JP2977667B2 - V字形クリールを有した給糸体交換システム - Google Patents

V字形クリールを有した給糸体交換システム

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JP2977667B2
JP2977667B2 JP4131592A JP13159292A JP2977667B2 JP 2977667 B2 JP2977667 B2 JP 2977667B2 JP 4131592 A JP4131592 A JP 4131592A JP 13159292 A JP13159292 A JP 13159292A JP 2977667 B2 JP2977667 B2 JP 2977667B2
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政義 田中
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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  • Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は外側に給糸区域を内側
に待機区域を有した1対の移送部材をV字形に対設配置
した形式のクリールを用いた給糸体交換システムにおけ
る改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来上記のような給糸体交換システムに
おいては、例えばエンドレスチェーンなどにより構成さ
れる移送部材がV字形に配置されているが故に、その待
機区域も互いにV字形に対設されている。給糸体の交換
に際しては、それぞれの移送部材の待機区域上のペグか
ら空給糸体を引き取るとともに、満給糸体を供給してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記の様な構
成の従来の給糸体交換システムにおいて、クリールロー
ダーにより給糸体の自動交換を行なおうとすると、各移
送部材の待機区域に沿ってクリールローダーをそれぞれ
移動させる必要がある故に、全体として構造的に複雑と
ならざるを得ない。またクリールローダーは各移送部材
の待機区域に対して個別に片側でしか交換を行なえない
ので、給糸体交換作業の効率が低いものとなるのを免れ
ないのである。
【0004】この発明の目的は、V字形クリールを有し
た給糸体交換システムにおいて、給糸体の自動交換を簡
単な構造でかつ高い稼働率で行なうことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このためこの発明におい
ては、それぞれ外側に給糸区域を内側に待機区域を有し
た1対の移送部材をV字形に対設配置した形式のクリー
ルを用い、両移送部材の待機区域を互いに平行に対設さ
せるとともに、両待機区域間にクリールローダーの移動
経路を1本延在させたことを要旨とする。
【0006】
【作用】クリールローダーは1本の移動経路に沿って移
動し、両側の移送部材の待機区域に対して同時に給糸体
交換を行なう。
【0007】
【実施例】図1に示すのはこの発明の給糸体交換システ
ムの一実施例であって、クリール10は後広がりに対設
された1対の移送部材12により構成されており、各移
送部材12はガイド部材11に導かれて間欠周行するよ
うになっている。移送部材12としては一般にエンドレ
スチェーンなどが用いられ、ガイド部材としてはスプロ
ケットなどが用いられ、いずれかのスプロケットがモー
ターなどの駆動源に作動連結されている。両移送部材1
2の待機区域14間には後述するクリールローダー40
の移動経路31が敷設されている。
【0008】各移送部材12は給糸区域 13と待機区
域14とを有しており、両移送部材12の給糸区域13
はV字状に斜設され、待機区域14は互いに平行に対設
されている。また移送部材12には多数のペグ15が水
平状に架設されており、これに給糸体が挿填されてい
る。
【0009】給糸体交換システムの後方にはシステム列
に沿ってレール21が延在しており、このレール21上
を台車20が移動する。この台車20上にはクリールロ
ーダー40が搭載されており、台車20上から各交換シ
ステムの移動経路31上に移動できる。クリールローダ
ー40の搭載位置の左右には1対のパッケージサポータ
ー23が設けられている。各パッケージサポーター23
にはクリールローダー40の給糸体挿填ペグと同数、同
一ピッチで給糸体挿填ペグが設けられており、これらの
給糸体挿填ペグが設けられている枠体はその中央に設け
られた垂直軸について回転できるようになっている。
【0010】また該搭載位置の後方には給糸体移送用の
ロボット22が設けられている。このロボット22はベ
ースが回転可能な多関節型ロボットであって、先端に設
けられたチャックによって給糸体を把持できるものであ
る。
【0011】台車位置のさらに後方にはレール21と平
行に供給側コンベアー32と排出側コンベアー33とが
設けられており、ロボット22が供給側コンベアー32
から満給糸体を引き取るとともに、排出側コンベアー3
3に空給糸体を引き渡す。
【0012】以上の構成において、移送部材12の給糸
区域13上の給糸体が完全に消費されると、機台が停止
する。すると移送部材12が所定量だけ周行して、空給
糸体が挿填されている移送部材部分(今まで給糸区域1
3にあった)が待機区域14に、またすでに満給糸体が
挿填されている移送部材部分(今まで待機区域14にあ
った)が給糸区域13に、それぞれ移動する。この移動
が完了したら直ちに満給糸体についての準備を行ない、
その後機台を再起動することができる。したがって機台
の停止期間は非常に短いものでよい。
【0013】また上記の移動が完了したら、台車20上
のクリールローダー40が移動経路31に沿って移送部
材12の待機区域14まで移動し、両側の移送部材12
のペグから空給糸体を同時に回収する。回収後クリール
ローダー40は台車20に戻り、空給糸体を両側のパッ
ケージサポーター23に同時に引き渡す。空給糸体を受
取後各パッケージサポーター23は垂直軸について18
0度回転し、満給糸体をクリールローダー40に臨ませ
る。
【0014】クリールローダー40は両パッケージサポ
ーター23から満給糸体を受け取り、再び移送部材12
の待機区域14まで移動し、移送部材12のペグ15に
満給糸体を挿填する。
【0015】この間にパッケージサポーター23は90
度回転して、空給糸体をロボット22に臨ませる。する
とロボット22はパッケージサポーター23上の空給糸
体を排出側コンベアー33に移送するとともに、供給側
コンベアー32から満給糸体をパッケージサポーター2
3に移送挿填する。満給糸体が全て挿填されるとパッケ
ージサポーター23は90度逆転してクリールローダー
40からの給糸体の受け入れ可能な状態となる。以下シ
ステムの各部は上記の動作を繰返す。
【0016】ところで図1に示すシステム構成の場合、
各クリール10の待機区域14間にクリールローダー4
0を移動可能としているため、各クリール10の給糸区
域13の間隔も増大している。よって給糸区域13の給
糸体から引き出される糸、特に給糸区域13の後端側の
給糸体から引き出される糸がビームに巻き付けられす際
に大きく屈曲させられる。
【0017】そこで図2に示す実施例においては、各ク
リル10の給糸区域13の間隔が小さくなるように各移
送部材12を配設し、かつ給糸区域13と待機区域14
との長さを実質的に同じとして、給糸区域13にある給
糸体数と待機区域14にある給糸体数とを等しくしたも
のである。すなわち給糸区域13の後端側のガイド部材
11よりも待機区域14の後端側のガイド部材11をよ
り後方に位置させることにより、待機区域14を給糸区
域13より後方に突出させたものである。
【0018】さてこの発明においてはいずれの実施例の
場合においても、クリールローダーが両側で同時に給糸
体交換を行なえるということが、必須ではないが重要な
要件となっている。図3にそのような両側同時給糸体交
換を行なうクリールローダーの一例を示す。このクリー
ルローダー40全体はベース41の上に搭載されてお
り、このベース41は図示しないホイールが適宜駆動さ
れて例えば図1に示す移動経路に敷設されたレール上を
自走できるようになっている。このベース41にはクリ
ールローダー40の移動方向(以下単に「移動方向」と
いう)に離間対設された1対の壁を具えたコ字形の支持
体42が搭載されており、両端に付設された流体シリン
ダー43によって駆動されて上下動可能に設けられてい
る。この支持体42には1対の方形支持枠44が移動方
向と直交方向に離間並設されており、各支持枠44は外
側に向けた多数の給糸体挿填用のペグ45を有してい
る。
【0019】両支持枠44は支持体42に両方の壁に回
転可能に架設された送りネジ46にナット44aを介し
て螺合している。この送りネジ46は移動方向と直交方
向に延在しており、両支持枠44の中間の部分を境とし
て異なる螺旋方向のネジ部を有しており、送りネジ46
が回転すると両支持枠44は互いに逆方向、すなわち互
いに接近するか互いに離間するように支持体42上で移
動する。この移動を導くため支持体42の両壁にはガイ
ドバー47が送りネジ46と平行に架設されており、各
支持枠44はこのガイドバー47にガイド片44bを介
して摺動可能に係合している。
【0020】図示しないモーターに作動連結された回転
駆動軸48は支持体42上を移動方向に延在してその両
端に固定されたベベルギア48aを介して両送りネジ4
6に固定されたベベルギア46aと噛合い係合してい
る。したがって駆動軸48がモーターによって回転駆動
されると、これに伴なう送りネジ46の回転により両支
持枠44は互いに接近したり離間したりする。
【0021】例えばクリール10から空給糸体を回収す
るときは、ペグ45が空の状態で両支持枠44が互いに
離間するように送りネジ46を回転させると、両支持枠
44はそれぞれの側のクリール10の待機区域14に接
近し、クリールローダー40側のペグ45がクリール1
0側のペグ15上の空給糸体の芯中に侵入する。この状
態で流体圧シリンダー43により駆動して支持体42を
上方に移動させると、空給糸体がクリールローダー40
側のペグ45により持ち上げられてクリール10側のペ
グ15から離れる。この時点で送りネジ46を逆転させ
ると、両支持枠44は互いに接近し、クリール10の待
機区域14から離れる。空給糸体がクリール10側のペ
グ15から完全に離脱したら、シリンダー43により駆
動して支持体42を元の高さに戻す。
【0022】ついでクリール10に満給糸体を供給する
ときは、ペグ45に満給糸体を挿填状態で両支持枠44
が互いに離間するように送りネジ46を回転させると、
両支持枠44はそれぞれの側のクリール10の待機区域
14に接近し、クリール10側のペグ15がクリールロ
ーダー40側のペグ45上の満給糸体の芯中に侵入す
る。この状態で流体圧シリンダー43により駆動して支
持体42を下方に移動させると、満給糸体がクリール1
0側のペグ15に載ってクリールローダー40側のペグ
45から離れる。この時点で送りネジ46を逆転させる
と、両支持枠44は互いに接近し、クリール10の待機
区域14から離れる。満給糸体がクリールローダー40
側のペグ45から完全に離脱したら、シリンダー43に
より駆動して支持体42を元の高さに戻す。
【0023】もっとも同時ではないが両側において給糸
体交換を行なうためのみならば、必ずしも1対の支持枠
44を対設する必要はない。すなわち移動方向と直交方
向に移動可能な単一の支持枠44を上下動可能な支持体
42上に架設するとともに、支持体42を例えば中央部
に設けた垂直軸について180度回動可能に構成しても
よいのである。
【0024】
【発明の効果】クリールローダーの移動に1本の移動経
路だけが必要となるので、全体の構造が簡単となる。ま
たクリールローダーが両側の移送部材の待機区域に対し
て同時に給糸体交換を行なうようにもすることができる
ので、交換作業の稼働率が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の給糸体交換システムの一例を示す平
面図である。
【図2】この発明の給糸体交換システムの他の例を示す
平面図である。
【図3】この発明のクリールローダーの一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 クリール 12 移送部材 13 給糸区域 14 待機区域 15 ペグ 20 台車 22 移送ロボット 23 パッケージサポーター 31 移動経路 32 供給側コンベアー 33 排出側コンベアー 40 クリールローダー 41 ベース 42 支持体 44 支持枠 45 ペグ 46 送りネジ 48 駆動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D02H 1/00 B65H 49/14 - 49/16 B65H 67/00 - 67/06 D02H 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ外側に給糸区域を内側に待機区域
    を有した1対の移送部材をV字形に対設配置した形式の
    クリールが用いられており、両移送部材の待機区域が互
    いに平行に対設されており、かつ両待機区域間にクリー
    ルローダーの移動経路が1本延在していることを特徴と
    するV字形クリールを有した給糸体交換システム。
  2. 【請求項2】各移送部材の待機区域が給糸区域より後方
    に突出延在されて、給糸区域にある給糸体挿填用ペグの
    数が待機区域にある給糸体挿填用ペグの数と等しいよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の給糸体交換シ
    ステム。
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ITMI20041037A1 (it) * 2004-05-24 2004-08-24 Primon Automazioni S R L Apparecchiatura automatica per l'asservimento di carico delle rocche da inserire su una cantra
CN105416982B (zh) * 2015-12-22 2018-10-16 广东溢达纺织有限公司 筒子纱送料收料系统及其送料收料方法

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