JP2977438B2 - 耐摩耗用途に使用されるポリアセタール組成物およびそれから成形された成形品 - Google Patents

耐摩耗用途に使用されるポリアセタール組成物およびそれから成形された成形品

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JP2977438B2 JP6050858A JP5085894A JP2977438B2 JP 2977438 B2 JP2977438 B2 JP 2977438B2 JP 6050858 A JP6050858 A JP 6050858A JP 5085894 A JP5085894 A JP 5085894A JP 2977438 B2 JP2977438 B2 JP 2977438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特にプラスチック−プラ
スチック摩耗系に有用なポリアセタール組成物に関す
る。摩耗系は系の一部の表面が系の他の部分の表面を支
承することにより各部分の摩擦と摩耗を起こすものであ
る。プラスチック−プラスチック摩耗系では相互に支承
しあう系の部分はそれぞれプラスチックである。
【0002】さらに詳しくは、本発明はエチレンメチル
アクリレートと潤滑剤を含有するとともに、場合によっ
てポリテトラフルオロエチレン繊維を含有するポリアセ
タール組成物を上述した摩耗系において使用することに
関する。本発明のポリアセタール組成物は耐摩耗性に優
れているだけでなく最高圧力成形条件が変化する状況で
も耐摩耗性を実質的に一定に保つ能力を有するために摩
耗系において特に有用である。さらに本発明の顔料を含
有する組成物(顔料はしばしば最終用途において添加さ
れる)は成形条件、特に最高圧力成形条件が変化する場
合に実質的に一定の摩耗を維持することが見出されてい
る。
【0003】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たる米国特許出願第08/035,062号(1
993年3月22日出願)の明細書に基づくものであっ
て、当該米国特許出願の番号を参照することによって当
該米国特許出願の明細書の記載内容が本明細書の一部分
を構成するものとする。
【0004】
【従来の技術】ポリアセタール組成物が特にコンベヤ鎖
系のようなプラスチック−プラスチック耐摩耗系に使用
されていることが知られている。コンベヤ鎖は当業界に
おいて周知である。一般に、平坦な頂部を有し、ピンに
より相互に接続された一連のリンクからなり、ピンはた
いていステンレス鋼またはプラスチック樹脂製である。
コンベヤ鎖リンクはポリアセタール樹脂のような熱可塑
性樹脂から作製することができる。コンベヤ鎖リンクは
ガイドレール上を運動し、コンベヤ鎖ラインの両端に位
置するギヤスプロケットにより駆動される。ギヤはポリ
アセタール樹脂で作製することもできる。コンベヤ鎖に
は多くのタイプがあるが、平坦頂部コンベヤ鎖とオープ
ンヒンジコンベヤ鎖の2つのタイプのコンベヤ鎖が優勢
である。
【0005】平坦頂部コンベヤ鎖は真っ直ぐにかつ柔軟
に運動する。平坦頂部コンベヤ鎖は一般に単一幅の、駆
動ギヤスプロケットとの接触が比較的限定された鎖リン
クから作製されている。しかし、これらの鎖リンクは通
常ステンレス鋼または耐摩耗性プラスチック樹脂からな
るガイドレールと顕著に接触する。平坦頂部コンベヤ鎖
は相互にピンにより接続されており、これらのピンも通
常ステンレス鋼または耐摩耗性プラスチック樹脂からな
る。このように、平坦頂部コンベヤ系においては、摩耗
はピンと鎖リンクとの間、運搬される材料による平坦頂
部表面上、駆動スプロケットと接触するリンクの部分
上、および他のリンクと接触するリンクの部分上に起き
る。そのようなコンベヤ鎖系において経験される摩耗の
程度を改善すなわち減少させるためには、コンベヤ鎖リ
ンクの金型デザインがますます複雑なものとなる。さら
に、末端ユーザーには鎖部品を作製するのに使用する組
成物に顔料を添加するのを好む者が多い。そのようなも
のとして、成形条件の変動によりさほど影響されない顔
料組成物を開発する必要もある。
【0006】オープンヒンジコンベヤ鎖は幅の広い担持
テーブルと大きな接触領域とを鎖リンクと駆動スプロケ
ットとの間に有する。オープンヒンジコンベヤ鎖リンク
はデザインによって決まるリンクの10%〜50%を構
成する解放(オープン)領域を有する。オープンヒンジ
コンベヤ鎖は食品を真っ直ぐに輸送するのに使用されて
いるのがほとんどである。そのようなものとして、リン
クはこれらの解放領域を有しているのが望ましい。その
理由は、食品はしばしば直接にリンク上で洗浄されるた
めと、鎖リンク自体の洗浄を容易にするためである。し
かし、リンク上のこれらの解放領域は金型デザインを非
常に込み入ったものとする。
【0007】コンベヤ鎖リンクの金型デザインがますま
す複雑となり、色彩も重要となるので、十分にかつ経済
的に複雑な金型を通って流動し、一定の摩耗に対して耐
摩耗性が良好な、かつ、変動する成形条件または顔料の
含有によってさほど影響されない、適した熱可塑性樹脂
組成物を見出すことがますます意欲をそそられるものと
なりつつある。例えば、成形加工パラメータ(成形温
度、注入速度、注入圧力、成形サイクルのような)およ
び/または金型ゲート(mold gate)デザイン
(ゲートの数または位置)が少しでも変化すると成形さ
れたコンベヤ鎖リンクの外観、ひいては耐摩耗性に大き
く影響することが有り得る。成形条件の変化は商業的応
用では共通である。鎖リンクの外観(光沢、表面粗さ、
および溶接線外観)は鎖リンクの耐摩耗性に影響を持ち
得る。例えば、成形された部品の表面の溶接線の量と位
置、または成形された部品の表面近傍に位置する樹脂中
の固形添加物のパーセンテージは成形された部品の耐摩
耗性に悪影響を与える。そのようなものとして、外観お
よび耐摩耗性が良好で、成形が行われる条件が変動しお
よび/または顔料が添加されたとしても、実質的に一定
である耐摩耗応用面において使用する樹脂を開発する必
要性が引続き存在する。
【0008】米国特許第4,436,200号公報はコ
ンベヤ鎖リンクがポリアセタールおよびポリテトラフル
オロエチレン繊維の組成物から成形されるコンベヤ鎖系
を開示している。この鎖リンクは耐摩耗性が良好である
と報告されているが、そのような組成物は耐摩耗性の良
好なコンベヤ鎖リンクが得られるものの、この組成物か
ら成形された鎖リンクの外観(表面状態)は成形条件
(温度、圧力、速度および/またはサイクル時間のよう
な)の変動および顔料により強く影響されることが見出
された。この発見は部分的に次のことによっている。す
なわち、ポリテトラフルオロエチレン繊維を含有するポ
リアセタール組成物はポリテトラフルオロエチレン微粉
末を含有するポリアセタール組成物よりも耐摩耗性が良
いが、特に微粉末(micropowder)と比べる
と繊維が大きい(例えば、平均すると、直径が10ミク
ロンより大きく、長さが30ミクロンよりも大きい)。
これらの要因の双方を組合わせると、成形条件の変化と
顔料の添加に感受性を有する樹脂が得られるものと考え
られる。従って、そのような組成物から成形されたリン
クの耐摩耗性は成形条件によって変動し、顔料を含有し
ているかいないかによって変動することが見出されてい
る。そのようなものとして、耐摩耗性が良好であること
に加えて変動する成形条件に亙って耐摩耗性が維持され
る耐摩耗用途に有用な樹脂に対する必要性が依然として
存在する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
ように、耐摩耗性が良好であることに加えて変動する成
形条件に亙って耐摩耗性が維持される耐摩耗用途に有用
な樹脂およびそれから作製したコンベヤ鎖部品を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】エチレン/メチルアクリ
レート共重合体をポリアセタールが溶融加工される温度
以下で流動化される少なくとも一種の潤滑剤とともにポ
リアセタールに添加すると耐摩耗性が良好な組成物が得
られる。さらに、この組成物から成形された部品の耐摩
耗性は変動する最高圧力成形条件に亙って実質的に一定
であること、および顔料が組成物中に含有されているこ
とによってさほど影響を受けないことが見出された。こ
れらの組成物から作製された造形品は、特に、変動する
成形条件下でもかつ顔料が添加されていても一定の耐摩
耗性が要求されるコンベヤ鎖リンク用途のようなプラス
チック−プラスチック耐摩耗用途において有用である。
【0011】本発明においてエチレン/メチルアクリレ
ート共重合体および少なくとも一種の潤滑剤を含有する
ポリアセタール組成物は耐摩耗性が良好であり、最高圧
力成形条件の変動および/または顔料の含有により実質
的に減少しない。
【0012】さらに詳しくは、耐摩耗用途に特に有用な
本発明の組成物は、(a)ポリアセタール約85〜99
重量%、(b)ポリテトラフルオロエチレン繊維約0〜
5重要%、(c)エチレン/メチルアクリレート共重合
体約0.5〜5重量%、および(d)少なくとも一種の
潤滑剤0.5〜5重量%を含んでなる。好ましくは、本
発明の組成物は(a)ポリアセタール約88〜97重量
%、(b)ポリテトラフルオロエチレン繊維約1〜4重
量%、(c)エチレン/メチルアクリレート共重合体約
1〜4重量%、および(d)少なくとも一種の潤滑剤1
〜4重量%を含んでなる。最も好ましくは、本発明の組
成物は、(a)ポリアセタール約91〜97重量%、
(b)ポリテトラフルオロエチレン繊維約1〜3重量
%、(c)エチレン/メチルアクリレート共重合体約1
〜3重量%、および(d)少なくとも一種の潤滑剤1〜
3重量%を含んでなる。上述の重量%は成分(a),
(b),(c)および(d)のみを合計した重量に基づ
いている。
【0013】ここに、上述のポリアセタールはアセター
ル単独重合体であってもよい。
【0014】上述のポリアセタールはアセタール共重合
体であってもよい。
【0015】上述の潤滑剤はパラフィンワックス、パラ
フィンオイル、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、シリコ
ーンガム、シリコーンオイルおよびポリエーテルグリコ
ールからなる群より選ばれたものであってもよい。
【0016】上述の組成物は熱安定剤、補助安定剤、酸
化防止剤、着色剤、強化剤、補強剤、紫外線安定剤、核
剤、ガラス、充填剤またはそれらの混合物をさらに包含
していてもよい。
【0017】また、本発明のコンベヤ鎖部品は下記のも
のを包含してなる組成物から作製されたことを特徴とす
る: (a)ポリアセタール約85〜99重量%、(b)ポリ
テトラフルオロエチレン繊維約0〜5重量%、(c)エ
チレン/メチルアクリレート共重合体約0.5〜5重量
%、および(d)少なくとも一種の潤滑剤0.5〜5重
量%、ただし、前記重量%は成分(a),(b),
(c)および(d)のみを合計した重量に基づく。
【0018】ここに、上述のポリアセタールはアセター
ル単独重合体であってもよい。
【0019】上述のポリアセタールはアセタール共重合
体であってもよい。
【0020】上述の潤滑剤はパラフィンワックス、パラ
フィンオイル、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、シリコ
ーンガム、シリコーンオイルおよびポリエーテルグリコ
ールからなる群より選ばれたものであってもよい。
【0021】上述の組成物は熱安定剤、補助安定剤、酸
化防止剤、着色剤、強化剤、補強剤、紫外線安定剤、核
剤、ガラス、充填剤またはそれらの混合物をさらに包含
していてもよい。
【0022】上述のコンベヤ鎖部品は鎖リンクであって
もよい。
【0023】
【作用】本発明で使用されているポリアセタール成分は
ホルムアルデヒドの単独重合体またはホルムアルデヒド
の環状オリゴマーの単独重合体であって、それらの単独
重合体の末端基はエステル化またはエーテル化により端
部キャップ(end cap)されているもの、ホルム
アルデヒドの共重合体またはホルムアルデヒドの環状オ
リゴマーと主鎖の二以上の隣接する炭素原子とオキシア
ルキレン基を形成する他のモノマーとの共重合体であっ
て、それらの共重合体の末端基は水酸基末端でもよく、
またはエステル化もしくはエーテル化により端部キャッ
プされていてもよいもの、あるいはそのような単独重合
体と共重合体の混合物を含んでいる。端部キャッピング
は一般にポリアセタールは高温において「チャックを開
く」(unzipping)傾向があるのでそれを防止
するために行われる。アセタール共重合体は少なくとも
一種のコモノマーを含有する。アセタール共重合体を調
製するのに普通に用いられるコモノマーには炭素数2〜
12のアルキレンオキサイドおよびそれらのフォルムア
ルデヒドとの環状付加生成物が含まれる。コモノマーの
量は一般に約20重量%以下であり、好ましくは15重
量%以下、最も好ましくは約2重量%である。最も好適
なコモノマーはエチレンオキサイドである。この好まし
いアセタール単独重合体には末端水酸基がエステル基ま
たはエーテル基、好ましくはアセテート基またはメトキ
シ基を形成する化学反応により端部キャップされている
ものが含まれる。
【0024】ここに記載されている組成物において使用
されるポリアセタールは分岐鎖状でも直鎖状でもよい。
一般にその平均分子量は約10,000〜100,00
0、好ましくは約20,000〜75,000である。
これらのポリアセタールの分子量が一般に好ましいの
は、そのような組成物から作製された造形品の物性の最
も望ましい組合せとともに組成物中に溶融ブレンドされ
る種々の成分の良好な混合の最適バランスを与えるため
であるが、所望の物性および加工性に応じて分子量の平
均がより高いもしくはより低いポリアセタールを使用し
てもよい。ポリアセタールの分子量はゲル透過クロマト
グラフィー(m−クレゾール中、160℃で呼称ポア孔
径60〜1,000ÅのデュポンPSMバイモーダルカ
ラムキット(bimodal column kit)
を使用)により手軽に測定することができる。
【0025】任意成分のポリテトラフルオロエチレン繊
維成分は本出願人のイー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌム
ール・アンド・カンパニーから市販されている。ポリテ
トラフルオロエチレン繊維は一般にポリテトラフルオロ
エチレン粉末原料の紡糸によるか、あるいはポリテトラ
フルオロエチレンのシート、ロッドまたはスラブを切断
することにより製造される。これらの繊維は固形繊維と
してポリアセタール樹脂組成物中に分散される。上述の
繊維は一般に直径10〜100ミクロン、長さ約1/1
28〜1/8インチ(約0.2〜3.2mm)である
が、これらに限定されないことは勿論である。好ましく
は、繊維は一般に直径10〜20ミクロン、長さ約1/
128〜1/32インチ(約0.2〜0.8mm)であ
る。ポリテトラフルオロエチレン繊維という用語はポリ
テトラフルオロエチレン・モノフィラメントを含むもの
と了解される。
【0026】エチレン/メチルアクリレート共重合体
(EMA)成分は市販されており、かつ公知の資料を参
照して調製することができる。このEMA中のメチルア
クリレートの量は一般にEMAの3〜30重量%、好ま
しくは15〜25重量%である。EMAはポリアセター
ル中に小粒子として分散されるのが好ましい。そのよう
な小粒子が有利であるのは成形された部品の表面に現れ
ることができるが、寸法が小さいため、変動する成形条
件によりさほど影響を受けず、それにより変動する成形
条件下でもばらつきのない耐摩耗性を有するポリアセタ
ール成形部品が得られる。好ましくは、ポリアセタール
中のEMAの数平均粒度は15ミクロン未満、さらに好
ましくは10ミクロン未満、最も好ましくは5ミクロン
未満である。ポリアセタール中のEMAの数平均粒度は
透過型電子顕微鏡写真法の標準技術により決定すること
ができる。
【0027】潤滑剤成分はポリアセタール樹脂中に分散
することができる潤滑剤である。この潤滑剤は普通の室
温で液体であってもよい。あるいは、潤滑剤が通常の室
温で固体であるならば、ポリアセタールが溶融加工され
る温度よりも低い温度で流動化するようになるものでな
ければならない。有用な潤滑剤の例としてはパラフィン
ワックス、パラフィンオイル、脂肪酸エステル、脂肪酸
アミド、シリコーンオイル、シリコーンガムおよびポリ
エーテルグリコールが挙げられる。最も好適な潤滑剤と
してはパラフィンワックス、脂肪酸、脂肪酸アミドがあ
る。EMA成分の場合と同様に、潤滑剤は小粒子として
ポリアセタール中に分散されるのが好ましい。好ましく
は、ポリアセタール中の潤滑剤の数平均粒度は15ミク
ロン未満、さらに好ましくは10ミクロン未満、最も好
ましくは5ミクロン未満である。数平均粒度は上述のよ
うにして決定することができる。
【0028】上述の粒度は推奨されるが、必要とされる
訳ではないことに注意すべきである。成分を好適な混合
装置である二軸押し出し機中で混合すれば許容し得る粒
度範囲が得られる。
【0029】本発明に使用できる組成物は上述の成分に
加えてポリアセタール組成物に一般に使用される他の成
分、変性剤、添加剤を含有してもよい。これらのものに
は熱安定剤、補助安定剤、酸化防止剤、着色剤(顔料を
含む)、強化剤(例えば熱可塑性ポリウレタン)、補強
剤、紫外線安定剤(例えばベンゾトリアゾールまたはベ
ンゾフェノン)が含まれ、ヒンダードアミン光安定剤
(特にヒンダード窒素が三級アミン官能性をもつものま
たはヒンダードアミン光安定剤がピペリジンもしくはピ
ペラジン環とトリアゾール環の双方を含有する)、核剤
(例えば窒化ホウ素またはタルク)、ガラス、充填剤が
含まれる。好適な熱安定剤としてはナイロンターポリマ
ー、ポリ−ベータ−アラニン(poly−beta−a
laine)(西独特許公開公報第3715117号に
記載)、米国特許第4,814,397号,同第4,7
66,168号,同第4,640,949号,および同
第4,098,984号公報明細書に記載の安定剤、上
述のものの任意の混合物が含まれる。好適な酸化防止剤
はトリエチレングリコールビス(3−(3′−tert
−ブチル−4′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)
プロピオネート、N,N′−ヘキサメチレンビス(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシン
ナミド)、およびそれらの混合物が含まれる。顔料のあ
るものと着色剤のあるものはポリアセタール組成物の熱
または酸化安定性に悪影響を与えることがあるが、物性
に有意の影響を与えない(ただし、ポリアセタール中に
顔料や着色剤が十分に分散されていることが前提であ
る)。
【0030】ここに記載されている組成物は全ての成分
を公知の方法でアセタールポリマーとアセタールポリマ
ーの融点を越える温度で混合することにより調製しても
よい。ゴム用ロール機のような強力ミキサー、バンバリ
ーミキサー、ブラベンダーミキサーのような密閉式ミキ
サー、キャビティを外部からまたは摩擦により加熱する
単一または複数刃密閉式ミキサー、コニーダー(Ko−
kneaders)、ファレル・コンティニュアス・ミ
キサー(Farrel ContinuousMixe
rs)のような多バレルミキサ、射出成形機、一軸また
は二軸の正もしくは逆回転押し出し成形機等を熱可塑性
ポリアセタール組成物の調製に使用することは知られて
いる。これらの装置は単独で使用してもよく、あるいは
スタチック・ミキサー、混練トーピードおよび/または
内圧を増加しおよび/または混合の強度を増すための種
々の装置例えばこの目的用に設計された弁、ゲートまた
はスクリューと組合わせて使用してもよい。押し出し成
形機が好ましく、二軸押し出し成形機が最も好ましい。
もちろん、そのような混合を行う温度はその温度より下
でポリアセタール成分の顕著な分解が起きるような温度
でなければならない。一般に、ポリアセタール組成物は
170℃と280℃の間、好ましくは185℃と240
℃の間、最も好ましくは195℃と225℃の間、の温
度で溶融加工される。
【0031】造形物、特に耐摩耗用途に使用するもの
(米国特許第4,436,200号公報明細書に記載さ
れているようなコンベヤ鎖のリンクを形成するように造
形された造形物、またはギヤリンク)は本発明の組成物
から圧縮成形、射出成形、押し出し成形、吹き込み成
形、回転成形、溶融紡糸および熱成形を含む当業者に公
知の方法を使用して作製してもよい。射出成形が好まし
い。本発明の組成物を射出成形するときは製造される造
形品の複雑さに合わせて金型をなるだけ冷却するのが好
ましい。一般に成形温度は10〜120℃、好ましくは
20〜100℃、および最も好ましくは約50〜90℃
である。
【0032】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されない。
【0033】(実施例1〜7)実施例において使用した
組成物は以下の通りである。
【0034】「POM」は数平均分子量が約40,00
0で酸化防止剤0.10重量%、熱安定剤0.75重量
%を含有する市販のアセタール単独重合体である。PO
Mの密度は1.41g/mlであった。
【0035】「PTFE繊維」はポリテトラフルオロエ
チレン繊維で、平均で直径が15ミクロンおよび長さが
1/64インチ(約0.4mm)のものである。
【0036】「EMA」はメチルアクリレート含量が2
0重量%であり、ASTMD1238で測定されたメル
トフロー比(melt flow rate)が2であ
る市販のエチレン/メチルアクリレート共重合体であ
る。
【0037】「PEG」は数平均分子量が8,000の
ポリエチレングリコールである。
【0038】「パラフィン」は融点が約100℃の市販
のパラフィンワックスである。
【0039】「グレー」(Gray)は酸化チタン白色
顔料:カーボンブラックの3:1混合物である。
【0040】実施例の組成物のコンシステンシーは下記
の表1に記載されている。特に示さない限り組成物はホ
ッパ内の成分を混合し、得られた混合物を28mm二軸
押し出し成形機内で180〜220℃の範囲のバレル温
度設定で調製した。メルトの温度はダイ出口で180〜
220℃の範囲であった。
【0041】実施例1〜7の組成物はダブルゲート引張
試験片型を有する成形機で引張試験片に成形した。ゲー
トの寸法は1mm×1mmであった。この金型はコンベ
ヤ鎖を調製するのに使用した金型と同様のものであっ
た。その理由は得られた成形品には多数の溶接線があっ
たからである。成形された引張試験片はASTMD63
8で規定されている通りであった。これらの試験片は金
型温度設定190℃および射出速度2秒で成形した。サ
ンプルを成形するのに使用した最高圧力能力は表1に示
すように変化させた。
【0042】各サンプル組成物の耐摩耗性は往復式摩耗
試験機を使用して測定した。上述のようにして成形され
た引張試験片を水平距離2.75インチ(約7cm)移
動する往復運動テーブル上にクランプした。上述のよう
にして調製され、切削加工された幅1/4インチ(約
6.4mm)、長さ1インチ(2.54cm)の寸法の
POM部品を固定保持アームに取り付けた。保持アーム
は切削加工されたPOM部品が引張試験片の頂部に接触
するように位置決めした。保持アームに重りをのせて上
方の切削加工された部品と下方の引張試験片との間に圧
力を適用した。往復運動テーブルの平均速度は30fp
m(フィート/分)(約76.2cm/分)に設定し
た。引張試験片にかかる圧力は40psi(約2.76
×105 N/m2 )であった。サンプルを3時間試験し
た。試験前後のPOM切削加工部品の重量を測定して重
量損失を決定した。引張試験片についても同様に測定を
行った。耐摩耗因子を次の式によって決定した。
【0043】
【数1】
【0044】摩擦指数の結果は表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】上述の実施例1はPOMは耐摩耗性が悪い
が、最高圧力成形条件が変動しても耐摩耗性は一定であ
ったことを示している。実施例2はPOMの耐摩耗性は
これにPTFE繊維を添加することにより改善された
が、耐摩耗性は最高圧力成形条件の変化により影響され
たことを示している。実施例3および実施例4はEMA
とパラフィンをPOMに添加すると、POMの耐摩耗性
が実質的に改善されただけでなく最高圧力成形条件が変
化しても耐摩耗性は一定である製品が得られたことを示
している。
【0047】実施例6はグレー顔料を組成物(例えば実
施例5の組成物)に添加すると耐摩耗性が低下し、か
つ、変動する成形条件に亙って耐摩耗性が変動したこと
を示している。実施例7の組成物は実施例6の顔料添加
組成物と類似しているが、EMAとパラフィンを含有し
ているが、この実施例7の組成物は耐摩耗性が優れてお
り、最高圧力成形条件が変動しても実質的に減少しない
(これは組成物中に顔料が含有されていてもである)。
【0048】
【発明の効果】本発明に従えば、プラスチック−プラス
チック耐摩耗用途に使用する組成物を(a)ポリアセタ
ール約85〜99重量%、(b)ポリテトラフルオロエ
チレン繊維約0〜5重量%、(c)エチレン/メチルア
クリレート共重合体約0.5〜5重量%、および(d)
少なくとも一種の潤滑剤0.5〜5重量%、(ただし、
前記重量%は成分(a),(b),(c)および(d)
のみを合計した重量に基づく)としたことにより、耐摩
耗性が良好であることに加えて変動する成形条件に亙っ
て耐摩耗性が維持される耐摩耗用途に有用な樹脂および
それから作製したコンベヤ鎖部品が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 27:18 33:08) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 59/00 - 59/04 C08K 3/00 - 13/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリアセタール85〜99重量
    %、 (b)ポリテトラフルオロエチレン繊維0〜5重量%、 (c)メチルアクリレートのレベルが、エチレン/メチ
    ルアクリレート共重合体の重量に基づき3〜30重量%
    であるエチレン/メチルアクリレート共重合体0.5〜
    5重量%、 (d)少なくとも一種の潤滑剤0.5〜5重量%、およ
    (e)随意に核剤、 (ただし、前記重量%は成分(a)、(b)、(c)お
    よび(d)のみを合計した重量に基づく。)を包含して
    なることを特徴とするプラスチック−プラスチック耐摩
    耗用途に使用する組成物。
  2. 【請求項2】 (a)ポリアセタール85〜99重量
    %、 (b)ポリテトラフルオロエチレン繊維0〜5重量%、 (c)メチルアクリレートのレベルが、エチレン/メチ
    ルアクリレート共重合体の重量に基づき3〜30重量%
    であるエチレン/メチルアクリレート共重合体0.5〜
    5重量%、 (d)少なくとも一種の潤滑剤0.5〜5重量%、およ
    (e)随意に核剤、 (ただし、前記重量%は成分(a)、(b)、(c)お
    よび(d)のみを合計した重量に基づく。)を包含して
    なる組成物から成形されたことを特徴とする成形品。
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