JP2970025B2 - カセット装着装置 - Google Patents

カセット装着装置

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JP2970025B2
JP2970025B2 JP3077249A JP7724991A JP2970025B2 JP 2970025 B2 JP2970025 B2 JP 2970025B2 JP 3077249 A JP3077249 A JP 3077249A JP 7724991 A JP7724991 A JP 7724991A JP 2970025 B2 JP2970025 B2 JP 2970025B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフロントローデ
ィング方式の放送局用VTRに適用するのに最適なカセ
ット装着装置であって、特に、カセット装着位置へ装着
されたカセットの上面をカセット挿入口へ映し出す回転
式反射鏡の駆動方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、フロントローディング方式の
VTRのカセット装着装置には、カセットをカセット挿
入口からカセットホルダに挿入した後、そのカセットを
カセットホルダによってカセット挿入位置から水平に引
き込んだ後、カセット装着位置まで垂直に下降して装着
するように構成し、この際、カセットホルダの上方位置
に配置され支点を中心に回転自在に支持された反射鏡の
可動端をカセットホルダ上に当接しておき、カセットホ
ルダをカセット装着位置へ垂直に下降することによって
反射鏡を下方に回転して45°等に傾斜させるようにし
て、カセット装着位置へ装着されたカセットの上面を反
射鏡によってカセット挿入口へ映し出し、記録、再生中
におけるカセットのテープ残量等をカセット挿入口から
監視できるように構成したものがある。
【0003】そして、近年における放送局用VTRのカ
セット装着装置では、複数サイズ(大、中、小)のカセ
ットに対応できるように、カセットホルダの動作ストロ
ーク(カセットをカセット挿入位置からカセット装着位
置へ引き込むための水平ストロークを言う)のロングス
トローク化が要求されている。これにより、反射鏡をカ
セット挿入口からカセット挿入方向の前側に十分に引き
込まれた奥深い位置に配置する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のカセット
装着装置では、回転自在の反射鏡をカセットホルダで直
接支持する方式であるから、反射鏡をカセット挿入位置
に復動されたカセットホルダよりカセット挿入方向の前
側に大きく変位させることが困難である。従って、カセ
ットホルダのロングストローク化を図ったとしても、反
射鏡はカセット挿入口に近い位置に配置しなければなら
ない関係で、カセット装着位置に装着された複数サイズ
のカセットの上面の反射鏡による視野が非常に狭くなっ
てしまうと言う問題があった。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、カセット装着時に反射鏡によって
カセット挿入口へ映し出すカセット上面の視野を非常に
広くとることができ、しかも、カセットホルダのロング
ストローク化に伴い、反射鏡を理想的な位置に配置する
ことができるカセット装着装置を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のカセット装着装置の請求項1は、図6およ
び図7で説明する第3の要旨のように、カセットがカセ
ットホルダによってカセット挿入位置から水平に引き込
まれた後、垂直に下降されてカセット装着位置へ装着さ
れた時に、反射鏡支持アームを第2支点を中心に下方に
回転させることにより、その反射鏡支持アーム上に可動
端が載置されている反射鏡を第1支点を中心に下方へ回
転させて、上記装着されたカセットの上面をその反射鏡
によってカセット挿入口へ映し出すように構成したカセ
ット装着装置において、反射鏡支持アームの第2支点を
支点ガイドに沿って上下に移動自在に構成し、カセット
ホルダがカセット挿入位置から水平に引き込まれた後、
垂直に下降されてカセット装着位置へ移動された時に、
そのカセットホルダに設けた支持部で上記第2支点を支
点ガイドに沿って下降させるように構成したものであ
る。 また、請求項2は、カセットがカセットホルダによ
ってカセット挿入位置から水平に引き込まれた後、垂直
に下降されてカセット装着位置へ装着された時に、反射
鏡支持アームを第2支点を中心に下方に回転させること
により、その反射鏡支持アーム上に可動端が載置されて
いる反射鏡を第1支点を中心に下方へ回転させて、上記
装着されたカセットの上面をその反射鏡によってカセッ
ト挿入口へ映し出すように構成したカセット装着装置に
おいて、反射鏡の第1支点をその反射鏡よりカセット排
出方向側に配置する一方、反射鏡支持アームの第2支点
をその反射鏡支持アームよりカセット引き込み方向側に
配置して、これら反射鏡と反射鏡支持アームを互いに逆
向きに配置し、反射鏡支持アームの第2支点を支点ガイ
ドに沿って上下に移動自在に構成し、カセットホルダが
カセット挿入位置から水平に引き込まれた後、垂直に下
降されてカセット装着位置へ移動された時に、そのカセ
ットホルダに設けた支持部で上記第2支点を支点ガイド
に沿って下降させるように構成したものである。
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明のカセット装着
装置の請求項1は、カセットホルダをカセット挿入位置
から水平に引き込んだ後、カセット装着位置まで垂直に
下降して、反射鏡支持アームを介して反射鏡を下方に回
転させた時に、そのカセットホルダの支持部によって反
射鏡支持アームの第2支点を支点ガイドに沿って下降さ
せて、その反射鏡支持アーム全体を下方へ移動させるこ
とにより、反射鏡の下方への傾斜角度を大きくとること
ができる。 また、本発明の請求項2は、反射鏡支持アー
ムの第2支点を反射鏡の第1支点とは反対側であるカセ
ット引き込み側に配置して、これら反射鏡と反射鏡支持
アームを互いに逆向きに配置し、カセットホルダをカセ
ット挿入位置から水平に引き込んだ後、カセット装着位
置まで垂直に下降させた時に、反射鏡支持アームのカセ
ット排出側の可動端を下方へ回転させることにより、反
射鏡のカセット引き込み方向側の可動端を下方へ回転さ
せるようにしたので、その反射鏡支持アームの長さを必
要以上に長くしなくても、反射鏡を大、中、小等の複数
のサイズのカセットに対して最適な位置であるカセット
挿入口からカセット引き込み方向の十分に奥まった位置
に配置することができる。その上に、カセットホルダが
カセット装着位置まで垂直に下降された時に、そのカセ
ットホルダの支持部によって反射鏡支持アームの第2支
点を支点ガイドに沿って下降させて、その反射鏡支持ア
ーム全体を下方へ移動させることにより、反射鏡の下方
への傾斜角度を大きくとることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明をフロントローディング方式の
放送局用VTRのカセット装着装置に適用した一実施例
を図を参照して説明する。
【0009】まず、このカセット装着装置の5つの要旨
を説明する。
【第1の要旨】まず、図1および図2に示すように、こ
のカセット装着装置は、複数サイズ(大、中、小)のカ
セットのうち、例えば大カセット1と小カセット2とを
選択的に装着できるように構成されている。そして、カ
セット挿入口3が設けられた前面パネル4の内部には、
水平なシャーシ5上に左右一対のガイド板6が垂直に設
置され、これらの間にカセットホルダが水平に配置され
ている。
【0010】次に、カセットホルダ7は図1に示す大小
カセット1、2が矢印a方向から選択的に水平に挿入さ
れるカセット挿入位置と、図2に示す大小カセット1、
2を記録、再生するためのカセット装着位置との間で大
小カセット1、2を選択的に移動する。
【0011】次に、左右一対のガイド板6にそれぞれ設
けられたガイド溝である3つのL形ガイド8a、8b、
8cは水平な第1ガイド部81と垂直な第2ガイド部8
2とを直角に連続したものであり、カセットホルダ7の
左右一対の側板71の両側にそれぞれ回転自在に取り付
けられた3つのガイドローラ9a、9b、9cを案内し
て、カセットホルダ7をカセット挿入位置から矢印b方
向に水平に引き込んだ後、カセット装着位置まで矢印c
方向に垂直に下降するように案内する。
【0012】次に、カセットホルダ7の左右一対の側板
71の両側に配置された左右一対の垂直なスライダ10
は、それぞれ一対のガイドローラ11a、11bによっ
て左右一対の最上位のL形ガイド8aの第1ガイド部8
1によって案内されて、カセット挿入位置とカセット装
着位置の上方位置との間で矢印b、b′方向に水平に移
動される。
【0013】次に、駆動手段である左右一対のタイミン
グベルト12はそれぞれ一対のタイミングプーリ13
a、13bを介して左右一対のガイド板6の内側に回転
自在に水平状に巻き掛けられていて、そのタイミングベ
ルト12の下側経路120の一部が左右一対のスライダ
10の上端部のベルト固定部100に固定され、カセッ
ト挿入口3側の左右一対のタイミングプーリ13aが駆
動軸14によって同時に回転駆動される。
【0014】次に、左右一対のスライダ10に設けられ
たガイド溝である左右一対の傾斜ガイド15はL形ガイ
ド8aの第1ガイド部81および第2ガイド部82に対
して共に45°に傾斜されていて、カセットホルダ7の
左右一対の側板71の両側に回転自在に取り付けられた
左右一対のガイドローラ16を案内する。
【0015】次に、左右一対の傾斜ガイド15の下端1
50はL形ガイド8aの第2ガイド部82に対して直角
となるように水平に形成され、上端151は第1ガイド
部81に対して直角となるように垂直に形成されてい
る。
【0016】そして、カセット装着時には、まず図1に
示すように、カセット挿入位置に復動されているカセッ
トホルダ7内に、大小カセット1、2がカセット挿入口
3から矢印a方向に水平にかつ選択的に挿入される。そ
してこの後、駆動軸14によって左右一対のタイミング
プーリ13aが正回転駆動されて、左右一対のタイミン
グベルト12が矢印b方向に同時に回転駆動されると、
左右一対のスライダ10のガイドローラ11a、11b
がL形ガイド8aの第1ガイド部81によって案内され
て、これらのスライダ10が矢印b方向に水平にかつ同
時に移動される。すると、左右一対の傾斜ガイド15の
垂直な上端151によってカセットホルダ7の左右一対
のガイドローラ16が矢印b方向に押されて、カセット
ホルダ7がガイドローラ9a、9b、9cをL形ガイド
8a、8b、8cの第1ガイド部81によって案内され
ながら、図1に示すカセット挿入位置から矢印b方向に
水平に引き込まれる。そして、ガイドローラ9a、9
b、9cがL形ガイド8a、8b、8cの第2ガイド部
82に入り込むと、カセットホルダ7の荷重によって左
右一対のガイドローラ16が左右一対の傾斜ガイド15
の上端150から傾斜部152へ落ち込み、以後は、カ
セットホルダ7の荷重と傾斜ガイド15による案内作用
によってガイドローラ16が傾斜部152に沿って下降
される。そして、ガイドローラ9a、9b、9cがL形
ガイド8a、8b、8cの第2ガイド部82によって案
内されながら、カセットホルダ7が図2に示すカセット
装着位置まで矢印c方向に垂直に下降される。そして、
図2に示すように、大小カセット1、2がシャーシ5上
に設置されている複数の位置決めピン兼用高さ基準ピン
17aおよび高さ基準ピン17b上に上方から水平にか
つ選択的に装着されると共に、左右一対のガイドローラ
16が左右一対の傾斜ガイド15の水平な下端150内
に入り込んでカセットホルダ7がカセット装着位置に機
械的かつ自動的にロックされる。
【0017】なお、カセット排出時は、左右一対のタイ
ミングベルト12が矢印b′方向に逆回転駆動され、上
述の逆動作で、カセットホルダ7が図2に示すカセット
装着位置から矢印c′方向に垂直に上昇された後、図1
に示すカセット挿入位置まで矢印b′方向に水平に復動
されて、大小カセット1、2がカセット挿入口3外に矢
印a′方向に排出される。
【0018】上記のように構成された第1の要旨によれ
ば、スライダ10の移動ストロークS1を長くするだけ
で、カセットホルダ7の動作ストロークS1のロングス
トローク化を容易に達成でき、しかも、スライダ10の
水平移動スペースをホルダの水平移動スペース内にほぼ
収容させることができるので、スライダ10の移動スト
ロークS1を長くしても、スライダ10の移動スペース
がカセットホルダ10の移動スペースから大きく食み出
すことが全くない。
【0019】また、スライダ10の傾斜ガイド15の下
端150で、カセットホルダ7をカセット装着位置に機
械的に簡単かつ正確に位置決めしてロックすることがで
きる。
【0020】
【第2の要旨】まず、図3〜図5に示すように、大小カ
セット共通圧着手段である水平な圧着軸20がカセット
ホルダ7の上部に水平に配置されている。そして、この
圧着軸20の左右両端部が左右一対の支持レバー21を
介してカセットホルダ7の左右一対の側板71に上下方
向である矢印e、e′方向に回転自在に取り付けられ、
引張コイルバネである左右一対の圧着バネ22によって
下方である矢印e方向に回転付勢されている。
【0021】次に、大カセット専用圧着手段であるカセ
ット挿入方向に細長い板バネによって形成された左右一
対の圧着アーム23がカセット装着位置の上方に配置さ
れていて、これらの圧着アーム23はカセット挿入方向
の前側(矢印a方向側)の端部に設けられた水平な支点
軸24を介して左右一対のガイド板6に上下方向である
矢印f、f′方向に回転自在に取り付けられている。
【0022】そして、図3に示すように、カセットホル
ダ7がカセット挿入位置に復動された状態では、カセッ
トホルダ7の左右一対の側板71のカセット挿入方向で
ある矢印a方向側の上端部に形成された左右一対の水平
な支持部25によって左右一対の圧着アーム23のカセ
ット排出方向である矢印a′方向側の可動端230が上
方である矢印f′方向に押し上げられている。従って、
大小カセット1、2をカセット挿入口3からカセットホ
ルダ7内に矢印a方向から選択的に挿入する際、圧着軸
20のみが圧着バネ22に抗して大小カセット1、2の
上面上に押し上げられて、そのカセットホルダ7の底板
72上に押圧されて保持される。
【0023】そして、図4に示すように、小カセット2
がカセットホルダ7によってカセット装着位置へ移動さ
れた時には、小カセット2が圧着軸20のみによって複
数の高さ基準ピン17a、17b上に上方から矢印g方
向に圧着される。この際、小カセット2のカセット挿入
方向のほぼ中央部を圧着軸20がバランス良く矢印g方
向に圧着する。
【0024】次に、図5に示すように、大カセット1が
カセットホルダ7によってカセット装着位置へ移動され
た時には、その大カセット1の左右両端部が左右一対の
圧着アーム23の可動端230の下方へ入り込むと共
に、カセットホルダ7の左右一対の側板71の上端部の
内側に水平に突出されている左右一対の圧着ピン26が
左右一対の圧着アーム23の長さ方向のほぼ中央部を上
方から矢印h方向に押圧して、これら左右一対の圧着ア
ーム23を矢印f方向に回転駆動する。この結果、大カ
セット1のカセット排出方向である矢印a′方向側に偏
った位置の左右両端部が左右一対の圧着アーム23の可
動端230によって上方から矢印i方向に押圧されると
共に、その大カセット1のカセット挿入方向である矢印
a方向側に偏った位置が圧着軸20によって上方から矢
印g方向に押圧されて、大カセット1が複数の高さ基準
ピン17a、17b上にバランス良く圧着される。
【0025】上記のように構成された第2の要旨によれ
ば、大小カセット1、2を複数の高さ基準ピン17a、
17b上にそれぞれバランス良く圧着することができ
る。そして、大カセット1のカセット圧着力を圧着軸2
0と左右一対の圧着アーム23とによって分担するの
で、圧着軸20のカセット圧着力は小カセット2のみに
対応できるように小さくすることができる。従って、大
小カセット1、2をカセット挿入口3からカセットホル
ダ7内に矢印a方向から選択的に挿入する際のカセット
挿入力を小さくすることができると共に、その際の大小
カセット1、2と圧着軸20との摩擦による大小カセッ
ト1、2の削れを極力防止できる。
【0026】
【第3の要旨】まず、図6に示すように、カセット挿入
位置に復動されたカセットホルダ7よりカセット挿入方
向である矢印a方向側に大きく変位された位置に反射鏡
29が配置されている。そして、この反射鏡29はカセ
ット排出方向である矢印a′方向側の端部に配置された
第1支点である水平な左右一対の支点軸30を介して左
右一対のガイド板6間に水平に架設された上カバー31
の下部に上下方向である矢印j、j′方向に回転自在に
取り付けられている。なお、反射鏡29はステンレス板
等の金属板を研磨したものである。
【0027】前記左右一対の圧着アーム23が反射鏡支
持アームに兼用されていて、これらの圧着アーム23の
上部に反射鏡29のカセット挿入方向である矢印a方向
側の左右両端部である可動端290が載置されている。
【0028】次に、圧着アーム23のカセット挿入方向
である矢印a方向側の端部に配置された第2支点である
水平な支点軸24の左右両端部が左右一対のガイド板6
に形成された支点ガイドである上下方向の長孔2に沿っ
て上下方向である矢印k、k′方向に移動自在に構成さ
れている。
【0029】そして、図6に示すように、カセットホル
ダ7がカセット挿入位置に復動された状態では、カセッ
トホルダ7の左右一対の支持部25が左右一対の圧着ア
ーム23の可動端230を下方から矢印k′方向に押し
上げ、その可動端230を上カバー31の左右両端部の
下部に形成された当接部33に下方から矢印k′方向に
押しつける。この結果、左右一対の圧着アーム23が矢
印k′方向に水平に押し上げられ、その左右一対の圧着
アーム23によって反射鏡29が矢印k′方向に水平に
押し上げられている。
【0030】そして、図7に示すように、カセットホル
ダ7によって大小カセット1、2がカセット装着位置に
矢印c方向から選択的に装着されると、前述したカセッ
トホルダ7の左右一対の圧着ピン26によって左右一対
の圧着アーム23が下方に押圧されるので、これらの圧
着アーム23の支点軸24が長孔32に沿って矢印k方
向に下降されると共に、その支点軸24を中心に矢印f
方向に回転される。この結果、反射鏡29の可動端29
0が自重により支点軸30を中心に矢印j方向に回転し
て、反射鏡29が水平基準線P1に対して45°以上
角度θ1に傾斜され、カセット装着位置に選択的に装着
されている大小カセット1、2の上面が反射鏡29によ
ってカセット挿入口3に映し出される。そして、操作者
が大小カセット1、2のテープ残量等をカセット挿入口
3から容易に監視できる。
【0031】上記のように構成された第3の要旨によれ
ば、カセットホルダ7をカセット挿入位置からカセット
装着位置へ矢印a、b方向に移動する際に、反射鏡支持
アームを兼用する左右一対の圧着アーム23を介して反
射鏡29を下方である矢印j方向に回転させる方式であ
るから、カセットホルダ7のカセット挿入位置への復動
位置関係等に何等左右されることなく、カセットホルダ
7のロングストローク化に伴い、反射鏡29をカセット
ホルダ7のロングストローク中の理想的な位置に位置す
ることができる。従って、カセット挿入口3から監視で
きる大小カセット1、2の上面の視野F1を非常に広く
できて良好な視野F1を確保できる。
【0032】また、左右一対の圧着アーム23の支点軸
24を矢印k方向に下降させながらこれらの圧着アーム
23を矢印f方向に回転させるので、互いに反対方向
(矢印j、f方向)に回転される反射鏡29と左右一対
の圧着アーム23との最大開き角度θ2を鈍角に保持す
ることができる。この結果、前述したように、カセット
ホルダ7を図7に示すカセット装着位置から矢印c′方
向に垂直に上昇して、左右一対の支持部25によって左
右一対の圧着アーム23を矢印f′方向に回転させなが
ら矢印k′方向に押し上げ、これらの左右一対の圧着ア
ーム23によって反射鏡29の可動端290を矢印j′
方向に押し上げて、この反射鏡29を上方に水平に折り
畳む動作をスムーズに行うことができる。
【0033】
【第4の要旨】まず、図8および図9に示すように、細
長いプリント基板35が反射鏡29よりカセット排出方
向である矢印a′方向側に近接された位置にカセット挿
入方向に対して直角でかつ垂直な状態で上カバー31の
下部に取り付けられ、このプリント基板35のカセット
挿入方向である矢印a方向側の面に発光半導体である複
数のLED(発光ダイオード)36が比較的小さな間隔
でカセット挿入方向である矢印a方向側に向けて取り付
けられている。
【0034】そして、前述したように、カセットホルダ
7によって大小カセット1、2がカセット装着位置に選
択的に装着されて、反射鏡29が角度θ1に傾斜された
状態で、複数のLED36から発光されてカセット挿入
方向側である矢印a方向に向けて水平に照射された光が
反射鏡29の上端側で下向きに反射されて、カセット装
着位置の大小カセット1、2を上方から照射する。
【0035】上記のように構成された第4の要旨によれ
ば、複数のLED36の光を反射鏡29で反射して、カ
セット装着位置に選択的に装着された大小カセット1、
2を上方から照射するので、複数のLED36と大小カ
セット1、2の上面との間に十分な光路長さを確保する
ことができる。従って、指向性の鋭い複数のLED36
の光を反射鏡29で十分に拡散して(特に、ステンレス
板等の金属板を研磨した反射鏡29はガラス鏡に比べて
光の拡散効率が非常に高い。)、これらの光を重複させ
るようにして、大小カセット1、2の上面を非常に広い
照明範囲F2で均一にかつ明るく照明することができ
る。
【0036】
【第5の要旨】まず、図10および図11に示すよう
に、カセットホルダ7の底板72上に選択的に挿入され
る大小カセット1、2をそれぞれ位置決めするためのカ
セット挿入ガイド39が上記底板72上にカセット挿入
方向と平行に取り付けられている。
【0037】次に、このカセット挿入ガイド39は合成
樹脂によって成形されたものであり、このカセット挿入
ガイド39に弾性アーム40を介してカセットサイズ検
出レバー41が一体成形されている。このカセットサイ
ズ検出レバー41の下端である先端はカセットホルダ7
の底板72に形成された開口42を挿通して下方に突出
され、その底板72の下部にプリント基板43を介して
取り付けられているフォトカプラ等のカセットサイズ検
出スイッチ44を作動する。
【0038】そして、図10に示すように、カセットホ
ルダ7内に小カセット2が矢印a方向から選択的に挿入
された時には、その小カセット2はカセットサイズ検出
レバー41を何等動作せず、カセットサイズ検出スイッ
チ44は例えばOFF状態を保持する。
【0039】次に、図11に示すように、カセットホル
ダ7内に大カセット1が矢印a方向から選択的に挿入さ
れた時には、その大カセット1の底面に形成されている
挿入ガイド溝45がカセット挿入ガイド39の外周に矢
印a方向から挿入され、その挿入ガイド溝45の下向き
の底面450がカセットサイズ検出レバー41の上端に
一体成形されている三角形状の凸部410を下方である
矢印m方向に押す。すると、弾性アーム40が弾性に抗
して撓んで、カセットサイズ検出レバー41が矢印m方
向に下降され、カセットサイズ検出スイッチ44がON
状態に切り換えられて、挿入されたカセットのサイズが
大カセット1であることが検出される。
【0040】上記のように構成された第5の要旨によれ
ば、カセット挿入ガイド39によってカセットサイズ検
出レバー41を兼用しているので、カセット装着装置の
部品点数および組立工数を削減できる。そして、カセッ
ト挿入ガイド39をカセットホルダ7の底板72上に正
確に取り付けるだけで、カセットサイズ検出レバー44
を一緒にかつ正確に取り付けることができるので、大カ
セット1の検出動作を常に正確に行える。
【0041】以下、このカセット装着装置の各部の詳細
を説明する。まず、図12および図13は、左右一対の
ガイド板6、カセットホルダ7および左右一対のスライ
ダ10等を示したものであり、カセットホルダ7は、図
27および図28に示すように、水平な底板72の左右
両端部から左右一対の側板71を上方および下方へ垂直
に折り曲げた形状に構成されている。そして、圧着軸2
0が左右一対の側板71のカセット挿入方向におけるほ
ぼ中央位置の上端部間にカセット挿入方向に対して直角
でかつ水平に架設されている。なお、圧着軸20の左右
長さ方向の中間部の2個所と両端部の2個所の外周には
合計4つの筒状の圧着ゴム220が挿入されている。ま
た、左右一対のタイミングベルト12の駆動軸14が左
右一対のガイド板6のカセット挿入方向の後側の端部の
上部間で、圧着軸20より高い位置にその圧着軸20と
平行に架設されて回転自在に支持されている。そして、
図12に示すように、大小カセット1、2がカセットホ
ルダ7の底板72と圧着軸20との間に矢印a方向から
選択的に水平に挿入されるが、後述するカセット挿入ガ
イド39による位置決め作用により、大小カセット1、
2の左右長さ方向のセンターを共に底板2の左右長さ方
向のセンター上に揃えた状態で位置決めされる。そし
て、その位置決めされたままで大小カセット1、2が図
13に示すようにカセット装着位置へ矢印c方向から装
着される。なお、図1に示すように、大小カセット1、
2のカセット挿入方向側である前端面もカセットホルダ
7の底板72上のカセットストッパー73に当接されて
面一状にに揃えられる。
【0042】次に、図14〜図17は、カセットホルダ
7の一方の側板71側におけるスライダ10、タイミン
グベルト12およびタイミングベルト12の駆動系48
を示したものであり、複数のガイドローラ9a、9b、
9c、11a、11bおよび16はそれぞれローラ軸9
0、100および160を介して側板71およびスライ
ダ10の側面に回転自在に取り付けられている。また、
タイミングベルト12の駆動系48は一方のガイド板6
に取り付けられていて、モータ49、モータ軸50に取
り付けられたウォーム51、ウォームホイール52およ
び減速用ギア53、54等によって構成されていて、最
終ギア54が駆動軸14の端部に固着されている。従っ
て、モータ49の正逆回転駆動により、駆動系48を介
して駆動軸14が正逆回転駆動されて、左右一対のタイ
ミングベルト12が矢印b、b′方向に同時に正逆回転
駆動される。
【0043】次に、図18〜図20は、左右一対の反射
鏡支持アーム兼用の圧着アーム23を示したものであ
り、左右一対のガイド板6のカセット挿入方向側の上端
部に上下方向の左右一対の長孔32が形成され、カセッ
ト挿入方向に対して直角でかつ水平な支点軸24の左右
方向の両端部が上下方向である矢印k、k′方向に移動
自在に遊嵌されている。そして、左右一対の圧着アーム
23が左右一対のガイド板6の内側に近接されて配置さ
れ、これらの圧着アーム23のカセット挿入方向側の端
部が支点軸24の左右両端部に固着されて、これらの圧
着アーム23が小カセット2の左右長さ方向の両端部か
ら両側に外れた位置で支点軸24を中心に上下方向であ
る矢印f、f′方向に回転自在に支持されている。従っ
て、図19に示すように、小カセット2がカセット装着
位置に矢印c方向から装着された時には、左右一対の圧
着アーム23が矢印f方向に回転されても、これらの可
動端230が小カセット2上に当接されない。そして、
図20に示すように、大カセット1がカセット装着位置
に矢印c方向から装着されて、左右一対の圧着アーム2
3が矢印f方向に回転された時に限り、これらの可動端
230が大カセット1の左右長さ方向の両端部の上部に
圧着される。
【0044】次に、図21〜図23は、圧着軸20と圧
着アーム23との動作を示したものであり、図21に示
すように、カセットホルダ7がカセット装着位置へ復動
された状態では、支持部25が圧着アーム23の可動端
230を下方から矢印k′方向に押し上げて、その可動
端230の支持部25よりカセット排出方向である矢印
a′方向側を当接部33に下方から矢印k′方向に押し
つけるために、圧着アーム23がテコ作用によって長孔
32に沿って矢印k′方向に水平位置まで押し上げられ
る。また、カセットホルダ7の底板72と圧着軸20と
の間に大小カセット1、2が矢印a方向から選択的に挿
入された時、その圧着軸20が外周の圧着ゴム200を
介して大小カセット1、2の上面に矢印g方向に圧着さ
れる。また、図27に示すように、カセットホルダ7の
左右一対の側板71の左右一対の圧着ピン26よりカセ
ット排出方向である矢印a′方向側で、かつこれらの圧
着ピン26よりやや低い位置に左右一対の当接部27が
水平に形成されている。そして、図21に示すカセット
挿入位置からカセットホルダ7が矢印b方向に水平に引
き込まれる時に、圧着ピン26と当接部27とが水平な
圧着アーム23の上下に挿入される。そして、図22お
よび図23に示すように、カセット装着位置に大小カセ
ット1、2が装着された時に、圧着ピン20が圧着アー
ム23を上方から矢印h方向に押圧して、その圧着アー
ム23を矢印f方向に回転するが、図22に示すように
小カセット2が装着された時には、圧着アーム23は上
記当接部27上に当接されて受け止められる。そして、
図23に示すように、カセット装着位置に大カセット1
が装着された時には、圧着アーム23の支点軸24が長
孔22の下端に当接され、可動端230が大カセット1
の上面上に当接され、その圧着アーム23の支点軸24
と可動端230との間のほぼ中央部を圧着ピン26が上
方から矢印h方向に押圧するために、圧着アーム23が
弾性に抗して弓なりに撓み、その反発力により可動端2
30が大カセット1を上方から矢印i方向に圧着する。
但しこの時、圧着アーム23は当接部27の上方に浮い
ている。
【0045】ところで、図22および図23に示したよ
うに、大小カセット1、2をカセット装着位置の複数の
高さ基準ピン17a、17b上に圧着軸20と左右一対
の圧着アーム23によって上方から矢印g、i方向に圧
着した時、カセットホルダ7は上方である矢印c′方向
への反力を受ける。しかし、図1および図2で説明した
前述の第1の要旨のように、左右一対のスライダ10の
傾斜ガイド15の水平な下端150にガイドローラ16
が入り込むことによって、カセットホルダ7をカセット
装着位置に機械的に簡単かつ正確に位置決めしてロック
することができるので、カセット装着位置でのカセット
ホルダ7の位置ずれが全く発生しない。従って、圧着軸
20および左右一対の圧着アーム23による大小カセッ
ト1、2の圧着力を安定して確保できると共に、図16
および図17に示した駆動系48中にトルクリミッタや
特別なロック機構を一切設ける必要がない。
【0046】次に、図24および図25はカセットホル
ダ7の一方の側板71側におけるスライダ10、ガイド
板6および圧着軸20を示したものであり、3つのガイ
ドローラ9a、9b、9cはカセットホルダ7の側板7
1の側面に大きな間隔W1で回転自在に取り付けられ
て、ガイド板6の3つのL形ガイド8a、8b、8c内
に遊嵌されている。また、一対のガイドローラ11a、
11bはスライダ10の側面に小さな間隔W2で回転自
在に取り付けつけられてL形ガイド8aの第1ガイド部
81内に遊嵌されている。また、ガイドローラ16はカ
セットホルダ7の側板71に中間の間隔W3で回転自在
に取り付けられてスライダ10の傾斜ガイド15内に遊
嵌されている。そして、圧着軸20の左右長さ方向の両
端部がカセットホルダ7の左右一対の側板71に形成さ
れた長孔73に挿通され、左右一対の支持レバー21が
カセットホルダ7の側板71とスライダ10との間に配
置されている。そして、これらの支持レバー21の上端
に圧着軸20の左右長さ方向両端部が取り付けられ、こ
れらの支持レバー21の下端がガイドローラ16のロー
ラ軸160の外周に回転自在に取り付けられている。そ
して、引張りバネである左右一対の圧着バネ22が左右
一対の長孔73内に配置されて、これら圧着バネ22の
両端部220、221が圧着軸20と側板71に形成さ
れたバネ係止部75とに係止されている。
【0047】次に、図26は、反射鏡29の取り付けお
よび支持を示したものであり、ステンレス板等の金属板
を研磨した薄板をプレス加工して反射鏡29が形成され
ている。そして、反射鏡29の左右長さ方向の両端縁か
ら上方に直角に折り曲げられた左右一対の側板291の
カセット排出方向である矢印a′方向側の端部が上カバ
ー31から下方に折り曲げられた左右一対の取付片31
0に左右一対の支点軸30を介して上下方向である矢印
j、j′方向に回転自在に取り付けられている。そし
て、反射鏡29のカセット挿入方向である矢印a方向側
の可動端290の左右両端部に左右一対の突出片292
が一体に形成されていて、これら左右一対の突出片29
2が左右一対の圧着アーム23上に載置されている。
【0048】次に、図27および図28は、カセットホ
ルダ7の底板72上での大小カセット1、2の位置決め
方式を示したものであり、合成樹脂によって成形された
左右一対のカセット挿入ガイド39が底板72上にカセ
ット挿入方向である矢印a方向と平行に複数のネジ39
0によってネジ止めされている。そして、図27に示す
ように、小カセット2は左右一対のカセット挿入ガイド
39の間で底板72上に矢印a方向から水平に挿入され
て、その小カセット2がカセットホルダ7の左右長さ方
向のセンター上に位置決めされる。また、図28に示す
ように、大カセット1はその底面に形成された左右一対
の挿入ガイド溝45を左右一対のカセット挿入ガイド3
9の外周に挿入するようにして底板72上に矢印a方向
から水平に挿入されて、その大カセット1がカセットホ
ルダ7の左右長さ方向のセンター上に位置決めされる。
【0049】次に、図29および図30は、カセットサ
イズ検出レバー41を兼用する一方のカセット挿入ガイ
ド39を示したものであり、カセット挿入ガイド39に
弾性アーム40を介してカセットサイズ検出レバー44
が合成樹脂によって一体成形されている。その際、弾性
アーム40はカセット挿入ガイド39の一側部に形成さ
れた切欠き391内に平行に配置されて、そのカセット
挿入方向である矢印a方向側の端部400がカセット挿
入ガイド39に一体に接続されている。そして、弾性ア
ーム40のカセット排出方向である矢印a′方向側の先
端から下方に垂直にカセットサイズ検出レバー41が一
体に接続されていて、その上端に三角形状の凸部410
が一体成形されている。そして、カセットサイズ検出レ
バー41は垂直面内でL字状に屈曲されていて、そのL
字状の先端411がフォトカプラ等のカセットサイズ検
出スイッチ44のスリット状の光通路440内に横方向
から挿入されている。そして、通常状態では、図29に
示すように、弾性アーム40の上方である矢印n′方向
への弾性復元力によって、カセットサイズ検出レバー4
1の先端440がカセットサイズ検出スイッチ44の光
通路440内に矢印m′方向から挿入されて、その光通
路440を遮断するようにして、カセットサイズ検出ス
イッチ44をOFF状態に切り換えている。そして、図
30に示すように、大カセット1の挿入ガイド溝45が
カセット挿入ガイド39の外周に矢印a方向から挿入さ
れて、その底面450で凸部410が下方に押され、弾
性アーム40が弾性に抗して矢印n方向に撓み、カセッ
トサイズ検出レバー41が下方である矢印m方向に下降
されると、その先端440がカセットサイズ検出スイッ
チ44の光通路440内で矢印m方向に移動されて、そ
の光通路440が開放されるので、カセットサイズ検出
スイッチ44がON状態に切り換えられる。
【0050】以上、本発明の実施例に付き述べたが、本
発明は上記の実施例に限定されることなく、各種の有効
な変更が可能である。また本発明は、上記の実施例によ
るフロントローディング方式の放送局用VTRのカセッ
ト装着装置に限定されることなく、各種の記録、再生装
置のカセット装着装置に適用可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明のカセット装着装置は、以上のよ
うに構成されているので、次のような効果を奏する。
【0052】請求項1は、カセットホルダをカセット挿
入位置から水平に引き込んだ後、カセット装着位置まで
垂直に下降して、反射鏡支持アームを介して反射鏡を下
回転させた時に、そのカセットホルダの支持部によ
って反射鏡支持アームの第2支点を支点ガイドに沿って
下降させて、その反射鏡支持アーム全体を下方へ移動さ
せることにより、反射鏡の下方への傾斜角度を大きくと
ることができるようにしたので、その反射鏡によってカ
セット挿入口へ映し出されるカセット上面の視野を非常
に広くとることができて、良好な視野を確保でき、使用
者がカセット挿入口から内部のカセットのテープ残量等
を容易に監視し易い。
【0053】請求項2は、反射鏡支持アームの第2支点
を反射鏡の第1支点とは反対側であるカセット引き込み
側に配置して、これら反射鏡と反射鏡支持アームを互い
に逆向きに配置し、カセットホルダをカセット挿入位置
から水平に引き込んだ後、カセット装着位置まで垂直に
下降させた時に、反射鏡支持アームのカセット排出側の
可動端を下方へ回転させることにより、反射鏡のカセッ
ト引き込み方向側の可動端を下方へ回転させるようにし
て、その反射鏡支持アームの長さを必要以上に長くしな
くても、反射鏡を大、中、小等の複数のサイズのカセッ
トに対して最適な位置であるカセット挿入口からカセッ
ト引き込み方向の十分に奥まった位置に配置することが
できるようにし、その上に、カセットホルダがカセット
装着位置まで垂直に下降された時に、そのカセットホル
ダの支持部によって反射鏡支持アームの第2支点を支点
ガイドに沿って下降させて、その反射鏡支持アーム全体
を下方へ移動させることにより、反射鏡の下方への傾斜
角度を大きくとることができるようにしたので、大、
中、小等の複数サイズのカセットを選択的に装着するた
めに、カセットホルダの動作ストロークのロングストロ
ーク化を図ったとしても、反射鏡をその複数サイズのカ
セットに対して最適な位置に配置した状態で、その反射
鏡の下方への傾斜角度を大きくとることができるので、
その選択的に装着される複数サイズのカセットの何れに
対しても反射鏡によってカセット挿入口へ映し出すカセ
ット上面の視野を非常に広くとることができて、その複
数サイズのカセットの何れに対しても良好な視野を確保
することができ、その複数サイズのカセットの何れに対
しても使用者がカセット挿入口からテープ残量等を容易
に監視し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるカセット装着装置の第
1の要旨を説明するカセット挿入状態の側面図である。
【図2】同上の第1の要旨を説明するカセット装着状態
の側面図である。
【図3】同上の第2の要旨を説明するカセット挿入状態
の一部切欠き側面図である。
【図4】同上の第2の要旨を説明する小カセット装着状
態の一部切欠き側面図である。
【図5】同上の第2の要旨を説明する大カセット装着状
態の一部切欠き側面図である。
【図6】同上の第3の要旨を説明するカセット挿入状態
の一部切欠き側面図である。
【図7】同上の第3の要旨を説明するカセット装着状態
の一部切欠き側面図である。
【図8】同上の第4の要旨を説明するカセット装着状態
の一部切欠き側面図である。
【図9】同上の第4の要旨を説明する斜視図である。
【図10】同上の第5の要旨を説明する小カセットサイ
ズ検出状態の一部切欠き側面図である。
【図11】同上の第5の要旨を説明する大カセットサイ
ズ検出状態の一部切欠き側面図である。
【図12】カセット装着装置全体を示すカセット挿入状
態で斜視図である。
【図13】カセット装着装置全体を示すカセット装着状
態の斜視図である。
【図14】スライダとタイミングベルトの復動状態を示
す斜視図である。
【図15】スライダとタイミングベルトの往動状態を示
す斜視図である。
【図16】スライダとタイミングベルトの復動状態を示
す側面図である。
【図17】スライダとタイミングベルトの往動状態を示
す側面図である。
【図18】カセット挿入状態での圧着アームの斜視図で
ある。
【図19】小カセット装着状態での圧着アームの斜視図
である。
【図20】圧着アームによる大カセット圧着状態を示す
斜視図である。
【図21】カセット挿入状態の圧着軸と圧着アームの一
部切欠き側面図である。
【図22】圧着軸による小カセット圧着状態を示す一部
切欠き側面図である。
【図23】圧着軸と圧着アームとによる大カセット圧着
状態を示す一部切欠き側面図である。
【図24】カセットホルダとスライダの側面図である。
【図25】図24の縦断面図である。
【図26】反射鏡と圧着アームの斜視図である。
【図27】カセット挿入ガイドによる小カセットの位置
決めを示す斜視図である。
【図28】カセット挿入ガイドによる大カセットの位置
決めを示す斜視図である。
【図29】カセット挿入ガイドとカセットサイズ検出レ
バーの斜視図である。
【図30】カセット検出レバーによる大カセット検出状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 大カセット 2 小カセット 3 カセット挿入口 7 カセットホルダ 23 圧着アーム(反射鏡支持アーム) 230 圧着アームの可動端 24 支点軸(第2支点) 25 支持部 29 反射鏡 290 反射鏡の可動端 30 支点軸(第1支点) 32 長孔(支点ガイド)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセット挿入口からカセットが挿入される
    カセット挿入位置と、そのカセット挿入位置から水平に
    引き込まれた後垂直に下降された上記カセットの記
    録、再生のためのカセット装着位置との間で上記カセッ
    トを移動するカセットホルダと、上記カセットホルダより上方位置に配置されて第1支点
    を中心に上下に回転される反射鏡と、 上記カセットホルダと上記反射鏡との間に配置され、上
    記反射鏡の可動端が上部に載置された状態で上記カセッ
    トホルダによって第2支点を中心に上下に回転駆動され
    る反射鏡支持アームとを備え、 上記カセットホルダが上記カセット挿入位置から水平に
    引き込まれた後、垂直に下降されて上記カセット装着位
    置へ移動された時に、上記反射鏡支持アームを第2支点
    を中心に下方へ回転してさせることにより、上記反射鏡
    の可動端を第1支点を中心に下方へ回転させて、上記カ
    セット装着位置へ装着された上記カセットの上面を上記
    反射鏡によって上記カセット挿入口へ映し出すように構
    成したカセット装着装置において、 上記反射鏡支持アームの第2支点を上下に移動自在に案
    内する支点ガイドと、 上記カセットホルダに設けられ、そのカセットホルダが
    上記カセット挿入位置から水平に引き込まれた後、垂直
    に下降されて上記カセット装着位置へ移動された時に、
    上記反射鏡支持アームの第2支点を上記支点ガイドに沿
    って下降させる支持部とを備えたことを特徴とする カセ
    ット装着装置。
  2. 【請求項2】カセット挿入口からカセットが挿入される
    カセット挿入位置と、そのカセット挿入位置から水平に
    引き込まれた後垂直に下降された上記カセットの記
    録、再生のためのカセット装着位置との間で上記カセッ
    トを移動するカセットホルダと、上記カセットホルダより上方位置に配置されて第1支点
    を中心に上下に回転される反射鏡と、 上記カセットホルダと上記反射鏡との間に配置され、上
    記反射鏡の可動端が上部に載置された状態で上記カセッ
    トホルダによって第2支点を中心に上下に回転駆動され
    る反射鏡支持アームとを備え、 上記カセットホルダが上記カセット挿入位置から水平に
    引き込まれた後、垂直に下降されて上記カセット装着位
    置へ移動された時に、上記反射鏡支持アームを第2支点
    を中心に下方へ回転させることにより、上記反射鏡の可
    動端を第1支点を中心に下方へ回転させて、上記カセッ
    ト装着位置へ装着された上記カセットの上面を上記反射
    鏡によって上記カセット挿入口へ映し出すように構成し
    たカセット装着装置において、 上記反射鏡の第1支点をその反射鏡よりカセット排出方
    向側に配置する一方、上記反射鏡支持アームの第2支点
    をその反射鏡支持アームよりカセット引き込み方向側に
    配置して、これら反射鏡と反射鏡支持アームを互いに逆
    向きに配置し、 上記反射鏡支持アームの第2支点を上下に移動自在に案
    内する支点ガイドと、 上記カセットホルダに設けられ、そのカセットホルダが
    上記カセット挿入位置から水平に引き込まれた後、垂直
    に下降されて上記カセット装着位置へ移動された時に、
    上記反射鏡支持アームの第2支点を上記支点ガイドに沿
    って下降させる支持部とを備えたことを特徴とする カセ
    ット装着装置。
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