JP2985871B2 - レーザポインティング装置 - Google Patents

レーザポインティング装置

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JP2985871B2
JP2985871B2 JP10079855A JP7985598A JP2985871B2 JP 2985871 B2 JP2985871 B2 JP 2985871B2 JP 10079855 A JP10079855 A JP 10079855A JP 7985598 A JP7985598 A JP 7985598A JP 2985871 B2 JP2985871 B2 JP 2985871B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザポインティ
ング装置に関し、更に詳しくは、小型かつ軽量で、高精
度に位置決め制御できるレーザポインティング装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工装置やレーザ表示装置やレー
ザスキャン装置などには、一般に、レーザの射出角度又
は進入角度を制御するレーザポインティング装置が用い
られている。レーザポインティング装置は、2枚の回転
ミラーを立体的に組み合わせて2次元平面上をレーザ光
で走査することが多かったが、近年、装置の小型・低価
格化の要請に伴い、占有空間が小さく、かつ、光軸合わ
せや位置合わせが容易なレーザポインティング装置が要
望されている。この要望に応えるために、例えば、特開
平7−185866に記載されたように、ミラーの法線
軸回りに回転可能な回転支持部材と、その支持部材に支
持されるミラー揺動機構とを備え、1枚のミラーで2次
元平面上を自由にレーザ光で走査できる装置が提案され
ている。以下、例を挙げ、図面を参照して、従来のレー
ザポインティング装置を説明する。
【0003】図11は、従来のレーザポインティング装
置の構成を示す側面断面図である。図11に示すレーザ
ポインティング装置は、ミラー101と、ミラー101
を揺動する電磁加振器105と、これらを支持する回転
支持部材106と、この回転支持部材106を回転する
モータ109とからなる。ミラー101は、モータ10
9による回転支持部材106の回転に伴ってZ軸まわり
に偏角するとともに、電磁加振器105によって揺動軸
心103まわりに偏角する。これにより、2次元平面内
の任意の位置に1枚のミラーでレーザ光を走査できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のレーザ
ポインティング装置では、以下の問題が生じていた。第
1の問題点は、装置が大型になることである。その理由
は、ミラーの揺動や回転のための駆動源として、体積の
大きな電磁加振器やモータを使っているためである。第
2の問題点は、装置の重量が高いことである。その理由
は、回転支持部材が比較的高い支持強度を必要とするの
で、重くなり、また、これに伴い、回転支持部材を回転
させるモータもそれに応じて重くなるためである。第3
の問題点は、消費電力が多いことである。その理由は、
ミラーを法線軸まわりに回転する際、ミラーだけでな
く、電磁加振器や回転支持部材などから構成されて、大
きな質量を有する揺動機構をモータにより回転させるた
めである。第4の問題点は、ポインティング位置を高精
度に制御することが困難なことである。その理由は、回
転駆動がモータ及びベルトによって行われているため、
モータのトルクリップルやベルトの伸縮といった非線形
要素が制御系に混在するためである。
【0005】以上のような事情に照らして、本発明の目
的は、小型かつ軽量で、消費電力が低く、高精度に位置
決め制御できるレーザポインティング装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る第1発明のレーザポインティング装置
は、所定の位置にレーザ光をポインティングするレーザ
ポインティング装置であって、X−Y平面に延在して、
レーザ光を反射するミラー面を有するミラーと、ミラー
を保持するミラーホルダ本体と、ミラーホルダ本体の周
縁から外方に向けて少なくとも3方向に延びるアームと
を有していて、変位可能なミラーホルダと、ミラー面と
対向する側で、かつ、ミラー中心を通りX−Y平面に直
交するZ軸上の点を中心にして、ミラーホルダ本体をミ
ラーホルダの変位に応じて支持する弾性支持機構と、弾
性支持機構を支える台座と、Z軸方向に磁力線を発生さ
せる向きにして各アームに取り付けられたコイル式の電
磁石(以下、コイル磁石と言う)と、各コイル磁石に対
向して台座上に設けられ、Z軸方向に向けて磁力線を発
生する永久磁石とを備え、永久磁石とコイル磁石との間
で作用する磁力により、ミラーホルダをZ軸方向に位置
変位自在かつミラー中心回りに角度変位自在にして支持
することを特徴としている。
【0007】また、本発明に係る第2発明のレーザポイ
ンティング装置は、所定の位置にレーザ光をポインティ
ングするレーザポインティング装置であって、X−Y平
面に延在して、レーザ光を反射するミラー面を有するミ
ラーと、ミラーを保持するミラーホルダ本体と、ミラー
ホルダ本体の周縁から外方に向けて少なくとも3方向に
延びるアームとを有していて、変位可能なミラーホルダ
と、ミラー面と対向する側で、かつ、ミラー中心を通り
X−Y平面に直交するZ軸上の点を中心にして、ミラー
ホルダ本体をミラーホルダの変位に応じて支持する弾性
支持機構と、弾性支持機構を支える台座と、Z軸方向に
磁力線を発生させる向きにして各アームに取り付けられ
た永久磁石と、各コイル磁石に対向して台座上に設けら
れ、Z軸方向に向けて磁力線を発生するコイル磁石とを
備え、永久磁石とコイル磁石との間で作用する磁力によ
り、ミラーホルダをZ軸方向に位置変位自在かつミラー
中心回りに角度変位自在にして支持することを特徴とし
ている。
【0008】本発明により、ミラーの駆動源はコイル磁
石と永久磁石のみであるので、装置は小型かつ軽量であ
る。また駆動対象はミラーとミラーホルダ、アーム、コ
イル磁石のみであり、軽量なので、駆動に要する消費電
力は従来に比べて著しく少ない。また、駆動源であるコ
イル磁石と永久磁石とには、従来のように駆動機構に摩
擦力等が発生しない、すなわち駆動源には非線形要素が
存在しないので、高精度な位置決めができる。
【0009】第1、第2発明では、Z軸方向に位置変位
することが防止されていてもよい。第1、第2発明で
は、好適には、弾性支持機構が、X−Y平面のX軸及び
Y軸回りにミラーホルダを回転可能に支持している。こ
の場合、弾性支持機構が、Z軸上に設けられてミラーホ
ルダの背面を支えるピボットと、先端がピボット先端に
付けられた板バネとから構成されることが好ましい。上
記の構成を有するレーザポインティング装置は、コイル
磁石に電流を流すことで永久磁石との間に発生する力に
より、ミラー平面上で互いに直交するX、Yの2軸まわ
りに回転モーメントを生成し、ミラーを2方向に同時に
角度変位させ、2次元平面内の任意の位置をレーザ光で
走査できる。
【0010】また、第1、第2発明では、好適には、各
アームの基準点について、定常位置からのZ軸方向の位
置変位を検出する距離変位センサと、距離変位センサか
らの信号を受信して、ミラーが定常位置から回転した角
度(以下、角度変位と言う)を算出し、永久磁石とコイ
ル磁石との関係に基づいてコイル磁石に通電するコイル
電流を調節することにより、角度変位を制御する制御装
置とを備えている。この場合、制御装置は、例えば、距
離変位センサが検出した位置変位から角度変位を算出す
る角度算出手段と、目標とする角度変位(以下、目標角
度変位と言う)を設定する角度設定部と、算出された角
度変位を目標角度変位にするコイル電流の調整値を各コ
イル磁石について算出し、各コイル磁石のコイル電流値
をその値にする旨を指令するコイル電流指令信号を作成
する角度制御手段と、コイル電流指令信号に基づいて、
各コイル磁石に通電するコイル磁石ドライバ回路とを備
えている。アームの基準点とは、Z軸方向の位置変位に
よりミラーの角度変位を充分に検出できる測定点であ
る。
【0011】更に、この場合、弾性支持機構はミラーホ
ルダをZ軸方向に移動可能であって、かつ、制御装置
は、更に、各アームのZ軸方向の位置変位の平均値を求
め、ミラーのZ軸方向の平均移動距離(以下、並進移動
量と言う)を算出する並進量算出手段と、ミラーの目標
とする並進移動量(以下、目標並進量と言う)を設定す
る並進量設定部と、並進移動量を目標並進量にするコイ
ル電流の第2の調整値を算出し、コイル電流調整信号を
作成する並進量制御手段と、コイル電流指令信号とコイ
ル電流調整信号とを加算して新たなコイル電流指令信号
を作成し、コイル磁石ドライバ回路に伝達する並進量調
整部とを備えていてもよい。これにより、ミラーのZ軸
方向の変位も制御できる。従って、レーザ光の照射ポイ
ントの意図しない移動を防止したレーザポインティング
装置が実現される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつより
詳細に説明する。なお、各実施形態例では、コイル磁
石、永久磁石、アーム、及び、距離変位センサの個数を
全て4としたが、3以上の任意の個数とすることも可能
である。実施形態例1 図1および図2は、本実施形態例のレーザポインティン
グ装置の構成を示す平面図および側面断面図である。図
1及び図2では、簡単のため後述の制御装置を描いてい
ない。本実施形態例のレーザポインティング装置4は、
レーザ光を反射するミラー1と、ミラー1を保持するミ
ラーホルダ2とを備えている。ミラーホルダ2は、ミラ
ーホルダ本体2Aと、ミラーホルダ本体2Aの周縁に結
合して、外方に向けて四方に腕を伸ばしたアーム3とか
ら構成される。また、レーザポインティング装置4は、
各アームの先端に取り付けられた4個のコイル磁石11
〜14と、コイル磁石11〜14にそれぞれ対向する4
個の永久磁石21〜24とを備えている。更に、レーザ
ポインティング装置4は、変形可能で復元力を有する弾
性支持機構であって、ミラー面に直交してミラー中心を
通るZ軸に平行なX−Y平面のX軸及びY軸回りにミラ
ー1が回転可能なように、ミラー面に対向する側でミラ
ーホルダ本体2Aを支持する弾性支持機構を備えてい
る。また、レーザポインティング装置4は、アーム3の
定常位置からのZ軸方向の位置変位を測定する4個の距
離変位センサ31〜34と、距離変位センサ31〜34
からの計測信号を受信してミラー1の角度変化を算出
し、コイル磁石11〜14に通電する電流値をフィード
バック制御する制御装置50(図3)とを備えている。
【0013】弾性支持機構6,7は、ミラーホルダ本体
2Aの中心9を台座8に対して一定位置に保ち、その点
を回転中心とするもので、具体的には例えばピボットや
板バネが用いられる。このうち、ピボット6と板バネ7
の組み合わせが著しく優れている。これは、ピボット6
によりミラーホルダ2の中心位置がZ軸方向へ並進移動
するのを抑え、また板バネ7によってミラーホルダ本体
2Aの中心位置がX軸,Y軸方向へ並進移動するのを抑
えられるためである。アーム3が長くなると、永久磁石
21〜24とコイル磁石11〜14との間で発生する力
の作用点が、支点となる中心から遠くなるため、発生す
る回転モーメントが大きくなりその点では有利である
が、これに応じてモーメントイナーシャ、すなわちアー
ムの慣性モーメントも大きくなる。このため、アーム長
は回転モーメントとモーメントイナーシャとの間のトレ
ードオフで決まる。レーザ光を反射し、2次元平面の任
意の位置にポインティングするミラー1は、例えば平面
ミラーや、一定の曲率を有する曲面ミラーである。曲率
は、用途に応じて決定する。距離変位センサ31〜34
は、アーム3の位置の変化を測定することで、間接的に
ミラー1の角度変化を検出するセンサである。小型の距
離センサとしては、作動トランス、インダクトシンなど
の接触式のセンサもあるが、ミラー動作の際に外乱とな
らない非接触式のセンサが望ましい。具体的には、渦電
流式変位センサ、レーザ干渉型変位センサなどが挙げら
れる。このうち、センサ部が小型かつ軽量である点で、
渦電流式変位センサが最も好ましい。
【0014】図3は、本実施形態例のレーザポインティ
ング装置の構成を示すブロック図である。制御装置50
は、距離変位センサ31〜34のセンサアンプ回路51
と、センサアンプ回路51により出力された位置変位
(距離変位)をミラー1の角度変位(変位角)に変換し
て算出する変位−角度変換手段52と、ミラー1の角度
を指定する角度設定部53と、ミラー1の設定角(指定
した角度変位)と変位角との差からコイル磁石11〜1
4に流す電流を調整する指令を出力する角度制御手段5
4と、角度制御手段54からの信号を受け、コイル磁石
に通電する電流値を調節するコイル磁石ドライバ回路5
5とを備えている。
【0015】次に、図3を参照して、本実施の形態の動
作について詳細に説明する。永久磁石21〜24により
コイル磁石11〜14の周囲には磁界が生じる。コイル
磁石ドライバ回路55によってコイル磁石11〜14に
電流が流れると、永久磁石21〜24によって生じた磁
界とコイル磁石11〜14を流れる電流とによってフレ
ミングの法則による力が発生し、これが回転中心9まわ
りの回転モーメントとなる。この回転モーメントの方向
にミラーが角度変位し、弾性支持機構6,7が有するね
じりバネ特性による回転モーメントと釣り合った位置で
静止する。例えば、Y軸(図2では、紙面に垂直な方向
である)まわりにミラー1の角度変位を行いたい場合、
コイル磁石12又は14に電流を流す。さらに、コイル
磁石12及び14に、相互に逆相の電流を同時に流せ
ば、2つのコイル磁石を作用点とした同方向の回転モー
メントが発生して、ミラー1の角度を効率よく変位する
ことができる。ミラー1の角度調節は、制御装置50に
より、距離変位センサ31〜34からの信号を変換して
変位角を検出し、これををもとにコイル磁石11〜14
に流す電流を調整することで行う。
【0016】図4は、制御装置50によるミラー変位角
の算出動作を説明するブロック図である。距離変位セン
サ31〜34で得られたセンサ信号は、それぞれ、制御
装置50のセンサアンプ回路51で距離変位信号ΔL1
〜ΔL4に変換され、変位−角度変換手段52に伝達さ
れる。変位−角度変換手段52は、これらの距離変位信
号ΔL1〜ΔL4から、ミラーの角度変位を示すミラー
変位角信号を算出し、角度制御手段54に出力する。角
度制御手段54において、ミラーホルダの回転中心9と
距離変位センサのターゲット中心との距離をLとすれ
ば、X軸まわりのミラー変位角信号θxは、 θx=(ΔL1−ΔL3)/2L により導出される。ここで、ΔL1及びΔL3はそれぞ
れ距離変位センサ31及び33からの位置変位を示す距
離変位信号である。同様に、Y軸まわりのミラー変位角
信号θyは、 θy=(ΔL2−ΔL4)/2L により導出される。ここで、ΔL2とΔL4はそれぞれ
距離変位センサ32と34からの距離変位信号である。
本実施形態例では、図4に示すように、これらの演算を
2つの加算器と4つの乗算器により実現している。
【0017】図5は、制御装置50によりコイル電流を
調整する動作を説明するブロック図である。ミラー1の
角度を設定する角度設定部53からは、ミラーのX軸ま
わり及びY軸回りの変位角度を設定するためのミラー設
定角信号Rθx及びRθyが、角度制御手段54に伝達
される。また、前述のように、変位−角度変換手段52
からは、検出されたX軸およびY軸まわりのミラー変位
角信号θx、θyが、角度制御手段54に伝達される。
角度制御手段54は、これらのミラー設定角信号Rθ
x,Rθyとミラー変位角信号θx,θyとに基づい
て、コイル磁石11〜14に流すコイル電流を調整する
信号として、コイル磁石11〜14に対応したコイル電
流指令信号Rc1〜Rc4をコイル磁石ドライバ回路5
5に出力する。コイル磁石ドライバ回路55は、コイル
磁石11〜14を流れる電流の電流値が、コイル電流指
令信号Rc1〜Rc4により伝達された電流値に一致す
るようにコイル電流を制御する。以下、コイル電流指令
信号Rc1〜Rc4の算出手順について詳しく説明す
る。
【0018】角度制御手段54においては、まず、ミラ
ー設定角信号とミラー変位角信号とからミラー角度偏差
信号を導出する。X軸まわりのミラー角度偏差信号Δθ
xは、 Δθx=Rθx−θx により導出される。同様にY軸まわりのミラー角度偏差
信号Δθyは、 Δθy=Rθy−θy により導出される。続いて、ミラー角度偏差信号に基づ
いてコイル電流調整のための制御演算が実施され、必要
となるコイル電流(以下、必要コイル電流と言う)が算
出される。更に、必要コイル電流が、X軸及びY軸まわ
りのコイル磁石に対して均等に分配されてコイル電流指
令信号となる。X軸まわりのコイル磁石11及び13に
それぞれ対応するコイル電流指令信号Rc1及びRc3
は、それぞれ Rc1=Cθx*Δθx/2 Rc3=−Cθx*Δθx/2 の式により導出される。ここで、CθxはX軸まわりの
角度変位を制御演算処理する回路(以下、制御演算回路
と言う)の伝達関数である。制御演算回路には、例えば
PID制御回路やリードラグフィルタ(位相進み遅れ回
路)などが用いられる。Y軸まわりのコイル磁石12及
び14に対応するコイル電流指令信号Rc2及びRc4
は、それぞれ Rc2=Cθy*Δθy/2 Rc4=−Cθy*Δθy/2 の式により導出される。ここで、Cθyは、Y軸回りの
角度変位の制御演算回路の伝達関数である。本実施形態
例では、図5に示すように、以上の演算を2つの加算器
と2つの乗算器、および2つの制御演算回路により実現
している。
【0019】なお、本実施形態例では、距離変位センサ
31〜34を、回転中心9からみて永久磁石21〜24
よりも内側に取り付けたが、設置スペースが許すなら
ば、アームの先端位置を各永久磁石の外側に至るまで伸
ばして、距離変位センサの取付位置を永久磁石の外側に
してもよい。これにより、ミラーの角度変化に対応する
センサの計測値が大きくなるので、より高い角度分解能
を得ることが可能になる。
【0020】実施形態例2 図6は、本実施形態例のレーザポインティング装置の構
成を示すブロック図である。本実施形態例のレーザポイ
ンティング装置78は、レーザポインティング装置4に
比べ、ミラーのX軸,Y軸まわりの角度の制御だけでな
く、Z軸方向の並進移動をも制御して行うことが異な
る。本実施形態例では、実施形態例1と同じものには同
じ符号を付してその説明を省略する。レーザポインティ
ング装置78は、制御装置50と同様の構成と並進量調
整部70とを有する制御装置80と、ミラー1のZ軸方
向の並進量をフィードバック制御する並進量制御装置6
0とを備えている。並進量制御装置60は、センサアン
プ回路51が出力したZ軸方向の距離変位をミラー1の
並進量に変換する変位−並進量変換手段62と、ミラー
1の並進量を指定する並進量設定部63と、ミラー1の
設定並進量と変位並進量からコイル磁石11〜14に流
す電流を調整する並進量制御手段64とを備えている。
並進量調整部70は、角度制御手段54から伝達された
コイル電流指令信号に、並進量制御手段64から伝達さ
れたコイル電流調整信号を加えて新たなコイル電流指令
信号を作成し、コイル磁石ドライバ55に伝達する。角
度制御手段54は、本実施形態例では、コイル磁石ドラ
イバ回路55ではなく並進量調整部70にコイル電流指
令信号を伝達する。
【0021】以下、レーザポインティング装置78の動
作を図面を参照して詳細に説明する。図7は、並進量制
御装置60によりミラー並進量を検出する動作を説明す
るブロック図である。変位−並進量変換手段62は、距
離変位信号ΔL1〜ΔL4(実施形態例1参照)により
Z軸方向の変位距離信号Lzを検出(算出)し、並進量
制御手段64に出力する。Z軸方向の変位距離信号Lz
は、 Lz=(ΔL1+ΔL2+ΔL3+ΔL4)/4 により導出される。本実施形態例では、図7に示すよう
に、これらの演算を1個の加算器と1個の乗算器により
実現している。
【0022】図8は、並進量制御装置60によりコイル
電流を調整する動作を説明するブロック図である。並進
量設定部63は、Z軸方向の設定並進量信号RLzを並
進量制御手段64に伝達する。並進量制御手段64は、
Z軸方向の設定並進量信号RLzと変位並進量信号Lz
に基づいて、コイル磁石11〜14に流すコイル電流を
調整し、コイル電流調整信号Rz1〜Rz4として、並
進量調整部70に出力する。並進量制御手段64で、ま
ず、Z軸方向の設定並進量信号RLzと変位並進量信号
Lzとから、Z軸方向の並進量偏差信号ΔLzを ΔLz=RLz−Lz により導出する。続いて、この並進量偏差信号に基づい
て、コイル電流調整のための制御演算が実施され、必要
となるコイル電流が導出される。更に、制御演算された
必要なコイル電流を、すべてのコイル磁石に対して均等
に分配し、コイル電流調整信号を作成する。コイル磁石
11〜14に対するコイル電流調整信号Rz1〜Rz4
は、それぞれ、 Rz1=CLz*ΔLz/4 Rz2=CLz*ΔLz/4 Rz3=CLz*ΔLz/4 Rz4=CLz*ΔLz/4 により導出される。ここで、CLzは、Z軸方向位置変
位の制御演算回路の伝達関数である。本実施形態例で
は、図8に示すように、以上の演算を1個の加算器と1
個の乗算器および1個の制御演算回路により実現してい
る。
【0023】図9は、並進量調整部70によりコイル電
流を調整する動作を説明するブロック図である。並進量
調整部70は、角度制御手段54から伝達されたコイル
電流指令信号Rc1〜Rc4とコイル電流調整信号Rz
1〜Rz4とから、新たなコイル電流指令信号を作成
し、コイル磁石ドライバ55に伝達する。並進量調整部
70において、コイル磁石11〜14に対する新たなコ
イル電流指令信号Rc1’〜Rc4’は、それぞれ、 Rc1’=Rc1+Rz1 Rc2’=Rc2+Rz2 Rc3’=Rc3+Rz3 Rc4’=Rc4+Rz4 により導出される。本実施形態例では、図9に示すよう
に、これらの演算を4つの加算器により実現している。
【0024】実施形態例3 人工衛星をはじめとする宇宙構造物にレーザポインティ
ング装置を搭載する場合、装置で発生する熱が大きな問
題となる。本実施形態例は、この点についてさらに工夫
したレーザポインティング装置の例である。図10は、
本実施形態例のレーザポインティング装置の構成を示す
側面断面図である。図10に示すように、本実施形態例
では、実施形態例1に比べ、コイル磁石11〜14と永
久磁石21〜24の配置が入れ替わっている。実施形態
例1では、台座8によりレーザポインティング装置4を
宇宙構造物に取り付けると、コイル磁石11〜14で発
生した熱が熱伝導によって逃げる経路は、弾性支持機構
6,7から逃げる経路のみである。しかし、弾性支持機
構6,7の熱抵抗が構造上大きいため、熱がアーム3や
ミラーホルダ2に蓄積し、ミラー1が熱変形などを引き
起こす可能性があった。一方、本実施形態例のレーザポ
インティング装置78では、永久磁石はコイル磁石に比
べ質量が大きいためモーメントイナーシャが増すという
点では不利であるものの、ミラーホルダに接触して伝熱
する熱源が弾性支持機構6,7以外にないため、ミラー
1が熱変形する可能性は実施形態例1に比べて格段に低
下する。また、熱の発生源であるコイル磁石11〜14
を台座8に取り付けたことで、宇宙構造物の本体側に発
生した熱が容易に逃げられるようになる。また、本実施
形態例では、可動部に電流を流す必要がなくなるので、
配線が容易になるという効果も得られる。本実施形態例
のレーザポインティング装置は、衛星間、又は、地上と
衛星との間でレーザ光を使って通信する際、通信対象に
指向性御して、通信相手にレーザ光を送信する、あるい
は通信相手からのレーザ光を受信するアンテナとして特
に有用である。
【0025】以上、本発明に係るレーザポインティング
装置の好適な実施形態例を説明したが、本発明に係るレ
ーザポインティング装置は、上記実施形態例の構成にの
み限定されるものではなく、上記実施形態例の構成から
種々の修正及び変更を施したものも本発明の範囲に含ま
れる。
【0026】
【発明の効果】第1発明によれば、ミラーを保持するミ
ラーホルダの周縁から少なくとも3方向に延びて、ミラ
ーホルダを支持するアームと、各アームに取り付けられ
たコイル式の電磁石と、各コイル磁石に対向して設けら
れた永久磁石とを備えている。これにより、以下の効果
が得られる。第1の効果は、レーザポインティング装置
が小型になることである。その理由は、ミラーの回転や
揺動のための駆動源として、体積の小さなコイル磁石と
永久磁石の組み合わせを使っているためである。第2の
効果は、レーザポインティング装置が軽量になることで
ある。その理由は、回転や揺動する可動部がミラー、ミ
ラーホルダ、アーム、及び、コイル磁石のみなので軽量
であり、またこれに応じて、可動部を駆動する永久磁石
や弾性支持機構も軽量にできるためである。第3の効果
は、消費電力が少ないことである。その理由は、ミラー
を回転や揺動する際、ミラー、ミラーホルダ、アーム、
及び、コイル磁石のみの軽量な可動部だけを駆動すれば
よく、永久磁石や弾性支持機構といった大きな質量を有
する物体を駆動する必要がないためである。第4の効果
は、反射したレーザ光の位置を高精度に制御することが
可能なことである。その理由は、コイル磁石と永久磁石
という線形かつ非接触の駆動源によって回転や揺動の駆
動が行われ、また弾性支持機構が線形バネ要素のみから
なるため制御系に非線形要素が混在しないからである。
【0027】また、本発明の第2発明によれば、第1発
明に比べ、コイル磁石と永久磁石との配置が入れ替わっ
ている。これにより、コイル磁石により発生する熱がミ
ラーホルダを介してミラーに与える影響が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のレーザポインティング装置の構
成を示す平面図である。
【図2】実施形態例1のレーザポインティング装置の構
成を示す側面断面図である。
【図3】実施形態例1のレーザポインティング装置の構
成を示すブロック図である。
【図4】実施形態例1で、制御装置によるミラー変位角
の算出動作を説明するブロック図である。
【図5】実施形態例1で、制御装置によりコイル電流を
調整する動作を説明するブロック図である。
【図6】実施形態例2のレーザポインティング装置の構
成を示すブロック図である。
【図7】実施形態例2で、並進量制御装置によりミラー
並進量を検出する動作を説明するブロック図である。
【図8】実施形態例2で、並進量制御装置によりコイル
電流を調整する動作を説明するブロック図である。
【図9】実施形態例2で、並進量調整部によりコイル電
流を調整する動作を説明するブロック図である。
【図10】実施形態例3のレーザポインティング装置の
構成を示す側面断面図である。
【図11】従来のレーザポインティング装置の構成を示
す側面断面図である。
【符号の説明】
1 ミラー 2A ミラーホルダ本体 2 ミラーホルダ 3 アーム 4 レーザポインティング装置 6 弾性支持機構(ピボット) 7 弾性支持機構(板バネ) 8 台座 9 中心 11〜14 コイル磁石 21〜24 永久磁石 31〜34 距離変位センサ 50 制御装置 51 センサアンプ回路 52 変位−角度変換手段 53 角度設定部 54 角度制御手段 55 コイル磁石ドライバ回路 60 並進量制御装置 62 変位−並進量変換手段 63 並進量設定部 64 並進量制御手段 70 並進量調整部 78 レーザポインティング装置 80 制御装置 101 ミラー 105 電磁加振器 106 回転支持部材 109 モータ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の位置にレーザ光をポインティング
    するレーザポインティング装置であって、 X−Y平面に延在して、レーザ光を反射するミラー面を
    有するミラーと、 ミラーを保持するミラーホルダ本体と、ミラーホルダ本
    体の周縁から外方に向けて少なくとも3方向に延びるア
    ームとを有していて、変位可能なミラーホルダと、 ミラー面と対向する側で、かつ、ミラー中心を通りX−
    Y平面に直交するZ軸上の点を中心にして、ミラーホル
    ダ本体をミラーホルダの変位に応じて支持する弾性支持
    機構と、 弾性支持機構を支える台座と、 Z軸方向に磁力線を発生させる向きにして各アームに取
    り付けられたコイル式の電磁石(以下、コイル磁石と言
    う)と、 各コイル磁石に対向して台座上に設けられ、Z軸方向に
    向けて磁力線を発生する永久磁石とを備え、永久磁石と
    コイル磁石との間で作用する磁力により、ミラーホルダ
    をZ軸方向に位置変位自在かつミラー中心回りに角度変
    位自在にして支持することを特徴とするレーザポインテ
    ィング装置。
  2. 【請求項2】 所定の位置にレーザ光をポインティング
    するレーザポインティング装置であって、 X−Y平面に延在して、レーザ光を反射するミラー面を
    有するミラーと、 ミラーを保持するミラーホルダ本体と、ミラーホルダ本
    体の周縁から外方に向けて少なくとも3方向に延びるア
    ームとを有していて、変位可能なミラーホルダと、 ミラー面と対向する側で、かつ、ミラー中心を通りX−
    Y平面に直交するZ軸上の点を中心にして、ミラーホル
    ダ本体をミラーホルダの変位に応じて支持する弾性支持
    機構と、 弾性支持機構を支える台座と、 Z軸方向に磁力線を発生させる向きにして各アームに取
    り付けられた永久磁石と、 各コイル磁石に対向して台座上に設けられ、Z軸方向に
    向けて磁力線を発生するコイル磁石とを備え、永久磁石
    とコイル磁石との間で作用する磁力により、ミラーホル
    ダをZ軸方向に位置変位自在かつミラー中心回りに角度
    変位自在にして支持することを特徴とするレーザポイン
    ティング装置。
  3. 【請求項3】 弾性支持機構が、X−Y平面のX軸及び
    Y軸回りにミラーホルダを回転可能に支持していること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のレーザポインティ
    ング装置。
  4. 【請求項4】 弾性支持機構が、Z軸上に設けられてミ
    ラーホルダの背面を支えるピボットと、先端がピボット
    先端に付けられた板バネとから構成されることを特徴と
    する請求項3に記載のレーザポインティング装置。
  5. 【請求項5】 各アームの基準点について、定常位置か
    らのZ軸方向の位置変位を検出する距離変位センサと、 距離変位センサからの信号を受信して、ミラーが定常位
    置から回転した角度(以下、角度変位と言う)を算出
    し、永久磁石とコイル磁石との関係に基づいてコイル磁
    石に通電するコイル電流を調節することにより、角度変
    位を制御する制御装置とを備えていることを特徴とする
    請求項1から4のうち何れか1項に記載のレーザポイン
    ティング装置。
  6. 【請求項6】 制御装置は、距離変位センサが検出した
    位置変位から角度変位を算出する角度算出手段と、 目標とする角度変位(以下、目標角度変位と言う)を設
    定する角度設定部と、 算出された角度変位を目標角度変位にするコイル電流の
    調整値を各コイル磁石について算出し、各コイル磁石の
    コイル電流値をその値にする旨を指令するコイル電流指
    令信号を作成する角度制御手段と、 コイル電流指令信号に基づいて、各コイル磁石に通電す
    るコイル磁石ドライバ回路とを備えていることを特徴と
    する請求項5に記載のレーザポインティング装置。
  7. 【請求項7】 弾性支持機構はミラーホルダをZ軸方向
    に移動可能であって、 かつ、制御装置は、更に、各アームのZ軸方向の位置変
    位の平均値を求め、ミラーのZ軸方向の平均移動距離
    (以下、並進移動量と言う)を算出する並進量算出手段
    と、 目標とする並進移動量(以下、目標並進量と言う)を設
    定する並進量設定部と、 並進移動量を目標並進量にするコイル電流の第2の調整
    値を算出し、コイル電流調整信号を作成する並進量制御
    手段と、 コイル電流指令信号とコイル電流調整信号とを加算して
    新たなコイル電流指令信号を作成し、コイル磁石ドライ
    バ回路に伝達する並進量調整部とを備えていることを特
    徴とする請求項6に記載のレーザポインティング装置。
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