JP2984856B2 - ビギーバック用タンクトレーラ - Google Patents
ビギーバック用タンクトレーラInfo
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- JP2984856B2 JP2984856B2 JP2411334A JP41133490A JP2984856B2 JP 2984856 B2 JP2984856 B2 JP 2984856B2 JP 2411334 A JP2411334 A JP 2411334A JP 41133490 A JP41133490 A JP 41133490A JP 2984856 B2 JP2984856 B2 JP 2984856B2
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- Japan
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- tank trailer
- tank
- transportation
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- Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)
- Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、石油等の液体製品を
鉄道用タンク車に積み換えることなしに、余剰の貨物船
を利用して運搬可能とするビギーバック用トレーラに関
する。
鉄道用タンク車に積み換えることなしに、余剰の貨物船
を利用して運搬可能とするビギーバック用トレーラに関
する。
【0002】
【従来の技術】現状の石油等の液体製品の運搬は、次の
方法により行なっている。すなわち、陸上輸送は一般道
路を使用してのタンクローリ、タンクトレーラによる運
搬及び鉄道貨物線を使用してのタンク車による運搬であ
る。また海上輸送は、タンカーを使用して行なってい
る。これらの方法のうち、現在、最大の輸送手段は、タ
ンクローリ、タンクトレーラによる道路輸送である。
方法により行なっている。すなわち、陸上輸送は一般道
路を使用してのタンクローリ、タンクトレーラによる運
搬及び鉄道貨物線を使用してのタンク車による運搬であ
る。また海上輸送は、タンカーを使用して行なってい
る。これらの方法のうち、現在、最大の輸送手段は、タ
ンクローリ、タンクトレーラによる道路輸送である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記したタン
クローリ、タンクトレーラによる道路輸送に関しては、
次のような解決を要する課題がある。すなわち、道路渋
滞による輸送効率の悪化。運転手不足による輸送量の低
下。事故発生による危険度の増大がそれである。これら
を解決する方法としては、鉄道貨物線を利用することが
考えられる。ここでは従来タンク車が使用されている
が、この場合は、タンクローリ、タンクトレーラから石
油等の液体製品をタンク車に積み換える必要があるた
め、鉄道貨物線自体には余剰輸送能力があるにも拘ら
ず、あまり利用されていない現状である。
クローリ、タンクトレーラによる道路輸送に関しては、
次のような解決を要する課題がある。すなわち、道路渋
滞による輸送効率の悪化。運転手不足による輸送量の低
下。事故発生による危険度の増大がそれである。これら
を解決する方法としては、鉄道貨物線を利用することが
考えられる。ここでは従来タンク車が使用されている
が、この場合は、タンクローリ、タンクトレーラから石
油等の液体製品をタンク車に積み換える必要があるた
め、鉄道貨物線自体には余剰輸送能力があるにも拘ら
ず、あまり利用されていない現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】ここにおいてこの発明
は、トラクタに連結されるタンクトレーラ本体(1)に
構成したキングピンプレート(2)と、このキングピン
プレート(2)の両側面を外方へ延長して形成される吊
り具受け部(3)と、前記タンクトレーラ本体(1)の
後部の車軸ハブ部(4)に形成される吊り具受け部
(5)と、これら吊り具受け部(3、5)への係止体
(6、7)を備える吊り具(8)と、これら吊り具
(8)を介して前記タンクトレーラ本体(1)を吊り上
げる揚重機(10)とからなり、トラクタ牽引による道
路輸送と、貨車に搭載しての鉄道輸送との両方に兼用可
能としたビギーバック用タンクトレーラを提案するもの
である。
は、トラクタに連結されるタンクトレーラ本体(1)に
構成したキングピンプレート(2)と、このキングピン
プレート(2)の両側面を外方へ延長して形成される吊
り具受け部(3)と、前記タンクトレーラ本体(1)の
後部の車軸ハブ部(4)に形成される吊り具受け部
(5)と、これら吊り具受け部(3、5)への係止体
(6、7)を備える吊り具(8)と、これら吊り具
(8)を介して前記タンクトレーラ本体(1)を吊り上
げる揚重機(10)とからなり、トラクタ牽引による道
路輸送と、貨車に搭載しての鉄道輸送との両方に兼用可
能としたビギーバック用タンクトレーラを提案するもの
である。
【0005】
【作用】上記構成からなるこの発明のビギーバック用タ
ンクトレーラにおいて、タンクトレーラによる一般の道
路輸送状態から、鉄道貨物線を使用しての鉄道輸送に変
換するに際し、タンクトレーラ本体をトラクタから切り
離した後、前記吊り具受部に吊り具の係止部を係止し、
この吊り具を揚重機を用いて挙上することにより、タン
クトレーラ本体を吊り上げ、貨車上に搭載するのであっ
て、貨車上からトラクタ牽引による道路輸送に切り換え
るのは上記と逆の手順による。なおタンクトレーラ本体
の全部に支持脚を備えていない場合は、適宜可搬式架台
を使用するものとする。
ンクトレーラにおいて、タンクトレーラによる一般の道
路輸送状態から、鉄道貨物線を使用しての鉄道輸送に変
換するに際し、タンクトレーラ本体をトラクタから切り
離した後、前記吊り具受部に吊り具の係止部を係止し、
この吊り具を揚重機を用いて挙上することにより、タン
クトレーラ本体を吊り上げ、貨車上に搭載するのであっ
て、貨車上からトラクタ牽引による道路輸送に切り換え
るのは上記と逆の手順による。なおタンクトレーラ本体
の全部に支持脚を備えていない場合は、適宜可搬式架台
を使用するものとする。
【0006】
【実施例】次にこの発明を添付図面に示す実施例につい
て、詳細に説明する。図1及び図2において、1はタン
クトレーラ本体であって、このタンクトレーラ本体のキ
ングピンプレート2の両側面を外方へ延長して、ポケッ
ト状の吊り具受部3を形成し、また後方の車軸ハブ部4
にも吊り具受部5を形成する。これら両方の吊り具受部
3、5に係止される係止体6、7を有する吊り具8は図
3に示すようなブーム9を備える揚重機10によって、
この図に想像線で示すように挙上されるようになってい
る。
て、詳細に説明する。図1及び図2において、1はタン
クトレーラ本体であって、このタンクトレーラ本体のキ
ングピンプレート2の両側面を外方へ延長して、ポケッ
ト状の吊り具受部3を形成し、また後方の車軸ハブ部4
にも吊り具受部5を形成する。これら両方の吊り具受部
3、5に係止される係止体6、7を有する吊り具8は図
3に示すようなブーム9を備える揚重機10によって、
この図に想像線で示すように挙上されるようになってい
る。
【0007】前記吊り具8の係止体6、7は、前記吊り
具8の枠体11上において前後方向に移動可能であると
同時に、左右方向にも揺動自在とされ、もってタンクト
レーラ本体1の大きさによる前記吊り具受け部3、5の
間隔の変化に対応させつつ、これら吊り具受部3、5の
係脱を円滑に行なえるようにしている。
具8の枠体11上において前後方向に移動可能であると
同時に、左右方向にも揺動自在とされ、もってタンクト
レーラ本体1の大きさによる前記吊り具受け部3、5の
間隔の変化に対応させつつ、これら吊り具受部3、5の
係脱を円滑に行なえるようにしている。
【0008】以下に、道路輸送の状態から、鉄道輸送へ
の切り換え状況を図4の(a)(b)(c)にしたがって説明す
ると、(a)に示したように、トラクタ12から切り離さ
れたタンクトレーラ本体1の前部を、可搬式架台13に
よって支えた状態から、(b)に示すように前記吊り具8
の係止体6、7を前記吊り具受部3、5に係止させ、前
記揚重機を用いて、貨車14上に搭載するのである。
の切り換え状況を図4の(a)(b)(c)にしたがって説明す
ると、(a)に示したように、トラクタ12から切り離さ
れたタンクトレーラ本体1の前部を、可搬式架台13に
よって支えた状態から、(b)に示すように前記吊り具8
の係止体6、7を前記吊り具受部3、5に係止させ、前
記揚重機を用いて、貨車14上に搭載するのである。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば上述のように、トラク
タによる道路輸送と、貨車による鉄道輸送とを、タンク
トレーラ本体の積み換えによって、容易に変換可能とな
るため、次のような効果を奏するものである。すなわ
ち、道路渋滞回避による輸送効率の増大。深夜時間
帯の有効利用。運転手不足の解消。交通事故等によ
る危険度の低減。
タによる道路輸送と、貨車による鉄道輸送とを、タンク
トレーラ本体の積み換えによって、容易に変換可能とな
るため、次のような効果を奏するものである。すなわ
ち、道路渋滞回避による輸送効率の増大。深夜時間
帯の有効利用。運転手不足の解消。交通事故等によ
る危険度の低減。
【図1】タンクトレーラのタンクトレーラ本体を吊り具
を介して揚重機で吊り上げる状態の正面図である。
を介して揚重機で吊り上げる状態の正面図である。
【図2】トレーラをトラクタに連結した状態の側面図で
ある。
ある。
【図3】図1に示す状態の一部の側面図である。
【図4】トラクタとの連結状態から貨車への積み換えの
順序を(a)ないし(c)によって示す説明図である。
順序を(a)ないし(c)によって示す説明図である。
1 タンクトレーラ本体 2 キングピンプレート 3 吊り具受部 4 車軸ハブ部 5 吊り具受部 6、7 係止体 8 吊り具 10 揚重機
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−1649(JP,A) 実開 平2−84739(JP,U) 実開 昭64−33441(JP,U) 実開 昭61−14137(JP,U) 実開 昭59−155274(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60P 3/22
Claims (1)
- 【請求項1】 トラクタに連結されるタンクトレーラ本
体(1)に構成したキングピンプレート(2)と、この
キングピンプレート(2)の両側面を外方へ延長して形
成される吊り具受け部(3)と、前記タンクトレーラ本
体(1)の後部の車軸ハブ部(4)に形成される吊り具
受け部(5)と、これら吊り具受け部(3、5)への係
止体(6、7)を備える吊り具(8)と、これら吊り具
(8)を介して前記タンクトレーラ本体(1)を吊り上
げる揚重機(10)とからなり、トラクタ牽引による道
路輸送と、貨車に搭載しての鉄道輸送との両方に兼用可
能としたビギーバック用タンクトレーラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2411334A JP2984856B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | ビギーバック用タンクトレーラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2411334A JP2984856B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | ビギーバック用タンクトレーラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04218441A JPH04218441A (ja) | 1992-08-10 |
JP2984856B2 true JP2984856B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=18520352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2411334A Expired - Fee Related JP2984856B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | ビギーバック用タンクトレーラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2984856B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-18 JP JP2411334A patent/JP2984856B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04218441A (ja) | 1992-08-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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