JP2969445B2 - 炉蓋枠シート面切削機 - Google Patents

炉蓋枠シート面切削機

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JP2969445B2
JP2969445B2 JP6898997A JP6898997A JP2969445B2 JP 2969445 B2 JP2969445 B2 JP 2969445B2 JP 6898997 A JP6898997 A JP 6898997A JP 6898997 A JP6898997 A JP 6898997A JP 2969445 B2 JP2969445 B2 JP 2969445B2
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昇 滝川
俊彦 川戸
昭 都築
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は炉蓋枠シート面切削
機、詳しくは炉蓋枠シート面の反り曲がり傾斜とほぼ同
形に曲折傾斜する軌条枠に沿ってエンドミルカッタを周
回させて切削する炉蓋枠シート面切削機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】コークス炉の炉蓋枠シート面は炉蓋脱着
時の掻きこすりや酸化腐触などにて凹み傷等ができて炉
蓋装着時にガス洩れを生ずるために以前からシート面の
凹み傷などを周期的に切削除去してガス漏れを防止する
ようにしている。
【0003】しかして炉蓋枠シート面切削機は縦長枠体
内を上下動する走行台車に横行き可能にて切削機を搭載
して炉蓋枠シート面に沿って周回させて切削するもので
あるが、炉蓋枠シート面は高熱によって中間部が前出す
る反り曲がり傾斜をするために、特開平5−24746
9号公報は炉蓋枠シート面の反り曲がり傾斜をセンサに
て測定し、この測定データに基づいてエンドミルカッタ
の送り量を長短に制御して炉蓋枠シート面の反り曲がり
傾斜に追従して切削することを記載している。また特開
平8−92563号公報は砥石が受ける反力にてアクチ
エータを作動させて砥石を炉蓋枠シート面の反り曲がり
傾斜に追従出入するようにして切削することを記載して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、センサ
による炉蓋枠シート面の反り曲がり傾斜の測定は該シー
ト面がタール,カーボン等の多量の附着によって測定誤
差を生ずるという課題があり、また反り曲がり傾斜した
シート面に多くの部面でエンドミルカッタが鋭角に当っ
て切削するため切削面に細かい凹凸ができるほか、切削
始端と終端間に段差が生ずるという課題がある。また砥
石が受ける反力によるアクチエータの作動は少なからぬ
時間を要すために周回切削に多くの時間がかかるという
課題がある。さらに砥石では凹み傷を除去する深さの切
削が容易でないという課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はバックステーに
接面し固定する縦長枠体より炉方向に間隔を置いて設け
る複数本の支持軸の中間にて軌条枠を螺合取付け、該軌
条枠を該各支持軸の回動により炉蓋枠シート面の反り曲
がり傾斜とほぼ同形に曲折傾斜させ、該曲折傾斜した軌
条枠に沿って上下動する走行台車に横行き可能にエンド
ミルカッタを搭載し、該エンドミルカッタにて炉蓋枠シ
ート面を周回切削して、かかる課題を解決するようにし
たのである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて説明する。
【0007】炉蓋枠1を囲むバックステー2a,2bの前面
に接面する縦長板部3a,3bを有す縦長枠体3を形成す
る。縦長枠体3の両側の縦長板部3a,3bはそれぞれ内側
に炉方向に間隔を置いて複数本づつの支持軸4を回動自
在に取付ける。5は各支持軸4の支持筒で、縦長板部3
a,3bとの間でネジ嵌合により長短出入して長さ調整を
するようにしている。
【0008】各支持軸4は中間に軌条枠7との間で雌雄
のネジ嵌合による螺合部6を有して軌条枠7を曲折自在
に支持する。軌条枠7は炉蓋枠シート面1aよりやや大き
い縦長形で前面にレール7aを取付けていて、該レール7a
を走行台車8のベアリング入りガイド8a,8bにて被せ嵌
めしている。走行台車8は一側に偏位して刃面をシート
面1aに向けたエンドミルカッタ9を搭載し、該エンドミ
ルカッタ9は走行台車8の上下動と走行台車8に設ける
横行き用のネジ軸10の回転にて炉蓋枠シート面1aの前面
を周回走行するようにしている。9aはエンドミルカッタ
9を回転させる原動機、10a,10aは走行台車8の横行き
用のレール、10b,10bはレール10a,10aに嵌合するベア
リング入りガイド、10cはネジ軸10を回転させる原動
機、11は走行台車8を上下動させるスクリューボールネ
ジ、11aは同、原動機である。
【0009】このようにして形成する炉蓋枠シート面切
削機は押出機、コークガイド車または別の作業車(いず
れも図示してない)に搭載されて、切削しようとする炉
蓋枠1の前面に運ばれて、前進により縦長枠体3の縦長
板部3a,3bをバックステー2a,2bの前面に接面し、両側
に嵌付ける挟み金物12にてバックステー2a,2bを両側か
ら挟んでボルト13止め固定するとともに支持筒5の繰出
しにより各支持軸4の先端をコークス炉の保護板14a,1
4bに押し当てて軌条枠7の位置を調整して後、目測等に
より炉蓋枠シート面1aの反り曲がり傾斜を測定してこの
反り曲がり傾斜に合わすべく各支持軸4を手動により大
小に回動するのである。縦長板部3a,3bと接面固定する
バックステー2a,2bおよび保護板14a,14bを支点にして
支持軸4を回転すると支持軸4にネジ嵌合する軌条枠7
はレール7aごと長短に移動して図4に示すように炉蓋枠
シート面1aの反り曲がり傾斜とほぼ同形に曲折傾斜する
こととなる。次いでエンドミルカッタ9のハンドル9bを
操作してシート面1aに対する刃面の送り量(前進量)を
シート面1aの最も深い凹み傷を解消する例えば4mmにし
てシート面1aに接面回転させながら走行台車8を上下動
させ、且つ上下の走行端での横行き用のネジ軸10の回転
にて炉蓋枠シート面1aを周回切削するのである。なお上
下のシート面1aが広幅で1回の横行きで切削しきれない
ときは走行台車8の上下動を交えながらエンドミルカッ
タ9の横行きを繰返すこともある。
【0010】炉蓋枠シート面1aの周回切削を完了する
と、エンドミルカッタ9の刃面をシート面1aより離し各
支持軸4を戻し回動して軌条枠7を垂直形にして且つ各
支持軸4の先端を支持筒5の戻し回動により保護板14
a,14bより離すとともに縦長板部3a,3bのバックステー
2a,2bに対する固定を解いて機体全体を走行路内に後退
させて次なる作業位置などに移動させるのである。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上のようにして、炉蓋枠シー
ト面の切削に当って走行台車を上下動させる軌条枠を炉
蓋枠シート面の反り曲がり傾斜に沿ってほぼ同形に曲折
傾斜するようにしたので、エンドミルカッタはシート面
のすべての面で直角に接面して切削することとなって、
シート面を平坦に切削することができるという効果を生
ずる。
【0012】エンドミルカッタの刃面の送り量を一度設
定するだけで、シート面を所定の深さにて周回切削する
ことができ、切削始端と終端間で段差の生ずることが解
消するという効果を生ずる。
【0013】またシート面の周回切削に要す時間を著し
く短縮することができるという効果を生ずる。
【0014】軌条枠の曲折傾斜にバックステーを支点と
して使用することにより、縦長枠体を2枚の縦長板部と
その上下端を横板にて結束するという簡単な構成にて著
しく軽量化し得て移動および管理をしやすくするという
効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明切削機の正面図、(b)は同側面図
である。
【図2】 同、走行台車部分の拡大側面図である。
【図3】 バックステーに取付けした作業状態を示す横
断平面図である。
【図4】 軌条枠をシート面の反り曲がり傾斜に沿って
反り曲げ傾斜させた状態を示す部分側面図である。
【符号の説明】
1は炉蓋枠 2a,2bはバックステー 3は縦長枠体 3a,3bは縦長板部 4は支持軸 5は支持筒 6は螺合部 7は軌条枠 8は走行台車 8a,8bはベアリング入りガイド 9はエンドミルカッタ 9aはエンドミルカッタの原動機 10は横行き用のネジ軸 10a,10bは横行き用のレール 10b,10bはベアリング入りガイド 10cはネジ軸を回転させる原動機 11はスクリューボールネジ 11aはスクリューボールネジを回転させる原動機 12は挟み金物 13はボルト 14a,14bはコークス炉の保護板 15a,15bは軌条枠の拡開を防止する規制板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−92563(JP,A) 特開 平7−188662(JP,A) 特開 平5−247469(JP,A) 特開 平5−39488(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C10B 43/04 C10B 25/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックステーに接面し固定する縦長枠体
    より炉方向に間隔を置いて設ける複数本の支持軸の中間
    にて軌条枠を螺合取付け、該軌条枠を該各支持軸の回動
    により炉蓋枠シート面の反り曲がり傾斜とほぼ同形に曲
    折傾斜させ、該曲折傾斜した軌条枠に沿って上下動する
    走行台車に横行き可能にエンドミルカッタを搭載し、該
    エンドミルカッタにて炉蓋枠シート面を周回切削するこ
    とを特徴とする炉蓋枠シート面切削機。
  2. 【請求項2】 エンドミルカッタは一度の送り量の設定
    にて炉蓋枠シート面を周回切削する請求項1記載の炉蓋
    枠シート面切削機。
JP6898997A 1997-03-07 1997-03-07 炉蓋枠シート面切削機 Expired - Fee Related JP2969445B2 (ja)

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