され、例えばPTFE樹脂等の表面エネ
ルギーが非常に小さい物質上にも有効に且つ均一に塗布
することが可能なシリコーンオイルを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、 (A)一般式(1):
【化6】 〔式中、Rは、同一でも異なってもよく、水素原子又は
炭素原子数1〜10の一価炭化水素基であって、該炭化
水素基は反応性官能基により置換されていてもよく;
R’は、同一でも異なってもよく、水素原子、水酸基又
は炭素原子数1〜10の一価炭化水素基であり、該炭化
水素基は反応性官能基により置換されていてもよい。た
だし、分子中のいずれのケイ素原子にも2個以上の水素
原子が結合しない。Zは1以上の、ただし25℃におけ
る粘度が100,000cSt以下となる整数である〕
で表されるオルガノポリシロキサン100重量部、及
び、 (B)下記一般式(2):
【化7】 式中、Rfは、炭素原子数1〜14のパーフルオロアル
キル基(ただし、該基は1以上のエーテル結合を含有し
てもよい)、 Rは、同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜
10の一価炭化水素基であり、 Yは、炭素原子数2〜5の2価の有機基であり、 a及びbは、それぞれ0以上の整数であり、 c及びdは、それぞれ0〜3の整数であり、 a,cおよびdは、同時に0とはならない、 下記一般式(3):
【化8】 式中、Rf及びYは、前記の通りであり、 R,RおよびRは、同一でも異なっていてもよ
く、炭素原子数4以下の低級アルキル基、またはアリー
ル基であり、eは、2以上の整数である、 下記一般式(4):
【化9】 式中、Rf及びRは、前記の通りであり、 Meはメチル基であり、 Xは、水素原子またはフッ素原子であり、 fは、0または1である、 並びに下記一般式(5):
【化10】 式中、Rf,Me及びXは、前記の通りであり、 Qは、ポリエチレンオキシド鎖及びポリプロピレンオキ
シド鎖から選ばれる少なくとも1種を含有するポリエー
テル基、 Rは、炭素原子数4以下の低級アルキル基、炭素原子
数2〜3のアシル基および水素原子から選ばれる基であ
り、 pは、0又は1であり、 qは、1〜3の整数である、 で表される含フッ素基変性オルガノポリシロキサンから
なる群から選ばれる少なくとも1種、0.5〜50重量
部、を含有するオルガノポリシロキサン組成物。
【0007】(A)成分 本発明の組成物において、(A)成分の一般式(1)で
表されるオルガノポリシロキサンは、ベースオイルのシ
リコーンオイルである。
【0008】一般式(1)において、RやR’で表され
得る炭素原子数1〜10の一価の炭化水素基としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキ
ル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、ビニル
基、アリル基等のアルケニル基、フェニル基、トリル基
等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基等のア
ラルキル基が例示され、これらの炭化水素基は、反応性
官能基、例えばアミノ基、(2−アミノエチル)アミノ
基、エポキシ基、カルボキシル基、メタクリル基、メル
カプト基等により置換されていてもよい。
【0009】また上記のオルガノポリシロキサンは、2
5℃における粘度が100,000cSt以下であるこ
とも重要であり、好ましくは50〜10,000cSt
である。即ち、粘度が上記範囲よりも大きくなると、後
述する成分(B)との相溶性が低下したり、あるいは組
成物の濡れ性が低下する等の不都合を生じる。
【0010】上述した(A)成分のオルガノポリシロキ
サンの分子量分布は特に制限はないが、用途によって
は、例えば分子量が 5,000以下の揮発性ないし低分子量
の成分を除去したものを用いるのが好適であり、さら
に、分子量が3,000以下の環状ポリシロキサンの含
有率が500ppm以下に設定されていることが望まし
い。
【0011】(B)成分 (B)成分の含フッ素基変性オルガノポリシロキサン
は、濡れ性改良剤として配合されるものであり、前記一
般式(2)〜(5)で表されるものの少なくとも1種が
使用される。
【0012】前記一般式(2)において、Rf は、炭素
原子数1〜14のパーフルオロアルキル基(ただし、1
以上のエーテル結合を有していてもよく、この場合の基
を以下、パーフルオロエーテル基という)である。この
パーフルオロアルキル基としては、例えば下記一般式
(2a): Ck 2k+1− (2a) 式中、kは、1〜14の整数である、で表されるものを
例示することができる。
【0013】また前記パーフルオロエーテル基として
は、例えば下記一般式(2b):
【化11】 式中、sは1以上の整数であり、tは、0または1であ
る、で表されるものを例示することができる。
【0014】さらに一般式(2)中、Yは炭素原子数2
〜5の二価の有機基であるが、その適当な例としては、
アルキレン基を例示することができ、このアルキレン基
は、エーテル結合を有するものであってもよい。その代
表例としては、−CH2 CH2 −, −CH2 CH2
2 −,−CH2 OCH2 CH2 CH2 −,−CH(C
3 )−,−CH(CH3 )CH2 −等を挙げることが
できる。
【0015】また一般式(2)中、R1 は、炭素原子数
1〜10の一価炭化水素基であるが、この一価炭化水素
基としては、前記一般式(1)における基Rについて例
示した基と同様のものを挙げることができる。好ましい
一価炭化水素基はアルキル基、特にメチル基である。
【0016】さらに一般式(2)中、a及びbは、それ
ぞれ0以上の整数であり(ただし、好ましくはa+b=
1〜100である)、c及びdは、それぞれ0〜3の整
数であり、a,cおよびdは、同時に0とはならないも
のであるが、通常、フッ素含有率が10重量%以上とな
るようにa〜dが設定されていることが望ましい。な
お、粘度としては、25℃において1〜300cStが
好ましい。
【0017】本発明において、上述した一般式(2)で
表される含フッ素基変性オルガノポリシロキサンは、そ
れ自体公知の方法で製造することができ、その代表的な
ものは、これに限定されるものではないが、以下に示す
通りである。
【化12】
【0018】また一般式(3)において、Rf 及びY
は、前記と同じである。さらに、該一般式中、R2 ,R
3 およびR4 は、炭素原子数4以下の低級アルキル基ま
たはアリール基であり、eは、2以上の整数であり、好
ましくは2〜6、より好ましくは2又は3の整数であ
る。本発明において、上記一般式(3)で表される含フ
ッ素基変性オルガノポリシロキサンは、例えば特公平3
−75,558号公報に記載された方法を用いて製造すること
ができ、また、相当する含フッ素基変性シランとアルキ
ル又はアリールシランとの共加水分解や、含フッ素基を
有するオレフィン性化合物と、−SiH基含有環状シロ
キサンとのヒドロシリル化反応によっても合成すること
ができる。
【0019】かかる一般式(3)で表される含フッ素基
変性オルガノポリシロキサンの代表例としては、これに
限定されるものではないが、以下のものを挙げることが
できる。
【化13】 一般式(4)において、Rf 及びR1 は、前記と同じで
あり、Meはメチル基、Xは、水素原子またはフッ素原
子である。さらにfは、0または1である。この含フッ
素基変性オルガノポリシロキサンは、例えば特開平3−
251,589 号公報に開示されている方法により製造するこ
とができる。
【0020】かかる一般式(4)で表される含フッ素基
変性オルガノポリシロキサンの代表例としては、これに
限定されるものではないが、以下のものを挙げることが
できる。
【化14】
【0021】さらに一般式(5)において、Rf ,Me
及びXは、前記と同じである。またQは、ポリエチレン
オキシド鎖及びポリプロピレンオキシド鎖から選ばれる
少なくとも1種を含有するポリエーテル基、例えば、−
(OCH2 CH2 u − ,−〔OCH2 CH(C
3 )〕u −,−(OCH2 CH2 CH2 u −〔ここ
で、uは、1以上、好ましくは1〜20、より好ましく
は1〜10の整数である〕等で表されるものであり、勿
論、これらが結合した基であってもよい。Qにおける炭
素原子数は、2〜60が好ましく、より好ましくは2〜
30である。R5 は、炭素数1〜4の低級アルキル基、
炭素数2〜3のアシル基および水素原子から選択される
基であり、pは0又は1、qは1〜3の整数である。
【0022】この一般式(5)で表わされる含フッ素基
変性オルガノポリシロキサンは、例えば特開平3−4719
0 号公報及び特開平4−99780 号公報に開示されている
方法等により製造することができる。
【0023】かかる一般式(5)で表される含フッ素基
変性オルガノポリシロキサンの代表例としては、これに
限定されるものではないが、以下のものを挙げることが
できる。
【化15】
【0024】本発明において、上述した一般式(2)〜
(5)で表される含フッ素基変性オルガノポリシロキサ
ンは、それぞれ単独または2種以上を組み合わせて使用
することができるが、その配合量は、前記(A)成分の
オルガノポリシロキサン100重量部当り、0.5〜50
重量部であり、好ましくは1〜20重量部の範囲であ
る。この範囲よりも少量であると、目的とする濡れ性向
上効果が十分に発現せず、またこの範囲よりも多量に使
用されても、それ以上の効果を得ることはできず、かえ
って経済的に不利となり、また(A)成分との相溶性が
損なわれることもある。
【0025】その他の添加剤 本発明のオルガノポリシロキサン組成物においては、濡
れ性を改善するという本発明の目的が損なわれない範囲
内において、それ自体公知の各種添加剤、例えば硬化
剤、接着助剤、消泡剤、界面活性剤、分散性改良剤、顔
料等を必要に応じて配合することができる。
【0026】オルガノポリシロキサン組成物 本発明のオルガノポリシロキサン組成物は、上記の
(A)及び(B)成分、並びに適宜配合される添加剤を
混合することによって容易に調製される。この組成物に
おいては、通常、(A)及び(B)成分は相溶している
が、場合によっては(B)成分が懸濁分散、乳化分散さ
れていてもよい。
【0027】本発明のオルガノポリシロキサン組成物
は、一般に、25℃における表面張力が、高々20dyne
/cmを少々超える程度であり、表面張力が極めて低く、
離型性、耐水性等の特性も改善されている。
【作用】即ち、本発明のオルガノポリシロキサン組成物
は、前述した一般式(2)ないし(5)で表される含フ
ッ素基変性オルガノポリシロキサンの少なくとも1種
を、シリコーンオイルに配合した点に主な特徴である。
これにより、シリコーンオイルの各種材料に対する濡れ
性が有効に改善され、低表面張力化、離型性、耐水性等
が向上するため、さまざまな分野での利用が期待され
る。
【0028】特に前記一般式(2)ないし(5)で表さ
れる含フッ素基変性オルガノポリシロキサンは、他の含
フッ素化合物に比べて、シリコーンオイル(オルガノポ
リシロキサン)に対する相溶性が良いため、長期にわた
り均一な効果が期待できる。
【0029】
【実施例】以下の例において、表面張力の数値は、試料
約10gをアルミシャーレにとり、ウィルヘルミー式表
面張力測定装置(協和界面科学(株)製A3型)を用い
て測定した値である。また、テトラフルオロエチレン・
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PF
A)に対する濡れ性の評価は、5×2センチのPFAフ
ィルムの上に試料を塗布し、その状態を目視にて評価し
た。
【0030】実施例1 25℃における粘度が 100 cStのジメチルポリシロキサ
ン(信越化学工業(株)製KF96)100重量部に、
下記式:
【化16】 で表される含フッ素基変性オルガノポリシロキサン11
重量部をを混合し、10分間振盪して液状オルガノポリ
シロキサン組成物を調製した。この組成物について、上
述した方法で25℃における表面張力を測定し、またP
FAに対する濡れ性の評価を行った。結果を表1に示
す。
【0031】実施例2 含フッ素基変性オルガノポリシロキサンとして、下記
式:
【化17】 で表されるものを同量使用した以外は、実施例1と同様
にして液状オルガノポリシロキサン組成物を調製し、表
面張力の測定及び濡れ性の評価を行なった。結果を表1
に示す。
【0032】実施例3 含フッ素基変性オルガノポリシロキサンとして、下記
式:
【化18】 で表されるものを同量使用した以外は、実施例1と同様
にして液状オルガノポリシロキサン組成物を調製し、表
面張力の測定及び濡れ性の評価を行なった。結果を表1
に示す。
【0033】実施例4 含フッ素基変性オルガノポリシロキサンとして、下記
式:
【化19】 で表されるものを同量使用した以外は、実施例1と同様
にして液状オルガノポリシロキサン組成物を調製し、表
面張力の測定及び濡れ性の評価を行なった。結果を表1
に示す。
【0034】実施例5 含フッ素基変性オルガノポリシロキサンとして、下記
式:
【化20】 で表されるものを同量使用した以外は、実施例1と同様
にして液状オルガノポリシロキサン組成物を調製し、表
面張力の測定及び濡れ性の評価を行なった。結果を表1
に示す。
【0035】 実施例6,7 含フッ素基変性オルガノポリシロキサンとして、下記
式:
【化21】 で表されるものを、ジメチルポリシロキサン100重量
部当り0.5重量部又は1重量部使用した以外は、実施
例1と同様にして組成物を調製し、表面張力及び濡れ性
の評価を行った。結果を表1に示す。
【0036】比較例1 含フッ素基変性オルガノポリシロキサンを加えなかった
こと以外は、実施例と全く同様の方法で表面張力の測定
とPFAに対する濡れ性の評価を行った。結果を表1に
示す。
【0037】比較例2 含フッ素基変性オルガノポリシロキサンの代わりに、下
記式:
【化22】 で表される含フッ素界面活性剤を同量使用した以外は、
実施例1と全く同様の方法で液状オルガノポリシロキサ
ン組成物を調製し、表面張力の測定及び濡れ性の評価を
行なった。結果を表1に示す。
【0038】比較例3 含フッ素基変性オルガノポリシロキサンの配合量を、ジ
メチルポリシロキサン100重量部当り0.1重量部に
変えた以外は、実施例6と同様にして組成物を調製し、
表面張力及び濡れ性の評価を行った。結果を表1に示
す。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、シリコーンオイルの濡
れ性が有効に改善され、例えばポリテトラフルオロエチ
レン等の表面エネルギーの小さい樹脂に対しても、ハジ
キ等を生じることなく、該樹脂表面に均一に塗布するこ
とができる。また、配合される含フッ素基変性オルガノ
ポリシロキサンは、ベースのシリコーンオイルに対する
相溶性が良好であるため、長期間にわたって安定にシリ
コーンオイルの特性改善を行なうことができる。
フロントページの続き (72)発明者 木下 博文 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社 シリコーン電 子材料技術研究所内 (56)参考文献 特開 平4−144940(JP,A) 特開 平3−287649(JP,A) 特開 平6−135818(JP,A) 特開 平6−211622(JP,A) 特開 平3−68658(JP,A) 特開 平3−251589(JP,A) 特開 平3−47190(JP,A) 特開 平4−99780(JP,A) 特公 平3−75558(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 83/04 C08L 83/08 C09D 183/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式(1): 【化1】 〔式中、Rは、同一でも異なってもよく、水素原子又は
    炭素原子数1〜10の一価炭化水素基であって、該炭化
    水素基は反応性官能基により置換されていてもよく;
    R’は、同一でも異なってもよく、水素原子、水酸基又
    は炭素原子数1〜10の一価炭化水素基であり、該炭化
    水素基は反応性官能基により置換されていてもよい。た
    だし、分子中のいずれのケイ素原子にも2個以上の水素
    原子が結合しない。Zは1以上の、ただし25℃におけ
    る粘度が100,000cSt以下となる整数である〕
    で表されるオルガノポリシロキサン100重量部、及
    び、 (B)下記一般式(2): 【化2】 式中、Rf は、炭素原子数1〜14のパーフルオロアル
    キル基(ただし、該基は1以上のエーテル結合を含有し
    てもよい)、 R1 は、同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜
    10の一価炭化水素基であり、 Yは、炭素原子数2〜5の2価の有機基であり、 a及びbは、それぞれ0以上の整数であり、 c及びdは、それぞれ0〜3の整数であり、 a,cおよびdは、同時に0とはならない、 下記一般式(3): 【化3】 式中、Rf 及びYは、前記の通りであり、 R2 ,R3 およびR4 は、同一でも異なっていてもよ
    く、炭素原子数4以下の低級アルキル基、またはアリー
    ル基であり、 eは、2以上の整数である、 下記一般式(4): 【化4】 式中、Rf 及びR1 は、前記の通りであり、 Meはメチル基であり、 Xは、水素原子またはフッ素原子であり、 fは、0または1である、並びに下記一般式(5): 【化5】 式中、Rf ,Me及びXは、前記の通りであり、 Qは、ポリエチレンオキシド鎖及びポリプロピレンオキ
    シド鎖から選ばれる少なくとも1種を含有するポリエー
    テル基、 R5 は、炭素原子数4以下の低級アルキル基、炭素原子
    数2〜3のアシル基および水素原子から選ばれる基であ
    り、 pは、0又は1であり、 qは、1〜3の整数である、で表される含フッ素基変性
    オルガノポリシロキサンからなる群から選ばれる少なく
    とも1種、0.5〜50重量部、を含有するオルガノポ
    リシロキサン組成物。
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