JP2975578B2 - プラスチック液晶表示素子 - Google Patents
プラスチック液晶表示素子Info
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Description
を用いた液晶表示素子に関するもので、主にノート型パ
ソコン、ワープロ、パームトップ型パソコンなどのOA
機器用の表示素子として使用されるものである。
一対のプラスチック基板と、透明電極と、それを保護す
る絶縁膜と、配向膜および液晶で構成されている。
コート処理と呼ばれるもので、基板電極表面に薄い酸化
SiやTiの保護層として設けられている。
処理後、印刷方式によりシリカコーティング材料(例え
ば、東京応化工業(株)製MOF Ti−Si フィル
ム)を700〜1400Åの膜厚で付着させ、硬度と絶
縁性を付与している。
よう、低圧水銀灯によりUV光を照射し、コーティング
材料中の溶剤を揮発させている。
ティング膜は250℃以上で焼成しなければ、トップコ
ート(絶縁膜)としての硬度、絶縁性が確保できない
が、この温度ではプラスチック基板の耐熱性能が劣化し
てしまう。そこで実情は加熱温度を耐熱性以下の約20
0℃に設定し、低圧水銀灯によるUV光照射でコーティ
ング材料中の溶媒を揮発させ、トップコート膜(絶縁
膜)を形成してきた。
縁膜)の低温焼成化を達成する反面、プラスチック基板
を破壊し、さらにシリカコーティング膜は硬すぎ、プラ
スチック基板変形時にクラックを発生するという問題が
あった。
硬化可能で、かつある程度の柔軟性を持つトップコート
(絶縁膜)の開発が期待されていたのである。
ために、本発明の請求項1記載のプラスチック液晶表示
素子は、一対のプラスチック基板と、透明電極と、それ
を保護する絶縁膜と、配向膜と、液晶と、からなるプラ
スチック液晶表示素子において、前記絶縁膜がアクリル
シラン系樹脂を含んでいることを特徴としている。
は、一対のプラスチック基板と、透明電極と、それを保
護する絶縁膜と、配向膜と、液晶と、からなるプラスチ
ック液晶表示素子において、前記絶縁膜がアクリル系樹
脂にSiの酸化物を分散したコーティング材料からなる
ことを特徴としている。
は、Siおよび/またはTiの酸化物単体に比し高温焼
成が必要なく、プラスチック基板を損傷しない。さら
に、絶縁膜が柔軟性なため、基板変形によるクラック発
生が抑制される。
散したコーティング材料からなる絶縁膜は、Siおよび
/またはTiの酸化物単体に比し高温焼成が必要なく、
プラスチック基板を損傷しない。さらに、絶縁膜が柔軟
性なため、基板変形によるクラック発生が抑制される。
の実施の形態について説明する。
ク液晶表示素子に適用できる。図1に液晶表示素子の典
型的な概略図を示す。図中の符号は、1は偏光板、2と
4はハードコート、3は基板、5は透明電極、6はトッ
プコート、7は配向膜、8はシール、9は液晶である。
けを透過するのを目的に設置されるもので、一般的な製
法はPVAの薄い膜を加熱しながら延伸し、ヨウ素を大
量に含有するHインキと呼ばれる溶液に接触させる。そ
して、ヨウ素を吸収して偏光をもつ膜とする。
ィルターとしての働きをするもので、酢酸セルローズが
典型的に使用されている。
エポキシ系またはアクリル系のプラスチック樹脂より作
られる。
着した後、ホトエッチングやレーザ光線を用いるなどの
方法によりパターン化し、電極形状を作製する。
バーコート処理と呼ばれるもので、基板3上の透明電極
5表面に薄い保護層として設けられ、アクリルシラン系
樹脂を含んでいるものが硬度、絶縁性に加えて可撓性も
付加されるので好ましい。また、TiやSiの酸化物を
アクリル系樹脂に分散したコーティング材料が、硬度、
絶縁性に加えて可撓性も付加されるので好ましい。
一方向に揃えるために使用するものであり、材料として
はシランカップリング剤やSiOXなどの無機物、ポリ
イミドやPVAなどの有機物が知られている。これらの
中で、現在工業的にはポリイミドを一方向にラビングし
て用いる場合が多い。
ので、材料は無機物としてはガラス、有機物としてはナ
イロン、ポリエステル、ポリイミド、熱硬化エポキシな
どが使用されている。このうち、熱硬化エポキシが好ま
しい。
ク、スメクティック液晶など多数が提案されている。代
表的なものはノナン酸コレステリンなど多数ある。
実施例を行った。構成要素の内トップコート(絶縁膜)
6以外については従来例をそのまま適用した。
SiOXをアクリル系樹脂に分散させ、この分散コーテ
ィング材料インクを凸版印刷にてコーティングし、15
0〜200℃にて約一時間焼成し、トップコート膜(絶
縁膜)6を作製した。
V光照射でコーティング材料中の溶媒を揮発させること
はなかった。
縁膜)を作製した。印刷方式によりシリカコーティング
材料(東京応化工業(株)製MOF Ti−Si フィ
ルム)を700〜1400Åの膜厚で付着させ、約20
0℃で焼成させた後、低圧水銀灯によるUV光照射でコ
ーティング材料中の溶媒を揮発させ、トップコート膜
(絶縁膜)を形成した。
成されたトップコートサンプルを図2に示す硬度評価測
定系に設置する。
フ荷重装置により荷重を加えていき、その先端棒がトッ
プコートを突き破ったとき、デジタルボルトメーターに
電流が流れ、X−Yレコーダ上に記録するものである。
同等の硬度が得られることを確認した。
形成したトップコートの沿面測定結果も従来技術トップ
コートと同等の絶縁性を確認した。
ック液晶表示素子は、トップコートがUV光を使用せず
に200℃以下で硬化可能で、かつ柔軟性を持つので、
プラスチック基板を破壊したり、プラスチック基板変形
時にクラックを発生するという問題がない。
Claims (2)
- 【請求項1】 一対のプラスチック基板と、透明電極
と、それを保護する絶縁膜と、配向膜と、液晶と、から
なるプラスチック液晶表示素子において、 前記絶縁膜がアクリルシラン系樹脂を含んでいることを
特徴とするプラスチック液晶表示素子。 - 【請求項2】 一対のプラスチック基板と、透明電極
と、それを保護する絶縁膜と、配向膜と、液晶と、から
なるプラスチック液晶表示素子において、 前記絶縁膜がアクリル系樹脂にSiの酸化物を分散した
コーティング材料からなることを特徴とするプラスチッ
ク液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29659497A JP2975578B2 (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | プラスチック液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29659497A JP2975578B2 (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | プラスチック液晶表示素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10104592A JPH10104592A (ja) | 1998-04-24 |
JP2975578B2 true JP2975578B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=17835575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29659497A Expired - Lifetime JP2975578B2 (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | プラスチック液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2975578B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002116455A (ja) * | 2000-08-01 | 2002-04-19 | Kyodo Printing Co Ltd | 液晶表示装置、液晶表示装置の電極基材及び液晶表示装置の製造方法 |
-
1997
- 1997-10-29 JP JP29659497A patent/JP2975578B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10104592A (ja) | 1998-04-24 |
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