JP2970002B2 - 基板保持装置 - Google Patents

基板保持装置

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JP2970002B2
JP2970002B2 JP4121691A JP4121691A JP2970002B2 JP 2970002 B2 JP2970002 B2 JP 2970002B2 JP 4121691 A JP4121691 A JP 4121691A JP 4121691 A JP4121691 A JP 4121691A JP 2970002 B2 JP2970002 B2 JP 2970002B2
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clamper
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史郎 塩尻
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばイオン注入装
置、イオンビームエッチング装置、電子ビーム照射装置
等のように、真空中またはそれに近い雰囲気中で基板に
イオンビーム、電子ビーム、プラズマ等のエネルギーを
有する粒子を入射させる場合に用いられる基板保持装置
に関し、特に当該基板の冷却性能の向上手段に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板保持装置の従来例を図4に
示す。
【0003】この基板保持装置は、基板(例えばウェー
ハ)2を載せるベース4と、基板2の周縁部をベース4
に対して押さえ付ける環状のクランパー6とを備えてお
り、このベース4とクランパー6との間に基板2を挟ん
で保持する構造をしている。
【0004】ベース4には、複数本のクランパー軸8が
上下動自在に貫通しており、それらの上端部にクランパ
ー6が取り付けられており、下端部に連結板12が取り
付けられている。各クランパー軸8の周りには、各クラ
ンパー軸8およびクランパー6をベース4に向けて弾性
的に押し下げるばね(例えば圧縮コイルばね)10が設
けられている。また、ベース4内には、冷媒(例えば冷
却水)14を通す環状の冷媒通路4a(図2も参照)が
設けられている。
【0005】上記のように保持された基板2に、クラン
パー6の開口部を通して例えばイオンビーム16を照射
する等して、基板2に処理を施すことができる。その
際、イオンビーム16の照射に伴って基板2内に熱が発
生するが、基板2はクランパー6によってベース4に押
し付けられているので、基板2の熱はベース4に伝達さ
れ、更にその冷媒通路4a内に通される冷媒14によっ
て奪い去られ、これによって基板2が冷却される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記基板保
持装置においては、クランパー6は基板2の熱を奪い去
るのに殆ど寄与せず、基板2の熱は主としてベース4側
にのみ奪い去られるので、基板2の冷却性能があまり良
くなく、従って基板2に大きな熱量を与えた場合、基板
2の温度上昇が過大になるという問題がある。
【0007】そこでこの発明は、基板の冷却性能を向上
させることを主たる目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の基板保持装置は、前述したようなベース
およびクランパー内に、冷媒を通す冷媒通路を設けたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、基板の熱は、ベース4に伝
わってその冷媒通路に通される冷媒によって奪い去られ
ると共に、クランパー6に伝わってその冷媒通路に通さ
れる冷媒によって奪い去られるので、基板に対する冷却
性能が向上する。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係る基板保持
装置を示す断面図である。図2は、ベース内の冷媒通路
の一例を示す水平断面図である。図3は、クランパー内
の冷媒通路の一例を示す水平断面図である。図4の従来
例と同一または相当する部分には同一符号を付し、以下
においては当該従来例との相違点を主に説明する。
【0011】この実施例においては、前述したようなベ
ース4内だけでなく、クランパー6内にも冷媒14を通
す環状の冷媒通路6aを設けている。
【0012】そしてこの実施例では、ベース4内に冷媒
通路4aにつながる分岐路4b、4cを設け、かつこの
分岐路4b、4cとクランパー6内の冷媒通路6aとを
可撓性を持つフレキシブルパイプ18a、18bでそれ
ぞれ接続して、冷媒通路4aに供給された冷媒14の一
部を分岐路4bおよびフレキシブルパイプ18aを通し
てクランパー6内の冷媒通路6aの一端部に供給し、更
に冷媒通路6aの他端部から排出される冷媒14をフレ
キシブルパイプ18bおよび分岐路4cを通して冷媒通
路4a内に戻すようにしている。パイプ18a、18b
をフレキシブルにするのは、クランパー6の上下動を許
容するためである。
【0013】このような構造にすると、基板2の熱は、
ベース4に伝わってその冷媒通路4a内に通される冷媒
14によって奪い去られると共に、クランパー6に伝わ
ってその冷媒通路6a内に通される冷媒14によって奪
い去られるので、即ち基板2の表裏両面より熱が奪い去
られるので、基板2の冷却性能が向上する。その結果、
基板2に大きな熱量が与えられても、基板2の温度上昇
を軽減することができる。
【0014】なお、クランパー6内の冷媒通路6aに対
する冷媒14の供給および排出は、上記実施例と違っ
て、ベース4の冷媒通路4aに対するものとは別ルート
で行うようにしても良い。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、基板の
熱をベース側およびクランパー側の両方から奪い去るこ
とができるので、基板の冷却性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る基板保持装置を示
す断面図である。
【図2】 ベース内の冷媒通路の一例を示す水平断面図
である。
【図3】 クランパー内の冷媒通路の一例を示す水平断
面図である。
【図4】 従来の基板保持装置の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 基板 4 ベース 4a 冷媒通路 4b,4c 分岐路 6 クランパー 6a 冷媒通路 14 冷媒 18a,18b フレキシブルパイプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を載せるベースと、基板の周縁部を
    ベースに対して押さえ付ける環状のクランパーとを備え
    る基板保持装置において、前記ベースおよびクランパー
    内に、冷媒を通す冷媒通路を設けたことを特徴とする基
    板保持装置。
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