JP2971788B2 - ガラス固化処理装置におけるガラス接触検知方法 - Google Patents

ガラス固化処理装置におけるガラス接触検知方法

Info

Publication number
JP2971788B2
JP2971788B2 JP7254801A JP25480195A JP2971788B2 JP 2971788 B2 JP2971788 B2 JP 2971788B2 JP 7254801 A JP7254801 A JP 7254801A JP 25480195 A JP25480195 A JP 25480195A JP 2971788 B2 JP2971788 B2 JP 2971788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
guide cylinder
nozzle
melting furnace
insulating plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7254801A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0996698A (ja
Inventor
洋昭 小林
健次郎 三林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAKUNENRYO SAIKURU KAIHATSU KIKO
Original Assignee
KAKUNENRYO SAIKURU KAIHATSU KIKO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAKUNENRYO SAIKURU KAIHATSU KIKO filed Critical KAKUNENRYO SAIKURU KAIHATSU KIKO
Priority to JP7254801A priority Critical patent/JP2971788B2/ja
Publication of JPH0996698A publication Critical patent/JPH0996698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2971788B2 publication Critical patent/JP2971788B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/26Outlets, e.g. drains, siphons; Overflows, e.g. for supplying the float tank, tweels

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核燃料廃棄物をガ
ラス固化処理するガラス溶融炉や一般産業用のガラス溶
融炉を備えたガラス固化処理装置において、案内筒の閉
塞の原因となるガラスの案内筒への接触を迅速に検知す
ることが可能なガラス固化処理装置におけるガラス接触
検知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1はガラス固化処理装置の一例を示す
正断面図である。
【0003】使用済核燃料の再処理工程から発生する高
レベルの放射性廃液は極めて高い放射能を有しているの
で、長期に亙って人間環境から安全に隔離するため、図
1に示すように、ガラス溶融炉5内で高放射性廃液をガ
ラス原料と混合し、これを加熱して高温の溶融ガラス状
態にした後、貯蔵容器としてのキャニスタ8に充填して
固化処理する。
【0004】それには、導電性の流下ノズル1の周囲に
配設された螺旋状の加熱コイル2に高周波電流を流す。
すると、流下ノズル1が高周波加熱によって昇温し、そ
れまで流下ノズル1内で固化していたガラス3が溶融
し、案内筒7を通ってキャニスタ8内に流下する。こう
してキャニスタ8に所定量のガラス3が注入されたとこ
ろで、加熱コイル2への通電を停止してガラス3の流下
を終了させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにしてキャニスタ8へのガラス3の充填を繰り返して
いると、前回のガラス3の固化状態によっては、ガラス
3の流下開始直後などにガラス3が真下に流れず案内筒
7の内壁に接触する場合がある。この接触状態が続く
と、案内筒7内にガラス3が固化して堆積するため、案
内筒7をガラス3で閉塞してしまう恐れがあるという不
都合があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、ガラスが案内
筒の内壁に接触した場合に、これを迅速に検知すること
ができるガラス固化処理装置におけるガラス接触検知方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス3が溶
融すると導電性を示すという事実に着目したものであ
る。
【0008】すなわち本発明は、ガラス溶融炉5の底部
に流下ノズル1を設け、この流下ノズル1の周囲に当該
流下ノズル1が高周波加熱によって昇温し得るように加
熱コイル2を設け、前記ガラス溶融炉5の下側に結合装
置6を設け、この結合装置6に導電性の案内筒7を前記
加熱コイル2の近傍で前記流下ノズル1の下側に位置す
るように第1の絶縁板12を介して設け、この案内筒7
の下側にキャニスタ8を第2の絶縁板14を介して設け
たガラス固化処理装置4において、前記加熱コイル2へ
の通電に伴なう誘導起電力によって前記案内筒7に生じ
る電位を電位差計13でモニタリングし、その電位の低
下によって溶融状態のガラス3が前記案内筒7に接触し
たことを検知するようにして構成される。
【0009】また本発明は、ガラス溶融炉5の底部に流
下ノズル1を設け、この流下ノズル1に加熱手段を設
け、前記ガラス溶融炉5の下側に結合装置6を設け、こ
の結合装置6に導電性の案内筒7を前記流下ノズル1の
下側に位置するように第1の絶縁板12を介して設け、
この案内筒7の下側にキャニスタ8を第2の絶縁板14
を介して設けたガラス固化処理装置4において、電源装
置を用いて前記案内筒7に電圧を印加し、この案内筒7
に生じる電位を電位差計13でモニタリングし、その電
位の低下によって溶融状態のガラス3が前記案内筒7に
接触したことを検知するようにして構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1はガラス固化処理装置の一例を
示す正断面図、図2は図1に示すガラス固化処理装置の
要部を示す拡大断面図である。
【0011】ガラス固化処理装置4は、図1に示すよう
に、耐火レンガからなるガラス溶融炉5を有しており、
ガラス溶融炉5の底部には導電性の流下ノズル1が取り
付けられている。流下ノズル1の周囲には螺旋状の加熱
コイル2及び冷却ノズル9が配設されており、冷却ノズ
ル9には冷却エア配管10が接続されている。また、ガ
ラス溶融炉5の下側には、流下ノズル1、加熱コイル2
及び冷却ノズル9を囲むように結合装置6が付設されて
おり、結合装置6には、図2に示すように、導電性を有
する円筒状の案内筒7が加熱コイル2の近傍で流下ノズ
ル1の真下に位置するように第1の絶縁板12を介して
支持された形で設けられている。案内筒7の下側には、
図1に示すように、台車11内に載置されたキャニスタ
8が第2の絶縁板14を介して着脱自在に設けられてお
り、また案内筒7には、図2に示すように、デジタルマ
ルチメータ等の電位差計13が接続されている。
【0012】ガラス固化処理装置4は以上のような構成
を有するので、ガラス溶融炉5内に貯溜されたガラス3
をキャニスタ8に充填して固化処理する際には、加熱コ
イル2に高周波電流を流す。すると、流下ノズル1が高
周波加熱によって昇温し、それまで流下ノズル1内で固
化していたガラス3が溶融し、案内筒7を通ってキャニ
スタ8内に流下する。
【0013】この際、加熱コイル2に流れる電流が高周
波電流であるため、加熱コイル2の近傍にある導電性の
案内筒7に誘導起電力による電位が生じる。そして、こ
の電位を電位差計13によりモニタリング(監視)する
ことにより、案内筒7の閉塞の原因となる案内筒7への
ガラス3の接触を検知する。
【0014】即ち、ガラス3が流下し始める前の状態や
ガラス3が案内筒7の内壁に接触することなく真下に流
下している状態では、案内筒7の電位は略一定の値を示
すが、流下異常などによってガラス3が案内筒7の内壁
に接触すると、案内筒7の電位が低下する。これは、ガ
ラス3が溶融すると導電性を示すようになるので、ガラ
ス3の案内筒7への接触によって、高温で電気抵抗の低
いガラス3の方へ電流が漏洩するためであると考えられ
る。
【0015】従って、電位差計13が示す案内筒7の電
位が低下した場合には、ガラス3が案内筒7の内壁に接
触したためであると判断して、案内筒7の閉塞を未然に
回避すべく、加熱コイル2への通電を停止すると同時
に、冷却ノズル9から流下ノズル1に向けて冷却エアを
吹き付けて流下ノズル1の温度を急速に低下させること
により、案内筒7内におけるガラス3の固化・堆積を防
止する。
【0016】なお、上述の実施形態においては、流下ノ
ズル1として導電性のものを用いることにより、電磁誘
導で生じる渦電流によって流下ノズル1が加熱される場
合について説明したが、流下ノズル1はそれが誘電体で
あっても誘電損失によって加熱されるので、流下ノズル
1の電気的属性は問わない。
【0017】また、上述の実施形態においては、流下ノ
ズル1を高周波加熱するための加熱コイル2に流れる高
周波電流を利用して案内筒7に電位を発生させる場合に
ついて説明したが、これに代えて、起電力発生装置など
の電源装置(図示せず)を用いて案内筒7に直接電圧を
印加することも可能である。この場合には、流下ノズル
1を加熱するのに加熱コイル2を使用する必要はなく、
それ以外の加熱手段(例えば、流下ノズル1に直接電流
を流し、それに伴なって生じるジュール熱によって流下
ノズル1を加熱する直接通電加熱方式)を採用すること
もできる。
【0018】更に、上述の実施形態においては、ガラス
3が案内筒7の内壁に接触したときに流下ノズル1の周
囲に配設された冷却ノズル9から冷却エアを吹き付けて
ガラス3を固化させる場合について説明したが、自然放
冷で対処可能な場合には冷却ノズル9を設ける必要がな
いことは言及するまでもない。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について記述する。
【0020】即ち、加熱コイル2の高周波電力9kW、発
振周波数2.6 kHz、加熱コイル2の下端から案内筒7
の上端までの距離100mm、案内筒7の長さ570mm、
案内筒7の内径130mmの条件を設定して、電位差計1
3で案内筒7の電位を測定した。
【0021】その結果、流下工程において流下開始前の
案内筒7が空の状態では案内筒7の電位は605mVでほ
ぼ一定であったのに対して、案内筒7の内壁にガラス3
が接触すると、案内筒7の電位は98mVだけ低下して5
07mVになった。その後、ガラス3がキャニスタ3内に
落下し、案内筒7が空の状態に戻ると、案内筒7の電位
は602mVに復帰した。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ガ
ラス溶融炉5の底部に流下ノズル1を設け、この流下ノ
ズル1の周囲に当該流下ノズル1が高周波加熱によって
昇温し得るように加熱コイル2を設け、前記ガラス溶融
炉5の下側に結合装置6を設け、この結合装置6に導電
性の案内筒7を前記加熱コイル2の近傍で前記流下ノズ
ル1の下側に位置するように第1の絶縁板12を介して
設け、この案内筒7の下側にキャニスタ8を第2の絶縁
板14を介して設けたガラス固化処理装置4において、
前記加熱コイル2への通電に伴なう誘導起電力によって
前記案内筒7に生じる電位を電位差計13でモニタリン
グし、その電位の低下によって溶融状態のガラス3が前
記案内筒7に接触したことを検知するようにして構成し
たので、溶融状態のガラス3が案内筒7に接触して固化
・堆積することによって案内筒7を閉塞する事態の発生
を未然に防止することが可能となる。
【0023】また本発明によれば、ガラス溶融炉5の底
部に流下ノズル1を設け、この流下ノズル1に加熱手段
を設け、前記ガラス溶融炉5の下側に結合装置6を設
け、この結合装置6に導電性の案内筒7を前記流下ノズ
ル1の下側に位置するように第1の絶縁板12を介して
設け、この案内筒7の下側にキャニスタ8を第2の絶縁
板14を介して設けたガラス固化処理装置4において、
電源装置を用いて前記案内筒7に電圧を印加し、この案
内筒7に生じる電位を電位差計13でモニタリングし、
その電位の低下によって溶融状態のガラス3が前記案内
筒7に接触したことを検知するようにして構成したの
で、溶融状態のガラス3が案内筒7に接触して固化・堆
積することによって案内筒7を閉塞する事態の発生を未
然に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス固化処理装置の一例を示す正断面図であ
る。
【図2】図1に示すガラス固化処理装置の要部を示す拡
大断面図である。
【符号の説明】
1……流下ノズル 2……加熱コイル 3……ガラス 4……ガラス固化処理装置 5……ガラス溶融炉 6……結合装置 7……案内筒 8……キャニスタ 9……冷却ノズル 10……冷却エア配管 11……台車 12……第1の絶縁板 13……電位差計 14……第2の絶縁板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス溶融炉(5)の底部に流下ノズル
    (1)を設け、この流下ノズルの周囲に当該流下ノズル
    が高周波加熱によって昇温し得るように加熱コイル
    (2)を設け、前記ガラス溶融炉の下側に結合装置
    (6)を設け、この結合装置に導電性の案内筒(7)を
    前記加熱コイルの近傍で前記流下ノズルの下側に位置す
    るように第1の絶縁板(12)を介して設け、この案内
    筒の下側にキャニスタ(8)を第2の絶縁板(14)を
    介して設けたガラス固化処理装置(4)において、 前記加熱コイルへの通電に伴なう誘導起電力によって前
    記案内筒に生じる電位を電位差計(13)でモニタリン
    グし、その電位の低下によって溶融状態のガラス(3)
    が前記案内筒に接触したことを検知するようにして構成
    したガラス固化処理装置におけるガラス接触検知方法。
  2. 【請求項2】 ガラス溶融炉(5)の底部に流下ノズル
    (1)を設け、この流下ノズルに加熱手段を設け、前記
    ガラス溶融炉の下側に結合装置(6)を設け、この結合
    装置に導電性の案内筒(7)を前記流下ノズルの下側に
    位置するように第1の絶縁板(12)を介して設け、こ
    の案内筒の下側にキャニスタ(8)を第2の絶縁板(1
    4)を介して設けたガラス固化処理装置(4)におい
    て、 電源装置を用いて前記案内筒に電圧を印加し、この案内
    筒に生じる電位を電位差計(13)でモニタリングし、
    その電位の低下によって溶融状態のガラス(3)が前記
    案内筒に接触したことを検知するようにして構成したガ
    ラス固化処理装置におけるガラス接触検知方法。
JP7254801A 1995-10-02 1995-10-02 ガラス固化処理装置におけるガラス接触検知方法 Expired - Fee Related JP2971788B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7254801A JP2971788B2 (ja) 1995-10-02 1995-10-02 ガラス固化処理装置におけるガラス接触検知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7254801A JP2971788B2 (ja) 1995-10-02 1995-10-02 ガラス固化処理装置におけるガラス接触検知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0996698A JPH0996698A (ja) 1997-04-08
JP2971788B2 true JP2971788B2 (ja) 1999-11-08

Family

ID=17270088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7254801A Expired - Fee Related JP2971788B2 (ja) 1995-10-02 1995-10-02 ガラス固化処理装置におけるガラス接触検知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2971788B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0996698A (ja) 1997-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3622976B2 (ja) 有害廃棄物のガラス化装置および方法
JP4691710B2 (ja) 廃棄物ガラス固化処理用電気溶融炉
EP0469044B1 (en) Continuous-use molten metal inclusion sensor
WO2004084235A1 (ja) ガラス溶融処理方法
JP2971788B2 (ja) ガラス固化処理装置におけるガラス接触検知方法
US5647833A (en) Method for vitrifying hazardous waste
JP5697105B2 (ja) エレクトロスラグ再溶解温度測定装置およびエレクトロスラグ再溶解温度測定方法
Lee et al. Viscosity of molten Pd77Cu6. 5Si16. 5 and the principle of corresponding states
JP3746921B2 (ja) 電気溶融炉の運転方法
KR0175660B1 (ko) 가융코어를 구성하는 금속을 용융시켜서 회수하는 장치
RU2132097C1 (ru) Устройство для плавления радиоактивных отходов
JP3769826B2 (ja) 浮揚溶解装置
JP2893278B2 (ja) 昇温炉の湯面レベル検出装置
JP3252355B2 (ja) 誘導加熱による廃棄物の溶融固化処理方法
JPH10122544A (ja) 焼却残渣の溶融炉における溶融境界層の制御方法
US5711635A (en) Apparatus for hazardous waste vitrification
KR100944081B1 (ko) 가열 시스템 및 가열 방법
JP3028904B2 (ja) ガラスレベル検出方法
JP2001264491A (ja) 溶融・固化処理装置および処理方法
JP2004085341A (ja) 高レベル放射性廃棄物のガラス固化装置
JPH1020092A (ja) ガラス固化処理装置
JPS6041515Y2 (ja) 電導性溶融物の不慮の流出の際の非常対処装置
JPH0358649B2 (ja)
JPH0260613B2 (ja)
JPS6423509A (en) Superconducting electric apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees