JP2973147B2 - 仮設路盤の敷設方法と敷設装置 - Google Patents

仮設路盤の敷設方法と敷設装置

Info

Publication number
JP2973147B2
JP2973147B2 JP4061498A JP6149892A JP2973147B2 JP 2973147 B2 JP2973147 B2 JP 2973147B2 JP 4061498 A JP4061498 A JP 4061498A JP 6149892 A JP6149892 A JP 6149892A JP 2973147 B2 JP2973147 B2 JP 2973147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temporary
roadbed
laying
gantry
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4061498A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05230803A (ja
Inventor
進一 井出
茂 柏
晃久 岡野
浩二 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyu Construction Co Ltd
Original Assignee
Tokyu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyu Construction Co Ltd filed Critical Tokyu Construction Co Ltd
Priority to JP4061498A priority Critical patent/JP2973147B2/ja
Publication of JPH05230803A publication Critical patent/JPH05230803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2973147B2 publication Critical patent/JP2973147B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】各種の鉄道において、地上を走行
している路線を地下に切り替える場合には、現在走行し
ている状態を維持したまま、地下を掘削して構造物を構
築してゆかなければならない。本発明はこうした工事に
際して、地下を掘削した状態で車両を地上の面で走行で
きるように維持するための、仮設路盤の敷設方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】仮設路盤とはレールをその上に敷設して
走行する車両の重量や衝撃を受け、その重量などを地下
に設けた支柱に伝達するための盤体である。この仮設路
盤の敷設方法は、まず地下を深く掘削し、掘削の完了と
ともにこの仮設路盤によって迅速に掘削部の上面を塞
ぎ、車両の重量を受け得るように構成するものである。
これは例えば溝を掘削しつつ、掘削直後の溝の上に迅速
に蓋をしてゆくような作業である。その場合に溝の両側
に広い作業空間や作業通路があれば、溝の横で蓋を組み
立て、横移動させることによって迅速に蓋をしてゆくこ
とができる。しかし実際の鉄道の場合にはほとんど周囲
には人家や一般道路が密集しているから作業空間はきわ
めて限定される。そのために遠方の組み立て基地で組み
立てた仮設路盤を、現在使用中の鉄道用地だけを使用し
て、レールに沿って終電後の短時間に迅速に移動するよ
うな作業が要求される。
【0003】
【本発明の目的】本発明はこのような問題を改善するた
めになされたもので、狭い利用空間において、かつ短い
作業時間のもとに、遠距離まで仮設路盤の延長、敷設を
行うことのできる、仮設路盤の敷設方法を提供すること
を目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】すなわち本発明は、レ
ールを仮受けする仮設路盤と、仮設路盤と直交した状態
で仮設路盤を吊り下げるビームと、このビームの両端に
設けた垂直ジャッキとによって構成した門型の架台と、
仮設路盤を上昇した状態で架台に取り付ける車輪と、仮
設路盤の敷設予定地の両側に設けた仮設レールとよりな
り、仮設路盤をビームに取り付け、ジャッキを伸長して
架台を上昇させた状態で車輪によって仮設レール上を走
行し、所定の位置で停止した後に架台を下げて架台と仮
設路盤との連結を解除して行う、仮設路盤の敷設方法で
ある。また本発明は、仮設路盤を吊り下げるビームと、
このビームの両端に設けた垂直ジャッキとによって構成
した門型架台よりなり、この門型架台の両端に設けた垂
直ジャッキの下端に車輪を取り付けてなる、仮設路盤の
敷設装置である。また本発明は、仮設路盤を吊り下げる
ビームと、このビームの両端に設けた垂直ジャッキとに
よって構成した門型架台よりなり、この門型架台に、車
輪を取り付け取り外し自在に設置して構成した、仮設路
盤の敷設装置である。
【0005】
【本発明の構成】以下図面を参照しながら本発明につい
て説明する。 <イ>仮設路盤の敷設装置 本発明の敷設方法に使用する装置の構造は次の通りであ
る。すなわち、基本的には、仮設路盤4を吊り下げるた
めの水平ビーム1と、このビーム1の両端に設けた垂直
ジャッキ2とによって構成する。こうして水平ビーム1
と垂直ジャッキ2によって門型の架台3が構成される。
この架台3と仮設路盤4との取り付け、取り外しはボル
トによって行えば簡単である。またジャッキ2はシール
ド掘進機などに使用されている伸縮代の大きいものを使
用すると作業の効率を大幅に向上させることができる。
運搬する仮設路盤4は、H鋼によって周囲を固めた長方
形で一定の厚さを有する盤体であり、その上にレールを
設置してある場合もあり、事前にレールを設置せず、所
定の時期になってレールの設置を行う場合もある。
【0006】<ロ>車輪 この門型の架台3を移動可能に構成するために、例えば
垂直ジャッキ2の下端に、車輪5を直接取り付ける。こ
うした構成を採用すると、ジャッキ2の伸縮によって水
平ビーム1に対する車輪5の位置が昇降する。したがっ
て施工時における水平ビーム1の高さの調整がきわめて
迅速である。ただしこうしたジャッキ2先端に車輪5を
設ける構成に限らず、門型架台3の両端に、脚を設け、
この脚の下端には車輪5を取り付けた構造を採用するこ
とができる。この脚を取り付け取り外し自在に設置して
おけば、移動中は車輪5によって走行し、所定に位置に
到達したらジャッキ2によって車輪5を多少浮かせた状
態で脚を解体し、後にジャッキ2を縮小すれば前記のジ
ャッキ2と車輪5の一体形の実施例と同様の効果を達成
することができる。
【0007】
【作用】次に上記の仮設路盤4の敷設装置の使用方法に
ついて説明する。 <イ>作業の目的 地下の掘削に先立って、多数本の杭が地中に垂直に打ち
込んである。さらにこの垂直杭の上端を水平桁で連結し
て、路盤を受けるための仮受け桁を多数本並べて設置し
てある。この仮受け桁群の上に、桁群と直交方向に仮設
路盤4をならべて延長して行く作業を行うことが本発明
の工法の目的である。その場合に前記したように周囲に
は余裕のある作業通路や広場は存在しない不利な条件下
で、長い距離にわたって、しかも終電から始電までの短
時間の内に迅速に仮設路盤4を延長して行かなければな
らない。なお仮受け桁の両側には桁と直交する方向に、
仮設レールが敷設したありこの仮設レールを利用して仮
設路盤4の運搬を行う。
【0008】<ロ>仮設路盤4の取り付け まず敷設装置に仮設路盤4を取り付ける。そのためにジ
ャッキ2を短縮するか、あるいは仮設路盤4を下から押
し上げるなどして、ビームの下面と仮設路盤4の上面と
を接触させる。この取り付けはボルトなどによって簡単
に行うことができる。
【0009】<ハ>走行(図1) 次にジャッキ2を伸長して架台3を上昇させる。この状
態で車輪5によって仮設レール上を走行させる。前記し
たように車輪5はジャッキ2の先端に取り付けてあって
も、あるいは別に車輪5脚を介して車輪5を取り付けた
構造であっても利用することができる。移動は自走構造
であっても他の台車によって牽引する構造であっても利
用できる。
【0010】<ニ>仮設路盤の接続(図2) 今回走行してきた仮設路盤4の最後部が、前回までに延
長した仮設路盤4の先端に到達したら仮設路盤4をさげ
て前回の部分に接続する。そのためにジャッキ2を短縮
し水平ビーム1の位置を下げる。この場合にジャッキ2
とは別に車輪5脚を取り付けてある場合には、まずジャ
ッキ2を多少伸長して車輪5を仮設レールから浮かせ、
その状態で車輪5脚を取り外すことになる。こうしてジ
ャッキ2を短縮することによって仮設路盤4を所定の仮
受け桁の上に設置することができる。その後に架台3と
仮設路盤4との連結を解除する。(図3) こうして仮設路盤4の設置が終われば、ビーム、ジャッ
キ2、その他の部分に分割して軽量化し簡単な装置によ
って作業基地まで運搬する。
【0011】
【発明の効果】本発明の仮設路盤4の敷設方法は以上説
明したようになるから次のような効果を得ることができ
る。 <イ>ビームとジャッキ2、車輪5という簡単な部材に
よって、仮設路盤4をいくらでも遠距離まで運搬して延
長することができる。したがって周囲に余分の空間の少
ない都市の鉄道での作業には最適である。 <ロ>ジャッキ2をシールド掘進機に使用するような伸
縮代の大きいものを使用すれば、仮設路盤4の上昇、下
降の距離を大きく取ることができ、作業がきわめて能率
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】仮設路盤の敷設装置の作動の説明図
【図2】仮設路盤の敷設装置の作動の説明図
【図3】仮設路盤の敷設装置の作動の説明図
【図4】仮設路盤の敷設方法の説明図
【図5】仮設路盤の敷設方法の説明図
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01B 29/40 E01B 37/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レールを仮受けする仮設路盤と、 仮設路盤と直交した状態で仮設路盤を吊り下げるビーム
    と、このビームの両端に設けた垂直ジャッキとによって
    構成した門型の架台と、 仮設路盤を上昇した状態で架台に取り付ける車輪と、 仮設路盤の敷設予定地の両側に設けた仮設レールとより
    なり、 仮設路盤をビームに取り付け、 ジャッキを伸長して架台を上昇させた状態で車輪によっ
    て仮設レール上を走行し、 所定の位置で停止した後に架台を下げて架台と仮設路盤
    との連結を解除して行う、 仮設路盤の敷設方法。
  2. 【請求項2】仮設路盤を吊り下げるビームと、このビー
    ムの両端に設けた垂直ジャッキとによって構成した門型
    架台よりなり、 この門型架台の両端に設けた垂直ジャッキの下端に車輪
    を取り付けてなる、 仮設路盤の敷設装置。
  3. 【請求項3】仮設路盤を吊り下げるビームと、このビー
    ムの両端に設けた垂直ジャッキとによって構成した門型
    架台よりなり、 この門型架台に、車輪を取り付け取り外し自在に設置し
    て構成した、 仮設路盤の敷設装置
JP4061498A 1992-02-17 1992-02-17 仮設路盤の敷設方法と敷設装置 Expired - Lifetime JP2973147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4061498A JP2973147B2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 仮設路盤の敷設方法と敷設装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4061498A JP2973147B2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 仮設路盤の敷設方法と敷設装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05230803A JPH05230803A (ja) 1993-09-07
JP2973147B2 true JP2973147B2 (ja) 1999-11-08

Family

ID=13172824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4061498A Expired - Lifetime JP2973147B2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 仮設路盤の敷設方法と敷設装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2973147B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202017000696U1 (de) * 2017-02-09 2017-03-16 Robel Bahnbaumaschinen Gmbh Schleifmaschine zum Schleifen von Schienen eines Gleises

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05230803A (ja) 1993-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4301565A (en) Method and system for the removal and replacement of a bridge
JP2000230205A (ja) 高架軌道施工方法および装置
JP2898492B2 (ja) 暗渠の据付用台車及び暗渠の据付方法
SK152294A3 (en) Device for driving piles, preferably poles, into a foundation
JP2973147B2 (ja) 仮設路盤の敷設方法と敷設装置
JP2973148B2 (ja) 複数路線の仮設路盤の敷設方法
CN114701949A (zh) 一种泵站主厂房桥机主梁安装方法
US3621785A (en) Ballast spreader and compactor
JP3413599B2 (ja) 無停電高架基礎切替工法
JP2971835B2 (ja) トンネルの構築工法
JPH0791814B2 (ja) アーチ型シェルターの構築装置
JPH0312172B2 (ja)
CN212271788U (zh) 一种公路路基安全防护装置
JP3023575B2 (ja) 線路用補強施工機
JPH02210108A (ja) 押出し直上高架工法
JPS5833956B2 (ja) 隧道内における大型管敷設工法及び同工法に使用する大型管敷設台車
JP2925125B2 (ja) 共同溝埋設方法及び装置
JPH05295787A (ja) ボックスカルバートの敷設方法
JP3421235B2 (ja) 管敷設方法及び装置
JPS5949368B2 (ja) 直下地下軌道への接続方法
JPH07310496A (ja) シールドトンネル築造方法
JPS5829388B2 (ja) 線路等の接近作業機
JP3388375B2 (ja) 鉄道線路の保線作業方法及び装置
JPS59206501A (ja) 路線の盛り代え工法
JPH09242326A (ja) 工事用移動構台およびその使用方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903

Year of fee payment: 13