JP2984736B2 - 電解酸洗浄方法及び装置 - Google Patents

電解酸洗浄方法及び装置

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JP2984736B2
JP2984736B2 JP4150934A JP15093492A JP2984736B2 JP 2984736 B2 JP2984736 B2 JP 2984736B2 JP 4150934 A JP4150934 A JP 4150934A JP 15093492 A JP15093492 A JP 15093492A JP 2984736 B2 JP2984736 B2 JP 2984736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続的に通過する導電
材料、具体的にはメタルストリップ、メタルワイヤ、金
属輪郭材などの電解酸洗浄方法及び装置に関するもので
ある。それは、上記材料が電解液を満たした少なくとも
2個の容器を連続的に通過し、上記材料に電流が流れる
ものである。
【0002】
【従来の技術と本発明が解決しようとする課題】導電材
料の処理には、単に処理促進のために電流を使用する多
くの方法が知られている。例えばメタルストリップで
は、被覆処理も酸洗浄も電解的に行われる。該ストリッ
プに電圧が加えられる態様に応じて、上記の処理は直接
及び間接処理の2つに分けられる。
【0003】直接処理方法では、金属対象物は直接カソ
ード又はアノードとして分極される。通過する材料、特
にメタルストリップを連続処理する大規模酸洗いプラン
トでは、電流印加ローラ、ブラシ又は類似手段により電
流を加える直接方法は、表面のミルスケール層の導電性
不良のため規定の目標に達することができなかった。よ
って、産業設備は、これまで、また今でも、電流を間接
的に加える方法を取るよう設計されている。この場合、
メタルストリップは、交互に反対の極性を示す電極対の
間に通される。電流は、1個の電極から酸洗浄溶液を通
ってストリップに流れる。メタルの高い導電性により、
電流はメタルストリップを優先的に通り、次の電極対に
て放電される。
【0004】間接処理は、例えば欧州特許第93681
号及び395542号明細書に記載されている。これら
は、細長い金属対象物或いは導電基板を電解被覆する方
法及び装置を開示している。その中で加工物は連続的に
少なくとも2個の電解槽を通過するが、電解液は組成が
同一のものも異なるものも使用される。
【0005】最初の槽にはカソード電極が設けられ、従
って加工物はアノード極性となる。アノード電極は被覆
処理を行うための槽内に設けられ、従って加工物はカソ
ード極性に分極される。電気回路は、処理される材料を
通して形成されている。
【0006】上記両特許明細書は、酸洗浄過程で生じる
種々の問題を扱っておらず、攻撃(腐食)性イオンによ
ってアノード材料が受ける損傷をいかに防ぐかについて
何も示していない。
【0007】間接方法による電解処理の別の例として
は、硫酸ナトリウムの如き中性塩で超高級スチールを予
備洗浄し、引き続き硫酸又は混合酸(硝酸及びフッ化水
素酸)などの鉱酸で最終洗浄をするものがあり、これは
オーストリア特許第252685号明細書に記載されて
いる。
【0008】オーストリア特許第391486号明細書
には、超高級スチールの電解酸洗浄のための2段階処理
が記載されているが、これは、両段階で、交互にアノー
ド及びカソード状態とされる中性塩水溶液中で酸洗浄を
行うものである。その場合、例えば硝酸及びフッ化物陰
イオンを含む攻撃性の強い電解液が使用されでおり、そ
のためアノード材料がひどく腐食されている。したがっ
て、アノード電極の寿命が比較的短くなることが予想さ
れ、この方法の経済性を損なっている。
【0009】しかも、上述の陰イオンが含まれる混合酸
であと処理をすることなく良い結果を与える方法は、ま
だ知られていない。
【0010】上述の電解処理ではすべて、被処理材料が
同じ容器内で交互にアノード及びカソード極性となって
酸洗浄されている。この交互に行われるアノード及びカ
ソード処理は、例えばフッ化物、塩化物又は硝酸塩の陰
イオンを含む攻撃性電解液を必要とする領域で行われる
ので、それらの場合のアノード材料の正しい選択に関す
る課題は、まだ経済的に解決されていない。一方、硝酸
溶液又は硫酸塩陰イオンを含む中性電解液中では、鉛ア
ノードが一度で不活性とされるため少ししか腐食されな
いことが分かっているものの、他のアノード材料、例え
ばカーボン電極又は高合金化スチール及び高貴金属に被
覆された担体は、上記攻撃的イオンに関連して比較的短
命であり、投資コストがかさむため経済的に全く劣ると
いう欠点がある。従来のプラントでは、アノード極性と
される材料は攻撃的媒体内で酸洗浄されるので、被覆さ
れたアノード電極の場合でも、例えば塩化物イオンが存
在すれば、被覆が溶解されその結果アノード材料が急速
に腐食されることが観察されている。
【0011】したがって、導電材料、特にメタルストリ
ップ、メタルワイヤ又は金属輪郭材などの連続的な予備
酸洗浄又は完全酸洗浄のためのもっとも経済的な方法が
要求されている。即ち、一方では、処理効果を改善し処
理期間を短縮するために攻撃性電解液を電気の助けを借
りて使用することができ、他方では、経済性を改善する
ため電極、特にアノードの長寿命化が期待され、有利な
アノード材選択の結果として低コストが期待できる如き
方法である。かような方法を実施する装置も、同様に要
求されている。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、被処
理材料が少なくとも1つの処理ユニットを通過し、その
過程で電解液が満たされた少なくとも2個の容器を連続
して通過する、冒頭で述べた如き方法を提供するもの
で、最初の容器内のカソード処理のあと直ぐ次の容器内
のアノード処理が続き、その過程で電流が最初の容器の
少なくとも1個の電極から被処理材料を介して次の容器
の電極に流れる。連続する容器に設けられた極性の異な
る電極の間の上記材料によって電気回路が閉成される。
【0013】その結果、各処理容器において、特定の酸
洗浄目的に対し電極材料と電解液の最適な組合せを選択
することができる。これは勿論、両方の容器内で少なく
とも組成が同じ電解液を用いる場合にもあてはまる。し
たがって、異なる極性の電極の間の電気回路は、1個の
同じ容器内では形成されず、2つの互いに別々の容器を
接続する容器間の電気回路は、連続的に容器を通過する
導電材料によって完成される。その理由により、各電解
液の中に、夫々の電解液及びその特性、特にその中に存
在する陰イオンに正確に適応できる単一極性の電極のみ
を設けることが可能となる。例えば、メタルストリップ
がカソード極性、従って電極がアノード極性の容器内で
は、不活性反応によって電極が保護被覆でおおわれ、そ
の結果少しの腐食しか受けないような電解液とアノード
の組合せを使用することができる。その例は、硫酸塩イ
オンを含む電解液と鉛アノード、塩化物イオンを含む電
解液と黒鉛アノード、或いは硝酸塩イオンを含む電解液
と超高級スチールのアノードである。他方、メタルスト
リップがアノード極性で電極がカソード極性となる容器
では、種々の攻撃性の強い電解液を使用することができ
る。その理由は、その極性のために電極が、フッ化物、
塩化物、硫酸塩、硝酸塩イオン又はそれらの任意の組合
せの如き攻撃的イオンに対して保護されているからであ
る。したがって、それらの電解液を用いてもカソード電
極は殆ど腐食されない。
【0014】水溶液のパラメータは、温度、組成及び
(又は)組合せ並びに処理時間及び条件について広い範
囲内で変えることができる。一方、この点に関し、電流
の支援を受けた処理期間は従来の化学的処理の場合より
も一般に短いことが分かった。そのため、どんな処理量
の設備でも短期間で造ることができる。上述の腐食が少
ない安価な電極についての利点の外に、酸洗浄期間の短
縮化、従ってプラント規模の縮小、処理成績の向上、表
面の質の改善が、電気研磨に対応して達成される。本発
明による方法の更に他の利点は、電流密度を調整するこ
とにより酸洗浄中の材料腐食を一定にして酸洗浄損失を
少なくし得る、という点にある。環境上の衝撃も多くの
場合かなり減らすことができる。単に化学的な混合酸の
あと処理を考えた従来方法は、電子ドナーとして必要な
硝酸が酸化窒素を放出する欠点を有している。
【0015】本発明によれば、電流によって金属酸化効
果が得られるので、多くの場合硝酸塩イオンを含む電解
液を使わなくてもよく、たとえそれを使ったとしても酸
化窒素へ分解することは極めて少ない。また、被処理材
料を変更する場合、単に電流密度を調整するだけで種々
異なる処理要件を満たすことができるので、電解液の組
成や処理容器の長さに関して通常プラントを変更する必
要はない。したがって、上述の変更があっても組立て及
び作業休止期間は短縮される。
【0016】本発明による方法は、まず第1に例えば超
高級スチール、高炭素スチール、合金スチール及び特殊
用途の金属の如きスケール(酸化物の薄片)の付いたメ
タルストリップの予備的酸洗浄又は完全酸洗浄に適用し
て特に有利である。本発明方法の1つの変形の如く、カ
ソード処理用の容器内の材料を極性が交互に変わる複数
の電極に通して交互に変わる極性で処理するようにして
もよい。
【0017】金属材料の処理では多くの電解液は攻撃的
でないか或いは僅かにそうであるので、1個の容器内に
アノード電極のみならずカソード電極をも設けてかよう
な電解液で処理することは、明らかに可能である。アノ
ード電極は、例えば不活性反応によりかような電解液内
で保護されるであろうが、カソード電極は、その極性の
ため電解液中の陰イオンに対して保護されている。
【0018】橋絡される長い通路から生じる損失を低レ
ベルに保つため、被処理材料を通る電流は、連続する容
器の、互いに最も近い電極の間に流すのがよい。
【0019】先に示したように、本発明の付加的特徴に
よれば、連続する容器内の材料を、異なる特性の、詳し
くは異なる組成の、もっと具体的には存在する陰イオン
に関して異なる組成の電解液で処理することができる。
最初の容器内で材料を中性電解液もしくは弱攻撃性の電
解液で処理し、次の容器内で攻撃性電解液で処理したと
ころ、最良の処理結果が得られた。この方法によれば、
たとえ電解液が連続容器間で持ち越された場合でも、次
の容器内の電極が腐食されるのを防ぐごとができる。と
いうのは、第1に中性又は攻撃性の弱い電解液のみが使
われ、また他方では電極がカソード電極として分極され
るため、電極が陰イオンによる腐食から保護されている
からである。しかし、電解液の組成ができるだけ変化し
ないように、各処理ユニットの個々の容器間で電解液が
持ち越される(運び込まれる)のを避け、少なくとも材
料が或る容器から出るか又は次の容器に入るとき、持ち
越された電解液を除去して材料をきれいにするのがよ
い。被処理材料に中和処理を施してもよいことは、勿論
である。
【0020】材料を連続容器の一方にて弱攻撃性の電解
液内でカソード処理及びアノード処理をし、次の容器内
で攻撃性電解液でアノード処理のみを行う如き実施例に
おいて、特によい処理成績が達成された。更に処理結果
をよくするため、材料に少なくとも2回のカソード処理
及び2回のアノード処理を施して次の容器に入れ、持ち
越された電解液を除去するか、もしくは最後のカソード
処理とそれに続く最後のアノード処理の間で電解液を中
和してもよい。
【0021】しかし、ここで力を入れた電解液の持ち越
しは、弱攻撃性電解液の中に攻撃性イオンが混入する虞
れがある場合に重要であるにすぎない。そういう状況で
は、上記イオンが電極材料を腐食し損傷を与え寿命を短
くするであろう。よって、そのような状況では、被処理
材料を、例えば圧搾ローラで機械的に、又は水や圧縮空
気の如き液体もしくはガス媒体で洗浄する必要がある。
これに対し、弱攻撃性電解液の持ち越しは重要でないの
で、その場合は洗浄手段を減らすか或いは省略してもよ
い。
【0022】同じ又は類似の処理ユニットを複数個設
け、被処理材料から持ち越し電解液をきれいに除くか、
或いは処理ユニット間でそれを中和するのがよい。
【0023】プラントの休止期間、例えば被処理材料を
取出したようなとき、攻撃的電解液内の電極を陰イオン
による腐食から保護するため、これらの電極に保護電圧
を加えて電極材料の損傷や腐食を防ぐようにする。
【0024】酸洗浄処理、特に攻撃性電解液での処理の
最終段階における電流の使用は、電流を制御することに
より材料の腐食を制御し酸洗浄損失を大幅に減らすこと
ができる、という有利な効果を更に与えている。その目
的のため、被処理材料と、材料の通過方向からみて最後
の電極との間の電圧降下を測定し、電圧の急上昇が示さ
れると材料を酸洗浄ユニットから取出す。この電圧の急
上昇は、除去しようとする材料の腐食、即ちミルスケー
ル(酸化鉄の表層)の除去が完了し、被処理材料の表面
が目標に達したことを示す。
【0025】最適の酸洗浄結果を得るため、被処理材料
を、例えばフッ化物、塩化物、硫酸塩、硝酸塩のイオン
又はそれらの任意の組合せの如き攻撃性イオンを含む電
解液の容器に通してアノード処理を行うようにする。
【0026】上記方法を実施するための装置は、材料の
通過方向からみて電解液用の少なくとも2個の連続する
容器をもつ少なくとも1つの処理ユニットを具え、各容
器内に少なくとも1個の電極が設けられ、少なくとも1
個のアノード電極が連続容器の最初の容器の中に入れら
れており、直ぐ次の容器内の電極はすべてカソードとし
て分極される。
【0027】電極を同様に保護する効果をもつ変形方法
として、容器の1つで交互に代わる極性で処理を行う場
合、材料の通過方向からみて少なくとも2個の連続する
電解液用の容器を有すること、最初の容器内に少なくと
も2個の異なる極性の電極を設けることが装置にとって
不可欠である。かような装置では、連続する容器の互い
に最も近い電極は異なる極性をもつことになる。
【0028】上述の本発明による変形装置はいずれも、
2番目の容器に1種類のみの電極を設け、2個の連続容
器を被処理材料を介して接続することにより、電気処理
に必要な電流を流す必要がある。異なる極性の電極を有
する連続容器には、異なる特性、特に異なる組成の電解
液を満たすのがよい。
【0029】この点に関しては、最初の容器には中性の
電解液又は弱攻撃性の電解液を満たし、次の容器には例
えばフッ化物、塩化物、硫酸塩もしくは硝酸塩のイオン
又はそれらの任意の組合せを含む攻撃性の電解液を満た
すのがよい。
【0030】電解液の消費を減らし、電解液の混入を防
ぐため、2個の連続容器の間にはいずれも、被処理材料
の洗浄手段或いは持ち越された電解液の中和手段を設け
ることは、付加的な特徴である。
【0031】2個の連続容器の異なる極性の少なくとも
1対の電極、好ましくは互いに最も近い電極を電流源を
介して相互接続するのがよい。こうすると、電流源から
最初の電極及び電解液を介して被処理材料に至る電気回
路を簡単な回路構成で作ることができ、それから順に次
の容器内の2番目の電極への接続を作り、この後者の電
極を電流源に接続する。
【0032】上述のとおり、複数のかような又は類似の
ユニットを直列に接続し、ユニット内では少なくとも2
個の容器を相互接続して電気回路を作ることができるの
で、個々のユニット間でも、電解液の持ち越し、特に攻
撃性電解液の弱攻撃性電解液への持ち越しを防止するの
がよい。そのため、本発明の他の特徴に従い、異なる極
性の電極をもつ2個の容器、特にその電解液が相互連通
されていない容器の間に被処理材料の洗浄設備又は化学
処理ユニット、特に中和槽を設けるのがよい。
【0033】終わりに、アノード処理用の容器内に分割
された電極を有するプラントにおいても、この2番目の
容器内の全電極を同じ材料で作り、電解液を最も良く適
合させるのがよい。
【0034】
【実施例】次の記述は、上述した本発明の一般的記述を
背景として読むべきである。図1は、本発明の基本的実
施例を示す図である。被処理材料1は、図の例では、メ
タルストリップ、メタルワイヤ又は金属輪郭材である。
ストリップ1は、従来の駆動及び(又は)アイドリング
・ローラ2によりプラント内を移送され案内される。ス
トリップは、通常の酸洗浄容器である容器7内でカソー
ド処理される。その目的のために、アノードとして分極
された互いに向き合う電極4を設ける。ストリップ1
は、2個の電極4の間を通りカソードに分極される。最
初の容器7には、中性の電解液、例えば硫酸ナトリウム
水溶液を第1の電解液3として入れる。この場合、硫酸
鉛層で被覆され、そのため少しの腐食しか受けない鉛電
極をアノード電極として用いる。他の電解液陰イオンと
電極材料の適合した組合せ(塩素と黒鉛など)を用いる
こともできよう。
【0035】次に続く容器10では、互いに向き合う電
極6はカソード極性であり、前述の如く保護されている
ので、安価な材料を使用できる。容器10における電解
液5は、酸洗浄用で通常は攻撃性の強い、例えばフッ素
イオン、塩素イオン、硝酸塩イオンなど及びそれらの混
合物を含む水溶液である。その目的のために、鉱酸を使
用でき、或いは適当な陰イオンを含む中性塩水溶液を使
用してもよい。
【0036】最初の容器7の電極4は、導体9及び電源
8を介して次の容器10の電極6と相互接続するのがよ
い。矢印で示す如く、電気回路が2個の容器7及び10
の間を通過する導電材料を介して出来上がる。したがっ
て、電流源8から導体9を介して電極6に電流が流れ、
そこから電解液5を介してストリップ1へ、更にストリ
ップを介して容器10から容器7へ、そこから再びスト
リップ1より電解液3を介して電極4に流れ、最後に導
体9を介して電流源8に戻る。
【0037】本発明の他の基本的変形例を図2ないし図
4に示す。図2では、被処理材料は2個の容器7,10
を全く一直線に通過し、案内ローラ2は同時に容器7,
10を密封する作用を行う。ただし、2電極4,6は上
述と同様に接続されている。
【0038】図3の例では、被処理材料は水平に通過
し、2つの処理場所の間を1対のローラ2で支えてい
る。このローラは同時に、1対の圧搾ローラとして働い
ている。本例の処理空間は、水平に配置された電極4又
は6によって作られ、該電極を通して電解液3又は5が
流入している。ただし、電極4,6は、先に述べた例と
同様に電流源8及び導体9を介して相互接続される。
【0039】図4の例も、同様に流れる電解液で動作す
るものである。ただし、この例では、電極4,6は垂直
に配置され、被処理材料1は、方向転換案内ローラを介
して処理層を通って案内されている。上述した及びこれ
から述べる図において、大きな矢印は処理され酸洗浄さ
れる材料の通過方向を示す。
【0040】図5は、図1に対応するプラントを再び示
しているが、連続する容器7,10の間に洗浄ユニット
30が設けられている点が異なる。この洗浄ユニット3
0には、水洗手段31、圧縮空気もしくは他のガス媒体
のノズル32又は圧搾ローラ33の各々或いはそれらの
任意の組合せが設けられる。この洗浄ユニット30は、
電解液3の電解液5への混入を防ぐ作用をする。
【0041】図6は、アノード4の外に更にカソード・
アノード対41,42を使用する容器7を含む処理ユニ
ットを示す。これらの電極41,42は、電流源43及
び導体44を介して相互接続される。これに対し、アノ
ード電極4は、それ自体公知のように、電流源8及び導
体9を介して次の容器10のカソード電極9に接続され
る。容器7では、被処理材料1は従って交互にカソー
ド、アノード処理されたのち再びカソード処理される
が、容器10ではアノード処理が行われる。容器7で
は、中性電解液と電極41,42で酸洗浄が行われる。
中性電解液酸洗浄プラントが既に存在する場合、簡単に
設けられる電極4,6は、先に述べたようにして酸洗浄
効果を増強するであろう。電解液3は余り攻撃的でない
ので、アノード電極4,41の材料を腐食しない。一
方、カソード電極42及び特に攻撃性電解液5内のカソ
ード電極6は、カソードという極性のために保護され
る。これに加え、同様に洗浄ユニット30が設けられ
る。
【0042】図7は、本発明の更に他の変形例を示す。
本例では、容器10内の電解液5は、被処理ストリップ
1に対し電極6による電流の支援がなくても効果をも
つ。これは、例えば鉱酸のような化学的に作用する電解
液すべてに当てはまる。その理由により、容器10は、
全く電気的に支援される処理過程に必要であったものよ
り大きい。容器10には、電極が全く存在せず、電解液
5が被処理材料に対し全く化学的に作用する領域が設け
られる。
【0043】図8は、図6及び図7の例を組合せた例を
示す。容器7内に、純粋に化学的に作用する電解液3を
もつ本例は、交互に変わる極性での処理もできる。かよ
うなプラントの好適な実施例は、容器7内において中性
電解液3で電極41,42,4の順にストリップ1を交
互にカソード、アノード処理をし再びカソード処理をす
る。これに対し、容器10ではカソード電極6のみが設
けられ、ストリップのアノード処理が行われる。
【0044】容器10内の電解液5は、前の例と同様に
化学的に活性であり、その理由により容器10内には電
極6のない、即ち電気的支援なしに処理する領域が同じ
く設けられる。
【0045】図9及び10に示す例では上記の各図に示
した処理ユニットを構成する容器が殆ど任意の順序で直
列に接続されている。即ち、図9に示す例の第1処理ユ
ニットaでは、第1の電解液3内で材料1が交互にカソ
ード、アノード、カソード処理され、それに続いて第2
電解液5内でアノード処理が行われる。前と同様、種々
の容器に配置された電極4及び6は相互接続される。第
2の処理ユニットbは、各容器内に1種類の電極4′,
6′を有し、先の基本的実施例にほぼ相当するものであ
る。各容器の間には、前述と同様に洗浄ユニット30を
設けるのがよく、2つの上述の処理ユニットa,bの間
には、電解液5又は3′の一方を中和するか或いはスト
リップ1の任意の希望中間処理を行う処理液を入れた容
器60を設ける。
【0046】図10に、2つの処理ユニットa,bが互
いに結合された他の例を示す。本例では、処理ユニット
aは基本的実施例に相当するが、処理ユニットbは、電
解液5′が完全に化学的に活性であり、従って容器内に
電極6′がない領域が設けられた容器を有する。容器6
0(図9)の代わりに、被処理材料のための多段水洗設
備61が示されている。これは、2つの図示設備60,
61のみならず、連続的に通過する材料のための任意の
処理設備を、本発明により構成される各連続処理ユニッ
トの間に設けてもよいことを示す。
【0047】この例を図11にも示す。本例では、4つ
の処理ユニットa,b,c,dが設けられ、各ユニット
は、上述した図面の1つに示した如き、本発明により設
計されたものである。直列に連結された任意数のこれら
の各処理ユニットa,b,c,dの間に、任意の中間処
理ユニット、例えば図11に示す如き3個の水洗ユニッ
ト61が設けられる。
【0048】特許請求の範囲に記載した事項は、本発明
の不可欠部分を示す。特許請求の範囲中に示した参照番
号は、好適実施例の特徴を示した請求項の構成要素の関
係を分かり易くするためのもので、請求項の言語を図示
したものに限定するものではない。ただし、文脈よりそ
うでないことが明らかな場合は、その限りでない。
【0049】
【発明の効果】本発明の効果については既に〔課題を解
決するための手段及び作用〕の項において詳述したの
で、重複記載を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的実施例を示す図である。
【図2】図1の基本的実施例の変形例を示す図である。
【図3】図1の基本的実施例の他の変形例を示す図であ
る。
【図4】図1の基本的実施例の更に他の変形例を示す図
である。
【図5】洗浄ユニットを付加した本発明の他の実施例を
示す図である。
【図6】図5の実施例の変形例を示す図である。
【図7】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図8】図6及び図7の例を組合せた実施例を示す図で
ある。
【図9】本発明の別の実施例を示す図である。
【図10】本発明の更に別の実施例を示す図である。
【図11】本発明のなお更に別の実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 導電材料(被処理材料) 2 ローラ(材料移送手段) 3,5 電解液 4,6 電極 7,10 容器 8 電源(エネルギ源) 30,61 洗浄手段 30,60,61 持ち越された電解液の混入を防ぐ設
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール ジレネック オーストリア A−2344 マリア エン ツェルスドルフ,ヴィーナブックシュト ラーセ 122/37 (72)発明者 ヨハン シュタルセビック オーストリア A−1030 ウィーン,ベ ァトリックスガッセ 24/4 (56)参考文献 特開 昭63−96300(JP,A) 特開 平3−111598(JP,A) 特開 昭59−107099(JP,A) 米国特許4391685(US,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解液が満たされた少なくとも2個の容
    器を通過して連続的に前進する導電材料の電解酸洗浄方
    法であって、 上記材料がカソード極性に分極される最初の容器に該材
    料を通すステップと、 それから上記材料がアノード極性に分極される直ぐ次の
    容器に該材料を通すステップと、 上記材料が通過する容器内に設けられた異なる極性の電
    極の間に電気回路を形成させ、該回路が最初の容器内の
    少なくとも1個のアノード電極から次の容器内の少なく
    とも1個のカソード電極へ電流を流すステップとを含
    み、 これらの容器内で上記材料が異なる特性の電解液で処理
    され、これらの連続する容器の間の上記材料が、持ち越
    された電解液の中和処理を受けるようにした電解酸洗浄
    方法。
  2. 【請求項2】 連続的に前進する導電材料の電解酸洗浄
    装置であって、 上記材料(1)の通過方向において直結して配置され、
    該材料が最初の容器から次の容器へ通過する、少なくと
    も2個の電解液用の容器(7,10)と、 上記容器間にて上記材料を移送する手段(2)と、 上記各容器内に設けられ、最初の容器(7)では少なく
    とも1個のアノード電極(4)が配置され、次の容器
    (10)では少なくとも1個のカソード電極(6)が配
    置される、少なくとも1個の電極(4,6)と、 上記アノード電極と上記カソード電極とをエネルギ源に
    結合し、上記2容器間にて移送される上記材料の当該部
    分を含む電気回路とを具え、上記最初の容器(7)には中性電解液又は弱攻撃性の電
    解液(3)が満たされ、直ぐ次の容器(10)には攻撃
    性電解液(5)が満たされており、 連続する2容器(7,10)の間に、持ち越された電解
    液が次の容器に達するのを防ぐための、上記材料(1)
    を処理する洗浄手段(30,61)が設けられた酸洗浄
    装置。
  3. 【請求項3】 連続的に前進する導電材料の電解酸洗浄
    装置であって、 上記材料(1)の通過方向において直結して配置され、
    該材料が最初の容器から次の容器へ通過する、少なくと
    も2つの電解液用の容器(7,10)と、 上記容器間にて上記材料を移送する手段(2)と、 上記各容器内に設けられ、最初の容器(7)では少なく
    とも1個のアノード電極(4)が配置され、次の容器
    (10)では少なくとも1個のカソード電極(6)が配
    置される、少なくとも1個の電極(4,6)と、 上記アノード電極と上記カソード電極とをエネルギ源に
    結合し、上記2容器間にて移送される上記材料の当該部
    分を含む電気回路とを具え、上記最初の容器(7)には中性電解液又は弱攻撃性の電
    解液(3)が満たされ、直ぐ次の容器(10)には攻撃
    性電解液(5)が満たされており、 異なる極性の電極をもつ2容器間に、持ち越された電解
    液が次の容器内の電解液に作用するのを防ぐ設備(3
    0,60,61)が設けられた電解酸洗浄装置。
  4. 【請求項4】 上記連続容器(7,10)には異なる特
    性の電解液(3,5)が満たされている請求項3の装
    置。
  5. 【請求項5】 上記電解液(3,5)は異なる組成をも
    つ請求項4の装置。
  6. 【請求項6】 上記攻撃性電解液は、フッ化物、塩化
    物、硫酸塩もしくは硝酸塩のイオン又はそれらの組合せ
    を含む請求項の装置。
  7. 【請求項7】 上記2容器の電極は相互接続されない請
    求項3の装置。
  8. 【請求項8】 2番目の容器(10)内の電極(6)は
    すべて同一材料より成る請求項4の装置。
  9. 【請求項9】 上記設備は、持ち越された電解液を中和
    するための処理槽を含む請求項3の装置。
  10. 【請求項10】 電解液が満たされた少なくとも2個の
    容器を通過して連続的に前進する導電材料の電解酸洗浄
    方法であって、 上記材料がカソード極性に分極される最初の容器に該材
    料を通すステップと、 それから上記材料がアノード極性に分極される直ぐ次の
    容器に該材料を通すステップと、 上記材料が通過する容器内に設けられた異なる極性の電
    極間に電気回路を形成させ、該回路が最初の容器内の少
    なくとも1個のアノード電極から次の容器内の少なくと
    も1個のカソード電極に電流を流すステップとを含み、 最初の容器内の上記材料は中性電解液もしくは弱攻撃性
    電解液で処理され、次の容器内ではもっと攻撃性の電解
    液で処理され、上記材料は、交互にカソード極性の次に
    アノード極性に分極され、最後のカソード処理と直ぐ次
    の容器との間に運ばれ、そこで上記材料は、持ち越され
    た電解液が洗浄されるか又は中和された後、最後にアノ
    ード極性に分極される電解酸洗浄方法。
  11. 【請求項11】 電解液が満たされた少なくとも2個の
    容器を通過して連続的に前進する導電材料の電解酸洗浄
    方法であって、 上記材料がカソード極性に分極される最初の容器に該材
    料を通すステップと、 それから上記材料がアノード極性に分極される直ぐ次の
    容器に該材料を通すステップと、 上記材料が通過する容器内に設けられた異なる極性の電
    極間に電気回路を形成させ、該回路が最初の容器内の少
    なくとも1個のアノード電極から次の容器内の少なくと
    も1個のカソード電極に電流を流すステップとを含み、 上記材料は、各々が少なくとも2個の容器より成る複数
    の処理ユニットを通過し、上記材料は、これら処理ユニ
    ット間で持ち越された電解液が洗浄されるか又は電解液
    が中和される電解酸洗浄方法。
  12. 【請求項12】 電解液が満たされた少なくとも2個の
    容器を通過して連続的に前進する導電材料の電解酸洗浄
    方法であって、 上記材料がカソード極性に分極される最初の容器に該材
    料を通すステップと、 それから上記材料がアノード極性に分極される直ぐ次の
    容器に該材料を通すステップと、 上記材料が通過する容器内に設けられた異なる極性の電
    極間に電気回路を形成させ、該回路が最初の容器内の少
    なくとも1個のアノード電極から次の容器内の少なくと
    も1個のカソード電極に電流を流すステップとを含み、 プラントの休止期間に処理されている材料が取り出され
    るなどした場合、少なくともカソード電極のみを含む容
    器内のカソード電極にカソード材料の損傷又は腐食を防
    止する保護電圧を供給する電解酸洗浄方法。
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