JP2982540B2 - 固体ロケットモータ - Google Patents

固体ロケットモータ

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JP2982540B2
JP2982540B2 JP5047648A JP4764893A JP2982540B2 JP 2982540 B2 JP2982540 B2 JP 2982540B2 JP 5047648 A JP5047648 A JP 5047648A JP 4764893 A JP4764893 A JP 4764893A JP 2982540 B2 JP2982540 B2 JP 2982540B2
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JP
Japan
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insulation layer
motor case
airtightness
outer insulation
solid rocket
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円裕 佐々木
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Nissan Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G1/00Cosmonautic vehicles
    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/40Arrangements or adaptations of propulsion systems
    • B64G1/403Solid propellant rocket engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体ロケットモータの
構造に関し、さらに詳しくはモータケースの内側に設け
られるインシュレーションの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3,4に示すような球形の固体ロケッ
トモータ1においては、推進薬グレイン2が装填される
モータケース3の内側に、そのモータケース3の熱保護
等を目的としてインシュレーション4が貼着される。そ
して、前記インシュレーション4はその要求特性よりし
て、強化繊維としてアラミド繊維等を含む耐熱性のゴム
配合物で形成されている。図3の5は点火器、6はノズ
ルである。
【0003】なお、前記インシュレーション4が貼着さ
れたモータケース3の基本構造としては例えば実開昭6
2−21456号公報、特開昭57−81146号公報
等があり、また上記のような繊維質のインシュレーショ
ン材の具体的なものとして例えば特開平2−33457
号公報、特開平3−21596号公報、特開平3−20
2664号公報等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のロケットモータケース3の構造において
は、モータケース3自体がCFRPで形成されるような
場合には、インシュレーション4自体が多孔性のために
気密性を有していないばかりでなく、モータケース3自
体もまた完全な気密性を有していない。そのため、上記
のような気密性不足を原因として燃焼時にモータ内圧が
低下するとともに、モータケース3から少しずつ漏れた
高温の燃焼ガスがペイロードである衛星等に悪影響を及
ぼす結果となって好ましくない。
【0005】その上、前述したCFRP製のモータケー
スの場合、他の金属製のモータケースに比べて燃焼時の
内圧上昇による変形が大きいとされているが、そのモー
タケース自体の変形にインシュレーション4が追従する
ことができず、インシュレーション4の破壊を招きやす
い。
【0006】本発明は以上のような従来の課題に着目し
てなされたもので、モータケースがCFRPで形成され
る場合でも、インシュレーションの伸び特性と気密性と
を両立できるようにした構造を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、CFRP製の
モータケースの内側に貼着されるインシュレーション
を、モータケース側のアウターインシュレーション層と
推進薬グレイン側のインナーインシュレーション層とで
二層構造に形成し、前記アウターインシュレーション層
を、インナーインシュレーション層よりも伸びが大きく
且つ気密性のある非繊維質のゴム配合物で形成したこと
を特徴としている。
【0008】
【作用】この構造によると、アウターインシュレーショ
ン層が完全な気密性を有することにより、モータケース
自体がCFRP製であったとしてもモータケース全体と
しての気密性が十二分に確保される。しかも、上記のア
ウターインシュレーション層が十分な伸びを有すること
により、モータケースの熱変形に対してもインシュレー
ションが十二分に追従できるようになる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図で、図3の
a部を拡大した図に対応している。図1に示すように、
CFRP製のモータケース7の内側にインシュレーショ
ン8が貼着されていて、このインシュレーション8は、
モータケース7側のアウターインシュレーション層9と
推進薬グレイン2側のインナーインシュレーション層1
0とで二層構造となっている。
【0010】前記インナーインシュレーション層10
は、例えば特開平3−21596号公報等に開示されて
いるように、アラミド繊維を強化繊維として含む耐熱性
のあるEPDM(エチレン−プロピレンゴム)等のゴム
配合物で形成されており、これに対して、前記アウター
インシュレーション層9は、基本ゴム材質としてはイン
ナーインシュレーション層10と同じでありながら強化
繊維を含まないEPDM等のゴム配合物のみから形成さ
れている。
【0011】その結果、前記アウターインシュレーショ
ン層9とインナーインシュレーション層10とを比較し
た場合、インナーインシュレーション層10は多量の強
化繊維を含んでいるために必然的に多孔性のものとなっ
て気密性に欠けるとともに、伸びの面でも乏しいのに対
し、アウターインシュレーション層9は実質的にソリッ
ドゴム質であるために伸びも大きく、十分な気密性をも
つことになる。
【0012】そして、これらインナーシンシュレーショ
ン層10とアウターインシュレーション層9とは、基本
ゴム材質を同じくすることによって両者の親和性、接着
性がよく、常法の一体成形法によって不離一体に加硫接
着される。なお、前記インナーインシュレーション層1
0がもつ伸びを30〜50%とすると、強化繊維を含ま
ないアウターインシュレーション層9は300〜600
%の伸びを示すことになる。
【0013】したがって、以上のような実施例構造によ
ると、たとえ前記モータケース7自体がCFRP製のも
ので気密性の面では必ずしも十分でない場合でも、イン
シュレーション8を形成しているアウターインシュレー
ション層9が十分な気密性を有していることによって、
モータケース7全体としての気密性は十二分に確保され
るようになる。
【0014】しかも、前記アウターインシュレーション
層9は、気密性にすぐれるだけでなく上記のように十分
な伸び特性を有していることから、例えば図2に示すよ
うにモータケース7自体が燃焼によって熱変形したとし
てもアウターインシュレーション層9がそのモータケー
ス7の変形に忠実に追従し、モータケース7の変形がイ
ンナーインシュレーション層10まで直接及ぶのを吸収
することができるようになる。ただし、図2では前記モ
ータケース7の変形を誇張して描いてある。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インシュ
レーションを、モータケース側のアウターインシュレー
ション層と推進薬グレイン側のインナーインシュレーシ
ョン層とで二層構造に形成し、前記アウターインシュレ
ーション層を、インナーインシュレーション層よりも伸
びが大きく且つ気密性のある非繊維質のゴム配合物で形
成したことにより、インナーインシュレーション層のほ
かCFRP製のモータケース自体が気密性の面で十分で
なくても、アウターインシュレーション層の気密性によ
ってモータケース全体の気密性を確保できる。その結
果、従来のように燃焼時のモータケース内圧が低下した
り、あるいはモータケースからの高温ガスの漏れによる
トラブルを未然に防止できる。
【0016】また、前記アウターインシュレーション層
が気密性の面だけでなく伸びの面でもすぐれていること
から、モータケース自体の熱変形にもアウターインシュ
レーション層が忠実に追従して、従来のようなインシュ
レーションの破壊を未然に防止できるほか、アウターイ
ンシュレーション層がモータケースとインナーインシュ
レーション層との間に介在していることによって、イン
シュレーションのアブレーション性能への影響をも回避
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部拡大断面図。
【図2】図1の状態からモータケースが熱変形した時の
作動説明図。
【図3】従来の固体ロケットモータの一例を示す断面説
明図。
【図4】図3のa部拡大説明図。
【符号の説明】
2…推進薬グレイン 7…モータケース 8…インシュレーション 9…アウターインシュレーション層 10…インナーインシュレーション層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02K 9/34 B64G 1/40 F23M 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進薬グレインが装填されるCFRP製
    のモータケースの内周面にインシュレーションを設け、 このインシュレーションをモータケース側のアウターイ
    ンシュレーション層と推進薬グレイン側のインナーイン
    シュレーション層とで二層構造に形成するとともに、 前記アウターインシュレーション層を、インナーインシ
    ュレーション層よりも伸びが大きく且つ気密性のある非
    繊維質のゴム配合物で形成したことを特徴とする固体ロ
    ケットモータ。
JP5047648A 1993-03-09 1993-03-09 固体ロケットモータ Expired - Lifetime JP2982540B2 (ja)

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