JP2984031B2 - 塊状包装物の包装装置 - Google Patents

塊状包装物の包装装置

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JP2984031B2 JP2174072A JP17407290A JP2984031B2 JP 2984031 B2 JP2984031 B2 JP 2984031B2 JP 2174072 A JP2174072 A JP 2174072A JP 17407290 A JP17407290 A JP 17407290A JP 2984031 B2 JP2984031 B2 JP 2984031B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は塊状包装物の包装装置に関し、特にレタス等
の結球野菜の包装に用いて好適な塊状包装物の包装装置
に関する。
(従来の技術) 従来、レタス等の結球野菜の包装装置としては、例え
ば、案内孔を有する支持板の下方部に案内孔からの結球
野菜を受取る野菜受体を設け、この野菜受体の上方部に
包装用のフィルムを絞り込むフィルム絞り機構を設け、
前記支持板上に合成樹脂製のフィルムを張設し、このフ
ィルムを介して案内孔から野菜受体上に結球野菜を降下
供給し、フィルム絞り機構によってフィルムを絞り込ん
で結球野菜を包装するとともに、このフィルムをヒート
シールする構成のものが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記構成のフィルム絞り機構は、相対する端縁部に半
円状ないしはV字状の絞込凹部を有する一対の絞り板を
有し、該絞り板を接近させて、結球野菜を包み込んだフ
ィルム端部を絞込凹部によって絞り込むようにしてい
る。そしてこの絞り板によって絞り込まれたフィルム部
分と結球野菜の頂部との間のフィルム部分をヒータでヒ
ートシールするようにしている。
しかるに従来の包装装置では、上記のように絞り板に
よって絞り込まれたフィルム部分と結球野菜の頂部との
間のフィルム部分をヒータでヒートシールするようにし
ているので、ヒートシール終了後ヒータが離れると、ヒ
ートシール部が外方に開くおそれがあり、ヒータでのヒ
ートシールが確実に、また美麗には行えないという問題
点があった。
特にフィルムが包装物に密着した体裁のよい包装を行
うには、包装物の頂部に近接した位置でヒートシールす
るのが好ましいが、ヒートシール部が包装物の頂部に近
づく程、すなわちより絞り込んだ状態のとき程フィルム
からの張力が大きいので、ヒータが離れた際ヒートシー
ル部が離れやすい。したがって従来では包装物の頂部に
近接した位置でヒートシールすることができず、フィル
ムがダブついた包装しか行えないという問題点があっ
た。
そこで本発明は上記問題点を解決すべくなされたもの
で、その目的とするところは、ヒータが離れてもヒート
シール部が開くおそれがなく、確実にかつ見栄えよくヒ
ートシールすることのできる塊状包装物の包装装置を提
供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る塊状包装物の包装装置は、塊状の包装物
が通過可能に設けられ、かつ包装物が通過する部位に包
装物を包装するためのフィルムを支持するフィルム支持
部と、このフィルム支持部に支持されるフィルムの下方
に位置するよう配置され、フィルム上方から供給される
包装物を、包装物が供給されることにより引き込まれる
フィルムを介して受取る受体と、前記フィルム支持部と
受体との間に、受体上方空間を挾んで両側に互いに接離
動自在に設けられ、相対する端縁部に、接近した際に前
記受体上に受取られた包装物の上方に延出するフィルム
端部を絞り込む絞込凹部を有する一対の上絞り板と、該
上絞り板と受体との間に、前記受体上方空間を挾んで両
側に、前記上絞り板と同方向に互いに接離動自在に設け
られ、接近した際に相対する端縁で、包装物頂部付近の
フィルム端部を絞り込む一対の下絞り板と、前記上絞り
板と下絞り板との間に、受体上方空間を挟んで両側に互
いに接離動自在に設けられ、接近した際に、前記上絞り
板によって絞り込まれた部位と前記下絞り板によって絞
り込まれた部位との間の絞り込まれたフィルム部分を両
側から挾持してヒートシールする一対のヒータと、前記
上下の各一対の絞り板、一対のヒータの順に時間間隔を
おいて各接近するよう駆動し、一対のヒータ、上下の各
一対の絞り板の順に時間間隔をおいて各離反するよう上
下の絞り板およびヒータを接離駆動する駆動部とを具備
することを特徴としている。
また、基台に、前記受体上方空間を挾んで両側に互い
に接離動自在に配置される一対のスライド体を具備し、
前記各ヒータは前記一対のスライド体にヒータ面を若干
スライド体の対向縁から突出して固定され、前記上絞り
板の各々は、前記対応するスライド体の上面側にスライ
ド体の接離方向と同方向に進退自在にガイドされると共
に、スプリングにより、スライド体に設けたストッパに
スライド体に対して前進位置で当接して支持されてお
り、前記下絞り板の各々も、前記対応するスライド体の
上面側にスライド体の接離方向と同方向に進退自在にガ
イドされると共に、スプリングにより、スライド体に設
けたストッパにスライド体に対して前進位置で当接した
支持されており、前記駆動部は前記一対のスライド体を
接離駆動するものであり、基台に、前記一対のスライド
体が前進動して、上絞り板、下絞り板によりフィルム端
部を絞り込んだ位置で、上下の絞り板の基台に対する前
進動を停止するストッパが設けられており、前記駆動部
は、上下の絞り板が停止してもなおかつスライド体を若
干前進動させて前記ヒータにより前記絞り込まれたフィ
ルム部分をヒートシールするよう制御されることを特徴
とする。
また、前記上絞り板と下絞り板との間に、上絞り板と
下絞り板の接近方向とは直交する方向から進入して、上
絞り板と下絞り板の絞り個所の中間を横方向から絞り込
む一対の横絞り板を設けるとよい。
さらに、前記スライド体の先端縁に、下絞り板の先端
縁と略平行で下絞り板の先端縁よりも先方に突出して、
かつ下絞り板より下方に位置して張設された弾性紐状体
を設けると好適である。
(作用) フィルム支持部に支持されたフィルムの上方からフィ
ルム中央部を下方に引き込みながら結球野菜等の包装物
が受体上に供給される。駆動部により上下各一対の絞り
板が接近方向に駆動され、上絞り板ではその絞込凹部に
よりフィルム端部を絞り込み、下絞り板はその対向端縁
により包装物頂部付近でフィルム端部を絞り込む。
また駆動部によりヒータが接近方向に駆動され、上下
の絞り板で絞り込んだフィルム部分をヒートシールす
る。
ヒートシール後、ヒータ、上下の絞り板の順に各離反
する。したがって、ヒータが離れても上下の絞り板によ
ってヒートシール部の上下のフィルム部分が押え込まれ
ているのでヒートシール部が外方に開いてしまうことが
ない。所定時間経過してヒートシール部が所定に冷却し
た時点で上下の絞り板が開く。
請求項2では、上下の絞り板をスプリングを介してス
ライド体に連繋しているので、スライド体を駆動部によ
り駆動することによって上下の絞り板もこれに伴って駆
動される。また上下の絞り板はフィルム端部を絞り込ん
だ位置でストッパに当接して停止するが、スライド体、
したがって両ヒータはなおも接近してのち両ヒータがフ
ィルムの絞り込み部をヒートシールする。ヒートシール
後は、ヒータ、上下の絞り板の順に各離反する。
請求項3では、横絞り板により、上下の絞り板による
絞り方向とは直交する方向からフィルムをさらに絞り込
むので、絞り部の長さを調整することができる。
また請求項4では、弾性紐状体によりフィルムを介し
て包装物の上部を両側から押圧して、フィルムを上方に
絞り上げるので、フィルムは包装物により強く密着す
る。従ってより美麗な包装とヒートシールが行える。
(実施例) 以下では本発明の好適な実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。
第1図は包装装置の側面図を示す。
10はフィルム支持部、12は押込部、14はフィルム絞込
部、16はバケット支持部(第2図)、18は駆動部、20は
排出部を示す。
まずフィルム絞込部14について、第2図〜第8図によ
り説明する。
第2図に明確なように、フィルム絞込部14には、上か
ら順に、天板27、一対の上絞り板28a、28b、一対のスラ
イド体36a、36bにそれぞれ固定された一対のヒータ30
a、30b、および一対の下絞り板31a、31bを有する。また
ヒータ30a、30bとほぼ同じ高さ位置に一対の横絞り板32
a、32bを有する。
天板27の中央には包装物23を通過させうる孔33が開設
され、この孔33の四方位置には、供給されるフィルム21
の四辺の側に位置して突片34が各々突設されている。な
お包装物23はこの突片34先端間の空間内を下方に通過可
能である。種々の大きさの包装物23に対処しうるよう、
突片34はその突出長さを調節可能に設けられている。
一対の上絞り板28a、28bは、天板27の直下に天板27の
孔33を挾んで、互いに接離動自在に設けられている。こ
の一対の上絞り板28a、28bの対向部には、底が若干の長
さ(約3cm)に亘って平らに形成されたV字状の絞込凹
部35a、35b(第3図)が設けられ、上絞り板28a、28bの
対向部が重なって接近方向に駆動された際、両絞込凹部
35a、35bで形成される空間が狭まって、細いスリット状
になるまで移動されることから、フィルム21の端部が絞
り込まれる。
一対のヒータ30a、30bはスライド体36a、36bの各下面
に固定されている(第4図、第5図)。
このスライド体36a、36bに後記する駆動部から駆動力
が伝達され、スライド体36a、36bの移動に連動して、ヒ
ータ30a、30bと共に後記するように一対の上絞り板28
a、28b、下絞り板31a、31b、横絞り板32a、32bが駆動さ
れることになる。
スライド体36a、36bは各々基台上に固定されたレール
37a、37bに案内されて移動する。第3図において38は回
転軸で、一端に設けられたスプロケット39に駆動部から
の駆動力が伝達されて軸線を中心として往復回動する。
回転軸38上にはスプロケット40a、40bが固定され、この
スプロケット40a、40bと基台の他側に配設されたスプロ
ケット41a、41bとの間にチェーン42a、42bが掛け渡さ
れ、各チェーン42a、42bの下走行部に一方のスライド体
36bが(第4図)、上走行部に他方のスライド体36aが固
定されている(第5図)。したがって第3図で回転軸38
が右回転すると両スライド体36a、36bが接近方向に移動
し、逆回転すると離反方向に移動する。
第3図に示すように、一方のスライド体36bにはその
移動方向に長い長孔43が設けられている。一方の上絞り
板28b下面に設けたピン44が上記長孔43に嵌入し、この
ピン44と一方のスライド体36bに設けたピン45との間に
コイルスプリング46が掛け渡されている。したがって一
方の上絞り板28bは一方のスライド体36bに対して第3図
上左方(装置中央方向)に付勢され、ピン44が長孔43端
部に係合することでその移動が規制されている。したが
って一方の上絞り板28bはピン44、45、コイルスプリン
グ46を介して一方のスライド体36bと連繋し、一方のス
ライド体36bの移動に伴われて移動する。47はストッパ
ピンであり、その頭部に一方の上絞り板28b端部の起立
片48が当接することによって、一方の上絞り板28bの装
置中央方向への移動が停止される。なお、一方のスライ
ド体36bは前記長孔43の範囲内でさらに装置中央方向へ
の移動が可能である。
他方の上絞り板28aにはその移動方向に長い長孔50が
設けられ、この長孔50に他方のスライド体36aに設けら
れたピン51が嵌入している。そしてこのピン51と、他方
の上絞り板28aに設けられたピン52との間にコイルスプ
リング53が掛け渡され、これにより、他方の上絞り板28
aはピン51が長孔50の一端に当接するまで第3図上右方
に付勢されている。したがって、やはり他方の上絞り板
28aはピン51、52、およびコイルスプリング53を介して
他方のスライド体36aに連繋しており、スライド体36aの
移動に伴われて移動する。54はストッパであり、上記他
方の上絞り板28aの端部が当接してその装置中央側への
移動を停止する。他方の上絞り板28aが停止しても他方
のスライド体36aは長孔50の範囲内でなお装置中央方向
への移動が可能である。56は後記する駆動部の駆動モー
タ停止用のマイクロスイッチであり、スライド体28aに
設けたドグ55がマイクロスイッチ56を押すことによって
駆動モータが停止される。
次に下絞り板31a、31bについて説明する。
下絞り板31a、31bは第4図、第5図に示されるよう
に、各々スライド体36a、36b下面に設けたL字状のガイ
ド58a、58bと部材59a、59bとの間に形成される空間内で
両側端縁がガイドされることによって、スライド体36
a、36bに対してスライド体36a、36bの移動方向と同方向
にスライド自在に設けられている。
そして第6図に明確なように、他方のスライド体36a
に設けたピン60と他方の下絞り板31aの突出部との間に
コイルスプリング61が掛け渡されていて、他方の下絞り
板31aは、他方のスライド体36a下面に設けた突起62に下
絞り板31a上面に突設したストッパ63が当接するまで、
第6図上右方に付勢されている。このとき他方の下絞り
板31aの装置中央側端部はヒータ30aのヒータ面よりも装
置中央側に突出するよう設定されている。
一方の下絞り板31bも一方のスライド体36bに対して上
記と同様に設けられている。
64a、64bは下絞り板31a、31bのストッパである。下絞
り板31a、31bがストッパ64a、64bに当接して停止して
も、スライド体36a、36bおよびヒータ30a、30bはスプリ
ング61の引張力に抗して前進可能である。
第2図、第4図、第5図において、66a、66bは絞りゴ
ム(弾性紐状体)であり、各々スライド体36a、36bの装
置中央側の先端部に設けられている。絞りゴム66a、66b
は下絞り板31a、31bの先端縁と略平行に、かつ該先端縁
よりも装置中央側に位置して、かつまた下絞り板31a、3
1の下面より下方に位置して配設される。67a、67bはそ
の吊り金具である。
次に横絞り板32a、32bについて説明する。
横絞り板32a、32bは上絞り板28a、28bや下絞り板31
a、31bの絞り方向とは直交する方向からフィルム21を絞
り込むものであり、第7図、第8図に明確なように、基
台に軸68a、68bを中心として水平面内で揺動自在に設け
られた回動アーム70a、70bの先端に設けられ、回動アー
ム70a、70bがその両先端が接近する方向に回動された
際、フィルム端部を横方向から絞り込む。
各横絞り板32a、32bは、上下に間隔をおいて2枚の横
絞り板を有し、上の横絞り板は幅狭に形成されていて、
ヒータ30a、30bでのヒートシール部となる部位の直上を
絞り込み、下の横絞り板はヒータ30a、30bの直下を絞り
込む。上の横絞り板が幅狭に形成されているのは、上の
横絞り板で絞り込んだのち、ヒータ30a、30bがヒートシ
ールするため前進動する障害とならぬようにするためで
ある。
横絞り板32a、32bの開閉機構の一例としてトグル機構
を採用した。すなわち、第7図、第8図に示すように、
回動アーム70a、70bの他端側に各々リンク71a、リンク7
1bの一端を軸着し、このリンク71a、71bの他端を、基台
上に設けたシャフト72上にスライド自在に設けた可動体
73に軸74により軸着している。可動体73は常時はスプリ
ング75によって回動アーム70a、70bの両先端側が開く方
向に付勢されている。また可動体73にはワイヤ76の一端
が固定され、このワイヤ76がスプリング75の付勢力に抗
して引かれることによって、可動体73が第7図上右方に
スライドし、横絞り板32a、32bが閉じられる。
したがって前記のように両スライド体36a、36bが接近
方向に移動すると、上絞り板28a、28bがフィルム端部の
上部側をその絞込凹部35a、35bで絞り込み、またこれよ
り若干遅れて下絞り板31a、31bがその下部側を絞り込
む。
上下の絞り板によってフィルム端部を完全に絞り込む
前に、絞りゴム66a、66bがフィルム21を介在させて包装
物23の上部に当接してフィルム端部をしごき上げる。ま
た上記のようにして横絞り板32a、32bが駆動され、上下
絞り板によって絞り込まれつつあるフィルムの部位を横
方向から絞り込み、絞り込み部の長さを適度に調節する
のである。
上下の絞り板28、31は前記のように各対応するストッ
パに当接して停止するが、スライド体36a、36bはなおも
装置中央側に移動し、上絞り板28a、28bの絞り位置と下
絞り板31a、31bの絞り位置との間のフィルムの絞り込み
部をヒータ30a、30bでヒートシールすることになる。
次にバケット支持部16について説明する。
第2図に明確なように、バケット(受体)24は基台に
上下動自在に案内される支持桿80上に、製品受箱81方向
に傾動自在に支持されている。
すなわち、支持桿80上部に固定されている支持台82に
軸83を中心として製品受箱81方向に揺動自在に設けられ
た揺動体84上面にバケット24が固定されている。揺動体
84は支持台82との間に配設されたスプリング85によって
軸83を中心として製品受箱81とは反対側の方向に回動す
るよう付勢され、また一方、揺動体84と支持台82との間
には、一端側で軸86により軸着されたリンク87、88のそ
れぞれの他端が軸着され、スプリング85に付勢されてリ
ンク87、88が伸長状態のとき、バケット24が水平になる
ようなされている。また一方のリンク87はその断面がコ
の字状に形成され、他方のリンク88が一方のリンク87の
端部に進入した位置で軸86により軸着されており、これ
によりバケット24に包装物23の重量が掛かっても、コの
字端面が他方のリンク88に係止することによりリンク8
7、88が折れ曲がらず、バケット24が水平状態を維持す
る。軸86の一端にはスプリング96を介してワイヤ89の一
端が固定され、スプリング85の付勢力等に抗して第2図
上ワイヤ89が右方に引かれることによりリンク87、88が
軸86を中心として折れ曲がり、バケット24が製品受箱81
方向に傾動することになる。ワイヤ89は後記するように
駆動部18により操作される。スプリング96はワイヤ89が
引かれすぎたときの逃げとなり、各部の破損を防止す
る。
支持桿80はリンク90を介して基台に一端において回動
自在に軸着されたリフト桿91の他端に軸着され、リフト
桿91の中途部には引張りスプリング92が連結されること
によって、支持桿80は常時上動するよう付勢されてい
る。引張りスプリング92の引張力はワイヤ93を引くこと
によって適宜調整される。94はその操作ハンドルである
(第1図)。
95はエアクッションであり、弁機構を有するピストン
のピストンロッドがリフト桿91に連結されていて、支持
桿80の下動はフリーに、支持桿80の上動の際は、引張り
スプリング92の引張力を強くした場合にも、急激に上動
しないようにクッションとして作用する。
支持桿80はその中途部に配した自在カギ機構によって
その上下動が規制されるようになっている。すなわち、
基台に一端側において揺動自在に設けられた掛止板97、
98の孔に支持桿80が挿通され、各掛止板97、98は支持桿
80を上下動自在に案内する案内板99、100との間に介装
されたスプリング101、102によって互いに反対方向に付
勢されて、孔の縁が支持桿80に掛止することによって、
支持桿80は掛止板97によりその下動が、掛止板98により
その上動が規制される。各掛止板97、98の他端にはワイ
ヤ103、104の一端が連結され、ワイヤ103、104をスプリ
ング101、102の付勢力に抗して引くことによって掛止板
97、98の掛止が解除される。ワイヤ103は後記するよう
に押込部12の駆動によって操作され、またワイヤ104は
駆動部18の駆動によって操作される。
バケット24は種々の大きさの包装物23に対処しうるよ
うに、包装物23よりも大きな浅皿状をなす。バケット24
には、弾性材料で形成されて伸縮可能なネット107が被
せられている。ネット107の周縁はバケット24の縁に固
定してもよいし、あるいは単にネットの縁をバケット24
外周囲に外れないよう掛け渡しておくだけでもよい。ま
たネット24の弾性力の強さは、包装物23をネット107上
にのせたときにネット107が包装物の自重によりバケッ
ト24内底面に押接される程度の弱い弾性力とする。すな
わち、ネット107の弾性力によって包装物23がバケット2
4の内底面から浮き上がってしまわない弾性力のネット
とする。なお、バケット24内底面には、包装物が角ばっ
た不定形のものであっても、バケット上に安定して載置
しうるように、上面の開口した筒状の受部108(第9
図)を設けておいてもよい。この受部108は上面の平ら
なものをバケット24の中央に配置してもよいが、第9図
に明確なように、バケット24の中央からは若干偏位させ
ると共に偏位した側が他側よりも若干高くなるように傾
斜させておくようにすると好適である。このようにする
と、レタス等の野菜をその根の切口が上を向くようにバ
ケット24に載せると、受部108上面の傾斜に従って野菜
も傾むき、根の切口がバケット24中心から若干ずれた位
置となる。しかし野菜の中心はバケット24の中心線上に
ほぼ位置する。これにより、フィルムのヒートシール部
は根の切口より若干ずれた位置となり、根の切口がフィ
ルムを透して外部から見えるようになる。レタス等の野
菜は根の切口から腐敗が進行するが、このように根の切
口が外部から見えるようにしておくことで、商品の信頼
性を高めることができる。なお受部108は筒状でなく、
例えば野菜の下面を数個所で支持するように複数のブロ
ックを分離して配置するようなものであってもよい。
次に押込部12について説明する。
第1図において、25は押圧体であり、基台上にL字状
に設けられた支持部材110に支持されて、バケット24の
上方で上下動自在に設けられている。111はその操作レ
バーであり、手動によって押圧体25を下方に押入しうる
ようになっている。押圧体25上部にはストッパ112が設
けられ、ストッパ112が支持部材110上面に当接すること
によって押圧体25の下端位置、すなわち押入された際の
押圧体25の最下端位置が規制される。ストッパ112は押
圧体25上部でその位置調整が自在に行えるようになって
いる。なお、押圧体25下端には任意厚さのパッド(図示
せず)等を装着するようにして、押圧体25下端の最下動
位置を調整するようにしてもよい。
支持部材110には一端において揺動桿113が軸114によ
り揺動自在に支持され、揺動桿113上および支持部材110
に適宜複数個設けた滑車115、・・・にワイヤロープ116
が掛け渡され、ワイヤロープ116の一端が支持部材110
に、他端が押圧体25下部に固定されている。また揺動桿
113と支持部材110との間にスプリング117が配設され、
さらに揺動桿113の中途部に前記自在カギ機構(第1
図)の掛止板97に一端が連結されたワイヤ103の他端が
連結されている。
したがって押圧体25は常時スプリング117により、揺
動桿113、滑車115、ワイヤロープ116を介して第1図の
ように上方に引き上げられている。118はその際のスト
ッパである。スプリング117の引張力に抗して押圧体25
を押し下げると揺動桿113がワイヤロープ116により第1
図上反時針回転方向に揺動され、これによりワイヤ103
が引かれて、自在カギ機構の掛止板97の掛止が外れて、
支持桿80、したがってバケット24は下動可能、かつ上動
不能の状態となる。
支持部材110の、揺動桿113が配設されているのと反対
側の面(第1図で表側)には、軸120を中心として作動
桿121が揺動自在に設けられている。作動桿121は常時は
ストッパ122に当接している。作動桿121先端にはマグネ
ット123が固定され、このマグネット123上面は支持部材
110上面に高さが一致している。124は作動桿121が若干
引き上げられた位置で作動桿121により投入されるマイ
クロスイッチである。前記押圧体25が最下位置まで押入
されてのち、操作ハンドル111から手を離すと、前記し
たようにスプリング117によりワイヤロープ116を介して
押圧体25は上動するのであるが、その際、作動桿121先
端のマグネット123が押圧体25のストッパ112を吸着して
いて、作動桿121先端は押圧体25の上動に伴い軸120を中
心として上方に回動し、作動桿121によりマイクロスイ
ッチ124が投入される。これにより後記する駆動部18が
作動される。なお作動桿121はストッパ125に当接して上
動が停止するが、押圧体25はマグネット123の吸着から
離れて第1図に示す位置まで上動する。
次にフィルム支持部10について説明する。
第10図はその側面図、第11図は平面図である。図にお
いて、130はロール支持台を示す。ロール支持台130の後
部にフィルム21が巻回されたロール22が載置される2本
の平行な支持ローラ132a、132bが配設されている。支持
ローラ132a、132bの両サイドにはサイドローラ133a、13
3bが回転自在に立設され、この両サイドローラ133a、13
3b間の間隔はフィルムの幅に合わせて調整できるように
なっている。ロール22はこの両サイドローラ133a、133b
間に配置される。なおロール22は支持ローラ上に支持す
るのでなく、ロール中心に支持軸を挿通して回転自在に
支持するようにしてもよい。ロールから引き出されたフ
ィルム21は、ガイドローラ134とフィルム押圧体131との
間、上下のフィルム押え体135a、135b間を経て前方、す
なわち天板27上方に引き出される。
フィルム押圧体131はスプリングの付勢力によりフィ
ルムをガイドローラ134に押圧している。
なおガイドローラ134および上方のフィルム押え体135
aは、軸137によって前後方向に回動自在に設けられたア
ーム部材146に取り付けられており(第1図)、第1図
上アーム部材146を反時針回転方向に回動させて、上下
のフィルム押え体135a、135b間、およびガイドローラ13
4とロール支持台130との間に隙間を生じさせ、この隙間
を通してフィルム21を前方に引き出せるようになってい
る。147はアーム部材係止用のパチン錠である。
上記ロール支持台130はスライド台136上に固定されて
いる。
スライド台136には前後方向に長孔138が形成され、基
台に対して、ロール支持台130を載せたまま前後に移動
しうるようになされ、位置調節される。139はその固定
用のネジである。
140は軸141を中心としてスライド台136上に前後方向
に回動自在に設けられたフィルム切断枠である。フィル
ム切断枠140の前部には上下にフィルム押え体142a、142
bが配設されている。またフィルム切断枠140の後部に
は、上下のフィルム押え体135a、135bとガイドローラ13
4の間に位置して切断刃143が配設されている。フィルム
切断枠140の軸141を有する部分はパイプ状に形成され、
フィルム押え体142a、142bが固定されている切断枠140
の前部側枠体部が上記のパイプに対してスライド可能に
設けられており、フィルム押え体142a、142bの前後方向
の位置を調節可能になっている。
145は引き戻し用のスプリングであり、フィルム切断
枠140前端と前記の支持部材110との間に張設されてい
る。
天板27上方に引き出されたフィルム21は前端部をフィ
ルム切断枠140前端のフィルム押え体142a、142b間に挿
入して保持される。
フィルム切断枠140の前部側をスプリング145の引張力
に抗して軸141を中心として下方に押し下げれば、切断
刃143が上昇して、フィルム押え体135a、135bとガイド
ローラ134間のフィルムを切断する。
したがって切断されたフィルム21は、前後をフィルム
押え体135a、135bとフィルム押え体142a、142bとでそれ
ぞれ保持されて、天板27上方で伸長状態に保持されるこ
とになる。
フィルムの切断長さは、フィルム押え体142a、142bを
前後方向に位置調節することによって行なえる。また切
断されたフィルムの中心を装置中央(バケット上方)に
合わせるには、スライド台136を基台に対して前後方向
に移動させることによって行うことができる。
なお、フィルム21の引き出し方向は、第11図に明確な
ように、フィルム絞込部14における前記した上絞り板28
a、28bの移動方向と約45゜の方向に引き出される。した
がって上絞り板28a、28bではその絞込凹部35a、35bによ
り、フィルムの耳部を中央方向へ絞り込むことになる。
次に第1図により駆動部18について説明する。
駆動部18は、前記のバケット支持部16の側方に配置さ
れる。
150はほぼ1/4円弧状をなすクランクカムであり、円弧
中心において駆動モータ151の出力軸に固定されてい
る。クランクカム150の回転方向前端にはクランクピン
が突設されている。
また基台にはテンションプーリー153とスプロケット1
54が配設され、両端が前記クランクピン152に連結され
た駆動チェーン体155が、前記絞込部14の回転軸38端に
固定されたスプロケット39、および上記テンションプー
リー153、スプロケット154間に掛け渡されている。
なお駆動チェーン体155のテンションプーリー153上を
摺動する部位は駆動チェーン体155に所定のテンション
を付与するスプリング171に形成されている。また駆動
チェーン体155の、スプロケット39とクランクピン152と
の間の部位は、初張力を高め、駆動力を得るためのスプ
リング172に形成されている。
クランクピン152が突出するクランクカム150の反対側
の面には押動コロ156が突設されている。
クランクカム10は第1図の初期位置から反時針回転方
向にほぼ180゜毎の回転角で間欠駆動されるのである
が、上記の押動コロ156の回転軌道中には、押動コロ156
によって押動される横絞り用のカムレバー157と自在カ
ギ解除用のカムレバー158とがそれぞれ軸159、軸160を
中心として回動自在に配設されている。前記の横絞りア
ーム70a、70bを閉じる方向に駆動するワイヤ76の他端は
スプリングを介して上記カムレバー157に、また自在カ
ギ機構の掛止板98に一端が固定されたワイヤ104の他端
は上記カムレバー158に固定されている。
なお170はカムレバー158が回動されることによって投
入される、駆動モータ停止用のマイクロスイッチであ
る。
162はクランクカム150のカム面によって作動されるカ
ムレバーで、軸163を中心として回動自在に設けられ、
一端に回転コロ164が取り付けられ、他端側に、前記バ
ケット24を傾動させるワイヤ89、および後記するエア切
換板駆動用のワイヤ165の他端がそれぞれ連結されてい
る。
第12図において、166は上記したエア切換板であり、
軸167を中心として回動自在に設けられた回動桿173に取
り付けられている。169はエア切換板166と対向して設け
られた送風ファンである。
エア切換板166は常時は回動桿173がスプリング168に
引かれることによって送風ファン169の前方を遮断し、
エアを下方に案内して、前記駆動部18の駆動モータ151
にエアを吹き付けて駆動モータ151の冷却を図るように
している。
一方前記したようにワイヤ165が引かれることによっ
て回動桿173がスプリング168に抗して回動され、エア切
換板166が回動されて送風ファン169前方が開放される。
これによってエアがバケット24上方に向けて吹き付けら
れ、ヒートシール終了後、溶断された残滓フィルムを横
方向(機外)に吹き飛ばすようになっている。
続いて全体の動作について概略的に説明する。
なお説明をわかり易くするために、第13図と第14図の
工程図を添付する。
(1) まずロール22からフィルム21を引き出し、前記
したようにしてフィルム21を切断して、フィルム押え体
135a、135bとフィルム押え体142a、142b間で切断したフ
ィルムを保持し、天板27上方に張設する。
(2) フィルム21の上から包装物23をバケット24上に
のせる。フィルム21中央部は包装物23と共に下降し、ま
たフィルムの四辺側は天板27の孔内方に向けて突設され
た突片34によって押圧されて包装物側に若干絞られる状
態となる(第13図(a)、第14図))。突片34の突出長
さはあらかじめ包装物の大きさにより調節しておくとよ
い。
(3) 操作レバー111を押し込んで押圧体25を下降さ
せる。これにより前記したようにワイヤロープ116を介
して揺動桿113先端側が下降してワイヤ103が引かれ、掛
止板97が上方に引かれて支持桿80への掛止が解除され、
これにより支持桿80は下動可能(他の掛止板98が掛止し
ているので上動は不能)の状態となる。
ストッパ112が支持台110に当接するまで押圧体25を押
し下げる。これにより包装物23は大きさにバラツキがあ
っても、その頂点(シール部位)の高さ位置は常に一定
となる(第13図(b))。
バケット24上面にはネット107が被せてあるので、フ
ィルム21の中央部は弾性を有するネット107に押圧され
て包装物23下面に押し付けられる。したがってフィルム
中央部と包装物下面との間に不必要な空気が溜まること
がなく、最終的に包装物下面側にもフィルムが密着して
美麗に包装される。包装物下面側は商品の正面側となる
部位であるのでこれは重要である。なお第13図では前記
したバケット24の受部108は省略して図示してある。
操作レバー111から手を離すと、揺動桿113はスプリン
グ117によって引かれ、これによりワイヤロープ116を介
して押圧体25が当初位置まで上動する。
その際マグネット123の作用によりストッパ112の上昇
と共に作動桿121が軸120を中心として上方に回動され、
マイクロスイッチ124をオンする。これにより駆動部18
が駆動される。
押圧体25が上動しても、支持桿80には掛止板98が掛止
しているので、バケット24は上昇せず、包装物23は所定
の位置で停止している。
(4) 上記マイクロスイッチ124がオンされると駆動
モータ151が作動し、クランクカム150が第1図上反時計
回転方向にほぼ180゜回転する。これにより駆動チェー
ン体155を介してスプロケット39したがって回転軸38が
右回転し、チェーン42a、42bが第3図上右回転され、し
たがって両スライド体36a、36bが接近方向に移動し、し
たがって上絞り板28a、28bが接近方向に移動し、その絞
込凹部35a、35bによりフィルムの耳部を中央側に絞り込
み(第14図)、これよりも若干遅れて下絞り板31a、31b
も接近方向に移動し、包装物頂点付近のフィルムを絞り
込む(第13図(c))。
上下の絞り板によってフィルム端部が完全に絞り込ま
れる前に、絞りゴム66a、66bがフィルム21を介在させて
包装物上部に当接してフィルム端部をしごき上げる。こ
れにより包装物とフィルムの間の空気は極力排出され
る。
一方、クランクカム150の回転途中で押動コロ156がカ
ムレバー157を回動させ、ワイヤ76が引かれることによ
り前記したように揺動アーム70a、70bが回動され、横絞
り板32a、32bが上記上下絞り板で絞り込まれつつあるフ
ィルム部分を絞り込んで幅寄せし、次のヒータ30a、30b
によるヒートシール長さを調整する。
ヒータ30a、30bでのヒートシールは上記の絞り込みの
後でなされる。
すなわち、上下絞り板は前記したように各対応するス
トッパに当接して前進動を停止するが、スライド体36
a、36b、したがってヒータ30a、30bはなおも前進したの
ち、上記フィルムの絞り込み部をヒートシールするので
ある(第13図(d))。
スライド体36aに固定されたドグ55がマイクロスイッ
チ56を押入することにより、駆動モータ151は数秒間停
止するようタイマー制御され、これによりヒータ30a、3
0bでのフィルム溶着が完全になされる。なお駆動モータ
151が停止しても、駆動チェーン体155に介装されている
スプリング172の張力により両スライド体36a、36bに押
圧力が作用し、両ヒータ30a、30bはフィルムを介在させ
てほぼ密着し、ヒートシールが完了する。駆動チェーン
体155に介装されているスプリング171、172は上記の作
用をする他に、上下の一対の絞り板間等に作業者の手指
が挾まった場合等の安全のための逃げとしても作用す
る。また両スライド体36a、36bを駆動するチェーン42
a、42bにもスプリングが介装されており、これらスプリ
ングもチェーン42a、42bに一定のテンションを付与する
他に、やはり異物が挾まった場合等の逃げとして作用す
る。
横絞り板32a、32bは、駆動モータ151が停止する直前
に押動コロ156がカムレバー157から外れることにより原
位置にまで回動復帰する。駆動モータ151が停止するこ
とによりクランクカム150の回転も停止するが、この停
止位置は第1図の初期位置からほぼ180゜回転した位置
である。したがって、上記所定時間経過後駆動モータ15
1が同方向に再駆動されると、今度は駆動チェーン体155
が逆に回転し、両スライド体36a、36bが離反方向に移動
されることが理解される。
これにより前記と逆の順に、すなわち、ヒータ30a、3
0b、下絞り板31a、31b、上絞り板28a、28bの順にヒート
シール部から離反する。またその中途で絞りゴム66a、6
6bも開く。
クランクカム150が回転するとクランクカム150のカム
面上にカムレバー162の回転コロ164が乗り上げる。これ
によってカムレバー162が第1図上時針回転方向に回動
され、ワイヤ89とワイヤ165が引かれる。
ワイヤ89が引かれると前記したようにバケット24が傾
動される。バケット24の傾動開始時には上下の絞り板
は、下絞り板31a、31bが開き、上絞り板28a、28bはまだ
閉じている状態にある。したがってバケット24が傾動し
ていくとフィルムはヒートシール部で溶断され、上絞り
板28a、28b上方に突出しているフィルム端部部分は上絞
り板28a、28b上に残り、ヒートシールの終了した包装物
23が製品受箱81に向けて放出される(第13図(e))。
一方ワイヤ165が引かれると前記したようにエア切換
板166が回動され、送風ファン169からエアが水平方向に
吹き付けられ、上絞り板28a、28bが開いて落下してくる
フィルム残滓が横方向に吹き飛ばされて排出される。
クランクカム150がさらに回転すると、押動コロ156が
カムレバー158を押圧してこれを回動させ、これにより
ワイヤ104が引かれる。ワイヤ104が引かれると、掛止板
98が下方に向けて回動して、支持桿80の掛止が外れ、支
持桿80したがってバケット24は初期の位置まで上昇す
る。
またカムレバー158が回動されることによってマイク
ロスイッチ170が押入され、駆動モータ151は押動コロ15
6がカムレバー158から外れた位置の初期の位置までクラ
ンクカム150が回転した位置で停止し、初期の状態に復
帰する。
駆動モータ151の停止直前で回転コロ164がクランクカ
ム150のカム面から外れ、カムレバー162が回動復帰し、
したがってバケット24がスプリング85の作用により水平
状態に復帰する。またエア切換板166もスプリング168に
より回動復帰し、再度駆動モータ151に向けてエアを吹
き付けて冷却するのである。
本発明に係る包装装置は結球野菜の包装だけでなく、
その他の塊状物の包装に好適に用いることができる。
以上本発明の好適な実施例を挙げて説明したが、本発
明はこれに限定されないことはもちろんである。
例えばフィルムの切断、供給や、包装物の供給は自動
化することができる。
上下の各一対の絞り板は同時的に接離動するのであっ
てもよい。
フィルム支持部も、必ずしもフィルムの両端を押え体
で挾持する必要はなく、単に包装物の通過孔を有する支
持板上に展開支持するようにしてもよい。
バケット(受体)も必ずしも傾動させる必要はなく、
単に上下動するように設けてもよい。この場合に包装終
了後の包装物はフィルム支持部上方側から取り出すよう
にするとよい。
バケットの上下動機構も、ネジ桿等によって行うこと
ができる。寸法の一定な包装物にあってはバケットは固
定して設けてもよい。
さらにフィルム絞込部のスライド体の接離動の駆動は
シリンダ装置によって行うこともできる。
その他本発明の精神に従い、多くの改変を行うことが
できることはもちろんである。
(発明の効果) 以上のように本発明では、上絞り板の他に下絞り板を
設け、上絞り板によって絞り込まれた部位と下絞り板に
よって絞り込まれた部位との間の絞り込まれたフィルム
部分をヒータでヒートシールすると共に、ヒートシール
終了後、駆動部により、一対のヒータ、上下の各一対の
絞り板の順に時間間隔をおいて各離反するように駆動す
るから、ヒータがヒートシール部から離反する際にはヒ
ートシール部の上下部が上下の絞り板で挾み込まれた状
態で保持されるので、一対のヒータが離反しても溶融状
態にあるヒートシール部が外方に開かず、確実なヒート
シールが行える。しかも下絞り板によって包装物の頂部
に近接してフィルムを絞り込むことができ、フィルムが
包装物に密着した体裁のよい包装が行える。
請求項2では、スライド体の接離動に伴って上下の絞
り板およびヒータが接離動するので、駆動部の構成を簡
略化できる。
請求項3では、横絞り板により、上下の絞り板による
絞り方向とは直交する方向からフィルムをさらに絞り込
むので、絞り込み部の長さを適切に調整することができ
る。
また請求項4では、弾性紐状体によりフィルムを介し
て包装物の上部を両側からしごき上げるので、フィルム
をさらに包装物によりよく密着させて包装することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は主として押込部と駆動部を示す、全体機構の側
面図、第2図はフィルム絞込部とバケット支持部の側面
(一部断面)図、第3図はフィルム絞込部の平面図、第
4図、第5図は共にフィルム絞込部の断面説明図、第6
図はスライド体と下絞り板の連繋部を示す説明図、第7
図は横絞り板の回転機構を示す平面図、第8図はその断
面図、第9図はバケットの他の実施例を示す説明図、第
10図はフィルム支持部の側面図、第11図はその平面図、
第12図はエア切換板の説明図、第13図はフィルム絞込部
における上下の絞り板とヒータの動作説明図、第14図は
突片によるフィルム絞り込みの状態を示す説明図を示
す。 10……フィルム支持部、12……押込部、14……フィルム
絞込部、16……バケット支持部、18……駆動部、21……
フィルム、23……包装物、24……バケット、28a,28b…
…上絞り板、30a,30b……ヒータ、31a,31b……下絞り
板、32a,32b……横絞り板、35a,35b……絞込凹部、36a,
36b……スライド体、46,53,61……スプリング、47……
ストッパ、62……ストッパ、64a,64b……ストッパ、66
a,66b……弾性紐状体、80……支持桿。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塊状の包装物が通過可能に設けられ、かつ
    包装物が通過する部位に包装物を包装するためのフィル
    ムを支持するフィルム支持部と、 このフィルム支持部に支持されるフィルムの下方に位置
    するよう配置され、フィルム上方から供給される包装物
    を、包装物が供給されることにより引き込まれるフィル
    ムを介して受け取る受体と、 前記フィルム支持部と受体との間に、受体上方空間を挟
    んで両側に互いに接離動自在に設けられ、相対する端縁
    部に、接近した際に前記受体上に受取られた包装物の上
    方に延出するフィルム端部を絞り込む絞込凹部を有する
    一対の上絞り板と、 該上絞り板と受体との間に、前記受体上方空間を挟んで
    両側に互いに接離動自在に設けられ、接近した際に相対
    する端縁で、包装物頂部付近のフィルム端部を絞り込む
    一対の下絞り板と、 前記上絞り板と下絞り板との間に、受体上方空間を挟ん
    で両側に互いに接離動自在に設けられ、接近した際に、
    前記上絞り板によって絞り込まれた部位と前記下絞り板
    によって絞り込まれた部位との間の絞り込まれたフィル
    ム部分を両側から挾持してヒートシールする一対のヒー
    タと、 前記上下の各一対の絞り板、一対のヒータの順に時間間
    隔をおいて各接近するよう駆動し、一対のヒータ、上下
    の各一対の絞り板の順に時間間隔をおいて各離反するよ
    う上下の絞り板およびヒータを接離駆動する駆動部と を具備することを特徴とする塊状包装物の包装装置。
  2. 【請求項2】基台に、前記受体上方空間を挟んで両側に
    互いに接離動自在に配置される一対のスライド板を具備
    し、 前記各ヒータは前記一対のスライド体にヒータ面を若干
    スライド体の対向縁から突出して固定され、 前記上絞り板の各々は、前記対応するスライド体の上面
    側にスライド体の接離方向と同方向に進退自在にガイド
    されると共に、スプリングにより、スライド体に設けた
    ストッパにスライド体に対して前進位置で当接して支持
    されており、 前記下絞り板の各々も、前記対応するスライド体の下面
    側にスライド体の接離方向と同方向に進退自在にガイド
    されると共に、スプリングにより、スライド体に設けた
    ストッパにスライド体に対して前進位置で当接して支持
    されており、 前記駆動部は、前記一対のスライド体を接離駆動するも
    のであり、 基台に、前記一対のスライド体が前進動して、上絞り
    板、下絞り板によりフィルム端部を絞り込んだ位置で、
    上下の絞り板の基台に対する前進動を停止するストッパ
    が設けられており、 前記駆動部は、上下の絞り板が停止してもなおかつスラ
    イド体を若干前進動させて前記ヒータにより前記絞り込
    まれたフィルム部分をヒートシールするよう制御される
    ことを特徴とする請求項1記載の塊状包装物の包装装
    置。
  3. 【請求項3】前記上絞り板と下絞り板との間に、上絞り
    板と下絞り板の接近方向とは直交する方向から進入し
    て、上絞り板と下絞り板の絞り個所の中間を横方向から
    絞り込む一対の横絞り板を具備することを特徴とする請
    求項2記載の塊状包装物の包装装置。
  4. 【請求項4】前記スライド体の先端縁に、下絞り板の先
    端縁と略平行で下絞り板の先端縁よりも先方に突出し
    て、かつ下絞り板より下方に位置して張設された弾性紐
    状体を具備することを特徴とする請求項2または3記載
    の塊状包装物の包装装置。
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