JP2981454B2 - 光学系駆動装置 - Google Patents

光学系駆動装置

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JP2981454B2
JP2981454B2 JP9314776A JP31477697A JP2981454B2 JP 2981454 B2 JP2981454 B2 JP 2981454B2 JP 9314776 A JP9314776 A JP 9314776A JP 31477697 A JP31477697 A JP 31477697A JP 2981454 B2 JP2981454 B2 JP 2981454B2
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JP
Japan
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coil
tracking
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optical system
yoke
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哲夫 池亀
一郎 碇
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Olympus Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク等に光ス
ポットを投影して光学的に情報を読みとる再生装置にお
ける光学系駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の光学系駆動装置は、図8に図示する
特開昭60−242525号公報に開示されたものがあ
る。21は対物レンズ、22は対物レンズ保持する可動
部材、23a〜23dは可動部材22を移動自在に支持
する支持材、24は支持材23を保持するためのホルダ
ー、25は支持材23の金属ワイヤーを半田付けするた
めの基板、27はフォーカスコイル、28はトラッキン
グコイル、29a,29bはマグネット、30はヨー
ク、26はホルダー24と基板25をヨーク30に固定
するためのビスである。
【0003】フォーカスコイル27とトラッキングコイ
ル28の両端は、4個の支持材23a〜23dにより基
板25へ電気的に結線している。また4個の支持材23
a〜23dは平行バネとして対物レンズ21を上下方
向、支持材23a〜23dと垂直方向の2次元に移動自
在に支持している。マグネット29とヨーク30により
2つの磁気ギャップを形成し、この磁気ギャップにトラ
ッキングコイル28とフォーカスコイル27の一部が挿
入してあり、これらのコイルに電流を流すことによって
対物レンズ21及び保持部材22を移動させるのであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光学系駆動装置によれば、図8に図示するように、
磁気回路を構成するマグネット29とそれに対向する内
ヨークとは互いにその中央が一致している。そのような
場合における磁束密度分布は図4中の破線で表したもの
となる。すなわち、マグネットの中央と内ヨークの中央
が一致しており、その中央が最も磁束密度が高いにもか
かわらず、その磁束密度が最も高いところにトラッキン
グコイルが配置されておらず、磁束密度が多少低くなっ
たところにトラッキングコイルが配置されている。この
ため、トラッキングコイルに作用する磁束は十分ではな
く、トラッキング方向への駆動感度が低いものとなって
しまう。
【0005】 本発明は上記不具合を解決するものであ
って、トラッキング方向への駆動感度が向上する、小型
で安価な光学系駆動装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
め本願請求項1に係る発明は、光学部材、トラッキング
コイル、フォーカシングコイルが固着された可動部材
と、前記可動部材を固定部材に対してトラッキング方向
及びフォーカシング方向に移動可能に支持する支持材
と、前記トラッキングコイル及びフォーカシングコイル
に磁束を印加させる磁気回路と、を有する光学系駆動装
置において、前記磁気回路は、1つの永久磁石と該永久
磁石の一方の磁極面に対向して配置される2つのヨーク
部材とを含むものであって、前記可動部材には、前記ト
ラッキングコイルが前記2つのヨーク部材のそれぞれに
対応して設けられ、各トラッキングコイルのフォーカシ
ング方向に延在するコイル辺が、対応するヨーク部材と
前記永久磁石との間に位置するように固着されているこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施形態】 図1は、本発明の第1実施形態を
示したもので、可動部材4の中心部上面には対物レンズ
1が固着され、可動部材外周にはフォーカスコイル2が
巻装されその四隅には4個のフォーミングしたトラッ
キングコイル3が接着してある。ベース5には外ヨーク
6と中央で分割された内ヨーク7a,7bが2対設けて
あり、外ヨークの内側にはマグネット8がその磁極面を
内ヨーク7a,7bに対向させて固着してあり、2組の
磁気回路を形成している。一方の外ヨーク6の外側には
固定部材9を固着してあり、固定部材9と可動部材4に
は対応するように上下左右に4個の丸穴11,12を形
成し、ここへ4本の金属線10端部を挿入固着し、可動
部材4をフォーカス方向、トラッキング方向へ移動可能
にしている。したがって、フォーカスコイル2、トラッ
キングコイル3に電流を流すとマグネット8との電磁作
用により駆動力が生じ、可動部材4はフォーカス方向、
トラッキング方向へ移動する。
【0008】図2A,Bは、光学系駆動装置の一部分の
分解斜視図である。可動部材4の外周部4cと円筒部
(光学系支持部材)4dとで形成される開口部4bは外
周部4cと円筒部4dとにかけて形成したリブ4aおよ
び隔壁4eにより4分割されている。ここへ2対の内ヨ
ーク7a,7bが位置するのである。そして内ヨーク7
a,7bは円筒部4dに対する面は面取りしてあり、内
ヨーク7a,7bと対物レンズ1の中心とは図3に示す
ように近づくようにしてある。
【0009】このように可動部材4の円筒部材4dと外
周部4cとにかけてリブ4aを形成しているので、開口
部7bの剛性は従来のものに比較してきわめて向上して
いる。
【0010】図4は、マグネット8と内ヨーク7a,7
bとの間の磁気ギャップ中のトラッキング方向の磁束密
度分布を示したものである。このうち破線で表したもの
は、内ヨーク7a,7bがリブ4aで分割されずに一体
となっている場合のもので、実線で表したものは、分割
された内ヨーク7a,7bの場合のものである。これに
よると磁束密度は、内ヨーク7a,7bに対向する部分
が高く、内ヨーク間が低くなっている。したがって、内
ヨーク7a,7bに対向して位置しているトラッキング
コイル3のトラッキング方向に力を発生させる部分3a
に作用する磁束密度が高くトラッキング方向への駆動感
度が向上する。
【0011】本実施形態によると、開口部の剛性を向上
させることができるほか、磁束密度を上げ駆動感度を向
上させることができ、内ヨークの面取りをすることによ
り内ヨークを対物レンズの光軸中心に近づけることがで
き、可動部材のタンジェンシャル方向の寸法を小さくで
き装置の小型化を図れる。また、装置の小型化を図れる
ことによりマグネットの厚さを厚くしても従来の装置以
上に大きくならず、磁束密度が上がり駆動感度が向上す
る。また、可動部材に巻装したフォーカスコイルのフォ
ーカス方向への力を発生しないトラッキング方向に延在
する部分の長さを短くでき、コイルの利用効率が向上す
る。
【0012】図5、図6は、本発明の第2実施形態を示
したもので、図6の断面図で明らかなように可動部材4
の円筒部と外周部にかけてリブ4aを設けることは第1
実施形態の場合と同様であるが、開口部を含む上部全体
にリブ4fを設けている点が異なる。したがって、外観
は図5Aに示すように箱型を呈している。この箱型内部
にはベース5に設けた内ヨーク7a,7bが位置する空
間部が形成してあり、外ヨーク6よりわずかに低く形成
された内ヨーク7a,7bが可動部材の移動を妨げない
ように位置している。
【0013】他の構成については第1実施形態と同様だ
が、第1実施形態の場合より可動部材の剛性が向上し、
共振周波数を高くできる。特にトラッキング方向の共振
に対して効果的である。また、本実施形態では可動部材
の上面にフォーカスコイル、トラッキングコイルの端末
を処理するフレキシブル基板等を設けることができるた
め、端末処理作業が容易になる。
【0014】なお、この実施形態の変形としてリブ4a
を形成せず、リブ4fのみを形成することによってもほ
ぼ同様の効果を得ることができる。図7は、本発明の第
3実施形態を示すもので、前記実施例と異なり可動部材
4に外周部を形成していないものである。円筒部4dに
連続形成したリブ4aおよび隔壁4eに直交するように
形成したリブ4gのそれぞれの側端中央にはフォーカス
コイル巻装用凹部を形成してフォーカスコイルを巻装し
接着固定する。そして形成された開口部4bに内ヨーク
7a,7bを位置させる。
【0015】本実施形態では、可動部材の剛性を向上さ
せることができることはもちろん、磁気ギャップ中に可
動部材がないため磁気ギャップ寸法を小さくでき、磁束
密度を上げることができる。
【0016】本発明は、以上の実施例に限定されるもの
ではない。例えば前記実施形態のごとくワイヤー方式の
駆動機構に限らず板バネ方式のものにも適用できる。ま
た、光学部材は対物レンズに限らず、ミラー等他のもの
であってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば、トラッ
キングコイルに作用する磁束密度が高くなりトラッキン
グ方向への駆動感度が向上するとともに、小型で安価な
光学系駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は第1実施形態の光学系駆動装置の斜視
図である。
【図2】 図2は第1実施形態の光学系駆動装置の一部
の斜視図である。
【図3】 図3は第1実施形態の光学系駆動装置の平面
図である。
【図4】 図4は磁束密度分布を示す説明図である。
【図5】 図5は第2実施形態の光学系駆動装置の一部
の斜視図である。
【図6】 図6は第2実施形態の光学系駆動装置のA1
−A2−A3−A4断面図である。
【図7】 図7は第3実施形態の光学系駆動装置におけ
る可動部材の斜視図である。
【図8】 図8は従来の光学系駆動装置の分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 フォーカスコイル 3 トラッキングコイル 4 可動部材 5 ベース 6 外ヨーク 7a,7b 内ヨーク 8 マグネット 9 固定部材 10 金属線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学部材、トラッキングコイル、フォー
    カシングコイルが固着された可動部材と、 前記可動部材を固定部材に対してトラッキング方向及び
    フォーカシング方向に移動可能に支持する支持材と、 前記トラッキングコイル及びフォーカシングコイルに磁
    束を印加させる磁気回路と、 を有する光学系駆動装置において、 前記磁気回路は、1つの永久磁石と該永久磁石の一方の
    磁極面に対向して配置される2つのヨーク部材とを含む
    ものであって、 前記可動部材には、前記トラッキングコイルが前記2つ
    のヨーク部材のそれぞれに対応して設けられ、各トラッ
    キングコイルのフォーカシング方向に延在するコイル辺
    が、対応するヨーク部材と前記永久磁石との間に位置す
    るように固着されていることを特徴とする光学系駆動装
    置。
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