JP2979368B2 - 洗浄流体洗浄装置 - Google Patents

洗浄流体洗浄装置

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JP2979368B2
JP2979368B2 JP6087280A JP8728094A JP2979368B2 JP 2979368 B2 JP2979368 B2 JP 2979368B2 JP 6087280 A JP6087280 A JP 6087280A JP 8728094 A JP8728094 A JP 8728094A JP 2979368 B2 JP2979368 B2 JP 2979368B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、部品等のワークを洗
浄する洗浄流体の洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】部品等のワークを洗浄液により洗浄する
のに伴って、異物がワークから分離して洗浄液に混入す
る。異物が洗浄液にそのまま混入していると、ワークの
洗浄効率が低下するので、混入している異物を洗浄液か
ら速やかに除去するのが望ましい。従来技術では、比重
により沈殿する異物を洗浄タンクの下部から取出すのみ
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】洗浄タンク内では、洗
浄液は、激しく動き回り、撹拌状態にあるので、異物
が、なかなか洗浄タンクの下部へ沈殿せず、洗浄液から
異物を効率良く取り除くことができない。
【0004】請求項1の発明の目的は、洗浄液が貯留さ
れている洗浄タンクから異物を効率良く除去できる洗浄
流体洗浄装置を提供することである。請求項2,3の発
明の目的は、洗浄液の低速部を生成する構造を簡単化す
ることである。請求項4,7,8の発明の目的は、洗浄
タンク内に洗浄液の旋回流を生成する有利な実施態様を
提供することである。請求項5,9の発明の目的は、洗
浄液からの異物の分離効率を増進することである。請求
項6,10の発明の目的は、洗浄液を節約することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1の洗浄
流体洗浄装置(10)は次の(a)〜(e)の構成要素を有
している。 (a)洗浄液(46)を貯留し被洗浄物(34)が浸漬される洗
浄タンク(12) (b)洗浄タンク(12)内において洗浄液(46)の旋回流を
生成する旋回流生成手段(22,22a,22b,50,92) (c)洗浄タンク(12)内の旋回流の経路の途中において
洗浄液(46)の速度を部分的に低下させて旋回流の低速部
(47,47a,47b)を生成する減速手段(18,60) (d)低速部(47,47a,47b)の下部に設けられ沈殿異物
を取出す取出し口(26,26a,26b)
【0006】請求項2の洗浄流体洗浄装置(10)は、請求
項1の洗浄流体洗浄装置(10)において、さらに、減速手
段(18,60)は、洗浄タンク(12)の周壁(14)から旋回流の
方へ突出する突出部材(18)を含む。
【0007】請求項3の洗浄流体洗浄装置(10)は、請求
項1の洗浄流体洗浄装置(10)において、さらに、減速手
段(18,60)は、洗浄タンク(12)の周壁(14)に形成された
凹所(60)を含む。
【0008】請求項4の洗浄流体洗浄装置(10)は、請求
項2〜4のいずれかの洗浄流体洗浄装置(10)において、
さらに、旋回流生成手段(22,22a,22b,50)は、洗浄タ
ンク(12)の円筒状周壁(14)の接線方向へ洗浄液(46)を噴
出する噴出口(22,22a,22b)を含む。
【0009】請求項5の洗浄流体洗浄装置(10)は、請求
項4の洗浄流体洗浄装置(10)において、さらに、噴出口
(22a,22b)は、洗浄タンク(12)の円筒状周壁(14)の接線
方向へ相互に反対向きの第1の噴出口(22a)及び第2の
噴出口(22b)であり、旋回流生成手段(22,22a,22b,5
0)は、第1の噴出口(22a)及び第2の噴出口(22b)から交
互に切替えて洗浄液(46)を噴出させる切替手段(62)を含
む。
【0010】請求項6の洗浄流体洗浄装置(10)は、請求
項4又は5の洗浄流体洗浄装置(10)において、さらに、
取出し口(26,26a,26b)と噴出口(22,22a,22b)とを循
環用接続通路(48)により接続している。循環用接続通路
(48)にはフィルタ(56)が設けられ、旋回流生成手段(2
2,22a,22b,50)は、洗浄液(46)を取出し口(26,26a,
26b)から噴出口(22,22a,22b)へ圧送するポンプ(50)を
含む。
【0011】請求項7の洗浄流体洗浄装置(10)は、請求
項1の洗浄流体洗浄装置(10)において、さらに、被洗浄
物(34)は、旋回流が内外を通過自在であるかご体(32)内
に収容されて、洗浄液(46)内に浸漬される。旋回流生成
手段(92)は、かご体(32)を回転駆動する回転駆動手段(9
2)を含む。
【0012】請求項8の洗浄流体洗浄装置(10)は、請求
項7の洗浄流体洗浄装置(10)において、さらに、かご体
(32)は、放射方向外側へ張出す張出し翼(84)を備えてい
る。
【0013】請求項9の洗浄流体洗浄装置(10)は、請求
項7又は8の洗浄流体洗浄装置(10)において、さらに、
回転駆動手段(92)は、かご体(32)の回転方向を交互に切
替える。
【0014】請求項10の洗浄流体洗浄装置(10)は、請
求項7〜9のいずれかの洗浄流体洗浄装置(10)におい
て、さらに、循環用接続通路(48)を介して取出し口(2
6,26a,26b)から吸入した洗浄液(46)をオーバフロータ
ンク(72)へ送るポンプ(50)が設けられている。洗浄液(4
6)はオーバフロータンク(72)から溢れて洗浄タンク(12)
内へ導入される。
【0015】
【作用】請求項1の洗浄流体洗浄装置(10)では、被洗浄
物(34)は、洗浄タンク(12)内の洗浄液(46)に浸漬され
る。旋回流生成手段(22,22a,22b,50,92)は、洗浄タ
ンク(12)内に洗浄液(46)の旋回流を生成し、洗浄液(46)
は、被洗浄物(34)に衝突して、被洗浄物(34)を洗浄し、
異物を被洗浄物(34)から分離させて、搬送する。減速手
段(18,60)は、洗浄液(46)の旋回流の速度を部分的に低
下させ、旋回流の低速部(47,47a,47b)を生成する。洗
浄液(46)の旋回流は異物の搬送力を低速部(47,47a,47
b)において弱められる。異物は、低速部(47,47a,47b)
において、比重差により沈殿し、下部の取出し口(26,2
6a,26b)より排出される。
【0016】請求項2の洗浄流体洗浄装置(10)では、洗
浄液(46)の旋回流は、突出部材(18)に衝突し、非衝突面
側に旋回流の低速部(47,47a,47b)を生成する。
【0017】請求項3の洗浄流体洗浄装置(10)では、凹
所(60)は、洗浄液(46)の旋回流の主流から外れており、
低速部(47,47a,47b)を生成する。
【0019】請求項4の洗浄流体洗浄装置(10)では、洗
浄液(46)は、噴出口(22,22a,22b)より洗浄タンク(12)
の円筒状周壁(14)の接線方向へ噴出し、円筒状周壁(14)
の内周に沿って洗浄タンク(12)内を旋回し、旋回流とな
る。
【0020】請求項5の洗浄流体洗浄装置(10)では、洗
浄液(46)が、第1の噴出口(22a)及び第2の噴出口(22b)
から交互に洗浄タンク(12)内へ洗浄タンク(12)の円筒状
周壁(14)の接線方向へ噴出し、交互に逆向きの旋回流を
生成する。これにより、被洗浄物(34)は、交互に逆向き
の旋回流により洗浄される。
【0021】請求項6の洗浄流体洗浄装置(10)では、ポ
ンプ(50)は、循環用接続通路(48)を介して洗浄タンク(1
2)内の洗浄液(46)を取出し口(26,26a,26b)より吸引
し、出口(22,22a,22b)へ圧送する。洗浄液(46)は、循
環用接続通路(48)の途中においてフィルタ(56)を通過
し、異物をろ過される。
【0022】請求項7の洗浄流体洗浄装置(10)では、か
ご体(32)は、被洗浄物(34)を収容して、洗浄タンク(12)
内の洗浄液(46)に浸漬され、回転駆動手段(92)により回
転駆動される。洗浄液(46)は、かご体(32)と共に回転す
る被洗浄物(34)に対しては、かご体(32)の回転方向に対
して反対方向から被洗浄物(34)に衝突し、被洗浄物(34)
を洗浄する。一方、洗浄液(46)は、洗浄タンク(12)に対
してはかご体(32)の回転方向へ旋回する旋回流となり、
低速部(47)では、速度を低下させて、異物を沈殿させ
る。
【0023】請求項7の洗浄流体洗浄装置(10)では、か
ご体(32)は、回転の際、張出し翼(84)により洗浄液(46)
を回転方向へ連行し、洗浄タンク(12)に対する洗浄液(4
6)の旋回流を加速する。
【0024】請求項9の洗浄流体洗浄装置(10)では、か
ご体(32)は、回転方向を交互に切替えられ、かご体(32)
内の被洗浄物(34)は、交互に逆方向から洗浄液(46)と衝
突する。
【0025】請求項10の洗浄流体洗浄装置(10)では、
洗浄タンク(12)内の洗浄液(46)は、ポンプ(50)により循
環用接続通路(48)を経てオーバフロータンク(72)へ送ら
れ、オーバフロータンク(72)において溢れて、洗浄タン
ク(12)へ戻る。異物は、オーバフロータンク(72)におい
て、沈殿し、洗浄タンク(12)への導入を阻まれる。
【0026】
【実施例】以下、この発明を図面の実施例について説明
する。図1及び図2は洗浄流体洗浄装置10の平面図及び
垂直断面図である。タンク12は、上方を開放しており、
円筒状の周壁14と、周壁14の下端を閉鎖し周辺部から中
心部へ向かって斜めに下降している底壁16とを有してい
る。1対の帯状板18は、周方向へ180°離れた位置に
あり、タンク12の内周に固定されて、タンク12の上端よ
り少し低い位置から底壁16まで鉛直方向へ延び、かつタ
ンク12の中心の方へ所定量、突出している。導入管20
は、周壁14の下部において周壁14の接線方向へ延び、帯
状板18から周方向へ90°離れた位置の導入口22におい
てタンク12内に開口している。導入管20の導入口22から
タンク12内へ噴出された洗浄水46は、周壁14の円筒内面
に沿って流れ、上方から見て反時計方向の旋回流とな
る。洗浄水46の旋回流は、途中、各帯状板18に衝突し
て、各帯状板18の非衝突面側の近傍に低速部47を生成す
る。側部導出管24は、各帯状板18に対応して周壁14の下
部に設けられ、導出口26を介して低速部47の下部へ臨ん
でいる。底部導出管28は、底壁16の下側に配設され、導
出口30を介して底壁16の中心部に開口している。
【0027】図3はかご32の斜視図である。図1〜図3
において、かご32は、上方を開放しワーク34を入れられ
る本体36、1対の下端部を本体36に回転自在に係止され
て上方へ張出すハンガー部38、及びハンガー部38の中央
部に取付けられている握り部40を有している。本体36の
周壁及び底壁の透孔の寸法は、ワーク34が抜けるのを防
止しつつ、内部への洗浄水46の旋回流の流入を最大限に
許容するように、設定されている。
【0028】図4及び図5はかご32を吊るす構造部の正
面図及び側面図である。吊り下げ棒42は上下動自在であ
り、フック44は、吊り下げ棒42の下端に固定されて、か
ご32の握り部40を上から掛けられるようになっている。
【0029】図6は洗浄流体洗浄装置10における洗浄水
46の循環図である。循環用接続通路48は、導出口26,30
を導入口22へ接続している。導入口22には、導出口26,
30側から順番に、開閉コック52、フィルタ56、開閉コッ
ク54、ポンプ50、開閉コック58が設けられる。ポンプ50
は、導出口26,30からタンク12内の洗浄水46を吸引し、
導入口22へ圧送して、導入口22からタンク12内へ噴出す
る。フィルタ56は、通過する洗浄水46から異物をろ過す
る。開閉コック52,54,58は、フィルタ56及びポンプ50
の点検、修理、交換時に、閉じられて、洗浄水46の流出
を防止する。
【0030】図1〜図6の洗浄流体洗浄装置10の作用に
ついて述べる。洗浄するワーク34をかご32の本体36へ入
れ、フック44にかご32の握り部40を掛けてから、吊り下
げ棒42を下降させ、本体36をタンク12の洗浄水46に浸漬
する。次に、ポンプ50を作動させ、タンク12内の洗浄水
46を導出口26,30から吸入して、導入口22からタンク12
内へ噴出する。導入口22からの洗浄水46の噴出は、タン
ク12の周壁14の接線方向であるので、洗浄水46は、周壁
14の内周に沿ってタンク12内を旋回する。洗浄水46は、
旋回中、ワーク34に衝突して、ワーク34を洗浄する。ワ
ーク34に付着していた異物は、洗浄水46の衝突により、
ワーク34から分離し、洗浄水46に搬送されて、タンク12
内を旋回する。洗浄水46の旋回流は、帯状板18に衝突
し、帯状板18の非衝突面側には低速部47が生成される。
低速部47では、洗浄水46による異物の搬送力は低下して
いるので、異物は、低速部47において比重差で沈殿し、
導出口26から循環用接続通路48の方へ吸引される。そし
て、フィルタ56においてろ過される。
【0031】図7は低速部47を別の方式で生成するタン
ク12の水平断面図である。1対の段部60は、図1の1対
の帯状板18の位置に形成され、洗浄水46の旋回流の下流
側へ面を向けている。導入口22から噴出された洗浄水46
は、タンク12の周壁に沿って旋回する。旋回流の主流は
段部60のすぐ内側を通過し、段部60に対峙する部位は低
速部47となる。こうして、段部60が帯状板18に代わって
低速部47を生成する。
【0032】図8は旋回流を交互に逆転させる洗浄流体
洗浄装置10の構成図である。第1及び第2の導入管20
a,20bは、それぞれ第1及び第2の導入口22a,22bにお
いてタンク12へ開口し、第1及び第2の導入口22a,22b
から周壁14の接線方向の逆向きに洗浄水46をタンク12内
へ噴出して、逆方向の旋回流をタンク12内に生成する。
帯状板18は、第1及び第2の導入口22a,22bから90°
離れた位置に設けられ、第1及び第2の低速部47a,47b
は、それぞれ第1及び第2の導入口22a,22bからの噴出
に因る旋回流について帯状板18の非衝突面側に生成され
る。第1及び第2の側部導出管24a,24bは、第1及び第
2の低速部47a,47bの下部に開口する第1及び第2の導
出口26a,26bを有している。導出側電磁切替弁64は、ポ
ンプ50の吸入側を第1及び第2の側部導出管24a,24bの
一方へ選択的に接続し、導入側切替弁66は、ポンプ50の
吐出側を第1及び第2の導入管20a,20bの一方へ選択的
に接続する。制御装置62は、所定時間ごとに導出側電磁
切替弁64及び導入側切替弁66の位置を切替える。ポンプ
50の吸入側及び吐出側がそれぞれ第1の側部導出管24a
及び第1の導入管20aへ接続されている期間では、洗浄
水46が第1の導入口22aから噴出されて、上方から見て
時計方向(実線の矢印で示される。)の旋回流が生成さ
れ、異物は、第1の低速部47aに沈殿し、第1の導出口2
6aから導出される。これに対し、ポンプ50の吸入側及び
吐出側がそれぞれ第2の側部導出管24b及び第2の導入
管20bへ接続されている期間では、洗浄水46が第2の導
入口22bから噴出されて、上方から見て反時計方向(破
線の矢印で示される。)の旋回流が生成され、異物は、
第2の低速部47bに沈殿し、第2の導出口26bから導出さ
れる。
【0033】図9及び図10は旋回流を別の方式で生成
する洗浄流体洗浄装置10の平面図及び垂直断面図であ
る。タンク装置70は、タンク12と、タンク12を内側に収
容する正方形横断面の外側タンク72とを有している。外
側タンク72の上端はタンク12の上端より高くなってい
る。導入管76は、外側タンク72に接続され、外側タンク
72の側壁に直角に開口する導入口74を介して外側タンク
72内へ臨んでいる。
【0034】図11は図10の洗浄流体洗浄装置10のか
ご32の斜視図である。1対の張出し翼84が、本体36の周
方向へ平面部を向けて、本体36の外周側に固定されてい
る。図12は図11における張出し翼84へのハンガー部
38の結合部の詳細図である。張出し翼84へのハンガー部
38の結合端部は、ループ状とされ、揺動自在に張出し翼
84に係止されている。
【0035】図13は図10における側部導出管24と接
続管78との接続部の詳細図である。接続管78は、外側タ
ンク72の外側から水平方向へ外側タンク72内へ嵌入さ
れ、側部導出管24に螺着される。ナット80は、外側タン
ク72の外側において接続管78に螺合し、パッキン82を外
側タンク72の外周壁へ挟圧する。
【0036】図14は図10における外側タンク72への
底部導出管28の結合部の詳細図である。底部導出管28
は、外側タンク72の底壁を貫通して、下方へ突出し、ナ
ット80は、外側タンク72の外側において底部導出管28に
螺合し、パッキン82を外側タンク72の底壁へ挟圧する。
【0037】図9及び図10において、シリンダ86は、
外側タンク72の周壁の外面側に固定されている。昇降板
88は、水平に延び、複数の案内棒90により鉛直方向へ案
内される。モータ92は、昇降板88の上面側に固定され、
正逆転自在の出力軸94を、昇降板88を貫通させて、昇降
板88の下方へ突出させている。図15は出力軸94と吊り
下げ棒42との結合部の詳細図である。出力軸94は吊り下
げ棒42の上端部の孔へ嵌入され、係止ピン96は、放射方
向へ吊り下げ棒42及び出力軸94の嵌合部を貫通して、回
転方向へ一体的に吊り下げ棒42及び出力軸94を相互に結
合している。
【0038】図16は図10の洗浄流体洗浄装置10にお
ける洗浄水46の循環図である。循環用接続通路48は、タ
ンク12の導出口26,30をタンク装置70の導入口74へ接続
している。洗浄水46は、タンク装置70の上端から溢れて
タンク12へ導入される。
【0039】図9〜図16の洗浄流体洗浄装置10の作用
について説明する。かご32は、本体36へワーク34を入れ
られ、フック44へ握り部40を掛けられる。シリンダ86が
縮小するのに伴い、昇降板88が下降し、かご32は本体36
をタンク12の洗浄水46内へ浸漬される。モータ92が作動
し、かご32が回転する。かご32がタンク12に対して相対
回転する結果、ワーク34は、洗浄水46を衝突され、洗浄
水46により洗浄される。一方、タンク12内の洗浄水46
は、かご32の回転方向へかご32により連行されて、タン
ク12に対して相対回転し、旋回流を生成する。各帯状板
18では、旋回流の非衝突面側に低速部47が生成され、異
物は低速部47において比重差で沈殿し、導出口26から循
環用接続通路48へ導出され、循環用接続通路48の途中の
フィルタ56においてろ過される。異物をろ過された洗浄
水46は、導入口74から外側タンク72内へ戻される。外側
タンク72内は、洗浄水46の流れがほとんどないので、な
お残る異物は外側タンク72内で沈殿し、タンク12の上端
からタンク12内へ溢れる洗浄水46は、異物のより少ない
ものとなる。モータ92は、所定時間ごとに、出力軸94の
回転方向を逆転させ、これにより、かご32は、回転方向
を交互に逆転し、かご32の本体36内のワーク34は、交互
に逆方向から洗浄水46を衝突され、洗浄される。洗浄後
は、シリンダ86が伸長し、本体36がタンク装置70から引
き上げられ、本体36よりワーク34が取出される。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明では、異物を洗浄タンク
から効率良く除去することができる。
【0041】請求項2,3の発明では、突出部材及び凹
所により旋回流の低速部を生成するので、生成構造を簡
単化できる。
【0042】請求項4,7の発明では、洗浄タンクの円
筒状周壁の接線方向への洗浄液の噴出、又は被洗浄物を
内部に収容するかご体の回転により、洗浄タンク内に旋
回流を生成できる。
【0043】請求項5,9の発明では、被洗浄物は交互
に逆方向から洗浄液を衝突させられるので、洗浄効率を
増進できる。
【0044】請求項6,10の発明では、洗浄液が循環
され、洗浄液の消費量を節約できる。
【0045】請求項8の発明では、かご体の張出し翼に
より洗浄液の旋回流の生成を増進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗浄流体洗浄装置の平面図である。
【図2】洗浄流体洗浄装置の垂直断面図である。
【図3】かごの斜視図である。
【図4】かごを吊るす構造部の正面図である。
【図5】かごを吊るす構造部の側面図である。
【図6】洗浄流体洗浄装置における洗浄水の循環図であ
る。
【図7】低速部を別の方式で生成するタンクの水平断面
図である。
【図8】旋回流を交互に逆転させる洗浄流体洗浄装置の
構成図である。
【図9】旋回流を別の方式で生成する洗浄流体洗浄装置
の平面図である。
【図10】旋回流を別の方式で生成する洗浄流体洗浄装
置の垂直断面図である。
【図11】図10の洗浄流体洗浄装置のかごの斜視図で
ある。
【図12】図11における張出し翼へのハンガー部の結
合部の詳細図である。
【図13】図10における側部導出管と接続管との接続
部の詳細図である。
【図14】図10における外側タンクへの底部導出管の
結合部の詳細図である。
【図15】出力軸と吊り下げ棒との結合部の詳細図であ
る。
【図16】図10の洗浄流体洗浄装置における洗浄水の
循環図である。
【符号の説明】
10 洗浄流体洗浄装置 12 タンク(洗浄タンク) 14 周壁(円筒状周壁) 18 帯状板(減速手段、突出部材) 22 導入口(旋回流生成手段、噴出口) 22a 第1の導入口(旋回流生成手段、噴出口、第
1の噴出口) 22b 第2の導入口(旋回流生成手段、噴出口、第
2の噴出口) 26 導出口(取出し口) 26a 第1の導出口(取出し口) 26b 第2の導出口(取出し口) 32 かご(かご体) 34 ワーク(被洗浄物) 46 洗浄水(洗浄流体、洗浄液) 47 低速部 47a 第1の低速部 47b 第2の低速部 48 循環用接続通路 50 ポンプ(旋回流生成手段) 56 フィルタ 60 段部(減速手段、凹所) 62 制御装置(切替手段) 72 外側タンク(オーバフロータンク) 84 張出し翼 92 モータ(旋回流生成手段、回転駆動手段)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)洗浄液(46)を貯留し被洗浄物(34)
    が浸漬される洗浄タンク(12)、 (b)前記洗浄タンク(12)内において前記洗浄液(46)の
    旋回流を生成する旋回流生成手段(22,22a,22b,50,9
    2)、 (c)前記洗浄タンク(12)内の旋回流の経路の途中にお
    いて洗浄液(46)の速度を部分的に低下させて旋回流の低
    速部(47,47a,47b)を生成する減速手段(18,60)、及び (d)前記低速部(47,47a,47b)の下部に設けられ沈殿
    異物を取出す取出し口(26,26a,26b)、 を有していることを特徴とする洗浄流体洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記減速手段(18)は、前記洗浄タンク(1
    2)の周壁(14)から旋回流の方へ突出する突出部材(18)を
    含むことを特徴とする請求項1記載の洗浄流体洗浄装
    置。
  3. 【請求項3】 前記減速手段(60)は、前記洗浄タンク(1
    2)の周壁(14)に形成された凹所(60)を含むことを特徴と
    する請求項1記載の洗浄流体洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記旋回流生成手段(22,22a,22b,50)
    は、前記洗浄タンク(12)の円筒状周壁(14)の接線方向へ
    洗浄液(46)を噴出する噴出口(22,22a,22b)を含むこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄流体
    洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記噴出口(22a,22b)は、前記洗浄タン
    ク(12)の円筒状周壁(14)の接線方向へ相互に反対向きの
    第1の噴出口(22a)及び第2の噴出口(22b)であり、前記
    旋回流生成手段(22,22a,22b,50)は、前記第1の噴出
    口(22a)及び前記第2の噴出口(22b)から交互に切替えて
    洗浄液(46)を噴出させる切替手段(62)を含むことを特徴
    とする請求項4記載の洗浄流体洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記取出し口(26,26a,26b)と前記噴出
    口(22,22a,22b)とを循環用接続通路(48)により接続
    し、循環用接続通路(48)にはフィルタ(56)が設けられ、
    前記旋回流生成手段(22,22a,22b,50)は、洗浄液(46)
    を前記取出し口(26,26a,26b)から前記噴出口(22,22
    a,22b)へ圧送するポンプ(50)を含むことを特徴とする
    請求項4又は5記載の洗浄流体洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記被洗浄物(34)は、旋回流が内外を通
    過自在であるかご体(32)内に収容されて、前記洗浄液(4
    6)内に浸漬され、前記旋回流生成手段(92)は、前記かご
    体(32)を回転駆動する回転駆動手段(92)を含むことを特
    徴とする請求項1記載の洗浄流体洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記かご体(32)は、放射方向外側へ張出
    す張出し翼(84)を備えていることを特徴とする請求項7
    記載の洗浄流体洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記回転駆動手段(92)は、前記かご体(3
    2)の回転方向を交互に切替えることを特徴とする請求項
    7又は8記載の洗浄流体洗浄装置。
  10. 【請求項10】 循環用接続通路(48)を介して前記取出
    し口(26,26a,26b)から吸入した前記洗浄液(46)をオー
    バフロータンク(72)へ送るポンプ(50)が設けられ、洗浄
    液(46)は前記オーバフロータンク(72)から溢れて前記洗
    浄タンク(12)内へ導入されることを特徴とする請求項7
    〜9のいずれかに記載の洗浄流体洗浄装置。
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