JP2972951B2 - 凝縮物搬出式凝縮物分離装置 - Google Patents
凝縮物搬出式凝縮物分離装置Info
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Description
念に記載する、特に可搬式の(煙)ガス分析装置のため
の凝縮物分離装置に関する。
の排出ガスを分析するために、測定ガスが探触子を利用
して吸引され、分析装置に供給される。ガス分析のため
には、測定ガスを再処理する必要があり、特に煙粒子お
よびダスト粒子ならびに水分は前記測定ガスから除去し
なければならない。
れる水分を実質的に完全に除去する凝縮物分離装置が設
けられている。このようなガス分析装置もしくはガス分
析装置の中に含まれるセンサには、凝縮物はもはや発生
しなくなる。
造は、該凝縮物分離装置が特に可搬式ガス分析装置で使
用されているように、ドイツ特許第4101194号公
報から知られている。前記凝縮物分離装置は特に簡単な
構造をもち、かつ、移動の使用に適している。
凝縮物分離室を貫流し、該凝縮物分離室はハウジングの
内部に形成され、かつ、周囲環境に対して密閉されてい
る。前記ハウジングは管状に形成され、かつ、それぞれ
終端側でストッパにより密閉されている。前記ストッパ
は、小管の形態でガス案内要素を収容し、前記ガス案内
要素は外部に向かってホースを接続するためのニップル
を備え、かつ、分離室に導入され、もしくは該分離室か
ら導出される。
導入され、そこで測定ガス中に含まれる水分の分離がお
こなわれる。この分離は、たとえば測定ガス流の多重偏
向とともに発生する渦流により引き起こされる。この方
法で水分が除去された測定ガスは、分離室に対置された
ガス案内要素を通って離れ、分析装置に供給される。分
離された凝縮物は、分離室の内部に残り、たとえばハウ
ジング壁に沈殿する。したがって、凝縮物は一定の間隔
で手で除去する必要がある。このために両方のストッパ
のうちの1つがハウジングから引抜かれ、この結果、そ
の中に含まれる凝縮物はハウジングから流出させること
ができる。それぞれ発生する凝縮物の量に応じて、抽出
過程を比較的短い間隔で繰り返す必要が生ずることもあ
りうる。また、操作員の目視点検を可能にするため、ハ
ウジングは透明の物質で製造される。
分離室を有する、もう1つ別の凝縮物分離装置が知られ
ている。該凝縮物分離装置もガス案内要素を有し、前記
ガス案内要素は分離室に導入され、ならびにガス搬出要
素を有し、前記ガス搬出要素は前記分離室から導出され
る。さらに、前記凝縮物分離装置は凝縮物収集室を有
し、前記凝縮物収集室は発生する凝縮物を収容する分離
室の構成要素である。凝縮物収集室は、排出が必要か否
かを決めることができるように、いつでも凝縮物収集室
に含まれる凝縮物量を簡単に操作することができる。と
ころが、依然としてこの排出は手でおこなわれなければ
ならない。さらに、冒頭に述べた凝縮物分離装置と同様
に、凝縮物を排出するために測定過程を中断せざるを得
なくなる。これは、凝縮物の発生量が多いで、場合長時
間にわたって連続的に測定しなければならないとき特に
問題となる。
解決しようとする問題点は、凝縮物分離装置がもはや上
述の欠点をもたないような上記分類に対応する凝縮物分
離装置を継続開発することである。特に、完全な凝縮物
の排出をハウジングを開かなくてもおこなうことのでき
る凝縮物分離装置が得られるようにすることである。
の特徴を有する凝縮物分離装置により解決される。本発
明の好ましい実施態様は、従属請求項に記載されてい
る。
収集室に組込み、かつ、発生する凝縮物を液体吸収物質
によって吸収し、凝縮物搬出要素を通して外部へ導出す
る考え方にもとづくものである。この場合、液体吸収物
質は一方で液体緩衝物質として利用されるため、排出過
程は適切なポンプを利用して連続的にではなく、一定の
間隔でおこなわれなければならない。
る凝縮物の完全な排出は、凝縮物収集室に配設された物
質の吸収能力が活用され尽くさなければならず、かつ、
このため別の凝縮物が分離室の中で遊離して沈殿する場
合にも成功する。前述のような運転状態において吸引過
程を準備することにより凝縮物が液体吸収物質から凝縮
物搬出要素により吸引される場合に限り、まず初めにま
だ遊離して分離室内に存在する凝縮物成分が徐々に液体
吸収物質により捕捉されかつその後で同様に搬出され
る。
式は、毛管作用にもとづいており、毛管作用は液体吸収
物質に典型的に存在する。
素は、1つまたは2つのストッパの構成要素であり、前
記ストッパにより管状のハウジングがそれぞれ終端側で
密閉されている。この方法により、冒頭に述べかつ非常
に良く実証されている凝縮物分離装置を比較可能に構成
された継続開発を含み、その他の点で構造を変化させず
に、本発明にもとづく凝縮物結合および搬出の構想で設
けることが可能となる。これにより、従来の型式の既存
の凝縮物分離装置は、このストッパを交換することによ
り改造する可能性も開かれている。
収集室が設けられ、前記凝縮物収集室はそれぞれ液体吸
収物質を含む。これにより凝縮物分離装置の状態に依存
しない運転を実現することが可能になる。また、運転中
の状態変化は、凝縮物がそれぞれ現在の角度位置に応じ
て、水平から任意の誤差で、強制的に一方または他方の
凝縮物収集室に供給されるので、機能の安全性を損なう
ことがない。
く、調整して形成された2つのストッパにより実現する
ことができ、前記ストッパはそれぞれ1つの凝縮物収集
室と1つの凝縮物搬出要素とを含む。この場合には、両
方の凝縮物搬出要素で凝縮物をポンプ排出しなければな
らないことは自明のことである。これは、たとえば簡単
なホースポンプを使用し切替弁を介して、相前後して順
番にもしくは交互に両方の凝縮物収集室をポンプ排出す
ることができる。別の選択肢として、ホースポンプを二
重に接続して使用することも可能である。
が両方の凝縮物収集室の間に設けられる変形態様であ
る。液体吸収物質は、好ましくは両方の凝縮物収集室の
間に延長する接続管の内部にも配設される。ここでは凝
縮物の吸引は、物質の毛管作用のために対置された凝縮
物収集室からも凝縮物を吸引できるので、凝縮物搬出要
素をただ1つ設けるだけで十分である。
素を含むストッパとの関連で具体的な凝縮物収集室の形
成に向けられている。
環状のストッパの外壁と、前記ストッパを軸方向に貫通
するガス案内要素との間に形成される。これにより、凝
縮物収集室をストッパに対する必要スペースを拡大させ
ずに、従来の技術から一体の組込みが可能になる。
に向かって円板状のカバーで密閉され、前記カバーのと
ころで凝縮物搬出要素が一体に成形される。これにより
多額の組立費用をかけずにポンプへ案内されるホースの
ための接続可能性が構成される。凝縮物分離装置の正面
配列により、この接続は一方で良好に取扱いやすくさ
せ、他方では凝縮物分離装置の構造容積を全体的にまっ
たく拡大させない。
連通する沈殿孔の中に密閉して押圧することが長所とな
る。前記接続技術の方式は、コスト的に好ましいストッ
パの製造を可能にし、前記ストッパは、液体吸収物質の
挿入後とそれに続いて前製造されたモジュールとしての
カバーの押圧後に、コスト的に好ましく取り付けること
ができる。
は、簡単な方法で、少なくとも1つの、好ましくはそれ
以上の円周のまわりに均等に分配された孔を設けること
により実現される。前記孔は、一方でストッパの構造を
著しく弱めることがなく、他方で運転中に発生する凝縮
物を凝縮物収集室に導出する。
を有するフリース物質が使用され、それはビスコースを
基材とした物質である。これらの物質はコスト的に好ま
しく量産品として入手することができ、かつ、特に良好
に加工することができる。さらに同時に高い毛管作用に
より液体のために優れた吸収能力を有する。特に好まし
いのは、すでに前記物質が比較的少ない水分の吸収で膨
張し、その結果、特に凝縮物搬出要素の領域で展開され
る一定の封止作用を有する性質である。したがって、前
述のような封止作用は、特にガス漏れ流を広範囲に防止
するためにも望ましい。
ンプで排出される場合に生じる。この長所は、これが常
に向流方向のホース区間で密閉機能を実行し、この結
果、周囲環境に対して密閉された、凝縮物搬出モジュー
ルを含む分離室の実施態様が可能となる好ましい性質を
有する。
下により詳しく説明される。
重要な特徴に関してのみ細部を説明する。
有し、ハウジング20は分離室26を形成するために、
両端に対置したストッパ34、44で密閉される。スト
ッパ34、44の間にはシールリング60、64が設け
られ、シールリンググ60、64は上記部材間の密閉封
止を保証する。
が一体に成形され、ガス案内要素30は軸方向に完全に
孔32によって貫通されている。ガス案内要素30には
図示していない測定ガスホースにより、他端側に取付け
られた抽出探触子と接続される。
が成形され、ガス搬出要素40は軸方向に完全に孔42
によって貫通されている。ガス搬出要素40には、ここ
に詳しく図示していないガス分析装置に至る管が接続さ
れる。
が貫通案内され、ペルティエ要素10は自体公知の方法
で高温側12を有し、高温側12はハウジング20の外
部に配設され、熱の搬出に利用される。
けられ、低温側14は実質的に完全に分離室26の中で
突出し、かつ、直接熱交換器面として貫流する測定ガス
のために考案されている。低温側14とハウジング20
との間には放射状の空隙19が残る。
れに加えて流れ偏向が強制される。このため、ストッパ
34は軸方向の連通孔38を設けたジャーナル要素36
を支持し、ジャーナル要素36は管20に対して同心的
に延長し、かつ、軸方向に密閉して低温側14へ導入さ
れる。孔38のジャーナル要素36から流出した測定ガ
スは、低温側14の正面側18に衝突する。正面側18
はこれにより衝突面の機能を有する。衝突の結果、測定
ガスは、新たに偏向された後で軸方向の空隙19を通っ
て導出され、低温側14に沿って案内される前に、まず
初めに衝突方向と逆方向に偏向される。
支持されているジャーナル要素46によって新たな偏向
が引き起こされる。ジャーナル要素46は孔48を有
し、孔48はハウジング20に対して同軸方向に延長し
ている。ジャーナル要素46は低温側14に近接するま
で延長されているので、この結果、測定ガス流は孔48
の中に流入するように、強制的に方向が転換される。孔
48は、ジャーナル要素46の内部で合流し、ジャーナ
ル要素46はストッパ44に対してシールリング62を
介して密閉されており、かつ、粒子類を分離するための
フィルタ50を収容している。
間部分が提供される。ハウジング20の外部には電子モ
ジュール70が取り付けられ、電子モジュール70はこ
こに詳しく述べない方式で、運転状態を表示および/ま
たは制御する。
出要素であるホースニップル92を介してハウジング2
0の内部から搬出される。このホースニップル92には
ホース84が差込み可能であり、かつ、駆動モータ81
とホースカセット82とからなるホースポンプ80に接
続可能である。ホースポンプ80は、特にコンパクトな
構造方式を実現するために、外部でハウジング20に固
定される。
が環形室としてストッパ34の環状外壁とストッパ34
を軸方向に貫通するガス案内要素30との間に形成され
る。凝縮物収集室99は、これにより外部からストッパ
34に成形される環状のくぼみ部39の構成要素であ
る。
コースフリースで満たされ、ビスコースフリースは液体
のための高い毛管作用と高い吸収能力とを有する。
状のカバー90により密閉され、カバー90はストッパ
34の中に、しかも環状のくぼみ部39の中に密閉して
押圧される。ホースニップル92はカバー90に一体に
成形される。
通接続を形成するために、正面側でストッパ34の円周
にわたって均等に分配された8つの孔94が備えられ
る。孔94を通して発生した凝縮物はフリース(繊維又
は繊維層)100の毛管作用のために凝縮物収集室99
の中へ引き込まれ、フリース100により吸収される。
凝縮物の搬出は一定の間隔でおこなわれ、その間隔は本
質的に発生する凝縮物量に適合して決定される。このた
めホースポンプ80は、たとえば自動的に制御されて駆
動される。
で、すなわち測定ガスの供給領域でおこなわれる。この
配列にもとづいく凝縮物の搬出は、凝縮物収集室99が
存在する側に対し少なくとも若干水平方向からずらして
凝縮物分離装置が傾斜して保持される場合可能となる。
これは凝縮物の流出を凝縮物収集室99の方向に軽減す
る。縦軸(回転軸)に対する角度位置は、円周上に配設
された多数の孔94により、いずれの場合でも凝縮物収
集室99へ直接流入することが可能になるので、重要で
はない。
の基本的な考え方は、図3に具体的に示される。この図
は、それぞれ終端側がストッパ34、44で密閉されて
いる管状ハウジング20を示す。単に両ストッパの一
方、すなわちストッパ34がホースニップル92を有
し、ホースニップル92にホース84が接続され、ホー
ス84がホースポンプ80に接続される。
現することが望まれる場合には、もう1つ別の凝縮物収
集室99をストッパ44の領域に設ける必要がある。ス
トッパ44は、フィルタ50を省くことができる場合、
原則としてストッパ34と同一に仕上げることができ
る。また、ストッパ44を同様に凝縮物の収集に使用で
きるように、ストッパ44を変形することもただちに可
能である。ストッパ44はすでに環状のくぼみ部49を
有し、環状のくぼみ部49はストッパ34の環状のくぼ
み部39と一致して形成される。環状のくぼみ部49の
中には同様にもう1つ別のフリース100を使用し、カ
バー90で密閉して押圧することができる。なお、追加
の措置として、適切な方法で、分離室26と接続するた
めの貫通孔を備えなければならない。
ことができる。図4に示した変形態様では、ガス搬出要
素40の領域にもホースニップル92が設けられ、同様
にホース84が接続される。また、ホースポンプ80は
二重に作用するように仕上げられる。すなわち、両方の
ホース84は平行運転で利用されるため、両方の凝縮物
収集室99の排出が同時におこなわれる。
ース84が切替弁86で一緒に案内される場合、二重に
作用する必要のない通常に作用するホースポンプ80を
使用することができる。この変形態様は図6に示され
る。これは、通常に作用するホースポンプの使用を許容
し、両方の凝縮物収集室99の排出は、弁86の切替に
より時間的に連続して、もしくは交互におこなわれる。
あり、この態様においては、通常に作用するホースポン
プ80が備えられ、このホースポンプが凝縮物を片側
で、たとえばガス案内要素30の領域で吸引する。状態
に依存しない運転は、この場合には、接続管22がハウ
ジング20の内部に設けられ、接続管22が両方のスト
ッパ34、44に設けられた凝縮物収集室99を互いに
接続することにより達成される。接続管22は同様にフ
リース物質で充填されるため、連続した液体搬出接続が
ガス搬出要素40に割当てられた凝縮物収集室99から
それに対置する凝縮物収集室99へと構築され、凝縮物
収集室を介して凝縮物の搬出がおこなわれる。この場合
においては、片側には、接続ニップル92をもたないカ
バー90を使用しなければならないことは自明のことで
ある。なお、接続ニップル92がもともとにあった場合
には、密閉することも可能である。
的簡単な変形により、ストッパ34、44の領域で、凝
縮物分離装置から快適に凝縮物の搬出を実現できること
が明らかである。たとえば、図2のようにストッパ34
を構成して、ストッパを簡単に交換することにより、従
来方式の凝縮物分離装置を改造することができる。
図、(b)が(a)の左側面図、(c)が(a)の右側
面図である。
ある。
ある。
場合の構成図である。
場合の構成図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ハウジング(20)の内部に形成され測
定ガスが貫流する分離室(26)と、分離室(26)の
中に導入されるガス案内要素(30)と、分離室(2
6)から導出されるガス搬出要素(40)と、分離室
(26)と連通接続されている凝縮物収集室(99)を
含み、且つ、凝縮収集室(99)は、少なくともその一
部が液体吸収物質(100)で充填されており、更に凝
縮物収集室(99)から導出される凝縮物搬出要素(9
2)を備えている、可搬式のガス分析装置のための凝縮
物分離装置において、 凝縮物分離室(99)が環形室としてストッパ(34、
44)の環状外壁とストッパ(34、44)を軸方向に
連通するガス案内要素(30)もしくはガス搬出要素
(40)との間に形成されており、更に凝縮物収集室
(99)が軸方向に外部に向かって円板状カバー(9
0)により密閉され、該円板状カバーのところで凝縮物
搬出要素(92)が一体に成形されており、該円板状カ
バー(90)がストッパ(30、40)の連通する環状
のくぼみ部(39、49)の中に密閉して押圧されてい
ることを特徴とする凝縮物分離装置。 - 【請求項2】 ハウジング(20)が管状に形成され、
ガス案内要素(30)とガス搬出要素(40)とを収容
するストッパ(34、44)により、それぞれ該ハウジ
ング端側が密閉され、 互いに対置する2つの凝縮物収集室(99)が設けら
れ、該凝縮物収集室(99)がそれぞれ液体吸収物質
(100)を含んでいることを特徴とする、請求項1に
記載の凝縮物分離装置。 - 【請求項3】 対置された2つの凝縮物収集室(99)
の間に液体輸送接続を形成するために、別の液体吸収物
質(100)が接続管(22)の内部に配設されている
ことを特徴とする請求項2に記載の凝縮物分離装置。 - 【請求項4】 分離室(26)と凝縮物収集室(99)
との間に連通接続を形成するために、ストッパ(34)
が少なくとも1つの孔(94)を有することを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれか1項に記載の凝縮物分離装
置。 - 【請求項5】 液体吸収物質(100)が吸収能力を有
するフリース物質であり、好ましくはビスコースを基材
としていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
1項に記載の凝縮物分離装置。 - 【請求項6】 少なくとも1つの凝縮物搬出要素(9
2)と接続されているホースポンプ(80)を有するこ
とを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載の凝
縮物分離装置。
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