JP2970404B2 - 車両用防虫ネット - Google Patents
車両用防虫ネットInfo
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- JP2970404B2 JP2970404B2 JP13104994A JP13104994A JP2970404B2 JP 2970404 B2 JP2970404 B2 JP 2970404B2 JP 13104994 A JP13104994 A JP 13104994A JP 13104994 A JP13104994 A JP 13104994A JP 2970404 B2 JP2970404 B2 JP 2970404B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,キャンピングカー等の
車両の屋根開口部に装着する車両用防虫ネットに関す
る。
車両の屋根開口部に装着する車両用防虫ネットに関す
る。
【0002】
【従来技術】例えば,図8Bに示すごとく,キャンピン
グカー等の車両4の屋根には,ルーフ開口部40と,該
開口部40を開閉可能なサンルーフガラス420とから
なる,サンルーフ42が設けられている。そして,サン
ルーフガラス420の下方には,スライド式のサンシェ
ードが配設されている。なお,同図において符号49は
フロントガラスである。
グカー等の車両4の屋根には,ルーフ開口部40と,該
開口部40を開閉可能なサンルーフガラス420とから
なる,サンルーフ42が設けられている。そして,サン
ルーフガラス420の下方には,スライド式のサンシェ
ードが配設されている。なお,同図において符号49は
フロントガラスである。
【0003】ところで,例えば春から秋にかけては,上
記サンルーフ42を開放することが多い。しかし,この
場合には,上記ルーフ開口部40より車室内に虫が入っ
てくることがある。そのため,上記ルーフ開口部40に
車両用防虫ネットを設けることがある。
記サンルーフ42を開放することが多い。しかし,この
場合には,上記ルーフ開口部40より車室内に虫が入っ
てくることがある。そのため,上記ルーフ開口部40に
車両用防虫ネットを設けることがある。
【0004】従来,上記の車両用防虫ネットとしては,
図8Aに示すごとく,ネット(網)91の周囲にマグネ
ット92を取付けた車両用防虫ネット9が知られてい
る。この車両用防虫ネット9を使用するに当たっては,
サンルーフガラスが車両屋根の上方をスライドするアウ
タスライド方式のサンルーフにおいては,図8Cに示す
ごとく,上記サンルーフガラス420及び上記ルーフ開
口部40の全面を覆うように,車両4の屋根41に敷設
する。そして,車両用防虫ネット9における上記マグネ
ット92を,鋼板製の屋根41に磁力により固定する。
図8Aに示すごとく,ネット(網)91の周囲にマグネ
ット92を取付けた車両用防虫ネット9が知られてい
る。この車両用防虫ネット9を使用するに当たっては,
サンルーフガラスが車両屋根の上方をスライドするアウ
タスライド方式のサンルーフにおいては,図8Cに示す
ごとく,上記サンルーフガラス420及び上記ルーフ開
口部40の全面を覆うように,車両4の屋根41に敷設
する。そして,車両用防虫ネット9における上記マグネ
ット92を,鋼板製の屋根41に磁力により固定する。
【0005】また,図9Aに示すごとく,他の車両用防
虫ネット90としては,その後端部901を除いて,上
記と同様のマグネット92を設けたものがある。この車
両用防虫ネット90は,前記と同様の車両4の屋根(図
9B)において,そのルーフ開口部40の部分にのみ敷
設する。そして,ルーフ開口部40の周囲の屋根に上記
マグネット92を磁力固定することにより,車両用防虫
ネット90を固定する。また,車両用防虫ネット90の
後端部901は,サンシェードとヘッドライニング(図
9C)との間に押し込んでおく。
虫ネット90としては,その後端部901を除いて,上
記と同様のマグネット92を設けたものがある。この車
両用防虫ネット90は,前記と同様の車両4の屋根(図
9B)において,そのルーフ開口部40の部分にのみ敷
設する。そして,ルーフ開口部40の周囲の屋根に上記
マグネット92を磁力固定することにより,車両用防虫
ネット90を固定する。また,車両用防虫ネット90の
後端部901は,サンシェードとヘッドライニング(図
9C)との間に押し込んでおく。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の車
両用防虫ネットには,次の問題がある。即ち,上記サン
ルーフ42がアウタスライド方式の場合には,開放位置
にあるサンルーフガラス420と車両屋根との間に大き
い隙間が生じている。そのため,車両用防虫ネット9は
ルーフ開口部40と開放位置にあるサンルーフガラス4
20全体を被覆し得る大きい形状のものが必要となる。
両用防虫ネットには,次の問題がある。即ち,上記サン
ルーフ42がアウタスライド方式の場合には,開放位置
にあるサンルーフガラス420と車両屋根との間に大き
い隙間が生じている。そのため,車両用防虫ネット9は
ルーフ開口部40と開放位置にあるサンルーフガラス4
20全体を被覆し得る大きい形状のものが必要となる。
【0007】また,形状が大きくなるため,これを使用
しない場合における,車両用防虫ネット9の折り畳み体
積も大きくなり,更に収納性も悪い。また,後者の,図
9に示した車両用防虫ネット90は,小型ではあるが,
その後端部901をサンシェードとヘッドライニングと
の間に押し込んでいる。そのため,その状態が車室内か
らも見え,見栄えが悪い。また,上記いずれの車両用防
虫ネット9及び90共に,マグネット92を車両の屋根
41に磁力固定するものであるため,屋根41の塗膜を
傷つけるおそれがある。
しない場合における,車両用防虫ネット9の折り畳み体
積も大きくなり,更に収納性も悪い。また,後者の,図
9に示した車両用防虫ネット90は,小型ではあるが,
その後端部901をサンシェードとヘッドライニングと
の間に押し込んでいる。そのため,その状態が車室内か
らも見え,見栄えが悪い。また,上記いずれの車両用防
虫ネット9及び90共に,マグネット92を車両の屋根
41に磁力固定するものであるため,屋根41の塗膜を
傷つけるおそれがある。
【0008】また,実開昭58−25222号公報に
は,サンルーフ内に開閉可能に収納した車両用防虫ネッ
トが提案されている。しかし,この場合には,車両用防
虫ネットを,常時サンルーフに取り付けておくために,
車両用防虫ネットの配設構造が複雑となる。
は,サンルーフ内に開閉可能に収納した車両用防虫ネッ
トが提案されている。しかし,この場合には,車両用防
虫ネットを,常時サンルーフに取り付けておくために,
車両用防虫ネットの配設構造が複雑となる。
【0009】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,不使
用時における収納性を損なうことがなく,また車両への
着脱性に優れている車両用防虫ネットを提供しようとす
るものである。
用時における収納性を損なうことがなく,また車両への
着脱性に優れている車両用防虫ネットを提供しようとす
るものである。
【0010】
【課題の解決手段】本発明は,線材を四角形に折り曲げ
ると共にその両端部を上記四角形の一辺の中央部に配置
してなる弾性を有するフレームと,上記線材の両端部を
直線状に保持するとともに,それら両端部を軸線まわり
に相対的に回動自在に連結する連結部材と,上記フレー
ムに張設した可撓性のネットとよりなることを特徴とす
る車両用防虫ネットにある。
ると共にその両端部を上記四角形の一辺の中央部に配置
してなる弾性を有するフレームと,上記線材の両端部を
直線状に保持するとともに,それら両端部を軸線まわり
に相対的に回動自在に連結する連結部材と,上記フレー
ムに張設した可撓性のネットとよりなることを特徴とす
る車両用防虫ネットにある。
【0011】本発明において,上記フレームは弾性を有
する。このように弾性を有するフレームは,線材により
作製する。かかる線材としては,バネ鋼,硬鋼線,ピア
ノ線などの鋼線がある。また,上記連結部材としては,
パイプがあり,線材の一端部に固定する固定端部と,線
材の他端部を回動自在に嵌合する自由端部とを有する。
上記固定端部と線材の一端部との固定手段としては,か
しめ,接着,溶接などがある。
する。このように弾性を有するフレームは,線材により
作製する。かかる線材としては,バネ鋼,硬鋼線,ピア
ノ線などの鋼線がある。また,上記連結部材としては,
パイプがあり,線材の一端部に固定する固定端部と,線
材の他端部を回動自在に嵌合する自由端部とを有する。
上記固定端部と線材の一端部との固定手段としては,か
しめ,接着,溶接などがある。
【0012】また,上記フレームは,通常は1本の線材
を四角形に折り曲げて作製する(図1参照)が,複数本
の線材を用いて作製することもできる(図7参照)。後
者の場合においては,複数本の線材は途中で固定部材に
より固定されて,上記フレーム状に形成されており,そ
の一端部と他端部とが四角形の一辺の中央部に位置して
いる。そして,この一端部と他端部に上記連結パイプ
が,上記のように連結される。また,上記フレームにお
ける四角形とは,正四角形のみならず,長方形,台形状
等の四辺形よりなるものをいう。
を四角形に折り曲げて作製する(図1参照)が,複数本
の線材を用いて作製することもできる(図7参照)。後
者の場合においては,複数本の線材は途中で固定部材に
より固定されて,上記フレーム状に形成されており,そ
の一端部と他端部とが四角形の一辺の中央部に位置して
いる。そして,この一端部と他端部に上記連結パイプ
が,上記のように連結される。また,上記フレームにお
ける四角形とは,正四角形のみならず,長方形,台形状
等の四辺形よりなるものをいう。
【0013】上記フレームにはネットが張設されてい
る。該ネットは,後述のごとく不使用時において折り畳
みが可能(図2)なように,可撓性を有することが必要
である。このようなネットとしては,ナイロン,アクリ
ル,ポリエステル等の高分子繊維を用いたものがある。
る。該ネットは,後述のごとく不使用時において折り畳
みが可能(図2)なように,可撓性を有することが必要
である。このようなネットとしては,ナイロン,アクリ
ル,ポリエステル等の高分子繊維を用いたものがある。
【0014】本発明の車両用防虫ネットは,キャンピン
グカーのみならず,一般乗用車,トラック,バス,産業
車両,鉄道車両等の種々の車両における屋根,更には車
両の窓等にも用いることができる。
グカーのみならず,一般乗用車,トラック,バス,産業
車両,鉄道車両等の種々の車両における屋根,更には車
両の窓等にも用いることができる。
【0015】
【作用及び効果】本発明の車両用防虫ネットは,これを
車両に装着する場合,上記四角形の状態で車両のサンル
ーフ,窓等に取り付ける。一方,車両用防虫ネットを使
用しない不使用時においては,車両用防虫ネットを車両
より取り外し,後述の図2に示すごとく,連結部材を中
心としてフレームの左側と右側とを互いに反転させる。
車両に装着する場合,上記四角形の状態で車両のサンル
ーフ,窓等に取り付ける。一方,車両用防虫ネットを使
用しない不使用時においては,車両用防虫ネットを車両
より取り外し,後述の図2に示すごとく,連結部材を中
心としてフレームの左側と右側とを互いに反転させる。
【0016】これにより,弾性を有するフレームは,連
結部材を回動支点として2つ折りに折り畳まれる(図2
C)。そのため,車両用防虫ネットの面積は約半分とな
り,小形化されて,収納性が向上する。一方,再び使用
する場合には,上記と逆方向に反転させる。
結部材を回動支点として2つ折りに折り畳まれる(図2
C)。そのため,車両用防虫ネットの面積は約半分とな
り,小形化されて,収納性が向上する。一方,再び使用
する場合には,上記と逆方向に反転させる。
【0017】また,上記車両用防虫ネットは,フレーム
と連結部材とネットとよりなる簡単な構造であるため,
車両のサンルーフ或いは窓等に容易に装着でき,また取
り外しも容易である。また,本発明の車両用防虫ネット
は,前記従来例のごとき固定用のマグネットを用いな
い。そのため,車両の屋根に傷を付けることもない。
と連結部材とネットとよりなる簡単な構造であるため,
車両のサンルーフ或いは窓等に容易に装着でき,また取
り外しも容易である。また,本発明の車両用防虫ネット
は,前記従来例のごとき固定用のマグネットを用いな
い。そのため,車両の屋根に傷を付けることもない。
【0018】また,前記従来の車両用防虫ネットは,サ
ンルーフの全面,又はルーフ開口部を上方より覆うもの
であったため,外観性が悪いが,本発明においては車両
用防虫ネットをサンルーフのルーフ開口部に取付けるた
め外観性においても優れている。
ンルーフの全面,又はルーフ開口部を上方より覆うもの
であったため,外観性が悪いが,本発明においては車両
用防虫ネットをサンルーフのルーフ開口部に取付けるた
め外観性においても優れている。
【0019】また,上記車両用防虫ネットは,上記のご
とく収納性及び着脱性に優れている。また,該車両用防
虫ネットはサンルーフのルーフ開口部に取付けられるの
みであるため,サンルーフの全面に覆う従来例に比し
て,小型化できる。以上のごとく,本発明によれば,不
使用時における収納性を損なうことがなく,また車両へ
の着脱性に優れている車両用防虫ネットを提供すること
ができる。
とく収納性及び着脱性に優れている。また,該車両用防
虫ネットはサンルーフのルーフ開口部に取付けられるの
みであるため,サンルーフの全面に覆う従来例に比し
て,小型化できる。以上のごとく,本発明によれば,不
使用時における収納性を損なうことがなく,また車両へ
の着脱性に優れている車両用防虫ネットを提供すること
ができる。
【0020】
実施例1 本発明の実施例にかかる車両用防虫ネットにつき,図1
及び図2を用いて説明する。本例の車両用防虫ネット1
は,1本の線材20を四角形に折り曲げると共に,その
両端部を上記四角形の一辺の中央部に配置してなる,弾
性を有するフレーム2を有する。また,上記両端部の間
に配置されて,固定端部31を上記線材20の一端部2
1に固定し,自由端部32を上記線材20の他端部22
に回動自在に嵌合した,連結部材としての連結パイプ3
を有する。そして,上記フレーム2には,可撓性のネッ
ト11を張設してある。
及び図2を用いて説明する。本例の車両用防虫ネット1
は,1本の線材20を四角形に折り曲げると共に,その
両端部を上記四角形の一辺の中央部に配置してなる,弾
性を有するフレーム2を有する。また,上記両端部の間
に配置されて,固定端部31を上記線材20の一端部2
1に固定し,自由端部32を上記線材20の他端部22
に回動自在に嵌合した,連結部材としての連結パイプ3
を有する。そして,上記フレーム2には,可撓性のネッ
ト11を張設してある。
【0021】即ち,上記連結パイプ3においては,図1
Bに示すごとく,その固定端部31に,フレーム2の線
材20の一端部21を挿入すると共に,両者をかしめ3
9により固定している。そのため,両者間は着脱及び回
動が不可能な状態にある。一方,連結パイプ3の自由端
部32においては,図1Bに示すごとく,自由端部32
内に線材の他端部22が回動自在に嵌入されている。
Bに示すごとく,その固定端部31に,フレーム2の線
材20の一端部21を挿入すると共に,両者をかしめ3
9により固定している。そのため,両者間は着脱及び回
動が不可能な状態にある。一方,連結パイプ3の自由端
部32においては,図1Bに示すごとく,自由端部32
内に線材の他端部22が回動自在に嵌入されている。
【0022】なお,連結パイプ3内において,線材の一
端部21と他端部22との間には,フレーム2成形時に
おける線材20の寸法誤差を吸収するために,間隙35
が設けてある。本例においては,直径2.6mmの硬鋼
線製の線材20をフレームとして用い,またナイロン製
のネット11を用いた。
端部21と他端部22との間には,フレーム2成形時に
おける線材20の寸法誤差を吸収するために,間隙35
が設けてある。本例においては,直径2.6mmの硬鋼
線製の線材20をフレームとして用い,またナイロン製
のネット11を用いた。
【0023】次に本例の作用効果につき説明する。本例
の車両用防虫ネット1は,図1Aに示すごとく,四角形
の状態で車両のサンルーフ或いは窓等に取付ける(後述
の図3〜図6参照)。これにより,車室内への虫の侵入
を防止できる。
の車両用防虫ネット1は,図1Aに示すごとく,四角形
の状態で車両のサンルーフ或いは窓等に取付ける(後述
の図3〜図6参照)。これにより,車室内への虫の侵入
を防止できる。
【0024】車両用防虫ネット1を使用しない場合に
は,車両より取り外し,図2に示す順序でこれを折り畳
む。即ち,まず四隅A,B,C,Dを有する車両用防虫
ネット1(図2A)において,連結パイプ3を有しない
対辺A−BとC−Dをそれぞれ両手で握り,次に辺A−
Bと辺C−Dとを互いに逆方向に回転させる(図2
B)。
は,車両より取り外し,図2に示す順序でこれを折り畳
む。即ち,まず四隅A,B,C,Dを有する車両用防虫
ネット1(図2A)において,連結パイプ3を有しない
対辺A−BとC−Dをそれぞれ両手で握り,次に辺A−
Bと辺C−Dとを互いに逆方向に回転させる(図2
B)。
【0025】このとき,両辺は,連結パイプ3を中心に
回転し,かつ連結パイプ3に嵌合した線材の他端部22
が回動する。これにより,フレーム2が,捩じれ,図2
Bに示すごとく,辺A−Cと辺B−Dとが交叉した状態
となる。次に,両辺の交叉点Oを中心に,互いに略相似
の扇形ABOとDCOとを重ねるようにして折り畳む。
折り畳んだ車両用防虫ネット1は,その状態で安定する
から収納袋に入れて保管する。車両用防虫ネット1を使
用する際には,上記と逆の操作を行ない,四角形に復元
させる。
回転し,かつ連結パイプ3に嵌合した線材の他端部22
が回動する。これにより,フレーム2が,捩じれ,図2
Bに示すごとく,辺A−Cと辺B−Dとが交叉した状態
となる。次に,両辺の交叉点Oを中心に,互いに略相似
の扇形ABOとDCOとを重ねるようにして折り畳む。
折り畳んだ車両用防虫ネット1は,その状態で安定する
から収納袋に入れて保管する。車両用防虫ネット1を使
用する際には,上記と逆の操作を行ない,四角形に復元
させる。
【0026】上記のごとく,本例の車両用防虫ネット
は,容易に2つに折り畳むことができ,収納性に優れて
いる。また,車両用防虫ネット1は,フレーム2と連結
パイプ3とネット11とよりなる簡単な構造であるた
め,車両のサンルーフ或いは窓等に容易に装着でき,取
り外しも簡単である。
は,容易に2つに折り畳むことができ,収納性に優れて
いる。また,車両用防虫ネット1は,フレーム2と連結
パイプ3とネット11とよりなる簡単な構造であるた
め,車両のサンルーフ或いは窓等に容易に装着でき,取
り外しも簡単である。
【0027】次に,上記の車両用防虫ネット1を,サン
ルーフへ装着した例につき,図3〜図6を用いて説明す
る。上記サンルーフ42は,図3に示すごとく,車両4
としてのキャンピングカーの屋根41に設けたものであ
る。
ルーフへ装着した例につき,図3〜図6を用いて説明す
る。上記サンルーフ42は,図3に示すごとく,車両4
としてのキャンピングカーの屋根41に設けたものであ
る。
【0028】上記サンルーフ42は,図3〜図5に示す
ごとく,ルーフ開口部40とサンルーフガラス420と
を有する。ルーフ開口部40には,図4,図5に示すご
とく,サンシェードレール450を設けたガーニッシュ
45を有する。サンシェードレール450には,サンシ
ェード43が車両の前後方向に摺動自在に装着されてい
る。
ごとく,ルーフ開口部40とサンルーフガラス420と
を有する。ルーフ開口部40には,図4,図5に示すご
とく,サンシェードレール450を設けたガーニッシュ
45を有する。サンシェードレール450には,サンシ
ェード43が車両の前後方向に摺動自在に装着されてい
る。
【0029】上記車両用防虫ネット1は,図4〜図6に
示すごとく,そのフレームの左右側及び前端部16を上
記サンシェードレール450に挿入係止し,一方その後
端部17は,ヘッドライニング44とサンシェード43
との間に挿入してある(図4)。上記の装着は,車両用
防虫ネット1を構成するフレーム2が弾性を有するた
め,きわめて容易である。なお,図3において,符号4
8はチルトアップ式ルーフ,49はフロントガラス,図
6における符号47は運転席上方の空調エアーの吹出グ
リルである。
示すごとく,そのフレームの左右側及び前端部16を上
記サンシェードレール450に挿入係止し,一方その後
端部17は,ヘッドライニング44とサンシェード43
との間に挿入してある(図4)。上記の装着は,車両用
防虫ネット1を構成するフレーム2が弾性を有するた
め,きわめて容易である。なお,図3において,符号4
8はチルトアップ式ルーフ,49はフロントガラス,図
6における符号47は運転席上方の空調エアーの吹出グ
リルである。
【0030】次に,本例の作用効果につき示す。まず,
上記車両用防虫ネット1は,弾性を有するフレーム2を
若干わん曲させることによって,上記のごとくサンルー
フ42のサンシェードレール450に装着する。また,
車両用防虫ネット1を使用しない場合には,上記と逆の
操作により,サンルーフ42より取り外す。
上記車両用防虫ネット1は,弾性を有するフレーム2を
若干わん曲させることによって,上記のごとくサンルー
フ42のサンシェードレール450に装着する。また,
車両用防虫ネット1を使用しない場合には,上記と逆の
操作により,サンルーフ42より取り外す。
【0031】取り外した車両用防虫ネット1は,実施例
1の図2に示したごとく,2ツ折りにして収納する。上
記のごとく,本例のサンルーフ42においては,車両用
防虫ネットの着脱が容易であると共に,車両用防虫ネッ
ト1の収納性に優れている。
1の図2に示したごとく,2ツ折りにして収納する。上
記のごとく,本例のサンルーフ42においては,車両用
防虫ネットの着脱が容易であると共に,車両用防虫ネッ
ト1の収納性に優れている。
【0032】また,車両用防虫ネット1は,サンルーフ
42のルーフ開口部40の内部に装着するので,従来例
(図8,図9)に示した被覆式の車両用防虫ネットに比
べて,外観性に優れている。また,本例の車両用防虫ネ
ットはルーフ開口部40にのみ設けてあるので,前記従
来例に示したサンルーフ全被覆式(図8)の場合に比べ
て,小型化できる。
42のルーフ開口部40の内部に装着するので,従来例
(図8,図9)に示した被覆式の車両用防虫ネットに比
べて,外観性に優れている。また,本例の車両用防虫ネ
ットはルーフ開口部40にのみ設けてあるので,前記従
来例に示したサンルーフ全被覆式(図8)の場合に比べ
て,小型化できる。
【0033】実施例2 本例は,図7に示すごとく,2本の線材201,202
によりフレーム2を構成した車両用防虫ネット1を示し
ている。即ち,上記フレーム2は,左右各1本のコ字状
の線材201と202を用いたものである。そして,フ
レーム2の上方は連結パイプ3により,一方下方は固定
パイプ37により,それぞれ連結されている。
によりフレーム2を構成した車両用防虫ネット1を示し
ている。即ち,上記フレーム2は,左右各1本のコ字状
の線材201と202を用いたものである。そして,フ
レーム2の上方は連結パイプ3により,一方下方は固定
パイプ37により,それぞれ連結されている。
【0034】上記上方の連結パイプ3は,実施例1に示
したものと同様に,線材201の上端部21をかしめ固
定した固定端部31と,線材202の上端部22を回動
自在に嵌合した自由端部32とを有する。
したものと同様に,線材201の上端部21をかしめ固
定した固定端部31と,線材202の上端部22を回動
自在に嵌合した自由端部32とを有する。
【0035】一方,下方の固定パイプ37は,線材20
1及び202の下端部をそれぞれ嵌合すると共に,接着
剤によりこれらと固定されている。そのため,これら三
者は一体化されて,回動しない。その他は実施例1と同
様である。本例においても,実施例1と同様の作用効果
を得ることができる。また,本例においては,2本の線
材201,202を用いてフレームを構成しているの
で,実施例1の長い線材20を用いた場合に比べて,フ
レーム2の製作が容易である。
1及び202の下端部をそれぞれ嵌合すると共に,接着
剤によりこれらと固定されている。そのため,これら三
者は一体化されて,回動しない。その他は実施例1と同
様である。本例においても,実施例1と同様の作用効果
を得ることができる。また,本例においては,2本の線
材201,202を用いてフレームを構成しているの
で,実施例1の長い線材20を用いた場合に比べて,フ
レーム2の製作が容易である。
【図1】実施例1における,車両用防虫ネットの一部切
欠平面図(A)及び連結パイプ付近の断面図。
欠平面図(A)及び連結パイプ付近の断面図。
【図2】実施例1における,車両用防虫ネットの収納時
の説明図。
の説明図。
【図3】実施例1における,車両用防虫ネットを装着す
る,サンルーフを有する車両の斜視図。
る,サンルーフを有する車両の斜視図。
【図4】図6のM−M線矢視断面図。
【図5】図6のN−N線矢視断面図。
【図6】実施例1のサンルーフにおける,車両の室内側
から見た下面図。
から見た下面図。
【図7】実施例2の車両用防虫ネットの平面図。
【図8】従来例における車両用防虫ネットの装着説明
図。
図。
【図9】他の従来例における車両用防虫ネットの装着説
明図。
明図。
1...車両用防虫ネット, 11...ネット, 2...フレーム, 20,201,202...線材, 21...一端部, 22...他端部, 3...連結パイプ, 31...固定端部, 32...自由端部, 4...車両, 40...ルーフ開口部, 42...サンルーフ, 43...サンシェード,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 1/20 B60J 7/00
Claims (3)
- 【請求項1】 線材を四角形に折り曲げると共にその両
端部を上記四角形の一辺の中央部に配置してなる弾性を
有するフレームと,上記線材の両端部を直線状に保持す
るとともに,それら両端部を軸線まわりに相対的に回動
自在に連結する連結部材と,上記フレームに張設した可
撓性のネットとよりなることを特徴とする車両用防虫ネ
ット。 - 【請求項2】 請求項1において,上記線材は,鋼線で
あることを特徴とする車両用防虫ネット。 - 【請求項3】 請求項1又は2において,上記連結部材
はパイプであり,その固定端部が上記線材の一端部に固
定されるとともに,その自由端部が上記線材の他端部に
回動自在に嵌合されていることを特徴とする車両用防虫
ネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13104994A JP2970404B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 車両用防虫ネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13104994A JP2970404B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 車両用防虫ネット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07309129A JPH07309129A (ja) | 1995-11-28 |
JP2970404B2 true JP2970404B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=15048823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13104994A Expired - Lifetime JP2970404B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 車両用防虫ネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2970404B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11222037A (ja) | 1998-02-03 | 1999-08-17 | Toyota Motor Corp | サンルーフ付き車両 |
JP2008137560A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Takehisa Kimura | 車両用網戸 |
DE102009042954A1 (de) | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Webasto Ag | Steuerstange für ein verstellbares Schließelement eines Fahrzeugdachs |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP13104994A patent/JP2970404B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07309129A (ja) | 1995-11-28 |
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