JP2980530B2 - 自動車用扉のクロージャー装置 - Google Patents

自動車用扉のクロージャー装置

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JP2980530B2
JP2980530B2 JP3686495A JP3686495A JP2980530B2 JP 2980530 B2 JP2980530 B2 JP 2980530B2 JP 3686495 A JP3686495 A JP 3686495A JP 3686495 A JP3686495 A JP 3686495A JP 2980530 B2 JP2980530 B2 JP 2980530B2
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俊二 内海
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、開扉時にストライカ
と完全に離脱するオープン位置と、半閉扉時にストライ
カと僅かに係合するハーフラッチ位置と、完全閉扉時に
ストライカと完全に係合するフルラッチ位置とに回動可
能にラッチ部材をロック本体に支持し、動力によりラッ
チ部材を前記ハーフラッチ位置から前記フルラッチ位置
に強制的に回動するようにした自動車用扉のクロージャ
ー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用扉のクロージャー装置と
しては、実開平1−142771号公報に開示されたも
のがある。すなわち、ラッチがハーフラッチ位置になる
と、ハーフラッチ用の検出スイッチが作動して、駆動モ
ータが始動し、クロースレバーがラッチをフルラッチ位
置に回動し、ドアが強制的に閉扉すると、フルラッチ用
の検出スイッチが作動して、駆動モータが停止し、か
つ、ラッチを元の基準位置へ移動すべく信号を出力し、
ラッチが基準位置に移動すると、基準用の検知スイッチ
が作動して、駆動モータを停止するようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、ラッチの前記各位置を検出するために3
つの検出スイッチを必要とし、特に、フルラッチ用の検
出スイッチにおいては、正確にフルラッチ状態を検出す
る必要があり、被検出部品の部品精度や取付精度をそれ
ぞれ高める必要があり、前記取付精度や部品精度が低く
なって、フルラッチ用の検出スイッチが正確にフルラッ
チ状態を検出しないで、例えば、クローズレバーの作動
量が不足するとフルラッチしなかったり、クローズレバ
ーの作動量が過多になると、クローズレバーその他の構
成部品の損傷を招くという問題点があった。そこで、本
発明は、このような技術の問題点に着目してなされたも
ので、フルラッチ用の検出スイッチをなくして、被検出
部品の部品精度および取付精度上の煩わしさをなくし、
例えば、フルラッチ時にクローズレバーの作動量が過多
になり、クローズレバーその他の駆動伝達部品に過大な
荷重がかかるような事態が生じても、弾性部材が損傷す
るのみであってクローズレバーその他の駆動伝達部品が
損傷しないで済み、弾性部材のみを交換すれば損傷前の
状態に復帰することができ、多くの修理費用を必要とせ
ず、使い勝手の点で優れた自動車用扉のクロージャー装
置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 開扉時にストライカ(17)と完全に離脱するオー
プン位置と、半閉扉時にストライカ(17)と僅かに係
合するハーフラッチ位置と、完全閉扉時にストライカ
(17)と完全に係合するフルラッチ位置とに回動可能
にラッチ部材(30)をロック本体に支持し、動力によ
りラッチ部材(30)を前記ハーフラッチ位置から前記
フルラッチ位置に強制的に回動させて、強制的に閉扉す
るようにした自動車用扉のクロージャー装置において、
前記ラッチ部材(30)がそれに連動して前記ハーフラ
ッチ位置から前記フルラッチ位置に回動可能になる第1
駆動レバー(91)と、動力により、前記第1駆動レバ
ー(91)を介して前記ラッチ部材(30)を前記ハー
フラッチ位置から前記フルラッチ位置に回動する作動位
置と待機位置とに揺動可能な第2駆動レバー(95)
と、前記第2駆動レバー(95)に伝達された動力が前
記第1駆動レバー(91)に伝わるまでの駆動伝達経路
に配され、前記ラッチ部材(30)を前記ハーフラッチ
位置から前記フルラッチ位置に回動可能にすべく、フル
ラッチ時に前記ラッチ部材(30)側からの反力よりそ
の弾撥力が大きく、かつ、前記駆動伝達経路に過大な荷
重が作用して他の構成部品が破損する前にそれ自体が破
損する程度の材料性質を有する弾性部材(100)とを
備えたことを特徴とする自動車用扉のクロージャー装
置。
【0005】2 前記第1駆動レバー(91)と前記第
2駆動レバー(95)とを、前記弾性部材(100)が
動力を伝達可能な状態ではその構成部品が遊動し、か
つ、前記弾性部材(100)が動力を伝達不能な状態で
はその構成部品が当接して動力を伝達可能にする遊動機
構(94,98)を介して連結したことを特徴とする自
動車用扉のクロージャー装置に存する。
【0006】
【作用】扉を閉じ、ラッチ部材(30)がハーフラッチ
位置になると、動力により第2駆動レバー(95)が待
機位置から作動位置に揺動し、動力が第2駆動レバー
(95)から弾性部材(100)を介して第1駆動レバ
ー(91)に伝わり、第1駆動レバー(91)が作動
し、第1駆動レバー(91)に、例えば、クローズレバ
ー(50)が連動して、ラッチ部材(30)をハーフラ
ッチ位置からフルラッチ位置に回動する。ラッチ部材
(30)がハーフラッチ位置からフルラッチ位置に回動
するとき、ラッチ部材(30)は扉開口周縁に沿設され
たシール部材からのシール反力を受けるが、弾性部材
(100)がそのシール反力より大きな弾撥力が生じる
ので、例えば、クローズレバー(50)がシール反力に
抗してラッチ部材(30)をハーフラッチ位置からフル
ラッチ位置に強制的に回動し、ラッチ部材(30)はス
トライカ(17)と完全に係合して、完全閉扉状態とな
る。
【0007】例えば、クローズレバー(50)が作動過
多になって、駆動伝達経路に過大な荷重が作用した場合
には、弾性部材(100)が破損することで過大な荷重
を受けるので、クローズレバー(50)その他の部品が
破損することがなくなる。
【0008】前記第1駆動レバー(91)と前記第2駆
動レバー(95)とを、前記弾性部材(100)が動力
を伝達可能な状態ではその構成部品が遊動し、かつ、前
記弾性部材(100)が動力を伝達不能な状態ではその
構成部品が当接して動力を伝達可能にする遊動機構(9
4,98)を介して連結したものでは、弾性部材(10
0)が、例えば、脱落したり、経年変化でその弾撥力を
失ったりして、動力伝達能力がなくなった場合に、構成
部品が当接して、遊動機構(94,98)が動力伝達可
能になり、動力が第2駆動レバー(95)から第1駆動
レバー(91)に伝わり、ラッチ部材(30)をハーフ
ラッチ位置からフルラッチ位置に強制的に回動すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例につい
て説明する。各図は本発明の一実施例を示している。図
2〜図4に示すように、自動車の車体10には後部開口
12が開設され、後部開口12を開閉するためのバック
ドア15が設けられている。後部開口12の下縁部には
ストライカ17が固設され、バックドア15には、ドア
ロック装置20が配設されている。ドアロック装置20
のロック本体21には、ラッチ部材30が軸23により
枢着され、ラッチ部材30には、ストライカ17に係脱
可能な係合溝32が形成されている。
【0010】ロック本体21には、ロッキングプレート
40が軸26により枢着され、ラッチ部材30に形成さ
れたハーフラッチ係合部33またはフルラッチ係合部3
4に係脱可能な爪部42を有している。爪部42は、ハ
ーフラッチ係合部33またはフルラッチ係合部34に係
合することにより、ラッチ部材30のオープン位置方向
に向けての回動を阻止するものである。ロッキングプレ
ート40は図示省略したばね部材により、ロッキングプ
レート40の爪部42がラッチ部材30のハーフラッチ
係合部33またはフルラッチ係合部34に係合する方向
へ付勢されているとともに、ラッチ部材30は、ばね部
材39によりオープン位置方向へ付勢されている。図5
〜図13に示すように、ラッチ部材30は、ストライカ
17から離脱したオープン位置と、係合溝32にストラ
イカ17が僅かに係合してロッキングプレート40の爪
部42がハーフラッチ係合部33に係合した図10に示
すハーフラッチ位置と、係合溝32にストライカ17が
完全に係合してロッキングプレート40の爪部42がフ
ルラッチ係合部34に係合した図12および図13に示
すフルラッチ位置とに回動可能に支持されている。ラッ
チ部材30には被押動用のピン35が植設されている。
ラッチ部材30には、スイッチレバー38が一体的に固
着され、スイッチレバー38を介してラッチ部材30が
ハーフラッチ位置に回動したことを検出するための検出
スイッチ36が設けられている。ロック本体21にはク
ローズレバー50が軸28により回動可能に枢着されて
いる。また、クローズレバー50は、ばね部材51によ
り図10において時計方向へ回動する方向へ付勢されて
いる。クローズレバー50には、長孔52が穿設される
とともに、被押圧用のピン部材55が植設されている。
【0011】長孔52には軸28が相対移動可能に嵌合
している。軸28により、クローズレバー50が図12
において想像線で示すようにその一端53がラッチ部材
30の被押動用のピン35に係合する係合位置と、図1
2において実線で示すようにその一端53が被押動用の
ピン35に係合しない非係合位置とに移動可能に支持さ
れている。ロック本体21には、後述する動力部70に
よってクローズレバー50を介してラッチ部材30をハ
ーフラッチ位置からフルラッチ位置に強制的に回動する
作動位置と、待機位置とに回動可能に軸28により作動
レバー60が支持されている。作動レバー60の一端部
には、クローズレバー50の被押圧用のピン部材55に
外嵌する押圧用の長孔64が穿設されている。
【0012】図1〜図4および図15に示すように、ロ
ック本体21には動力部70を支持するベース部材71
が連結され、動力部70はモータ72、減速機構73、
クランク部材74を有して成る。クランク部材74の周
縁部には、クランク部材74と一体的に回動するクラン
クピン74aが植設されている。ベース部材71には、
軸29を同軸にして前面側に第1駆動レバー91および
後面側に第2駆動レバー95が揺動可能にそれぞれ支持
されている。第1駆動レバー91の外周縁には、作動レ
バー60の他端部67を押し込み可能な押込突起92が
形成されるとともに、被押込フランジ93が形成されて
いる。被押込フランジ93はベース部材71の挿通穴7
1aを通して後方へ突出しており、被押込フランジ93
には弾性部材100が嵌着されている。
【0013】第2駆動レバー95は、軸29を起点にし
て略直交する方向へ延設されており、第2駆動レバー9
5の延設部には円弧状に延ばされた長孔96が穿設さ
れ、長孔96には、クランク部材74のクランクピン7
4aが移動可能に嵌合している。第2駆動レバー95の
基端部には押込フランジ97が形成されている。弾性部
材100および第1駆動レバー91を介して作動レバー
60を待機位置から作動位置へ回動操作すべく、第1駆
動レバー91の被押込フランジ93を押し込み可能な押
込フランジ97が形成されている。すなわち、第2駆動
レバー95、弾性部材100、第1駆動レバー91、作
動レバー60およびクローズレバー50が駆動伝達経路
になっている。弾性部材100の材料の性質は、フルラ
ッチ時にラッチ部材30が受ける扉側からの反力、例え
ば、開口周縁に沿設されるシール部材のシール反力およ
びばね部材39のばね力よりその弾撥力が大きいこと、
すなわち、シール反力以上の力が、第1駆動レバー9
1、作動レバー60およびクローズレバー50を介して
ラッチ部材30の被押動用のピン35にかかるようにす
ることが条件となり、かつ、例えば、クローズレバー5
0が作動過多になって、駆動伝達経路を構成する部品に
破損するほどの過大な荷重が作用する前に弾性部材10
0が破損することが条件となる。
【0014】図1および図14に示すように、第1駆動
レバー91にはピン部材94が植設され、ピン部材94
は、ベース部材71側の円弧状長孔71bを貫通して後
方へ突出しており、その突出端94aが第2駆動レバー
95側の長孔98に遊嵌している。第2駆動レバー95
の長孔98は、長孔98の端縁がピン部材94を押込ん
で第1駆動レバー91が作動レバー60を作動させ、ラ
ッチ部材30が強制的にフルラッチ位置に回動るよう
に、その長手方向の巾が設定されている。第1駆動レバ
ー91のピン部材94および第2駆動レバー95の長孔
98が、遊動機構を構成している。ロック本体21に
は、オープンレバー85およびノブレバー86が同軸に
より揺動可能にそれぞれ支持され、オープンレバー85
の延設端部に軸26が配設され、軸26によりリリース
レバー80の基端部が揺動可能に支持されている。リリ
ースレバー80の先端部がノブレバー86に設けた案内
孔に挿通可能に支持されている。リリースレバー80の
基端部と先端部との間には、ロッキングプレート40の
被掛止端43に係止して、付勢力に抗してロッキングプ
レート40をラッチ部材30から離脱させるための係止
端82が形成されている。オープンレバー85に第2の
オープンレバー88が係着され、オープンレバー88に
は、クローズレバー50のピン部材55を押込んで、図
12に想像線で示すようにクローズレバー50が被押動
用のピン35に係合可能な係合状態から、同じく図12
に実線で示すようにクローズレバー50が被押動用のピ
ン35に係合不能な非係合状態に、クローズレバー50
を移動にする係止フランジ89が形成されている。
【0015】次に作用を説明する。ラッチ部材30がオ
ープン位置にあるドア開扉状態において、バックドアが
閉じられて、ラッチ部材30が図10に示すハーフラッ
チ位置を若干越えた位置に回動すると、スイッチレバー
38が検出スイッチ36にスイッチ片に当接して、ラッ
チ部材30がハーフラッチ位置であることを検出スイッ
チ36が検出して、モータ72が始動する。モータ72
が始動すると、減速機構73を介してクランク部材74
が回動し、クランクピン74aがクランク部材74と一
体的に回動し、長孔96の孔縁がクランクピン74aに
押し込まれて、第2駆動レバー95が図1において反時
計方向へ揺動する。第2駆動レバー95が揺動すると、
第2駆動レバー95の押込フランジ97が弾性部材10
0を介して第1駆動レバー91の被押込フランジ93を
押込み、第1駆動レバー91の押込突起92が作動レバ
ー60の他端部67を押し込んで、作動レバー60が図
10において反時計方向へ回動する。作動レバー60の
回動により、クローズレバー50のピン部材55が押さ
れて、同じく、図10において反時計方向へ回動する。
クローズレバー50が回動すると、クローズレバー50
は係合位置にあるため、クローズレバー50の一端53
が被押動用のピン35に当接してこれを押し込む。それ
により、ラッチ部材30が図10において、時計方向へ
回動し、図13に示すように、ラッチ部材30の係合溝
32がストライカ17を引き込む。
【0016】さらに、モータ72が回転すると、クラン
ク部材74が回転して、クランクピン74aが長孔96
の孔縁を引き込んで、第2駆動レバー95が図1におい
て時計方向へ揺動して原位置に戻り、モータ72が回転
停止する。第2駆動レバー95が原位置へ戻るとき、ば
ね部材51の付勢力により、クローズレバー50および
作動レバー60が図10において時計方向へ回動する。
それにより、クローズレバー50の一端53が被押動用
のピン35から離れて、ラッチ部材30が付勢力により
図13において時計方向へ回動するが、ロッキングプレ
ート40の爪部42がラッチ部材30のフルラッチ係合
部34に係合し、ラッチ部材30は回動不能にフルラッ
チ位置に拘束される。このとき、弾性部材100に、開
口周縁に沿って設けられたシール部材の反力がかかって
ある程度撓むが、その反力に抗する弾撥力を発揮し、モ
ータ72の駆動力が第1駆動レバー91、作動レバー6
0およびクローズレバー50を介してラッチ部材30の
被押動用のピン35に伝達される。
【0017】また、このとき、クローズレバー50が作
動過多となり、第2駆動レバー95〜クローズレバー5
0までの駆動伝達経路に過大な荷重がかかると、弾性部
材100が破損するようになり、結果的に、駆動伝達経
路を構成する他の部品が破損しないで済む。弾性部材1
00が破損したり、脱落したり、また、経年変化によっ
てその弾撥力が低下して、弾性部材100がモータ72
の駆動力を伝達不能となった場合には、第2駆動レバー
95が揺動して、第2駆動レバー95の長孔98の端縁
がピン部材94を押込んで第1駆動レバー91が揺動す
るようになり、それにより、作動レバー60が作動し
て、ラッチ部材30を強制的にフルラッチ位置に回動可
能になる。
【0018】図10および図13に示すように、クロー
ズレバー50がラッチ部材30をハーフラッチ位置から
フルラッチ位置に強制的に回動しているとき、バックド
ア15の下縁と後部開口12の周縁部との間の隙間に物
などが挟まれた場合には、例えば、リリースレバー90
を作動し得る図外のアウトサイドハンドルやインサイド
ハンドルその他各種の解錠操作部材を操作すればよい。
例えば、ハンドルを操作すると、オープンレバー85〜
リリースレバー80が連動して、図5において反時計方
向へ回動し、リリースレバー80の係止端82がロッキ
ングプレート40の被掛止端43に係止して、付勢力に
抗してロッキングプレート40を図5において時計方向
へ回動し、ロッキングプレート40を拘束解除操作し
て、ラッチ部材30を回動可能にする。
【0019】このとき、リリースレバー80が施錠位置
にあっても、ハンドルを操作すると、オープンレバー8
5に第2のオープンレバー88が連動して、第2のオー
プンレバー88の係止フランジ89がクローズレバー5
0のピン部材55を図10において右側に押し込み、そ
れにより、クローズレバー50がラッチ部材30の被押
動用のピン35から離脱し、ラッチ部材30がハーフラ
ッチ位置まで戻り、同じく、クローズレバー50その他
の駆動部の構成部材に過大な荷重がかからなくなり、構
成部材の損傷を防止することができる。バックドア15
の強制閉扉動作が終了し、ロッキングプレート40がラ
ッチ部材30を回動不能にフルラッチ位置に拘束してい
るとき、例えば、ハンドルを操作すると、リリースレバ
ー80が連動して、ロッキングプレート40を拘束解除
操作し、図8に示すように、ロッキングプレート40が
ラッチ部材30から離脱して、ラッチ部材30がオープ
ン位置へ回動可能になり、バックドア15を開くことが
できる。
【0020】
【発明の効果】本発明にかかる自動車用扉のクロージャ
ー装置によれば、フルラッチ用の検出スイッチをなくし
て、被検出部品の部品精度および取付精度上の煩わしさ
をなくし、例えば、フルラッチ時にクローズレバーが作
動過多になり、クローズレバーその他の駆動伝達部品に
過大な荷重がかかるような事態が生じても、弾性部材が
損傷するのみであってクローズレバーその他の駆動伝達
部品が損傷しないで済み、弾性部材のみを交換すれば損
傷前の状態に復帰することができ、多くの修理費用を必
要とせず、使い勝手の点で優れたものにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動車用扉のクロージ
ャー装置の要部正面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す自動車用扉のクロージ
ャー装置を取り付けた状態の要部側面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す自動車用扉のクロージ
ャー装置の斜視図である。
【図4】本発明の一実施例を示す自動車用扉のクロージ
ャー装置の底面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す自動車用扉のクロージ
ャー装置の要部正面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す自動車用扉のクロージ
ャー装置の要部正面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す自動車用扉のロック装
置の背面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す自動車用扉のロック装
置の一部を破断して表わした背面図である。
【図9】本発明の一実施例を示す自動車用扉のロック装
置の一部を破断して表わした背面図である。
【図10】本発明の一実施例を示す自動車用扉のクロー
ジャー装置の作用説明図である。
【図11】本発明の一実施例を示す自動車用扉のクロー
ジャー装置の作用説明図である。
【図12】本発明の一実施例を示す自動車用扉のクロー
ジャー装置の作用説明図である。
【図13】本発明の一実施例を示す自動車用扉のクロー
ジャー装置の作用説明図である。
【図14】図1のXIV-XIV 線断面図である。
【図15】図1のXV-XV 線断面図である。
【符号の説明】
10…車体 15…バックドア 17…ストライカ 20…ドアロック装置 21…ロック本体 30…ラッチ部材 40…ロッキングプレート 50…クローズレバー 60…作動レバー 70…動力部 80…リリースレバー 91…第1駆動レバー 92…押込突起 93…被押込フランジ 94…ピン部材 95…第2駆動レバー 97…押込フランジ 98…長孔 100…弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05B 65/32 B60J 5/10 E05B 65/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開扉時にストライカと完全に離脱するオー
    プン位置と、半閉扉時にストライカと僅かに係合するハ
    ーフラッチ位置と、完全閉扉時にストライカと完全に係
    合するフルラッチ位置とに回動可能にラッチ部材をロッ
    ク本体に支持し、動力によりラッチ部材を前記ハーフラ
    ッチ位置から前記フルラッチ位置に強制的に回動させ
    て、強制的に閉扉するようにした自動車用扉のクロージ
    ャー装置において、 前記ラッチ部材がそれに連動して前記ハーフラッチ位置
    から前記フルラッチ位置に回動可能になる第1駆動レバ
    ーと、 動力により、前記第1駆動レバーを介して前記ラッチ部
    材を前記ハーフラッチ位置から前記フルラッチ位置に回
    動する作動位置と待機位置とに揺動可能な第2駆動レバ
    ーと、 前記第2駆動レバーに伝達された動力が前記第1駆動レ
    バーに伝わるまでの駆動伝達経路に配され、前記ラッチ
    部材を前記ハーフラッチ位置から前記フルラッチ位置に
    回動可能にすべく、フルラッチ時に前記ラッチ部材側か
    らの反力よりその弾撥力が大きく、かつ、前記駆動伝達
    経路に過大な荷重が作用して他の構成部品が破損する前
    にそれ自体が破損する程度の材料性質を有する弾性部材
    とを備えたことを特徴とする自動車用扉のクロージャー
    装置。
  2. 【請求項2】前記第1駆動レバーと前記第2駆動レバー
    とを、前記弾性部材が動力を伝達可能な状態ではその構
    成部品が遊動し、かつ、前記弾性部材が動力を伝達不能
    な状態ではその構成部品が当接して動力を伝達可能にす
    る遊動機構を介して連結したことを特徴とする請求項1
    記載の自動車用扉のクロージャー装置。
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