JP2982803B1 - 自動選別装置 - Google Patents

自動選別装置

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JP2982803B1
JP2982803B1 JP29161198A JP29161198A JP2982803B1 JP 2982803 B1 JP2982803 B1 JP 2982803B1 JP 29161198 A JP29161198 A JP 29161198A JP 29161198 A JP29161198 A JP 29161198A JP 2982803 B1 JP2982803 B1 JP 2982803B1
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Abstract

【要約】 【課題】 小型化を図ること。 【解決手段】 無端状体1に水平軸芯周りで回転可能に
取り付けた回転部材に回転中心から放射状に延出された
延出部4A,4B,4Cのうちの特定の延出部4Aで被
選別物Aを受け取って移送する環状の移送経路に沿っ
て、被選別物の重量の計量手段6と長さ検出手段7と、
計量手段又は長さ検出手段又は両手段6,7からの情報
に基づいて被選別物を所定位置で落下させて選別する選
別部8とを設ける。計量手段は、回転部材を回転させる
ことにより受け取った特定の延出部から落下させた被選
別物を載置する受台9と、受台上の被選別物の重量を計
る重量計10とからなり、受台上の被選別物を他の延出
部4Cで掬い上げるために延出部が通過できる隙間を備
えた形状に受台を形成する。計量手段を移送経路を挟ん
で内側に位置する箇所で、かつ、移送経路の上側横移送
部の直下に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生花や農産物等の
被選別物をそれの重量又は長さ又はそれら両方を測定し
て選別するための自動選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記自動選別装置としては、本願出願人
が先に提案している特開平2−31871号公報に示さ
れるものがある。これは、クシ状の受台とこの受台上の
被選別物の重量を計るための重量計とからなる計量手段
を水平移送端の下方箇所で、かつ、移送経路の外側に位
置する箇所に配設し、左右一対の無端回動式チェーンベ
ルトに架設された取付軸に先端に前記受台上の被選別物
を掬い上げるためのバケットを備えた受取部の水平基端
部を該バケットの掬い面側が下方を向いた下向き状態で
取り付け、このように取り付けた受取部の水平基端部上
面に被選別物を載置した状態で水平移送端まで移送し、
水平移送端から下方に移動する湾曲経路中に水平基端部
がチェーンベルトと平行な上下方向を向いた姿勢にな
り、それの上面に載置した被選別物を自重により落下さ
せ始めると同時に上下姿勢のバケットが徐々に前記下向
き状態とは反対の上向き状態へと姿勢変更することによ
りこれより移送方向上手側に位置するバケットが受台上
に落とした被選別物を掬い上げ、移送手段の下方に設け
た多数のホッパーのうちの特定のホッパーにバケット自
動開閉器にてバケットを開動操作することにより被選別
物を落下させるようにしている。
【0003】上記自動選別装置では、計量手段が移送経
路の外側に位置しているため、計量手段を配設するため
のスペースを余分に要するため、装置全体が大型化して
しまう不都合があるだけでなく、計量手段が水平移送端
の下方にあることから、ホッパーを下方に位置するチェ
ーンベルトの搬送始端側から寄せて配置することができ
ず、多数のホッパーを配設する場合には、チェーンベル
トの搬送経路を短くすることができず、前記装置全体の
大型化を助長するものであった。
【0004】又、移送経路の外側に位置している受台上
の被選別物を掬い上げるためのバケットそのものを長い
ものにしなければならないため、バケットの描く軌跡が
大きくなり、前記装置全体の大型化を更に助長するもの
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、小型化を図ることが
できる自動選別装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、無端状に回動する無端状体に水平軸芯周り
で回転可能に取り付けた回転部材に、回転中心から放射
状に複数の延出部を延出し、これら複数の延出部のうち
の特定の延出部にて被選別物を受け取って移送する環状
の移送経路に沿って、該被選別物の重量を測定するため
の計量手段と、該被選別物の長さを測定するための長さ
検出手段と、前記計量手段又は長さ検出手段又はそれら
両手段からの情報に基づいて被選別物を所定位置で落下
させて選別するための選別部とを設け、前記計量手段
を、前記回転部材を回転させることにより前記受け取っ
た特定の延出部から落下させた被選別物を載置するため
の受台と、この受台上の被選別物の重量を計るための重
量計とからなり、前記受台上に載置された被選別物を前
記特定の延出部とは異なる他の延出部にて掬い上げるた
めに前記延出部が通過することができる隙間を備えた形
状に該受台を形成し、前記計量手段を前記移送経路を挟
んで内側に位置する箇所で、かつ、前記移送経路のうち
の上側の一端から他端に至るまでの上側横移送部の直下
方箇所に配置したことを特徴としている。従って、複数
の延出部のうちの特定の延出部にて被選別物を受け取っ
た後、移送し、計量手段が設けられた付近で回転部材を
回転させることにより受け取り搬送している被選別物を
移送経路を挟んで内側に位置する下方箇所に落下させて
計量手段にて重量を計測することができる。そして、こ
の載置した被選別物を前記延出部とは異なる他の延出部
にて掬い上げて移送し、長さ検出手段により被選別物の
長さを計測し、この計測値又は前記計量手段からの計測
値又はこれら両計測値に基づいて移送経路中の所定箇所
に落下させて被選別物の選別を行うのである。前記長さ
検出を先に行い、計量をその後で行うようにしてもよ
い。前記回転部材を回転させることを駆動装置からの駆
動力を用いてもよいし、又、回転部材を所定姿勢、例え
ば被選別物を受け取った状態で移送することができる受
取姿勢に維持させる構成とし、回転部材に接当して回転
部材を回転操作するための接当部材を用いて回転部材を
回転操作するようにしてもよい。前記特定の延出部から
受け取った被選別物を受台上に落下させ、この落下させ
た被選別物を前記特定の延出部以外の延出部にて連続的
に掬い上げるようにしたが、移送方向上手側に位置する
回転部材の延出部から受台上に落下させた後の被選別物
を前記回転部材と移送方向下手側で隣接位置する回転部
材の延出部により掬い上げ、この後特定の延出部にて載
置している被選別物を受台上に落下させるようにしても
よい。前者のように落下させた被選別物を同一の回転部
材の他の延出部にて連続的に掬い上げる場合に、被選別
物を受台上に落下させたときに受台に発生する上下振動
が減衰するまで掬い上げ動作ができないことになり、実
際には連続的に回転部材を回転操作することができない
ものであるが、後者のように受台上に被選別物を落下さ
せてから、その被選別物を次の回転部材の延出部が掬い
上げるまでに時間がかかり、この時間内で前記受台に発
生する上下振動を減衰させることが可能であり、後者の
場合の方が短時間に選別を行うことができる利点があ
る。前記被選別物を重量のみで選別したい場合や長さの
みで選別したい場合があり、前記計量手段及び長さ検出
手段のうちのいずれか一方のみを作動させることも可能
である。
【0007】前記複数の延出部が3つの延出部からなる
と共にこれら3つの延出部を備えた前記回転部材の複数
を前記無端状体に遊転状態で取り付けられた回転軸に一
体回転状態で、かつ、前記各回転部材の3つの延出部が
それぞれ側面視において重複する同一姿勢で取り付け、
それら全回転部材が無負荷状態で所定姿勢を維持するよ
うに前記3つの延出部の重量配分を設定し、前記回転部
材にて受け取った被選別物を前記受台上に落下させるた
めに該回転部材を強制的に回転させるための強制回転手
段を設け、この強制回転手段を、前記回転軸の少なくと
も一端に一体回転状態で取り付けられた接当部と、この
接当部に接当させるために該接当部の移送経路に設けら
れた接当部材とから構成している。回転部材を移送する
ことにより回転部材の接当部が接当部の移送経路に設け
られた接当部材に接当して、回転部材が回転し、前述の
ように受台上に載置されている被選別物を延出部が掬い
上げると共に、他の延出部が載置して移送してきた被選
別物を受台上に落下させることができる。従って、回転
部材を回転させるための駆動装置は勿論のこと、回転部
材を回転させる時期を指示するために必要となるセンサ
や制御装置等を不要にすることができる。
【0008】前記接当部材を前記接当部と接当する接当
状態と接当しない非接当状態とに切り替え自在に構成す
ることによって、重量の測定が不要な場合には、回転部
材の回転を行わないようにすることができ、その分移送
時間を短くすることができる。
【0009】前記3つの延出部を備えた回転部材を前記
受台上に載置された被選別物を掬い上げて受け取った受
取姿勢に維持するための姿勢維持手段を設け、この姿勢
維持手段が、前記回転軸の少なくとも一端に一体回転状
態で取り付けられた係止部材と、この係止部材の係止部
に係止して前記回転部材の回転方向とは反対の方向への
回転を阻止するために該係止部の係止側に移動付勢した
状態で前記無端状体に取り付けたロック部材とから構成
することによって、回転部材の回転方向、つまり受台上
に載置されている被選別物を延出部が掬い上げたり、載
置して移送してきた被選別物を受台上に落下させるため
に回転部材を回転させる方向への回転を許容しながら
も、上側横移送部及び下側横移送部を移送している間
は、受台の上に載置された被選別物を掬い上げて受け取
った受取姿勢に回転部材を維持させることができ、その
間の回転部材の姿勢維持用のガイド部材が不要になり、
ガイド部材との拗れ等がなく回転部材をスムーズに移送
させることが可能になる。
【0010】前記回転部材を前記受取姿勢で前記上側横
移送部の搬送方向終端部から下方に至る下降移送部の搬
送方向終端部まで移送させるためのガイド部材を設ける
ことにより、前記係止部材とロック部材とから構成され
た姿勢維持手段を作用させることができない湾曲した移
送経路での回転部材を受取姿勢に維持することができ
る。
【0011】前記選別部を、前記下降移送部の移送方向
終端部から前記上側横移送部の搬送方向始端部の下方箇
所に至る下側横移送部の移送方向始端部へ移送される箇
所に、前記ガイド部材による案内を行う案内状態と該案
内を解除する解除状態とに切り替え自在に設けられた切
替部と、前記下側横移送部の移送方向始端部よりも移送
方向下手側に前記ロック部材に接当して該ロック部材と
前記係止部との係止を解除するために該ロック部材の移
送経路に出退自在に設けた接当部と、前記計量手段又は
長さ検出手段又はそれら両手段からの情報に基づいて被
選別物を所定位置で落下させるために前記切替部及び接
当部を操作するための操作手段とから構成している。計
量手段又は長さ検出手段又はそれら両手段からの情報に
基づいて被選別物を下側横移送部の移送方向始端部で落
下させる場合には、操作手段からの操作信号により切替
部を解除状態に切り替えることによって、回転部材が自
重により所定姿勢に変更し、延出部にて受け取って移送
している被選別物をその位置で落下させることができ
る。又、計量手段又は長さ検出手段又はそれら両手段か
らの情報に基づいて被選別物を前記下側横移送部の移送
方向始端部よりも移送方向下手側で被選別物を落下させ
る場合には、操作手段からの操作信号により前記切替部
を案内状態に切り替えると共に接当部を突出操作してロ
ック部材を解除操作することによって、延出部にて受け
取って移送している被選別物を下側横移送部の移送方向
下手側の所定位置で落下させることができる。前記接当
部を増やすことによって、被選別物の落下位置を増やす
ことができる。前記落下させた被選別物は、複数の収納
ボックス等に別々に収納してもよいし、各落下位置にベ
ルトコンベアを配置しておき、各ベルトコンベアにより
所定箇所に移動させて各種処理を行うようにしてもよ
い。
【0012】前記所定位置で落下させた被選別物を受け
止めて搬送するために各落下箇所にそれぞれ対応させて
搬送装置の複数を配設し、これら複数の搬送装置の搬送
端部に該特定の搬送装置により搬送されてきた被選別物
を設定された個数毎に結束する単一の結束装置を設け、
この結束装置により結束された被選別物群を前記搬送装
置と同数設けられた収納部のうちの特定の収納部まで案
内するための移送装置を設けたことを特徴としている。
前記所定位置で落下した被選別物は、各落下箇所に配設
された搬送装置により搬送された後、単一の結束装置に
より結束される。この後、結束された被選別物群は移送
装置により特定の収納部まで移送されて、収納されるの
である。尚、前記各搬送装置に落下する被選別物の個数
が、搬送装置を連続的に駆動しなければならないほどの
数量ではなく、断続的に駆動することが可能であること
から、単一の結束装置により断続的に駆動される特定の
搬送装置により搬送される被選別物を結束することが可
能であり、複数の搬送装置により搬送される被選別物を
十分結束することができるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に、被選別物の一例である花
卉Aをそれの重量又は長さ又はそれら両方を測定して選
別するための自動選別装置が示されている。この自動選
別装置は、図3にも示すように、無端状に回動する無端
状体の一例であるチェーンコンベア1の左右一対のチェ
ーン1A,1Aに水平軸芯周りで回転可能に架設された
回転軸2に、回転部材3とそれの回転中心から放射状に
延出した複数(図では3つであるが4つ以上でもよい)
の延出部4A,4B,4Cとからなる受取部5の多数を
一定間隔を置いて一体回転状態で取り付け、前記延出部
4A,4B,4Cのうちの特定の延出部4Aにて花卉A
を受け取って移送する環状の移送経路に沿って、花卉A
の重量を測定するための計量手段6と、花卉Aの長さを
測定するための長さ検出手段7と、前記計量手段6及び
長さ検出手段7からの検出情報に基づいて花卉Aを所定
位置で落下させて選別するための選別部8とを設けて、
構成している。前記回転部材3と延出部4A,4B,4
Cとを一体形成する他、別体形成された回転部材3と延
出部4A,4B,4Cとを一体化するようにしてもよ
い。前記チェーンコンベア1を水平方向に対して約15
度傾斜させることによって、自動選別装置の水平方向で
の設置スペースを小さくすることができるとともに、後
述の収納箱38を設置するための上下方向のスペースを
確保することができるようにしている。
【0014】前記花卉Aの移送経路は、図2に示すよう
に、上側の一端から他端に至るまでの直線形状の上側横
移送部H1と、この上側横移送部H1の移送方向終端部
から下方に至るまでの湾曲形状の下降移送部H2と、こ
の下降移送部H2の移送方向終端部から前記上側横移送
部H1の移送方向始端部の下方箇所までの下側横移送部
H3と、この下側横移送部H3の移送方向終端部から前
記上側横移送部H1の移送方向始端部に至るまでの湾曲
形状の上昇移送部H4とからなっている。
【0015】前記チェーンコンベア1は、前記左右一対
のチェーン1A,1Aと、これらチェーン1A,1Aの
一端にそれぞれ巻回された駆動スプロケット1Bと、前
記チェーン1A,1Aの他端にそれぞれ巻回された従動
スプロケット1Cとからなり、駆動スプロケット1Bの
作動を制御することによって、チェーン1A,1Aの回
動及び回動停止を行うようにしている。前記チェーンコ
ンベア1に代えてベルトコンベア等でもよく、無端状体
としてはこれらのものに限定されるものではない。又、
前記左右一対のチェーン1A,1Aに回転軸2の両端を
支持させる構成としたが、例えば左右幅の広いチェーン
や左右に複数列のチェーンを左右方向片側のみに設け、
これら幅広チェーンや複数列チェーンに回転軸2を一方
端のみを支持させる片持ち状に支持させる構成にしても
よい。この場合、装置の小型化を図ることができる利点
がある。
【0016】前記計量手段6は、前記移送経路を挟んで
内側に位置する箇所、つまり前記チェーン1Aの内側に
位置する箇所で、かつ、前記移送経路のうちの上側の一
端から他端部に位置する箇所に至るまでの上側横移送部
の移送方向ほぼ中間部の直下方箇所に配置している。そ
して、この計量手段6が、前記回転部材3の回転により
前記受け取った花卉Aを落下させ、この落下した花卉A
を載置する受台9と、この受台9の上の花卉Aの重量を
計るための重量計10とからなっている。前記受台9
は、花卉Aの移送幅方向に設定距離をおいて配設した多
数の棒状の部材からなり、これら隣合う部材9,9間に
前記回転部材3の回転時においてそれの延出部4A,4
B,4Cが通過することができる隙間11が形成するこ
とができるようにしている。前記受台9を多数の棒状の
部材から構成する他、前記延出部4A,4B,4Cが通
過することができる隙間11が多数形成されたクシ状部
を備える単一の部材から構成して実施してもよく、受台
9の具体構成は、これらのものに限定されるものではな
い。前記計量手段6を、上側横移送部H1の移送方向ほ
ぼ中間部の直下方箇所に配置したが、上側横移送部H1
の移送方向上手側箇所や移送方向下手側箇所に配置して
実施してもよい。
【0017】前記長さ検出手段7は、図1に示すよう
に、前記上側横移送部H1の移送方向下手側箇所の直上
方に配置し、かつ、花卉Aの移送幅方向に設定距離をお
いて配設した多数の棒状体12と、これら棒状体12が
移送される花卉Aとの接当により花卉Aの移送方向前方
側(上手側)に揺動操作されることによりそれぞれON
操作される検出部13と、これら検出部13からのON
−OFF信号が入力される制御装置(図示せず)とから
なり、前記ON状態の検出部13を把握することによっ
て、花卉Aの長さを検出することができるようにしてい
る。前記長さ検出手段7を上側横移送部H1の移送方向
下手側箇所の直上方に配置したが、上側横移送部H1の
移送方向上手側又は移送方向中間部に配置してもよい。
又、前記長さ検出手段7としては、接触式のセンサの
他、非接触式のセンサでもよく、それら具体構成は、自
由に変更することができる。前記非接触式のセンサを用
いる場合には、図で示した長さ検出手段7のように上側
横移送部H1の直上方に突出することがなく、装置の小
型化を計ることができる利点がある。
【0018】前記回転部材4の延出部4A,4B,4C
のうちの一つ目の延出部4Aが先端部ほど細くなる先細
り形状で、かつ、図1に示すように落下供給される花卉
Aを受け止める受止部を構成し、他の2つ目の延出部4
Bが前記延出部4Aとほぼ同一長さに設定され、かつ、
回転部材4Bの回転により前記延出部4Aにより受け止
めている花卉Aを前記受台9上に落下させる時の案内部
として構成し、他の3つ目の延出部4Cが前記2つの延
出部4A,4Bよりも長く、かつ、中間部が屈曲形成さ
れた側面視ほぼくの字形状に形成され、前記回転部材4
の非規制状態、換言すれば無負荷状態において延出部4
Cが下方を向いた所定姿勢N(図1で前記従動スプロケ
ット1C付近に位置している)になるように3つの延出
部4A,4B,4Cの重量配分を設定している。前記所
定姿勢Nにすることにより上側横移送部H1の搬送方向
始端部で花卉Aを受け取ることができる姿勢になる。
【0019】前記延出部4Aにより受け止めている花卉
Aを前記受台9上に落下させるために回転部材4を強制
回転させるための強制回転手段14を該受台9の直上方
の固定部(例えばチェーンコンベア1を固定している側
壁等)に設けており、この強制回転手段14は、前記回
転軸2の一端に一体回転状態で取り付けられた接当部1
5が接当して前記回転部材4をそれの移送に伴って回転
操作するために接当部15の移送経路に配設した接当部
材16から構成している。
【0020】前記接当部15は、図4にも示すように、
約90度の角度で先端が二つに分かれた形状を有する二
股状の第1板部17と、この第1板部17の基端部から
前記二つの二股部を二分する約45度の角度位置の延長
線上で、かつ、該二股部から離れる側に延びる直線状の
第2板部18と、前記第1板部17及び第2板部18の
先端にそれぞれ備えた遊転ローラ19,20,21とか
らなり、前記接当部材16は、図5にも示すように、前
記遊転ローラ20が接当して回転軸2を回転させて回転
部材4を回転させるための前板部22と、設定角度回転
部材4が回転した後、前記遊転ローラ19が接当して回
転部材4を所定姿勢で移動案内するための案内面23A
を有する上板部23とから構成している。図4に示す2
4は、チェーン1Aに貫通固定されたスリーブであり、
このスリーブ24に前記回転軸2の両端(図では一方の
み図示している)を回転自在に貫通している。又、図4
に示す25は、後述の係止部材27とチェーン1Aとの
間隔を所定間隔に保持するために前記回転軸2に外嵌さ
れたスペーサである。
【0021】前記回転部材4が回転する動作について説
明すれば、花卉Aを受け取った回転部材4が移送される
ことにより、図5に示すように、遊転ローラ20が接当
部材16の前板部22に接当し、回転部材4が移送され
ながら水平軸芯X周りで、かつ、反時計周りに回転す
る。そして、図6に示すように、受台9上の計量が終了
した花卉Aを延出部4Cにて受け取り、更に回転部材4
が移送されながら回転することによって、延出部4Aに
て移送していた花卉Aを移送方向下手側から受台9上に
落下させる(図7)。次に、遊転ローラ19が接当部材
16の上板部23にて接当案内されることにより延出部
4Cにて受け取った花卉Aをその受け取った受取姿勢を
維持しながら回転部材3が移送されるのである。
【0022】前記回転部材3を前記受取姿勢に維持させ
るための姿勢維持手段26を設けてあり、この姿勢維持
手段26は、図4及び図5に示すように、ほぼ円板状の
部材の外周縁の2箇所に切り欠き形成された係止部27
A,27Bが形成され、かつ、前記回転軸2の一端に一
体回転状態で取り付けられた係止部材27と、この係止
部材27に形成の係止部27A又は27Bに係止して前
記回転部材3の回転方向とは反対の方向への回転を阻止
するためのくの字形状のロック部材28からなってい
る。前記ロック部材28は、前記チェーン1Aにブラケ
ット29と共にボルト30により水平軸芯周りで回転自
在に取り付けられ、前記ブラケット29とロック部材2
8との間に取り付けたコイルスプリング31によりロッ
ク部材28の先端ロック部28Aが係止部27A又は2
7Bに係止する側にロック部材28を揺動付勢してい
る。前記係止部材27に2つの係止部27A,27Bを
備えさせることによって、前記接当部材16により受取
姿勢に姿勢変更されてから後述の上側ガイド部材32に
受け渡されるまでの区間と後述の下側ガイド部材33を
離れた時点から花卉Aを落下させるまでの区間の2つの
区間、受取姿勢に維持させるようにしたが、それら区間
の変更や維持させる姿勢の変更を行う場合には、前記係
止部の個数及び位置を変更することになる。前記回転部
材3の反時計周りの回転を許容し、かつ、回転部材3の
時計周りの回転に伴って係止して回転部材3の時計周り
の回転を阻止することができるように図に示すような形
状に係止部材27を形成している。従って、前述のよう
に回転部材3の反時計周りの回転を行いながらも、回転
部材3が所定角度回転することにより図7に示すように
ロック部材28の先端ロック部28Aが係止部27Aに
係止し、前記回転部材3が所定姿勢N、つまり延出部4
Cが上下方向となる姿勢になるために回転部材3が時計
周りに回転することが阻止され、ガイド部材等を用いる
ことなく、図7で示す姿勢を維持しながら回転部材3が
移送されるのである。
【0023】前記回転部材3が前記下降移送部H2を移
動する場合において、図9に示すように、係止部27A
に対してロック部材28の先端ロック部28Aの位置が
変更されて係止による回転部材3の姿勢維持ができない
ため、図に示すような円弧形状の上下一対のガイド部材
32,33を設けて回転部材3の姿勢維持ができるよう
にしている。上側のガイド部材32は、それの内面に前
記遊転ローラ19を接当させることにより回転部材3の
姿勢維持しながら下降移送部H2のほぼ中間部まで移動
案内するために下方側ほど前記駆動スプロケット32側
に接近する湾曲形状に形成されたものでなり、下側のガ
イド部材33は、それの内面に前記遊転ローラ21を接
当させることにより回転部材3が回転することなく、そ
の姿勢を維持しながら前記下降移送部H2のほぼ中間部
から下側横移送部H3の移送方向始端部まで移動案内す
るために下方側ほど前記駆動スプロケット32側に接近
する直線形状に形成されたものでなっている。
【0024】前記選別部8は、前記下降移送部H2の移
送方向終端部から前記下側横移送部H3の移送方向始端
部へ移送されるに伴って前記下側のガイド部材33によ
る案内を行う案内状態と案内を解除する解除状態とに切
り替え自在に構成された切替部33Aと、前記下側横移
送部H3の移送方向始端部よりも移送方向下手側に前記
ロック部材28に接当して前記係止部27Bとの係止を
解除するために該ロック部材を解除操作するための出退
自在に移送方向に沿って所定間隔置きに設けた複数の接
当部34,35(図1参照)と、前記計量手段6又は長
さ検出手段7又はそれら両手段6,7からの情報に基づ
いて花卉Aを所定位置で落下させるために前記切替部3
3A及び接当部34,35を操作するための操作手段3
6とから構成している。前記切替部33Aは、前記下側
のガイド部材33の下端に揺動自在な板材からなり、こ
の板材33Aは図示しない駆動装置により図9に実線で
示す位置と2点鎖線で示す位置の2位置に位置変更操作
することができるように構成している。前記接当部3
4,35は、電磁ソレノイドからなり、図では電磁ソレ
ノイドの可動鉄心を示しており、この可動鉄心を図にお
いて紙面の手前側に突出して前記ロック部材28に接当
する接当状態と紙面に向かって引退して前記ロック部材
28に接当しない非接当状態とに切り替え操作すること
ができるようにしている。前記接当部34,35を2つ
設けた場合を示したが、1つ設けた場合や3つ以上設け
た場合でもよく、多ければ多いほど花卉Aの選別を細か
く行うことができる。
【0025】従って、計量手段6又は長さ検出手段7又
はそれら両手段6,7からの情報に基づいて花卉Aを下
側横移送部H3の移送方向始端部で落下させる場合に
は、操作手段36からの操作信号で板材33Aを2点鎖
線で示す位置に揺動操作することにより、回転部材3に
対する移動案内を解除して、回転部材3が自ずと時計周
りに回転し、所定姿勢に変更することで花卉Aを下側横
移送部H3の下方に位置させた収納箱38に2枚の仕切
板38A,38Aにより形成された3つの収納部38
a,38b,38cのうちの下側横移送部H3の移送方
向始端部に位置する収納部38aに落下させるのであ
る。又、前記下側横移送部H3の移送方向中間部に位置
する収納部38bに前述のように計量手段6又は長さ検
出手段7又はそれら両手段6,7からの情報に基づいて
花卉Aを落下させる場合には、操作手段36からの操作
信号で電磁ソレノイドの可動鉄心34を紙面の手前側に
突出させることにより、前記ロック部材28が可動鉄心
34に接当して、ロックが解除され、前記同様に回転部
材3が自ずと時計周りに回転し、所定姿勢に変更するこ
とで花卉Aを収納部38bに落下させるのである。又、
前記下側横移送部H3の移送方向終端部に位置する収納
部38cに前述のように計量手段6又は長さ検出手段7
又はそれら両手段6,7からの情報に基づいて花卉Aを
落下させる場合には、前記同様に電磁ソレノイドの可動
鉄心35を紙面の手前側に突出させることにより、回転
部材3が自ずと時計周りに回転して、花卉Aを収納部3
8cに落下させるのである。
【0026】前記花卉Aを落下させた回転部材3は、所
定姿勢を維持した状態で下側横移送部H3から上昇移送
部H4まで移送され、上側横移送部H1の移送方向始端
部から前記計量手段6付近まで設けられた上下一対のガ
イド部材37A,37Bに遊転ローラ19,21を接当
支持させることにより前記所定姿勢を維持した状態で花
卉Aを受け取って移送するのである。前記ガイド部材3
7A,37Bを設けた理由は、受け取る花卉Aの重量で
回転部材3が時計周りに回転したり、回転部材3の移送
に伴って反時計周りに不測に回転することを確実に回避
するために設けたものであり、前記所定姿勢を維持する
ためのロック機構を設ける場合には、これらガイド部材
37A,37Bを省略して実施することもできる。
【0027】前記花卉Aを移送しながら重量と長さを測
定し、それら測定結果に基づいて落下選別する一連の流
れを簡単に説明すれば、まずチェーンコンベア1を駆動
した後、上側横移送部H1の移送方向始端部の上方から
花卉Aを手動又は自動的に回転部材3上に落下供給す
る。特定の延出部4Aに花卉Aを受け取った状態の回転
部材3は、接当部材16と遊転ローラ20,19との接
当作用により反時計周りに回転操作され、移送方向上手
側に位置する前方の回転部材3から落下されて載置され
ている受台9上の計量済みの花卉Aを他の延出部4Cで
掬い上げると共に延出部4Aにて受け取っている花卉A
を受台9上へ落下させる。前記延出部4Cで掬い上げた
花卉Aをその掬い上げた姿勢を係止部材27とロック部
材28との係止作用により維持した状態で上側横移送部
H1の移送方向終端部まで移送される。前記花卉Aを掬
い上げてから下降移送部H2に移行するまでに長さ検出
手段7にて花卉Aの長さを計測し、上下一対のガイド部
材32,33の案内作用により前記係止作用が解除され
た状態においても前記掬い上げた姿勢を維持しながら回
転部材3を移動案内する。そして、下側横移送部H3の
移送方向始端部に移行された回転部材3は、前記計測し
た重さや長さに基づいて収納箱38の3つの収納部38
a,38b,38cのうちの特定の収納部に落下させる
ために操作手段36から操作信号を出力して、切替部3
3A及び接当部34,35のうちの1つを操作し、花卉
Aを落下させるのである。花卉Aを落下させた後は、回
転部材3が自重で所定姿勢を維持しながら上昇移送部H
4から上側移送部H1に移送され、次の花卉Aを受け取
って前記同様の動作を繰り返し行うのである。
【0028】前記実施例では、花卉Aの重量と長さの両
方を計測するようにしたが、図10に示すように、花卉
Aの長さのみを計測して、この計測された長さに基づい
て選別するようにしてもよい。この場合、接当部材16
に遊転ローラ20,19が接当しないように接当部材1
6を接当しない上方位置に位置変更可能に設けるととも
に、前記上昇移送部H4に上下一対のガイド板39,4
0を設けることになる。前記上下一対のガイド板39,
40を設けることによって、延出部4Cがほぼ水平方向
を向いた姿勢に回転部材3を姿勢変更させることがで
き、この姿勢変更後は係止部材27とロック部材28と
の係止作用により回転部材3を前記姿勢に維持されて、
上側横移送部H1の移送方向終端部まで移送されるので
ある。前記接当部材16を前記のように位置変更可能に
設ける他、接当部材16を取り外し可能に設けて、花卉
Aの重量を測定しない場合には、接当部材16を取り外
すようにしてもよい。
【0029】又、前記実施例では、回転部材3から落下
させた花卉Aを収納箱38に直接収納させるようにした
が、図11に示すように、回転部材3から落下させた花
卉Aを搬送装置41,42,43を介して収納箱38の
収納部38a,38b,38cに収納するようにしても
よい。前記搬送装置41,42,43は、搬送方向所定
間隔置きに設けられた突起41A…,42A…,43A
…をそれぞれ備えたベルトコンベアから構成している
が、チェーンコンベアやローラコンベア等でもよい。
又、図12に示すように、前記3台のベルトコンベア4
1,42,43の終端に単一の結束装置44へ花卉Aを
受け渡すためのベルトコンベア45をそれの終端部の水
平軸心周りで揺動自在に設け、結束装置44にて結束さ
れた花卉Aの束を移送するために結束装置44の下方に
ベルトコンベア46を設けるとともに、所定の収納部3
8a,38b,38cに案内するために前記ベルトコン
ベア46の終端から移送装置としての2台のベルトコン
ベア47,48を設けている。前記各ベルトコンベア4
7,48は、それの終端部の水平軸心周りで揺動自在に
設けられており、図において左に位置している収納部3
8cに結束された花卉Aの束を落下させる場合には、前
記ベルトコンベア47を図の2点鎖線で示す位置に揺動
操作することによりベルトコンベア46の終端から収納
部38cに花卉Aの束を落下させることができる。又、
図において中央に位置する収納部38bに結束された花
卉Aの束を落下させる場合には、前記ベルトコンベア4
8のみを図の2点鎖線で示す位置に揺動操作することに
よりベルトコンベア47の終端から収納部38bに結束
された花卉Aの束を落下させることができる。又、図に
おいて右側に位置する収納部38aに結束された花卉A
の束を落下させる場合には、ベルトコンベア47,48
を図の実線で示す水平位置にすることによりベルトコン
ベア48の終端から収納部38aに花卉Aの束を落下さ
せることができる。前記各ベルトコンベア41,42,
43は、花卉Aを受け取る度に所定距離移送するように
間欠駆動し、各ベルトコンベア41,42,43の突起
41A,41A、42A,42A、43A,43A間に
それぞれ3個の花卉Aを受け取った状態になるようにし
ている。そして、最も花卉Aを受け取っているベルトコ
ンベア41又は42又は43を順次駆動していくことに
よって、終端に位置する3個の花卉Aを前記ベルトコン
ベア45に受け渡すことができるようにしている。尚、
回転部材3から落下させた花卉Aの個数をベルトコンベ
ア41,42,43毎に計数する手段を設けて、前記ベ
ルトコンベア41,42,43の駆動を制御し、又、結
束された花卉A群(3個)が収納された個数を収納部3
8a,38b,38c毎に計数する計数手段を設けて、
出荷作業をより迅速に行えるようにしてもよい。図で
は、3個の花卉Aを紐49により結束した状態を示した
が、結束する個数は、図に示される個数に限定されるも
のではない。前記結束装置44を各ベルトコンベア4
1,42,43により搬送されてきた花卉Aを姿勢変更
のない状態で受け取ることができるように各ベルトコン
ベア41,42,43の終端の受け取り位置に移動でき
るように昇降自在に構成しておけば、前記ベルトコンベ
ア45を省略することができる。
【0030】又、前記実施例では、図5の側面視におい
て回転部材3を反時計周りに回転させることにより受台
9上の花卉Aを掬い上げると共に受け取って移送してい
る花卉Aを受台9上に落下させるようにしたが、回転部
材3を前記方向とは反対方向の時計周りに回転させるこ
とにより受台9上の花卉Aを掬い上げると共に受け取っ
て移送している花卉Aを受台9上に落下させるようにし
てもよい。又、前記実施例では、回転部材3を接当部材
16と接当部15との接当作用により回転させるように
したが、回転部材3を強制的に回転操作するために回転
軸2を駆動回転させる駆動装置(例えば電動モータ等)
を回転軸2毎に設けて実施することもできる。
【0031】
【発明の効果】請求項1によれば、計量手段を前記移送
経路を挟んで内側に位置する箇所で、かつ、前記移送経
路のうちの上側の一端から他端に至るまでの上側横移送
部の直下方箇所に本来的に存在する空きスペースを利用
して配置することによって、移送経路から経路外に計量
手段が突出することがなく、しかも上側横移送部の直下
方箇所に近接させることによって、受台上の被選別物を
掬い上げるための延出部を必要最小限の寸法にすること
が可能になり、もって、装置全体の小型化を図ることが
できる自動選別装置を提供することができる。又、移送
方向上手側に位置する回転部材の延出部から受台上に落
下させた後の被選別物を前記回転部材と移送方向下手側
で隣接位置する回転部材の延出部により掬い上げ、この
後特定の延出部にて載置している被選別物を受台上に落
下させるようにする構成にすれば、連続的に回転部材を
回転させることが可能になり、短時間に選別を行うこと
ができる利点がある。
【0032】請求項2によれば、回転部材を移送するこ
とにより接当部が接当部材に接当して、回転部材が回転
し、受台上に載置されている被選別物を延出部が掬い上
げると共に、他の延出部が載置して移送してきた被選別
物を受台上に落下させることができるから、回転部材の
回転軸を回転させるために必要となる多数の駆動装置
(例えば電動モータ等)は勿論のこと、回転部材を回転
させる時期を指示するために必要となるセンサや制御装
置等を不要にすることができ、構成の簡素化を図ること
ができ、組付作業面及びコスト面において有利にするこ
とができる。
【0033】請求項3によれば、接当部材を遊転ローラ
と接当する接当状態と接当しない非接当状態とに切り替
え自在に構成することによって、重量の測定が不要な場
合には、回転部材の回転を行わないようにすることがで
き、その分移送時間を短くすることができ、選別時間の
短縮化を図ることができる。
【0034】請求項4によれば、回転部材の回転方向、
つまり受台上に載置されている被選別物を延出部が掬い
上げたり、載置して移送してきた被選別物を受台上に落
下させるために回転部材を回転させる方向への回転を許
容しながらも、上側横移送部及び下側横移送部を移送し
ている間は、受台の上に載置された被選別物を掬い上げ
て受け取った受取姿勢に回転部材を維持させることがで
き、その間の回転部材の姿勢維持用のガイド部材が不要
になり、組付作業面において有利になるだけでなく、ガ
イド部材との拗れ等がなく回転部材をスムーズに移送さ
せることが可能になり、耐久面においても有利になる。
【0035】請求項7によれば、所定位置で落下させた
被選別物を受け止めて搬送するために各落下箇所にそれ
ぞれ対応させて搬送装置の複数を配設し、これら複数の
搬送装置の搬送端部に該特定の搬送装置により搬送され
てきた被選別物を設定された個数毎に結束する単一の結
束装置を設け、この結束装置により結束された被選別物
群を前記搬送装置と同数設けられた収納部のうちの特定
の収納部まで案内するための移送装置を設けて、被選別
物を設定された個数毎に結束した状態で収納することを
自動的に行うことができ、選別された被選別物を人為的
に結束する場合に比べて結束作業を迅速に行うことがで
きるだけでなく、結束された被選別物群を特定の収納部
に確実に収納することができ、出荷作業の迅速化をも図
ることができる。しかも、単一の結束装置でサイズ(重
量や長さ等)別の被選別物を全て結束することができる
から、装置の簡素化及びコストの低減化を一挙に図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動選別装置の概略側面図
【図2】回転部材の移送経路を示す説明図
【図3】回転部材の取付部を示す斜視図
【図4】接当部の取付部を示す分解斜視図
【図5】回転部材の回転直前の状態を示す側面図
【図6】回転部材が回転して花卉を掬い上げている状態
を示す側面図
【図7】回転部材が回転して花卉を掬い上げた後の状態
を示す側面図
【図8】下側横移送部から上側横移送部に至る上昇移送
部を示す側面図
【図9】上側横移送部から下側横移送部に至る下降移送
部を示す側面図
【図10】自動選別装置の別の形態を示す概略側面図
【図11】落下する花卉をベルトコンベアを介して収納
箱に収納する別の形態を示す自動選別装置の概略側面図
【図12】落下する花卉を結束装置により結束して収納
することができる別の形態を示す自動選別装置の概略側
面図
【符号の説明】
1 チェーンコンベア(無端状体) 1A チェーン 1B 駆動スプロケット 1C 従動スプロ
ケット 2 回転軸 3 回転部材 4A,4B,4C 延出部 5 受取部 6 計量手段 7 長さ検出手
段 8 選別部 9 受台 10 重量計 11 隙間 12 棒状体 13 検出部 14 強制手段 15 接当部 16 接当部材 17,18 板部 19,20,21 遊転ローラ 22 前板部 23 上板部 23A 案内面 24 スリーブ 25 スペーサ 26 姿勢維持手段 27 係止部材 27A,27B 係止部 28 ロック部材 29 ブラケット 30 ボルト 31 コイルスプリング 32,33 ガイド部
材 33A 切替部 34,35 接当部 36 操作手段 37A,37B ガイド
部材 38 収納箱 39,40 ガイド部
材 41,42,43 ベルトコンベア 44 結束装置 45,46,47,48 ベルトコンベア 49 紐 A 被選別物 H1 上側横移送
部 H2 下降移送部 H3 下側横移送
部 H4 上昇移送部 N 所定姿勢

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状に回動する無端状体に水平軸芯周
    りで回転可能に取り付けた回転部材に、回転中心から放
    射状に複数の延出部を延出し、これら複数の延出部のう
    ちの特定の延出部にて被選別物を受け取って移送する環
    状の移送経路に沿って、該被選別物の重量を測定するた
    めの計量手段と、該被選別物の長さを測定するための長
    さ検出手段と、前記計量手段又は長さ検出手段又はそれ
    ら両手段からの情報に基づいて被選別物を所定位置で落
    下させて選別するための選別部とを設け、前記計量手段
    を、前記回転部材を回転させることにより前記受け取っ
    た特定の延出部から落下させた被選別物を載置するため
    の受台と、この受台上の被選別物の重量を計るための重
    量計とからなり、前記受台上に載置された被選別物を前
    記特定の延出部とは異なる他の延出部にて掬い上げるた
    めに前記延出部が通過することができる隙間を備えた形
    状に該受台を形成し、前記計量手段を前記移送経路を挟
    んで内側に位置する箇所で、かつ、前記移送経路のうち
    の上側の一端から他端に至るまでの上側横移送部の直下
    方箇所に配置したことを特徴とする自動選別装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の延出部が3つの延出部からな
    ると共にこれら3つの延出部を備えた前記回転部材の複
    数を前記無端状体に遊転状態で取り付けられた回転軸に
    一体回転状態で、かつ、前記各回転部材の3つの延出部
    がそれぞれ側面視において重複する同一姿勢で取り付
    け、それら全回転部材が無負荷状態で所定姿勢を維持す
    るように前記3つの延出部の重量配分を設定し、前記回
    転部材にて受け取った被選別物を前記受台上に落下させ
    るために該回転部材を強制的に回転させるための強制回
    転手段を設け、この強制回転手段を、前記回転軸の少な
    くとも一端に一体回転状態で取り付けられた接当部と、
    この接当部に接当させるために該接当部の移送経路に設
    けられた接当部材とから構成してなる請求項1記載の自
    動選別装置。
  3. 【請求項3】 前記接当部材を前記接当部と接当する接
    当状態と接当しない非接当状態とに切り替え自在に構成
    してなる請求項2記載の自動選別装置。
  4. 【請求項4】 前記3つの延出部を備えた回転部材を前
    記受台上に載置された被選別物を掬い上げて受け取った
    受取姿勢に維持するための姿勢維持手段を設け、この姿
    勢維持手段が、前記回転軸の少なくとも一端に一体回転
    状態で取り付けられた係止部材と、この係止部材の係止
    部に係止して前記回転部材の回転方向とは反対の方向へ
    の回転を阻止するために該係止部の係止側に移動付勢し
    た状態で前記無端状体に取り付けたロック部材とから構
    成してなる請求項1又は2記載の自動選別装置。
  5. 【請求項5】 前記回転部材を前記受取姿勢で前記上側
    横移送部の搬送方向終端部から下方に至る下降移送部の
    搬送方向終端部まで移送させるためのガイド部材を設け
    てなる請求項1又は2又は4記載の自動選別装置。
  6. 【請求項6】 前記選別部を、前記下降移送部の移送方
    向終端部から前記上側横移送部の搬送方向始端部の下方
    箇所に至る下側横移送部の移送方向始端部へ移送される
    箇所に、前記ガイド部材による案内を行う案内状態と該
    案内を解除する解除状態とに切り替え自在に設けられた
    切替部と、前記下側横移送部の移送方向始端部よりも移
    送方向下手側に前記ロック部材に接当して該ロック部材
    と前記係止部との係止を解除するために該ロック部材の
    移送経路に出退自在に設けた接当部と、前記計量手段又
    は長さ検出手段又はそれら両手段からの情報に基づいて
    被選別物を所定位置で落下させるために前記切替部及び
    接当部を操作するための操作手段とから構成してなる請
    求項1又は2又は4又は5記載の自動選別装置。
  7. 【請求項7】 前記所定位置で落下させた被選別物を受
    け止めて搬送するために各落下箇所にそれぞれ対応させ
    て搬送装置の複数を配設し、これら複数の搬送装置の搬
    送端部に該特定の搬送装置により搬送されてきた被選別
    物を設定された個数毎に結束する単一の結束装置を設
    け、この結束装置により結束された被選別物群を前記搬
    送装置と同数設けられた収納部のうちの特定の収納部ま
    で案内するための移送装置を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の自動選別装置。
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