JP2973356B2 - 木造建築工法 - Google Patents

木造建築工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木造建築工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特公昭55−6133号公報には、基礎
上に土台、根太を架設して一階床張りを全面的に行い、
次いで柱、梁、桁を建て込んで一階軸組を組み立て、前
記一階の梁、桁に対して腰掛金物を介してその梁、桁と
同一平面をなすように根太を架設して二階床張りを全面
的に行い、次いで柱、梁、桁を建て込んで二階軸組を組
み立て、その上部に屋根材を架設することによる木造建
築工法が提案されている。
【0003】この工法は、建築工事のコストダウンおよ
び工期の短縮を図ることができると共に、住宅の質を向
上させることができるものとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この工
法は、在来の木造軸組建築工法と比較すると、通し柱を
用いない点で建て込みが容易となり、また柱材料として
長尺材を用いる必要がない等の利点を有するものの、腰
掛金物を使い、一階の小梁または大引きを取り付けて根
太を架設するため、該腰掛金物の取付に手間と時間がか
かり、コストを上昇させる欠点を伴う。
【0005】また、床面上にランナーおよび頭継ぎによ
って支持された間柱を建て込み、下地材を取り付けるも
のであるため、材積が増え、これに伴うコスト増も避け
ることができない。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記従来
技術の問題点に鑑み、工期短縮とコストダウンを両立さ
せることのできる新規な木造建築工法を提供することを
目的とする。
【0007】すなわち本発明による木造建築工法は、
(a)基礎上に土台および土台間に大引きを架設し、
(b)土台および大引き上に、柱の内寸法と略同一また
はそれよりも短い寸法をモジュールとする床下地板の裏
面に柱芯寸法と略同一寸法をモジュールとする根太を該
根太の両端が床下地板より張り出すように設けられた一
階床パネルを敷設し、(c)土台上に一階柱を建て込
み、(d)一階柱上に一階横架材を架設して一階軸組み
を組み立て、(e)次に、柱の内寸法と略同一またはそ
れよりも短い寸法をモジュールとする床下地板の裏面に
柱芯寸法と略同一寸法をモジュールとする根太を該根太
の両端が床下地板より張り出すように設けられた二階床
パネルを一階横架材上に敷設し、(f)一階横架材上に
二階柱を建て込み、(g)二階柱上に二階横架材を架設
して二階軸組みを組み立て、(h)二階横架材上に小屋
組みをし、さらに(i)小屋組み上に野地パネルを敷設
する、ことを特徴とする木造建築工法である。
【0008】好ましくは、一階および二階の床パネルに
おける該パネル間の張り出した根太上に床下地板隙間パ
ネルを敷設する。
【0009】本発明の実施において、床パネルにおける
床下地板の裏面の根太間には断熱材を取り付けることが
できる。また、柱の芯寸法を1mとしたメーターモジュ
ールを採用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】布基礎、ベタ基礎等の基礎1上に
アンカーボルトの固定により土台2を架設する(図
1)。土台2の補強のために火打ち材を架設し、または
火打ち金物を釘、ボルトあるいはかすがい等によって固
定することができる。土台2にはあらかじめ防腐処理を
施しておくことが好ましい。
【0011】土台2の間に大引き3および床束4の施工
を行う(同じく図1)。大引き3は土台2にのせ掛けた
り、大引き受け金物や添え束を用いて、釘、ビス、かす
がい、ボルト等を用いて固定される。床束4は束石、玉
石、くつ石等の上に立てられ、釘打ちにより大引きに固
定され、針金による締め付け、根がらみぬき、中ぬき、
通しぬき等により立設される。
【0012】基礎1がベタ基礎の場合は、大引き3と固
定された床束4の近傍の基礎底部分にホールインアンカ
ーを打ち込み、大引き3に設けられる貫通孔より該ホー
ルインアンカーにボルトをねじ込み、ナットにて締め付
けることにより床束4を立設してもよい。
【0013】このようにして取り付け固定された土台
2、大引き3上に一階床パネル5を敷設し、釘の打ち込
みやビスのねじ込み等によって固定する(図2)。
【0014】一階床パネル5は、後述する柱10の内寸
法をモジュールとする床下地板6の裏面に、柱の芯寸法
をモジュールとする根太7を、該根太7の両端が床下地
板6より張り出すように釘やビス等により固定されて構
成され、該根太間には断熱材8が取り付けられてなる
(図3)。
【0015】一階床パネル5の床下地板6には合板、木
削片板(パーティクルボード、フレークボード、ウエハ
ーボード、オリエンテッドストランドボード、スティッ
クボード等)、繊維板等を用いることができる。
【0016】このように一階床パネル5としてあらかじ
め根太7および断熱材8が一体に設けられたものが用い
られることにより、根太および断熱材の施工が不要とな
り、工期の短縮が図られる。
【0017】また、一階床パネル5においては根太7が
床下地板6の両側縁端より張り出して設けられているた
め、一階床パネル5を土台2、大引き3上の所定位置に
敷いた後、根太張り出し部7’において釘やビス等を打
ち込みあるいはねじ込みすることにより一階床パネル5
を簡単に固定することができる。
【0018】上記のように、一階床パネル5における床
下地板6は柱の内寸法をモジュールとし、また根太7は
柱の芯寸法をモジュールとして、各々設けられ、且つ根
太7がその両端が張り出すように床下地板6の裏面に設
けられるため、一階床パネル5の敷設においてその位置
決めがきわめて容易である。すなわち、根太7の先端が
土台2や大引き3の中心に位置するように位置決めし、
また床下地板6が柱の内側に位置するようにして一階床
パネル5を位置決めすれば良く、一階床パネル5の敷設
およびその後の一階柱10の建て込みを容易に且つ短期
間で行うことができる。
【0019】一階床パネル5における床下地板6は、柱
の内寸法より短い寸法をモジュールとしてもよく、この
場合にも上記と実質的に同様の効果が得られる。
【0020】また、木造建築工法において柱の芯寸法を
1mとするメーターモジュールを採用することにより、
柱の内寸法と略同一またはそれよりも短い寸法のモジュ
ールとされる床下地板6として、一般に尺サイズをモジ
ュールとして提供される前述の合板、木削片板、繊維板
等を無駄なく使用することができる。
【0021】なお、図3に示される一階床パネル5にお
いて断熱材8が根太7間に床下地板6の裏面側に設けら
れているが、断熱材を取り付けることは必須ではなく、
必要に応じて行われるものである。また、断熱材8を取
り付ける場合においても、図3に示されるように根太7
と同様に床下地板6の両側から張り出すようにしてもよ
いが、断熱材8については床下地板6から張り出さない
ように取り付けてもよい。断熱材8としては無機繊維
板、無機繊維マット、合成樹脂発泡板等を用いることが
できる。
【0022】次いで、敷設された一階床パネル5の上を
作業場所として土台2上に一階柱10を建て込む(図
4)。一階柱10と土台2には短ほぞ差し等の仕口加工
が施されて建て込みが行われると共に、必要に応じてか
すがいや短ざく金物等の金物を用いて固定され補強され
る。
【0023】建て込みの完了した一階柱10上に一階横
架材11を架設する(同じく図4)。一階横架材11は
梁、桁、胴差し等であり、短ほぞ差し等の仕口加工が施
されて一階柱10上に架設されると共に、羽子板ボル
ト、箱金物、短冊金物、L形金物、T形金物、山形金物
等の金物を釘、ビス、ナット等を用いて固定される。ま
た、一階横架材11の補強のために火打ち材または火打
ち金物が釘、ビス、かすがいあるいはボルト等によって
固定される。
【0024】以上のようにして一階軸組みが組み立てら
れる(図5)。
【0025】次に、一階横架材11上に二階床パネル1
2を敷設し、釘やビス等で固定する(図6および図
7)。二階床パネル12の構成は前述の一階床パネルの
構成(図2参照)と実質的に同様であり、建て込まれる
柱の内寸法をモジュールとする床下地板(6)の裏面に
該柱の芯寸法をモジュールとする根太(7)をその両端
が床下地板の側端部より張り出すように釘やビス等によ
り固定されて構成されるものである。
【0026】一階床パネル5と同様、二階床パネル12
の床下地板には合板、木削片板、繊維板等が用いられ、
必要に応じて根太7間に設けられる断熱材としては無機
繊維板、無機繊維マット、合成樹脂発泡板等が用いられ
る。このように二階床パネル12にもあらかじめ根太お
よび必要な場合にはさらに断熱材が一体に設けられてい
るため、根太および断熱材の施工が不要となり、工期の
短縮が図られる。
【0027】そして、一階床パネル5と同様、二階床パ
ネル12においても根太が床下地板の両側縁端より張り
出して設けられているため、二階床パネル12を一階横
架材11上の所定位置に敷いた後、張り出した根太部分
(7’)において釘やビス等を打ち込みあるいはねじ込
みすることにより二階床パネル12を簡単に固定するこ
とができる。
【0028】また、二階床パネル12における床下地板
は柱の内寸法をモジュールとし、また根太は柱の芯寸法
をモジュールとして、各々設けられ、且つ根太がその両
端が張り出すように床下地板の裏面に設けられるため、
二階床パネル12の敷設においてその位置決めがきわめ
て容易である。すなわち、根太の先端が一階横架材11
の中心に位置するように位置決めし、また床下地板が柱
の内側に位置するようにして二階床パネル12を位置決
めすれば良く、二階床パネル12の敷設およびその後の
二階柱の建て込みを容易に且つ短期間で行うことができ
る。
【0029】また、二階床パネル12における床下地板
は、柱の内寸法より短い寸法をモジュールとしてもよ
く、この場合にも上記と実質的に同様の効果が得られ
る。特に、木造建築工法において柱の芯寸法を1mとす
るメーターモジュールを採用することにより、柱の内寸
法と略同一またはそれよりも短い寸法のモジュールとさ
れる床下地板として、一般に尺サイズをモジュールとし
て提供される前述の合板、木削片板、繊維板等を無駄な
く使用することができるので有利である。
【0030】次いで、敷設された二階床パネル12の上
を作業場所として一階横架材11上に二階柱13を建て
込む(図8)。二階柱13と一階横架材11には短ほぞ
差し等の仕口加工が施されて建て込みが行われると共
に、必要に応じてかすがいや短ざく金物等の金物を用い
て固定され補強される。
【0031】建て込みの完了した二階柱13上に二階横
架材14を架設する(同じく図8)。二階横架材14は
梁、桁等であり、短ほぞ差し等の仕口加工が施されて二
階柱13上に架設されると共に、羽子板ボルト、箱金
物、短冊金物、L形金物、T形金物、山形金物等の金物
を釘、ビス、ナット等を用いて固定される。また、二階
横架材14の補強のために火打ち材または火打ち金物が
釘、ビス、かすがいあるいはボルト等によって固定され
る。
【0032】以上のようにして二階軸組みが組み立てら
れる(図9)。
【0033】一階柱10と二階柱13とは必要に応じて
適宜箇所でホールダウン金具を用いて連結固着される。
【0034】以上に述べた一階軸組みおよび二階軸組み
の組み立てにおいて、一階床パネル5を敷設した後、任
意に区分けした部分であらかじめ仮固定しておいた一階
柱10と一階横架材11とを吊り上げて土台2上に建て
込み、この作業を順次進めて一階軸組みを組み立て、二
階軸組みについても同様にして、二階床パネル12を敷
設した後、任意に区分けした部分であらかじめ仮固定し
ておいた二階柱13と二階横架材14とを吊り上げて一
階横架材11上に建て込み、この作業を順次進めて二階
軸組みを組み立てるようにしてもよい。
【0035】あるいはまた、一階床パネル5の敷設後、
任意区分け部分で区分けされた一階柱10と一階横架材
11および同位置に建てられる二階柱13と二階横架材
14とを通してあらかじめ仮固定しておき、これら全体
を吊り上げて土台2上に建て込み、この作業を順次進め
て一階および二階の軸組みを一挙に組み立てるようにし
てもよい。この工法による場合には、一階および二階の
軸組みの組立を完了した後に、二階床パネル12を敷設
する。また、一階および二階の軸組みを組み立てた後、
土台2,一階柱10、一階横架材11、二階柱13およ
び二階横架材14に対して短冊金物、L形金物、T形金
物、山形金物、かすがい、ホールダウン金物等の金物を
用いて補強する。さらに、一階横架材11および二階横
架材14の補強のため火打ち材または火打ち金物を釘、
ビス、かすがい、ボルト等によって固定する。このよう
な工法を採用することにより一層の工期短縮を図ること
ができる。
【0036】一階および二階軸組みを組み立てた後、二
階横架材14上に小屋組み15を行う(図10)。小屋
組み15は陸梁、合掌、真束、方杖、釣り束、母屋等を
仕口加工、釘、ビス、ボルトや短冊金物、L形金物、T
形金物、山形金物等の金物を用いて組み立てられる。あ
るいは小屋組みを任意部分で区分けし、順次吊り上げて
架設した後これらを釘、ビス、ボルトや短冊金物、L形
金物、T形金物、山形金物等の金物を用いて固定して組
み立ててもよい。
【0037】また、陸梁、合掌、真束、方杖、釣り束等
を仕口加工、釘、ビス、ボルトや短冊金物、L形金物、
T形金物、山形金物等の金物、合板や鋼板のガゼットプ
レート等を用いてあらかじめ組み立てた屋根トラスを吊
り上げて二階横架材14上に架設してもよい。屋根トラ
スを任意に分割して組み立てられる場合には、これを順
次二階横架材14上に架設した後横つなぎ材で屋根トラ
スを連結することにより、あるいは先に横つなぎ材で全
体を組み付けた後に吊り上げて二階横架材14上に架設
することにより、小屋組み15を行う。
【0038】小屋組み15上に野地パネル16を敷設す
る(同じく図10)。野地パネル16には、一階床パネ
ル5または二階床パネル12の床下地板6と同様の合
板、木削片板、繊維板等が用いられ、釘やビス等によっ
て小屋組み15上に固定される。また、野地パネル16
として、任意に区分けされた屋根部分ごとに野地パネル
の裏面に桟組みをしたユニット化野地パネルを用いても
よい。このユニット化野地パネルは吊り上げて小屋組み
15上に敷設される。
【0039】好ましくは、隣り合う一階および二階の床
パネル5,12間において根太7が露出している部分に
床下地板隙間パネル(図示せず)を敷設する。すなわ
ち、これら床パネル5,12にはその床下地板6の両側
縁端から張り出した根太7の張り出し部7’(図3)が
存在することから、隣り合う床パネル5,12間にはそ
れらの根太張り出し部7’が突き付けられて露出してい
る部分が生じているため、この根太露出部に床下地板隙
間パネルを敷設し、釘やビス等で根太7に固着すること
により、フラットで隙間のない一階および二階の床下地
面を構成するものである。
【0040】床下地板隙間パネルの敷設は、一階柱10
の建て込み後に一階床パネル5について隙間パネルを敷
設し、二階柱13の建て込み後に二階床パネル12につ
いて隙間パネルを敷設してもよく、あるいは一階柱10
および二階柱13の建て込み後に一階床パネル5および
二階床パネル12について一挙に隙間パネルを敷設する
ようにしてもよい。
【0041】床下地板隙間パネルは床下地板6と同様の
合板、木削片板、繊維板等よりなり、その厚さおよび長
さは床下地板6と略同一であり、その幅は根太張り出し
部7’の幅(張り出し寸法)の約2倍である。
【0042】なお、図示されないが、一階柱10間およ
び二階柱13間にはそれぞれ外壁下地パネルが建て込ま
れることは当然である。外壁下地パネルとして用いられ
るものの一例が図11に示されており、この外壁下地パ
ネル17は合板、木削片板、繊維板等の構造用板18の
裏面に任意数の補強桟(間柱)19および必要に応じて
断熱材20が設けられたものである。
【0043】外壁下地パネル17の建て込みは、一階柱
10の建て込み後に一階外壁下地パネルを建て込み、二
階柱13の建て込み後に二階外壁下地パネルを建て込む
ようにしてもよく、あるいは一階および二階軸組みを組
み立てた後に一挙に一階および二階の外壁下地パネルを
建て込むようにしてもよい。外壁下地パネル17の幅寸
法は好ましくは柱10,13の芯寸法と略同一とされ、
これにより、外壁下地パネル17の両側縁を柱10,1
3の中心に位置合わせして容易に建て込みを行うことが
できる。
【0044】
【発明の効果】本発明の木造建築工法によれば、通し柱
を使用せず、一階柱および二階柱の建て込みよりも先に
敷設される一階および二階の床上を作業場所として使え
るため作業性に優れ、工期が大幅に短縮され、雨仕舞い
が良好であり、したがって早期に内装工事に取りかかる
ことができる等の効果を有する。
【0045】また、材料のサイズが小さく、材積が少な
く、標準化された規格品が用いられるため、大幅なコス
トダウンがなされる。
【0046】さらに、一階および二階の床パネルとし
て、柱の内寸法と同一またはそれよりも短い寸法をモジ
ュールとする床下地板の裏面に柱の芯寸法をモジュール
とする根太が張り出して設けられるため、床パネルの敷
設および柱の建て込み作業を容易に行うことができる。
【0047】また、柱の芯寸法にメータモジュールを採
用することにより、尺モジュール出提供される一般的な
板材を床下地板として無駄なく用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による木造建築工法における土台架設工
程を示す斜視図である。
【図2】図1の工程に引き続いて行われる一階床パネル
敷設工程を示す斜視図である。
【図3】図2の工程に用いられる一階床パネルを示す斜
視図である。
【図4】図2の工程に引き続いて行われる一階柱および
一階横架材の建て込み工程を示す斜視図である。
【図5】図4の工程完了により組み立てられた一階軸組
みを示す斜視図である。
【図6】組み立てられた一階軸組みの一階横架材上に二
階床パネルを敷設する工程を示す斜視図である。
【図7】図6の二階床パネル敷設工程が完了した状態を
示す斜視図である。
【図8】図6および図7の工程に引き続いて行われる二
階柱および二階横架材の建て込み工程を示す斜視図であ
る。
【図9】図8の工程完了により組み立てられた二階軸組
みを示す斜視図である。
【図10】組み立てられた二階軸組みの二階横架材上に
小屋組みを組み立て野地パネルを敷設する工程を示す斜
視図である。
【図11】用いられる外壁下地パネルの一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 基礎 2 土台 5 一階床パネル 6 床下地板 7 根太 7’ 根太の張り出し部 8 断熱材 10 一階柱 11 一階横架材 12 二階床パネル 13 二階柱 14 二階横架材 15 小屋組み 16 野地パネル 17 外壁下地パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/26 E04B 1/10 E04B 5/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)基礎上に土台および土台間に大引き
    を架設し、(b)土台および大引き上に、柱の内寸法と
    略同一またはそれよりも短い寸法をモジュールとする床
    下地板の裏面に柱芯寸法と略同一寸法をモジュールとす
    る根太を該根太の両端が床下地板より張り出すように設
    けられた一階床パネルを敷設し、(c)土台上に一階柱
    を建て込み、(d)一階柱上に一階横架材を架設して一
    階軸組みを組み立て、(e)次に、柱の内寸法と略同一
    またはそれよりも短い寸法をモジュールとする床下地板
    の裏面に柱芯寸法と略同一寸法をモジュールとする根太
    を該根太の両端が床下地板より張り出すように設けられ
    た二階床パネルを一階横架材上に敷設し、(f)一階横
    架材上に二階柱を建て込み、(g)二階柱上に二階横架
    材を架設して二階軸組みを組み立て、(h)二階横架材
    上に小屋組みをし、さらに(i)小屋組み上に野地パネ
    ルを敷設する、ことを特徴とする木造建築工法。
  2. 【請求項2】一階および二階の床パネルにおける該パネ
    ル間の張り出した根太上に床下地板隙間パネルを敷設す
    ることを特徴とする請求項1の木造建築工法。
  3. 【請求項3】前記一階および二階床パネルにおける床下
    地板の裏面の根太間に断熱材が取り付けられることを特
    徴とする請求項1の木造建築工法。
  4. 【請求項4】柱の芯寸法を1mとするメーターモジュー
    ルが採用されることを特徴とする請求項1の木造建築工
    法。
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