JP2985057B2 - テープ切断装置 - Google Patents
テープ切断装置Info
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- JP2985057B2 JP2985057B2 JP7312752A JP31275295A JP2985057B2 JP 2985057 B2 JP2985057 B2 JP 2985057B2 JP 7312752 A JP7312752 A JP 7312752A JP 31275295 A JP31275295 A JP 31275295A JP 2985057 B2 JP2985057 B2 JP 2985057B2
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- tape
- cutting
- cutting line
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Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、テープ切断装置に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から封筒等の封かんや各種の物体同
士を接着剤や糊を用いて接合していたものを、最近では
接合工数の減少を目的としてテープの片面に粘着層を設
けた粘着テープや、テープの両面に粘着層を設けたいわ
ゆる両面テープを採用することが多くなっている。これ
らのテープは、テープロールから所要長ずつ引き出して
使用しているが、引き出されたテープは所定の長さにカ
ッター等のテープ切断手段を用いて切断して物品同士の
接合に供されている。
士を接着剤や糊を用いて接合していたものを、最近では
接合工数の減少を目的としてテープの片面に粘着層を設
けた粘着テープや、テープの両面に粘着層を設けたいわ
ゆる両面テープを採用することが多くなっている。これ
らのテープは、テープロールから所要長ずつ引き出して
使用しているが、引き出されたテープは所定の長さにカ
ッター等のテープ切断手段を用いて切断して物品同士の
接合に供されている。
【0003】ところで、テープの切断には、直接的に作
業者が手作業で行うこともあるが、多くの場合はテープ
切断装置が用いられている。テープ切断装置は、一般に
テープを用いて物体同士を接合させるようにした各種の
テープ貼付装置に付属し、貼付するテープを切断するた
めに用いられるもので、カッターの刃先をテープの切断
箇所に当てて切断するものである。従ってテープ貼付装
置における円滑な工程を維持するためには、鋭い切れ味
を有するカッターを備えたテープ切断装置が必須とな
る。特に粘着テープの場合は、カッターの切れ味が劣る
と、カッターに強い負荷が作用し、粘着面がカッターの
側面に貼り付いたりして、工程中断等の支障が生じるお
それがある。
業者が手作業で行うこともあるが、多くの場合はテープ
切断装置が用いられている。テープ切断装置は、一般に
テープを用いて物体同士を接合させるようにした各種の
テープ貼付装置に付属し、貼付するテープを切断するた
めに用いられるもので、カッターの刃先をテープの切断
箇所に当てて切断するものである。従ってテープ貼付装
置における円滑な工程を維持するためには、鋭い切れ味
を有するカッターを備えたテープ切断装置が必須とな
る。特に粘着テープの場合は、カッターの切れ味が劣る
と、カッターに強い負荷が作用し、粘着面がカッターの
側面に貼り付いたりして、工程中断等の支障が生じるお
それがある。
【0004】テープ切断装置のカッターは、シリンダや
モータの駆動による進退動作で刃先をテープの切断箇所
に押し付けて切断するのであるが、切れ味をよくする手
段として、刃先をテープ切断線に対して長手方向に傾斜
させ、この刃先をテープの切断線に部分的に接触させ、
カッターを前進させたときに切断箇所を一端から他端に
徐々に移動させるようにすることが行われている。
モータの駆動による進退動作で刃先をテープの切断箇所
に押し付けて切断するのであるが、切れ味をよくする手
段として、刃先をテープ切断線に対して長手方向に傾斜
させ、この刃先をテープの切断線に部分的に接触させ、
カッターを前進させたときに切断箇所を一端から他端に
徐々に移動させるようにすることが行われている。
【0005】さらにカッターの切れ味を向上させる手段
としては、料理における包丁捌きのように、刃先を切断
箇所に押し当てて切断線に沿って動かしながら切断する
ことが有効なことは周知の通りである。本出願人は、先
に両面テープの自動切断貼付装置を提案した(特公平6
−71970号公報)が、この中でテープ切断装置とし
て、切断箇所の長手方向に刃先を傾斜するように設けた
カッターを、図3に示すように、A−B−C−Dの軌跡
を描くように移動させ、Aの移動範囲で刃先をテープに
接触させて移動させながら切断するようにして切れ味を
向上させたテープ切断装置を提案している。
としては、料理における包丁捌きのように、刃先を切断
箇所に押し当てて切断線に沿って動かしながら切断する
ことが有効なことは周知の通りである。本出願人は、先
に両面テープの自動切断貼付装置を提案した(特公平6
−71970号公報)が、この中でテープ切断装置とし
て、切断箇所の長手方向に刃先を傾斜するように設けた
カッターを、図3に示すように、A−B−C−Dの軌跡
を描くように移動させ、Aの移動範囲で刃先をテープに
接触させて移動させながら切断するようにして切れ味を
向上させたテープ切断装置を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記提案のように、カ
ッターの刃先を長手方向に動かしながら切断すれば切れ
味の秀れたものとなることは経験上判っているが、この
ような運動をさせるための装置は複雑な構成を必要とす
るため、製造コストが上昇する問題がある。
ッターの刃先を長手方向に動かしながら切断すれば切れ
味の秀れたものとなることは経験上判っているが、この
ような運動をさせるための装置は複雑な構成を必要とす
るため、製造コストが上昇する問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために本発明のテープ切断装置は、カッターを、装置本
体に前方を低くするように傾斜して固定されている支持
板に進退可能に設けてあるカッターホルダに取り付け、
カッターの後端部に透孔を設け、カッターを、カッター
ホルダの内側に設けてある突起部と透孔とが係合し、か
つカッターホルダの内側に設けてある係止部に係止して
カッターホルダから離脱不能に保持している。そして、
カッターの刃先を切断線に対して所定角度だけ傾斜させ
るとともに、カッターの進退方向を切断線と直交する垂
直面に対して所定角度だけ傾斜させて設けることにより
刃先が切断線に沿って接触位置を移動しながらかつ刃先
が滑るように接触してカッターの切れ味を向上させるこ
とを特徴としている。さらに、本発明のテープ切断装置
は、上記の支持板の先端に、カッターが後退して待機状
態にあるときに、刃部に接触不能とするための保護板が
設けてあることを特徴としている。
ために本発明のテープ切断装置は、カッターを、装置本
体に前方を低くするように傾斜して固定されている支持
板に進退可能に設けてあるカッターホルダに取り付け、
カッターの後端部に透孔を設け、カッターを、カッター
ホルダの内側に設けてある突起部と透孔とが係合し、か
つカッターホルダの内側に設けてある係止部に係止して
カッターホルダから離脱不能に保持している。そして、
カッターの刃先を切断線に対して所定角度だけ傾斜させ
るとともに、カッターの進退方向を切断線と直交する垂
直面に対して所定角度だけ傾斜させて設けることにより
刃先が切断線に沿って接触位置を移動しながらかつ刃先
が滑るように接触してカッターの切れ味を向上させるこ
とを特徴としている。さらに、本発明のテープ切断装置
は、上記の支持板の先端に、カッターが後退して待機状
態にあるときに、刃部に接触不能とするための保護板が
設けてあることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、駆動手段によってカッ
ターの刃先を進退してテープを所定の長さに切断するテ
ープ切断装置であり、カッターを、装置本体に前方を低
くするように 傾斜して固定されている支持板に進退可能
に設けてあるカッターホルダに取り付け、カッターの後
端部に透孔を設け、カッターを、カッターホルダの内側
に設けてある突起部と透孔とが係合し、かつカッターホ
ルダの内側に設けてある係止部に係止してカッターホル
ダから離脱不能に保持している。そして、刃先は、カッ
ターが前進する際にテープを切り離す切断線に沿って接
触位置を移動可能とするように切断線に対して所定角度
に傾斜させてあるとともに、カッターの進退方向は、切
断線と直交する垂直面に対して所定角度だけ傾斜するよ
うに設けたものである。
ターの刃先を進退してテープを所定の長さに切断するテ
ープ切断装置であり、カッターを、装置本体に前方を低
くするように 傾斜して固定されている支持板に進退可能
に設けてあるカッターホルダに取り付け、カッターの後
端部に透孔を設け、カッターを、カッターホルダの内側
に設けてある突起部と透孔とが係合し、かつカッターホ
ルダの内側に設けてある係止部に係止してカッターホル
ダから離脱不能に保持している。そして、刃先は、カッ
ターが前進する際にテープを切り離す切断線に沿って接
触位置を移動可能とするように切断線に対して所定角度
に傾斜させてあるとともに、カッターの進退方向は、切
断線と直交する垂直面に対して所定角度だけ傾斜するよ
うに設けたものである。
【0009】さらに、本発明は、駆動手段によってカッ
ターの刃先を進退してテープを所定の長さに切断するテ
ープ切断装置であり、カッターを、装置本体に前方を低
くするように傾斜して固定されている支持板に進退可能
に設けてあるカッターホルダに取り付け、支持板の先端
に、カッターが後退して待機状態にあるときに、刃部に
接触不能とするための保護板が設けている。そして、刃
先は、カッターが前進する際にテープを切り離す切断線
に沿って接触位置を移動可能とするように切断線に対し
て所定角度に傾斜させてあるとともに、カッターの進退
方向は、切断線と直交する垂直面に対して所定角度だけ
傾斜するように設けたものである。
ターの刃先を進退してテープを所定の長さに切断するテ
ープ切断装置であり、カッターを、装置本体に前方を低
くするように傾斜して固定されている支持板に進退可能
に設けてあるカッターホルダに取り付け、支持板の先端
に、カッターが後退して待機状態にあるときに、刃部に
接触不能とするための保護板が設けている。そして、刃
先は、カッターが前進する際にテープを切り離す切断線
に沿って接触位置を移動可能とするように切断線に対し
て所定角度に傾斜させてあるとともに、カッターの進退
方向は、切断線と直交する垂直面に対して所定角度だけ
傾斜するように設けたものである。
【0010】
【実施例】次に本発明の一実施例として、粘着テープで
ダイレクトメール等の封かんをするテープ貼付装置に備
え付ける為に用いるテープ切断装置について説明する。
テープ貼付装置は、図1に示すようにダイレクトメール
用の封筒1を水平にセットし、フラップ1aを折り曲げ
て直角に立て、このフラップの表側に粘着テープ2の一
端からフラップの長さ分に相当する長さの部分の下半分
を貼り付ける工程が既に行われたものとする。このよう
な状態になったテープ2をテープ切断装置のカッターに
よって切断線に沿って切り離した後に、さらにフラップ
1aに半分の面だけ貼付されたテープ2とともに折り曲
げて、テープの粘着面の半分の部分によって封筒の本体
1bに貼り付けるものである。本実施例では、この切断
装置のカッターの切れ味を良くすることにより、テープ
貼付工程の能率向上を実現するものである。
ダイレクトメール等の封かんをするテープ貼付装置に備
え付ける為に用いるテープ切断装置について説明する。
テープ貼付装置は、図1に示すようにダイレクトメール
用の封筒1を水平にセットし、フラップ1aを折り曲げ
て直角に立て、このフラップの表側に粘着テープ2の一
端からフラップの長さ分に相当する長さの部分の下半分
を貼り付ける工程が既に行われたものとする。このよう
な状態になったテープ2をテープ切断装置のカッターに
よって切断線に沿って切り離した後に、さらにフラップ
1aに半分の面だけ貼付されたテープ2とともに折り曲
げて、テープの粘着面の半分の部分によって封筒の本体
1bに貼り付けるものである。本実施例では、この切断
装置のカッターの切れ味を良くすることにより、テープ
貼付工程の能率向上を実現するものである。
【0011】テープ貼付装置本体(図示略)に固定され
た支持板3は、水平面に対して前方(図面右方)を低く
するように所定角度(10°〜15°)だけ傾斜するよ
うに設けてある。支持板3の上側は、長方形の通路状に
形成されたガイド部3aとなっており、このガイド部に
はカッターホルダ4が摺動可能に嵌合している。カッタ
ーホルダ4の前端部には、上部を後退させる傾斜状に形
成してなる刃先5aを有するカッター5が取り付けてあ
る。カッター5は特殊鋼等で形成され、刃先5aは先端
を鋭く形成してあり、脚部5bの先端部近傍には、カッ
ターホルダ4の内側に設けてある突起部4aと係合する
透孔5cが設けてある。カッターホルダ4の先端は、カ
ッター5の頭部を収納可能な形状に形成してあり、カッ
ター5の頭部及び脚部5bは、それぞれカッターホルダ
4の内側に設けてある係止部5d,5eによって係止可
能である。したがってカッター5をカッターホルダの前
端から挿入して、行き止まりになるまで押し込むと、透
孔5cが突起部4aと係合し、かつカッターの脚部5b
及び頭部の部分が係止部5d,5eに係合することによ
り離脱不能に保持される。
た支持板3は、水平面に対して前方(図面右方)を低く
するように所定角度(10°〜15°)だけ傾斜するよ
うに設けてある。支持板3の上側は、長方形の通路状に
形成されたガイド部3aとなっており、このガイド部に
はカッターホルダ4が摺動可能に嵌合している。カッタ
ーホルダ4の前端部には、上部を後退させる傾斜状に形
成してなる刃先5aを有するカッター5が取り付けてあ
る。カッター5は特殊鋼等で形成され、刃先5aは先端
を鋭く形成してあり、脚部5bの先端部近傍には、カッ
ターホルダ4の内側に設けてある突起部4aと係合する
透孔5cが設けてある。カッターホルダ4の先端は、カ
ッター5の頭部を収納可能な形状に形成してあり、カッ
ター5の頭部及び脚部5bは、それぞれカッターホルダ
4の内側に設けてある係止部5d,5eによって係止可
能である。したがってカッター5をカッターホルダの前
端から挿入して、行き止まりになるまで押し込むと、透
孔5cが突起部4aと係合し、かつカッターの脚部5b
及び頭部の部分が係止部5d,5eに係合することによ
り離脱不能に保持される。
【0012】支持板3の上面に設けられたガイド部3a
の先端には、カッター5が待機状態にあるときに、作業
者の手が触れるのを防止するための保護板3bが設けて
ある。カッターの刃先5aは待機状態にあるときは保護
板3b内に収納されているが、テープ切断のために前進
したときには、保護板3bの前方へ進出してテープを切
断可能である(図1(b)参照)。
の先端には、カッター5が待機状態にあるときに、作業
者の手が触れるのを防止するための保護板3bが設けて
ある。カッターの刃先5aは待機状態にあるときは保護
板3b内に収納されているが、テープ切断のために前進
したときには、保護板3bの前方へ進出してテープを切
断可能である(図1(b)参照)。
【0013】図2に示すように、カッターホルダ4は支
持板3の後端部(図左側)近傍まで延伸した形状をして
おり、その後端部の一側部に長溝部4cを有するアーム
部4bが設けてある。この長溝部4cには、支持板3の
上面に軸支された歯車6の上面に突設してある偏心ピン
6aが嵌合している。したがって歯車6が回転すると、
偏心ピン6aがアーム部4bの長溝部4cに沿って摺動
しながらアーム部4bを前後方向(紙面左右)に移動さ
せ、これと一体のカッターホルダ4を摺動可能である。
すなわち、カッターホルダ3と歯車6とは、偏心ピン6
aがアーム部4bの溝部4cに沿って摺動するのに対応
してカッターホルダ4がガイド部3aに沿って摺動しな
がら進退運動を行なうようにしたダブルスライダ・クラ
ンク機構を構成している。また、支持板1の下面には、
図示してないがカッター5の駆動手段であるモータが装
着してあり、支持板3の上面に突出したモータ軸7に
は、駆動ピニオン8が固着してある。駆動ピニオン8と
歯車6は噛合しており、モータの回転により上述のダブ
ルスライダ・クランク機構を介してカッター5が進退可
能である。
持板3の後端部(図左側)近傍まで延伸した形状をして
おり、その後端部の一側部に長溝部4cを有するアーム
部4bが設けてある。この長溝部4cには、支持板3の
上面に軸支された歯車6の上面に突設してある偏心ピン
6aが嵌合している。したがって歯車6が回転すると、
偏心ピン6aがアーム部4bの長溝部4cに沿って摺動
しながらアーム部4bを前後方向(紙面左右)に移動さ
せ、これと一体のカッターホルダ4を摺動可能である。
すなわち、カッターホルダ3と歯車6とは、偏心ピン6
aがアーム部4bの溝部4cに沿って摺動するのに対応
してカッターホルダ4がガイド部3aに沿って摺動しな
がら進退運動を行なうようにしたダブルスライダ・クラ
ンク機構を構成している。また、支持板1の下面には、
図示してないがカッター5の駆動手段であるモータが装
着してあり、支持板3の上面に突出したモータ軸7に
は、駆動ピニオン8が固着してある。駆動ピニオン8と
歯車6は噛合しており、モータの回転により上述のダブ
ルスライダ・クランク機構を介してカッター5が進退可
能である。
【0014】図1に示すように(図2では構成が判るよ
うに外してあるため表わされていない。)、カッターホ
ルダ4及び歯車その他の可動機構にはカバー9が被せて
あり、各摺動部にほこりなどが付着するのを防止するよ
うにしてある。上記の構成によるテープ切断装置を、ダ
イレクトメールを封かんするためのテープ貼付装置に装
着し、封筒1のフラップ1aに粘着テープ2の粘着面を
当接した時点で、カッター5が進出してテープを切断可
能である。テープ2が切断されると、図示しない折り畳
み機構によってフラップ1aが封筒1の背面に当接し、
テープによって貼付可能である。
うに外してあるため表わされていない。)、カッターホ
ルダ4及び歯車その他の可動機構にはカバー9が被せて
あり、各摺動部にほこりなどが付着するのを防止するよ
うにしてある。上記の構成によるテープ切断装置を、ダ
イレクトメールを封かんするためのテープ貼付装置に装
着し、封筒1のフラップ1aに粘着テープ2の粘着面を
当接した時点で、カッター5が進出してテープを切断可
能である。テープ2が切断されると、図示しない折り畳
み機構によってフラップ1aが封筒1の背面に当接し、
テープによって貼付可能である。
【0015】ここでテープの切断機構について説明す
る。カッター5が待機状態にあるとき(図1(a)参
照)、モータに駆動信号が送られるとモータ軸7が回転
し、ダブルスライダ・クランク機構を介してカッター5
が保護板3bの前方へ進出する(図1(b)参照)。す
ると、刃先5aの下端部近傍の部分からテープ2の切断
線の下側に接触し始め、カッター5が前進するのに従っ
て接触位置が上方へ移動する。このため、刃先5aはテ
ープ2の下側から少しずつ切り上げるようにして切断す
る。このような切断機構において、本発明では、カッタ
ー5の進退方向をテープの切断線と直交する垂直面に対
してある角度(10°〜15°)だけ傾斜するように設
けてあるため、刃先の接触位置においてカッターの前進
にともない刃先線が下方へ滑るように移動する。このた
め、カッターの切れ味が良くなり、テープの切断不良を
未然に防止可能となる。
る。カッター5が待機状態にあるとき(図1(a)参
照)、モータに駆動信号が送られるとモータ軸7が回転
し、ダブルスライダ・クランク機構を介してカッター5
が保護板3bの前方へ進出する(図1(b)参照)。す
ると、刃先5aの下端部近傍の部分からテープ2の切断
線の下側に接触し始め、カッター5が前進するのに従っ
て接触位置が上方へ移動する。このため、刃先5aはテ
ープ2の下側から少しずつ切り上げるようにして切断す
る。このような切断機構において、本発明では、カッタ
ー5の進退方向をテープの切断線と直交する垂直面に対
してある角度(10°〜15°)だけ傾斜するように設
けてあるため、刃先の接触位置においてカッターの前進
にともない刃先線が下方へ滑るように移動する。このた
め、カッターの切れ味が良くなり、テープの切断不良を
未然に防止可能となる。
【0016】なお、本実施例では、カッターの進退手段
としてダグルスライダ・クランク機構を採用している
が、これを通常のスライダ・クランク機構やカム機構そ
の他のリンク機構としてもよい。また本発明は、上記し
たダイレクトメールの封かん装置の他、両面テープを用
いて物体同士を接合する両面テープ貼付装置その他のテ
ープ貼付装置に装着することにより有用性を発揮する。
としてダグルスライダ・クランク機構を採用している
が、これを通常のスライダ・クランク機構やカム機構そ
の他のリンク機構としてもよい。また本発明は、上記し
たダイレクトメールの封かん装置の他、両面テープを用
いて物体同士を接合する両面テープ貼付装置その他のテ
ープ貼付装置に装着することにより有用性を発揮する。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、カッターをカッタホル
ダに挿入するだけで優れた切れ味が極めて簡単な構成に
よって得られ、テープ切断装置の製造コストの低減が図
れる。また、保護板を設けたため作業者の手が触れるの
を防止することができる。
ダに挿入するだけで優れた切れ味が極めて簡単な構成に
よって得られ、テープ切断装置の製造コストの低減が図
れる。また、保護板を設けたため作業者の手が触れるの
を防止することができる。
【図1】本発明の一実施例の要部の断面図であり、
(a)はカッターの待機状態を示し、(b)はカッター
が前進した状態を示している。
(a)はカッターの待機状態を示し、(b)はカッター
が前進した状態を示している。
【図2】同上の実施例の要部の平面図である。
【図3】従来技術における刃先の移動軌跡を示す行程図
である。
である。
【符号の簡単な説明】 2 テープ3 支持板 3b 保護板 4 カッターホルダ 4a 突起部 5 カッター 5a 刃先5c 透孔 5d,5e 係止部 7 駆動手段(モータ軸)
Claims (2)
- 【請求項1】 駆動手段によってカッターの刃先を進退
してテープを所定の長さに切断するテープ切断装置であ
り、上記カッターは、装置本体に前方を低くするように傾斜
して固定されている支持板に進退可能に設けてあるカッ
ターホルダに取り付けてあり、 上記カッターの後端部には透孔が設けてあり、 上記カッターは、上記カッターホルダの内側に設けてあ
る突起部と上記透孔とが係合し、かつ上記カッターホル
ダの内側に設けてある係止部に係止して上記カッターホ
ルダから離脱不能に保持されており、 上記刃先は、上記カッターが前進する際に上記テープを
切り離す切断線に沿って接触位置を移動可能とするよう
に上記切断線に対して所定角度に傾斜させてあるととも
に、上記カッターの進退方向は、上記切断線と直交する
垂直面に対して所定角度だけ傾斜するように設けてある
ことを特徴とするテープ切断装置。 - 【請求項2】 駆動手段によってカッターの刃先を進退
してテープを所定の長さに切断するテープ切断装置であ
り、 上記カッターは、装置本体に前方を低くするように傾斜
して固定されている支持板に進退可能に設けてあるカッ
ターホルダに取り付けてあり、 上記支持板の先端には、上記カッターが後退して待機状
態にあるときに、上記刃部に接触不能とするための保護
板が設けてあり、 上記刃先は、上記カッターが前進する際に上記テープを
切り離す切断線に沿って接触位置を移動可能とするよう
に上記切断線に対して所定角度に傾斜させてあるととも
に、上記カッターの進退方向は、上記切断線と直交する
垂直面に対して所定角度だけ傾斜するように設けてある
ことを特徴とするテープ切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7312752A JP2985057B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | テープ切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7312752A JP2985057B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | テープ切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09150809A JPH09150809A (ja) | 1997-06-10 |
JP2985057B2 true JP2985057B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=18032999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7312752A Expired - Fee Related JP2985057B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | テープ切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2985057B2 (ja) |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP7312752A patent/JP2985057B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09150809A (ja) | 1997-06-10 |
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