JP2985741B2 - 排ガス計測装置 - Google Patents

排ガス計測装置

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JP2985741B2
JP2985741B2 JP7200839A JP20083995A JP2985741B2 JP 2985741 B2 JP2985741 B2 JP 2985741B2 JP 7200839 A JP7200839 A JP 7200839A JP 20083995 A JP20083995 A JP 20083995A JP 2985741 B2 JP2985741 B2 JP 2985741B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンから放出
された排ガス排出重量を求める排ガス計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車では、排ガス計測装置を用いて、
加減速の含まれた排ガステストモードで、エンジンから
放出される排ガス排出重量を計測して評価することが行
なわれている。
【0003】排気ガス計測装置には、実開平4−116
620号公報にも開示されているようにサンプリング装
置を用いて、大気中の空気で希釈した排ガスを採集する
ことが行なわれている。
【0004】多くは、CVS(コンスタント・ボリュー
ム・サンプラー)と呼ばれる方法を採用したサンプリン
グ装置を用いて、エンジンの排ガスを採集することが行
なわれている。
【0005】具体的には、図4に示されるようにサンプ
リング装置aは、ベンチュリbおよびフィルタcが介装
された大気開放の通路dと、この通路dへ大気中の空気
を取り込ませるブロアeと、所定の排ガステストモード
でシャシダイナモメータf上を運転する試験車(自動
車)gからの排ガスを通路d内に導入させる通路hを有
し、ブロアeの吸込力により、通路dを一定流量で流れ
る空気に、エンジンから放出された排ガスを混合させる
ようにしている。
【0006】排ガスの採集は、通路hとベンチュリbと
の間から、サンプリング用ベンチュリi、通路j、ポン
プ(図示しない)を介して行なわれ、テストモード分、
バッグ(図示しない)に採集される。
【0007】このとき、大気中の空気も、別の通路k、
ポンプ(図示しない)を通じて、バッグ(図示しない)
に採集される。
【0008】分析装置(図示しない)により、採集され
た希釈排ガスから採集された空気に含まれるHC,C
O,NOX などの規制物質(不純物)を差し引いて正味
排ガス濃度を求める。
【0009】そして、この正味排ガス濃度と、ベンチュ
リbの流量係数、同ベンチュリbの入口温度および入口
圧力で測定して得た標準状態での希釈排ガス量とを演算
することにより、試験車gから排出された排ガス排出重
量が計測されるようにしてある。
【0010】こうした計測は、高い精度で排ガス排出重
量の計測が行なえる。
【0011】ところが、この精度を一層、向上させる必
要が出てきた。
【0012】この背景には、自動車による大気汚染が年
々深刻化して、各国とも徐々に排ガス規制を強化しつつ
あるからである。近時では、有害成分の排出を零に近付
ける厳しい規制法が制定されるともある。
【0013】このため、サンプリング装置に供給される
希釈空気の点が指摘されるようになった。
【0014】すなわち、大気中の空気は排ガス排出重量
を計測するうえで妨げとなる不純物が多い。
【0015】このために上述したように大気中の空気を
そのまま希釈空気としてサンプリング装置に供給する
と、大気中のHC,CO,NOX といった不純物の影響
を受けて、高い計測精度が確保できない不都合が生じて
きた。
【0016】この対策として、図5に示されるようにサ
ンプリング装置aの希釈空気入口m毎に空気精製機nを
接続することが提案されている。
【0017】すなわち、空気精製機nは、浄化機器p、
送風ファンqを有して構成されていて、送風ファンqに
より大気中から取り込まれた空気のHC,CO,NOX
といった不純物を浄化機器nにより除去して精製した希
釈空気をつくる機能を有する。
【0018】このため、排ガス計測装置は、大気中の空
気の代わりに、この精製された希釈空気がサンプリング
装置aに供給されることにより、高い排ガス計測精度が
もたらせられる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした排
ガス計測装置は、多くの試験が行なえるよう、図6に示
されるように第1テストベンチ、第2テストベンチとい
った如く、複数のベンチテスト毎に設置される。自動車
メーカは、通常、数セット〜十数セットのテストベンチ
を有している。
【0020】しかし、空気精製機aは、高価で、かつ大
形の機械である。
【0021】このため、上記のようにサンプリング装置
a毎に空気精製機nを設ける構造だと、かなり設置のた
めのコストが必要となる問題がある。
【0022】しかも、テストベンチ毎に空気精製機nを
据付けるスペースを確保しなければならず、空気精製機
nの採用は難しいとされていた。
【0023】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、空気精製機を有効に活用
して、少数の空気精製機から、それよりも多い複数のサ
ンプリング装置に対し適正に精製希釈空気を供給するこ
とができる排ガス計測装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した発明は、大気中の空気を取り込ん
で希釈空気を精製するとともに、同希釈空気を送風ファ
ンにより送風する空気精製機を有し、この空気精製機か
らの希釈空気を流通させる主通路を有し、この主通路に
同主通路から分岐された複数の分岐通路を介してそれぞ
れ接続され、希釈空気で希釈されたエンジンの排ガスを
採集するサンプリング装置を有し、この採集した排ガス
の排ガス排出重量を求める計測手段を有し、分岐通路に
それぞれ配設され稼働するサンプリング装置に希釈空気
を導くよう分岐通路を開閉するバルブ装置を有し、かつ
稼働するサンプリング装置の数量に応じて送風ファンの
送風流量を制御する流量制御部を有して、排ガス計測装
置を構成したことにある。
【0025】請求項1に記載の発明によると、大気中の
空気は、空気精製機に取り込まれてHC,CO,NOX
といった不純物が除かれ、精製した希釈空気となる。
【0026】この希釈空気が主通路に導かれる。
【0027】ここで、複数のサンプリング装置のうち、
稼働するサンプリング装置の分岐路だけは、開となるか
ら、同稼働しているサンプリング装置だけには、精製し
た希釈空気が供給される。
【0028】このとき、稼働しているサンプリング装置
の数量に応じて、空気精製機の送風風量は制御されてい
るから、必要な流量の希釈空気がそれぞれサンプリング
装置へ供給されるようになる。
【0029】これにより、稼働している各サンプリング
装置は、希釈空気で希釈されたエンジンの排ガスの採集
が行なわれる。
【0030】そして、計測手段にて、この採集された排
ガスの排ガス排出重量を求めればよい。
【0031】かくして、空気精製機を有効に活用して、
少数の空気精製機から、それよりも多い複数のサンプリ
ング装置に対し適正に精製希釈空気を供給することが可
能となる。
【0032】これにより、高価な空気精製機は必要最少
限の数量ですむ。しかも、空気精製機を据付けるのに要
するスペースも少なくてすむ。また請求項1に記載の発
明において、簡単な構造で、サンプリング装置の作動・
不作動にしたがった確実な分岐通路の開閉が行なえるよ
うにするためには、バルブ装置が、サンプリング装置の
作動時は開状態、不作動時は閉状態になるように分岐通
路を開閉すればよい。
【0033】請求項2に記載の発明は、上記目的に加
え、簡単な制御で、稼働しているサンプリング装置の数
量に応じた希釈空気量を空気精製機から送風させるため
に、請求項1に記載の流量制御部は、大気圧と前記主通
路の内圧の差がほぼ一定となるよう送風ファンの能力を
制御するものとしたことにある。
【0034】
【0035】請求項3に記載の発明は、上記目的に加
え、今までの排ガス規制に対応する、大気中の空気をそ
のまま希釈空気として用いた排ガスの計測も行なえるよ
うにするために、請求項1に記載のサンプリング装置に
は、大気中の空気が直接、取り込み可能な通路と、この
通路による大気の導入と分岐通路からの希釈空気の導入
を切換える切換バルブ装置とを設けたことにある。
【0036】請求項4に記載の発明は、上記目的に加
え、適正な希釈率で希釈させた混合気体で排ガス排出重
量の計測を行なえるようにするために、請求項1ないし
請求項3のいずれか一つに記載のサンプリング装置は、
一端が分岐通路に接続され他端が大気に開放される第1
通路部と、この第1通路部に設けられ分岐通路からの希
釈空気を吸引する吸引装置、エンジンの排気通路と接続
する第2通路部と、この第2通路部の下流側から採集し
た排ガスの一部と希釈空気とを混合させた混合気体を採
集する採集部とを有して構成したうえで、吸引装置の上
流側に排ガスの希釈率が調整可能なベンチュリ部を設
け、かつバルブ装置の開度を、サンプリング装置の作動
時、ベンチュリ部による希釈率の設定に応じて調整した
ことにある。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図3に
示す一実施形態にもとづいて説明する。
【0038】図1は、本発明を適用した排ガス計測装置
の全体の概略構成を示し、図中1は例えば建物の機械室
に据付けられた空気精製機である。
【0039】この空気精製機1の本体1aは、大気に開
放する空気取入口2と空気出口3とを有している。
【0040】また本体1a内には、取入口2から大気中
の空気を取り入れて空気出口3へ送る送風能力が可変可
能な送風ファン4と、この取り込まれた空気に含まれる
HC,CO,NOX といった不純物を除去する浄化機器
5が設けられている。
【0041】空気出口3は、接続ダクト6を介して、例
えば建物の1階部分の天井に沿って配設してあるメイン
ダクト7(主通路に相当)に接続されている。
【0042】このメインダクト7が、後述する1階部分
の床面に据付けたテストベンチ毎のサンプリング装置1
1,11aにそれぞれ接続され、空気精製機1で精製さ
れた空気をメインダクト7を通じて、各サンプリング装
置11,11aへ送風させるようにしてある。
【0043】なお、メインダクト7の例えば一方の端部
は脱着可能な盲蓋8で閉塞されていて、メインダクト7
を延長可能としてある。
【0044】また空気精製機1には、サンプリング装置
11,11aの稼働台数に応じた適正な流量の精製空気
を送風するためのコントローラ1b(マイクロコンピュ
ータおよびその周辺回路よりなるもので、流量制御部に
相当)が設けられている。
【0045】すなわち、コントローラ1bは送風ファン
4に接続されている。さらにコントローラ1bは、メイ
ンダクト7内の圧力P1 を検出するセンサ7aと大気圧
2を検出するセンサ7bにも接続されている。
【0046】またコントローラ1bには、常に必要供給
風量を確保するよう、圧力P1 とP2 との差ΔPがほぼ
一定になるように送風ファン4の回転数を制御する機能
が設定されている。
【0047】この機能により、必要な希釈空気量を稼働
台数に応じて自動的に調整して、メインヘッダ7へ送れ
るようにしてある。
【0048】一方、例えば1階部分の床面には、複数の
テストベンチ、例えば第1テストベンチ、第2テストベ
ンチという2セットのテストベンチA,Bが配設されて
いる。
【0049】これら第1,第2テストベンチA,Bは、
いずれも同じ構造が採用されている。
【0050】図2は、このうちの一方、例えばテストベ
ンチA回りの構造を示してある。
【0051】ここで、このテストベンチA回りの構造に
ついて説明すれば、9は試験車10(自動車に相当)を
車体を静止させたまま運転させるためのシャシダイナモ
メータである。
【0052】このシャシダイナモメータ9の近くには、
サンプリング装置11が据付けられている。
【0053】このサンプリング装置11には、例えばC
VS(コンスタント・ボリューム・サンプラー)が採用
してある。
【0054】このサンプリング装置11について説明す
れば、サンプリング装置11の本体12は、希釈空気を
取り入れる取入口13と大気に開放する排出口14とを
有している。
【0055】取入口13は、メインダクト7からサンプ
リング装置毎に分岐された分岐ダクト15(分岐通路に
相当)に接続され、空気精製機1で精製された空気を希
釈空気として、取り込めるようにしてある。
【0056】また本体12内には、取入口13と排出口
14との相互間を連通するように通路16(第1通路部
に相当)が設けられている。
【0057】この通路16には、上流側から順に、フィ
ルター17、ミキシング部18、ゴミ除去のためのサイ
クロン19が配設されている。さらに通路16の下流側
には、下流側へ吸引するためのターボブロア20(吸引
装置に相当)が配設されていて、取入口13から希釈空
気を吸引させるようにしてある。
【0058】ミキシング部18からは、試験車10の排
気管21(試験車10に搭載されているエンジン22か
らの排ガスを大気に放出するもの)に着脱自在に接続さ
れる接続管23(第2通路部に相当)が延びていて、エ
ンジン22から放出された排ガスを、通路16を流通す
る希釈空気との混合により希釈させるようにしてある。
【0059】またターボブロア19の上流側となる、タ
ーボブロア20とサイクロン19との間の通路部分に
は、適正な希釈率に設定するためのベンチュリ部24が
設けられている。
【0060】具体的には、ベンチュリ部24は、同部分
に設けたベンチュリセット部25と、このベンチュリセ
ット部25に着脱自在な複数種のベンチュリ、例えば固
有の流量性能から分けた大ベンチュリ26,中ベンチュ
リ27,小ベンチュリ28といった3種類のベンチュリ
とを有して構成されている。
【0061】ここで、ターボブロア20は、いずれのベ
ンチュリ26〜28を選択しても、充分に臨界流が保た
れるような吸引力を有していて、ベンチュリ26〜28
を選択すると、選択したベンチュリで定まる一定の流量
で混合気体(排ガスと希釈空気との混合)が通路16内
を流れるようになっている。
【0062】つまり、希釈空気の必要供給量は、大・中
・小ベンチュリ26〜28の中から選定したベンチュリ
をベンチュリセット部25をセットすることよって調整
される。
【0063】これによって、排ガステストモードとエン
ジン22の大きさ(テスト条件)とに応じて、3種類の
ベンチュリ26〜28を使い分けることにより、適正な
希釈率が選定されるようにしてある。
【0064】また一定の流量に保たれるベンチュリセッ
ト部25の上流側には、希釈排ガス量を計測する計測系
40が設けられている。
【0065】計測系40は、例えばベンチュリの入口温
度および圧力を測定するセンサ部41、これら温度・圧
力の情報,ベンチュリの流量係数,時間にもとづき標準
状態の希釈排ガス量を演算する演算部42、演算結果を
表示する流量表示部43を有して構成されている。
【0066】これにより、排ガス排出重量を求めるのに
必要な希釈排ガス量を得るようにしてある。
【0067】さらにベンチュリセット部25の上流側に
は、採集部30が設けられている。
【0068】採集部30には、通路外に配設した吸引ポ
ンプ31の吸込力により、ベンチュリセット部25の上
流側に配設してあるサンプリングベンチュリ32から、
希釈した排ガス(排ガスと希釈空気との混合気体)を一
定の流量で採集して、バッグ33に蓄える構造が採用し
てある。
【0069】この採集構造により、排ガステストモード
中、希釈した排ガスをバッグ33内に蓄えて、排ガステ
ストモード中における排ガス平均濃度の情報が得られる
ようにしてある。
【0070】またフィルタ17とミキシング部18との
間には、吸引ポンプ34で希釈空気だけを通路38を通
じ採集してバッグ35に蓄えるようにした、希釈空気用
の採集部36が設けられている。
【0071】この採集部36により、排ガステストモー
ド中、精製空気(希釈空気)に残留しているHC,C
O,NOX などの規制物質(不純物)を蓄えるようにし
てある。
【0072】これらバッグ33,35内の気体は、分析
装置37(計測系40と共に計測手段を構成するもの)
にて分析されて、正味排ガス濃度が求められるようにし
てある。
【0073】具体的には、分析装置37は、例えばバッ
グ33により採集された希釈排ガスから、バッグ35に
より採集された精製空気に含まれるHC,CO,NOX
などの規制物質(不純物)を差し引いて正味排ガス濃度
を求める機能、この正味排ガス濃度と先の標準状態の希
釈排ガス量とを演算して排ガス排出重量を求める機能を
有している。
【0074】これにより、試験車10から排出された排
ガス排出重量が求まるようにしてある。
【0075】一方、図1に示されるように分岐ダクト1
5の出口側には、機械室側へ延びるダクト44(大気中
の空気を取り込む通路に相当)が連通接続してある。
【0076】このダクト44の先端部は、例えば建物の
屋上に据付けてあるフィルタ内蔵の空気取入体45に接
続されている。
【0077】またダクド44および分岐ダクト15に
は、同ダクト内を開閉するバルブ装置、例えばモータ駆
動式の第1バルブ46,第2バルブ47(切換バルブ装
置,バルブ装置に相当)が設けられている。
【0078】サンプリング装置11は、これら第1バル
ブ46,47により、空気精製機1からの精製空気ある
いは大気中の空気が希釈空気として選択的に供給される
運転、さらには希釈率に応じた流量の精製空気が供給さ
れる運転が行なえるようにしてある。
【0079】すなわち、各第1バルブ46,47は、例
えばサンプリング装置11毎に設けたコントローラ48
(例えばマイクロコンピュータおよびその周辺機器から
なる)に接続されている。
【0080】コントローラ48毎に接続された操作部4
9には、各種操作ボタン部、例えばサンプリング装置1
1の稼働をオンオフする電源ボタン部、大気中の空気を
希釈空気として用いる排ガステストモードを設定するボ
タン部、精製空気を希釈空気として用いる排ガステスト
モードを設定するボタン部、どのベンチュリを使用した
かを入力するベンチュリ選択ボタン部(図示しない)な
どが設けられている。
【0081】またコントローラ48には、つぎのような
機能が設定されている。
【0082】電源ボタン部がオフされると、サンプリン
グ装置11の稼働を停止させるともに、第1バルブ46
および第2バルブ47を全閉に駆動する機能。
【0083】大気中の空気を希釈空気として用いる排ガ
ステストモードのボタン部がオンされると、第1バルブ
46を全開、第2バルブ47を全閉に駆動する機能。
【0084】精製空気を希釈空気として用いる排ガステ
ストモードのボタン部がオンされると、第1バルブ46
を全閉、第2バルブ47をベンチュリ選択ボタン部で選
択された大・中・小ベンチュリ26〜28にしたがって
全開・半開・小開に駆動する機能。
【0085】電源ボタン部がオンされると、排ガステス
トモードにしたがって、サンプリング装置11を稼働さ
せる機能。
【0086】こうした機能により、操作部49を操作す
るだけで、空気精製機1からの精製空気あるいは大気中
の空気を希釈空気として使用したり、大・中・小ベンチ
ュリ26〜27に応じた一定流量の精製空気量を空気精
製機1から取り込ませるようにしてある。
【0087】このような構造は、第2テストベンチBに
も採用してあり、必要最少の台数となる1台の空気精製
機1で、複数台、ここでは2台のサンプリング装置1
1,11aヘ必要な精製空気を供給できるようにしてい
る。
【0088】なお、操作部49の操作ボタンが出される
情報は、サンプリング装置の操作部(図示しない)や自
動計測装置(図示しない)から出される操作部49と同
種の信号が直接、コントローラ48と接続されても良
い。
【0089】空気精製機1は、あらかじめ複数台のサン
プリング装置の必要な最大希釈空気量を精製し送風し得
る能力を有しているものである。
【0090】なお、図1において、第1テストベンチA
と第2テストベンチBとを区別するために、第2テスト
ベンチB回りの各部については語尾に「a」をつけた番
号を付してある。
【0091】つぎに、このように構成された排ガス計測
装置の作用について説明する。
【0092】ここでは、例えば第1テストベンチAおよ
び第2テストベンチBの双方を用い、精製空気を希釈空
気として使用して、排気ガステストモードにおける各試
験車10,10aの排ガス排出重量を計測するものとす
る。
【0093】このための準備として、例えば第1テスト
ベンチAは、シャシダイナモメータ9に載せた試験車1
0の排気管21に接続管23を接続しておく。また適正
な希釈比(試験車10から放出される排ガス量と希釈空
気)となるよう、3つのベンチュリ26〜28の中か
ら、排ガステストモードと試験車10のエンジン22の
大きさ(テスト条件)にしたがい、適正なベンチュリ、
例えば小ベンチュリ28を選定して、これをベンチュリ
部24にセットしておく。なお、この選定には排ガス内
の水分が凝縮を起こさず、かつ計測精度が低くならない
(排気ガス測定濃度が低くなり過ぎない)ようにする考
慮がなされている。
【0094】この小ベンチュリ28のセットにより、サ
ンプリング装置11の希釈空気の必要供給量が定まる。
【0095】また同じようにして、例えば第2テストベ
ンチBも、シャシダイナモメータ9aに載せた試験車1
0aの排気管21aに接続管23aを接続し、また適正
な希釈比(試験車10aから放出される排ガス量と希釈
空気)となるよう、3つのベンチュリ26〜28の中か
ら適正なベンチュリを選定して、これをサンプリング装
置11aのベンチュリ部にセットしておく。
【0096】ついで、各テストベンチ毎の操作部49,
49aを操作する。
【0097】これは、ベンチュリ選択ボタンで選定した
ベンチュリの種類を入力、精製空気を希釈空気として用
いる排ガステストモードのボタン部をオン、電源ボタン
部をオンすることで行なわれる。
【0098】この操作を受けて、精製空気通風系がセッ
トされ、空気精製機1、各サンプリング装置11,11
aが稼働していく。
【0099】図3には、この精製空気通風系の制御フロ
ーチャートが示されている。
【0100】この制御フローチャートを用いて、排ガス
排出重量が得られるまでを説明すれば、サンプリング装
置11のコントローラ48は、操作部49から入力され
た情報を受けて、まず、ステップS1のように操作部4
9の電源ボタン部がオンされたか否かで、試験するか否
かを判断する。
【0101】ここで、操作部49の電源ボタン部はオン
されているから、このオン信号を受けて、ステップS2
ヘ進む。
【0102】ステップS2では、精製空気を希釈空気と
して用いる排ガステストモードのボタン部がオンされた
か否かにより、精製空気が必要な試験か否かを判断して
いる。
【0103】ここで、精製空気を希釈空気として用いる
排ガステストモードのボタン部がオンされているから、
このオン信号により精製空気を用いる高い精度の排ガス
測定が行なわれると判断されて、ステップS3へ進む。
【0104】つぎのステップS3およびステップS4
は、どのベンチュリを使用したかを判定している。
【0105】ここで、操作部49にはベンチュリセット
部25に小ベンチュリ28にセットしたことを示す入力
がなされているから、コントローラ48はステップS
3,ステップS4をへ経てステップS5に至る。
【0106】このステップS5により、コントローラ4
8は、精製空気のための通路が確保、かつ小ベンチュリ
28の固有の流量に対応した供給希釈空気量が確保され
るよう、第1バルブ46を全閉、第2バルブ47を小開
に駆動していく。
【0107】これにより、第1テストベンチAの精製空
気通風系はセットされる。
【0108】また同様に、サンプリング装置11aのコ
ントローラ48aの制御により、第2テストベンチBの
精製空気通風系もセットされる。
【0109】なお、サンプリング装置(稼働しないサン
プリング装置)を使用しない、すなわち停止にすると、
第1,第2バルブ46,47(46a,47a)は、操
作部48(48a)から入力される電源ボタン部のオフ
信号によって、いずれも全閉となる(ステップS8)。
【0110】こうした制御により、必要な希釈空気量だ
けを各サンプリング装置11,11aへ供給する体勢が
整う。
【0111】この後、空気精製機1およびサンプリング
装置11,11aは、それぞれ運転される。
【0112】空気精製機1の運転により、大気中の空気
は送風ファン4によって取り込まれ、この空気に含まれ
る不純物が浄化機器5により除去されて精製される。こ
の精製空気が、希釈空気として接続ダクト6を経てメイ
ンダクト7から各分岐ダクト15,15aへ送風され
る。
【0113】一方、サンプリング装置11は、ターボブ
ロア20が作動して、通路16内の気体を大気に排出さ
せるように吸引する。
【0114】これにより、小ベンチュリ28の通過する
気体流速は臨界流に保たれ、通路16内の気体は小ベン
チュリ28で定まる一定の流量を保ちながら流れる。
【0115】このときの吸引力により、精製された希釈
空気は、取入口13から取り込まれ、フィルタ17を通
じて、ミキシング部18に至る。
【0116】このとき、第1テストベンチAのシャシダ
イナメータ9上では、試験車11が排ガステストモード
にしたがって運転されている。
【0117】この試験車11から放出された排ガスは、
接続管23からミキシング部18に至り、ミキシング部
18を流れる希釈空気と混合されて希釈される。
【0118】この希釈された排ガスが、サイクロン19
を通過するときに、ゴミが除去される。
【0119】ついで、希釈された排ガスは、小ベンチュ
リ28を経て、ターボブロア20から大気へ排出され
る。
【0120】この一定の流量で流れている希釈排気ガス
の温度および圧力は、小ベンチュリ28の入口側におい
てセンサ部41で検知される。
【0121】そして、演算部42にて、これら温度・圧
力の情報、ベンチュリの流量係数、時間にもとづき演算
が行なわれ、標準状態での希釈排ガス量を求めている。
流量表示部42は、この排ガステストモード中の希釈排
ガス量を表示する。
【0122】他方、サンプリング用の吸引ポンプ31,
34は、いずれも運転している。
【0123】この吸引ポンプ31の吸引力により、サン
プリングベンチュリ32は、臨界流に保たれながら希釈
空気を吸い込む。
【0124】これにより、通路16内を流れる希釈排ガ
スは、サンプリングベンチュリ32、採集管32aを通
じて採集され、排ガステストモード中、一定の流量でバ
ッグ33内に蓄えられる。
【0125】また吸引ポンプ35の吸引力により、排ガ
ス混合前の希釈空気は採集され、同様に排ガステストモ
ード中、バッグ35に蓄えられる。
【0126】分析装置37は、バッグ33により採集さ
れた希釈排ガスから、バッグ35により採集された精製
空気に含まれるHC,CO,NOX などの規制物質(不
純物)を差し引いて正味排ガス濃度を求めている。
【0127】そして、分析装置37を用いて、この正味
排ガス濃度と、先の小ベンチュリ28で計量した標準状
態の希釈排ガス量とを演算することで、排ガステストモ
ードで走行したときに試験車10から排出された排ガス
排出重量が求まる。
【0128】こうした計測は、第2テストベンチBで
も、同様に行なわれ、試験車10aから排出された排ガ
ス排出重量は求まる。
【0129】一方、このようにサンプリング装置11,
11aが稼働している際、空気精製機1のコントローラ
1bは、メンダクト7内の圧力P1 と大気の圧力P2
検出し、その圧力差ΔPを監視して、必要な希釈空気が
供給されるよう、送風ファン4の回転数を制御してい
る。
【0130】2台のサンプリング装置11,11aが作
動するときは、送風ファン4は常に必要な希釈空気量が
確保されるよう、回転数が増加する側に制御される。
【0131】これにより、1台の空気精製機1を使い、
2台のサンプリング装置11,11a(テストベンチ
A,B)を同時に使用したときの排ガステストが良好に
行なわれるようになる。
【0132】またこのうちの片方、例えばテストベンチ
Bを停止させれば、テストベンチBのサンプリング装置
11aが停止、第1および第2バルブ46a,47aが
全閉となる。と共に空気精製機1のコントローラ1b
は、分岐ダクト15aが閉じることによる圧力差ΔPの
変動を抑制するよう、送風ファン4の回転数を減少さ
せ、サンプリング装置11だけに必要とされる希釈空気
量を確保する。
【0133】これにより、1台の空気精製機1を使い、
1台のサンプリング装置11(テストベンチA)を使用
したときでも排ガステストは良好に行なわれるようにな
る。
【0134】また精製空気を希釈空気として用いるよう
な高い精度を必要せず、大気中の空気をそのまま希釈空
気として用いる排ガステストを行なうときは、同テスト
を行なうとするテストベンチの操作部49,49aに在
る大気中の空気を希釈空気として用いる排ガステストモ
ードのボタン部をオンして、電源ボタン部をオンすれば
よい。
【0135】すると、ダクト44は、テストベンチの在
る第1バルブ46の開、第2バルブ47の閉(図3中の
ステップS9)により開放される。
【0136】これにより、サンプリング装置11,11
aは、空気取入体45から大気中の空気を希釈空気とし
て取り込む運転が行なわれる。
【0137】かくして、このように空気精製機1からの
精製空気を、メインダクト7を介して、それぞれサンプ
リング装置11,11aに供給する構造は、少数の空気
精製機1(ここでは1台)を有効に活用して、同空気精
製機1よりも多いサンプリング装置11,11aに対し
精製希釈空気を適正に供給することができる。
【0138】このことは、複数のサンプリング装置1
1,11aでも、空気精製機は必要最少限の数量です
み、コスト的にはかなり安価ですむ。しかも、空気精製
機1を据付けるのに要するスペースも少なくてすみ、排
ガス計測装置の小形化が図れる。
【0139】そのうえ、メインダクト7を用いる構造
は、メインダクト7の盲蓋8を外して、図1中の二点鎖
線で示されるようにメインダクト7を延長すれば、容易
にテストベンチ全体の増設が行なえる。
【0140】また排ガス排出重量の計測は、採集した排
ガスから希釈空気の不純物を差し引いて正味排ガス濃度
を求める一方、希釈排ガス量を計量し、これら正味排ガ
ス濃度と希釈排ガス量とを演算して、排ガス排出重量を
求めるので、精製した希釈空気を用いることにより、高
精度な排ガス排出重量が得られる。
【0141】また空気精製機1に対する各サンプリング
装置11,11aの送風流量の制御を、大気圧とメイン
ダクト7の内圧との圧力差ΔPをほぼ一定にする送風フ
ァン4の能力(回転数)制御で行なうようにすると、簡
単な制御で、空気精製機1から、稼働しているサンプリ
ング装置11,11aの数量に応じた必要な希釈空気量
が得られる。
【0142】またサンプリング装置11,11aの作動
時は開状態、不作動時は閉状態になるに第2バルブ4
7,47aで分岐通路15,15aを開閉して、稼働す
るサンプリング装置11,11aへ希釈空気を導く構造
にすると、簡単な構造で、サンプリング装置11,11
aの作動・不作動にしたがった、確実な分岐通路15,
15aの開閉が行なえる。
【0143】またダクト44、第1バルブ46,46a
を用いて、大気中の空気をサンプリグ装置11,11a
に導く構造を採用すると、今までの排ガス規制に対応す
る、大気中の空気をそのまま希釈空気として用いた排ガ
スの計測も行なえるようになる。
【0144】また希釈した排ガスの採集には、ターボブ
ロア20で希釈空気を吸引して、この希釈空気にエンジ
ンの排ガスを混合させ、この希釈した排ガスの一部を採
集する構造が採用してあるので、簡単な構造で希釈した
排ガスを一定容量、採集することができる。
【0145】しかも、このターボブロア20の上流側に
排ガスの希釈率が調整可能なベンチュリ部24を設け、
この希釈率の設定に応じて第2バルブ47の開度を、サ
ンプリング装置11、11aの作動時、調整する構造を
採用すると、適正な希釈率で希釈させた排ガスで排ガス
排出重量の計測を行なえる。
【0146】なお、一実施形態では1台の空気精製機1
に対して2台のサンプリング装置11,11aを接続し
た例を挙げたが、これに限らず、2台以上のサンプリン
グ装置を接続してもよい。また例えば2台の空気精製機
を対して、それ以上の台数、すなわち3台以上のサンプ
リング装置を、メインダクトを介して接続するような組
合わせでも、上記した一実施形態と同様の効果を奏する
ものである。
【0147】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、空気精製機を有効に活用して、少数の空気
精製機から、それよりも多い複数のサンプリング装置に
対して精製希釈空気を適正に供給することができる。
【0148】したがって、空気精製機は必要最少限の数
量ですむ。特に空気精製機は高価であるから、排ガス計
測装置を据付けるコストは安価ですむ。
【0149】しかも、空気精製機を据付けるのに要する
スペースも少なくてすむ。特に空気精製機は大形の機械
であるから、排ガス計測装置の小形化が図れる。
【0150】そのうえ、主通路を延長すれば、容易に排
ガス計測装置の増設を行なえるという効果を奏する。
かも、請求項1に記載の発明においては、バルブ装置
が、サンプリング装置の作動時は開状態、不作動時は閉
状態になるように分岐通路を開閉するようにした場合に
は、簡単な構造で、サンプリング装置の作動・不作動に
したがった確実な分岐通路の開閉を行うこともできる。
【0151】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加え、簡単な制御で、空気精製機から、
稼働しているサンプリング装置の数量に応じた希釈空気
量を送風できるという効果を奏する。
【0152】
【0153】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加え、今までの排ガス規制に対応する、
大気中の空気をそのまま希釈空気として用いた排ガスの
計測も行なうことができるという効果を奏する。
【0154】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加え、請求項1ないし請求項3のいずれ
か一つの発明の効果に加え、適正な希釈率で希釈された
混合気体で、排ガス排出重量の計測を行なうことができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明の実施形態となる、排ガス
計測装置を説明するための図。
【図2】同排ガス計測装置のサンプリング装置回りの構
造を説明するための図。
【図3】空気精製機から送風された精製した希釈空気
を、稼働するサンプリング装置に対して適正に供給する
制御を説明するためのフローチャート。
【図4】従来の排ガス計測装置を説明するための図。
【図5】計測精度を高めるためにサンプリング装置に空
気精製機を接続して排ガスを希釈するようにした排ガス
計測装置を説明するための図。
【図6】同空気精製機が付いたサンプリング装置が、複
数台、設置された設備を説明するための図。
【符号の説明】
1…空気精製機 1a,48,48a…コントローラ 4…送風ファン 7…メインダクト(主通路) 9,9a…シャシダイナモメータ 10,10a…試験車 11,11a…サンプリング装置 15,15a…分岐ダクト(分岐通路) 16…通路(第1通路部) 17…ミキシング部 19…サイクロンタ 20…吸引ブロア(吸引装置) 23…接続管(第1通路部) 24…ベンチュリ部 26〜28…大ベンチュリ、中ベンチュリ、小ベンチュ
リ 30…採集部 31,34…吸引ポンプ 32…サンプリングベンチュリ 33,35…バッグ 37…分析装置 42…演算部 43…流量表示部 44…ダクト(通路) 46…第1バルブ(切換バルブ装置) 47…第2バルブ(バルブ装置) 49,49a…操作部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気中の空気を取り込んで希釈空気を精
    製するとともに、同希釈空気を送風ファンにより送風す
    る空気精製機と、 この空気精製機からの希釈空気を流通させる主通路と、 この主通路に同主通路から分岐された複数の分岐通路を
    介してそれぞれ接続され、希釈空気で希釈されたエンジ
    ンの排ガスを採集する複数のサンプリング装置と、 この採集した排ガスの排ガス排出重量を求める計測手段
    と、 前記分岐通路にそれぞれ配設され、稼働するサンプリン
    グ装置に前記希釈空気を導くよう前記分岐通路を開閉す
    るバルブ装置と、 前記稼働するサンプリング装置の数量に応じて前記送風
    ファンの送風流量を制御する流量制御部と、 を具備したことを特徴とする排ガス計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の排ガス計測装置におい
    て、前記流量制御部は、大気圧と前記主通路の内圧の差
    がほぼ一定となるよう送風ファンの能力を制御するもの
    であることを特徴とする排ガス計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の排ガス計測装置におい
    て、前記サンプリング装置には、大気中の空気が直接、
    取り込み可能な通路と、この通路による大気の導入と前
    記分岐通路からの希釈空気の導入を切換える切換バルブ
    装置とを有していることを特徴とする排ガス計測装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか一つ
    に記載の排ガス計測装置において、前記サンプリング装
    置は、一端が前記分岐通路に接続され他端が大気に開放
    される第1通路部と、この第1通路部に設けられ前記分
    岐通路からの希釈空気を吸引する吸引装置、前記エンジ
    ンの排気通路と接続する第2通路部と、この第2通路部
    の下流側から採集した排ガスの一部と前記希釈空気とを
    混合させた混合気体を採集する採集部とを有して構成さ
    れ、 かつ前記吸引装置の上流側の第1通路部分には排ガスの
    希釈率が調整可能なベンチュリ部が設けられ、 さらに前記バルブ装置は、サンプリング装置の作動時、
    前記ベンチュリ部による希釈率の設定に応じて開度が調
    整されることを特徴とする排ガス計測装置。
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