JP2979412B2 - 整髪用スプレー組成物 - Google Patents

整髪用スプレー組成物

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JP2979412B2 JP1117467A JP11746789A JP2979412B2 JP 2979412 B2 JP2979412 B2 JP 2979412B2 JP 1117467 A JP1117467 A JP 1117467A JP 11746789 A JP11746789 A JP 11746789A JP 2979412 B2 JP2979412 B2 JP 2979412B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、優れた整髪効果を発揮する、両性イオン樹
脂を含有し石油系液化ガスを噴射剤とする、整髪用エア
ゾールスプレー組成物に関する。
(従来の技術) 整髪用樹脂としては、 ビニルピロリドン等を親水基とする共重合体である
ノニオン性ポリマー。
アクリル酸、メタクリル酸等のビニルカルボン酸中
和物もしくは部分中和物を親水基とする共重合体である
アニオン性ポリマー。
カルボキシベタイン部を親水基とする共重合体であ
る両性イオンポリマー。
等が知られている。
両性イオンポリマーは、毛髪のセット力、フィルムの
柔軟性、フレーキング性等の性能面で優れた整髪用樹脂
であることは公知であり、このポリマーについては、既
に本発明者らが特開昭56−92809号公報で明かにしてい
る。
これらの整髪用樹脂は、エアゾールスプレーの形態で
使用されるのが一般的であり、従来はスプレー形態とす
る場合、樹脂のアルコール溶液に噴射剤としてトリクロ
ロモノフルオロメタン(F11)、ジクロロフルオロメタ
ン(F12)、ジクロロテトラフルオロエタン(F114)等
のハロゲン化炭化水素を圧入使用することが一般的に行
われてきた。しかし近年、地球的環境上の問題により噴
射剤として、プロパン、ブタン等の炭化水素をハロゲン
化炭化水素に替えて使用することが増加している。
前述の特開昭56−92809号公報で示されている両性イ
オンポリマーは、ハロゲン化炭化水素を噴射剤としてエ
アゾールスプレーとするには適しているが、炭化水素を
噴射剤とするエアゾールスプレーとした場合には、ポリ
マーのアルコール等の溶液が炭化水素の存在により、ポ
リマーの溶解度が低下し、溶液の不均一化、ポリマーの
析出等により、スプレーされた塗膜が不均一であった
り、バルブで目ずまりを起こす為、新しいタイプのエア
ゾールスプレー組成物として使用するには適していない
問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、前記問題点を解決し、炭化水素を噴射剤と
する整髪用エアゾールスプレーとして優れた性能を有す
るスプレー組成物を提供するものである。
(課題を解決する為の手段) 本発明は、 (A)ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジ
エチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルア
ミノプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリルアミドおよびジメチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリルアミドからなる群から選ばれる重
合性ビニル単量体(1)30〜45重量%、 ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)
アクリレート、パルミチル(メタ)アクリレート、オレ
イル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリ
レートおよびベヘニル(メタ)アクリレートからなる群
から選ばれる重合性ビニル単量体(2)10〜40重量%、 メチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)
アクリレート、iso−プロピル(メタ)アクリレート、
n−ブチル(メタ)アクリレート、isoブチル(メタ)
アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレートおよびシクロヘ
キシル(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる重
合性ビニル単量体(3)15〜60重量%および ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、(メタ)ア
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、(メタ)アク
リルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、スチレン、
クロルスチレン、ビニルトルエン、N−ビニルピロリド
ンおよび酢酸ビニルからなる群より選ばれる重合性ビニ
ル単量体(4)0〜20重量% を親水性溶媒中で共重合させ、次にハロゲン化脂肪酸の
ナトリウム塩またはカリウム塩で変性させ、生成する沈
殿物を濾過し、必要に応じて更にイオン性不純物をイオ
ン交換樹脂で除去してなる両性イオン樹脂:1〜10重量
%、 (B)エタノールまたはエタノールとイソプロパノール
の混合溶剤:30〜84重量%および (C)プロパンとブタンの混合物または該混合物とジメ
チルエーテルとの混合物からなる噴射剤であって、該噴
射剤中のプロパン含有量が18〜30重量%、ブタン含有量
が52〜80重量%、ジメチルエーテル含有量が0〜30重量
%である噴射剤:15〜65重量% で構成される整髪用スプレー組成物を提供するものであ
る。
(発明の具体的説明) <1>(A)両性イオン樹脂 本発明における(A)成分の両性イオン樹脂について
詳述すると、本樹脂は次記の必要単量体3種[単量体
(1)、(2)、(3)]、および任意単量体1種[単
量体(4)]の共重合体を両性化したものである。これ
らの単量体は、各群内で併用することができる。
1)単量体 単量体(1)としては、たとえば、ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)ア
クリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルア
ミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド
等が挙げられる。
単量体(1)の使用量は、全単量体に対して好ましく
は30〜45重量%である。30%未満では最終両性化共重合
体のフィルム(以下フィルムと略す)は水に難溶で、洗
髪の際に洗浄除去が困難となる。そのうえ、この共重合
体が両性イオン性であることに起因する特徴である毛髪
に対する親和性が減少し、その結果、フレーキング現象
の発生、帯電防止効果の低下および毛髪の自然な風合の
低下等の問題が生じる。一方、単量体(1)の量が45重
量%を越えると、(C)成分である噴射剤に対する溶解
性が低下し、毛髪に適用した場合、セット力も劣ること
となる。
単量体(2)としては、例えば、ラウリル(メタ)ア
クリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、オレイ
ル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレ
ート、ベヘニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
単量体(2)の使用量は、全単量体に対して10〜40重
量%、好ましくは15〜35重量%である。10重量%未満で
は、(C)成分である噴射剤に対する溶解性が低下し、
さらに得られるフィルムの柔軟性が悪化することとな
る。
単量体(3)としては、たとえば、メチル(メタ)ア
クリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、iso
−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)
アクリレート、iso−ブチル(メタ)アクリレート、ter
t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリ
レート等が挙げられる。
単量体(3)の使用量は、全単量体に対して、好まし
くは15〜60重量%である。15重量%未満では、得られる
フィルムはブロッキング感を呈する様になり、60重量%
を越えると(C)成分である噴射剤に対する溶解性が低
下し、得られるフィルムの柔軟性が低下する。
得られるフィルムの適度の柔軟性および適度の硬度を
与えて、感触を変化させる為に、上記単量体(1)〜
(3)以外の重合性ビニル単量体(4)(単量体(4)
とする)をさらに共重合体一成分とすることができる。
単量体(4)としては、たとえば、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロキシプロピル
トリメトキシシラン、(メタ)アクリルアミド、ダイア
セトンアクリルアミド等の(メタ)アクリル系誘導体、
スチレン、クロルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族
系重合性ビニル単量体、N−ビニルピロリドン、酢酸ビ
ニル等の重合性ビニル単量体が挙げられる。
単量体(4)の使用量は、全単量体に対して、0〜20
重量%、好ましくは0〜15重量%である。
2)重合 上記の3〜4種の単量体は、親水性溶媒中で共重合さ
せる。ここで「親水性溶媒」とは、水に対する溶解度が
10[g/100g水/25℃]以上である有機溶媒を意味する。
本発明で使用するのに適当な親水性有機溶媒の具体例
を挙げれば、たとえば、炭素数1〜4の脂肪族一〜四価
アルコール、特に一〜二価アルコール、就中一価アルコ
ール、たとえばメタノール、エタノール、イソプロパノ
ール等、また二価アルコールとしてはエチレングリコー
ルなど、その他エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、
ジオキサン、酢酸メチル、ジメチルホルムアミド等があ
る。
「親水性溶媒」は、含水状態のものでもよい。含水の
程度は重合用溶媒の観点からは使用する全単量体が所定
濃度に溶解する範囲内で自由である。含水親水性有機溶
媒の具体例を挙げれば、95%エタノールがある。
重合は、通常の溶液重合法、たとえば各単量体を前記
溶媒に溶解し、重合開始剤を添加し、窒素気流下に加熱
攪拌することからなる方法、によって行う。重合開始剤
としては、たとえば過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイ
ル等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ
化合物が好ましい。単量体はその全種類および全量を重
合当初から存在させるのが普通であるが、単量体の種類
および/または量に関して分割添加を行うこともでき
る。溶媒使用量は、生成共重合体溶液の濃度が30〜65重
量%程度となるようなものであることが好ましい。
単量体、重合開始剤の添加方法、および溶媒使用量等
の重合条件は適宜選択できるが、得られる重合体の分子
量が5,000〜500,000となる範囲とすることが好ましい。
3)両性化 このようにして得られる3〜4成分の共重合体を、ハ
ロゲン化脂肪酸のナトリウム塩、またはカリウム塩と反
応させる。この場合の「反応」は単量体(1)のアミノ
基に脂肪酸基を導入することからなる両性(イオン)化
である。両性化反応は、前記のようにして得られた共重
合体の親水性溶媒中溶液に、両性化剤であるハロゲン化
脂肪酸のナトリウム塩、またはカリウム塩をそのままあ
るいは親水性溶剤による溶液または懸濁液として、一括
または分割添加し、不活性雰囲気下、たとえば窒素気流
下に攪拌を行いながら、70〜90℃の温度で4〜20時間加
熱することにより実施することが出来る。
両性化剤の具体例を挙げれば、たとえば、モノクロロ
酢酸ナトリウム、モノクロロ酢酸カリウム、β−モノク
ロロプロピオン酸カリウム、モノヨウ化酢酸ナトリウム
等がある。
両性化剤の使用量は、化学量論量、すなわち単量体
(1)に対して等モル、の70〜130%、好ましくは80〜1
20%程度である。
4)濾過 両性化反応により、副生無機塩、すなわちハロゲン化
ナトリウム又はカリウムが両性化済み共重合体溶液中に
析出(場合により沈澱)してくるので、これを除去す
る。
沈澱の除去は、、遠心分離、濾過、その他固液分離に
利用しうる任意の手段によって行えばよい。
固液分離後(あるいは後記のイオン交換処理後)の溶
液は、両性イオン樹脂が20〜60重量%の濃度で親水性溶
剤に溶解された形で使用することが出来、また固液分離
後(あるいは後記のイオン交換樹脂処理後)に溶剤を除
去すれば、両性イオン樹脂を固体として取り出すことが
出来、後記の本発明の(B)成分の溶剤で希釈し使用す
ることも出来る。
5)イオン交換樹脂処理 上記4)の操作で析出物を分離した両性化共重合体溶
液中には、未だ少量(0.1〜1重量%)の副生無機塩が
含まれていることがある。この様な無機塩をも充分に除
去したい場合には、前記4)の操作後の両性化重合体溶
液を、たとえば回分式または流通式でイオン交換樹脂を
使用し処理することにより副生無機塩を交換除去し、灰
分を0.1重量%以下とすることが出来る。
<2>(B)希釈用溶剤 (A)成分の両性イオン樹脂または両性イオン樹脂の
親水性溶剤溶液を希釈するのに(B)成分の希釈用溶剤
を用いる。好ましい希釈溶剤としては、エタノール、エ
タノールとイソプロパノールの混合溶剤がある。これら
の溶剤は、水を20重量%以内の範囲、好ましくは5容量
%程度含有していてもよい。
<3>(C)噴射剤 (A)成分の両性イオン樹脂をまたは両性イオン樹脂
の親水性溶剤溶液を(B)成分の希釈用溶剤で希釈され
て得られた溶液を容器内に入れ、(C)成分の噴射剤を
加圧封入することによりスプレーとして用いることが出
来る。
好ましい噴射剤としては、プロパン、n−ブタン、イ
ソブタンの混合物よりなる石油系液化ガス及び前記石油
系液化ガスとジメチルエーテルとの混合物があり、圧力
は2〜10kg/cm2G(20℃)が好ましい。
(A)、(B)及び(C)の成分を、公知の方法によ
りスプレー容器に充填することにより整髪用スプレーを
得ることが出来る。成分(A)(両性イオン樹脂)の使
用量は、成分(A)〜(C)の全体量に対して、好まし
くは1〜10重量%である。1.0重量%未満では毛髪のセ
ット(カールリテンション)が不十分となり、10重量%
を越えると毛髪にごわつき等の異和感を与える様にな
る。成分(B)(希釈用溶剤)の使用量は、成分(A)
〜成分(C)の全体量に対して30〜84重量%である。30
重量%未満では毛髪にごわつき等の異和感を与え、84重
量%を越えると、毛髪にスプレー塗布した際乾燥速度が
遅くなる問題を生じる。成分(C)(噴射剤)の使用量
は、成分(A)〜(C)の全体量に対して、好ましくは
15〜65重量%である。15重量%未満ではスプレー時に微
細な粉霧ができにくく、毛髪にスプレー塗布した際乾燥
速度が遅くなる等の問題があり、65重量%を越えると毛
髪にスプレー塗布した際、乾燥速度が早すぎて毛髪への
均一塗布が出来ない等の問題がある。
本発明のスプレー組成物は、公知の添加剤ないし補助
剤、たとえばミリスチン酸イソプロプロピル、フタル酸
エステル等のエステル類、グリセリン、ポリエチレング
リコール等の多価アルコール類、シリコーン化合物類、
パラフィン、スクワラン等の油剤、カチオン性、アニオ
ン性、両性、ノニオン性の界面活性剤、カチオン性、ア
ニオン性、ノニオン性の整髪用樹脂、染料、顔料等の着
色剤、UV吸収剤、防腐剤、香料等を必要に応じて添加使
用することは可能である。
以下、製造例及び実施例により本発明を説明する。な
お、これらの例中の記載における「部」及び「%」は、
重量基準で表し、「表2」中の(A)両性イオン樹脂の
配合量は、有効成分量としての重量%で表す。
製造例1 還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素置換用ガラス
管及び攪拌装置を取り付けた五口フラスコにジメチルア
ミノエチルメタクリレート35部、トリデシルメタクリレ
ート20部、ステアリルメタクリレート10部、メチルメタ
クリレート10部、tert−ブチルメタクリレート25部、及
び無水エタノール100部を入れ(単量体濃度:50wt%)、
α、α′−アゾビスイソブチロニトリル0.6部を加え
て、窒素気流下80℃で還流加熱して4時間重合を行う。
次に、ジメチルアミノエチルメタクリレートと等モル
のモノクロロ酢酸カリウムの50重量%エタノール懸濁液
を滴下ロートにてフラスコに滴下し、更に窒素気流下、
80℃で10時間加熱を行って両性化反応を行う。
得られた粘稠懸濁液を加圧濾過機(日本染色機械
(株)製)にて沈澱物を濾過する。
濾液を再生済みカチオン交換樹脂(「ダイヤイオンPK
−220」再生後、系を無水エタノールで置換したもの)
を充填したカラムに通し、次に再生済みアニオン交換樹
脂(「ダイヤイオンPA−416」再生後、系を無水エタノ
ールで置換したもの)を充填したカラムに通す。
この様にして、両性イオン樹脂「AM−1」のエタノー
ル溶液を得た。尚、得られた樹脂の分子量は75,000であ
った。
製造例2〜8 初期単量体組成及び初期単量体濃度を表1の通りとす
る以外は製造例1と同様に操作して各々両性イオン樹脂
「AM−2〜8」を得た。
尚、これらの製造例に於て得られた樹脂の分子量は、
次のとおりであった。製造例2:8,500、製造例3:160,00
0、製造例4:70,000、製造例5〜8:60,000〜80,000。
実施例1 両性イオン樹脂「AM−1」8部、無水エタノール72部
を耐圧ガラス製スプレー瓶に入れ、次にプロパン/n−ブ
タン/iso−ブタンが20/50/30の重量比で重合された噴射
剤(Gas−1とする)20部をスプレー瓶に圧入しスプレ
ーサンプルを得る。
このスプレーサンプルを評価すると、表2に示す如く
優れた性能を示した。
実施例2〜6 スプレー組成を表2の組成として、実施例1と同様の
操作を行いスプレーサンプルを得た。このスプレーサン
プルを評価すると、表2に示す如く優れた性能を示し
た。
比較例1〜7 スプレー組成を表2の組成として、実施例1と同様の
操作を行いスプレーサンプルを得た。このスプレーサン
プルを評価すると、表2に示す如く性能に於て問題があ
った。
なお、表2に於て、スプレー組成中の(C)噴射剤の
略号は下記のガス組成を意味する。
また、表2中の性能は、下記のように評価したもので
ある。
○は良好;△は不十分;×は不良 <ガス組成(重量比)> Gas−1:プロパン/n−ブタン/iso−ブタン=20/50/30 Gas−2:プロパン/n−ブタン/iso−ブタン=30/44/26 Gas−3:プロパン/iso−ブタン=20/80 Gas−4:プロパン/n−ブタン/iso−ブタン/ジメチル
エーテル=18/38/14/30 また、表2に示される、低温安定性、乾燥性、フィル
ム性状、セット力及びフレーキングはそれぞれ下記の如
く評価した。
<低温安定性> スプレーサンプルを−10℃に三日間放置し、内容液の
状態(白濁又はポリマー析出)を評価する。
<乾燥性> スプレーサンプルをガラス板上に3秒間スプレーし、
時間毎の乾燥状態を指覚で評価する。
<フィルム性状> スプレーサンプルをガラス板上に3秒間スプレーし、
20℃、60%RH(相対湿度)の雰囲気に、1日放置して、
目視及び指覚で評価する。
<洗浄性> 上記のガラス板を40℃の0.5%シャンプー含有温水に
浸漬した場合の各時間毎のフィルム溶解状態より評価す
る。
<セット力> 23cm、2gの毛髪にスプレーサンプルを10秒間スプレー
し、1.2cm径のカーラーに巻き、乾燥後、30℃、90%RH
(相当湿度)雰囲気下に吊し、カールリテンショオンを
測定する。
<フレーキング> セット力評価と同様に作成した毛髪を櫛でといた場合
に、剥離樹脂の量を評価する。
製造例9〜12 初期単量体組成及び初期単量体濃度を表3のとおりと
する以外は、製造例1と同様に操作して、各々の両性イ
オン樹脂AM−9〜AM−12を得た。
得られた樹脂の分子量は、製造例9が72,000、製造例
10が72,000、製造例11が78,0000、及び製造例12が71,00
0であった。
比較例8〜15 スプレー組成を表4の組成として、実施例1と同様の
操作を行ない、スプレーサンプルを得た。このスプレー
サンプルを前記の如く評価した。その結果は表4に示す
如く、性能に問題があった。
フロントページの続き (72)発明者 松本 善男 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化 株式会社四日市事業所内 (56)参考文献 特開 昭56−92809(JP,A) 特開 昭63−48315(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ジメチルアミノエチル(メタ)アク
    リレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
    ト、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジ
    メチルアミノエチル(メタ)アクリルアミドおよびジメ
    チルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドからなる群
    から選ばれる重合性ビニル単量体(1)30〜45重量%、 ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)ア
    クリレート、パルミチル(メタ)アクリレート、オレイ
    ル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレ
    ートおよびベヘニル(メタ)アクリレートからなる群か
    ら選ばれる重合性ビニル単量体(2)10〜40重量%、 メチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)ア
    クリレート、iso−プロピル(メタ)アクリレート、n
    −ブチル(メタ)アクリレート、iso−ブチル(メタ)
    アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2
    −エチルヘキシル(メタ)アクリレートおよびシクロヘ
    キシル(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる重
    合性ビニル単量体(3)15〜60重量%および ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレ
    ングリコールモノ(メタ)アクリレート、(メタ)アク
    リロキシプロピルトリメトキシシラン、(メタ)アクリ
    ルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、スチレン、ク
    ロルスチレン、ビニルトルエン、N−ビニルピロリドン
    および酢酸ビニルからなる群より選ばれる重合性ビニル
    単量体(4)0〜20重量% を親水性溶媒中で共重合させ、次にハロゲン化脂肪酸の
    ナトリウム塩またはカリウム塩で変性させ、生成する沈
    殿物を濾過し、必要に応じて更にイオン性不純物をイオ
    ン交換樹脂で除去してなる両性イオン樹脂:1〜10重量
    %、 (B)エタノールまたはエタノールとイソプロパノール
    の混合溶剤:30〜84重量%および (C)プロパンとブタンの混合物または該混合物とジメ
    チルエーテルとの混合物からなる噴射剤であって、該噴
    射剤中のプロパン含有量が18〜30重量%、ブタン含有量
    が52〜80重量%、ジメチルエーテル含有量が0〜30重量
    %である噴射剤:15〜65重量% で構成される整髪用スプレー組成物。
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