JP2986136B2 - レンズシャッタカメラの絞り制御機構 - Google Patents

レンズシャッタカメラの絞り制御機構

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JP2986136B2
JP2986136B2 JP5054978A JP5497893A JP2986136B2 JP 2986136 B2 JP2986136 B2 JP 2986136B2 JP 5054978 A JP5054978 A JP 5054978A JP 5497893 A JP5497893 A JP 5497893A JP 2986136 B2 JP2986136 B2 JP 2986136B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2種類の絞りを自動制御
するレンズシャッタカメラの絞り制御機構、さらに詳し
くいえば、レリーズ半押し状態で自動的に絞り径を制御
し、途中でレリーズを戻すことにより再度絞り径を制御
してシャッタ動作を可能にした絞り制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】レンズシャッタカメラにおいて、レリー
ズ動作に連動し絞りを制御する機構が開示されている
(実開昭59−170830)。これは、オンオフする
ことにより絞り口径を二段階に選択制御するマグネット
装置を備えており、被写体の輝度に応じて前記マグネッ
トを制御して選択した絞り口径を光軸上に挿入するよう
に構成されている。この機構はレリーズボタンを僅かに
押して絞り機構を駆動させ絞り値を確定させてしまう
と、途中で絞り機構の動作をキャンセルすることはでき
ず、一旦絞り機構が動作してしまった場合にはその絞り
値でレリーズボタンを押し切り撮影しなければならな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、レリーズを
半押しの状態にした場合には絞りを変更することができ
ず、操作性が不十分であるという欠点があった。本発明
の目的は、上記欠点を解決するもので、レリーズを半押
し状態にして絞り径を光軸上に挿入した後でも、レリー
ズを戻せば何度でも最初から絞り制御ができる操作性の
良好な低価格のレンズシャッタカメラの絞り制御機構を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によるレンズシャッタカメラの絞り制御機構
は、上方向に付勢力が与えられており、所定量だけ下降
させられると、測光回路を作動させるレリーズレバー
と、上方向に付勢力が与えられており、前記レリーズレ
バーが前記測光回路を作動させた後、さらに下降させら
れたとき、前記レリーズレバーによって押し下げられ、
一端に突出部を有するシャッタレバーと、中間部分を支
点として反時計方向に回転習性が与えられており、一端
は前記シャッタレバーの突出部に係合して前記反時計方
向の回転が阻止され、他端はアマーチャが取り付けら
れ、かつ絞り板案内ピンが植設された絞りレバーと、初
期状態では前記アマーチャの吸引部に接触する位置に設
けられたマグネットと、一端側には小絞り部を有し、前
記絞り板案内ピンに係合する長溝を有し、他端側を支点
して回転可能な絞り板と、光軸上に設けられた開放絞り
を有する部材とからなり、前記レリーズレバーが押され
測光回路が作動し被写体が一定以上の輝度の場合、前記
マグネットを通電させず、さらに前記レリーズレバーが
押し下げられて前記突出部が下り前記絞りレバーの反時
計方向の回転を許容したとき前記光軸上に前記絞り板を
挿入して小絞りとし、前記被写体が一定以下の輝度の場
合、前記マグネットを通電して前記アマーチャを吸引保
持することにより、さらに前記レリーズレバーが押し下
げられたとき前記絞りレバーの回転を阻止し前記光軸上
に前記絞り板を挿入しないようにし、その後のさらなる
レリーズレバーの押し下げによりシャッタ動作を可能に
構成されている。
【0005】
【作用】上記構成によれば、レリーズを半押し状態にし
て絞り制御をした後でも、レリーズを戻せば元の状態か
ら絞り制御してシャッタ動作を可能にする。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図1および図2は、本発明による絞り制御機
構の実施例を示す平面図であり、図1は初期状態を、図
2は輝度が一定以上で小絞りに制御した状態をそれぞれ
示している。レリーズレバー1は2つの案内溝1a,1
bを有し、下部左辺には係止部1cが設けられている。
また、案内溝1aの右側にはスプリング支点ピン16
が、中央部の右寄りにはスプリング端部止めピン17が
それぞれ植設され、スプリング支点ピン16にはレリー
ズレバースプリング3の中央環部が取り付けられてい
る。レリーズレバースプリング3の一端はスプリング端
部止めピン17に係止され、他端部はシャッタレバー4
の係合部4aに係合可能なようにスプリング支点ピン1
6部分より右方向に延長され突出している。
【0007】レリーズレバー1の裏面には、レリーズス
イッチを形成するレリーズ接片26が取り付けられてい
る。レリーズスイッチはレリーズ接片26とレリーズ接
片26に圧接している図示しない基板パターンより構成
されており、レリーズレバー1の一定量の押し下げによ
りオフからオン状態になる。レリーズレバー1は案内止
めピン14,15により上下動可能にカメラボディに取
り付けられ、上下の案内溝1a,1bに嵌合しているカ
メラボディ側に植設されている案内ピン11,12によ
り上下に案内される。カメラボディ側にはスプリング固
定ピン13が植設され、このスプリング固定ピン13と
レリーズレバー1の係止部1cの間にレリーズレバース
プリング2が掛け渡され、レリーズレバー1に上方向に
移動習性(付勢力)が与えられている。そのためレリー
ズレバー1は初期状態では最上部に位置している。
【0008】シャッタレバー4は2つの案内溝4c,4
dを有し、案内溝4cの左側にはレリーズレバースプリ
ング3の他端と係合する係合面4aとシャッタレバース
プリング5の他端が係合する係合部4bとを備え、さら
に下部右辺には突出部4eが設けられている。シャッタ
レバー4は案内溝4c,4dに嵌合する案内ピン18,
19によって上下動可能である。カメラボディにはスプ
リング支点ピン20が植設され、このスプリング支点ピ
ン20にシャッタレバースプリング5の中央環部が係止
され、シャッタレバースプリング5の一端はシャッタレ
バー4の係合部4bに係合し、他端はシャッタスペーサ
24の外周部に係合している。図1の初期状態ではレリ
ーズレバースプリング3の他端はシャッタレバー4の係
合面4aと一定の間隔を保っている。この初期状態でシ
ャッタレバー4は、シャッタレバースプリング5の反発
力により上部への移動習性が生じている。
【0009】絞りレバー6は中間部に設けられた支点部
6aによって回転可能にカメラボディに取り付けられて
いる。絞りレバー6の他端にはアマーチャ7が取り付け
られているとともに絞り板案内ピン25が植設されてい
る。この絞り板案内ピン25の左位置に係止部6bが設
けられている。この係止部6bとカメラボディに植設さ
れたスプリング固定ピン23との間に絞りレバースプリ
ング9が掛け渡され、絞りレバー6に反時計方向の回転
習性を与えている。また、マグネット10が設けられ、
マグネット10は初期状態で絞りレバー6の一端がシャ
ッタレバー4の突出部4eに係止し、かつアマーチャ7
がマグネット10の吸引部に接触するような位置に取り
付けられる。シャッタレバースプリング5の反発力は絞
りレバースプリング9の引張力より大きいので、図1の
初期状態位置が保持される。小絞り部8aを有する絞り
板8は支点部8cによって回転可能に取り付けられてい
る。絞り板8の支点部8c付近には長溝8bが設けら
れ、絞りレバー6の絞り案内ピン25に係合している。
【0010】絞り板8とシャッタ羽根21の間(前後方
向)の光軸上に開放絞り24aを有するシャッタスペー
サ24が設けられている。ストッパ22は小絞り板部8
aが光軸上に挿入された場合に、絞り板8が光軸上に停
止するように回転量を制限するためのピンである。シャ
ッタ羽根21は支点部21aを支点として時計方向に回
転することによりシャッタ動作を行う。
【0011】つぎに上記絞り制御機構の動作について説
明する。図1の初期状態では、上述したようにシャッタ
レバースプリング5の反発力は絞りレバースプリング9
の引張力より大きいので、マグネット10の吸引部とア
マーチャ7は確実に接触している。レリーズ操作を行い
レリーズレバー1を少し下降させると、レリーズレバー
スプリング3の他端がシャッタレバー4の係合部4aに
接触するまでの間に、レリーズ接片26が基板パターン
上を摺動してレリーズスイッチがオンする。レリーズス
イッチがオンすると図示しない測光回路が動作を開始
し、予め決められている輝度以下ではマグネット10を
通電し、予め決められている輝度以上では通電しない。
【0012】さらにレリーズレバー1を下降させると、
レリーズレバースプリング3の反発力はシャッタレバー
スプリング5の反発力より大きいので、レリーズレバー
スプリング3によってシャッタレバー4が下降させられ
る。予め決められている輝度以上の場合は絞りレバー6
はマグネット10に吸着されていないので、シャッタレ
バー4の下降により反時計方向に回転し、絞り板案内ピ
ン25は上方向に移動し、絞り板8を上に押し上げつつ
長溝8b内を反対側に移動する。この結果、絞り板8は
支点部8cを中心に時計方向に回転をし小絞り部8aが
光軸上に挿入される。図2はこのように動作して小絞り
になった状態を示している。
【0013】一方、予め決められている輝度以下の場合
は、絞りレバー6はマグネット10に吸着されているの
で、シャッタレバー4が下降して突出部4eから絞りレ
バー6の係止が解除されても、絞りレバー6は動かず、
絞り板8は光軸上に挿入されない。そのため、開放絞り
の状態が維持される。このようにして開放絞りと小絞り
のいずれかが設定された後、さらにレリーズレバー1を
下降させると、シャッタレバー4もさらに下がり、シャ
ッタレバー4に連動した図示しない部材を介してシャッ
タ羽根21が動作させられシャッタが切れる。レリーズ
レバー1を離すと、レリーズレバースプリング2および
シャッタレバースプリング5の復元力により、すべての
部材が図1の初期状態に戻る。シャッタを切る以前のい
ずれの位置でレリーズレバー1を離しても同様に初期状
態に戻る。
【0014】以上の実施例ではマグネットがオフのとき
絞り板が光軸上に挿入されて小絞り、オンのとき挿入さ
れないようにして開放絞りにしているが、配置を変える
だけでマグネットがオンのとき小絞り、オフのとき開放
絞りになるようにすることが可能である。また、各レバ
ーは回転または直線運動の例を示しているが、回転を直
線運動するように、反対に直線運動を回転するように動
作させるような変形も可能である。
【0015】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
2種類の絞りを自動制御するレンズシャッタカメラにお
いて、レリーズ操作途中で、レリーズを戻せば何度でも
最初から絞りを設定し直すように構成されているので、
例えば、レリーズを半押し状態にした後、その構図の撮
影を中止し再度構図を決めても絞りを最初から自動的に
選択するので、操作性が従来のレンズシャッタカメラに
比較し良好となる。また、コストダウンも実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による絞り制御機構の実施例を示す概略
図で、初期状態を示している。
【図2】本発明による絞り制御機構の実施例を示す概略
図で、小絞り状態にした状態を示している。
【符号の説明】
1 レリーズレバー 2 レリーズレバースプリング 3 レリーズレバースプリング 4 シャッタレバー 5 シャッタレバースプリング 6 絞りレバー 7 アマーチャ 8 絞り板 9 絞りレバースプリング 10 マグネット 11,12,18,19 案内ピン 13,23 スプリング固定ピン 14,15 案内止めピン 16,20 スプリング支点ピン 21 シャッタ羽根 22 ストッパ 24 シャッタスペーサ 25 絞り板案内ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方向に付勢力が与えられており、所定
    量だけ下降させられると、測光回路を作動させるレリー
    ズレバーと、 上方向に付勢力が与えられており、前記レリーズレバー
    が前記測光回路を作動させた後、さらに下降させられた
    とき、前記レリーズレバーによって押し下げられ、一端
    に突出部を有するシャッタレバーと、 中間部分を支点として反時計方向に回転習性が与えられ
    ており、一端は前記シャッタレバーの突出部に係合して
    前記反時計方向の回転が阻止され、他端はアマーチャが
    取り付けられ、かつ絞り板案内ピンが植設された絞りレ
    バーと、 初期状態では前記アマーチャの吸引部に接触する位置に
    設けられたマグネットと、 一端側には小絞り部を有し、前記絞り板案内ピンに係合
    する長溝を有し、他端側を支点して回転可能な絞り板
    と、 光軸上に設けられた開放絞りを有する部材とからなり、 前記レリーズレバーが押され測光回路が作動し被写体が
    一定以上の輝度の場合、前記マグネットを通電させず、
    さらに前記レリーズレバーが押し下げられて前記突出部
    が下り前記絞りレバーの反時計方向の回転を許容したと
    き前記光軸上に前記絞り板を挿入して小絞りとし、 前記被写体が一定以下の輝度の場合、前記マグネットを
    通電して前記アマーチャを吸引保持することにより、さ
    らに前記レリーズレバーが押し下げられたとき前記絞り
    レバーの回転を阻止し前記光軸上に前記絞り板を挿入し
    ないようにし、その後のさらなるレリーズレバーの押し
    下げによりシャッタ動作を可能としたことを特徴とする
    レンズシャッタカメラの絞り制御機構。
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