JP2970489B2

JP2970489B2 - アダプター供給装置

Info

Publication number: JP2970489B2
Application number: JP7232477A
Authority: JP
Inventors: 隆之宮本; 隆夫冬柴; 宏之渡部; 利晃加藤; 克也山中; 和之鈴木
Original assignee: Sumitomo Wiring Systems Ltd
Current assignee: Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date: 1995-09-11
Filing date: 1995-09-11
Publication date: 1999-11-02
Anticipated expiration: 2015-09-11
Also published as: JPH0976128A; US5893448A; EP0762564B1; EP0762564A1; CN1151089A; DE69605996T2; DE69605996D1; CN1049768C

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の内燃機
関における点火コイルシステムのエンジン直結型コイル
に接続され、点火プラグとの電気的接続を行うためのプ
ラグジョイントを組み立てるに際してのアダプターを順
次供給するアダプター供給装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のプラグジョイントにおい
て、図６および図７に示される如く、ＰＢＴ等からなる
筒状のアダプター１が、そのアダプター本体１ａ一端側
に点火プラグ側に接続されるシリコンゴム等からなるブ
ッシュ体２が装着されるブッシュ装着部１ｂを備え、ア
ダプター本体１ａ他端側に点火コイル側に接続されると
共にシリンダヘッドのプラグホール周縁部外周面に当接
状とされるシリコンゴム等からなるキャップ体３が装着
されるキャップ装着部１ｃを備えた構造とされたものが
あった。

【０００３】そして、アダプター１のブッシュ装着部１
ｂに接着剤を介してブッシュ体２を接着すると共に、キ
ャップ装着部１ｃにも接着剤を介してキャップ体３を接
着することによりプラグジョイント５を組み立ててい
た。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プラグジョイント５の組み立てにおいては、アダプター
１を保持して回転させるアダプター保持回転機構に、作
業者が手作業によりアダプター１を所定の姿勢で供給
し、アダプター保持回転機構により回転されているアダ
プター１の例えば、ブッシュ装着部１ｂ外周面に作業者
がはけ等により接着剤を塗布し、その後ブッシュ体２を
外嵌状に装着することにより、ブッシュ体２をブッシュ
装着部１ｂに接着していた。

【０００５】また、キャップ装着部１ｃに対しても同様
にして接着剤を塗布した後キャップ体３を外嵌状に装着
することにより接着していた。

【０００６】従って、アダプター保持回転機構に対する
アダプター１の供給が作業者による手作業であるため、
供給ペースにばらつきが生じるという問題があった。

【０００７】また、アダプター１の供給作業を作業者の
熟練度に頼っており、アダプター１のブッシュ装着部１
ｂ側とキャップ装着部１ｃ側との形状が似通っているた
め、疲労等によってアダプター１の向きを間違えて供給
する供給ミスを生じるおそれがあり、信頼性に欠けると
いう問題があった。

【０００８】そこで、本発明の課題は、アダプターを所
定の姿勢で、しかも安定した一定のペースで次工程に供
給することができるアダプター供給装置を提供すること
にある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め技術的手段は、一端側に点火プラグ側に接続されるブ
ッシュ体が装着されるブッシュ装着部を備え、他端側に
点火コイル側に接続されるキャップ体が装着されるキャ
ップ装着部を備えてなる筒状のアダプターを次工程に順
次供給するアダプター供給装置であって、前記ブッシュ
装着部もしくはキャップ装着部のいずれか一方に他の部
分より大径とされた大径係止部が備えられ、前記アダプ
ター供給装置は、アダプターが投入されるホッパー部
と、ホッパー部に投入されたアダプターをドラム体内に
案内する案内通路部と、前記ドラム体の横向き軸心回り
の回転によりドラム体内のアダプターを一本毎送り出す
アダプター送出機構と、前記大径係止部が通過不能な間
隔を有し、かつ搬送方向に対して下降傾斜状に配設され
た外周面円形の一対のガイドレールを有すると共に、両
ガイドレールをそれぞれ互いに上方向外向きにその軸心
回りに回転させる駆動部を有するアダプター搬送機構
と、前記アダプター送出機構から送り出されたアダプタ
ーをアダプター搬送機構の搬送方向上流側の両ガイドレ
ール間に案内するシューター部と、前記両ガイドレール
の搬送方向下流側に配設され、前記両ガイドレール間に
前記大径係止部が抜止状に係止されて順次搬送されてき
たアダプターを一本毎取り出して次工程に供給するアダ
プター取出供給機構とを備えてなる点にある。

【００１０】また、前記ドラム体の内周面に、前記軸心
回りの回転時に単一本のアダプターをすくい上げると共
に、上部位置でアダプターを自然落下させるすくい上げ
部が備えられ、前記自然落下されたアダプターを受け取
ると共に、前記シューター部に送り出す搬送コンベアが
備えられてなる構造としてもよい。

【００１１】さらに、前記すくい上げ部は、アダプター
を収容保持可能なドラム体の軸心方向に長いアダプター
保持溝を形成すべく、ドラム体の内周面に装着された断
面Ｌ字状のすくい上げ治具よりなる構造としてもよい。

【００１２】また、前記搬送コンベアに、前記すくい上
げ部から自然落下されたアダプターを搬送コンベアのコ
ンベア上に案内するガイド部が備えられてなる構造とし
てもよい。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明すると、図１ないし図５において、アダプ
ター供給装置は、アダプター１がランダムに投入される
ホッパー部１１と、該ホッパー部１１に投入されたアダ
プター１をドラム体１２内に案内する傾斜状の案内通路
部１３と、前記ドラム体１２内のアダプター１を一本毎
送り出すアダプター送出機構１４と、アダプター１を所
定方向に搬送するアダプター搬送機構１５と、前記アダ
プター送出機構１４から送り出されたアダプター１をア
ダプター搬送機構１５の搬送方向上流側に案内するシュ
ーター部１６と、前記アダプター搬送機構１５の搬送方
向下流側に配設されたアダプター取出供給機構１７とか
ら主構成されている。

【００１４】また、図６に示される如く、前記アダプタ
ー１のアダプター本体１ａ外径は最も細径とされ、アダ
プター本体１ａ両端部のブッシュ装着部１ｂおよびキャ
ップ装着部１ｃの各外径はアダプター本体１ａよりも大
径に構成されると共に、ブッシュ装着部１ｂ外径はキャ
ップ装着部１ｃ外径よりもより大径に構成されている。

【００１５】そして、ブッシュ装着部１ｂやキャップ装
着部１ｃの各外周面には、ブッシュ体２やキャップ体３
装着時の位置決めとなる周方向環状に突出する位置決め
リブ２０、２１がそれぞれ備えられており、ブッシュ装
着部１ｂ側の位置決めリブ２０の外径はキャップ装着部
１ｃ側の位置決めリブ２１の外径よりもより大径に形成
され、ここに、ブッシュ装着部１ｂ側の位置決めリブ２
０は他の部分より大径とされ、大径係止部を構成する。

【００１６】前記ホッパー部１１は、図１に示される如
く、上部にアダプター投入口２４が解放状に形成されて
おり、下部は案内通路部１３に連通状とされている。そ
して、約４００本程度のアダプター１が一度に投入可能
な収容量を有した構成とされている。

【００１７】前記ドラム体１２は、図１ないし図３に示
される如く、ほぼ円筒状に構成されており、装置本体側
にその軸心Ｌを横向きとしてその軸心Ｌ回りに回転自在
で、かつその軸心Ｌ方向に移動不能にその外周面側で支
持され、図示省略の駆動機構により、所定方向に回転駆
動・停止自在に制御される。

【００１８】また、ドラム体１２の軸心Ｌ方向両端部
は、それぞれ円板状の蓋部２６、２７で閉塞状に構成さ
れており、各蓋部２６、２７は装置本体側に固定状に取
付け支持されている。

【００１９】そして、案内通路部１３側の蓋部２６上部
には、アダプター案内口２８が形成されており、該アダ
プター案内口２８を通じてドラム体１２内と案内通路部
１３とが連通状とされている。

【００２０】また、案内通路部１３の通路途中には、図
１に示される如く、シリンダ２９の伸縮動作によりアダ
プター供給ガイド３０を上下動させてドラム体１２内に
アダプター１を供給案内する供給量調整機構が備えられ
ており、ドラム体１２内のアダプター１の収容量を検出
する図示省略のセンサからの指令に応じて、前記シリン
ダ２９が伸縮作動され、ドラム体１２内に対するアダプ
ター１の供給量を適量範囲の本数に調整するように構成
されている。ここに、アダプター１の収容量の多過ぎに
よるドラム体１２の回転の過負荷が有効に防止できる構
成とされている。

【００２１】前記ドラム体１２の内周面には、前記軸心
Ｌ回りの回転時にアダプター１をすくい上げるためのす
くい上げ部３２が備えられており、該すくい上げ部３２
は本実施形態では径方向に離隔して一対備えられてい
る。

【００２２】前記各すくい上げ部３２は、一本のアダプ
ター１を収容保持可能なドラム体１２の軸心方向に長い
アダプター保持溝３３を形成すべく、断面Ｌ字状のすく
い上げ治具３４がドラム体１２の内周面に溶接等により
装着されている。

【００２３】また、すくい上げ部３２のアダプター保持
溝３３は、ドラム体１２の回転方向前側が解放状とされ
ており、図３仮想線で示される如く、すくい上げ部３２
が上端部位置より下降する際、アダプター保持溝３３内
に保持されたアダプター１がアダプター保持溝３３内よ
り自然落下するように構成されている。

【００２４】さらに、このすくい上げ部３２から自然落
下するアダプター１の落下位置に対応したドラム体１２
内の上部位置には、自然落下されたアダプター１を受け
取ると共に、前記シューター部１６位置に送り出す搬送
コンベア３５が備えられている。

【００２５】搬送コンベア３５はドラム体１２内に挿入
状として装置本体側に固定状に取付け支持されており、
ドラム体１２のシューター部１６側外方に配設された駆
動ローラ３６と、ドラム体１２内に配設された従動ロー
ラ３７と、蓋部２７の上部に形成されたアダプター送出
開口３８を通じて両ローラ３６、３７間にわたって巻き
かけられた無端状のコンベア３９と、前記駆動ローラ３
６を所定方向に回転駆動させるモータ４０とから主構成
されている。

【００２６】また、すくい上げ部３２から自然落下する
アダプター１をコンベア３９上の所定位置に案内すべ
く、対応するコンベア３９の両側位置に沿って互いに上
方に向けて漸次拡開するガイド部としてのガイド板４１
がそれぞれ固定側に装着されている。

【００２７】前記アダプター搬送機構１５は、図４およ
び図５に示される如く、アダプター１の大径係止部とし
てのブッシュ装着部１ｂ側の位置決めリブ２０が通過不
能な間隔を有し、かつ搬送方向Ｐに対して漸次下降傾斜
状に配設された外周面円形の一対のガイドレール４４を
有し、各ガイドレール４４はその軸心回りに回転自在に
装置本体側に支持されている。

【００２８】従って、アダプター１が上方より両ガイド
レール４４間に案内されると、アダプター１のキャップ
装着部１ｃやアダプター本体１ａはその間隙を下方に通
過するが、ブッシュ装着部１ｂ側は位置決めリブ２０が
両ガイドレール４４間にわたって係止され、ここに、ア
ダプター１は自重により上にブッシュ装着部１ｂが位置
し、下にキャップ装着部１ｃが位置する縦向き姿勢で両
ガイドレール４４間に係止状に保持される。

【００２９】そして、搬送方向Ｐ上流側に位置する両ガ
イドレール４４の上端部側には、駆動部としてのモータ
４５がギア機構等からなる伝動機構４６を介して連結さ
れており、図５の矢印で示される如く、モータ４５の駆
動により、両ガイドレール４４をそれぞれ互いに上方向
外向きにその軸心回りに回転させるように構成されてい
る。

【００３０】前記シューター部１６は、図２および図４
に示される如く、アダプター送出機構１４の搬送コンベ
ア３５から送り出されたアダプター１を受け取り、アダ
プター１の自重による滑り落ちによりアダプター搬送機
構１５の搬送方向Ｐ上流側に位置する両ガイドレール４
４間上方に案内すべく、シュート状に構成された案内板
よりなり、装置本体側に固定状に取付け支持されてい
る。

【００３１】前記アダプター取出供給機構１７は、図４
および図５に示される如く、アダプター搬送機構１５の
搬送方向Ｐ下流側に位置する両ガイドレール４４の上方
部に配設されており、アダプター１のブッシュ装着部１
ｂを把持すべく、拡開・接近操作自在な一対の合成樹脂
等からなるチャック体４８が備えられ、両チャック体４
８は図示省略のシリンダのピストン軸の進退操作により
所定方向に出退操作自在に構成されている。また、これ
らチャック体４８やシリンダ等は図５における前後方向
軸心回りに回動操作自在に構成されている。

【００３２】なお、両チャック体４８の互いに対向する
内面側にはブッシュ装着部１ｂに対応する円弧状の保持
溝がそれぞれ形成されている。

【００３３】そして、図４に実線で示されるチャック体
４８の上方位置で、チャック体４８が拡開状とされた初
期位置から、アダプター搬送機構１５よって搬送された
アダプター１が搬送方向Ｐ下流側位置の所定位置に到着
すると、シリンダの作動によりそのピストン軸が進出作
動され両チャック体４８が下降操作される。そして所定
距離下降した後、両チャック体４８が接近操作され、こ
こにアダプター１の上端部、すなわちブッシュ装着部１
ｂがチャック体４８により把持される。

【００３４】その後、シリンダの作動によりピストン軸
が後退作動され両チャック体４８が上昇操作される。こ
の両チャック体４８の上昇によりアダプター１が両ガイ
ドレール４４間より上方に持ち上げられる。次に、チャ
ック体４８等が図５仮想線で示される如く、前後方向軸
心回りに９０度回動操作され、アダプター１が横向き姿
勢とされる。この状態で両チャック体４８等が横行移動
操作され、シリンダの作動によりピストン軸が進出作動
され、アダプター１が次工程の所定位置に横向き姿勢で
供給されるように構成されている。

【００３５】そして、その後、両チャック体４８を拡開
状態として前記初期位置に戻されるように構成されてい
る。

【００３６】なお、アダプター搬送機構１５における両
ガイドレール４４の搬送方向Ｐ下流側には、適宜ストッ
パー機構が設けられており、該ストッパー機構の作動に
より単一本のアダプター１をアダプター取出供給機構１
７による取出位置に送り出すように構成されている。

【００３７】また、両ガイドレール４４の搬送方向Ｐ上
流側の適宜位置には、両ガイドレール４４間にアダプタ
ー１が係止されているかどうかを検出するためのアダプ
ター有無確認センサ５０が備えられており、このアダプ
ター有無確認センサ５０がアダプター１を検出すると、
前記アダプター送出機構１４のドラム体１２の回転が停
止されて、アダプター搬送機構１５側へのアダプター１
の送り出しを停止し、アダプター１未検出の場合にはド
ラム体１２が回転駆動してアダプター搬送機構１５側へ
アダプター１を順次送り出すように構成されている。こ
こに、両ガイドレール４４間には搬送方向Ｐ下流側から
アダプター有無確認センサ５０の検出位置に至って適宜
本数（例えば３０本程度）のアダプター１がストックさ
れるように構成され、アダプター取出搬送機構１７によ
るアダプター搬送機構１５の取出位置への供給が安定し
て得られる。

【００３８】本発明の実施形態は以上のように構成され
ており、作業者は単に、ホッパー部１１に多数のアダプ
ター１をランダムに投入すれば、案内通路部１３のアダ
プター供給ガイド３０の上下動により適宜本数のアダプ
ター１が、ドラム体１２内に供給される。

【００３９】ドラム体１２内に供給されたアダプター１
は、ドラム体１２の回転により、内周面に備えられたす
くい上げ部３２が回転し、このすくい上げ部３２の回転
により、図３に示される如く、単一本のアダプター１が
すくい上げられる。

【００４０】その後、すくい上げ部３２が上昇から下降
に転じると、図３仮想線で示される如く、アダプター保
持溝３３からアダプター１が自然落下し、ガイド板４１
による案内下、搬送コンベア３５のコンベア３９上に載
置される。

【００４１】この際、コンベア３９は所定方向に循環回
走されており、コンベア３９の循環回走に伴って、コン
ベア３９上のアダプター１はシューター部１６側に搬送
される。そして、シューター部１６に搬送されたアダプ
ター１はコンベア３９の端部からシューター部１６上に
落下され、シューター部１６の傾斜に沿ってアダプター
搬送機構１５の搬送方向Ｐ上流側に位置する両ガイドレ
ール４４間上方に案内される。

【００４２】両ガイドレール４４間上方に案内されたア
ダプター１はその後、アダプター本体１ａやキャップ装
着部１ｃがその間隙を下方に通過し、ブッシュ装着部１
ｂ側は位置決めリブ２０が両ガイドレール４４間にわた
って係止され、ブッシュ装着部１ｂが上側とされた縦向
き姿勢で両ガイドレール４４間に係止状に保持され、そ
の下降傾斜方向、すなわち搬送方向Ｐに沿って搬送さ
れ、同様に各アダプター１が同じ縦向き姿勢で順次搬送
される。

【００４３】この際、両ガイドレール４４が互いに上方
向外向きに回転させられているため、アダプター１同士
の抵抗による流れの詰まりを有効に防止できると共に、
巻き込みによる位置決めリブ２０の割れも有効に防止で
きる。

【００４４】そして、両ガイドレール４４の搬送方向Ｐ
下流側の取出位置に搬送されたアダプター１は、アダプ
ター取出供給機構１７のチャック体４８により把持され
て両ガイドレール４４間より取り出され、次工程に横向
き姿勢で供給される。

【００４５】以上のように、作業者は単に、ホッパー部
１１にアダプター１をその姿勢を気にせずにランダムに
投入するだけでよく、アダプター１の方向決めはアダプ
ター送出機構１４から送り出される向きにかかわらずア
ダプター搬送機構１５によって所定の縦向き姿勢に自動
的になされ、その方向決めされた所定の縦向き姿勢のア
ダプター１をアダプター取出供給機構１７により順次取
り出して次工程に自動的に供給する方式であり、ここ
に、途中で作業者を介在することなく、アダプター１を
所定の姿勢で、しかも安定した一定のペースで次工程に
供給することができる。

【００４６】また、アダプター送出機構１４によりシュ
ーター部１６側にアダプター１を一本毎送り出す方式と
しているため、両ガイドレール４４の搬送方向Ｐ上流側
でのアダプター１の詰まりも有効に防止できる。

【００４７】さらに、搬送コンベア３５にガイド板４１
が設けられているため、すくい上げ部３２から自然落下
されるアダプター１をコンベア３９上に良好に案内で
き、搬送コンベア３５による送り出しが安定化する。

【００４８】なお、上記実施形態において、ブッシュ装
着部１ｂ側の位置決めリブ２０を大径係止部としたもの
を示しているが、キャップ装着部１ｃ側の位置決めリブ
２１を大径係止部とする構造であってもよい。

【００４９】

【発明の効果】以上のように、本発明のアダプター供給
装置によれば、ブッシュ装着部もしくはキャップ装着部
のいずれか一方に他の部分より大径とされた大径係止部
が備えられ、前記アダプター供給装置は、アダプターが
投入されるホッパー部と、ホッパー部に投入されたアダ
プターをドラム体内に案内する案内通路部と、前記ドラ
ム体の横向き軸心回りの回転によりドラム体内のアダプ
ターを一本毎送り出すアダプター送出機構と、前記大径
係止部が通過不能な間隔を有し、かつ搬送方向に対して
下降傾斜状に配設された外周面円形の一対のガイドレー
ルを有すると共に、両ガイドレールをそれぞれ互いに上
方向外向きにその軸心回りに回転させる駆動部を有する
アダプター搬送機構と、前記アダプター送出機構から送
り出されたアダプターをアダプター搬送機構の搬送方向
上流側の両ガイドレール間に案内するシューター部と、
前記両ガイドレールの搬送方向下流側に配設され、前記
両ガイドレール間に前記大径係止部が抜止状に係止され
て順次搬送されてきたアダプターを一本毎取り出して次
工程に供給するアダプター取出供給機構とを備えてなる
ものであり、アダプターの方向決めはアダプター送出機
構から送り出される向きにかかわらずアダプター搬送機
構によって所定の縦向き姿勢に自動的になされ、その方
向決めされた所定の縦向き姿勢のアダプターをアダプタ
ー取出供給機構により順次取り出して次工程に自動的に
供給する方式であり、途中で作業者を介在することな
く、アダプターを所定の姿勢で、しかも安定した一定の
ペースで次工程に供給することができるという利点があ
る。

【００５０】また、アダプター送出機構によりシュータ
ー部側にアダプターを一本毎送り出す方式としているた
め、両ガイドレールの搬送方向上流側でのアダプターの
詰まりも有効に防止できるという利点がある。

【００５１】さらに、両ガイドレールを互いに上方向外
向きに回転させる方式としているため、アダプター同士
の抵抗による流れの詰まりを有効に防止できると共に、
両ガイドレール間への巻き込みによる大径係止部の損傷
も有効に防止できるという利点がある。

【００５２】また、搬送コンベアに、すくい上げ部から
自然落下されたアダプターを搬送コンベアのコンベア上
に案内するガイド部が備えられてなる構造によれば、す
くい上げ部から自然落下されるアダプターをコンベア上
に良好に案内でき、搬送コンベアによる送り出しが安定
化するという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態を示す一部断面説明図であ
る。

【図２】本発明の実施形態を示す一部断面説明図であ
る。

【図３】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面矢視図である。

【図４】本発明の実施形態を示す一部説明図である。

【図５】図４のＶ−Ｖ線断面矢視図である。

【図６】プラグジョイントの分解図である。

【図７】プラグジョイントの組立図である。

【符号の説明】

１アダプター１ａアダプター本体１ｂブッシュ装着部１ｃキャップ装着部２ブッシュ体３キャップ体５プラグジョイント１１ホッパー部１２ドラム体１３案内通路部１４アダプター送出機構１５アダプター搬送機構１６シューター部１７アダプター取出供給機構２０位置決めリブ２１位置決めリブ３２すくい上げ部３３アダプター保持溝３４すくい上げ治具３５搬送コンベア３９コンベア４１ガイド板４４ガイドレール４５モータ４６伝動機構

フロントページの続き (72)発明者加藤利晃三重県松阪市大塚町塚田25番地の２東洋ハーネス株式会社内 (72)発明者山中克也三重県松阪市大塚町塚田25番地の２東洋ハーネス株式会社内 (72)発明者鈴木和之三重県松阪市大塚町塚田25番地の２東洋ハーネス株式会社内 (56)参考文献特開昭55−61512（ＪＰ，Ａ) 特開平６−31547（ＪＰ，Ａ) 実開昭62−39926（ＪＰ，Ｕ) 実開平２−54376（ＪＰ，Ｕ) 実開昭63−116430（ＪＰ，Ｕ) 実開平２−52827（ＪＰ，Ｕ) 実開平６−39828（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B23P 19/00 301 B65G 47/14 102

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】一端側に点火プラグ側に接続されるブッ
シュ体が装着されるブッシュ装着部を備え、他端側に点
火コイル側に接続されるキャップ体が装着されるキャッ
プ装着部を備えてなる筒状のアダプターを次工程に順次
供給するアダプター供給装置であって、前記ブッシュ装着部もしくはキャップ装着部のいずれか
一方に他の部分より大径とされた大径係止部が備えら
れ、前記アダプター供給装置は、アダプターが投入されるホ
ッパー部と、ホッパー部に投入されたアダプターをドラ
ム体内に案内する案内通路部と、前記ドラム体の横向き
軸心回りの回転によりドラム体内のアダプターを一本毎
送り出すアダプター送出機構と、前記大径係止部が通過
不能な間隔を有し、かつ搬送方向に対して下降傾斜状に
配設された外周面円形の一対のガイドレールを有すると
共に、両ガイドレールをそれぞれ互いに上方向外向きに
その軸心回りに回転させる駆動部を有するアダプター搬
送機構と、前記アダプター送出機構から送り出されたア
ダプターをアダプター搬送機構の搬送方向上流側の両ガ
イドレール間に案内するシューター部と、前記両ガイド
レールの搬送方向下流側に配設され、前記両ガイドレー
ル間に前記大径係止部が抜止状に係止されて順次搬送さ
れてきたアダプターを一本毎取り出して次工程に供給す
るアダプター取出供給機構とを備えてなることを特徴と
するアダプター供給装置。
【請求項２】前記ドラム体の内周面に、前記軸心回り
の回転時に単一本のアダプターをすくい上げると共に、
上部位置でアダプターを自然落下させるすくい上げ部が
備えられ、前記自然落下されたアダプターを受け取ると
共に、前記シューター部に送り出す搬送コンベアが備え
られてなることを特徴とする請求項１記載のアダプター
供給装置。
【請求項３】前記すくい上げ部は、アダプターを収容
保持可能なドラム体の軸心方向に長いアダプター保持溝
を形成すべく、ドラム体の内周面に装着された断面Ｌ字
状のすくい上げ治具よりなることを特徴とする請求項２
記載のアダプター供給装置。
【請求項４】前記搬送コンベアに、前記すくい上げ部
から自然落下されたアダプターを搬送コンベアのコンベ
ア上に案内するガイド部が備えられてなることを特徴と
する請求項２記載のアダプター供給装置。