JP2974990B2 - 壁下地用金属製角筒柱 - Google Patents
壁下地用金属製角筒柱Info
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- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B2/00—Walls, e.g. partitions, for buildings; Wall construction with regard to insulation; Connections specially adapted to walls
- E04B2/74—Removable non-load-bearing partitions; Partitions with a free upper edge
- E04B2/76—Removable non-load-bearing partitions; Partitions with a free upper edge with framework or posts of metal
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Description
において、壁を形成する際の金属製下地材として使用さ
れる金属製角筒柱に関するものである。
あるが、この図を利用して従来技術を説明すると、建築
物の内装工事に使用される金属製壁下地材として一般的
に普及しているものは、壁下地材として、上ランナーと
呼ばれる天井面側の下向きコ字状の金属製上横桟15
(金属製チャンネル材)と下ランナーと呼ばれる床面側
の上向きコ字状の金属製下横桟16(金属製チャンネル
材)との間にスタッドと呼ばれている金属製角筒柱1を
横桟長手方向に適当間隔に立設し、この金属製角筒柱の
室内外面に上貼り壁用のボード材17がビス等で固着さ
れる。
に貫通して振れ止め用横桟2を取り付け、該横桟2を介
して各金属製角筒柱1,1が互いに規制し合って室内外
方向に振れるのを阻止し、これによって壁面の堅牢性を
図るようにしている。
筒柱1の中間部を横方向に貫通して設け、各金属性角筒
柱1,1の振れを防止するようにした最新の従来技術と
しては、特開平8−218520号公報に開示された発
明を挙げることができる。
をなす抜け止め片と、その突設構成を除いて略同様の技
術が開示されているが、この従来技術によれば、各金属
性角筒柱1に振れ止め用横桟2を取り付ける際の作業が
面倒で、その作業能率が極めて悪いという難点がある。
技術の難点に鑑み、各金属性角筒柱に振れ止め用横桟を
取り付ける際の作業が非常に楽で作業能率が良く、しか
も確実に抜け止め作用を期待することのできる金属製角
筒柱を提案することを目的とするものである。
に、請求項1に係る発明は、金属製角筒柱本体1の中空
部3を挟んで相対向する二面には振れ止め用横桟2を嵌
合するための嵌合溝4,5を有する開口部6,7が設け
られ、このうち一方の開口部6を横桟差込み側開口部と
なし、他方側の開口部7を横桟引出し側開口部となし、
この横桟差込み側開口部6にあって、その開口部両側縁
8,8に振れ止め用横桟2,2が嵌合溝4,5から抜け
出るのを阻止する抜け止め片9,9が観音扉のような態
様で突設され、開口部両側縁8,8を折曲開放部として
該両抜け止め片9,9は常時金属製角筒柱1の中空部3
側に半開き状に折曲開放されており、なお且つ該半開き
状態から更に弾性変形によって開放可能なようになって
いることを特徴とする構成を採用するものである。
開口部6の開口部両側縁、即ち折曲開放部8に、両抜け
止め片9がその半開き状態から更に容易に弾性変形によ
って開放するよう、弾性変形補助用抜孔10が貫設され
てなる請求項1記載の構成を採用するものである。
9,9の嵌合溝側の横幅が広く、その反対側が狭くなる
よう両抜け止め片9,9の対向端縁が傾斜縁11,11
に形成されてなる請求項1または2記載の構成を採用し
てなるものである。
本体1は亜鉛メッキ鋼板等の金属材料によって引き抜き
成形や、あるいは金属板を角筒状に折曲してその対向端
縁をJ状あるいはU状に折曲し、これらの折曲端部を互
いに絡ませて繋ぐ所謂はぜ構造などによって金属製角筒
状本体1に形成するようになっている。この金属製角筒
柱本体1の互いに対向する二面には同心状に且つ略同一
形状の開口部6,7が切欠形成され、そのうち、一方側
の開口部6を横桟差込み側開口部とし、他方の開口部7
を横桟引出し側開口部としている。
5となっており、該嵌合溝4,5は同心状に形成され、
従って両嵌合溝4,5の底面4a,5aは互いに同心状
の水平面に形成され、且つ両嵌合溝4,5は、これに嵌
合される振れ止め用横桟2の幅に略合致する溝幅L1に
形成され、該嵌合溝4,5の上方側の差込み用開口部1
2の横幅L2は嵌合溝4,5の溝幅L1より広く形成さ
れ、該差込み開口部12,12と嵌合溝4,5との境界
縁13,13は傾斜状となっており、また差込み用開口
部13の上方は余剰開口部14に形成されている。
ネル状を形成した略コ字状の亜鉛メッキ鋼板などの金属
材からなるが、勿論図示のようなコ字状形態に限定され
ることはなく、例えばコ字状端縁が更に互いに内側に向
くような対向片を有するオーバーベンド形状のもの、あ
るいは偏平角筒状のものであってもよい。
込み側開口部6にあって、嵌合溝4,5の上方部、即ち
差込み用開口部12,12の両側縁8,8に抜け止め片
9,9が観音扉のような態様で突設される。この両抜け
止め片9,9は、図1、特に図2に良く示されるよう
に、開口部両側縁8,8を折曲開放部として該両抜け止
め片9,9は常時金属製角筒柱1の中空部3側に半開き
状に折曲開放されており、なお且つ金属製角筒柱本体1
の金属材料特有の弾力性によって、図示一点鎖線に示す
ように該半開き状態から更に弾性変形によって開放可能
なようになっている。
側縁、正確には差込み用開口部の両側縁である折曲開放
部8に、両抜け止め片9がその半開き状態から更に容易
に弾性変形によって開放するよう補助するための弾性変
形補助用抜孔10を貫設してある。
端縁が、上方側の差込み用開口部12,12から下方側
の嵌合溝4,5にかけて対向間隔が狭くなるよう傾斜縁
11,11に形成され、従ってまた、抜け止め片9は、
嵌合溝4,5に対向する下部端縁9aの横幅が広く、そ
の反対側の上部端縁9bが狭くなるよう形成されてい
る。
なり、これを使用するには、図4に示すように、まず天
井スラブ側に上ランナー、即ち金属製上横桟15をビス
の打ち込みによって取り付け、床面側に下ランナー、即
ち金属製下横桟16を同じくビスの打ち込みによって取
り付け、両横桟15,16の間にスタッドと呼ばれてい
る本発明に係る金属製角筒柱1を開口部6,7が横桟長
手方向に向くようにして適当間隔に立設し、互いの間隔
幅を正確に規制した後に同じくビスの打ち込みによって
互いに取り付ける。
(即ち、チャンネル材の開口側が横向きとなるよう)に
して、図1または図2に矢印Pで示すように、金属製角
筒柱本体1の両開口部6,7のうち、横桟差込み側開口
部6から金属製角筒柱本体1に差し込まれ、その中空部
3を通って横桟引出し側開口部7から引き出され、隣接
する金属製角筒柱本体1の横桟差込み側開口部6および
横桟引出し側開口部7に順次差し込まれ且つ引き出され
るようになっている。振れ止め用横桟2の両開口部6,
7への差込み、引出しの際に、差込み用開口部12は嵌
合溝4,5より広幅に形成され、且つ差込み用開口部1
2の上方は余剰開口部14となっているため、振れ止め
用横桟2の両開口部6,7への差込み、引出し作業を容
易に行うことができる。
振れ止め用横桟2の横桟差込み側開口部6への差込みの
際に、差込み用開口部12,12の両側縁8,8に突設
された抜け止め片9,9に衝突してこれを押圧すること
になるが、両抜け止め片9,9は、図1、特に図2に良
く示されるように、片開きではなく、両開き、即ち観音
扉状となって、開口部両側縁8,8を折曲開放部として
常時金属製角筒柱1の中空部3側に半開き状に折曲開放
されており、なお且つ金属製角筒柱本体1の金属材料特
有の弾力性によって該半開き状態から更に弾性変形によ
って開放可能なようになっているため、振れ止め用横桟
2の押圧作用によって抜け止め片9,9をその半開き状
態から、さらに折曲開放部8,8の弾性変形によって、
抜け止め片9は、図示一点鎖線に示すように開放される
ことになり、従って振れ止め用横桟2を横桟差込み側開
口部6に差し込む際に、一々抜け止め片9をその折曲開
放部8で折曲して開放する必要がないからそれだけ現場
施工を簡易に行うことができる。なお、抜け止め片を開
口部の一方側の側縁にのみ片開き状に突設することも可
能であるが、その場合には当然に抜け止め片の開閉角度
を多く取る必要があり、当然に前記屈曲開放部の屈曲度
合を多く取る必要があり、且つ前述の弾性変形に無理が
生じ、また抜け止めの際に片持ちとなるため実用的では
ない。
用横桟2を縦向き(即ち、チャンネル材の開口側が横向
きとなるよう)にして、横桟差込み側開口部6に差込む
ことによって、抜け止め片9,9には衝突することなく
差込むことができ、しかるのに一点鎖線で示すように振
れ止め用横桟2を横向き(チャンネル材の開口部が下向
きになるよう)に回転する際に、横桟2の側壁による押
圧作用によって抜け止め片9,9をその折曲開放部8,
8の弾性変形によって半開き状態から、さらに開放する
ようになる場合が多い。
一定間隔に立設する全ての金属製角筒柱本体1に差し込
んだ後に、振れ止め用横桟2を横向き(即ち図1に示す
ようにチャンネル材の開口部が下向きになるよう)にし
て、該振れ止め用横桟2を両開口部6,7の嵌合溝4,
5に嵌合することになる。この嵌合作業の際に広幅の差
込み用開口部12から傾斜縁11に案内されて幅狭の嵌
合溝4,5に嵌合されることになるから、振れ止め用横
桟2を嵌合溝4,5に容易に嵌合することができ、しか
も嵌合溝4,5は振れ止め用横桟2と略同一の幅に形成
されているから振れ止め用横桟2は嵌合溝4,5に規制
されて室内外方向にがたつくことはない。また両嵌合溝
4,5の底部4a,5aは同心状の水平面に形成されて
いるため、振れ止め用横桟2を確実に水平状態に配置す
ることができる。
が、振れ止め用横桟2を横桟差込み側開口部6の抜け止
め片9をその弾性変形によって押し退けて、横桟長手方
向一定間隔に立設する全ての金属製角筒柱本体1に差し
込んだ後に、振れ止め用横桟2を横向き(即ち図1に示
すようにチャンネル材の開口部が下向きになるよう)に
して、該振れ止め用横桟2を両開口部6,7の嵌合溝
4,5に嵌合することによって、観音扉状の両抜け止め
片9は、その折曲開放部8,8の弾性復帰力によって図
2または図3の実線で示すように振れ止め用横桟2の上
面2a(図1)上に自動的に復帰し、これによって振れ
止め用横桟2は抜け止め片9に規制されて嵌合溝4,5
から上方に抜け出ることはない。なお、図3の(a)に
おいて、抜け止め片9を互いに一直線面上に対向するよ
う伸展して、参考のために周端縁9a,9b,11の形
状を示すものである。
に嵌合された後に、一々抜け止め片9を、その折曲開放
部8で元の状態に折曲して閉鎖する必要がないから、こ
の面からも一層現場施工を簡易に行うことができる。
ように金属製角筒柱1の室内外面に上貼り壁用のボード
材17がビス打ちによって固着されることになる。
用横桟を、横桟長手方向に立設される金属製角筒柱本体
の開口部に差し込む際に、振れ止め用横桟の脱抜を規制
する抜け止め片を一々折曲して開口部を開放する必要が
ないからそれだけ現場施工を簡易に行うことができる。
体の開口部に差し込んだ後、該振れ止め用横桟の脱抜を
規制する抜け止め片を一々元の状態に折曲して開口部を
閉鎖する必要がないから、この面からも一層現場施工を
簡易に行うことができる。
め用横桟を金属製角筒柱本体の開口部の開口部に、振れ
止め用横桟の脱抜を規制する抜け止め片をその弾性変形
によって押し退けて差込み際に、振れ止め用横桟の軽い
差込み作業によって抜け止め片を押し退けることができ
るから、この面からも一層振れ止め用横桟の金属製角筒
柱本体への差込み作業を容易に行うことができ作業能率
を上げることができる。
め用横桟を金属製角筒柱本体の開口部に差込んだ後に、
振れ止め用横桟を開口部の幅狭部である嵌合溝に嵌合し
て、その脱抜を規制するようになっているが、この発明
によれば、振れ止め用横桟を開口部に差し込んだ後に嵌
合溝に嵌合する際の作業を円滑に行うことができ、しか
も嵌合溝に嵌合することによって抜け止め片の広幅端縁
で、その脱抜を規制するようになっているから、それだ
け確実に振れ止め用横桟の嵌合溝からの脱抜を規制する
ことができる。
の側面図で、(b)は他方側の側面図で、(c)は作動
状態を示す側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 金属製角筒柱本体の中空部を挟んで相対
向する二面には振れ止め用横桟を嵌合するための嵌合溝
を有する開口部が設けられ、このうち一方の開口部を横
桟差込み側開口部となし、他方側の開口部を横桟引出し
側開口部となし、この横桟差込み側開口部にあって、そ
の開口部両側縁に振れ止め用横桟が嵌合溝から抜け出る
のを阻止する抜け止め片が観音扉のような態様で突設さ
れ、該両抜け止め片は開口部両側縁を折曲開放部として
常時金属製角筒柱の中空部側に半開き状に開放されてお
り、なお且つ該半開き状態から更に弾性変形によって開
放可能なようになっていることを特徴とする壁下地用金
属製角筒柱。 - 【請求項2】 横桟差込み側開口部の開口部両側縁、即
ち折曲開放部に、両抜け止め片がその半開き状態から更
に容易に弾性変形によって開放するよう、弾性変形補助
用抜孔が貫設されてなる請求項1記載の壁下地金属製角
筒柱。 - 【請求項3】 両抜け止め片の嵌合溝側の横幅が広く、
その反対側が狭くなるよう両抜け止め片の対向端縁が傾
斜縁に形成されてなる請求項1または2記載の壁下地金
属製角筒柱。
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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1997
- 1997-10-13 JP JP9279226A patent/JP2974990B2/ja not_active Expired - Lifetime
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