JP2979804B2 - 大動脈閉塞バルーンカテーテル - Google Patents
大動脈閉塞バルーンカテーテルInfo
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- JP2979804B2 JP2979804B2 JP3352286A JP35228691A JP2979804B2 JP 2979804 B2 JP2979804 B2 JP 2979804B2 JP 3352286 A JP3352286 A JP 3352286A JP 35228691 A JP35228691 A JP 35228691A JP 2979804 B2 JP2979804 B2 JP 2979804B2
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- A61M2025/1043—Balloon catheters with special features or adapted for special applications
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は大動脈閉塞バルーンカテ
ーテルに関し、詳しくは、動脈瘤が弓部大動脈にまでお
よぶ人工血管置換術や大血管手術、あるいは後天性心疾
患や先天性心疾患などの開心術に際して使用されるため
の大動脈閉塞バルーンカテーテルに関する。
ーテルに関し、詳しくは、動脈瘤が弓部大動脈にまでお
よぶ人工血管置換術や大血管手術、あるいは後天性心疾
患や先天性心疾患などの開心術に際して使用されるため
の大動脈閉塞バルーンカテーテルに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、心臓血管外科の急速な進歩によ
り、開心術や大血管手術など従来不可能とみられていた
難しい手術が可能となりつつある。たとえば大動脈瘤の
手術をするにあたっては、血液の全身への流れを止める
ことは直ちに死につながるので、手術部位をバイパスし
て生命維持のための血液を全身に送っている。このよう
な目的に用いられる血液バイパス用チューブは、一般に
送血管と呼称されており、種々のチュ−ブが紹介されて
いる（たとえば特公平２-39255号公報）。
り、開心術や大血管手術など従来不可能とみられていた
難しい手術が可能となりつつある。たとえば大動脈瘤の
手術をするにあたっては、血液の全身への流れを止める
ことは直ちに死につながるので、手術部位をバイパスし
て生命維持のための血液を全身に送っている。このよう
な目的に用いられる血液バイパス用チューブは、一般に
送血管と呼称されており、種々のチュ−ブが紹介されて
いる（たとえば特公平２-39255号公報）。
【０００３】しかしながら、従来の送血管では、弁膜疾
患などの先天性心疾患や心筋梗塞や狭心症に代表される
虚血性心疾患などの後天性心疾患における開心術や、動
脈瘤の箇所を切断して人工血管に置換する所謂人工血管
置換術などの大血管手術に際して、血管を鉗子などで止
める必要がある。そのため、動脈硬化等で石灰化した血
管に鉗子をかけた場合、血管が内膜損傷を起こしたり、
また、大動脈を鉗子などで止めるために冠状動脈に血液
が流れなくなり、心筋梗塞等の心筋疾患を引き起こす問
題があった。
患などの先天性心疾患や心筋梗塞や狭心症に代表される
虚血性心疾患などの後天性心疾患における開心術や、動
脈瘤の箇所を切断して人工血管に置換する所謂人工血管
置換術などの大血管手術に際して、血管を鉗子などで止
める必要がある。そのため、動脈硬化等で石灰化した血
管に鉗子をかけた場合、血管が内膜損傷を起こしたり、
また、大動脈を鉗子などで止めるために冠状動脈に血液
が流れなくなり、心筋梗塞等の心筋疾患を引き起こす問
題があった。
【０００４】かかる従来の送血管の問題を解決したもの
として、特開昭52−128681号公報に細管の両端に体腔を
封止するためのバルーンを形成し、心筋への血液供給停
止部位を小区域とし、かつその停止を短時間にしたＴ字
状のカテ−テルが提案されている。しかしながら、かか
るＴ字状カテ−テルで使用されるバル−ンの実体はあく
までも鉗子やクランプの代用物であり、石灰化された血
管の内膜損傷の問題は解決できるものの、冠状動脈への
血液の流れの問題を解決するものではなく、また手術も
素早く行わなければならない問題を有している。
として、特開昭52−128681号公報に細管の両端に体腔を
封止するためのバルーンを形成し、心筋への血液供給停
止部位を小区域とし、かつその停止を短時間にしたＴ字
状のカテ−テルが提案されている。しかしながら、かか
るＴ字状カテ−テルで使用されるバル−ンの実体はあく
までも鉗子やクランプの代用物であり、石灰化された血
管の内膜損傷の問題は解決できるものの、冠状動脈への
血液の流れの問題を解決するものではなく、また手術も
素早く行わなければならない問題を有している。
【０００５】
【発明の解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、石灰化した血管の内膜損傷を防
止して血管を閉塞するとともに、冠状動脈への心筋保護
液等の流体の供給を可能にした大動脈閉塞バルーンカテ
ーテルを提供することを目的とする。
鑑みてなされたもので、石灰化した血管の内膜損傷を防
止して血管を閉塞するとともに、冠状動脈への心筋保護
液等の流体の供給を可能にした大動脈閉塞バルーンカテ
ーテルを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、基端部と先端部を有し、先端部がＬ字状
に彎曲した形状に形成され、該彎曲された先端部の外周
にバルーンが設けられており、基端から先端に貫通する
主ルーメンと、基端部でバルーン膨張手段との接続部と
連通し前記バルーン内に開口する第１の副ルーメンと、
同じく基端部で液体注入手段との接続部と連通し、Ｌ字
状の先端部でバル−ンが設置された反対側のカテーテル
外部に開口端を有する第２副ルーメンとを具備してなる
大動脈閉塞バルーンカテーテルである。また、本発明は
前記大動脈閉塞バルーンカテーテルにおいて、第２副ル
−メンの先端部の開口端が、バル−ンが設置された反対
側のカテーテル外部でＬ字状に彎曲した部分の近傍に設
けられた大動脈閉塞バルーンカテーテルである。
決するために、基端部と先端部を有し、先端部がＬ字状
に彎曲した形状に形成され、該彎曲された先端部の外周
にバルーンが設けられており、基端から先端に貫通する
主ルーメンと、基端部でバルーン膨張手段との接続部と
連通し前記バルーン内に開口する第１の副ルーメンと、
同じく基端部で液体注入手段との接続部と連通し、Ｌ字
状の先端部でバル−ンが設置された反対側のカテーテル
外部に開口端を有する第２副ルーメンとを具備してなる
大動脈閉塞バルーンカテーテルである。また、本発明は
前記大動脈閉塞バルーンカテーテルにおいて、第２副ル
−メンの先端部の開口端が、バル−ンが設置された反対
側のカテーテル外部でＬ字状に彎曲した部分の近傍に設
けられた大動脈閉塞バルーンカテーテルである。
【０００７】
【作用】本発明の大動脈閉塞バルーンカテーテルを図２
に示すように、大動脈Ａの末梢側Ｂに主ルーメン２の開
口端11、中枢側Ｃに第２副ルーメン４の開口端12が配置
されるように大動脈Ａの切開部分Ｄから大動脈Ａ内に挿
入する。主ルーメン２の基端部９は、例えば人工心肺等
と接続され血液が主ル−メン２を通って開口端11から大
動脈Ａの末梢側Ｂに供給されるようになっている。次い
で、バルーン膨張手段接続部６に接続されたバルーン膨
張手段（図示していない）により第１副ルーメン３を通
って流体がバルーン５に供給され、バル−ン５は血管壁
に密着するように膨張する。その結果、膨張されたバル
−ン５の箇所で血液は遮断され、手術の対象部位である
中枢側Ｃへは血液が流れなくなる。ところが大動脈Ａの
中枢側Ｃには、心筋に酸素や栄養などを供給する冠状動
脈（図示していない）があり、長時間血液が供給されな
いと心筋梗塞等の心筋疾患を引き起こす危険がある。そ
こで液体注入手段接続部７の基端部に液体注入手段（図
示していない）を接続し、第２副ルーメン４を介して、
冠状動脈に心筋保護液が流れるようになっている。
に示すように、大動脈Ａの末梢側Ｂに主ルーメン２の開
口端11、中枢側Ｃに第２副ルーメン４の開口端12が配置
されるように大動脈Ａの切開部分Ｄから大動脈Ａ内に挿
入する。主ルーメン２の基端部９は、例えば人工心肺等
と接続され血液が主ル−メン２を通って開口端11から大
動脈Ａの末梢側Ｂに供給されるようになっている。次い
で、バルーン膨張手段接続部６に接続されたバルーン膨
張手段（図示していない）により第１副ルーメン３を通
って流体がバルーン５に供給され、バル−ン５は血管壁
に密着するように膨張する。その結果、膨張されたバル
−ン５の箇所で血液は遮断され、手術の対象部位である
中枢側Ｃへは血液が流れなくなる。ところが大動脈Ａの
中枢側Ｃには、心筋に酸素や栄養などを供給する冠状動
脈（図示していない）があり、長時間血液が供給されな
いと心筋梗塞等の心筋疾患を引き起こす危険がある。そ
こで液体注入手段接続部７の基端部に液体注入手段（図
示していない）を接続し、第２副ルーメン４を介して、
冠状動脈に心筋保護液が流れるようになっている。
【０００８】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明の一実施例を示す断面図（バルーン
を膨らませた状態を示す）であり、図２は図１の大動脈
閉塞バルーンカテーテルを大動脈に適用した状態を示す
図である。図１に示すように、本発明の大動脈閉塞バル
ーンカテーテルはその中央に主ルーメン２が形成され、
その側壁に第１副ルーメン３および第２副ルーメン４が
形成された先端部８がＬ字状に彎曲したチューブ１と、
チューブ１の先端部８の外周に設けられたバルーン５、
チューブ１の基端部９表面に設けられたバルーン膨張手
段接続部６および液体注入手段接続部７からなってい
る。
する。図１は本発明の一実施例を示す断面図（バルーン
を膨らませた状態を示す）であり、図２は図１の大動脈
閉塞バルーンカテーテルを大動脈に適用した状態を示す
図である。図１に示すように、本発明の大動脈閉塞バル
ーンカテーテルはその中央に主ルーメン２が形成され、
その側壁に第１副ルーメン３および第２副ルーメン４が
形成された先端部８がＬ字状に彎曲したチューブ１と、
チューブ１の先端部８の外周に設けられたバルーン５、
チューブ１の基端部９表面に設けられたバルーン膨張手
段接続部６および液体注入手段接続部７からなってい
る。
【０００９】チューブ１は軟質の合成樹脂、たとえば軟
質ポリ塩化ビニルやウレタンゴム、シリコーンゴムなど
で通常長さ２５０〜３００ｍｍ、外径１０〜１３ｍｍに
形成されており、先端部分がＬ字状に彎曲されている。
このＬ字状に彎曲したチューブ１の先端部８は血管への
挿入部分であり、この挿入部分の長さＬ（チューブ１の
中心軸から先端までの距離）は通常３０〜５０ｍｍであ
る。血液の流路である主ルーメン２は、このチューブ１
の中央を貫通して形成され、チューブ１の先端に開口し
ている。主ルーメン２の口径は、送血される血液の量を
勘案して（４〜５リットル／分の大血液流量を送ること
がある）少なくとも７ｍｍにする必要がある。なお、チ
ューブ１の外径は主ルーメン２の大きさによって決まる
が、大動脈の切開部分Ｄを出来るだけ小さくする意味か
らもチューブ１の外径は出来るだけ小さい方が良い。
質ポリ塩化ビニルやウレタンゴム、シリコーンゴムなど
で通常長さ２５０〜３００ｍｍ、外径１０〜１３ｍｍに
形成されており、先端部分がＬ字状に彎曲されている。
このＬ字状に彎曲したチューブ１の先端部８は血管への
挿入部分であり、この挿入部分の長さＬ（チューブ１の
中心軸から先端までの距離）は通常３０〜５０ｍｍであ
る。血液の流路である主ルーメン２は、このチューブ１
の中央を貫通して形成され、チューブ１の先端に開口し
ている。主ルーメン２の口径は、送血される血液の量を
勘案して（４〜５リットル／分の大血液流量を送ること
がある）少なくとも７ｍｍにする必要がある。なお、チ
ューブ１の外径は主ルーメン２の大きさによって決まる
が、大動脈の切開部分Ｄを出来るだけ小さくする意味か
らもチューブ１の外径は出来るだけ小さい方が良い。
【００１０】チューブ１には、前記の主ルーメン２の他
にその側壁部分に第１副ルーメン３と第２副ルーメン４
が形成されている。第１副ルーメン３はチューブ先端部
８のバルーン５にバルーンを膨らませるための流体を送
るための通路であり、先端部８でチューブ１の側壁から
バルーン５の内部に開口する開口端13を有しており、基
端部９でチュ−ブ１の表面に設けられたバルーン膨張手
段接続部６と連通するように接続されている。バルーン
を膨らませるための流体としては、空気、塩類溶液、そ
の他の流動体が挙げられる。一方、第２副ルーメン４は
遮断されて血液が流通しなくなった中枢側Ｃに栄養液や
血液を選択的に供給するための通路であり、Ｌ字状に彎
曲した先端部８でバル−ン５が設置された反対側の外部
に開口端12を有しており、基端部９でチューブ１の表面
に設けられた液体注入手段接続部７と連通するように接
続されている。第２副ル−メン４の先端部の開口端12と
しては、バル−ンが設置された反対側のカテーテル外部
でＬ字状に彎曲した部分の近傍に設けられるのが好まし
い。液体注入手段接続部７から第２副ルーメン４を介し
て中枢側Ｃに供給される液体としては、通常心筋保護液
が使用され、たとえばグルコースとインシュリンおよび
カリウムの組合せからなるＧＩＫ等が使用される。な
お、第１副ルーメン３および第２副ルーメン４の口径は
特に限定されないが、通常０．３〜１ｍｍである。
にその側壁部分に第１副ルーメン３と第２副ルーメン４
が形成されている。第１副ルーメン３はチューブ先端部
８のバルーン５にバルーンを膨らませるための流体を送
るための通路であり、先端部８でチューブ１の側壁から
バルーン５の内部に開口する開口端13を有しており、基
端部９でチュ−ブ１の表面に設けられたバルーン膨張手
段接続部６と連通するように接続されている。バルーン
を膨らませるための流体としては、空気、塩類溶液、そ
の他の流動体が挙げられる。一方、第２副ルーメン４は
遮断されて血液が流通しなくなった中枢側Ｃに栄養液や
血液を選択的に供給するための通路であり、Ｌ字状に彎
曲した先端部８でバル−ン５が設置された反対側の外部
に開口端12を有しており、基端部９でチューブ１の表面
に設けられた液体注入手段接続部７と連通するように接
続されている。第２副ル−メン４の先端部の開口端12と
しては、バル−ンが設置された反対側のカテーテル外部
でＬ字状に彎曲した部分の近傍に設けられるのが好まし
い。液体注入手段接続部７から第２副ルーメン４を介し
て中枢側Ｃに供給される液体としては、通常心筋保護液
が使用され、たとえばグルコースとインシュリンおよび
カリウムの組合せからなるＧＩＫ等が使用される。な
お、第１副ルーメン３および第２副ルーメン４の口径は
特に限定されないが、通常０．３〜１ｍｍである。
【００１１】チューブ１の先端部８外周に設けられるバ
ルーン５は、通常軟質のポリ塩化ビニルやシリコーンゴ
ムなどで、適用される部位によって異なるが通常膨張時
の直径が１５〜４０ｍｍになるように形成される。バル
ーン５の形状は、膨張時に血管の内壁と密接する部分の
面積が最大になるよう、膨張時のバルーン５の表面がチ
ューブ１の軸と略平行になるように形成されるのが好ま
しい。そしてこのような形状にすることにより、バルー
ン５のズレが少なくなり、血液の漏れがなくなる。な
お、バルーン膨張手段接続部６および液体注入手段接続
部７は、通常注射器のチップを接続できるような形状に
形成される。また、１０はチューブ１がそれ以上血管の
中に入らないようにするためのフランジである。
ルーン５は、通常軟質のポリ塩化ビニルやシリコーンゴ
ムなどで、適用される部位によって異なるが通常膨張時
の直径が１５〜４０ｍｍになるように形成される。バル
ーン５の形状は、膨張時に血管の内壁と密接する部分の
面積が最大になるよう、膨張時のバルーン５の表面がチ
ューブ１の軸と略平行になるように形成されるのが好ま
しい。そしてこのような形状にすることにより、バルー
ン５のズレが少なくなり、血液の漏れがなくなる。な
お、バルーン膨張手段接続部６および液体注入手段接続
部７は、通常注射器のチップを接続できるような形状に
形成される。また、１０はチューブ１がそれ以上血管の
中に入らないようにするためのフランジである。
【００１２】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の大動脈閉塞バルーンカテーテルを採用する
ことにより、 動脈の手術、特に動脈瘤が弓部大動脈弓にまでおよぶ
人工血管置換術や大血管手術、あるいは後天性心疾患や
先天性心疾患などの開心術の際に、大動脈遮断鉗子を使
用する必要がなく、血管を優しく圧迫して閉塞するの
で、石灰化した血管の内膜損傷を防止することができ
る。 心筋保護液や血液を冠動脈に選択的に供給できるの
で、従来大動脈の手術に際してしばしば起こっていた心
筋梗塞等の心筋疾患の危険を防止することができる。な
どの効果を奏することができる。なお、本発明の大動脈
閉塞バルーンカテーテルは大動脈の手術のみでなく、心
臓移植その他の施術にも適用可能なことはいうまでもな
い。
に、本発明の大動脈閉塞バルーンカテーテルを採用する
ことにより、 動脈の手術、特に動脈瘤が弓部大動脈弓にまでおよぶ
人工血管置換術や大血管手術、あるいは後天性心疾患や
先天性心疾患などの開心術の際に、大動脈遮断鉗子を使
用する必要がなく、血管を優しく圧迫して閉塞するの
で、石灰化した血管の内膜損傷を防止することができ
る。 心筋保護液や血液を冠動脈に選択的に供給できるの
で、従来大動脈の手術に際してしばしば起こっていた心
筋梗塞等の心筋疾患の危険を防止することができる。な
どの効果を奏することができる。なお、本発明の大動脈
閉塞バルーンカテーテルは大動脈の手術のみでなく、心
臓移植その他の施術にも適用可能なことはいうまでもな
い。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図であり、バルー
ンを膨らませた状態を示す。
ンを膨らませた状態を示す。
【図２】図１の大動脈閉塞バルーンカテーテルを大動脈
に適用した状態を示す説明図。
に適用した状態を示す説明図。
１ チューブ ２ 主ルーメン ３ 第１副ルーメン ４ 第２副ルーメン ５ バルーン ６ バルーン膨張手段接続部 ７ 液体注入手段接続部 ８ チュ−ブの先端部 ９ チュ−ブの基端部 Ａ 大動脈 Ｂ 大動脈の末梢側 Ｃ 大動脈の中枢側 Ｄ 大動脈の切開部分
Claims (2)
- 【請求項１】 基端部と先端部を有し、先端部がＬ字状
に彎曲した形状に形成され、該彎曲された先端部の外周
にバルーンが設けられており、基端から先端に貫通する
主ルーメンと、基端部でバルーン膨張手段との接続部と
連通し前記バルーン内に開口する第１副ルーメンと、同
じく基端部で液体注入手段との接続部と連通し、Ｌ字状
の先端部でバル−ンが設置された反対側のカテーテル外
部に開口端を有する第２副ルーメンとを具備してなる大
動脈閉塞バルーンカテーテル。 - 【請求項２】 第２副ル−メンの先端部の開口端が、バ
ル−ンが設置された反対側のカテーテル外部でＬ字状に
彎曲した部分の近傍に設けられた請求項１記載の大動脈
閉塞バルーンカテーテル。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3352286A JP2979804B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 大動脈閉塞バルーンカテーテル |
| US07/989,137 US5425708A (en) | 1991-12-13 | 1992-12-11 | Catheter with an aorta-occluding balloon |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3352286A JP2979804B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 大動脈閉塞バルーンカテーテル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05161715A JPH05161715A (ja) | 1993-06-29 |
| JP2979804B2 true JP2979804B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=18423030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3352286A Expired - Fee Related JP2979804B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 大動脈閉塞バルーンカテーテル |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5425708A (ja) |
| JP (1) | JP2979804B2 (ja) |
Families Citing this family (55)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5769812A (en) | 1991-07-16 | 1998-06-23 | Heartport, Inc. | System for cardiac procedures |
| US5735290A (en) * | 1993-02-22 | 1998-04-07 | Heartport, Inc. | Methods and systems for performing thoracoscopic coronary bypass and other procedures |
| US5584803A (en) * | 1991-07-16 | 1996-12-17 | Heartport, Inc. | System for cardiac procedures |
| US6482171B1 (en) | 1991-07-16 | 2002-11-19 | Heartport, Inc. | Multi-lumen catheter |
| US5766151A (en) * | 1991-07-16 | 1998-06-16 | Heartport, Inc. | Endovascular system for arresting the heart |
| US6224619B1 (en) | 1991-12-17 | 2001-05-01 | Heartport, Inc. | Blood vessel occlusion trocar having size and shape varying insertion body |
| US6325067B1 (en) * | 1992-12-03 | 2001-12-04 | Wesley D. Sterman | Methods and systems for performing thoracoscopic coronary bypass and other procedures |
| US5478309A (en) | 1994-05-27 | 1995-12-26 | William P. Sweezer, Jr. | Catheter system and method for providing cardiopulmonary bypass pump support during heart surgery |
| US5980503A (en) * | 1996-04-08 | 1999-11-09 | Guidant Corporation | Endoscopic cardioplegia infusion cannula and method of use |
| US5746709A (en) * | 1996-04-25 | 1998-05-05 | Medtronic, Inc. | Intravascular pump and bypass assembly and method for using the same |
| CA2254831C (en) * | 1996-05-14 | 2006-10-17 | Embol-X, Inc. | Aortic occluder with associated filter and methods of use during cardiac surgery |
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