JP2981222B1 - 薬剤分包機の錠剤分配器 - Google Patents

薬剤分包機の錠剤分配器

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Abstract

【要約】 【課題】 収納部の配列ピッチを変えることなく、錠剤
の排出口である下端開口部を広げ、錠剤の詰まりの発生
が少ない錠剤分配器を提供する。 【解決手段】 上下方向に貫通する複数の収納部8が列
設された錠剤マス1と、収納部8の下端開口部9を開閉
する開閉機構2とを備える薬剤分包機の錠剤分配器にお
いて、開閉機構2は、複数の貫通孔13と複数の遮蔽部
14とが各下端開口部9に対応してそれぞれ列設されか
つ閉塞位置と開放位置との間でそれぞれが移動自在に支
持される少なくとも2つの移動板10、11を備え、各
移動板10、11は、各々が近接した状態で上下方向に
多段に配置され、閉塞位置では、異なる移動板10、1
1の遮蔽部14が収納部8の列設方向に所定量ずつ互い
にずれて配され、開放位置では、異なる移動板10、1
1の貫通孔13が上下方向に揃って配されるように構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠剤を複数に分配
した後に分包する分包機の錠剤分配機に関する。なお、
ここでの錠剤とは、ある程度の大きさを持つ薬剤のこと
であって、丸薬などの顆粒剤やカプセル剤などといった
ものも含まれる。
【0002】
【従来の技術】薬局や診療所等において、錠剤や散薬
は、帯状の分包紙に封入・分包された状態で多く提供さ
れている。分包紙は、錠剤や散薬が所定量ずつ封入され
ている薬封入分包体を多数連ねた帯状をなしており、錠
剤や散薬の封入に際しては、薬剤分包機が一般に用いら
れている。そしてこの薬剤分包機には、投入された錠剤
や散薬を予め所定量ごとに分配する錠剤分配器や散薬分
配器といったものが備えられており、このうち錠剤分配
器としては、従来、図5に示すものが知られている。
【0003】図5に示す従来の錠剤分配器は、上下方向
に貫通する複数の収納部50が列設された錠剤マス51
と、錠剤マス51の底部に配設され収納部50の下端開
口部52を開閉する開閉機構53とを備えている。開閉
機構53は、複数の貫通孔54と複数の遮蔽部55とが
各下端開口部52に対応してそれぞれ列設された移動板
56を備えている。移動板56は、予め定められた図中
(c)で示される閉塞位置と図中(d)で示される開放
位置との間で収納部50の列設方向(図中の矢印Xおよ
びY方向)に移動自在に支持されている。閉塞位置
(c)では、遮蔽部55が下端開口部52の下に配され
て下端開口部52を閉塞し、錠剤マス51の上方から投
入された錠剤が収納部50に収納される。また、開放位
置(d)では、貫通孔54が下端開口部52の下に配さ
れて下端開口部52を開放し、収納部50に収納されて
いた錠剤が下方へ排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の錠剤分配器では、各遮蔽部55が、開放位置
(d)で錠剤マス51の各区画壁部57の下方に隠れ、
閉塞位置(c)で各下端開口部52を閉塞しなければな
らない。このため、下端開口部52の図5に示す列設方
向(図中の矢印XおよびY方向)の長さ(以後、開口
長)mと、区画壁部57の底面58の同列設方向の長さ
(以後、底面長)nとは、ともに遮蔽部55の同列設方
向の長さ(以後、遮蔽長)qと同等の長さが必要となる
(m≦q≦n)。したがって、機器の小型化を図る際に
も、開口長mと底面長nおよび遮蔽長qとを同じ長さ
(m=q=n)とするのが限界となる。この場合、同列
設方向の配列ピッチpが開口長mと底面長nとを合わせ
た長さ(p=m+n)であることから、開口長mは配列
ピッチpのほぼ2分の1の値(m=p/2)となる。こ
れは、配列ピッチpを変えない限りこの下端開口部52
を広げることが難しいことを示している。また一般に、
配列ピッチpは機器の大きさなどによって予めその値が
定められており、下端開口部52の大きさが錠剤の排出
に十分な大きさとはならず、錠剤を排出する際に、下端
開口部52に錠剤が詰まったり滞るなどして効率よく錠
剤が排出されないといったことが起こりやすい。さら
に、機器の小型化などで配列ピッチpを小さくする場合
においては、配列ピッチpの変化に伴って開口長mも小
さくなるので、下端開口部52はさらに狭くなり、錠剤
が詰まる可能性がさらに増すという問題がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、収納部の配列ピッチを変えることなく、錠剤
の排出口である下端開口部を広げ、錠剤の詰まりの発生
が少ない錠剤分配器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、上下方向に貫通する複数の
収納部が列設された錠剤マスと、収納部の下端開口部を
開閉する開閉機構とを備え、この開閉機構が下端開口部
を閉塞することで前記錠剤マスの上方から投入された錠
剤が各収納部に収納され、開閉機構が下端開口部を開放
することで各収納部に収納された錠剤が下方へ排出され
る薬剤分包機の錠剤分配器において、開閉機構は、複数
の貫通孔と複数の遮蔽部とが各下端開口部に対応してそ
れぞれ列設されかつ閉塞位置と開放位置との間でそれぞ
れが移動自在に支持される少なくとも2つの移動板を備
え、各移動板は、各々が近接した状態で上下方向に多段
に配置され、閉塞位置では、異なる移動板の遮蔽部が収
納部の列設方向に所定量ずつ互いにずれて配されるとと
もに異なる移動板の遮蔽部同士が組み合わさって一つの
前記下端開口部を閉塞し、開放位置では、異なる移動板
の貫通孔が上下方向に揃って配される技術が採用され
る。この錠剤分配器は、複数の移動板が備えられてお
り、異なる移動板の遮蔽部同士が組み合わさって収納部
の下端開口部をそれぞれ閉塞するので、遮蔽部の大きさ
を下端開口部に比べて小さくすることができる。このた
め、下端開口部を開放した際に遮蔽部を隠す役割をなす
区画壁部の底面を小さくすることが可能となり、収納部
の配列ピッチを変化させることなく下端開口部を広げる
ことが容易となる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1または2
の錠剤分配器において、錠剤マスは、各移動板との間に
生じる上下方向の隙間を塞ぐ仕切部材を底部に備える技
術が採用される。この錠剤分配器では、錠剤マスが底部
に仕切部材を備えているので、錠剤マスと移動板との隙
間への錠剤の侵入や詰まりの発生を抑制する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1〜図4を参照して説明する。図1において、符号
1は錠剤マス、符号2は開閉機構を示している。錠剤マ
ス1は、側壁部3、前壁部4、後壁部5および区画壁部
6、7とを備え、各壁部間に上下方向に貫通する複数の
収納部8が列設されている。区画壁部6は、図2に示す
断面で示される壁であって、収納部8に向かう一方の壁
面6aが所定の角度を持ち、断面形状が上辺に比べて下
辺が長い略台形形状となるように形成されている。また
錠剤マス1は、図示しない支持部によって固定されてい
る。
【0009】開閉機構2は、錠剤マス1の底面において
各々が近接した状態で上下方向2段に配設された移動板
10、11と、この移動板10、11の一方の端部に当
接して位置決めを行う位置決め部材12とを備えてい
る。移動板10、11は、収納部8の下端である下端開
口部9を閉塞することで錠剤マス1の上方から投入され
た錠剤を各収納部8に収納し、下端開口部9を開放する
ことで各収納部8に収納された錠剤を下方へ排出するこ
とを目的としている。
【0010】移動板10、11は、複数の貫通孔13と
複数の遮蔽部14とが下端開口部9に対応して列設され
ている。したがって貫通孔13は、下端開口部9とほぼ
同じ大きさであって、収納部8の配列ピッチpと同じピ
ッチで移動板10、11に列設されている。よって、貫
通孔13は、図2に示す収納部8の列設方向(図中の矢
印XおよびY方向:以後、同列設方向)の長さ(以後、
貫通孔長)sが下端開口部9の同列設方向の長さ(以
後、開口長)tとほぼ同じ大きさ(s=t)となるよう
に形成され、一方、遮蔽部14は、同列設方向の長さ
(以後、遮蔽長)uが区画壁部6の底面15の同列設方
向の長さ(以後、底面長)vとほぼ同じ(u=v)とな
るように形成されている。
【0011】また、移動板10、11は、予め定められ
た図2中(a)で示される閉塞位置と図中(b)で示さ
れる開放位置との間で収納部8の同列設方向に移動自在
に支持されている。閉塞位置(a)において、移動板1
0の各遮蔽部14と移動板11の各遮蔽部14とが組み
合わさって下端開口部9をそれぞれ閉塞する。すなわ
ち、下端開口部9の下方で、移動板10の遮蔽部14a
と移動板11の遮蔽部14bとが、上下2段で同列設方
向に互いに遮蔽長uずれた状態に配されており、これに
より遮蔽部14aと遮蔽部14bとが組み合わされて下
端開口部9の一つを閉塞する。これにより、遮蔽部14
aと遮蔽部14bとが組み合わさった遮蔽長2uは、下
端開口部9の開口長tとほぼ同じ長さ(2u=t)とな
る。
【0012】また、開放位置(b)においてすべての貫
通孔13は、下端開口部9の下方に揃うように配され、
下端開口部9を開放する。すなわち、下端開口部9の下
方で移動板10の貫通孔13aと移動板11の貫通孔1
3bとが上下2段に渡って揃って配され、これに伴って
遮蔽部14a(遮蔽長u)と遮蔽部14b(遮蔽長u)
とが上下2段で区画壁部6の底面15(底面長v)の下
方に重なって配される(u=v)。これにより開放位置
(b)において、収納部8から貫通孔13a、13bに
至って貫通した開口状態が形成される。
【0013】前述したように、遮蔽長uと底面長vは、
ほぼ同じ大きさ(u=v)で形成され、開口長tは遮蔽
長uのほぼ2倍(t=2u)となっている。収納部8の
配列ピッチpは、開口長tと底面長vとを合わせた長さ
(p=t+v)であるから、この配列ピッチpは遮蔽長
uのほぼ3倍となる(p=3u)ことが分かる。つま
り、開口長t(=2u)は、配列ピッチp(=3u)の
ほぼ3分の2の値(t=2p/3)となる。これは、図
5で示した従来の開口長mが収納部50の配列ピッチp
のほぼ2分の1の値(m=p/2)となっているのに対
し、本実施形態では、配列ピッチpに対する開口長tが
大きく構成されることを示している。すなわち、2つの
移動板10、11を備えることで、2つの遮蔽部14
a、14bを組み合わせて収納部8の下端開口部9を閉
塞することができるようになり、遮蔽長uが下端開口部
9の開口長tに比べて小さくなるので、それに伴って遮
蔽部14を隠す区画壁部6の底面長vも小さくなり、収
納部8の配列ピッチpを変化させることなく従来に比べ
て下端開口部9を広げることができる。
【0014】位置決め部材12は、移動板10、11の
図2中の矢印X方向の端部に当接して移動板10、11
を閉塞位置(a)と開放位置(b)へ配すること目的と
しており、同列設方向に移動可能に支持されている。こ
の位置決め部材12を移動させるにあたっては、図示し
ない駆動手段を用いる。駆動手段は、位置決め部材12
を同列設方向に移動させればいいのであって、エアシリ
ンダや電動モータなどといったものが適用される。
【0015】移動板10、11は、位置決め部材12が
図2中の矢印Y方向の端部において、付勢手段16と接
続されている。この付勢手段16は、移動板10、11
の位置決め部材12への当接状態を安定させるととも
に、位置決め部材12の移動に伴って移動板10、11
が所定の位置に移動するように付勢することを目的とし
ている。この付勢手段16は、図示しない固定部に一方
の端部が接続されており、もう一方の端部において移動
板10、11と接続されている。付勢手段16は、ば
ね、あるいはエアシリンダといったものが用いられる。
なお、図2(a)に示されている閉塞位置での移動板1
0は、付勢手段16によって図中矢印X方向に付勢され
ているが、図示しない部材によって図に示した位置より
矢印X方向には移動しないように位置決めされている。
【0016】また、位置決め部材12の閉塞位置(a)
から開放位置(b)までの移動ストロークwは、移動板
11の移動ストロークと同じであって下端開口部9の開
口長tと等しく、これは遮蔽長uの2倍に等しい(w=
t=2u)。また、移動板10の移動ストロークは移動
板11の移動ストロークの2分の1となる。すなわち、
閉塞位置(a)にて遮蔽長uずれた状態で配されていた
移動板10、11は、位置決め部材12によって、はじ
めは、移動板11だけが遮蔽長uの距離を図中矢印Y方
向へ移動させられて移動板10、11各々の貫通孔13
が上下で互いに揃った状態となり、その後さらに、遮蔽
長uの距離を同方向へ開放位置(b)まで移動させられ
て下端開口部9を開放する。
【0017】また、図3、4に示すように、錠剤マス1
は、底部において下端開口部9の周縁の一部を所定の高
さで囲うように形成された板状の仕切部材17を備えて
いる。この仕切部材17は、各移動板10、11との間
に生じる上下方向の隙間30を塞ぐことを目的としてい
る。ここで、図2の符号30で示した隙間は、閉塞位置
(a)において下端開口部9の下方で移動板10の板厚
dとほぼ等しい高さで形成されたものであって、小さい
錠剤がこの隙間30に侵入したりあるいは詰まる可能性
がある。そこで、図3に示すように、移動板10の板厚
dとほぼ等しい高さを有する板状の仕切部材17を、隙
間30を塞ぐように、下方へ延在させている。なお、投
入される錠剤に比べて移動板10の板厚dが十分に小さ
い場合などにおいては、仕切部材17は取り外すことも
可能である。
【0018】続いて、以上のように構成された薬剤分包
機の錠剤分配器の動作について図2を用いて説明する。
まず、錠剤マス1の上方から錠剤が投入される前には予
め、閉塞位置である図2(a)の状態となるように位置
決め部材12によって移動板10、11が位置決めされ
ている。このとき遮蔽部14は、複数組み合わさって下
端開口部9を閉塞する。そして、この閉塞位置(a)の
状態で上方から各収納部8に錠剤が投入され、収納部8
に錠剤が収納される。
【0019】次に図示しない駆動手段などで、位置決め
部材12を図中の矢印Y方向に移動させる。これに伴い
移動板10、11は矢印Y方向へ移動して図2(b)に
示す開放位置に配される。これにより、すべての貫通孔
13が下端開口部9の下方へ揃った状態となり、下端開
口部9を開放する。そして、収納されていた各一包分ご
とに区分された錠剤が、図示しない錠剤送り部などに排
出される。
【0020】収納部8に収納されていた錠剤が全て排出
された後に、再び図2(a)で示す閉塞位置の状態とな
るように位置決め部材12によって移動板10、11が
所定の位置に戻される。そして、以上の説明したサイク
ルが繰り返し行われる。
【0021】以上のように、2つの移動板10、11を
開閉機構2に用いることで、遮蔽部14の大きさが小さ
くなるとともに区画壁部6を小さくすることが可能とな
るので、収納部8の配列ピッチpを変化させることなく
下端開口部9を広げることができ、図5に示した従来例
に比べて下端開口部9を大きくすることができる。
【0022】なお、前記した一実施形態にて示した各構
成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明
の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき
種々変更可能である。図示のものでは、開閉機構2に2
つの移動板10、11を用いたが、移動板を3つあるい
はそれ以上用いることでさらに下端開口部9を広げると
いったことも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る錠
剤分配器は、異なる移動板の遮蔽部同士を組みあわせる
ことで収納部の下端開口部を閉塞するので、遮蔽部の大
きさを下端開口部に比べて小さくすることができる。こ
のため、遮蔽部を隠す区画壁部の底面が小さくなり、収
納部の配列ピッチを変化させることなく下端開口部を広
げることができる。すなわち、現状の占有スペースを保
った状態で錠剤の排出口である下端開口部を広げること
ができ、錠剤の排出時における下端開口部での錠剤の詰
まりの発生を減らすことが可能となる。これに伴って、
機器の小型化などにおいて配列ピッチを小さくする場合
においても、複数の移動板を用いることで、下端開口部
を所定の大きさに保つといったことが可能となり、錠剤
の詰まる可能性の少ないコンパクトな機器を提供するこ
とが容易となる。
【0024】また、区画壁部の底面が小さくなると、区
画壁部の側面の傾斜が垂直に近くなるため、排出時にお
いて収納部に収納されている錠剤が下方へと移動しやす
くなり、効率よく錠剤が排出される。さらに、各移動板
を同一形状に形成することで、単純な機構で複数の遮蔽
部同士を組み合わせて下端開口部を閉塞するといったこ
とが容易となり、また、部品の共通化や開閉機構の単純
化を図ることが可能なので、製作コストを低減すること
ができる。
【0025】請求項2に係る錠剤分配器では、錠剤マス
が、底部に仕切部材を備えているので、錠剤マスと移動
板との隙間への錠剤の侵入や詰まりの発生が抑制され、
安定した分配動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る錠剤分配器の一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】 図1の錠剤分配器での移動板の閉塞位置およ
び開放位置の状態を断面で示した説明図である。
【図3】 図1の錠剤分配器での補助部材を示す説明図
である。
【図4】 図3の補助部材を表す斜視図である。
【図5】 従来の錠剤分配器を示す説明図である。
【符号の説明】
1 錠剤マス 2 開閉機構 8 収納部 9 下端開口部 10、11 移動板 13 貫通孔 14 遮蔽部 17 仕切部材 30 隙間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に貫通する複数の収納部が列設
    された錠剤マスと、前記収納部の下端開口部を開閉する
    開閉機構とを備え、該開閉機構が前記下端開口部を閉塞
    することで前記錠剤マスの上方から投入された錠剤が前
    記各収納部に収納され、前記開閉機構が前記下端開口部
    を開放することで前記各収納部に収納された前記錠剤が
    下方へ排出される薬剤分包機の錠剤分配器において、 前記開閉機構は、複数の貫通孔と複数の遮蔽部とが前記
    各下端開口部に対応してそれぞれ列設されかつ閉塞位置
    と開放位置との間でそれぞれが移動自在に支持される少
    なくとも2つの移動板を備え、 前記各移動板は、各々が近接した状態で上下方向に多段
    に配置され、 前記閉塞位置では、異なる前記移動板の遮蔽部が前記収
    納部の列設方向に所定量ずつ互いにずれて配されるとと
    もに異なる前記移動板の遮蔽部同士が組み合わさって一
    つの前記下端開口部を閉塞し、 前記開放位置では、異なる移動板の貫通孔が上下方向に
    揃って配されることを特徴とする請求項1記載の薬剤分
    包機の錠剤分配器。
  2. 【請求項2】 前記錠剤マスは、前記各移動板との間に
    生じる上下方向の隙間を塞ぐ仕切部材を底部に備えるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の薬剤分包機の錠剤
    分配器。
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