JP2986007B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

Info

Publication number
JP2986007B2
JP2986007B2 JP6150132A JP15013294A JP2986007B2 JP 2986007 B2 JP2986007 B2 JP 2986007B2 JP 6150132 A JP6150132 A JP 6150132A JP 15013294 A JP15013294 A JP 15013294A JP 2986007 B2 JP2986007 B2 JP 2986007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
pickup
head
recording
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6150132A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0817089A (ja
Inventor
敬之 尾美
誠一 藤井
貞男 内山
重樹 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Original Assignee
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC filed Critical Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority to JP6150132A priority Critical patent/JP2986007B2/ja
Publication of JPH0817089A publication Critical patent/JPH0817089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2986007B2 publication Critical patent/JP2986007B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体として保護ケ
ースに収納されたディスク、例えばMD(Mini Disk)
等の記録、再生を行なう記録再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、記録媒体としてカートリッジに保
護された光磁気ディスク及び光ディスクが使用されるよ
うになってきた。このカートリッジに保護されたディス
クの装着方法の一種であるフロントローディング方式に
おいては、図28に示すように、ピックアップ101の
対物レンズ101aがカートリッジ113に設けられた
窓113a(図28(c)参照)を介してカートリッジ
113内に入り込む必要がある。また、ディスク112
(図28(c)参照)を回転させるためのターンテーブ
ル102が図示しないカートリッジセンタの穴を介して
入り込む必要がある。したがって、カートリッジ113
は矢印A方向に移動させた(図28(a)の状態から図
28(b)の状態に変化させた)後、矢印F方向に移動
させる(図28(c)参照)というローディング経路を
とることが必要となる。
【0003】また、光磁気ディスクの記録方法として
は、光磁気ディスクにピックアップ101よりレーザ光
を照射し、照射部位の温度を上昇させ、光磁気ディスク
に対しピックアップ101に対向して位置する磁気ヘッ
ド109の磁極を変えることにより記録を行なう磁界変
調オーバライト方式が、近年、採用されるようになって
きた。この磁気ヘッド109を使用する記録方式で、高
い信頼性と磁気ヘッドの消費電力の低減を図るために
は、ピックアップ101と磁気ヘッド109とはディス
クを挟むように高い位置精度で対向している必要があ
る。
【0004】したがって、従来のピックアップ101と
磁気ヘッド109とは、図28に示すような機構を有し
ており、以下に詳細に説明する。
【0005】ピックアップ101は、メインシャーシ
(図示しない)に平行に取り付けられた2本のガイドシ
ャフト103、104に図面に対して垂直方向にスライ
ド可能に取り付けられている。ピックアップ101は、
ピックアップ101に固定された駆動グリップ105が
メインシャーシに取り付けられた駆動ネジ106に圧着
することによって、送りモーター(図示しない)からの
駆動力が伝達されて移動するようになっている。
【0006】また、ピックアップ101には、磁気ヘッ
ド取り付けレバー108が回動可能に取り付けられた磁
気ヘッド取り付けアングル107が固定されている。磁
気ヘッド取り付けレバー108には、先端部付近に磁気
ヘッド109が固定されている。この磁気ヘッド取り付
けレバー108は、バネ111により付勢され、磁気ヘ
ッド109が矢印F方向に移動するようになっている。
磁気ヘッド取り付けレバー108は、後端部付近の表面
上を矢印A−B方向に当接しながら移動可能な軸110
によって位置決めされ、光磁気ディスクとの間の距離が
制御されるようになっている。
【0007】カートリッジ113は図示しないカートリ
ッジホルダにガイドされ、図28(a)の脱着可能位置
から図28(b)の押し込み完了位置へ水平移動し、更
に、図28(b)の押し込み完了位置から図28(c)
の再生可能位置へ垂直移動する。なお、図28(c)の
再生可能位置と図28(d)の記録可能位置はカートリ
ッジ113としては同一位置である。
【0008】図28(d)の記録可能位置では、磁気ヘ
ッド109は、光磁気ディスク112に対して記録可能
なようにカートリッジ113の窓113bからカートリ
ッジ113内に入り込んでディスク112に接触したT
OUCH状態にある。図28(c)の再生可能位置で
は、磁気ヘッド109は、カートリッジ113から離れ
たDOWN状態にあり、図28(b)の押し込み完了位
置と図28(a)の脱着可能位置とでは、ローディング
時に矢印E方向に垂直移動したカートリッジ113に接
触しないUP状態にある。
【0009】これらの磁気ヘッド109の上下動は、軸
110の矢印A−B方向の移動により磁気ヘッド取り付
けレバー108との当接面が変化し、磁気ヘッド取り付
けレバー108が回動することによって行なわれる。こ
のように、磁気ヘッド109は、カートリッジ113の
ローディング経路に対して上下方向に退避するようにな
っている。
【0010】一方、ピックアップ101と磁気ヘッド1
09の切離、連結機構としては、図29に示すような機
構が従来から知られている。
【0011】カートリッジ136に保護された記録再生
用の光磁気ディスク135とカートリッジを持たない再
生専用の光ディスク137の記録再生装置に係る例につ
いて図29乃至図31を参照しながら、以下に詳細に説
明する。
【0012】メインシャーシ138には、ディスク回転
用の2つのスピンドルモーター122・123が取り付
けられている。ピックアップ121はメインシャーシ1
38に平行に取り付けられた2本の軸124、125に
ガイドされ、送りモーター128の駆動力がギヤ12
9、送りネジ127と伝達された後、図31に示すよう
に、ピックアップ121に取り付けられた駆動グリップ
126が送りネジ127に圧接することで駆動力をピッ
クアップ121に伝達し、矢印B1−B2方向に移動可
能となっている。
【0013】磁気ヘッド131は、図31に示すよう
に、軸125と送りネジ127にガイドされた磁気ヘッ
ド取り付けアングル130に固定され、矢印B1−B2
方向にスライド可能となっている。ピックアップ121
の対物レンズ121aと磁気ヘッド131とが対向する
ように、磁気ヘッド131は、吸着磁石132と吸着板
133とを介してピックアップ121に連結されてお
り、送りモーター128(図29参照)の駆動力により
ピックアップ121と一緒に移動するようになってい
る。
【0014】カートリッジ136を有する光磁気ディス
ク135は、図30に示すように、カートリッジホルダ
134にガイドされる。ここで示す例は、カートリッジ
ホルダ134が、その両端をメインシャーシ138に固
定され、該両端を中心に回動することでカートリッジ1
36の吸着を行なう、所謂、カンガルーポケット方式で
ある。
【0015】ピックアップ121と磁気ヘッド131と
は、図30(c)で示す光磁気ディスク135の記録再
生時には、一体的に移動するが、図30(b)で示す光
ディスク137の再生時には、磁気ヘッド131が必要
ないため、ピックアップ121のみが移動することにな
る。このときのピックアップ121と磁気ヘッド131
との切り離しは、次のようにして行なわれる。
【0016】即ち、矢印B1方向から光磁気ディスク1
35の最外周へピックアップ121と磁気ヘッド131
とが一体的に移動した後、さらに矢印B2方向に移動し
ようとすると(図30(a))、磁気ヘッド131はカ
ートリッジホルダ134に設けられた折曲部134aに
当接し、更なる移動ができなくなる。このため、吸着磁
石132と吸着板133との磁気的吸着が解除されて離
れ、ピックアップ121のみが矢印B2方向に移動する
ことになる。一方、ピックアップ121が矢印B2方向
から光磁気ディスク135の最外周へ移動してきた後、
矢印B1方向に更に移動しようとすると、吸着磁石13
2と吸着板133とが磁気的に吸着するので、ピックア
ップ121と磁気ヘッド131とは連結され、一体的に
移動することになる。
【0017】ピックアップ121の移動時、カートリッ
ジ136内に入り込んでいるピックアップ121の対物
レンズ121aは、カートリッジ136と当接しないよ
うにピックアップ121内に引っ込められている。この
動作は、ピックアップ121がディスクから信号を読み
取る際、その微調整のために対物レンズ121aの姿勢
を変化させるアクチュエータ121bを使用して行なわ
れる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフロントローディング方式によれば、磁気ヘッドは
ディスク面に対して垂直方向にのみ移動してローディン
グ経路外へ退避されるので、磁気ヘッドを大きく上方向
に退避させる必要がある。このため、記録再生装置の薄
型化が困難である。
【0019】また、上記従来の技術によれば、ピックア
ップと磁気ヘッドとの従来の切離、及び連結は、ピック
アップをディスク面外に移動させる機構に基づいて行な
われる。したがって、フロントローディング方式のディ
スクの脱着においては、スピンドルモーターをも退避さ
せる必要があるため、記録再生装置の大型化、及び機構
の複雑化を招来すると共に、対物レンズをピックアップ
内に引っ込めるためのアクチュエータを大型化する必要
があるので、ピックアップが大型化し、記録再生装置の
薄型化が困難となる。
【0020】更に、記録時に磁気ヘッドは一定の接触圧
でディスクと接触させるために弾性力を付与する必要が
あるので、脱着可能位置などフリーな状態の場合に衝撃
や振動を記録再生装置が受けると、上記弾性力付与部等
が破損されやすくなる。加えて、磁気ヘッドとディスク
とが接触しているため、その間に埃等が紛れ込むと、デ
ィスク表面に傷がつく等の問題点を有している。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
の課題を解決するために、記録媒体が収納され、該記録
媒体を露出するための部材を有する保護ケースを、脱着
可能位置、押し込み完了位置、及び記録再生可能位置か
ら形成されるローディング経路において、脱着可能位置
と押し込み完了位置の間で水平移動させ、押し込み完了
位置と記録再生可能位置との間で垂直移動させてローデ
ィングし、信号を上記記録媒体に対して記録、再生する
記録再生装置において、以下の手段を講じたことを特徴
としている。
【0022】すなわち、請求項1の発明は、上記記録媒
体に対して光ビームを照射して信号の記録、再生を行な
うピックアップと、上記ピックアップに対向して設けら
れ、上記記録媒体に対して磁界を印加し、光ビームの照
射部位の磁化の向きを変える磁気ヘッドと、上記ピック
アップを所定方向に記録媒体に対して水平に移動させる
ピックアップ移動手段と、上記磁気ヘッドを上記所定方
向に平行に移動させる磁気ヘッド移動手段と、上記ピッ
クアップと上記磁気ヘッドとを連結する連結手段と、上
記保護ケースの脱着可能位置への移動の際に、連結状態
にあるピックアップと磁気ヘッドとを切り離す切離手段
とを備え、上記切離手段により切り離された磁気ヘッド
が、上記磁気ヘッド移動手段によってローディング経路
外へ水平に移動される構成を有している。
【0023】請求項2の発明は、上記の課題を解決する
ために、請求項1の発明の構成に加えて、上記ローディ
ング経路外の所定位置に設けられた磁界検出手段と、上
記磁気ヘッドからの磁界が磁界検出手段によって検出さ
れたときに、上記磁気ヘッドがローディング経路外に到
達したと検知する手段とを更に備えた構成を有してい
る。
【0024】請求項3の発明は、上記の課題を解決する
ために、請求項1の発明の構成に加えて、駆動力を発生
する駆動力発生手段と、上記駆動力を伝達する第1伝達
手段と、上記駆動力を伝達する第2伝達手段とを更に備
え、上記のピックアップ移動手段および磁気ヘッド移動
手段が、上記の駆動力発生手段から第1及び第2伝達手
段によりそれぞれ伝達された駆動力に基づいて、ピック
アップおよび磁気ヘッドをそれぞれ移動させる構成を有
している。
【0025】請求項4の発明は、上記の課題を解決する
ために、記録媒体が収納され、該記録媒体を露出するた
めの部材を有する保護ケースを、脱着可能位置、押し込
み完了位置、及び記録再生可能位置から形成されるロー
ディング経路において、脱着可能位置と押し込み完了位
置の間で水平移動させ、押し込み完了位置と記録再生可
能位置との間で垂直移動させてローディングして信号を
上記記録媒体に対して記録、再生すると共に、上記保護
ケースの脱着可能位置への移動の際に、連結状態にある
ピックアップと磁気ヘッドとを切り離し、切り離された
磁気ヘッドがローディング経路外へ水平に移動される記
録再生装置において、以下の手段を講じたことを特徴と
している。
【0026】すなわち、請求項4の発明は、上記記録媒
体に対して光ビームを照射して信号の記録、再生を行な
うピックアップと、上記ピックアップに対向して設けら
れ、上記記録媒体に対して磁界を印加し、光ビームの照
射部位の磁化の向きを変える磁気ヘッドと、駆動力を発
生する駆動力発生手段と、上記駆動力を伝達する第1伝
達手段と、上記駆動力を伝達する第2伝達手段と、第1
伝達手段により伝達された上記駆動力に基づいて、上記
ピックアップを所定方向に記録媒体に対して水平に移動
させるピックアップ移動手段と、第2伝達手段により伝
達された上記駆動力に基づいて、上記磁気ヘッドを上記
所定方向に移動させる磁気ヘッド移動手段と、記録時
に、上記保護ケースが記録再生可能位置に移動すると、
上記磁気ヘッドをローディング経路外から磁気ヘッド連
結位置に移動するように上記磁気ヘッド移動手段を制御
し、上記ピックアップと上記磁気ヘッドとを磁気ヘッド
連結位置で連結する連結手段と、上記連結手段による連
結の完了後、上記第2伝達手段による駆動力の上記磁気
ヘッド移動手段への伝達を解除する駆動力解除手段とを
備えた構成を有している。
【0027】請求項5の発明は、上記の課題を解決する
ために、請求項4の発明の構成に加えて、上記磁気ヘッ
ドと磁気ヘッド移動手段とは分離可能なように設けられ
ており、更に、上記連結手段による連結後に上記磁気ヘ
ッドと磁気ヘッド移動手段との分離を行なう分離手段を
備えた構成を有している。
【0028】請求項6の発明は、請求項1、2、3、
4、又は5の構成において、上記磁気ヘッド移動手段に
よってローディング経路外へ移動された上記磁気ヘッド
がローディング経路外への所定箇所に圧接状態で固定さ
れる構成を有している。
【0029】
【作用】請求項1の構成によれば、記録再生可能位置に
おいては、ピックアップと磁気ヘッドとは、連結手段に
よって連結され、一体的に移動されるので、情報の記録
再生が記録媒体に対して可能となる。この状態から保護
ケースを脱着可能位置へ移動する場合、連結手段によっ
て一体的に移動していたピックアップと磁気ヘッドと
は、切離手段によって切り離される。このとき、磁気ヘ
ッドは、磁気ヘッド移動手段によって、単独で上記所定
方向に平行に、ローディング経路外へ移動される。
【0030】請求項2の構成によれば、請求項1の作用
に加えて、上記磁気ヘッドからの磁界が磁界検出手段に
よって検出されたときに、上記磁気ヘッドがローディン
グ経路外の所定位置に到達したことが検知手段によって
検知されるので、磁気ヘッドのローディング経路外への
移動が正確に行なえる。
【0031】請求項3の構成によれば、上記切離手段に
よって切り離されたピックアップと磁気ヘッドとは、同
一の駆動力発生手段からの駆動力に基づいて、第1及び
第2伝達手段を介して、ピックアップ移動手段および磁
気ヘッド移動手段によってそれぞれ所定方向に移動され
る。
【0032】請求項4の構成によれば、記録時に、上記
保護ケースが記録再生可能位置に移動すると、上記磁気
ヘッド移動手段は、連結手段によって制御され、上記磁
気ヘッドがローディング経路外から磁気ヘッド連結位置
に移動され、上記ピックアップと上記磁気ヘッドとが磁
気ヘッド連結位置で連結される。
【0033】この連結の完了後、第2伝達手段による上
記磁気ヘッド移動手段への駆動力の伝達が、駆動力解除
手段によって解除される。この結果、駆動力発生手段、
ピックアップ移動手段、磁気ヘッド移動手段、磁気ヘッ
ドという駆動力の伝達経路が遮断され、代わりに、駆動
力発生手段、第1伝達手段、ピックアップ移動手段、ピ
ックアップ、磁気ヘッドという磁気ヘッドへの駆動力の
伝達経路が新たに形成される。これによって、ピックア
ップと、磁気ヘッドとが一体的に移動可能となり、記録
媒体への情報の記録が行なわれる。
【0034】請求項5の構成によれば、請求項4の作用
に加えて、上記連結手段による連結後に、上記磁気ヘッ
ドと磁気ヘッド移動手段とが、分離手段によって物理的
に分離される。
【0035】請求項6の構成によれば、請求項1、2、
3、4、又は5の作用に加えて、上記磁気ヘッド移動手
段によってローディング経路外へ移動される際に、上記
磁気ヘッドがローディング経路外への所定箇所に圧接状
態で固定される。
【0036】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図27
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0037】本実施例は、次の2種類の記録媒体を用い
た記録再生装置を開示している。即ち、例えば、一つ
は、ピックアップの対物レンズ用の窓49aを片面のみ
に有するカートリッジ49内に収納された再生専用ディ
スク51(図21参照)であり、他の一つは、ピックア
ップの対物レンズ用の窓50aと、記録ヘッド用の窓5
0bとを両面に備えたカートリッジ50内に収納された
記録再生ディスク52(図22参照)である。上記の窓
50a・50b、及び49aは、矢印A−B方向に摺動
可能なシャッタ53・54で覆われている。シャッタ5
3・54を記録再生装置内で矢印B方向に摺動して、上
記窓を開放し、ディスクを露出状態にすることで、信号
の記録、再生が可能となる。
【0038】記録再生ディスク52のカートリッジ50
には、図22に示すように、記録再生ディスク52及び
再生専用ディスク51の検出用の穴50dと、ライトプ
ロテクト用の穴50cとが設けられている。カートリッ
ジ50の裏面には穴50cを覆う爪55が左右方向にス
ライド可能に設けられており、爪55が穴50cを覆っ
た状態(閉じた状態)が記録可能状態に対応する一方、
穴50cが爪55覆われない状態(開いた状態)が記録
不可能な状態に対応する。
【0039】なお、再生専用ディスク51は記録不可能
であるので、そのカートリッジ49には穴49bが設け
られているが、爪は設けられていない。又、両ディスク
51・52には、データ領域の最内周及び最外周に予め
ディスクについての情報等が記録されているリードイン
エリア51a・52a、及びリードアウトエリア51b
・52bがそれぞれ設けられている。
【0040】本実施例の記録再生装置の制御系の構成の
一例について図16を参照しながら、以下に説明する。
【0041】本実施例の記録再生装置の制御系は、図1
6に示すように、主制御回路45を備え、この主制御回
路45に、図示しない外部装置から記録、再生、停止、
排出の各命令を受ける動作命令信号源44、ローディン
グモーター15のON/OFFを制御するための第1モ
ード・及び第2モード検出スイッチ42・43、ディス
クの検出を行なうためのディスク検出スイッチ24、挿
入されたディスクが情報の書替が不可能であることを検
出するためのライトプロテクト検出スイッチ25、磁気
ヘッド8がディスクの最外周に位置していることを検出
するためのリードアウト検出スイッチ26、磁気ヘッド
8が磁気ヘッド連結位置への移動が完了したことを検出
するためのフォトインタラプタ39、及び磁気ヘッド8
が退避位置にあることを検出するためのホール素子21
の各出力が入力される構成を有している。また、上記記
録再生装置の制御系は、これらの入力に基づいて、ディ
スクに対して光ビームを照射することによって、ディス
クに対して情報の記録、再生を行なうピックアップ1
9、光ビームの照射されているディスク上の部位に磁界
を印加する磁気ヘッド8、駆動回路46、駆動回路46
に駆動される送りモーター28、駆動回路47、駆動回
路47に駆動されるローディングモーター15、駆動回
路48、駆動回路48に駆動されるスピンドルモーター
16に対して、適宜、各種制御を行なう構成を有してい
る。
【0042】次に、本実施例の記録再生装置の主要部の
構成例について、以下に詳細に説明する。
【0043】図1(a)(b)は、本記録再生装置の脱
着可能位置での平面図、及び右側面図をそれぞれ示して
いる。図1(a)に示すように、本記録再生装置はカー
トリッジを保持するためのカートリッジホルダ3を有し
ている。カートリッジホルダ3は、図3に示すように、
開口部3aを介してカートリッジを脱着するように設け
られている。カートリッジホルダ3の右側面の2本のピ
ン3b・3bは、ホルダ動作レバー2の右側面に設けら
れた2か所の案内穴2a・2a内を移動可能なようにそ
れぞれ設けられている。各ピン3bは、案内穴2aに通
された後、右ホルダ支持アングル5の右側面の対応する
位置に設けられた略長方形の穴5aに通される。この穴
5a・5aは、上記ピン3b・3bの矢印A−B方向の
移動が規制されるように設けられている。
【0044】一方、カートリッジホルダ3の左側面にお
いても、同様に、カートリッジホルダ3に設けられた2
本のピン(図示しない)がホルダ動作レバー2の左側面
の2か所の案内穴(図示しない)に通された後、左ホル
ダ支持アングル4にピンの矢印A−B方向の移動が規制
されるように設けられている2か所の略長方形の穴(図
示しない)に通されている。これら左ホルダ支持アング
ル4、右ホルダ支持アングル5はメインシャーシ1に取
り付けられている。
【0045】上記のホルダ動作レバー2は、左ホルダ支
持アングル4と右ホルダ支持アングル5とによって挟み
込まれるように配され、矢印A−B方向にスライド可能
な構成である。したがって、ホルダ動作レバー2が矢印
A−B方向にスライドすることでカートリッジホルダ3
が上下動する。
【0046】図4は、上記ホルダ動作レバー2を裏面側
から見た図であり、ヘッド動作シャフト6がホルダ動作
レバー2の折曲部2b(図4(a)参照)に通された
後、半円筒部7aを持つ動作シャフトアングル7によっ
て支持されている(図27参照)。
【0047】ヘッド動作シャフト6のホルダ動作レバー
2の折曲部2bの反対側の先端部は、ローディングラッ
ク11(図1参照)に設けられた穴(図示しない)に嵌
入し、支持されている。上記ホルダ動作レバー2の矢印
A−B方向への移動は、ローディングモーター15(図
2参照)の駆動力がモーターギヤ14、ギヤ13、ギヤ
12、及びローディングラック11を介して伝達される
ことによって可能となる。ホルダ動作レバー2には、図
4に示すように、後述するピン2c、折曲面2d・2e
が設けられている。
【0048】図2は、図1の平面図においてカートリッ
ジホルダ3と磁気ヘッド8、ヘッド動作アーム9、ヘッ
ド動作レバー10、ヘッド動作バネ22、及び図4に示
すホルダ動作レバー2を取り外した状態を示している。
【0049】メインシャーシ1の略中央部には、ディス
クをチャッキングするためのターンテーブル一体型のス
ピンドルモーター16が取り付けられ、スピンドルモー
ター16付近には、ピックアップ19の最内周位置検出
用のリードインスイッチ20と、ディスク検出用、及び
ライトプロテクト用のスイッチ24、及び25がそれぞ
れ取り付けられたメカ基板23が設けられている。
【0050】メインシャーシ1の略中央部には、ガイド
シャフト18が矢印C−D方向に平行に設けられてお
り、このガイドシャフト18と平行に、スピンドルモー
ター16の反対側にガイドシャフト17が設けられてい
る。これらのガイドシャフト17・18に対してスライ
ド可能に案内されるピックアップ19が設けられ、ディ
スクに対して光ビームを照射するようになっている。ス
ピンドルモーター16付近であって、ピックアップ19
の移動方向に平行な方向の一方に、ピックアップ19の
最内周位置検出用のリードインスイッチ20が配され、
他方にピックアップ19の最外周位置検出用のリードア
ウトスイッチ26が配されている。
【0051】ここで、図2及び図5を参照しながら、ピ
ックアップ19について詳細に以下に説明する。
【0052】図5に示すように、ピックアップ19の略
中央部には、対物レンズ19aが配されている。ピック
アップ19の矢印A方向の先端部には、駆動グリップ2
7が設けられている。ピックアップ19は、次のように
して矢印C−D方向に移動する。すなわち、図2に示す
ように、駆動グリップ27と、送りモーター28と一体
的に回動可能な駆動ネジ28aとが圧接部27bで圧接
することによって、送りモーター28からの駆動力がピ
ックアップ19に伝達され、ピックアップ19がガイド
シャフト17・18に案内されて矢印C−D方向(ディ
スクに対して水平方向)に移動可能となる。
【0053】上記の送りモーター28は、メインシャー
シ1にモーター取り付けアングル33を介して取り付け
られている。また、図5に示すように、ピックアップ1
9の駆動グリップ27の横には略円錐形のピン19b
と、凹面19cとが設けられ、駆動グリップ27のピッ
クアップ19の反対側先端部には斜面27aが設けられ
ている。
【0054】ここで、磁気ヘッド8の周辺装置について
以下に詳細に説明する。
【0055】先ず、図23を参照しながら、ヘッド移動
アングル29とヘッド移動レバー32とについて説明す
る。ヘッド動作シャフト31は、ヘッド移動アングル2
9の折曲面29c、ヘッド移動レバー32のガイド穴3
2eを順に通された後、ヘッド移動アングル29の折曲
面29bに通され支持されている。したがって、ヘッド
移動レバー32は、ヘッド移動アングル29に対して、
矢印C−D方向へスライド可能である。
【0056】ヘッド移動アングル29は、図6に示すよ
うに、3つのガイド穴29a(例えば、長円形の形状を
有する)に特殊ビス56を介してメインシャーシ1に矢
印A−B方向にスライド可能に取り付けられている。ヘ
ッド移動アングル29は、ピン29d(図6参照)、端
面29e・29fを有し、折曲面29gに取り付けられ
たバネ30によって矢印B方向に付勢されており、折曲
面29b・29cにはヘッド移動シャフト31が配設さ
れている。
【0057】ヘッド移動シャフト31には、ヘッド移動
レバー32が矢印C−D方向にスライド可能に設けられ
ている。ヘッド移動レバー32の下面32dとヘッド移
動アングル29とが当接しているので、ヘッド移動レバ
ー32がヘッド移動シャフト31を中心に回転しないよ
うになっている。ヘッド移動レバー32はグリップ部3
2a(図7(b)、図25、又は図6参照)を有し、こ
のグリップ部32aが駆動ネジ28aに圧接することに
よって、ヘッド移動レバー32がヘッド移動シャフト3
1に案内されて矢印C−D方向に移動可能となってい
る。また、ヘッド移動レバー32は斜面32bと略台形
の凸部32c(図23参照)とを備えている。
【0058】ヘッド取り付けアングル34は貫通穴34
aを有している。上記駆動ネジ28aは、この貫通穴3
4aに通されている(図8参照)。ヘッド取り付けアン
グル34は、図8(c)に示すように、所定の間隔を隔
て且つ互いに平行に配された2つの凸部34b・34b
を有している。ヘッド取り付けアングル34は、図9に
示すように、凸部34b・34bがモーター取り付けア
ングル33の折曲面33aを挟み込むように矢印C−D
方向にスライド可能に設けられている。ヘッド取り付け
アングル34は、アーム部34c、アーム部34cの上
面に円弧面34d、その右側面にヘッド移動レバー32
の凸部32cと嵌合するコ字状の凹部34e(図8
(b)参照)を備え、ピン34fと軸36とによって、
ヘッド連結アングル35が矢印E−F方向にスライド可
能に図示しないバネによって、矢印F方向への付勢を受
けた状態で取り付けられている。
【0059】ヘッド連結アングル35とヘッド取り付け
アングル34との関係について図24を参照しながら、
以下に説明する。
【0060】図24に示すように、ヘッド取り付けアン
グル34のピン34fがヘッド連結アングル35のガイ
ド穴35b(例えば、長円形の形状を有する)に通さ
れ、軸36がヘッド取り付けアングル34のガイド穴3
4g(例えば、長円形の形状を有する)に通された後、
ヘッド連結アングル35の穴35cに嵌入し、支持され
ている。ピン34fはガイド穴35b内で矢印E−F方
向に移動可能であり、軸36はガイド穴34g内で矢印
E−F方向に移動可能である。従って、ヘッド連結アン
グル35は、ヘッド取り付けアングル34に対して、矢
印E−F方向へのみ移動可能となっており、また、図示
しないバネによりヘッド連結アングル35は矢印F方向
へ付勢されている。
【0061】ヘッド連結アングル35には、ピックアッ
プ19の略円錐形のピン19bを案内する長手穴35a
が設けられている。以下にピックアップ19と磁気ヘッ
ド8との連結、切離動作について、図23乃至図26を
参照しながら説明する。
【0062】図25に示すように、ヘッド移動レバー3
2、ヘッド連結アングル35、及びピン19bにより上
記連結、切離動作が行なわれる。図25において、ピッ
クアップ19と磁気ヘッド8とは連結可能な連結位置に
ある。この状態において、ピックアップ19は一定位
置、即ち最外周に位置しており、図11等に示すよう
に、ピックアップ19の凹面19cにヘッド移動アング
ル29の端面29fが係合して、移動不可能となってい
る。ヘッド移動レバー32は、図23等に示すように、
ヘッド移動アングル29に取り付けられ、ヘッド移動ア
ングル29と共に矢印A−B方向に移動可能となってい
る。
【0063】ヘッド連結アングル35は、図24に示す
ように、矢印F方向に付勢された状態で矢印E−F方向
に移動可能となっている。図25(a)は連結状態を示
しており、ヘッド連結アングル35の矢印F方向への付
勢力によって、ピックアップ19の略円錐形ピン19b
がヘッド連結アングル35のガイド穴35aに嵌入、圧
接した状態で一体化され、ピックアップ19と磁気ヘッ
ド8とが連結された状態となっている。
【0064】図25(b)は連結解除状態を示してお
り、図25(a)の連結状態からの移行は次のようにし
て行なわれる。すなわち、ヘッド移動レバー32がヘッ
ド移動アングル29と共に矢印B方向に移動すると、ヘ
ッド移動レバー32の斜面32bとヘッド連結アングル
35の端面が当接する。ヘッド移動レバー32が矢印B
方向に更に移動すると、ヘッド連結アングル35が斜面
32bによりその付勢力に抗して押し上げられ、矢印E
方向へ移動する。また、この移動によって、ヘッド連結
アングル35のガイド穴35aとピックアップ19の略
円錐形ピン19bとの嵌入状態が解除されるので、ピッ
クアップ19と磁気ヘッド8との連結状態が解除される
ことになる。
【0065】図26は、ヘッド取り付けアングル34と
ヘッド移動レバー32との連結、切離を説明するための
斜視図である。図26(a)はヘッド取り付けアングル
34とヘッド移動レバー32との連結状態を示し、ヘッ
ド移動レバー32の凸部32cがヘッド取り付けアング
ル34のコ字状凹部34eに嵌合しており、これによ
り、ヘッド移動レバー32とヘッド取り付けアングル3
4とが、矢印C−D方向へ一体的に移動可能となってい
る。
【0066】図26(b)は切離状態を示しており、ヘ
ッド移動レバー32がヘッド移動アングル29と共に矢
印A方向へ移動すると、ヘッド移動レバー32の凸部3
2cがヘッド取り付けアングル34のコ字状凹部34e
から抜け出た位置まで移動するので、嵌合状態が解除さ
れる。この結果、ヘッド取り付けアングル34が矢印D
方向へ移動しても、ヘッド移動レバー32は一体的に移
動することはない。
【0067】上記構成によれば、ヘッド取り付けアング
ル34の退避位置から連結位置への移動をヘッド移動レ
バー32による駆動力の伝達で行なった後、ヘッド移動
レバー32が矢印A方向に移動し、ピックアップ19と
ヘッド取り付けアングル34との連結がヘッド連結アン
グル35によって行なわれる。その後は、ヘッド取り付
けアングル35の移動は、ピックアップ19による駆動
力の伝達で行なうことが可能となる。また、磁気ヘッド
8とピックアップ19との連結解除時も、上述と反対の
動作を行なうことで、磁気ヘッド8の移動とピックアッ
プ19の移動とを個々に行なうことが可能となる。以上
のように、ピックアップ19と磁気ヘッド8とが上記切
り離し機構に基づいて切り離されると、個々の移動が単
一の駆動源によって可能となり、記録再生装置の小型化
が可能となる。
【0068】ヘッド取り付けアングル34には、図10
に示すように、ヘッド動作レバー10が回動可能に、図
示しないバネによって、ヘッド動作レバー10の矢印B
方向が矢印F方向に付勢された状態で設けられている。
ヘッド動作レバー10はアーム部10aを有し、このア
ーム部10aの上面10c・10dをヘッド動作シャフ
ト6が当接しながら移動する。ヘッド動作シャフト6の
上面10c・10d上の位置に基づいて、ヘッド動作レ
バー10の位置決めが行なわれる。ヘッド動作レバー1
0は、アーム部10aの反対側にアーム部10bを有し
ている。このアーム部10bの先端部には、ヘッド動作
アーム9が取り付けられている。ヘッド動作アーム9に
は、磁気ヘッド8が取り付けられたヘッド動作バネ22
が取り付けられている。
【0069】図20に示すように、カートリッジホルダ
3の折曲面3dは、退避位置における磁気ヘッド8と対
向する位置に穴3eを有し、磁束検出用のホール素子2
1が穴3eの内部に折曲面3dの裏面側から取り付けら
れている。また、磁気ヘッド8は磁気ヘッド部8aと接
触部8bとからなり、脱着可能位置においては、図20
に示すように、磁気ヘッド8の接触部8bとカートリッ
ジホルダ3の折曲面3dとがヘッド動作バネ22により
圧接した状態になっている。したがって、脱着可能位置
では接触部8bにほこりやゴミ等が付着しにくく、また
圧接状態で固定されているため、振動、衝撃等で動きに
くいため破損しにくくなっている。なお、上記モーター
取り付けアングル33には、折曲面33bが設けられて
いる(図9参照)。
【0070】図27を参照しながら、退避位置における
磁気ヘッド8の保持機構について説明する。ヘッド動作
シャフト6と動作シャフトアングル7の半円筒部7aは
ホルダ動作レバー2の裏面に設けられ、ホルダ動作レバ
ー2と共に矢印A−B方向に移動する。また、ヘッド取
り付けアングル34の矢印C方向には、右側ホルダ支持
アングル4があるが、この図においては省略している。
【0071】図27(a)は脱着可能位置、図27
(b)はヘッド移動位置、図27(c)は再生可能位置
でのそれぞれの状態を示している。なお、再生可能位置
の状態は、記録媒体として再生専用ディスク或いは記録
再生ディスクでライトプロテクトが開いた記録不可ディ
スクにおいて、磁気ヘッド8とピックアップ19との連
結が行なわれなかった場合について示している。
【0072】これらの図より明らかなように、図27
(b)のヘッド移動位置以外においては、ヘッド取り付
けアングル34のアーム部34cと動作シャフトアング
ル7の半円筒部7aとが当接しているために、ヘッド取
り付けアングル34の矢印D方向への移動が規制され、
退避位置から衝撃等によって移動することがないように
構成されている。
【0073】前記メインシャーシ1には、移動レバーカ
ム37、移動レバーラック38が設けられており、図1
1乃至図13に示すように、移動レバーカム37の裏面
のカム部37aとヘッド移動アングル29のピン29d
とが当接することでヘッド移動アングル29の位置決め
が行なわれる。移動レバーラック38が矢印C−D方向
にスライドすることによって、移動レバーカム37は回
動するようになっている。移動レバーラック38には、
ホルダ動作レバー2のピン2cと当接可能な位置に斜面
38a及び面38bと、ヘッド動作シャフト6と接触可
能な位置に斜面38cとが設けられている。
【0074】また、メインシャーシ1には、ヘッド取り
付けアングル34のアーム部34cの位置検出のための
フォトインタラプタ39(図2参照)が設けられてい
る。
【0075】左ホルダ支持アングル4の折曲面4bに
は、イジェクトレバー40、スイッチ動作レバー41が
回動可能にそれぞれ図示しないバネによって、どちらも
矢印G方向に付勢された状態で設けられている。図14
に示すように、イジェクトレバー40は、アーム部40
a・40b、ピン40c、及び折曲面40dを有し、折
曲面40dが左ホルダ支持アングル4の折曲面4bと当
接することで、矢印G方向の位置決めが行なわれると共
に、アーム部40bの端面40eがホルダ動作レバー2
の折曲部2dと当接することで矢印H方向の位置決めが
行なわれるようになっている。脱着可能位置において
は、イジェクトレバー40のアーム部40bの端面40
fがホルダ動作レバー2の折曲部2dに当接すること
で、ホルダ動作レバー2が脱着可能位置から一定距離の
間、バネ(図示しない)による矢印B方向の付勢力に抗
して位置決めされるようになっている。
【0076】スイッチ動作レバー41はピン41aを有
し、矢印H方向の位置決めはホルダ動作レバー2のピン
2cと端面41cとが当接することと、ホルダ動作レバ
ー41の折曲面2dの面2fと折曲面41bとが当接す
ること(図15参照)とによって行なわれると共に、矢
印G方向の位置決めは左ホルダ支持アングル4の折曲面
4bの折曲面4cと折曲面41dとが当接することによ
って行なわれる。
【0077】折曲面4bには、第1モード検出スイッチ
42、及び第2モード検出スイッチ43(図14(a)
参照)が設けられている。第1モード検出スイッチ42
のスイッチングは、イジェクトレバー40のピン40c
と、ホルダ動作レバー2の折曲面2eとによって行なわ
れる。一方、第2モード検出スイッチ43のスイッチン
グは、スイッチ動作レバー41のピン41aによって行
なわれる。
【0078】以下に本実施例における動作について説明
する。
【0079】カートリッジホルダ3の開口部3aよりカ
ートリッジを矢印A方向に挿入して行くと、カートリッ
ジがイジェクトレバー40のアーム部40aに当接し、
イジェクトレバー40は矢印H方向に回動する。そし
て、イジェクトレバー40が押し込み完了位置に到達す
ると、イジェクトレバー40のアーム部40aの端面4
0fとホルダ動作レバー2の折曲部2dとの当接による
ホルダ動作レバー2のロックが解除され、ホルダ動作レ
バー2は図示しないバネの付勢力により矢印B方向に一
定距離だけ移動する。
【0080】カートリッジの脱着可能位置から押し込み
完了位置への移動においてカートリッジのシャッタは開
放され、イジェクトレバー40のピン40cによって第
1モード検出スイッチ42がONからOFFに変化した
ことを検出し、一定時間(t1秒)経過後に、ローディ
ングモーター15に通電することによって上記バネによ
り一定距離移動したホルダ動作レバー2を更に矢印B方
向に移動させる。この後、ホルダ動作レバー2が図14
(b)に示されるヘッド移動位置に到達したとき、スイ
ッチ動作レバー41の端面41cとホルダ動作レバー2
のピン2cとの当接が解除される。そして、第2モード
検出スイッチ43がOFFからONに変化したことを検
出することによってローディングモーター15への通電
を遮断する(図14(c)参照)。
【0081】押し込み完了位置から、このヘッド移動位
置への移動の間で、ディスクはターンテーブルにチャッ
キングされ、カートリッジ及びカートリッジホルダ3は
記録再生可能位置に到達し、以後、移動は行なわれな
い。したがって、ディスク検出スイッチ24、ライトプ
ロテクト検出スイッチ25によるディスクの検出等も完
了している。また、磁気ヘッド8の接触部8bとカート
リッジホルダ3の折曲部3dとの圧接状態も、カートリ
ッジホルダ3が下方向に移動することによって解除さ
れ、磁気ヘッド8の移動が行なえる状態に移行する。
【0082】ライトプロテクトが閉じている記録再生デ
ィスクの場合、すなわち記録可能ディスクである場合の
以降の動作を図11〜図13に基づいて説明する。な
お、これらの図においては、磁気ヘッド8、ヘッド動作
アーム9、及びヘッド動作レバー10は、ヘッド取り付
けアングル34と一体となって移動しているため省略し
ている。
【0083】図11(a)は磁気ヘッド退避位置を示
し、図11(b)は磁気ヘッド連結位置を示しており、
これらの状態においては、ヘッド移動アングル29の端
面29eが駆動グリップ27の斜面27aに乗り上げて
おり、したがって駆動グリップ27と駆動ネジ28aと
は圧接していない。一方、ヘッド移動レバー32のグリ
ップ部32aは駆動ネジ28aと圧接し移動可能となっ
ており、凸部32cはヘッド取り付けアングル34のコ
字状凹部34eに嵌合して一体的に移動可能となってい
る(図26(b)参照)。また、斜面32bはヘッド連
結アングル35の下に入り込み(図25(b)参照)、
その付勢力に反して上方向に押し上げているヘッド移動
アングル29の端面29fはピックアップ19の凹面1
9cに係合し(例えば、図11参照)、ピックアップ1
9の移動を阻止する位置となっている。
【0084】また、図11の状態においてのみヘッド取
り付けアングル34のアーム部34cの円弧面34dに
ホルダ動作レバー2に取り付けられた動作シャフトアン
グル7の半円筒部7a(図27参照)が入り込めるよう
になっているため、退避位置への、又は退避位置からの
ヘッド取り付けアングル34の移動、即ち磁気ヘッド8
の移動が可能となっている。
【0085】したがって、記録可能ディスクでは、この
ヘッド移動位置において、図11(a)から図11
(b)へ送りモーター28によりヘッド移動レバー32
とヘッド取り付けアングル34とが一体的に移動する。
このとき、磁気ヘッド連結位置への移動が完了したか否
かは、ヘッド取り付けアングル34のアーム部34cが
フォトインタラプタ39上に到達し(図2参照)、その
ときの光量の変化に基づいて検出される。
【0086】その後、再度ローディングモーター15に
通電することによってホルダ動作レバー2は再び矢印B
方向への移動を行なう(図1参照)。この移動によっ
て、ホルダ動作レバー2のピン2cと移動レバーラック
38の斜面38aとが当接する(図12(a)参照)の
で、移動レバーラック38は矢印C方向への移動を開始
し、これにより、移動レバーカム37が回動し、ヘッド
移動アングル29のピン29dがカム部37aを登り、
ヘッド移動アングル29は矢印A方向への移動を開始す
る。
【0087】このヘッド移動アングル29の移動によ
り、図12(a)において、ヘッド移動レバー32のグ
リップ部32aと駆動ネジ28aとの圧接が解除され、
同時にモーター取り付けアングル33の折曲面33bが
ヘッド移動レバー32の矢印C方向への移動を阻止する
ため、移動経路は遮断される。
【0088】更に、図12(b)において、ヘッド移動
アングル29の移動により、ヘッド連結アングル35の
下に入り込んでいたヘッド移動レバー32の斜面32b
(図25(b)参照)が矢印A方向へ逃げる(図25
(a)参照)ので、ヘッド連結アングル35は付勢力に
より下方向に移動し、このときガイド穴35aにピック
アップ19の略円錐形のピン19bが圧接、嵌合するこ
とによってピックアップ19との連結、即ちピックアッ
プ19と磁気ヘッド8との連結が行なわれる。
【0089】本実施例によれば、上述のように、ピック
アップ19のピン19bは略円錐形の形状を有し、ヘッ
ド連結アングル35のガイド穴35aは2つの半円と2
つの直線で囲まれた長円形の形状を有しているので、若
干の位置誤差があっても上記連結は可能であり、ピック
アップ19、ヘッド移動レバー32のそれぞれにおい
て、駆動グリップ27、グリップ部32aが共に駆動ネ
ジ28aと圧接していないため若干の移動は可能となっ
ている。従って、この嵌合・圧接によるピックアップ1
9と磁気ヘッド8との連結動作が繰り返し行なわれて
も、連結点の位置精度は非常に高いものとなる。
【0090】図13(a)において、ヘッド移動アング
ル29の端面29eが駆動グリップ27の斜面27aに
乗り上げていた状態と、ヘッド移動レバー32の凸部3
2cがヘッド取り付けアングル34のコ字状の凹部34
eに嵌合していた状態(図26(a)参照)とが、ヘッ
ド移動アングル29の矢印A方向への移動によって解除
される。これにより、駆動グリップ27と駆動ネジ28
aとが圧接され、ピックアップ19への送りモーター2
8の駆動力の伝達が可能となり、ヘッド取り付けアング
ル34とヘッド移動レバー32とが別個に移動可能とな
る。
【0091】更に、図13(b)に示すように、ヘッド
移動アングル29の端面29fがピックアップ19の凹
面19cに入り込んでいた状態(図13(a)参照)が
解除され、ピックアップ19の移動が可能となる。この
状態で、駆動モーター28、駆動ネジ28a、駆動グリ
ップ27、ピックアップ19、ヘッド連結アングル3
5、ヘッド取り付けアングル34から磁気ヘッド8とい
う駆動力の伝達経路が形成されるので、ピックアップ1
9と磁気ヘッド8とは、送りモーター28によって、矢
印C−D方向への一体的な移動が可能となる。
【0092】図13(b)の状態は再生可能位置の状態
を示している。図14(c)に示すように、スイッチ動
作レバー41の折曲面41bがホルダ動作レバー2の折
曲面2dの面2fに当接し、矢印H方向に回動すると、
第2モード検出スイッチ43がONからOFFに変化し
たことが検出され、この検出に基づいてローディングモ
ーター15への通電が停止する。このとき、ホルダ動作
レバー2のピン2cが移動レバーラック38の斜面38
bと当接する(図13(b)参照)ことによって、移動
レバーラック38の矢印D方向への移動が規制され、ヘ
ッド移動アングル29のピン29dは移動レバーカム3
7のカム部37aでなく、円弧面と当接している(図1
3(b))ため、ヘッド移動アングル29はバネ30に
よる付勢力に抗している。
【0093】この再生可能位置からホルダ動作レバー2
を数ミリメータだけ矢印B方向にローディングモーター
15によって移動させた位置が記録可能位置であり、図
14(d)に示すように、ホルダ動作レバー2の折曲面
2eが第1モード検出スイッチ42を押し、OFFから
ONへの変化の検出を行なうことでローディングモータ
ー15の停止を行なう。このホルダ動作レバー2の移動
により、図10(a)に示すように、ヘッド動作シャフ
ト6は6aの押し込み完了位置から6bの再生可能位置
までヘッド動作レバー10のアーム部10aの上面10
cと当接していたものが、図10(b)に示すように、
上面10dと当接するようになる。したがって磁気ヘッ
ドは矢印F方向に移動することで、UP位置からディス
クに接触するTOUCH位置に移行し、ディスクに対し
て記録可能となる。
【0094】カートリッジを再生可能位置から取り出す
アンローディング時の動作は、基本的には上述の挿入時
の動作と逆である。このとき、まず、ピックアップ19
と磁気ヘッド8とを送りモーター28により最外周に移
動させ、その位置検出をリードアウトスイッチ26(図
2参照)により行なう。その後、ローディングモーター
15に挿入時と逆極性の電圧を印加することによって、
ホルダ動作レバー2を矢印A方向に移動させる。
【0095】このとき、ヘッド動作シャフト6が移動レ
バーラック38の斜面38cと当接する(図13(a)
参照)ことによって、移動レバーラック38が矢印D方
向に移動を開始する。これに伴って、移動レバーカム3
7が回動し、ヘッド移動アングル29は矢印B方向に移
動可能となり、バネ30の付勢力に基づいて移動を行な
う。このとき、ヘッド移動アングル29の移動による個
々の動作を以下に説明する。
【0096】図13(b)の再生可能状態から図13
(a)の状態までの間に、ヘッド移動アングル29の端
面29fがピックアップ19の凹面19cに係合し、ピ
ックアップ19の移動が規制される。
【0097】図13(a)の状態から図12(b)の状
態までの間に、ヘッド移動アングル29の端面29eが
駆動グリップ27の斜面27aに乗り上げると共に、ヘ
ッド移動レバー32の凸部32cがヘッド取り付けアン
グル34のコ字状凹部34eに嵌合し(図26(a)参
照)、これにより、駆動グリップ27と駆動ネジ28a
の圧接が解除され、ピックアップ19への送りモーター
28の駆動力の伝達ができなくなり、また、ヘッド取り
付けアングル34とヘッド移動レバー32との一体的な
移動が可能となる。
【0098】図12(b)の状態から図12(a)の状
態までの間に、ヘッド連結アングル35の下にヘッド移
動レバー32の斜面32bが入り込む(図25(b)参
照)ことによって、ヘッド連結アングル35は付勢力に
抗して上方向に移動する。このとき、ガイド穴35aと
ピックアップ19の略円錐形のピン19bとの嵌合状態
が解除されるので、ピックアップ19と磁気ヘッド8と
の連結が解除されることになる。
【0099】図12(a)の状態から図11(b)の状
態までの間に、ヘッド移動レバー32のグリップ部32
aと駆動ネジ28aとが圧接される。これに伴って、モ
ーター取り付けアングル33の折曲面33bによるヘッ
ド移動レバー32の矢印C方向への移動の禁止状態が解
除される。つまり、ヘッド移動レバー32が矢印C方向
へ移動できるようになる。この状態で、ヘッド移動アン
グル29のバネ30による矢印B方向への移動が停止す
る。
【0100】一方、ローディングモーター15によるホ
ルダ動作レバー2の矢印A方向への移動は、第2モード
検出スイッチ43がONからOFFに変化することによ
って停止される。
【0101】この時、磁気ヘッド8は連結位置にあるヘ
ッド移動位置に位置している。この状態で、送りモータ
ー28に通電し、ヘッド移動レバー32とヘッド取り付
けアングル34、及び磁気ヘッド8が一体的に退避位置
まで水平移動し、図11(a)に示す状態になる。この
とき、磁気ヘッド8が退避位置へ移動完了したか否か
は、磁気ヘッド8に通電し、磁気ヘッド8から発生した
磁界がホール素子21によって検出されたか否かによっ
て判断される。これにより、ローディング経路外へ移動
した磁気ヘッド8の位置検出を磁気ヘッド8自体を作動
させることによって行なっているので、確実な移動検出
が行なえる。
【0102】このホール素子21は、カートリッジホル
ダ3の折曲面3dにおいて、退避位置の磁気ヘッド8と
対向する位置に設けられている。磁気ヘッド8の退避位
置への移動完了の検出は、上記ホール素子21の付近に
設けられた小型の磁石からの磁界に基づいて磁気ヘッド
8に生じる逆起電力を検出することによって行なうこと
も可能である。
【0103】その後、再度、ローディングモーター15
に通電し、押し込み完了位置まで移動させると、イジェ
クトレバー40は、そのアーム部40bの端面40eと
ホルダ動作レバー2の折曲面2dとの当接が解除され、
付勢力によって、矢印G方向に回動する。これにより、
カートリッジを矢印B方向に蹴り出す。このイジェクト
レバー40の回動によって、イジェクトレバー40のピ
ン40cが第1モード検出スイッチ42を押し、OFF
からONに変化したことを検出し、ローディングモータ
ー15を停止させる。
【0104】一方、再生専用ディスク或いは記録再生デ
ィスクでライトプロテクトが開いた、記録不可ディスク
の場合には、ヘッド移動位置においてヘッド移動レバー
32の磁気ヘッド退避位置から磁気ヘッド連結位置への
移動を行なわないことによって、ピックアップ19と磁
気ヘッド8とが連結されなくなる。このように、記録動
作の不要なディスクの場合、送りモーター28はピック
アップ19のみの駆動を行なえばよいので、必要トルク
が小さくなり、したがって消費電力の低減が確実に行な
える。
【0105】また、ヘッド移動位置においてのみ、ヘッ
ド取り付けアングル34のアーム部34cの円弧面34
dに、ホルダ動作レバー2に取り付けられた動作シャフ
トアングル7が嵌入できるようになっており、他のホル
ダ動作レバー2の位置においては、上記円弧面34d以
外の位置と、動作シャフトアングル7とが当接している
ため、ヘッド移動レバー32のグリップ部32aと駆動
ネジ28aとの圧接が解除されても、磁気ヘッド8等は
矢印C−D方向において移動することなく、磁気ヘッド
退避位置を保持することが可能となる。
【0106】ここで、図17のフローチャートに基づい
て、カートリッジが挿入された場合の動作手順について
以下に説明する。
【0107】カートリッジが開口部3aを介してカート
リッジホルダ3に挿入される。この挿入動作は、第1モ
ード検出スイッチがONからOFFに変化したことを検
出することによって認識される(S1)。この挿入動作
認識後、ローディングモーター15に通電される(S
3)が、このときt1秒経過したか否かが判断される
(S2)。なお、S2は、イジェクトレバー40による
第1モード検出スイッチ42のONからOFFへの変化
(S1)と、ホルダ動作レバー2の位置規制解除までイ
ジェクトレバー40の動作距離の差があるので、これを
補償するために設けられた工程である。
【0108】ローディングモーター15のON(S3)
の後、t2秒経過したか否かが判断され(S4)、t2
秒経過した場合にローディングモーター15はOFFさ
れ(S5)、S1に移行する。S5は、イジェクトレバ
ー40による第1モード検出スイッチのONからOFF
への移行と、ホルダ動作レバー2の位置規制解除との間
で、カートリッジが停止したままのとき、初期まで戻る
ことによってローディングモーター15の過負荷による
長時間の動作及び誤動作を防ぐために設けられた工程で
ある。S4において、t2秒経過していない場合、第2
モード検出スイッチがOFFからONに変化したことが
検出されると(S6)、ローディングモーター15がO
FFされる(S7)。
【0109】それから、記録媒体が記録再生ディスクか
どうかの判断が行なわれた(S8)後、それが記録可能
ディスクか否かが更に判断される(S9)。S8及びS
9において、記録可能ディスクか否かの判断は、ディス
ク検出スイッチ24、ライトプロテクト検出スイッチ2
5の検出に基づいて行なわれ、記録できないディスクの
場合、磁気ヘッド8は使用しないので、ピックアップ1
9との連結を行なわないためS10〜S12はスキップ
され、S13が実行される。
【0110】一方、S9において、記録可能ディスクの
場合、送りモーター28がONされ(S10)、磁気ヘ
ッド8が磁気ヘッド連結位置に到達したか否かがフォト
インタラプタ39の出力に基づいて判断され(S1
1)、到達したことが確認されると、送りモーター28
がOFFされる(S12)。
【0111】送りモーター28により磁気ヘッド8が退
避位置から連結位置に移動された(S10〜S12)
後、ローディングモーター15を再度通電し(S1
3)、第2モード検出スイッチの検出による再生可能位
置の検出(S14)に基づいてローディングモーター1
5がOFFされ(S15)、これにより、再生処理が行
なわれる状態になる。
【0112】ここで、図18のフローチャートを参照し
ながら、記録可能なディスクにおいて、動作命令信号源
44(図16参照)から排出命令を受け、カートリッジ
をイジェクトする場合の動作について以下に説明する。
【0113】カートリッジ排出命令が検出される(S1
6)と、記録動作中か否かが判断される(S17)。記
録動作中の場合には、記録動作終了を検出(S18)
後、S19に移行する一方、記録動作中でない場合には
直接S18が実行される。
【0114】S18は、記録データの破壊等を防止する
ために設けられた工程であり、記録動作の終了検出が行
なわれた場合、又は記録動作中でない場合は、送りモー
ター28がONされ(S19)、リードアウトスイッチ
26がONし、最外周に磁気ヘッド8が到達したことが
検出されると(S20)、送りモーター28がOFFさ
れる(S21)。これにより、ピックアップ19が最外
周まで移動する。
【0115】その後、ローディングモーター15がON
され(S22)、第2モード検出スイッチがONからO
FFに変化したことが検出されると(S23)、ローデ
ィングモーター15がOFFされる(S24)。これに
より、ホルダ動作レバー2がヘッド移動位置まで移動さ
れる。
【0116】それから、送りモーター28がONされ
(S25)、ホール素子21の出力に基づいて、磁気ヘ
ッド8が磁気ヘッド退避位置に到達したことが検出され
ると(S26)、送りモーター28がOFFされる(S
27)。これにより、送りモーター28によってヘッド
移動位置にある磁気ヘッド8が退避位置まで移動され
る。
【0117】その後、ローディングモーター15が再度
ONされ(S28)、第1モード検出スイッチ42がO
FFからONに変化したことが検出されると(S2
9)、ローディングモーター15がOFFされる(S3
0)。これにより、ローディングモーター15によるカ
ートリッジの排出が行なわれる。
【0118】図19のフローチャートを参照しながら、
再生専用又は記録不可なディスクにおいて、動作命令信
号源から排出命令を受けた場合の動作について以下に説
明する。
【0119】カートリッジ排出命令が検出される(S3
1)と、送りモーター28がONされる(S32)。リ
ードアウトスイッチ26がONし、最外周にピックアッ
プ19が到達したことが検出されると(S33)、送り
モーター28がOFFされる(S34)。
【0120】それから、ローディングモーター15がO
Nされ(S35)、第1モード検出スイッチ42がOF
FからONに変化したことが検出されると(S36)、
ローディングモーター15がOFFされる(S37)。
これにより、ローディングモーター15によりカートリ
ッジの排出が行なわれる。
【0121】この場合、カートリッジの挿入時におい
て、ピックアップ19と磁気ヘッド8の連結が行なわれ
ていないため、図18における、磁気ヘッド8の移動に
係る工程がないものとなっている。
【0122】
【発明の効果】請求項1の発明は、以上のように、上記
記録媒体に対して光ビームを照射して信号の記録、再生
を行なうピックアップと、上記ピックアップに対向して
設けられ、上記記録媒体に対して磁界を印加し、光ビー
ムの照射部位の磁化の向きを変える磁気ヘッドと、上記
ピックアップを所定方向に記録媒体に対して水平に移動
させるピックアップ移動手段と、上記磁気ヘッドを上記
所定方向に平行に移動させる磁気ヘッド移動手段と、上
記ピックアップと上記磁気ヘッドとを連結する連結手段
と、上記保護ケースの脱着可能位置への移動の際に、連
結状態にあるピックアップと磁気ヘッドとを切り離す切
離手段とを備え、上記切離手段により切り離された磁気
ヘッドが、上記磁気ヘッド移動手段によってローディン
グ経路外へ水平に移動される構成である。
【0123】それゆえ、記録媒体のローディング経路外
への磁気ヘッドの退避は記録媒体表面に対して垂直位置
ではなく、水平方向であるため、記録再生装置の薄型化
が可能であると共に、ピックアップの大型化を回避でき
るという効果を奏する。
【0124】請求項2の発明は、以上のように、請求項
1の発明の構成に加えて、上記ローディング経路外の所
定位置に設けられた磁界検出手段と、上記磁気ヘッドか
らの磁界が磁界検出手段によって検出されたときに、上
記磁気ヘッドがローディング経路外に到達したと検知す
る手段とを更に備えた構成を有している。
【0125】それゆえ、請求項1の効果に加えて、ロー
ディング経路外へ移動した磁気ヘッドの位置検出を磁気
ヘッド自体を作動させることによって行なっているの
で、確実な移動検出が行なえ、且つ、非接触の検出であ
るため、負荷の低減が図れるという効果を併せて奏す
る。
【0126】請求項3の発明は、以上のように、請求項
1の発明の構成に加えて、駆動力を発生する駆動力発生
手段と、上記駆動力を伝達する第1伝達手段と、上記駆
動力を伝達する第2伝達手段とを更に備え、上記のピッ
クアップ移動手段および磁気ヘッド移動手段が、上記の
駆動力発生手段から第1及び第2伝達手段によりそれぞ
れ伝達された駆動力に基づいて、ピックアップおよび磁
気ヘッドをそれぞれ移動させる構成である。
【0127】それゆえ、請求項1の効果に加えて、ピッ
クアップと磁気ヘッドとは、切離手段によって切り離さ
れると、個々の移動が単一の駆動源によって可能とな
り、記録再生装置の小型化が可能となるという効果を併
せて奏する。
【0128】請求項4の発明は、以上のように、記録媒
体に対して光ビームを照射して信号の記録、再生を行な
うピックアップと、上記ピックアップに対向して設けら
れ、上記記録媒体に対して磁界を印加し、光ビームの照
射部位の磁化の向きを変える磁気ヘッドと、駆動力を発
生する駆動力発生手段と、上記駆動力を伝達する第1伝
達手段と、上記駆動力を伝達する第2伝達手段と、第1
伝達手段により伝達された上記駆動力に基づいて、上記
ピックアップを所定方向に記録媒体に対して水平に移動
させるピックアップ移動手段と、第2伝達手段により伝
達された上記駆動力に基づいて、上記磁気ヘッドを上記
所定方向に移動させる磁気ヘッド移動手段と、記録時
に、上記保護ケースが記録再生可能位置に移動すると、
上記磁気ヘッドをローディング経路外から磁気ヘッド連
結位置に移動するように上記磁気ヘッド移動手段を制御
し、上記ピックアップと上記磁気ヘッドとを磁気ヘッド
連結位置で連結する連結手段と、上記連結手段による連
結の完了後、上記第2伝達手段による駆動力の上記磁気
ヘッド移動手段への伝達を解除する駆動力解除手段とを
備えた構成である。
【0129】それゆえ、ピックアップと磁気ヘッドとの
連結の完了後、第2伝達手段による駆動力の上記磁気ヘ
ッド移動手段への伝達が、駆動力解除手段によって解除
され、駆動力発生手段の負荷が低減されるので、駆動力
発生手段の小型化、及び消費電力の低減が可能となると
いう効果を奏する。
【0130】請求項5の発明は、以上のように、請求項
4の発明の構成に加えて、上記磁気ヘッドと磁気ヘッド
移動手段とは分離可能なように設けられており、更に、
上記連結手段による連結後に上記磁気ヘッドと磁気ヘッ
ド移動手段との分離を行なう分離手段を備えた構成であ
る。
【0131】それゆえ、請求項4の効果に加えて、磁気
ヘッド移動手段を物理的に切り離しておけるので、駆動
力発生手段の負荷がより一層低減されるという効果を併
せて奏する。
【0132】請求項6の発明は、以上のように、請求項
1、2、3、4、又は5の構成にお いて、上記磁気ヘッ
ド移動手段によってローディング経路外へ移動された上
記磁気ヘッドがローディング経路外への所定箇所に圧接
状態で固定される構成である。
【0133】それゆえ、請求項1、2、3、4、又は5
の効果に加えて、通常、記録再生装置の持ち運び等が行
なわれる脱着可能位置において、記録再生装置が落下、
或いは振動等により磁気ヘッドに破損が生じにくくな
る。又、磁気ヘッドが圧接状態で所定箇所に固定されて
いるので、ほこりやゴミ等が、磁気ヘッドと記録媒体と
の間に入り込まなくなり、記録媒体の表面に傷がつくこ
とが回避できるという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生装置の構成例を示しており、
(a)は脱着可能位置での平面図であり、(b)は右側
面図である。
【図2】図1において、カートリッジホルダ、ホルダ動
作レバー、磁気ヘッド、ヘッド動作アーム、及びヘッド
動作レバーを取り外した状態を示す平面図である。
【図3】図1(b)におけるカートリッジホルダ、ホル
ダ動作レバー、右ホルダ支持アングルの結合関係を示す
説明図である。
【図4】図1に示すホルダ動作レバーを示し、(a)は
裏面図であり、(b)は右側面図である。
【図5】図1のピックアップの平面図である。
【図6】図1のヘッド移動アングルの平面図である。
【図7】図1のヘッド移動レバーを示し、(a)は左側
面図であり、(b)は平面図であり、(c)は右側面図
である。
【図8】図1のヘッド取り付けアングルとヘッド連結ア
ングルとの接続関係を示し、(a)は平面図であり、
(b)は正面図であり、(c)はヘッド連結アングルが
上方にある場合の左側面図であり、(d)はヘッド移動
アングルが下方にある場合の左側面図である。
【図9】図1の送りモーター、モーター取り付けアング
ル、ヘッド取り付けアングルの接続関係を示す平面図で
ある。
【図10】図1のヘッド動作レバー、ヘッド動作シャフ
トの位置関係を示し、(a)は脱着可能位置から再生可
能位置を示す説明図であり、(b)は記録可能位置を示
す説明図である。
【図11】図1の磁気ヘッドとピックアップとの連結、
及び切り離しに関わる部品の位置関係を示し、(a)は
磁気ヘッド退避位置を示す説明図であり、(b)は磁気
ヘッドの連結位置を示す説明図である。
【図12】図1の磁気ヘッドとピックアップとの連結、
および切り離しに関わる部品の位置関係を示し、(a)
はヘッド移動レバーと駆動ネジ連結解除の位置を示す説
明図であり、(b)は磁気ヘッドとピックアップとの連
結位置を示す説明図である。
【図13】図1の磁気ヘッドとピックアップとの連結、
及び切り離しに関わる部品の位置関係を示し、(a)は
駆動グリップと駆動ネジとの圧接位置を示す説明図であ
り、(b)は再生可能位置を示す説明図である。
【図14】図1の第1モード検出スイッチ、第2モード
検出スイッチの各モードにおけるスイッチング、及びイ
ジェクトレバー、スイッチ動作レバーの各モードにおけ
る動作を示す説明図であり、(a)は脱着可能位置を示
す説明図であり、(b)はヘッド移動位置を示す説明図
であり、(c)は再生可能位置を示す説明図であり、
(d)は記録可能位置を示す説明図である。
【図15】図14(a)の背面図である。
【図16】本発明の制御系の要部構成を示すブロック図
である。
【図17】記録媒体を記録再生装置に挿入したときの動
作の一例を示すフローチャートである。
【図18】記録可能ディスクのアンローディング開始動
作の一例を示すフローチャートである。
【図19】再生専用ディスク又は記録不可ディスクのア
ンローディング開始動作の一例を示すフローチャートで
ある。
【図20】図1の磁気ヘッドと、カートリッジホルダの
折曲部との位置関係を示す説明図である。
【図21】図1の記録再生装置で用いられる再生専用の
記録媒体を示し、(a)は平面図であり、(b)は側面
図であり、(c)は正面図および底面図である。
【図22】図1の記録再生装置で用いられる記録再生の
記録媒体を示し、(a)は平面図であり、(b)は側面
図であり、(c)は正面図および底面図である。
【図23】図1のヘッド移動アングルとヘッド移動レバ
ーとの接続関係を示す分解斜視図である。
【図24】図1のヘッド連結アングルとヘッド取り付け
アングルとの接続関係を示す分解斜視図である。
【図25】図1のヘッド移動レバー、ヘッド連結アング
ル、及びピンによって行なわれる連結、切離動作を説明
する斜視図である。
【図26】図1のヘッド取り付けアングルとヘッド移動
レバーとの連結、及び切離を説明するための斜視図であ
り、(a)は連結状態を示し、(b)は切離状態を示し
ている。
【図27】図1の記録再生装置において、退避位置にお
ける磁気ヘッドの保持機構について説明する斜視図であ
る。
【図28】従来のフロントローディング方式の記録再生
装置を示す説明図である。
【図29】ピックアップと磁気ヘッドとの連結、解除機
構を有する従来の記録再生装置を示す説明図である。
【図30】図28に示す記録再生装置を正面から見た図
であり、(a)は連結、解除位置を示す説明図であり、
(b)は再生専用ディスクの再生位置を示す説明図であ
り、(c)は記録再生ディスクの記録再生位置を示す説
明図である。
【図31】図28に示す磁気ヘッドとピックアップとの
連結、解除機構の詳細を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 メインシャーシ 2 ホルダ動作レバー 3 カートリッジホルダ 3d 折曲面 4 左ホルダ支持アングル 5 右ホルダ支持アングル 6 ヘッド動作シャフト 7 動作シャフトアングル 8 磁気ヘッド 9 ヘッド動作アーム 10 ヘッド動作レバー 12 ギヤ 13 ギヤ 14 モーターギヤ 15 ローディングモーター 16 スピンドルモーター 17 ガイドシャフト 18 ガイドシャフト 19 ピックアップ 20 リードインスイッチ 21 ホール素子(磁界検出手段) 22 ヘッド動作バネ 24 ディスク検出スイッチ 25 ライトプロテクト検出スイッチ 26 リードアウトスイッチ 27 駆動グリップ(ピックアップ移動手段、第1伝
達手段) 28 送りモーター(駆動力発生手段) 29 ヘッド移動アングル(第1・第2伝達手段、分
離手段) 31 ヘッド移動シャフト 32 ヘッド移動レバー(磁気ヘッド移動手段、切離
手段、第2伝達手段) 34 ヘッド取り付けアングル 35 ヘッド連結アングル(連結手段) 39 フォトインタラプタ 42 第1モード検出スイッチ 43 第2モード検出スイッチ 45 主制御回路(ローディング経路外到達検知手
段) 50 カートリッジ(保護ケース) 51 再生専用ディスク(記録媒体) 52 記録再生ディスク(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 重樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−296444(JP,A) 特開 平2−24868(JP,A) 特開 平4−283436(JP,A) 実開 昭62−187402(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 11/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体が収納され、該記録媒体を露出す
    るための部材を有する保護ケースを、脱着可能位置、押
    し込み完了位置、及び記録再生可能位置から形成される
    ローディング経路において、脱着可能位置と押し込み完
    了位置の間で水平移動させ、押し込み完了位置と記録再
    生可能位置との間で垂直移動させてローディングし、信
    号を上記記録媒体に対して記録、再生する記録再生装置
    であって、 上記記録媒体に対して光ビームを照射して信号の記録、
    再生を行なうピックアップと、 上記ピックアップに対向して設けられ、上記記録媒体に
    対して磁界を印加し、光ビームの照射部位の磁化の向き
    を変える磁気ヘッドと、 上記ピックアップを所定方向に記録媒体に対して水平に
    移動させるピックアップ移動手段と、 上記磁気ヘッドを上記所定方向に平行に移動させる磁気
    ヘッド移動手段と、 上記ピックアップと上記磁気ヘッドとを連結する連結手
    段と、 上記保護ケースの脱着可能位置への移動の際に、連結状
    態にあるピックアップと磁気ヘッドとを切り離す切離手
    段とを備え、 上記切離手段により切り離された磁気ヘッドが、上記磁
    気ヘッド移動手段によってローディング経路外へ水平に
    移動されることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記ローディング経路外の所定位置に設け
    られた磁界検出手段と、 上記磁気ヘッドからの磁界が磁界検出手段によって検出
    されたときに、上記磁気ヘッドがローディング経路外に
    到達したと検知する手段とを更に備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】駆動力を発生する駆動力発生手段と、 上記駆動力を伝達する第1伝達手段と、 上記駆動力を伝達する第2伝達手段とを更に備え、 上記のピックアップ移動手段および磁気ヘッド移動手段
    が、上記の駆動力発生手段から第1及び第2伝達手段に
    よりそれぞれ伝達された駆動力に基づいて、ピックアッ
    プおよび磁気ヘッドをそれぞれ移動させることを特徴と
    する請求項1記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】記録媒体が収納され、該記録媒体を露出す
    るための部材を有する保護ケースを、脱着可能位置、押
    し込み完了位置、及び記録再生可能位置から形成される
    ローディング経路において、脱着可能位置と押し込み完
    了位置の間で水平移動させ、押し込み完了位置と記録再
    生可能位置との間で垂直移動させてローディングして信
    号を上記記録媒体に対して記録、再生すると共に、上記
    保護ケースの脱着可能位置への移動の際に、連結状態に
    あるピックアップと磁気ヘッドとを切り離し、切り離さ
    れた磁気ヘッドがローディング経路外へ水平に移動され
    る記録再生装置であって、 上記記録媒体に対して光ビームを照射して信号の記録、
    再生を行なうピックアップと、 上記ピックアップに対向して設けられ、上記記録媒体に
    対して磁界を印加し、光ビームの照射部位の磁化の向き
    を変える磁気ヘッドと、 駆動力を発生する駆動力発生手段と、 上記駆動力を伝達する第1伝達手段と、 上記駆動力を伝達する第2伝達手段と、 第1伝達手段により伝達された上記駆動力に基づいて、
    上記ピックアップを所定方向に記録媒体に対して水平に
    移動させるピックアップ移動手段と、 第2伝達手段により伝達された上記駆動力に基づいて、
    上記磁気ヘッドを上記所定方向に移動させる磁気ヘッド
    移動手段と、 記録時に、上記保護ケースが記録再生可能位置に移動す
    ると、上記磁気ヘッドをローディング経路外から磁気ヘ
    ッド連結位置に移動するように上記磁気ヘッド移動手段
    を制御し、上記ピックアップと上記磁気ヘッドとを磁気
    ヘッド連結位置で連結する連結手段と、 上記連結手段による連結の完了後、上記第2伝達手段に
    よる駆動力の上記磁気ヘッド移動手段への伝達を解除す
    る駆動力解除手段とを備えたことを特徴とする記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】上記磁気ヘッドと磁気ヘッド移動手段とは
    分離可能なように設けられており、更に、上記連結手段
    による連結後に上記磁気ヘッドと磁気ヘッド移動手段と
    の分離を行なう分離手段を備えたことを特徴とする請求
    項4記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】上記磁気ヘッド移動手段によってローディ
    ング経路外へ移動された上記磁気ヘッドがローディング
    経路外への所定箇所に圧接状態で固定されていることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、又は5記載の記録再
    生装置。
JP6150132A 1994-06-30 1994-06-30 記録再生装置 Expired - Fee Related JP2986007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6150132A JP2986007B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6150132A JP2986007B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0817089A JPH0817089A (ja) 1996-01-19
JP2986007B2 true JP2986007B2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=15490188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6150132A Expired - Fee Related JP2986007B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2986007B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0817089A (ja) 1996-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0475595B1 (en) Recording and/or reproducing apparatus for optical and magneto-optical discs
JP3740698B2 (ja) 記録再生装置
EP0828246B1 (en) Disc recording and/or reproducing apparatus
JP2974868B2 (ja) ディスク駆動装置およびディスク装置
JPH04268229A (ja) 記録再生装置
USRE36709E (en) Photomagnetic disc record/reproduction apparatus including improved magnetic head lifting mechanism
JP2986007B2 (ja) 記録再生装置
JP3172639B2 (ja) ディスク記録装置
JPH10293959A (ja) 記録再生装置
JP3726800B2 (ja) ディスク記録再生装置
US5331611A (en) Transmission mechanism for magnetic-field generating device in photo-magnetic type recording/reproducing apparatus
KR19990014055A (ko) 디스크 구동 장치
JP3610587B2 (ja) 記録及び/又は再生装置
JP3207648B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2915207B2 (ja) 光記録再生装置
JP3753559B2 (ja) 記録媒体駆動装置
JP3657815B2 (ja) 記録媒体駆動装置
JP3739598B2 (ja) 記録媒体駆動装置
JP3753558B2 (ja) 記録媒体駆動装置
JP3366446B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP3297991B2 (ja) 記録装置
JP3494078B2 (ja) 記録再生装置
JP3281745B2 (ja) 光学式情報記録装置
JPH07134893A (ja) ディスク装置
JP2002008295A (ja) 情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071001

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees