JP2982069B2 - X線透視撮影装置 - Google Patents

X線透視撮影装置

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JP2982069B2 JP1006056A JP605689A JP2982069B2 JP 2982069 B2 JP2982069 B2 JP 2982069B2 JP 1006056 A JP1006056 A JP 1006056A JP 605689 A JP605689 A JP 605689A JP 2982069 B2 JP2982069 B2 JP 2982069B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/548Remote control of the apparatus or devices

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被検者にX線を放射しその透過X線像を撮
影するX線透視撮影装置に関し、特に装置の各構成要素
の内部構成部品と制御装置とを接続するケーブルを削減
して設置スペースを小さくできると共に信頼性を向上し
て高機能化できるX線透視撮影装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のX線透視撮影装置は、第5図に示すように、X
線を被検者に放射しその透過X線像を得る透視台1と、
この透視台1へX線発生用の電力を供給するX線発生装
置2と、上記透視台1を遠隔操作するための一つまたは
複数の操作器3,4と、上記各構成要素の内部構成部品と
接続されそれぞれの構成要素を制御する制御装置5とを
備えて成っていた。なお、上記二つの操作器3,4は、上
記透視台1を医師やレントゲン技師が遠隔操作するため
のものであるが、第一の操作器3は通常は透視台1の設
置された撮影室とは別の操作室内に置かれ、第二の操作
器4は上記透視台1のすぐ近くで操作するためのもので
撮影室内に置かれている。また、第5図において、符号
6a,6b,6c,6dは、制御装置5と透視台1,X線発生装置2,操
作器3,4とをそれぞれ接続するケーブルである。
そして、第6図に示すように、上記透視台1,X線発生
装置2,操作器3,4等の各構成要素の内部には、各種機構
を動作させるためのスイッチ7a,7b,7c,…や、それらの
機構を駆動するアクチュエータ8a,8b,8cや、これらのア
クチュエータ8a〜8cの動作を検出し制御するためのセン
サ9a,9b,9c,…や、各種の表示をする表示器10a,10b,10c
等の内部構成部品が組み込まれており、これらの内部構
成部品と制御装置5とが上記ケーブル6a,6b,6c,6dでそ
れぞれ接続されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような従来のX線透視撮影装置において
は、第5図に示すように、一つの制御装置5で透視台1,
X線発生装置2,操作器3,4等の各構成要素を集中的に制御
する方式をとっていたので、第6図に示すように、上記
各構成要素の内部構成であるスイッチ7a,7b,…やアクチ
ュエータ8a,8b,…やセンサ9a,9b,…や表示器10a,10b,…
と上記制御装置5とを多数のケーブル6a〜6dでそれぞれ
接続しなければならなかった。ここで、実際の装置にお
いては、センサ9a,9b,…が数十〜百数十点、スイッチ7
a,7b,…及びアクチュエータ8a,8b,…並びに表示器10a,1
0b,…等がそれぞれ数十点もあるので、上記ケーブル6a
〜6dの総数は最大で約500本にもなるものであった。ま
た、透視台1と制御装置5との間のケーブル6aの長さは
約10〜20mに及び、第一の操作器3と制御装置5との間
のケーブル6cの長さは約20〜30mにも及ぶものであっ
た。従って、上記ケーブル6a〜6dの配線量が莫大とな
り、それらのケーブル6a〜6dの配線処理のため大きな配
線スペースを必要とするものであった。また、X線を発
生させるために数万〜十数万ボルトの高電圧の電力を使
用するが、上記のようにケーブル6a〜6dの数が多くその
合計長さが非常に長くなると、それだけ高電圧ケーブル
からのノイズを拾い易くなるものであった。従って、上
記ノイズが制御装置5に混入して誤動作の原因となり、
装置の信頼性が低下することがあった。さらに、大量の
ケーブル6a〜6dが複雑に接続されているので、装置各部
の点検や内部構成部品の交換などの保守作業が困難であ
ると共に、機能の追加または、拡張への対処ができない
ものであった。
また、上記のように装置全体に分散されたスイッチや
アクチュエータやセンサや表示器等が故障した場合は、
どの部分に異常が生じたかを確認することが困難であ
り、修復に時間がかかるものであった。さらに、従来の
X線透視撮影装置は、装置メーカーが装置の製造時に設
定した仕様でのみ動作し、ユーザーである医師やレント
ゲン技師等が上記の仕様とは別の機能を追加することは
不可能であった。
そこで、本発明は、このような問題点を解決すること
ができるX線透視撮影装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明によるX線透視撮
影装置は、X線を被検者に放射しその透過X線像を得る
透視台と、この透視台へX線発生用の電力を供給するX
線発生装置と、上記透視台を遠隔操作するための一つま
たは複数の操作器と、上記各構成要素の内部構成部品の
接続されそれぞれの構成要素を制御する制御装置とを備
えて成るX線透視撮影装置において、上記制御装置は、
上記各構成要素の動作を個別に制御する個別制御装置ご
とに当該構成要素の内部又は当該構成要素に隣接してそ
れぞれ分散配置し、これらの個別制御装置を各個別制御
装置間の情報交換をするための通信回線で相互に接続す
ると共に、この通信回線には装置全体の動作を監視、記
録する汎用コンピュータを接続したものである。
また、上記装置の関連発明としてのX線透視撮影装置
は、X線を被検者に放射しその透過X線像を得る透視台
と、この透視台へX線発生用の電力を供給するX線発生
装置と、上記透視台を遠隔操作するための一つまたは複
数の操作器と、上記各構成要素の内部構成部品と接続さ
れそれぞれの構成要素を制御する制御装置とを備えて成
るX線透視撮影装置において、上記制御装置は、上記各
構成要素の動作を個別に制御する個別制御装置ごとに当
該構成要素の内部又は当該構成要素に隣接してそれぞれ
分散配置し、これらの個別制御装置を各個別制御装置間
の情報交換をするための通信回線で相互に接続すると共
に、この通信回線には汎用コンピュータを接続するため
その両者間の通信仕様を相互に変換する変換器を接続し
たものである。
さらに、上記変換器に装置全体の動作を監視、記録す
る汎用コンピュータを接続したものとしてもよい。
〔作 用〕
このように構成されたX線透視撮影装置は、制御装置
を、各構成要素の動作を個別に制御する個別制御装置ご
とに当該構成要素の内部又は当該構成要素に隣接して分
散させ、その内部構成部品の近くにそれぞれ配置するこ
とにより、内部構成部品と上記個別制御装置とを接続す
るケーブルを短くするものである。また、上記それぞれ
の個別制御装置を各個別制御装置間の情報交換をするた
めの通信回路で相互に接続することにより、各構成要素
間の情報伝達を少ない本数のケーブルで実行することが
できる。さらに、上記通信回線に装置全体の動作を監
視、記録する汎用コンピュータを接続することにより、
装置の各構成要素を制御するほとんど総ての情報を監視
することができ、動作中の装置全体の不具合点や、X線
撮影時の動作状況等を記録することができる。さらにま
た、上記汎用コンピュータは、装置のユーザーでもプロ
グラミングなどの操作が可能なので、ユーザーごとに必
要に応じて機能を追加することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図は本発明によるX線透視撮影装置の実施例を示
すブロック図である。このX線透視撮影装置は、被検者
にX線を放射しその透過X線像を撮影するもので、第1
図に示すように、透視台1と、X線発生装置2と、第一
の操作器3と、第二の操作器4とを備えて成る。
上記透視台1は、X線を被検者に放射して医用診断用
の透過X線像を得るもので、図示省略したがX線フィル
ムの自動搬送機構や、被検者の姿勢を様々に変化させる
機構及び被検者の腹部を圧迫する機構などが搭載されて
いる。そして、この透視台1の内部には、上記各種の機
構を動作させるためのスイッチ7aと、それらの機構を駆
動するアクチュエータ8a,8b,8cと、これらのアクチュエ
ータ8a〜8cの動作を検出し制御するためのセンサ9a,9b,
9c,9d,9e等の内部構成部品が組み込まれている。X線発
生装置2は、上記透視台1へX線発生用の電力を供給す
るもので、その内部にはスイッチ7bと、センサ9fと、表
示器10a等の内部構成部品が組み込まれている。第一及
び第二の操作器3,4は、上記透視台1を医師やレントゲ
ン技師が遠隔操作するためのもので、第一の操作器3は
通常は透視台1の設置された撮影室とは別の操作室内に
置かれ、第二の操作器4は上記透視台1のすぐ近くで操
作するためのもので撮影室内に置かれている。そして、
この第一及び第二の操作器3,4の内部には、スイッチ7c,
7dと表示器10b等の内部構成部品、スイッチ7e,7fと表示
器110c等の内部構成部品がそれぞれ組み込まれている。
ここで、本発明においては、上記透視台1,X線発生装
置2,操作器3,4等の各構成要素の内部又は各構成要素に
隣接して、個別制御装置11a,11b,11c,11d,11e,11fが分
散してそれぞれ配置されている。上記個別制御装置11a,
11b,11cは、X線フィルムの自動搬送機構や、被検者の
姿勢を様々に変化させる機構及び被検者の腹部を圧迫す
る機構などの透視台1の各部の動作を個別に制御するも
ので、上記透視台1の内部又は該透視台1に隣接して配
置されている。そして、一つの個別制御装置11aには、
透視台1の内部構成部品であるアクチュエータ8a及びセ
ンサ9a,9bがケーブル6aによって接続されており、他の
個別制御装置11bには、同じくアクチュエータ8b及びセ
ンサ9c,9dがケーブル6a′によって接続され、さらに他
の個別制御装置11cには、同じくスイッチ7a及びアクチ
ュエータ8cが並びにセンサ9eがケーブル6a″によって接
続されている。また、個別制御装置11dは、X線発生装
置2の各部の動作を制御するもので、上記X線発生装置
2の内部又は該X線発生装置2に隣接して配置されてい
る。そして、この個別制御装置11dには、X線発生装置
2の内部構成部品であるスイッチ7b及びセンサ9f並びに
表示器10aがケーブル6bによって接続されている。さら
に、個別制御装置11e,11fは、第一及び第二の操作器3,4
の各部の動作を個別に制御するもので、上記第一及び第
二の操作器3,4の内部又は該操作器3,4に隣接してそれぞ
れ配置されている。そして、個別制御装置11eには、第
一の操作器3の内部構成部品であるスイッチ7c,7d及び
表示器10bがケーブル6cによって接続されており、他の
個別制御装置11fには、第二の操作器4の内部構成部品
であるスイッチ7e,7f及び表示器10cがケーブル6dによっ
て接続されている。なお、上記個別制御装置11eは、後
述の通信回線12を管理する機能を有している。
また、上記各個別制御装置11a〜11fは、通信回線12で
相互に接続されている。この通信回線12は、各個別制御
装置11a〜11f間の情報交換をするためのもので、通常は
1本または数本のケーブルから成る。
さらに、上記通信回線12には汎用コンピュータ13が接
続されている。この汎用コンピュータ13は、本発明のX
線透視撮影装置全体の動作を監視したり、動作状況等を
記録したりするもので、中央処理装置(以下「CPU」と
略称する)14と、RAM(随時書込み読出し可能なメモ
リ)や磁気ディスク等の記憶装置15と、表示器(以下
「CRT」と略称する)16と、プリンタ17と、入力装置と
してのキーボード18とから成り、医師等の操作者がCRT1
6を見ながらキーボード18から命令やプログラムを打ち
込んだり、必要な情報をプリンタ17により印字出力した
り、記録装置15に記憶するようになっている。
次にこのように構成されたX線透視撮影装置の動作に
ついて説明する。ここで、通信回線12を管理する機能を
有する第一の操作器3内の個別制御装置11eは親機とし
て働き、上記通信回線12を介して子機としてのその他の
個別制御装置11a〜11d,11f及び汎用コンピュータ13内の
CRU14と相互に情報交換を行うようになっている。この
とき、共通の情報搬送路である通信回線12によって各個
別制御装置11a〜11fが情報をやりとりするために、「装
置アドレス」というものを用いる。この装置アドレス
は、それぞれの個別制御装置11a〜11fに固有の符号で、
例えば、個別制御装置11aについて“101"が付与され、
個別制御装置11bについて“102"が付与され、個別制御
装置11cについて“103"が付与され、個別制御装置11dに
ついて“104"が付与され、個別制御装置11eについて“1
05"が付与され、個別制御装置11fについて“106"が付与
され、CPU14について“107"が付与されるというよう
に、同一の装置アドレスが二つ以上存在することがない
ようにされている。
このような状態で、親機としての個別制御装置11eと
子機としての個別制御装置11aとが交信する場合につい
て説明する。まず、親機としての個別制御装置11eが、
個別制御装置11aを示す装置アドレス“101"を通信回線1
2に送信する。ことのき、子機としての各個別制御装置1
1a〜11d及び11f並びにCPU14は、上記の装置アドレス“1
01"を受信し、自分に固有の装置アドレスとそれぞれ照
合する。そして、個別制御装置11aは、上記受信した装
置アドレス“101"と自分に固有の装置アドレス“101"と
が等しいので、自分が選ばれたと判断する。その後、上
記親機としての個別制御装置11eが続いて通信回線12に
送信する情報を自分に送られた情報であるとして、上記
個別制御装置11aは受信する。一方、それ以外の個別制
御装置11b〜11d及び11f並びにCPU14は、上記受信した装
置アドレス“101"と自分に固有の装置アドレスとを照合
し、一致しないので自分は選ばれていないと判断してそ
れ以降に通信回線12に送られる情報を無視する。次に、
上記個別制御装置11aは、一通り親機としての個別制御
装置11eからの情報を受信すると、今度は自分が上記個
別制御装置11eへ送信したい情報を通信回線12へ送出
し、該個別制御装置11eはこれを受信する。このように
して、親機としての個別制御装置11eと子機としての個
別制御装置11aとの交信が終る。
以下同様にして、親機としての個別制御装置11eは、
各個別制御装置11b〜11d及び11f並びにCPU14を示す装置
アドレスを通信回線12に送信することにより、順次子機
としての各個別制御装置11b〜11d及び11f並びにCPU14と
交信して行く。そして、一通り交信が終ったら、再び個
別制御装置11aと交信する。
このようにして、通信回線12に接続された個別制御装
置11a〜11f及びCPU14の総てが、上記通信回線12とこれ
を管理している親機としての個別制御装置11eとを媒介
として、情報の交換を相互に行なうことができる。ま
た、このとき、子機としてのCPU14を含む汎用コンピュ
ータ13を用いて、医師等の操作者がCRU16を見ながらキ
ーボード18から命令やプログラムを打ち込んだり、必要
な情報をプリンタ17により印字出力したり、記憶装置15
に記憶することができる。
第2図は第二の実施例を示すブロック図である。この
実施例は、透視台1,X線発生装置2,操作器3,4等の各構成
要素の内部又は各構成要素に隣接して分散して配置され
たそれぞれの個別制御装置11a,11b,11c,11d,11e,11f及
び汎用コンピュータ13内のCPU14を通信回線12,12,…で
リング状に相互に接続したものである。そして、このと
きは、各個別制御装置11a〜11f及びCPU14のいずれも通
信回線12を管理する機能を付与するが、各個別制御装置
11a〜11f及びCPU14の間に親機と子機の区別は存在しな
いようにされている。
次に、この第二の実施例における交信動作について説
明する。ここで、共通の情報搬送路である通信回線12,1
2,…によって各個別制御装置11a〜11f及びCPU14が情報
をやりとりするために、前述の第1図の場合におけると
同様に「装置アドレス」というものを用いる。例えば、
ある個別制御装置11aが他の個別制御装置11eに情報を送
信する場合は、まず、ある個別制御装置11aから相手の
個別制御装置11eを示す装置アドレス例えば“105"を通
信回線12を介して隣接する個別制御装置11bに送信す
る。すると、この個別制御装置11bは、上記の装置アド
レス“105"を受信し、自分に固有の装置アドレス例えば
“102"と比較して一致しないので自分は選ばれていない
と判断し、それ以降に通信回線12に送られる情報を無視
する。そして、次の通信回線12を介して隣接する次の個
別制御装置11cにそのまま送信する。すると、この個別
制御装置11cは、上記送信された装置アドレス“105"を
受信し、自分に固有の装置アドレス例えば“103"と比較
してやはり一致しないので自分は選ばれていないと判断
し、それ以降に通信回線12に送られる情報を無視する。
そして、次の通信回線12を介して隣接する次の個別制御
装置11dにそのまま送信する。以下同様にして、上記の
装置アドレス“105"を各個別制御装置に順次送信して行
く。そして、上記装置アドレス“105"が隣接上位の個別
制御装置11fから目的とする個別制御装置11eに入力する
と、その個別制御装置11eは、上記受信した装置アドレ
ス“105"と自分に固有の装置アドレス“105"とが等しい
ので、自分が選ばれたと判断する。その後、上記個別制
御装置11aが続いて通信回線12に送信する情報を自分に
送られた情報であるとして、その個別制御装置11eは受
信する。このようにして、ある個別制御装置11aが他の
個別制御装置11eに対して情報の送信を終えると、今度
は、次の個別制御装置11bが他の個別制御装置を相手と
して上記と同様に情報を送信する。
第3図は第三の実施例を示すブロック図である。この
実施例は、第1図に示す通信回線12に汎用コンピュータ
13接続用の変換器19を接続すると共に、この変換器19に
装置全体の動作を監視、記録する汎用コンピュータ13を
接続したものである。上記変換器19は、通信回線12に搬
送された情報を汎用コンピュータ13内のCPU14の通信仕
様、例えば電圧、電流、通信速度等に変換し、逆に上記
CPU14が通信回線12に出力する情報を該通信回線12の仕
様、例えば電圧、電流、通信速度等に変換して伝達する
ものである。この実施例の場合は、汎用コンピュータ13
内のCPU14が通信回線12を介して親機としての個別制御
装置11eと交信するときに、変換器19で通信仕様が相互
に変換されて中断されることとなり、個別制御装置11e
の仕様に合わせたCPU14を特別に用意することなく、ど
のような通信仕様のCPU14を有する汎用コンピュータ13
であっても通信回線12に接続することができる。このこ
とから、メーカーがユーザーに本発明のX線透視撮影装
置を納入するのに、通信回線12に変換器19だけを接続し
た状態で提供してもよい。
なお、第3図は第1図で示した実施例について通信回
線12に変換器19を接続すると共にこの変換器19に汎用コ
ンピュータ13を接続した例を示したが、第4図に示すよ
うに、第2図で示した実施例について同様に適用しても
よい。
なお、第1図及び第3図の説明においては、通信回線
12を管理する機能を第一の操作器3の内部又は該操作器
3に隣接して配置された個別制御装置11eに付与したも
のとしたが、本発明はこれに限らず、上記通信回線12に
接続された他の個別制御装置のいずれに付与してもよ
い。また、上記通信回線12は、通常のケーブルから成る
ものに限らず、光ファイバ等を用いた光伝送回線であっ
てもよい。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成されたので、制御装置を、
透視台1,X線発生装置2,操作器3,4等の各構成要素の動作
を個別に制御する個別制御装置11a〜11fごとに当該構成
要素の内部又は当該構成要素に隣接して分散させ、スイ
ッチ、アクチュエータ、センサ、表示器等の内部構成部
品の近くにそれぞれ配置することにより、その内部構成
部品と各個別制御装置11a〜11fとを接続するケーブル6
a,6b,6c,6dを大幅に短くすることができる。また、それ
らの個別制御装置を各個別制御装置間の情報交換をする
ための通信回線12で相互に接続することにより、各構成
要素間の情報伝達を少ない本数のケーブルで実行するこ
とができる。従って、必要なケーブルの配線量を大幅に
削減することができ、その配線処理のための設置スペー
スを小さくすることができる。さらに、上記ケーブルの
合計長さが大幅ぬい短くなることから、高電圧ケーブル
からのノイズを拾いにくくなり、各個別制御装置11a〜1
1fの誤動作の原因を削減して、装置の信頼性を向上する
ことができる。また、上記通信回線12は各個別制御装置
11a〜11fの共通の情報搬送路となるので、その通信回線
12に新たに別の個別制御装置を接続することも容易にで
きる。従って、各個別制御装置の各部の点検や内部構成
部品の交換などの保守作業が容易となると共に、機能の
追加や拡張への対応が容易にできる。
さらに、上記通信回線12に装置全体の動作を監視、記
録する汎用コンピュータ13を接続することにより、この
汎用コンピュータ13を用いて装置の各構成要素を制御す
るほとんど総ての情報を監視することができ、動作中の
装置全体の不具合点や、X線撮影時の動作状況等を記録
することができる。従って、異常部分の確認が容易とな
り、その修復を短時間に行うことができる。さらにま
た、上記汎用コンピュータ13は、装置のユーザーでもプ
ログラミングなどの操作が可能なので、ユーザーごとに
必要に応じて機能を追加することができる。
また、上記通信回線12に汎用コンピュータ13を接続す
るためその両者間の通信仕様を相互に変換する変換器19
を接続したものにおいては、汎用コンピュータ13の通信
仕様と、通信回線12の通信仕様とが異なる場合でも、上
記通信回線12に汎用コンピュータ13を接続することがで
きる。従って、ユーザーは手持ちの汎用コンピュータを
有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるX線透視撮影装置の実施例を示す
ブロック図、第2図は第二の実施例を示すブロック図、
第3図は第三の実施例を示すブロック図、第4図は第四
の実施例を示すブロック図、第5図及び第6図は従来の
X線透視撮影装置を示す説明図及びブロック図である。 1……透視第、2……X線発生装置、3,4……操作器、6
a〜6d……ケーブル、7a〜7f……スイッチ、8a〜8c……
アクチュエータ、9a〜9f……センサ、10a〜10c……表示
器、11a〜11f……個別制御装置、12……通信回線、13…
…汎用コンピュータ、19……変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江藤 公英 千葉県柏市新十余二2番1号 株式会社 日立メディコ柏工場内 (56)参考文献 特開 昭56−54796(JP,A) 特開 昭59−111738(JP,A) 特開 昭63−82629(JP,A) 実開 昭52−37468(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 6/00 - 6/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線を被検者に放射しその透過X線像を得
    る透視台と、この透視台へX線発生用の電力を供給する
    X線発生装置と、上記透視台を遠隔操作するための一つ
    または複数の操作器と、上記各構成要素の内部構成部品
    と接続されそれぞれの構成要素を制御する制御装置とを
    備えて成るX線透視撮影装置において、上記制御装置
    は、上記各構成要素の動作を個別に制御する個別制御装
    置ごとに当該構成要素の内部又は当該構成要素に隣接し
    てそれぞれ分散配置し、これらの個別制御装置を各個別
    制御装置間の情報交換をするための通信回線で相互に接
    続すると共に、この通信回線には装置全体の動作を監
    視、記録する汎用コンピュータを接続したことを特徴と
    するX線透視撮影装置。
  2. 【請求項2】X線を被検者に放射しその透過X線像を得
    る透視台と、この透視台へX線発生用の電力を供給する
    X線発生装置と、上記透視台を遠隔操作するための一つ
    または複数の操作器と、上記各構成要素の内部構成部品
    と接続されそれぞれの構成要素を制御する制御装置とを
    備えて成るX線透視撮影装置において、上記制御装置
    は、上記各構成要素の動作を個別に制御する個別制御装
    置ごとに当該構成要素の内部又は当該構成要素に隣接し
    てそれぞれ分散配置し、これらの個別制御装置を各個別
    制御装置間の情報交換をするための通信回線で相互に接
    続すると共に、この通信回線には汎用コンピュータを接
    続するためその両者間の通信仕様を相互に変換する変換
    器を接続したことを特徴とするX線透視撮影装置。
  3. 【請求項3】上記変換器に装置全体の動作を監視、記録
    する汎用コンピュータを接続したことを特徴とする請求
    項2記載のX線透視撮影装置。
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