JP2980746B2 - サイクロデキストリナーゼ遺伝子及びサイクロデキストリナーゼの製造法 - Google Patents

サイクロデキストリナーゼ遺伝子及びサイクロデキストリナーゼの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な組み換え体DN
Aサイクロデキストリナーゼ遺伝子及びそれを用いたサ
イクロデキストリナーゼの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】サイクロデキストリナーゼは、サイクロ
デキストリンのα−1,4−結合を1箇所のみ水解する反
応を触媒する酵素であり、結果としてサイクロデキスト
リンからサイクロデキストリンと同じグルコース重合度
を持つ直鎖マルトオリゴ糖を生成する。そのため、サイ
クロデキストリナーゼは、マルトヘプタオース等のマル
トオリゴ糖の製造等に極めて有用な酵素である。
【0003】従来、サイクロデキストリンから効果的
に、サイクロデキストリンのグルコース重合度と同じグ
ルコース重合度を持つ直鎖マルトオリゴ糖を生成させる
サイクロデキストリナーゼは例えば、バチルス・スフェ
リカスE-244を培養し、菌体よりサイクロデキストリナ
ーゼを分離精製することにより製造されている 特願平
1-152257 。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
サイクロデキストリナーゼの製造法によるときは、該酵
素の生産量が著しく低い等の問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、先に本発明者等
は、上記問題点を解決すべく種々検討した結果、サイク
ロデキストリナーゼをコードする遺伝子を含有するDN
AをベクターDNAに挿入した組み換え体DNAを得、
この組み換え体をエッシェリシア(Escherichia) 属に属
する菌株に含ませたサイクロデキストリナーゼ生産能を
有する菌株を培地に培養すると、高収率でサイクロデキ
ストリナーゼが生産できること等の知見を得、先の出願
特願平3-22405号 を行った。
【0006】その後、本発明者等は、バチルス・スフェ
リカスE-244菌株由来のサイクロデキストリナーゼ遺伝
子について更に検討した結果、バチルス・スフェリカス
E-244菌株由来のサイクロデキストリナーゼ遺伝子を初
めて単離及び構造決定することに成功し、本発明を完成
させた。すなわち、本発明の第1は、配列番号1に示さ
れるアミノ酸配列をコードするサイクロデキストリナー
ゼ遺伝子である。
【0007】
【0008】本発明の第2は、配列番号4に示される塩
基配列を有するサイクロデキストリナーゼ遺伝子であ
る。本発明の第3は、上記のサイクロデキストリナーゼ
遺伝子を組み込んでなる組み換えDNAである。
【0009】本発明の第4は、上記組み換え体DNAを
含むエッシェリシア属に属する微生物を、培地に培養
し、培養物よりサイクロデキストリナーゼを採取するこ
とを特徴とするサイクロデキストリナーゼの製造法であ
る。以下、本発明について詳細に説明する。先ず、サイ
クロデキストリナーゼをコードする遺伝子を含有する遺
伝子の調製について述べる。
【0010】本酵素をコードする遺伝子のドナー微生物
としては、バチルス属に属し、本酵素を生産するもので
あれば如何なるものでもよく、例えば、バチルス・スフ
ェリカスE-244菌株 (FERM BP-2458) 等が挙げられる。
上記菌株の培養は、原則的には一般微生物の好気的培養
で採用される方法と同じであり、通常は、液体培地によ
る振盪培養法または、通気攪拌培養法等が用いられる。
培地としては、適当な窒素源、炭素源、ビタミン、ミネ
ラル及び本酵素の誘導基質であるサイクロデキストリン
等を含んだものが用いられる。pHは、本菌が成育するpH
領域であればいずれでもよく、通常は、6〜8の範囲が
好ましい。
【0011】培養条件は、例えば、通常20〜40℃で、16
時間〜4日間振盪培養または通気攪拌培養を行なう。こ
のようにして得られる培養物を、例えば3000rpm 以上、
好ましくは8000〜10000rpmで5分以上、好ましくは10〜
15分間遠心分離してバチルス・スフェリカスE-244の菌
体を得る。この菌体より、例えば斎藤、三浦の方法〔バ
イオケム. バイオフィズ. アクタ.(Biochem. Biophys.
Acta)、第72巻、第619頁 (1963年)〕の方法等により染
色体DNAを得ることができる。
【0012】次いで、この染色体DNAに突出末端を生
じさせる制限酵素、例えばBamHI(宝酒造社製) を、温度
30℃以上、好ましくは37℃、酵素濃度1〜10ユニット/
mlで20分以上、好ましくは30分〜2時間作用させて消化
し、種々の染色体DNA断片を得る。染色体DNA断片
は、必要に応じてフェノール抽出処理、フェノール、ク
ロロホルム抽出処理、エタノール沈殿処理等の既存の精
製方法により精製する。
【0013】一方、本発明において用いることのできる
このベクターDNAとしては、如何なるものでもよく、
例えばプラスミドベクターDNA、バクテリオファージ
ベクターDNA等が挙げられ、具体的には例えばプラス
ミドpUC118DNA (宝酒造社製) 等が好ましい。上記ベ
クターDNAに突出末端を生じさせる制限酵素、例えば
BamHIを、温度30℃以上、好ましくは37℃、酵素濃度10
〜1000ユニット/mlで1時間以上、好ましくは1〜3時
間作用させて消化し、切断されたベクターDNAを得
る。ベクターDNAは、必要に応じてフェノール抽出処
理、フェノール、クロロホルム抽出処理、あるいはエタ
ノール沈殿処理等の既存の精製方法により精製する。
【0014】次いで、上記のようにして得たバチルス・
スフェリカスE-244 由来で、サイクロデキストリナーゼ
をコードする遺伝子を含有するDNA断片混合物と切断
されたベクターDNAを混合し、これに例えば大腸菌D
NAリガーゼ (ニューイングランドバイオラブス社製)
、T4DNAリガーゼ (ベーリンガーマンハイム社製)
等、好ましくはT4DNAリガーゼを、温度4〜37
℃、好ましくは4〜16℃、酵素濃度1〜100 ユニットで
1時間以上、好ましくは6〜24時間作用させて組み換え
体DNAを得る。本工程は市販のライゲーションキット
(宝酒造社製) を用いて行なうことも可能である。
【0015】この組み換え体DNAを用いて、例えば大
腸菌K-12、好ましくは大腸菌HB101(ATCC33694)、大腸菌
JM101(ATCC33876)、大腸菌JM109(宝酒造社製) 、大腸菌
DHI(ATCC33849)、大腸菌χ-1776(ATCC31244)、等を形
質転換あるいは形質導入して夫々の菌株を得る。この形
質転換は、ディー・エイ・モーリソン(D. A. Morrison)
の方法〔メソズ・イン・エンザイモロジー (Methods in
Enzymology)、第68巻、第 326〜331 頁 (1979年) 〕に
より行なうことができる。また形質導入は、ビー・ホー
ン(B. Hohn) の方法〔メソヅ・イン・エンザイモロジー
(Methods inEnzymology)、第68巻、第 299〜309 頁 (1
979年) 〕によって行なうことができる。
【0016】そして、上記菌株群から、サイクロデキス
トリナーゼ生産能を有する菌株をスクリーニングするこ
とにより、サイクロデキストリナーゼをコードする遺伝
子を含有するDNAをベクターDNAに挿入した組み換
え体DNAを含み、サイクロデキストリナーゼ生産能を
有するエッシェリシア属に属する菌株を得ることができ
る。
【0017】このようにして得られた菌株より純化され
た新規な組み換え体DNAを得るには、例えば、ピー・
グーリー(P. Guerry) 等の方法〔ジェイ. バクテリオロ
ジー(J. Bacteriology) 第116巻、第1064〜1066頁 (197
3年) 〕、デー・ビー・クレウェル (D. B. Clewell)の
方法〔ジェイ. バクテリオロジー (J. Bacteriology)第
110巻、第 667〜676 頁 (1972年)〕等により得ることが
できる。
【0018】更に上記サイクロデキストリナーゼ遺伝子
を含有するDNAを用いて、実施例の項目6に示すよう
に Taqポリメラーゼを用いたサンガー・ジデオキシ・タ
ーミネーション(Sanger/dideoxy termination)によって
サイクロデキストリナーゼ遺伝子の全塩基配列の解析を
行ない(配列番号4参照)、次いで前記塩基配列を有す
る遺伝子によって翻訳されるポリペプチドのアミノ酸一
次配列を確定する(配列番号1参照)。
【0019】上記の様にして得られたサイクロデキスト
リナーゼをコードする遺伝子を含有するDNAをベクタ
ーDNAに挿入した組み換え体DNAを含み、サイクロ
デキストリナーゼ生産能を有するエッシェリシア属に属
する菌株を用いてサイクロデキストリナーゼを生産する
には、培養方法は、原則的には一般微生物の好気的培養
で採用される方法と同じであるが、通常は、液体培地に
よる振盪培養法または、通気攪拌培養法等が好ましい。
また、培地としては、例えば酵母エキス、ペプトン、肉
エキス、コーンスティープリカーあるいは大豆もしくは
小麦ふすまの浸出液等の1種以上の窒素源に燐酸第一カ
リウム、燐酸第二カリウム、硫酸マグネシウム、塩化ナ
トリウム、塩化マグネシウム、塩化第二鉄、硫酸第二鉄
あるいは硫酸マンガン等の無機塩類等の1種以上を添加
し、更に必要により糖質原料、ビタミン等を適宜添加し
たものが用いられる。なお、初発pHは、7〜9に調製す
るのが適当である。また培養は30〜42℃、好ましくは37
℃前後で4〜24時間、好ましくは6〜24時間実施するの
が好ましい。
【0020】培養終了後、該培養物よりサイクロデキス
トリナーゼを採取するには、通常の酵素採取手段を用い
て得ることができる。例えば、常法により菌体を超音波
破砕処理、摩砕処理等で破砕するか、または、リゾチー
ム等の溶菌酵素を用いて本酵素を抽出するか、または、
トルエン等の存在下で振盪もしくは放置して自己消化を
おこなわせ本酵素を菌体外に排出させる。この溶菌液を
濾過、遠心分離等して固形部分を除去し、必要によりス
トレプトマイシン硫酸塩、プロタミン硫酸あるいは硫酸
マンガンにより除核酸したのち、これに硫安、アルコー
ル、アセトン等を添加して分画し、沈殿物を採取し、こ
れを水に透析した後真空乾燥して粗酵素標品を得る。
【0021】更に、サイクロデキストリナーゼの精製標
品を得るには、例えば DEAE-セファロース (ジエチルア
ミンエチルセファロース、ファルマシア社製) 、 DEAE-
セファデックス (ファルマシア社製) 等のイオン交換ク
ロマトグラフィー、あるいは、例えばセファデックスG-
200(ファルマシア社製) 、バイオラッドP-150(バイオラ
ッド社製) 等のゲル濾過による各種クロマトグラフィー
を行ない、必要により、例えばTSK gel DEAE-5PW (東ソ
ー社製) 等のイオン交換クロマトグラフィーあるいは、
例えばTSK gel エーテル5PW(東ソー社製) 、TSK gel フ
ェニル5PW(東ソー社製) 等の疎水クロマトグラフィー、
あるいは、例えばTSK gel G3000SW(東ソー社製) 等のゲ
ル濾過等、HPLC〔高速液体クロマトグラフィー〕操作を
適宜組合せて実施することにより、高度に精製されたサ
イクロデキストリナーゼ標品を得ることができる。
【0022】上記手段により得られる精製サイクロデキ
ストリナーゼの理化学的性質は、〔バイオケム、バイオ
フィズ、アクタ (Biochem. Biophys. Acta)、第1036
巻、第1〜5頁 (1990年) 〕記載のサイクロデキストリ
ナーゼの性質と全く同様である。
【0023】
【発明の効果】上述したことから明らかな如く、本発明
のサイクロデキストリナーゼ遺伝子を含有するDNA断
片の組み込まれた組み換え体DNAを含むエッシェリシ
ア属に属する菌株を培地に培養することにより、サイク
ロデキストリナーゼを高収率で得ることができるので、
本発明は産業上極めて有用なものである。
【0024】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。 (1) バチルス・スフェリカスE-244菌株の染色体DNA
の調製 1%ベータサイクロデキストリン、1%ペプトン、0.5
% NaCl 及び0.1%イーストエキスからなる液体培地
(水道水使用、pH7.0) 100mlを 500ml容坂口フラスコに
入れ、 120℃で20分間、滅菌処理を行なった。これに、
バチルス・スフェリカス E-244菌株 (FERM BP-2458) 保
存スラントより1白金耳接種し、30℃で1日間振盪培養
した。本培養液1mlを上記と同様の培地組成と滅菌条件
により調製した10mlの培地を含有する大型試験管に接種
し、30℃、120rpmの条件で2日間振盪培養を行ない、培
養終了後、培養液から8000rpm で20分間の遠心分離処理
により菌体を分離し、湿潤菌体約50mgを得た後、該菌体
から斎藤、三浦の方法〔バイオケム. バイオフィズ. ア
クタ. (Biochem. Biophys. Acta.) 、第72巻、第619頁
(1963年) 〕により染色体DNAを得た。次いで、この
染色体60μg 及び制限酵素BamHI (宝酒造社製) 10ユニ
ットを、50mMトリス−塩酸緩衝液 (100mM NaCl及び10mM
MgSO4 含有)(pH7.4)に混合し、37℃で1時間反応させ
て消化液を得た。反応終了液を常法により、フェノール
抽出処理し、エタノール沈殿処理した後、このBamHIで
消化されたDNA断片が再結合することを防止するため
に、モレキュラー・クローニング(Molecular Cloning)
、第133〜134項記載の方法で子牛フォスファターゼ (C
alf Intestine Alkaline Phosphatase)処理により、D
NA断片の脱燐酸化反応を行ない、常法によりフェノー
ル抽出処理し、更にエタノール沈殿処理して、BamHIで
消化されたバチルス・スフェリカス E-244菌株の染色体
DNA断片を50μg を得た。 (2) プラスミドベクターpUC118DNAを利用したバチル
ス・スフェリカス E-244菌株の染色体DNAライブラリ
ーの作製 プラスミドベクター pUC118 DNA〔宝酒造社製〕20μ
g及び制限酵素BamHI (宝酒造社製) 10ユニットを、50mM
トリス−塩酸緩衝液 (100mM NaCl及び10mM MgSO4 含有)
(pH7.4)に混合し、温度37℃で2時間反応させて消化液
を得た。反応終了液を常法により、フェノール抽出処理
し、エタノール沈殿処理して、BamHIで消化されたプラ
スミドベクターpUC118を得た。
【0025】次いで、このBamHIで消化されたプラスミ
ドベクターpUC118DNA断片1μg、上記項目(1) で得
られたBamHIで消化されたバチルス・スフェリカス E-24
4菌株の染色体DNA断片1μg 及びDNAライゲーシ
ョンキット (宝酒造社製) を常法に従って混合後、温度
16℃で16時間反応し、DNAを連結させた。このように
して得た組み換え体プラスミドDNA含有液10μl を大
腸菌コンピテントセル(JM109)(宝酒造社製) 100μl
と混合し、氷中で20分間静置することにより形質転換を
行なった。本形質転換液 110μl を前記と同様の滅菌条
件により調製した滅菌済 T-Y培地[1%(W/V) バクトー
トリプトン (Bacto-trypton)〔ディフコ社製〕、0.5%
(W/V) イーストエキストラクト (Yeast extract)〔ディ
フコ社製〕及び0.5%(W/V) NaCl (pH7.2)]3mlに接種
し、37℃で30分間振盪培養した後、培養液を 200μl ず
つ滅菌済 X-Galプレート[1%(W/V) バクトートリプト
ン (Bacto-trypton)〔ディフコ社製〕、0.5%(W/V) イ
ーストエキストラクト (Yeast extract)〔ディフコ社
製〕及び0.5%(W/V) NaCl、1.5%寒天(pH7.2) を前記
と同様の滅菌条件により滅菌処理したものに、滅菌済フ
ィルター (孔径0.22μm)〔ミリポア社製〕で無菌濾過し
たIPTG(Isopropyl−β−D−thiogalactopyranoside)
〔ベーリンガー社製〕、X-Gal (5-bromo-4-chloro-3-in
dolyil-galactopyranside)〔ベーリンガー社製〕及びア
ンピシリン〔シグマ社製〕を無菌的に添加してそれぞ
れ、50μg/ml(W/V) IPTG、40μg/ml(W/V) X-Gal 及び25
μg/ml(W/V) アンピシリンの濃度に調製した培地を直径
9cmのシャーレに20mlずつ分注したプレート]に塗布
し、37℃で24時間静置培養した。次いで、生じた白色コ
ロニーのみを選択して滅菌済X-Gal プレートに点植する
ことにより、約3000個の形質転換体を得、これを染色体
DNAライブラリーとして使用した。 (3) プローブDNAの作製 1%βサイクロデキストリン、1%ペプトン、0.5% N
aCl 及び0.1%イーストエキスからなる液体培地 (水道
水使用、pH7.0) 100mlを 500ml容坂口フラスコに入れ、
120℃で20分間、殺菌処理を行なった。これに、バチル
ス・スフェリカス E-244菌株 (FERM BP-2458) を保存ス
ラントより1白金耳接種し、30℃で1日間振盪培養し
た。本培養液 100mlを上記と同様の培地組成と殺滅菌条
件により調製した20Lの培地を含有する30L容ジャーに
接種し、30℃、0.5vvm、220rpmの条件で2日間通気攪拌
培養を行ない、培養終了後、培養液を15000rpmで連続遠
心分離処理することにより230gの湿潤菌体を得た。本菌
体から〔バイオケム、バイオフィズ、アクタ (Biochem.
Biophys. Acta)、第1036巻、第1〜5頁 (1990年)〕
記載に従った精製法により、約20mgの精製酵素を得た。
精製酵素約1mgを凍結乾燥後、 100μl の0.1%トリフ
ルオロ酢酸 (TFA)溶液に再溶解した。本酵素溶液をプロ
テインシークエンサー〔アプライドバイオシステム(AB
I) 社製〕で分析することによりN末端側のアミノ酸1
次配列を決定した。更に、精製酵素約1mgを30mg臭化シ
アン、蟻酸2.1ml脱イオン水0.9mlと混合後、常法に従
い密栓、斜光した梨型フラスコ中で25℃で24時間振盪す
ることによりペプチドに分解した。本処理液をロータリ
ーエバポレーターで吸引乾燥した後、0.4mlの0.2N酢
酸溶液に溶解し、ペプチド混合液を得た。本ペプチド混
液を0.1%トリフルオロ酢酸(TFA) 溶液で平衡化した5C
4-300 HPLC 用パックドカラム (φ4.6mm×250mm) (ナ
カライテスク社製) に吸着させた後80%アセトニトリル
のグラジエント勾配により溶出を行なった。各ペプチド
画分を分取し、吸引乾燥後、 100μl の0.1%トリフル
オロ酢酸(TFA) 溶液に再溶解した。本ペプチド溶液をプ
ロテインシークエンサーで分析することにより各ペプチ
ド断片のアミノ酸1次配列を決定した。サイクロデキス
トリナーゼのN末端側及びペプチド断片のアミノ酸1次
配列を配列表の配列番号2及び配列番号3に夫々示し
た。
【0026】N末端アミノ酸1次配列の一部をコードす
る20残基からなるDNA断片をDNAシンセサイザー
〔ベックマン (Beckman)社製〕により合成した。同様に
して、ペプチド断片のアミノ酸1次配列をコードする27
残基からなる塩基配列に相補したDNA断片を合成し
た。合成DNA断片及びをプライマー、項目1で調
製したバチルス・スフェリカスE-244の染色体DNAを
鋳型としてシータス社製のポリメラーゼチェインリアク
ション(PCR) 用キットを用いて、 PCR用サーマルサイク
ラー (シータス社製) によりプライマーとプライマー
間のDNA配列を増幅させた。
【0027】増幅されたDNA断片を含んだ反応溶液を
1.5%アガロースゲル電気泳動操作に供し、目的のDN
A断片をゲルから常法に従って抽出し、エタノール沈殿
処理後、TE (10mM Tris, 1mM EDTA, pH8.0) 緩衝液に溶
解した。該DNA溶液を、DNAラベリング&ディテク
ションキット〔NonradioactiveDNA labeling and detec
tion kit 、 (ベーリンガー社製) 〕を用いてラベリン
グし、非放射性プローブDNAを作製した。 (4) サイクロデキストリナーゼ遺伝子の検索 項目(3) で調製した非放射性プローブDNAを用いて、
項目(2) で作製した染色体DNAライブラリーに対して
コロニーハイブリダイゼーション処理を〔モレキュラー
・クローニング・ア・ラボラトリー・マニュアル・セカ
ンド・エディション (Molecular Cloning a Laboratory
Manual Second Edition) 第90〜99頁、コールド・スプ
リング・ハーバー・ラボラトリー・プレス(Cold Spring
HarborLaboratory Press)、1989年〕記載の方法により
行なった。対合した非放射性プローブDNAの検出は、
DNAラベリング&ディテクションキット〔Nonradioac
tive DNA labeling and detection kit 、 (ベーリンガ
ー社製) 〕を用いて行なった。その結果、染色体DNA
ライブラリー約3000コロニーより陽性コロニーを1株得
た。該陽性株を前記と同様の滅菌条件により調製した滅
菌済 T-Y培地3mlに1白金耳接種後、37℃で16時間振盪
培養を行ない培養終了後、培養液を8000rpm で20分間遠
心分離することにより菌体を分離し、湿潤菌体約2mgを
得た。該菌体から、〔モレキュラー・クローニング・ア
・ラボラトリー・マニュアル・セカンド・エディション
(Molecular Cloning a Laboratory Manual Second Edi
tion) 第25〜28頁、コールド・スプリング・ハーバー・
ラボラトリー・プレス (ColdSpring Harbor Laboratory
Press)、1989年〕記載のアルカリ法によりサイクロデ
キストリナーゼ遺伝子を含んだプラスミドDNAを抽出
し、常法に従いエタノール沈殿処理により精製した後、
200μl のTE (10mM Tris,1mM EDTA, pH8.0)緩衝液に
溶解した。該組み換え体プラスミドDNA溶液10μl を
制限酵素SacI(ベーリンガー社製) 1ユニット、BamHI
(宝酒造社製)1ユニット、制限酵素用緩衝液 (ベーリン
ガー社製) 2μl 及び滅菌水10μl と混合して、37℃で
1時間処理することにより切断した。この処理液と同じ
SacI(ベーリンガー社製)1ユニット、BamHI (宝酒造
社製)1ユニット、制限酵素用緩衝液 (ベーリンガー社
製)2μl 及び滅菌水19μl と混合して37℃で1時間反
応を行なったpUC118ベクターDNA1μg とを混合し、
ライゲーションキットにより連結反応を16℃で16時間行
なった。該反応液を用いて〔ジャーナル・オブ・バクテ
リオロジー (Journalof Bacteriology)第 119巻、第107
2頁〜1074頁 (1974年) 〕記載の形質転換法により大腸
菌JM109株を形質転換し、サイクロデキストリナーゼ活
性を検討した後、形質転換株の湿潤菌体を得た。この様
にして得られた大腸菌JM109(pCD722) は、工業技術院微
生物工業技術研究所に微工研条寄第3263号(FERM BP-326
3) として寄託されている。更に、該菌株の培養液10ml
から、〔モレキュラー・クローニング・ア・ラボラトリ
ー・マニュアル・セカンド・エディション (Molecular
Cloning a Laboratory Manual Second Edition) 第25〜
28頁、コールド・スプリング・ハーバー・ラボラトリー
・プレス (Cold Spring Harbor Laboratory Press)、19
89年〕記載のアルカリ法により組み換え体プラスミドD
NAを約20μg 得、このプラスミドをpCD722と命名し
た。本プラスミド1μg を制限酵素SacI (ベーリンガ
ー社製) 、BamHI (宝酒造社製) 及びEcoRI (ベーリンガ
ー社製) を組み合せて処理することにより切断した後、
常法に従い、0.7%及び1.5%アガロースゲル電気泳動
を行ない各DNA断片の長さを調べることにより、制限
酵素開裂地図を作成した。 (5) 大腸菌JM109 (pCD722)の培養及び粗酵素液の調製 大腸菌JM109 (pCD722)(FERM BP-3263)を、 T-Y培地3ml
中で37℃で16時間振盪培養した後、培養液を氷中で2分
間超音波処理し、12000rpmで20分間遠心分離操作をする
ことにより、細胞残渣を取り除いて得た粗酵素液中のサ
イクロデキストリナーゼ活性は、3.0U/mlであった。
尚、比較の為pUC118ベクターDNAを有する大腸菌JM10
9 を用いて、上記の同様の処理を行なって得た細胞抽出
液中のサイクロデキストリナーゼ活性を測定した結果、
活性は検出されなかった。 (6) バチルス・スフェリカスE-244 菌株(FERM BP-245
8) 由来のサイクロデキストリナーゼ遺伝子の塩基配列
の解析 項目(4)で得られた組み換え体プラスミドpCD722DNA1
0μgを制限酵素SacI( ベーリンガー社製)1ユニッ
ト、BamH I( 宝酒造社製) 1ユニット、制限酵素用緩
衝液( ベーリンガー社製)2μl及び滅菌水10μlと混
合して、37℃で1時間処理することにより切断し、反応
溶液を1.5%アガロースゲル電気泳動操作に供した。目
的のDNA断片をゲルから常法にしたがって抽出した
後、エタノール沈澱処理を行って約5μgの精製DNA
断片を得た。
【0028】SacI( ベーリンガー社製)1ユニット、B
amH I( 宝酒造社製) 1ユニット、制限酵素用緩衝液
(ベーリンガー社製)2μl及び滅菌水19μlと混合し
て37℃で1時間反応を行ったpUC119ベクターDNA1μ
gと該精製DNA約2.5μg及びライゲーションキット
( 宝酒造社製) を混合し、連結反応を16℃で16時間行っ
た。該反応液を用いて〔ジャーナル・オブ・バクテリオ
ロジー(Journal of Bacteriology) 第119巻、第1072頁
〜1074頁(1974年) 〕記載の形質転換法により大腸菌JM1
09株を形質転換し、サイクロデキストリナーゼ活性を検
討し、形質転換株を得た。さらに、該形質転換株の培養
液10mlから、〔モレキュラー・クローニング・ア・ラボ
ラトリー・マニュアル・セカンド.エディション(Mole
cular Cloning a Laboratory Manual Sacond Edition)
第25〜28頁、コールド・スプリング・ハーバー・ラボラ
トリー・プレス(Cold Spring Harbor Laboratory Pres
s) 、1989年〕記載のアルカリ法により組み換え体プラ
スミドDNAを約20μg得、該プラスミドをpCD722'と
命名した。このプラスミドは、pCD722に挿入されている
サイクロデキストリナーゼ遺伝子を含有したDNA断片
が逆向きに挿入されている以外はpCD722と基本的には全
く同じである。
【0029】次いで、組み換え体プラスミドDNApCD7
22及びpCD722'を用いてキロシークエンス用欠失キット
( 宝酒造社製) を用い、ヘニコフ(Henikoff)の方法〔ジ
ーン(Gene)、第28巻、第351 〜359 頁、(1984年) 〕に
従い、サイクロデキストリナーゼ遺伝子に種々の欠失が
導入されたプラスミドDNAを作製し、項目(4)と同様
にして大腸菌JM109(宝酒造社製) を形質転換した。こ
の様にして得られた大腸菌にヘルパーファージM13K07(
宝酒造社製) を感染させることにより、メッシング(Mes
sing) の方法〔メソズ・エンザイモロジー(Methods in
Enzymology) 、第101巻、第20〜78頁、(1983年) 〕に従
って1本鎖DNAを調整した。得られた1本鎖DNAに
よるシークエンシングはタックポリメラーゼシークエン
シングキット(Taq polymerase sequencing kit)〔アプ
ライド・バイオシステム・インスツルメント(ABI社
製)〕及びDNAシークエンサー〔アプライド・バイオ
システム・インスツルメント(ABI社製) 〕を用いて、常
法に従って行った。
【0030】得られたバチルス・スフェリカスE-244菌
株(FERMBP-2458) 由来のサイクロデキストリナーゼ遺
伝子の全塩基配列を配列表の配列番号4に、また該塩基
配列から翻訳されるポリペプチドのアミノ酸一次配列を
配列表の配列番号1に夫々示した。
【0031】
【配列表】
1.配列番号1 (1) 配列の長さ:591 (2) 配列の型:アミノ酸 (3) トポロジー:直鎖状 (4) 配列の種類:ペプチド (5) 配列: MetIleMetLeuGluAlaValTyrHisArgMetGlyGlnAsnTrpSerTyrAlaTyrAsn 20 AspSerThrLeuHisIleArgIleArgThrLysArgAspAsnValProArgIleAspLeu 40 HisCysGlyGluLysTyrAspProGluLysTyrLysGluThrIleProMetGluArgMet 60 AlaSerAspGlyLeuPheAspTyrTrpGlnAlaAlaValGlnProArgTyrArgArgLeu 80 ValTyrTyrPheAlaLeuHisSerAspAsnGlyAspAlaValTyrPheMetGluLysGly 100 PhePheAspGlnProProLysValMetTyrGluGlyLeuPheAspPheProTyrLeuAsn 120 ArgGlnAspValHisThrProProAlaTrpValLysGluAlaIlePheTyrGlnIlePhe 140 ProGluArgPheAlaAsnGlyAspProSerAsnAspProGluGlyValGlnGluTrpGly 160 GlyThrProSerAlaGlyAsnPhePheGlyGlyAspLeuGlnGlyValIleAspHisLeu 180 AspTyrLeuSerAspLeuGlyValAsnAlaLeuTyrPheAsnProLeuPheAlaAlaThr 200 ThrAsnHisLysTyrAspThrAlaAspTyrMetLysIleAspProGlnPheGlyThrAsn 220 GluLysLeuLysGluLeuValAspAlaCysHisAlaArgGlyMetArgValLeuLeuAsp 240 AlaValPheAsnHisCysGlyHisThrPheProProPheValAspValLeuAsnAsnGly 260 LeuAsnSerArgTyrAlaAspTrpPheHisValArgGluTrpProLeuArgValValAsp 280 GlyIleProThrTyrAspThrPheAlaPheGluProIleMetProLysLeuAsnThrGly 300 AsnGluGluValLysAlaTyrLeuLeuAsnValGlyArgTyrTrpLeuGluGluMetGly 320 LeuAspGlyTrpArgLeuAspValAlaAsnGluValAspHisGlnPheTrpArgGluPhe 340 ArgSerGluIleLysArgIleAsnProSerAlaTyrIleLeuGlyGluIleMetHisAsp 360 SerMetProTrpLeuGlnGlyAspGlnPheAspAlaValMetAsnTyrProPheThrAsn 380 IleLeuLeuAsnPhePheAlaArgArgLeuThrAsnAlaAlaGluPheAlaGlnAlaIle 400 GlyThrGlnLeuAlaGlyTyrProGlnGlnValThrGluValSerPheAsnLeuLeuGly 420 SerHisAspThrThrArgLeuLeuThrLeuCysSerGlyAsnValGluArgMetLysLeu 440 AlaThrLeuPheGlnLeuThrTyrGlnGlyThrProCysIleTyrTyrGlyAspGluIle 460 GlyMetAspGlyGluTyrAspProLeuAsnArgLysCysMetGluTrpAspLysSerLys 480 GlnAsnThrGluLeuLeuAlaPhePheArgSerMetIleSerLeuArgLysAlaHisPro 500 AlaLeuArgGlySerGlyLeuArgPheLeuProValLeuGluHisProGlnLeuLeuVal 520 TyrGluArgTrpAspAspAsnGluArgPheLeuIleMetLeuAsnAsnGluAspAlaPro 540 ValAsnValValIleProAlaAlaGlnProGlyAlaSerTrpArgThrValAsnGlyGlu 560 ProCysAlaValValGluGluSerSerIleGlnAlaAlaLeuProProTyrGlyTyrAla 580 IleLeuHisAlaProIleAlaGlyThrAlaGlu 591 2.配列番号2 (1) 配列の長さ:24 (2) 配列の型:アミノ酸 (3) トポロジー:直鎖状 (4) 配列の種類:ペプチド (5) フラグメント型:N末端フラグメント (6) 配列: Met Ile Met Leu Glu Ala Val Try His Arg Met Gly Gln Asn Trp 15 Ser Tyr Ala Tyr Asn Asp Ser Thr Leu 24 3 .配列番号3 (1) 配列の長さ:11 (2) 配列の型:アミノ酸 (3) トポロジー:直鎖状 (4) 配列の種類:ペプチド (5) フラグメント型:中間部フラグメント (6) 配列: Pro Trp Leu Gln Gly Asp Gln Phe Asp Ala Val 11 4.配列番号4 (1) 配列の長さ:1773 (2) 配列の型:核酸 (3) 鎖の数:一本鎖 (4) トポロジー:直鎖状 (5) 配列の種類:染色体DNA (6) 配列の特徴: (7) 起源 (a) 生物名:バチルス・スフェリカス (b) 株名:E-244 (8) 配列: ATGATTATGC TGGAAGCCGT TTACCACCGG ATGGGACAAA ACTGGTCCTA TGCCTACAAT 60 GATTCGACCT TGCATATCCG CATCCGCACC AAGCGGGACA ATGTCCCGCG CATCGACCTG 120 CACTGCGGCG AGAAGTACGA TCCGGAGAAG TACAAGGAAA CCATTCCCAT GGAGCGTATG 180 GCTTCTGACG GACTGTTTGA TTATTGGCAA GCCGCCGTGC AGCCCAGATA CCGTAGATTA 240 GTTTATTACT TCGCGCTGCA TTCCGACAAC GGCGATGCCG TTTACTTTAT GGAGAAGGGA 300 TTCTTTGATC AGCCGCCCAA GGTGATGTAT GAAGGATTGT TCGACTTCCC TTATCTGAAT 360 CGGCAGGATG TGCACACGCC TCCGGCATGG GTTAAGGAAG CGATATTCTA TCAGATTTTC 420 CCCGAGCGCT TCGCGAACGG CGATCCGTCC AACGATCCCG AAGGCGTGCA GGAATGGGGA 480 GGTACGCCCA GCGCCGGCAA TTTCTTCGGC GGGGATTTGC AAGGCGTGAT CGATCATCTG 540 GACTATCTAA GCGATCTGGG CGTTAATGCT TTGTATTTCA ACCCCCTATT CGCGGCCACC 600 ACCAACCATA AATACGATAC GGCGGACTAT ATGAAGATCG ACCCCCAATT CGGCACGAAC 660 GAAAAGCTCA AGGAGCTGGT CGATGCCTGC CATGCCCGGG GCATGCGCGT GCTGCTGGAC 720 GCCGTGTTCA ACCACTGCGG CCATACGTTT CCGCCGTTCG TGGACGTGTT GAACAACGGT 780 CTGAATTCGC GTTACGCGGA TTGGTTCCAT GTTCGGGAAT GGCCTCTGCG GGTCGTTGAC 840 GGGATTCCGA CCTACGATAC GTTCGCATTC GAACCAATCA TGCCCAAGCT CAATACCGGC 900 AATGAAGAAG TGAAGGCTTA CCTGTTGAAT GTCGGCCGTT ACTGGCTGGA GGAGATGGGG 960 CTGGACGGCT GGCGGCTGGA TGTCGCCAAT GAGGTGGACC ATCAATTCTG GCGGGAATTC 1020 CGGAGCGAGA TCAAACGGAT CAATCCTTCG GCCTATATCT TAGGCGAGAT TATGCATGAT 1080 TCCATGCCGT GGCTGCAAGG CGACCAATTC GACGCGGTCA TGAATTATCC CTTCACGAAC 1140 ATCCTGCTGA ACTTCTTCGC CCGCAGGCTG ACGAACGCGG CCGAATTCGC CCAGGCGATC 1200 GGCACGCAGC TCGCCGGTTA TCCGCAGCAG GTTACGGAAG TGTCATTCAA TCTGCTCGGC 1260 AGCCATGACA CGACGAGGCT ATTGACGTTG TGCAGCGGCA ATGTGGAGCG CATGAAGCTG 1260 GCGACCTTAT TCCAGCTGAC CTATCAGGGG ACGCCATGCA TCTATTACGG CGACGAGATC 1380 GGCATGGACG GCGAGTATGA CCCCCTCAAC CGCAAGTGCA TGGAATGGGA CAAGAGCAAG 1440 CAGAATACGG AGCTGCTTGC GTTCTTCCGG AGCATGATCA GCCTGCGCAA GGCTCACCCT 1500 GCGCTGCGCG GAAGCGGACT GCGCTTCCTG CCGGTGCTGG AGCACCCGCA GTTGCTGGTC 1560 TATGAGCGCT GGGACGATAA TGAGCGATTC CTCATCATGC TGAATAATGA GGATGCTCCC 1620 GTGAACGTTG TTATCCCGGC AGCTCAGCCC GGCGCTTCTT GGCGCACCGT GAACGGCGAG 1680 CCATGCGCAG TAGTCGAGGA AAGTTCGATA CAGGCGGCTC TCCCTCCTTA CGGTTATGCC 1740 ATACTGCATG CGCCTATAGC AGGAACGGCT GAG 1773
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12N 9/26 C12R 1:19) (C12N 15/09 ZNA C12R 1:07) (72)発明者 中野 衛一 千葉県野田市野田339番地 キッコーマ ン株式会社内 (72)発明者 菊地 護 千葉県野田市野田339番地 キッコーマ ン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12N 15/00 - 15/90 C12N 9/00 - 9/99 C12N 1/00 - 1/38 BIOSIS(DIALOG) GenBank/EMBL/DDBJ(G ENETYX) WPI(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号1に示されるアミノ酸配列をコ
    ードするサイクロデキストリナーゼ遺伝子。
  2. 【請求項2】 配列番号4に示される塩基配列を有する
    サイクロデキストリナーゼ遺伝子。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至請求項2のいずれかの項記
    載のサイクロデキストリナーゼ遺伝子を組み込んでなる
    組み換え体DNA。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の組み換え体DNAを含む
    エッシェリシア属に属する微生物を、培地に培養し、培
    養物よりサイクロデキストリナーゼを採取することを特
    徴とするサイクロデキストリナーゼの製造法。
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