JP2973252B2 - 被検物吸引装置 - Google Patents
被検物吸引装置Info
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- JP2973252B2 JP2973252B2 JP3260915A JP26091591A JP2973252B2 JP 2973252 B2 JP2973252 B2 JP 2973252B2 JP 3260915 A JP3260915 A JP 3260915A JP 26091591 A JP26091591 A JP 26091591A JP 2973252 B2 JP2973252 B2 JP 2973252B2
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- Japan
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- pressure
- tube
- unit
- atmospheric pressure
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検査物を吸引する
装置、特に、血液自動標本作製装置などに用いられる吸
引装置に関する。
装置、特に、血液自動標本作製装置などに用いられる吸
引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】血液自動標本作製装置などに用いられる
吸引装置として、例えば特開昭62−62243号など
がある。そして、この種の血液自動標本作製装置で使用
される採血管には、キャップの付いた採血管と、そうで
ない採血管とがある。ところで、このような吸引装置に
よって、キャップのない採血管から血液を吸引する場合
は、ポンプによって一定量を吸引すればよいが、キャッ
プの付いた採血管に対して同じ処理をしても、同量の血
液を吸引することはできない。なぜなら、キャップの付
いた採血管は、通常、採血管内が減圧状態となっている
ので、ノズルを引き抜く際に、吸引した血液が採血管内
に逆流してしまうからである。
吸引装置として、例えば特開昭62−62243号など
がある。そして、この種の血液自動標本作製装置で使用
される採血管には、キャップの付いた採血管と、そうで
ない採血管とがある。ところで、このような吸引装置に
よって、キャップのない採血管から血液を吸引する場合
は、ポンプによって一定量を吸引すればよいが、キャッ
プの付いた採血管に対して同じ処理をしても、同量の血
液を吸引することはできない。なぜなら、キャップの付
いた採血管は、通常、採血管内が減圧状態となっている
ので、ノズルを引き抜く際に、吸引した血液が採血管内
に逆流してしまうからである。
【0003】かかる弊害を回避する為、従来の装置で
は、採血管の種類に応じて吸引の制御方法を変えざるを
得なかった。
は、採血管の種類に応じて吸引の制御方法を変えざるを
得なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、採血管の種類
に応じていちいち吸引方法を変えるのは煩雑であり、採
血管の種類に拘わらず、同じ制御方法で同じ量の血液が
吸引できる装置が望まれる。この発明は、この問題点に
着目してなされたものであって、単一の制御方法によっ
て採血管の種類に関わりなく同量の被検査物(例えば血
液)を吸引できる被検物吸引装置を提供することを目的
とする。
に応じていちいち吸引方法を変えるのは煩雑であり、採
血管の種類に拘わらず、同じ制御方法で同じ量の血液が
吸引できる装置が望まれる。この発明は、この問題点に
着目してなされたものであって、単一の制御方法によっ
て採血管の種類に関わりなく同量の被検査物(例えば血
液)を吸引できる被検物吸引装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
為、この発明に係る被検物吸引装置は、被検査物の入っ
た被検物管と、この被検物管に任意に挿入送出されるノ
ズルと、このノズルと連通部を介して接続され、この連
通部を加圧又は減圧する加減圧部と、前記連通部内の圧
力を必要に応じて大気圧に開放する大気圧開放部と、こ
の装置全体の動作を制御する制御部とを備える被検物吸
引装置において、前記連通部内の圧力を大気圧に開放し
た後、前記ノズルを前記被検物管の被検査物に触れる所
定位置にまで挿入するノズル挿入手段と、このノズル挿
入手段の動作の後、前記加減圧部によって前記連通部を
所定値だけ加圧し、その後、前記大気圧開放部によって
前記連通部内の圧力を大気圧に開放する密封物質吸引手
段と、この密封物質吸引手段の動作の後、前記加減圧部
によって前記連通部を所定値だけ減圧する非密封物質吸
引手段と、この非密封物質吸引手段の動作の後、前記ノ
ズルを、前記被検物管内の被検査物に触れない位置にま
で上昇させるノズル上昇手段と、このノズル上昇手段の
動作の後、前記加減圧部によって前記連通部を所定値だ
け減圧して、その後、前記ノズルを前記被検物管外に送
出する逆流防止手段とを備えている。
為、この発明に係る被検物吸引装置は、被検査物の入っ
た被検物管と、この被検物管に任意に挿入送出されるノ
ズルと、このノズルと連通部を介して接続され、この連
通部を加圧又は減圧する加減圧部と、前記連通部内の圧
力を必要に応じて大気圧に開放する大気圧開放部と、こ
の装置全体の動作を制御する制御部とを備える被検物吸
引装置において、前記連通部内の圧力を大気圧に開放し
た後、前記ノズルを前記被検物管の被検査物に触れる所
定位置にまで挿入するノズル挿入手段と、このノズル挿
入手段の動作の後、前記加減圧部によって前記連通部を
所定値だけ加圧し、その後、前記大気圧開放部によって
前記連通部内の圧力を大気圧に開放する密封物質吸引手
段と、この密封物質吸引手段の動作の後、前記加減圧部
によって前記連通部を所定値だけ減圧する非密封物質吸
引手段と、この非密封物質吸引手段の動作の後、前記ノ
ズルを、前記被検物管内の被検査物に触れない位置にま
で上昇させるノズル上昇手段と、このノズル上昇手段の
動作の後、前記加減圧部によって前記連通部を所定値だ
け減圧して、その後、前記ノズルを前記被検物管外に送
出する逆流防止手段とを備えている。
【0006】
【作用】ノズル挿入手段は、先ず連通部内の圧力を大気
圧に開放し、その後、ノズルを被検物管の被検査物に触
れる所定位置にまで挿入する。ノズル挿入手段の動作の
後、密封物質吸引手段は、加減圧部によって連通部を所
定値だけ加圧し、その後、大気圧開放部によって連通部
内の圧力を大気圧に開放する。被検物管が密封されてい
る場合は、以上の処理によって所定量の被検査物がノズ
ルに吸引される。なお、被検物管が密封されていない場
合は、被検査物は吸引されない。
圧に開放し、その後、ノズルを被検物管の被検査物に触
れる所定位置にまで挿入する。ノズル挿入手段の動作の
後、密封物質吸引手段は、加減圧部によって連通部を所
定値だけ加圧し、その後、大気圧開放部によって連通部
内の圧力を大気圧に開放する。被検物管が密封されてい
る場合は、以上の処理によって所定量の被検査物がノズ
ルに吸引される。なお、被検物管が密封されていない場
合は、被検査物は吸引されない。
【0007】密封物質吸引手段の動作の後、非密封物質
吸引手段は、連通部を加減圧部によって所定値だけ減圧
する。被検物管が密封されていない場合は、この処理に
よって所定量の被検査物がノズルに吸引される。なお、
この処理は密封されている被検物管に対しても行われる
が、被検物管が密封されている為に、吸引量は微少であ
り何ら問題にならない。
吸引手段は、連通部を加減圧部によって所定値だけ減圧
する。被検物管が密封されていない場合は、この処理に
よって所定量の被検査物がノズルに吸引される。なお、
この処理は密封されている被検物管に対しても行われる
が、被検物管が密封されている為に、吸引量は微少であ
り何ら問題にならない。
【0008】非密封物質吸引手段の動作の後、ノズル上
昇手段は、ノズルを被検物管の被検査物に触れない位置
にまで上昇させる。ノズル上昇手段の動作の後、逆流防
止手段は、連通部を加減圧部によって減圧し、その後、
ノズルを被検物管内から送出する。従って、例え被検物
管が密封されていたとしても、被検査物が逆流すること
はない。
昇手段は、ノズルを被検物管の被検査物に触れない位置
にまで上昇させる。ノズル上昇手段の動作の後、逆流防
止手段は、連通部を加減圧部によって減圧し、その後、
ノズルを被検物管内から送出する。従って、例え被検物
管が密封されていたとしても、被検査物が逆流すること
はない。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいてこの発明を更に詳細
に説明する。図1は、この発明の一実施例である被検物
吸引装置のブロック図である。この装置は、血液の入っ
ている採血管1と、採血管1内の任意の位置に挿入され
るノズル2と、ノズル2と連通されているシリンダ3
と、電動装置Mの作用によってシリンダ3内を自由に移
動するピストン4と、この装置全体の動作を制御する制
御部(図示せず)等で構成されている。
に説明する。図1は、この発明の一実施例である被検物
吸引装置のブロック図である。この装置は、血液の入っ
ている採血管1と、採血管1内の任意の位置に挿入され
るノズル2と、ノズル2と連通されているシリンダ3
と、電動装置Mの作用によってシリンダ3内を自由に移
動するピストン4と、この装置全体の動作を制御する制
御部(図示せず)等で構成されている。
【0010】なお、採血管1には、キャップ1-1の付い
た採血管1A と、キャップのない採血管1B の2種類が
あり、いずれかの採血管が送られてくる。また、ノズル
2とシリンダ3の間には、三方電磁弁V1,V2が設け
られており、それぞれ制御装置によって制御されてい
る。三方電磁弁V1は、吸引と洗浄を切り換える為の電
磁弁であり、また、三方電磁弁V2は、吸引用の電磁弁
である。三方電磁弁V2の一方の流路口V2aは、シリン
ダ3と接続されており、他方の流路口V2bは、大気開放
用の三方電磁弁V3が接続されている。また、三方電磁
弁V1の一方の流路口V1aは、吸引用の三方電磁弁V2
と接続され、他方の流路口V1bは、洗浄用の三方電磁弁
V4と接続されている。
た採血管1A と、キャップのない採血管1B の2種類が
あり、いずれかの採血管が送られてくる。また、ノズル
2とシリンダ3の間には、三方電磁弁V1,V2が設け
られており、それぞれ制御装置によって制御されてい
る。三方電磁弁V1は、吸引と洗浄を切り換える為の電
磁弁であり、また、三方電磁弁V2は、吸引用の電磁弁
である。三方電磁弁V2の一方の流路口V2aは、シリン
ダ3と接続されており、他方の流路口V2bは、大気開放
用の三方電磁弁V3が接続されている。また、三方電磁
弁V1の一方の流路口V1aは、吸引用の三方電磁弁V2
と接続され、他方の流路口V1bは、洗浄用の三方電磁弁
V4と接続されている。
【0011】洗浄用の三方電磁弁V4には、2つの流路
口V4b,V4aがあり、流路口V4bにはポンプP1の作用
によって脱イオン水が供給される。流路口V4aは、三方
電磁弁V5と接続されており、流路口V5bにはポンプP
2の作用によって生理食塩水が供給され、流路口V5aに
はポンプP3の作用によって大気が供給される(送
風)。
口V4b,V4aがあり、流路口V4bにはポンプP1の作用
によって脱イオン水が供給される。流路口V4aは、三方
電磁弁V5と接続されており、流路口V5bにはポンプP
2の作用によって生理食塩水が供給され、流路口V5aに
はポンプP3の作用によって大気が供給される(送
風)。
【0012】吸引用の三方電磁弁V2の一方の流路口V
2bは、大気開放用の三方電磁弁V3に接続されている。
そして、三方電磁弁V3の流路口V3aは大気に開放さ
れ、V 3bには、ポンプP4の作用によって大気が供給さ
れる(送風)。以上の構成からなる被検物吸引装置を利
用して血液標本を作製し、その後、本装置内の洗浄を終
えるまでの処理を図2のフローチャートに従って説明す
る。なお、シリンダ3において、S3の位置が初期位置
であり、必要となる吸引量は、矢印で示すS2からS3
までの量である(図1参照)。
2bは、大気開放用の三方電磁弁V3に接続されている。
そして、三方電磁弁V3の流路口V3aは大気に開放さ
れ、V 3bには、ポンプP4の作用によって大気が供給さ
れる(送風)。以上の構成からなる被検物吸引装置を利
用して血液標本を作製し、その後、本装置内の洗浄を終
えるまでの処理を図2のフローチャートに従って説明す
る。なお、シリンダ3において、S3の位置が初期位置
であり、必要となる吸引量は、矢印で示すS2からS3
までの量である(図1参照)。
【0013】制御装置(図示せず)は、三方電磁弁V
1,V2をシリンダ側V1a,V2aに切り換えて、シリン
ダ3とノズル2の間を接続して開放状態にする。そし
て、ピストン4の位置を初期位置S3にセットする(ス
テップST(以下STと略す)1)。次に、三方電磁弁
V2,V3を大気側V2b,V3aに切り換えて、ノズルに
連通する経路を大気圧に開放し(ST2)、その状態で
ノズル2を採血管1内の血液に接触する所定位置まで挿
入する(ST3)。連通部を大気圧に開放する処理ST
2は、キャップのない採血管1B にとっては何の意味も
ないが、通常減圧状態となっているキャップ付きの採血
管1A にとっては、ST2の処理により以降の血液吸引
処理が正確に行えるという意義がある。すなわち、もし
減圧状態のままでノズル2を挿入して吸引動作を実行す
ると、上記減圧分だけ吸引量が増えてしまうからであ
る。
1,V2をシリンダ側V1a,V2aに切り換えて、シリン
ダ3とノズル2の間を接続して開放状態にする。そし
て、ピストン4の位置を初期位置S3にセットする(ス
テップST(以下STと略す)1)。次に、三方電磁弁
V2,V3を大気側V2b,V3aに切り換えて、ノズルに
連通する経路を大気圧に開放し(ST2)、その状態で
ノズル2を採血管1内の血液に接触する所定位置まで挿
入する(ST3)。連通部を大気圧に開放する処理ST
2は、キャップのない採血管1B にとっては何の意味も
ないが、通常減圧状態となっているキャップ付きの採血
管1A にとっては、ST2の処理により以降の血液吸引
処理が正確に行えるという意義がある。すなわち、もし
減圧状態のままでノズル2を挿入して吸引動作を実行す
ると、上記減圧分だけ吸引量が増えてしまうからであ
る。
【0014】続いて、吸引動作が開始され、三方電磁弁
V2をシリンダ側V2aに切り換えて、ピストン4をS3
の位置からS2の位置に移動させる(ST4)。つま
り、ピストン4を移動させることによって採血管1内を
加圧する。もっとも、キャップの無い採血管1B にとっ
ては何の加圧ともならない。ST4の処理の後、制御装
置は、三方電磁弁V2,V3を大気側V2b,V3aに切り
換える(ST5)。すると、ノズル2がキャップ付きの
採血管1A に挿入されている場合は、採血管1A がST
4の処理で加圧された分だけノズル2に血液が吸引され
る。一方、ノズル2がキャップ無しの採血管1B に挿入
されている場合は、血液が吸引されない。
V2をシリンダ側V2aに切り換えて、ピストン4をS3
の位置からS2の位置に移動させる(ST4)。つま
り、ピストン4を移動させることによって採血管1内を
加圧する。もっとも、キャップの無い採血管1B にとっ
ては何の加圧ともならない。ST4の処理の後、制御装
置は、三方電磁弁V2,V3を大気側V2b,V3aに切り
換える(ST5)。すると、ノズル2がキャップ付きの
採血管1A に挿入されている場合は、採血管1A がST
4の処理で加圧された分だけノズル2に血液が吸引され
る。一方、ノズル2がキャップ無しの採血管1B に挿入
されている場合は、血液が吸引されない。
【0015】そこで、次に制御装置は、ピストン4をS
2の位置からS3の位置に移動させる(ST6)。この
処理により、キャップ無しの採血管1B においても、所
定量の血液が吸引されることになる。尚、このST6の
処理は、採血管にキャップが付いている場合も実行され
るが、そのようなキャップ付きの採血管1A は、採血管
内が密封されているので、吸引される血液は微量であ
り、特に問題にならない。
2の位置からS3の位置に移動させる(ST6)。この
処理により、キャップ無しの採血管1B においても、所
定量の血液が吸引されることになる。尚、このST6の
処理は、採血管にキャップが付いている場合も実行され
るが、そのようなキャップ付きの採血管1A は、採血管
内が密封されているので、吸引される血液は微量であ
り、特に問題にならない。
【0016】以上で吸引処理が終わるので、次にノズル
2を上昇させて血液に触れない位置で停止させ(ST
7)、その後、ピストン4をS3の位置からS4の位置
に移動させる(ST8)。このように、改めて吸引処理
を行うのは、採血管1がキャプ付きの場合、採血管内が
密封状態であるので、ST8の処理を省略して採血管1
A からノズル2を引き抜くと、その際に血液が逆流して
しまうからである。
2を上昇させて血液に触れない位置で停止させ(ST
7)、その後、ピストン4をS3の位置からS4の位置
に移動させる(ST8)。このように、改めて吸引処理
を行うのは、採血管1がキャプ付きの場合、採血管内が
密封状態であるので、ST8の処理を省略して採血管1
A からノズル2を引き抜くと、その際に血液が逆流して
しまうからである。
【0017】次にノズル2を上限位置まで上昇させて採
血管からはずし(ST9)、ノズル2を遠心塗抹部上の
スライドグラスの位置まで移動する(ST10)。続い
て、ピストン4をS4の位置からS1の位置まで移動さ
せて、吸引した血液をスライドグラス上に分注する(S
T11)。そして、スライドグラスは遠心塗抹工程、染
色・乾燥工程を経て血液標本が作製される。
血管からはずし(ST9)、ノズル2を遠心塗抹部上の
スライドグラスの位置まで移動する(ST10)。続い
て、ピストン4をS4の位置からS1の位置まで移動さ
せて、吸引した血液をスライドグラス上に分注する(S
T11)。そして、スライドグラスは遠心塗抹工程、染
色・乾燥工程を経て血液標本が作製される。
【0018】一方、分注を終えたノズル2に対しては洗
浄作業がされる。すなわち、先ず、三方電磁弁V1を洗
浄側V1bに切り換えると共に、三方電磁弁V4を脱イオ
ン水タンク側V4bに連通させた後、ポンプP1を動作さ
せて管内に残留した細胞を脱イオン水で破壊する(ST
12)。次に、三方電磁弁V4,V5を生理食塩水タン
ク側V4a,V5bに切り換え、ポンプP2を動作させて管
内を生理食塩水で洗浄する(ST13)。この洗浄が終
了すると、三方電磁弁V5を大気側V5aに接続し、送風
によって管内に付着した洗浄水を乾燥させる(ST1
4)。
浄作業がされる。すなわち、先ず、三方電磁弁V1を洗
浄側V1bに切り換えると共に、三方電磁弁V4を脱イオ
ン水タンク側V4bに連通させた後、ポンプP1を動作さ
せて管内に残留した細胞を脱イオン水で破壊する(ST
12)。次に、三方電磁弁V4,V5を生理食塩水タン
ク側V4a,V5bに切り換え、ポンプP2を動作させて管
内を生理食塩水で洗浄する(ST13)。この洗浄が終
了すると、三方電磁弁V5を大気側V5aに接続し、送風
によって管内に付着した洗浄水を乾燥させる(ST1
4)。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
被検物吸引装置によれば、種類の相違する被検物管(例
えば採血管キャップの有無)が、ランダムに送られてき
ても、常に同じ処理で一定量の被検査物を吸引すること
ができる。
被検物吸引装置によれば、種類の相違する被検物管(例
えば採血管キャップの有無)が、ランダムに送られてき
ても、常に同じ処理で一定量の被検査物を吸引すること
ができる。
【図1】この発明の一実施例である被検物吸引装置のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】図1の装置の動作を説明する為のフローチャー
トである。
トである。
ST1〜ST3 ノズル挿入手段 ST4〜ST5 密封物質吸引手段 ST6 非密封物質吸引手段 ST7 ノズル上昇手段 ST8〜ST9 逆流防止手段
Claims (1)
- 【請求項1】被検査物の入った被検物管と、この被検物
管に任意に挿入送出されるノズルと、このノズルと連通
部を介して接続され、この連通部を加圧又は減圧する加
減圧部と、前記連通部内の圧力を必要に応じて大気圧に
開放する大気圧開放部と、この装置全体の動作を制御す
る制御部とを備える被検物吸引装置において、 前記連通部内の圧力を大気圧に開放した後、前記ノズル
を前記被検物管の被検査物に触れる所定位置にまで挿入
するノズル挿入手段と、 このノズル挿入手段の動作の後、前記加減圧部によって
前記連通部を所定値だけ加圧し、その後、前記大気圧開
放部によって前記連通部内の圧力を大気圧に開放する密
封物質吸引手段と、 この密封物質吸引手段の動作の後、前記加減圧部によっ
て前記連通部を所定値だけ減圧する非密封物質吸引手段
と、 この非密封物質吸引手段の動作の後、前記ノズルを、前
記被検物管内の被検査物に触れない位置にまで上昇させ
るノズル上昇手段と、 このノズル上昇手段の動作の後、前記加減圧部によって
前記連通部を所定値だけ減圧して、その後、前記ノズル
を前記被検物管外に送出する逆流防止手段とを備えるこ
とを特徴とする被検物吸引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3260915A JP2973252B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 被検物吸引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3260915A JP2973252B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 被検物吸引装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0599814A JPH0599814A (ja) | 1993-04-23 |
JP2973252B2 true JP2973252B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=17354527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3260915A Expired - Lifetime JP2973252B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 被検物吸引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2973252B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4740010B2 (ja) * | 2005-04-13 | 2011-08-03 | 富士フイルム株式会社 | 送液装置及びその送液方法並びに全反射減衰を利用した測定装置 |
JP4980671B2 (ja) * | 2006-08-18 | 2012-07-18 | シスメックス株式会社 | 血液試料分析装置 |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP3260915A patent/JP2973252B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0599814A (ja) | 1993-04-23 |
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