JP2975091B2 - 滞留物品処理装置付き組合せ秤 - Google Patents

滞留物品処理装置付き組合せ秤

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JP2975091B2
JP2975091B2 JP2305679A JP30567990A JP2975091B2 JP 2975091 B2 JP2975091 B2 JP 2975091B2 JP 2305679 A JP2305679 A JP 2305679A JP 30567990 A JP30567990 A JP 30567990A JP 2975091 B2 JP2975091 B2 JP 2975091B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、組合せに選択されずに滞留する物品を処理
する滞留物品処理装置付き組合せ秤に関する。
〔従来の技術〕
上記滞留物品処理装置付き組合せ秤の一例として、供
給された物品を計量ホッパにより計量し、この計量した
物品をこの計量ホッパ内に収容して、これら計量ホッパ
に収容された物品の重量を種々に組合せ、これら組合せ
のうちから、合計重量が所望の重量に等しいか、これに
近い物品の組合せを選択して、この選択した物品を計量
ホッパから排出するもがある。ただし、計量済み物品の
中に、予め定めた組合せ回数の組合せ演算に参加したが
組合せに選択されず、又は予め定めた時間が経過しても
組合せに選択されないで、そのまま計量ホッパ内に滞留
する物品がある場合、滞留物品処理装置がその滞留物品
を収容する計量ホッパを検出して、次回の組合せ演算に
おいて滞留物品を含む組合せのうちから、合計重量が所
望の重量に等しいか、これに近い物品の組合せを強制的
に選択して、それらを排出することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の滞留物品処理装置付き組合せ秤は、滞留物
品を収容する計量ホッパを検出したとき、次回の組合せ
においてこのような滞留物品を含む組合せのうちから、
合計重量が所望の重量に等しい等の物品の組合せを強制
的に選択して排出するものである。従って、強制的に排
出した物品の組の合計重量が予め定めた適量の範囲内で
ない過量又は軽量の場合があるという問題がある。そし
て、合計重量が過量である場合は、歩留りが悪くなり、
軽量の場合は不良となることがある。
本発明は、上記問題点を解決する滞留物品処理装置付
き組合せ秤を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
第1の発明の滞留物品処理装置付き組合せ秤は、それ
ぞれ物品が供給されこの供給された物品を計量する複数
の計量ホッパと、この計量ホッパにより計量された物品
の重量を種々に組合せ所望の物品の組を選択する組合せ
演算手段と、この組合せ演算手段により選択された組が
所定の条件を満足するときその組の物品を排出する排出
手段とを具備し、上記供給された物品の上記計量ホッパ
による計量、上記組合せ演算手段による組合せ選択及び
この選択された物品の上記排出手段による排出を繰り返
し行う組合せ秤において、 上記計量ホッパにより計量された物品のうち少なくと
も前回の組合せに選択されなかった物品(以下、「滞留
物品」という。)を検出する滞留物品検出手段を設け、
上記組合せ演算手段が、上記滞留物品検出手段が滞留物
品を検出したときに滞留物品を含む組のうち合計重量が
予め定めた目標重量に等しいかこれに近い組を選択する
強制参加組合せ演算手段と、上記滞留物品検出手段が滞
留物品を検出していないときに合計重量が予め定めた通
常用許容重量範囲内であり、かつ上記目標重量に等しい
かこれに近い組を選択しこの選択した組の物品を上記排
出手段により排出させる通常組合せ演算手段とを有し、
上記強制参加組合せ演算手段が選択した滞留物品を含む
組の合計重量が予め定めた滞留用許容重量範囲内である
ときにその組の物品を上記排出手段により排出させる判
定手段を設けたことを特徴とするものである。
つまり、組合せ演算の際に、滞留物品を含む組と滞留
物品を含まない組があって、滞留物品を含む組の合計重
量が滞留用許容重量範囲内にあり、滞留物品を含まない
組の合計重量が通常用許容重量範囲内にある場合、滞留
物品を含まない組の合計重量が目標重量に最も接近して
いたとしても、滞留物品を含む組を優先して選択して排
出する。
第2の発明は、第1の発明と同様に供給された物品の
計量ホッパによる計量、組合せ演算手段による組合せ選
択及びこの選択された物品の排出手段による排出を繰り
返し行う。組合せ演算手段は、強制参加組合せ演算手段
と通常組合せ演算手段とを有している。強制参加組合せ
演算手段は、第1の発明と同様の滞留物品検出手段が滞
留物品を検出したときに滞留物品を含む組のうち合計重
量が予め定めた目標重量に等しいかこれに近い組を選択
するものである。通常組合せ演算手段は、滞留物品検出
手段が滞留物品を検出していないときに合計重量が予め
定めた通常用許容重量範囲内であり、かつ目標重量に等
しいかこれに近い組を選択し、この選択した組の物品を
排出手段により排出させるものである。判定手段は、強
制参加組合せ演算手段が選択した滞留物品を含む組の合
計重量が予め定めた滞留用許容重量範囲内であるときに
その組の物品を排出手段により排出させる。カウント手
段は、強制参加組合せ演算手段の選択した滞留物品を含
む組の合計重量が滞留用許容重量範囲内でないという判
断を判定手段が行ったとき、通常組合せ演算手段に組合
せ演算を行わせ合計重量が通常用許容重量範囲内であ
り、かつ目標重量に等しいかこれに近い組を選択させ、
この選択された組の物品を排出手段に排出させる。そし
て、このカウント手段は、強制参加組合せ演算手段の選
択した組の合計重量が滞留用許容重量範囲内でないため
に、通常組合せ演算手段に上記条件を満足する組を選択
させることを組り返し行わせるが、合計重量が滞留用許
容重量範囲内でないという判断を判定手段が予め定めた
トライアル数行ったときは、強制参加組合せ演算手段が
選択した組の物品を排出手段により排出させる。
つまり、滞留物品検出手段が滞留物品を検出している
状態で、強制参加組合せ演算手段がトライアル回数連続
して組合せ演算を行った際に、それら組合せ演算に参加
したが、組合せに選択されない滞留物品があるとき、通
常組合せ演算手段に計量されている全ての物品の重量に
基づいて、合計重量が通常用許容重量範囲内の組を選択
させずに、強制参加組合せ演算手段が選択した組、即ち
滞留物品を含む組のうち合計重量が目標重量に近い組を
排出させることができる。
第3の発明が第2の発明と相違しているところは、第
3の発明にはカウント手段が設けられておらず、タイマ
手段を設けたところである。これ以外は第2の発明と同
等である。タイマ手段は、強制参加組合せ演算手段の選
択した滞留物品を含む組の合計重量が滞留用許容重量範
囲内でないという判断を判定手段が行ったとき、通常組
合せ演算手段に組合せ演算を行わせ、合計重量が通常用
許容重量範囲内であり、かつ目標重量に等しいかこれに
近い組を選択させ、この選択された組の物品を排出手段
に排出させる。そして、このタイマ手段は、強制組合せ
演算手段の選択した組の合計重量が滞留用許容重量範囲
内でないために通常組合せ演算手段に上記条件を満足す
る組を選択させることを繰り返し行わせるが、合計重量
が滞留用許容重量範囲内でないという判断を判定手段が
行ってから予め定めた時間が経過した時に、計量ホッパ
等内に排出されない滞留物品があるときは、強制参加組
合せ演算手段が選択した組、即ち滞留物品を含む組のう
ち合計重量が目標重量に近い組の物品を排出手段により
排出させる。
つまり、滞留用許容重量範囲内の組を選択する強制参
加組合せ演算によっても組合せに選択されず、予め定め
た時間計量ホッパ等内に滞留する滞留物品があるとき、
滞留物品を含む組のうち合計重量が目標重量に近い組を
選択して排出させることができる。
〔実施例〕
この実施例は、メモリー式自動組合せ秤に、本発明を
実施したもので、第3図に示すように分散フィーダ1及
び分散フィーダ1上に物品を供給するクロスヘッドフィ
ーダ2を備えている。分散フィーダ1の周囲には放射状
に複数台(P台)のリニアフィーダ3−1、3−2‥‥
が設けられており、振動器4−1‥‥が振動したとき、
分散フィーダ1から供給された物品をその先端側に搬送
する。そして、リニアフィーダ3−1‥‥の先端にはフ
ィードホッパ5−1‥‥が設けられており、物品を保持
することができる。これらフィードホッパ5−1‥‥の
下方には、それぞれ計量ホッパ6−1‥‥が設けられ、
これらが空のとき、フィードホッパ5−1‥‥のゲート
7−1‥‥が開かれて、物品が供給される。これら計量
ホッパ6−1‥‥には、それぞれ重量検出器8−1‥‥
が設けられ、計量ホッパ6−1‥‥に供給された物品の
重量値を所定の安定時間経過後に検出する。これら計量
ホッパ6−1‥‥の内側の下方にはそれぞれメモリーホ
ッパ9−1‥‥が設けられ、これらが空のとき、計量ホ
ッパ6−1‥‥の図の内側のゲート11−1‥‥が開かれ
て、物品が供給される。そして、これら計量ホッパ6−
1‥‥及びメモリーホッパ9−1‥‥内の物品の重量値
に対して組合せ演算等が行われ(この演算は演算制御部
16で行われる。)、どの計量ホッパ及びメモリホッパか
ら物品を排出するか選択され、例えば計量ホッパ6−1
が選択されると、その計量ホッパ6−1の図の外側のゲ
ート10−1が開かれて、物品が計量ホッパ6−1の下側
の分割シュート12と逆円錐台状の集合シュート13を経
て、下方の包装機14等に供給される。また、或るメモリ
ーホッパ9−1が選択されると、メモリーホッパ9−1
のゲート14−1が開かれて、物品が下方の分割シュート
12と集合シュート13とを経て包装機14に供給される。
また、この実施例は第4図に示すように計算ユニット
Aを有している。同図には示していないが、計量ユニッ
トAは実際には複数組設けられている。計量ユニットA
は、ロードセルのような重量検出器8−1を備えた計量
ホッパ6−1、フィードホッパ5−1及びメモリーホッ
パ9−1を有している。重量検出器8−1の計量信号は
増幅器(図示せず)で増幅された後に、マルチプレクサ
(図示せず)を介して制御ユニットBのA/D変換器15に
供給され、ここでディジタル信号に変換されて、演算制
御部16に供給される。演算制御部16は、所定の起動信号
が設定表示部17から入力されると、各計量ホッパ6−1
‥‥に供給された物品のディジタル計量信号を順次入力
し、これらに基づいて組合せ演算を行い、排出すべき物
品を決定する。なお、計量ホッパ6−1‥‥で計量され
た物品は、メモリーホッパ9−1‥‥が空のとき、この
メモリーホッパ9−1‥‥に供給されて収容される。そ
して、これらフィードホッパ5−1‥‥、メモリーホッ
パ9−1‥‥及び計量ホッパ6−1‥‥内の物品を排出
又は供給する際に夫々のゲートを開閉するときは、計量
ユニットAのゲート駆動装置18を駆動回路19により駆動
させて行われる。また、振動制御回路20によりリニアフ
ィーダ3−1‥‥を駆動させる。更に演算制御部16に
は、記憶部21とタイマ22が接続されている。記憶部21
は、RAM、ROMを有し、後述するフローチャートに対応す
るプログラム及び組合せ秤の各種運転定数が書き込まれ
ている。また、設定表示部17を操作して設定される強制
組合せトライアル回数、滞留用許容重量範囲、滞留検出
組合せ回数及び滞留検出タイムアップ時間等を記憶する
ことができる。なお、この滞留検出組合せ回数及び滞留
検出タイムアップ時間とは、計量済み物品が組合せに選
択されない状態で計量ホッパ等内に滞留するとき、その
物品を滞留物品とみなすか否かを判断する為の条件であ
る。従って、或る計量済み物品がこの条件を満たしてい
ると、制御演算部16が判断したときに、その物品を滞留
物品として検出することができる。この滞留物品を検出
する滞留物品検出手段は、後述する第2図のステップ11
8に示してある。なお、作業者は、被計量物品の性状等
に応じてこの2つの条件のうち、1方の条件を選択して
演算制御部16に設定する。
また、タイマ22はそれぞれ設定時限に比例する設定値
からクロックパルスをカウントダウンする複数台のカウ
ンタからなり、カウント値が0になったとき、設定時限
となるものである。
演算制御部16は、強制参加組合せ演算手段及び通常組
合せ演算手段を有する組合せ演算手段と、判定手段と、
カウント手段とを備えている。強制参加組合せ演算手段
は、滞留物品検出手段が滞留物品を検出したときに滞留
物品を含む組のうち合計重量が予め定めた目標重量に等
しいかこれに近い組を選択するものである。通常組合せ
演算手段は、滞留物品検出手段が滞留物品を検出してい
ないときに合計重量が予め定めた通常用許容重量範囲内
であり、かつ目標重量に等しいかこれに近い組を選択
し、この選択した組の物品をゲート駆動装置18を駆動回
路19に駆動させて排出させるものである。判定手段は、
制御参加組合せ演算手段が選択した滞留物品を含む組の
合計重量が予め定めた滞留用許容重量範囲内であるとき
にその組の物品をゲート駆動装置18を駆動回路19に駆動
させて排出させる。カウント手段は、強制参加組合せ演
算手段の選択した滞留物品を含む組の合計重量が滞留用
許容重量範囲内でないという判断を判定手段が行ったと
き、通常組合せ演算手段に組合せ演算を行わせ合計重量
が通常用許容重量範囲内であり、かつ目標重量に等しい
かこれに近い組を選択させ、この選択された組の物品を
ゲート駆動装置18を駆動させて排出させる。そして、こ
のカウント手段は、強制参加組合せ演算手段の選択した
組の合計重量が滞留用許容重量範囲内でないために、通
常組合せ演算手段に上記条件を満足する組を選択させる
ことを繰り返し行わせるが、合計重量が滞留用許容重量
範囲内でないという判断を判定手段が予め定めたトライ
アル数行ったときは、強制参加組合せ演算手段が選択し
た組の物品をゲート駆動装置18を駆動させて排出させ
る。
ただし、滞留用許容重量範囲は、適量品の重量範囲で
あり、通常用許容重量範囲を含んでいる。
次に、滞留物品処理装置付き組合せ秤の滞留物品の処
理手順を第1図のフローチャートに従って説明する。ま
ず、作業者が設定表示部17を操作して、組合せ演算完了
フラグをOFFに初期化し、目標重量等の各種運転定数、
強制組合せトライアル回数MA、滞留用許容重量範囲、滞
留検出組合せ回数NA及び滞留検出タイムアップ時間TA
設定する(ステップ100)。次に、リニアフィーダの駆
動、フィードホッパのゲート開閉駆動、物品の計量及び
計量ホッパのゲート開閉駆動を行う(ステップ102)。
そして、組合せ演算完了フラグがONであるか否かを判断
し(ステップ104)、前回の組合せで選択された物品が
排出されて組合せ演算完了フラグがOFFである場合は、
組合せ演算スタート時間になるまでステップ102のリニ
アフィーダ等の駆動を実行する(ステップ106)。そし
て、組合せ演算スタート時間になると、ステップ118で
滞留ホッパが検出(滞留物品が検出)されているか否か
を判断し(ステップ108)、滞留ホッパが検出されてお
らず、つまり滞留物品がなければ、通常組合せ演算手段
が計量ホッパ及びメモリーホッパに収容されている全て
の計量済み物品の重量に基づいて組合せ演算し、合計重
量が通常用許容重量範囲内であり、目標重量に等しいか
これに近い物品の組合せを選択する(ステップ110)。
なお、ステップ118の滞留物品の検出についての手順
は、第2図を参照して後述する。そして、組合せ演算完
了フラグをONにして(ステップ112)、排出信号が例え
ば包装機等から送信されるまでステップ102に戻りリニ
アフィーダ等を駆動させる(ステップ114)。なお、こ
の時は組合せ演算完了フラグがONであるので、排出信号
が入力すると、選択した物品を各ホッパから排出させる
(ステップ116)。次に、滞留物品検出手段により滞留
物品を収容するホッパを捜索し、滞留物品を収容するホ
ッパを検出したときは、そのホッパが滞留物品を収容す
る旨を示す信号を記憶部21に記憶する。ただし、ステッ
プ116で滞留物品が排出されると、そのホッパに対応す
る上記信号を記憶部21から抹消する(ステップ118)。
そして、組合せ演算完了フラグをOFFにして(ステップ1
20)、ステップ102に戻り、上記ステップを繰り返し実
行する。
なお、ステップ108で滞留物品を収容するホッパが有
りと判断した場合、つまり、ステップ118で滞留ホッパ
を検出し、YESであると判断した場合、滞留物品を含む
種々の組のうち合計重量が目標重量に最も近い組を選び
出し(強制参加組合せ演算手段による組合せ選択を行
い)(ステップ122)、判定手段がこの選び出した組の
合計重量が滞留用許容重量範囲内に入っているか否かを
判断する(ステップ124)。合計重量がその範囲内に入
っておらず、NOと判断すると、カウント手段がトライア
ル回数Mに1を加算する(ステップ126)。この加算値
Mが強制組合せトライアル回数MAか否かを判断し(ステ
ップ128)、M=MAでなく、NOであるときは、ステップ1
10に戻り、通常組合せ演算手段が全ての計量済み物品の
重量に基づいて、組合せ演算をする。ただし、ステップ
128でM=MAでありYESと判断したときは、ステップ112
に戻り、ステップ122で選んだ滞留物品を含む所定の組
の物品を排出する。そして、ステップ124で合計重量が
滞留用許容重量範囲内であると判断し、YESであるとき
は、トライアル回数Mを0にイニシャル化してステップ
112に戻る。
つまり、ステップ108で滞留物品が有り(YES)である
と判断した後、滞留物品を含む組のうち合計重量が滞留
用許容重量範囲内の組がないという判断が連続してMA
続いた時、ステップ122で選んだ滞留物品を含む各組合
せのうち合計重量が目標重量に近い組を選択して排出さ
せる。
次に、ステップ118の詳細を第2図のフローチャート
を参照して説明する。このフローチャートは、請求項
(1)に記載の滞留物品検出手段の動作手順を示すもの
である。
まず、ステップ116で、組合せに選択された物品が各
ホッパから排出された後に、その排出された物品の中に
滞留物品が含まれているか否かを判断し、排出された物
品に滞留物品が含まれていると判断した場合に、その滞
留物品を収容している滞留ホッパを示す信号を記憶部21
から抹消する。そして、排出された物品中に滞留物品が
含まれていなければ、滞留物品を収容するホッパを示す
信号をそのまま記憶部21に記憶しておく(ステップ20
0)。次に、滞留物品検出方法を組合せ回数によるか否
かを判断する(ステップ202)。滞留物品を検出する方
法は、上述したように滞留検出組合せ回数NAを判断の条
件とする組合せ回数による方法と、滞留検出タイムアッ
プ時間TAを判断の条件とする滞留時間による方法とがあ
る。そして、これら2つの方法を実行させるプログラム
は記憶部21に記憶されている。ただし、どちらの方法を
使用するかは、予めステップ100で設定する。例えば、
検出方法を組合せ回数に基づいて行うように設定されて
いる場合は、ステップ202でYESであると判断すると、滞
留検出を開始してから(前回にステップ210で滞留検出
フラグを1にイニシャル化してから)の組合せ回数N
が、滞留を検出するまでの組合せ回数NAに等しいか否か
を判断する(ステップ204)。組合せ回数NがNAでな
く、NOであれば、組合せ回数Nに1を加算して(ステッ
プ206)、ステップ120に進む。ステップ204で組合せ回
数N=NAであり、YESであれば、フラグが1にセットさ
れたままになっている滞留検出フラグに相当するフラグ
のホッパを滞留ホッパとしてセットする(ステップ20
8)。そして、滞留検出フラグをすべて1にイニシャル
化、組合せ回数を0にイニシャル化して(ステップ21
0)、ステップ120へ進む。
なお、ステップ208で、滞留検出フラグにより、滞留
ホッパを検出し、セットする具体的な例を第5図を参照
して説明する。同図に示すように全ての計量ホッパ及び
メモリホッパ(No.1〜No.n)の夫々に対応させてフラグ
が割当てられており、これらのフラグは記憶部21に設け
られている。このフラグは、ステップ210のイニシャル
設定時に1にセットされ、組合せに選択され、物品が排
出されるとフラグは1から0にセットされる。滞留検出
組合せ回数NA後、もしくは、所定時間TA経過後に1にセ
ットされたままになっていると、滞留していると判断さ
れ、ステップ122で強制組合せ演算が行われます。
ただし、ステップ100で滞留物品検出方法を滞留時間
方法と設定してある場合は、ステップ202でNOと判断
し、滞留時間TがTAとなりタイムアップしているか否か
を判断し(ステップ212)、滞留検出タイミングTAであ
り、YESであると、ステップ214、ステップ216の処理を
行う。ステップ214、216の処理はステップ208、210の処
理と同時であり、組合せ回数Nを0にイニシャル化する
かわりに滞留時間検出タイマTを0にイニシャル化す
る。そして、ステップ120に進む。ただし、ステップ212
で、滞留時間TがTAでなく、NOであると、タイマ22に継
続して時間を測定させ、ステップ120に進む。
上記実施例では、ステップ122〜130によって滞留物品
をトライアル回数の強制参加組合せ演算に参加させて、
それでも選択されない場合、滞留物品を含む組のうち合
計重量が目標重量に近い組を強制的に排出したが、滞留
物品を含む組のうち合計重量が滞留用許容重量範囲内の
組がないという判断を行ってから予め定めた時間が経過
するまでの間は、ステップ122の強制参加組合せ演算に
参加させて、合計重量が滞留用許容重量範囲内であれば
その組を選択してステップ112に進ませ、合計重量が滞
留用許容重量範囲外であれば、全ての計量済み物品の重
量に基づいて組合せ演算をするステップ110に進ませ
る。そして、滞留物品を含む組のうち合計重量が滞留用
許容重量範囲内の組がないという判断を行ってから予め
定めた時間が経過した時に、滞留物品を含む組のうち合
計重量が目標重量に近い組を選択してステップ112に進
ませることができる。
また、上記実施例では、本発明をメモリー式自動組合
せ秤に実施したが、第3図においてメモリーホッパ9−
1‥‥を設けていない自動式組合せ秤に実施することが
できる。また、第6図及び第7図に示す半自動式組合せ
秤にも実施することできる。第6図の組合せ秤は、物品
が手動で投入口30に投入されると、供給ホッパ31が物品
を保持し、下方の計量ホッパ32の2つの部屋のうち物品
が供給されていない側の部屋に一方のゲート33を開放し
て供給する。計量ホッパ32は、供給された物品の重量を
計量し、これら物品の重量に基づいて例えば演算制御部
(図示せず)が組合せ演算し、所望の物品の組合せを選
択する。この選択された物品は計量ホッパ32から排出さ
れる。第7図の組合せ秤は、第6図の組合せ秤の供給ホ
ッパ31を省略したものであり、計量ホッパ32が2列に設
けられている。
〔発明の効果〕
第1の発明によると、組合せ演算で組合せられる夫々
の組の中に、目標重量に最も近い滞留物品を含まない組
が存在している場合であっても、滞留物品を含む組があ
るときは、滞留物品を含む組を優先して選択し、その組
の合計重量が滞留用許容重量範囲内であれば排出する。
従って、計量された物品が組合せに選択されず、計量ホ
ッパ等に収容された状態で長く滞留しないようにするこ
とができるという効果がある。しかも、滞留物品を通常
用及び滞留用許容重量範囲内の組に組み合させて排出す
ることができ、過量又は軽量とならず、歩留りが良いと
いう効果がある。
第2の発明によると、第1の発明の効果の上に、滞留
物品がある場合、組合せ演算手段がトライアル回数の組
合せ演算を行うまでは、滞留物品を合計重量が通常用許
容重量範囲内又は滞留用許容重量範囲内(適量)の組に
含ませて排出することができるという効果がある。そし
て、合計重量が通常用及び滞留用許容重量範囲内の組に
含ませて排出することができなかった滞留物品も、組合
せ演算手段がトライアル回数の組合せ演算を行ったとき
に、全て排出することができるという効果がある。
第3の発明によると、第1の発明の効果の上に、組合
せ演算手段が、滞留物品を含む組のうち合計重量が滞留
用許容重量範囲内の組がないという判断を行ってから予
め定めた時間が経過するまでは、第2の発明と同様に滞
留物品を通常用許容重量範囲内又は滞留用許容重量範囲
内の合計重量の組に含ませて排出することができるとい
う効果がある。そして、合計重量が通常用及び滞留用許
容重量範囲内の組に含ませて排出することができなかっ
た滞留物品も、予め定めた時間が経過すると、全て排出
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る一実施例の滞留物品処理装置付
き組合せ秤の動作を示すフローチャート、第2図は同実
施例の滞留物品を検出する手順を示すフローチャート、
第3図は同実施例の滞留物品処理装置付き組合せ秤の外
観図、第4図は同実施例の滞留物品処理装置付き組合せ
秤のブロック図、第5図は同実施例の滞留物品を検出す
るためのフラグを示す図、第6図及び第7図は本発明を
実施することができる半自動式組合せ秤の一例を示す正
面図及び平面図である。 6−1〜6−P……計量ホッパ、16……演算制御部、17
……設定表示部、21……記憶部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ物品が供給されこの供給された物
    品を計量する複数の計量ホッパと、この計量ホッパによ
    り計量された物品の重量を種々に組合せ所望の物品の組
    を選択する組合せ演算手段と、この組合せ演算手段によ
    り選択された組が所定の条件を満足するときその組の物
    品を排出する排出手段とを具備し、上記供給された物品
    の上記計量ホッパによる計量、上記組合せ演算手段によ
    る組合せ選択及びこの選択された物品の上記排出手段に
    よる排出を繰り返し行う組合せ秤において、 上記計量ホッパにより計量された物品のうち少なくとも
    前回の組合せに選択されなかった物品(以下、「滞留物
    品」という。)を検出する滞留物品検出手段を設け、上
    記組合せ演算手段が、上記滞留物品検出手段が滞留物品
    を検出したときに滞留物品を含む組のうち合計重量が予
    め定めた目標重量に等しいかこれに近い組を選択する強
    制参加組合せ演算手段と、上記滞留物品検出手段が滞留
    物品を検出していないときに合計重量が予め定めた通常
    用許容重量範囲内であり、かつ上記目標重量に等しいか
    これに近い組を選択しこの選択した組の物品を上記排出
    手段により排出させる通常組合せ演算手段とを有し、上
    記強制参加組合せ演算手段が選択した滞留物品を含む組
    の合計重量が予め定めた滞留用許容重量範囲内であると
    きにその組の物品を上記排出手段により排出させる判定
    手段を設けたことを特徴とする滞留物品処理装置付き組
    合せ秤。
  2. 【請求項2】それぞれ物品が供給されこの供給された物
    品を計量する複数の計量ホッパと、この計量ホッパによ
    り計量された物品の重量を種々に組合せ所望の物品の組
    を選択する組合せ演算手段と、この組合せ演算手段によ
    り選択された組が所定の条件を満足するときその組の物
    品を排出する排出手段とを具備し、上記供給された物品
    の上記計量ホッパによる計量、上記組合せ演算手段によ
    る組合せ選択及びこの選択された物品の上記排出手段に
    よる排出を繰り返し行う組合せ秤において、 上記計量ホッパにより計量された物品のうち少なくとも
    前回の組合せに選択されなかった物品(以下、「滞留物
    品」という。)を検出する滞留物品検出手段を設け、上
    記組合せ演算手段が、上記滞留物品検出手段が滞留物品
    を検出したときに滞留物品を含む組のうち合計重量が予
    め定めた目標重量に等しいかこれに近い組を選択する強
    制参加組合せ演算手段と、上記滞留物品検出手段が滞留
    物品を検出していないときに合計重量が予め定めた通常
    用許容重量範囲内であり、かつ上記目標重量に等しいか
    これに近い組を選択しこの選択した組の物品を上記排出
    手段により排出させる通常組合せ演算手段とを有し、上
    記強制参加組合せ演算手段が選択した滞留物品を含む組
    の合計重量が予め定めた滞留用許容重量範囲内であると
    きにその組の物品を上記排出手段により排出させる判定
    手段を設け、上記強制参加組合せ演算手段の選択した滞
    留物品を含む組の合計重量が上記滞留用許容重量範囲内
    でないという判断を上記判定手段が行ったとき上記通常
    組合せ演算手段に組合せ演算を行わせ合計重量が上記通
    常用許容重量範囲内であり、かつ上記目標重量に等しい
    かこれに近い組を選択させこの選択された組の物品を上
    記排出手段に排出させ、上記強制参加組合せ演算手段の
    選択した組の合計重量が上記滞留用許容重量範囲内でな
    いために上記通常組合せ演算手段に上記組を選択させる
    ことを繰り返し行わせ上記合計重量が上記滞留用許容重
    量範囲内でないという判断を上記判定手段が予め定めた
    トライアル数行ったとき上記強制参加組合せ演算手段が
    選択した組の物品を上記排出手段により排出させるカウ
    ント手段を設けたことを特徴とする滞留物品処理装置付
    き組合せ秤。
  3. 【請求項3】請求項(2)に記載の滞留物品処理装置付
    き組合せ秤において、上記カウント手段を設けずに、上
    記強制参加組合せ演算手段の選択した滞留物品を含む組
    の合計重量が上記滞留用許容重量範囲内でないという判
    断を上記判定手段が行ったとき上記通常組合せ演算手段
    に組合せ演算を行わせ合計重量が上記通常用許容重量範
    囲内であり、かつ上記目標重量に等しいかこれに近い組
    を選択させこの選択された組の物品を上記排出手段に排
    出させ、上記強制組合せ演算手段の選択した組の合計重
    量が上記滞留用許容重量範囲内でないために上記通常組
    合せ演算手段に上記組を選択させることを繰り返し行わ
    せ上記合計重量が上記滞留用許容重量範囲内でないとい
    う判断を上記判定手段が行ってから予め定めた時間が経
    過した時に排出されていない滞留物品があるとき、上記
    強制参加組合せ演算手段が選択した組の物品を上記排出
    手段により排出させるタイマ手段を設けたことを特徴と
    する滞留物品処理装置付き組合せ秤。
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