JP2969441B2 - 磁力スイッチ装置及びそれを使用した愛玩動物用扉装置及び愛玩動物用扉装置の開閉方法、愛玩動物の通過制御方法 - Google Patents

磁力スイッチ装置及びそれを使用した愛玩動物用扉装置及び愛玩動物用扉装置の開閉方法、愛玩動物の通過制御方法

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JP2969441B2
JP2969441B2 JP34244196A JP34244196A JP2969441B2 JP 2969441 B2 JP2969441 B2 JP 2969441B2 JP 34244196 A JP34244196 A JP 34244196A JP 34244196 A JP34244196 A JP 34244196A JP 2969441 B2 JP2969441 B2 JP 2969441B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁力スイッチ装置及
びそれを使用した愛玩動物用扉装置及び愛玩動物用扉装
置の開閉方法、愛玩動物の通過制御方法に関するもので
ある。更に詳しくは、例えば予め選択された特定の愛玩
動物だけが、屋内外へ自由に出入りすることができるよ
うにしたものに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】飼い主によっては、自らが
飼育している予め選択された特定の愛玩動物が屋内外を
自由に出入りすることができるように、当該愛玩動物を
放し飼いの状態にして、扉や窓などを開放したままにす
ることがある。しかし、このように扉や窓を開放したま
まにしておくと、上記した愛玩動物でない他の動物まで
もが屋内に侵入してくることがあった。
【0003】そこで本発明の目的は、例えば予め選択さ
れた特定の愛玩動物だけが、屋内外へ自由に出入りする
ことができるようにした、磁力スイッチ装置及びそれを
使用した愛玩動物用扉装置及び愛玩動物用扉装置の開閉
方法、愛玩動物の通過制御方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、磁力スイッチ装置であって、固定接点及び
可動接点を備えているスイッチ本体と、永久磁石を含ん
でいる作動体と、を備えており、上記可動接点は、支点
を中心として揺動する可動部材に設けられており、上記
可動部材は、上記支点を挟んで両側に永久磁石を有し、
一方側の永久磁石と他方側の永久磁石は表面側の極性が
異なっていることを特徴とする、磁力スイッチ装置であ
る。
【0005】第2の発明にあっては、磁力スイッチ装置
であって、固定接点及び可動接点を備えているスイッチ
本体と、永久磁石を含んでいる作動体と、を備えてお
り、上記可動接点は、支点を中心として揺動する可動部
材に設けられており、上記可動部材は、上記支点を挟ん
で両側に永久磁石を有し、一方側の永久磁石は上記作動
体の永久磁石と反発し、他方側の永久磁石は上記作動体
の永久磁石と吸引するように配置されていることを特徴
とする、磁力スイッチ装置である。
【0006】第3の発明にあっては、固定接点及び可動
接点を備えており、永久磁石を有する作動体によりスイ
ッチを作動させる方法であって、可動接点を有し支点を
中心として揺動する可動部材は、該支点を挟んで両側に
永久磁石を有し、一方側の永久磁石は上記作動体の永久
磁石と反発し、他方側の永久磁石は上記 作動体の永久磁
石と吸引して可動部材を動かし可動接点を作動させるよ
うにしたことを特徴とする、 磁力スイッチ装置の作動方
である。
【0007】第4の発明にあっては、磁力スイッチ装置
を備えた扉装置を使用して予め選択された特定の愛玩動
物だけが屋内に入ることを可能にした愛玩動物の通過制
御方法であって、磁力スイッチ装置は、支点を中心とし
て揺動する可動部材に設けられた可動接点を含み、愛玩
動物が屋外から屋内に入ろうとしてスイッチ本体に近づ
いたとき、愛玩動物が有する永久磁石の磁力によって、
支点を挟んで可動部材の一方側には永久磁石同士による
反発力が働き、他方側には吸引力が働き、この反発力と
吸引力によって可動部材を動かして可動接点を作動し、
扉が開くようにして愛玩動物が屋外から屋内に入ること
を可能にしたことを特徴とする、愛玩動物の通過制御方
法である。
【0008】第の発明にあっては、扉と、第1または
第2の発明に係る磁力スイッチ装置と、作動体がスイッ
チ本体に接近して、当該スイッチ本体が可動接点が磁力
によって揺動して固定接点に接触したときに、上記扉を
所要の時間通過できるようにする通過制御手段と、を含
んでいることを特徴とする、愛玩動物用扉装置である。
【0009】第の発明にあっては、愛玩動物用扉装置
であって、常態で、一方側から他方側へは通過できず他
方側から一方側へは通過できるようにしてある扉と、第
1または第2の発明に係る磁力スイッチ装置と、作動体
が一方側からスイッチ本体に接近して、当該スイッチ本
体の可動接点が磁力によって揺動して固定接点に接触し
たときに、上記扉の一方側から他方側へ通過できないよ
うにしてある状態を所要の時間解除して通過できるよう
にする通過制御手段と、を含んでいることを特徴とす
る、愛玩動物用扉装置である。
【0010】第7の発明にあっては、 固定接点及び可動
接点を備えており、永久磁石を有する愛玩動物の接近に
より作動する磁力スイッチ装置を利用した愛玩動物用扉
装置の開閉方法であって、可動接点を有し支点を中心と
して揺動する可動部材には、該支点を挟んで一方側と他
方側にそれぞれ極性が異なる永久磁石が設けられてお
り、愛玩動物がスイッチ装置に接近すると、一方側の永
久磁石と他方側の永久磁石は、作動体側の永久磁石と吸
引及び反発して可動部材を動かし可動接点を作動させ
愛玩動物用扉装置の閉状態を解除し、通過できるように
したことを特徴とする、愛玩動物用扉装置の開閉方法で
ある。
【0011】本発明で示す接点の作動は、固定接点及び
可動接点が相互に移動する場合も含まれるし、固定して
ある一方の固定接点に対して他方の可動接点が移動する
場合も含まれる。
【0012】扉を通過するとは、扉を開いたり、倒した
り、引いたり、押したり、スライドしたりして通過でき
るようにするという意味を含んでいる。
【0013】
【作用】磁力スイッチ装置は、永久磁石を含んでいる作
動体がスイッチ本体に接近することによって作動する。
このような磁力スイッチ装置を使用した愛玩動物用扉装
置は、作動体が取着された特定の愛玩動物と、それ以外
の動物とを区別し、特定 の愛玩動物だけが屋内外を自由
に出入りできるようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る磁力スイッ
チ装置の第1の実施の形態を示す説明図である。符号A
1は本発明に係る磁力スイッチ装置を示している。この
磁力スイッチ装置A1は、スイッチ本体1と、このスイ
ッチ本体1を作動させる作動体2とを備えている。
【0015】スイッチ本体1は固定部材10と可動部材
11を備えている。この固定部材10は、垂設してある
基部材14の所要の位置から左右方向に延設してあり、
右側が長くなっている。可動部材11は、上記基部材1
4の下端部側に設けてある軸7を介して揺動可能に軸支
してある。上記可動部材11は自重により常態におい
て、軸7を基点として右下がりに傾いた状態にある。
【0016】固定部材10の下面の一端側(図では右
側)には固定接点12が設けてある。また、可動部材1
1の上面の一端側には上記固定接点12と接離する可動
接点13が設けてある。固定部材10、可動部材11、
基部材14は合成樹脂で形成されているが、これに限定
するものではない。
【0017】可動部材11の下面には、軸7をほぼ中心
として両側に磁極の向きの異なる永久磁石3a,3bが
それぞれ設けられている。図において右側に設けられた
永久磁石3aの下側はN極に、左側に設けられた永久磁
石3bの下側はS極になるようにしてある。
【0018】スイッチ本体1の下方を通過する作動体2
は永久磁石を含んでいる。なお、図では永久磁石のみを
示しており、他は省略している。また、この作動体2
は、図において永久磁石の磁極の向きを上側がN極に下
側がS極になるようにして配設してある。
【0019】上記した永久磁石3a,3b及び作動体2
の永久磁石の形状や大きさなどは、特に限定するもので
はない。本実施の形態では双方とも円板状の永久磁石を
使用している。
【0020】本実施の形態において、作動体2の磁極の
向きは、上記したように上側がN極に下側がS極になる
ようにしてあるが、永久磁石3aの磁極の向きをS極
に、永久磁石3bの磁極の向きをN極にすることによっ
て、上側をS極に下側をN極にすることもできる。
【0021】(作 用) 図1を参照して本発明に係る磁力スイッチ装置の第1の
実施の形態の作用を説明する。常態で磁力スイッチ装置
A1は、固定接点12と可動接点13が接触していない
状態、即ち可動部材11が水平の位置から右下がりに傾
いている状態にある。このとき磁力スイッチ装置A1は
開路状態(OFF状態)にある。スイッチ本体1の下方
を作動体2が通過すると、磁力スイッチ装置A1は作動
して閉路状態(ON状態)になる。
【0022】図において作動体2を右側から左側に通過
する場合について説明する。まず、作動体2をの位置
からの位置まで移動する。このとき永久磁石3aの下
側の磁極はN極であり、作動体2の上側の磁極もN極で
あるので、双方の永久磁石は共に反発し合うように作用
する。これにより可動部材11は揺動して図において右
上がりに傾き、可動接点13と固定接点12とが接触し
て、本発明に係る磁力スイッチ装置A1を閉路状態(O
N状態)にすることができる。
【0023】更に、作動体2をの位置からの位置に
移動しても、永久磁石3bの下側の磁極がS極であり、
作動体2の上側の磁極がN極であるので、この場合にあ
っても双方の永久磁石は共に引合うように作用する。つ
まり可動部材11は前に示した、揺動して図において右
上がりに傾いた状態を維持することができる。
【0024】ここでは作動体2が右側から左側に通過す
る場合について説明したが、左側から右側へ通過する場
合にあっても同様の作用を奏することができる。
【0025】本発明に係る磁力スイッチ装置A1は、磁
力による引合いまたは反発のいづれか一方の作用を奏す
ることによって機能させることができる。従って、本実
施の形態にあっては、例えば、永久磁石3a,3bは左
右側の両側に設けず片側だけであっても良い。また、永
久磁石3a,3bは、左右側とも同じ極の向きであって
も良く、この場合は作動体2の極の向きも指定されな
い。更に、上記した永久磁石3a,3bは、電磁石であ
っても良い。
【0026】また、可動部材11が磁力によって揺動し
て可動接点13と固定接点12とが接触することができ
れば、本実施の形態で示す可動部材の下面に設けてある
永久磁石は磁性体でも良い。同様に作動体に永久磁石で
はなく磁性体が含まれていても良い。
【0027】図2は本発明に係る磁力スイッチ装置の第
2の実施の形態を示す説明図である。なお、図2におい
て、図1に示すものと同一または同等の箇所には、同一
の符号を付して示している。また、上記第1の実施の形
態で示すものと異なる部分について説明する。
【0028】符号A2は本発明に係る磁力スイッチ装置
を示している。固定部材10は、垂設してある基部材1
4の所要の位置からほぼ左右水平方向にほぼ同じ長さで
延設してある。可動部材11も同様に基部材14に設け
てある軸7から左右方向にほぼ同じ長さで揺動可能に軸
支してある。上記可動部材11は常態において、ほぼ水
平状態にある。
【0029】固定部材10の下面の両端側には固定接点
12,12が設けてある。また、可動部材11の上面の
両端側には上記固定接点12,12と接離する可動接点
13,13が設けてある。
【0030】図において右側に設けられた永久磁石3a
の下側はN極に、左側に設けられた永久磁石3bの下側
はS極になるようにしてある。
【0031】作動体2は、図において永久磁石の磁極の
向きを上側がS極に下側がN極になるようにして配設し
てある。
【0032】(作 用) 図2を参照して本発明に係る磁力スイッチ装置の第2の
実施の形態の作用を説明する。なお、主となる作用は、
上記第1の実施の形態に係る磁力スイッチ装置A1と大
体において同じであるので、異なる作用について説明す
る。
【0033】まず、作動体2をの位置からの位置ま
で移動する。このとき永久磁石3aの下側の極はN極で
あり、作動体2の上側の極はS極であるので、双方の永
久磁石は共に引合うように作用する。これにより可動部
材11は揺動して図において左上がりに傾く。
【0034】更に、作動体2をの位置からの位置に
移動しても、永久磁石3bの下側の磁極がS極であり、
作動体2の上側の磁極がS極であるので、この場合にあ
っても双方の永久磁石は共に反発し合うように作用す
る。つまり可動部材11は前に示した、揺動して図にお
いて左上がりに傾いた状態を維持することができる。な
お、作動体2の磁極の向きを上側がN極に下側がS極に
なるようにすると、その作用は上記第1の実施の形態に
係る磁力スイッチ装置A1と大体において同じとなる。
従って、本実施の形態で示す磁力スイッチ装置A2は作
動体2の磁極の向きを問わない。
【0035】図は本発明に係る愛玩動物用扉装置を屋
外側から見た斜視図、図は図に示す愛玩動物用扉装
置を屋内側から見た斜視図、図は図に示す愛玩動物
用扉装置の断面及びペットを示す説明図である。符号B
1は本発明に係る愛玩動物用扉装置を示している。この
愛玩動物用扉装置B1は、仕切り部材4に設けてある扉
5と、上記第1の実施の形態に係る磁力スイッチ装置A
1と、通過制御装置6とを備えている。なお、上記磁力
スイッチ装置A1を構成する作動体2は、後述するよう
に予め選択された特定の愛玩動物(本実施の形態におい
ては、以下単に「ペット7」と記載する。)に取り付け
られる(図参照)。磁力スイッチ装置は、第1の実施
の形態に示したものに限定せず、第2の実施の形態に係
る磁力スイッチ装置A2を使用しても良い。
【0036】仕切り部材4は、底板40と、底板40の
所要位置から垂設された仕切り板41と、仕切り板41
の屋外側に設けてあるトンネル部材42とを備えてい
る。仕切り板41にはトンネル部材42の通過部43と
対応するように、上記した扉5が上部を中心とし回動軸
50を介して回動可能に設けられている。また、仕切り
板41の横幅は上記底板40よりやや幅広に形成してあ
る(図参照)。
【0037】更に、トンネル部材42の上部には磁力ス
イッチ装置A1のスイッチ本体1を設けるための中空部
44が形成されている。中空部44のスイッチ本体1の
下方にあたる部分には、磁力の感度を向上させるための
所要の大きさの感知孔45が形成されている。また、中
空部44の屋外側の前面には上部を中心として回動可能
な蓋部材46が蝶番47を介して設けられている(図
参照)。なお、上記した感知孔45は磁力の感度が良好
であれば特に設ける必要はない。
【0038】仕切り板41の屋内側の近傍には、通過制
御装置6が扉4の回動を阻止しないように設けてある。
この通過制御装置6には、扉5と当接するような位置に
おいて進退する棒状の係合部材60と、スイッチ本体1
の可動接点13が磁力によって固定接点12に接触した
ときに上記係合部材60を所要の時間通過制御装置6内
に後退させ収容する機構(詳細は省略)とそのタイマー
機能とを備えている。上記係合部材60は常態において
扉と当接するように突出しており、これにより扉の屋内
側への回動を阻止している(図参照)。
【0039】なお、通過制御装置6は公知のものを使用
し、上記したように扉5の回動を阻止できるような形態
を備え、かつタイマー機能を有するものであれば、特に
限定するものではない。
【0040】作動体2は首輪70に設けてある。首輪7
0は常時ペット7に取り付けてある(図参照)。
【0041】上記構成により扉5は、常態で屋外側から
屋内側へは通過できず屋内側から屋外側へは通過できる
ようになっている。本実施の形態で仕切り部材4及び扉
5は合成樹脂で形成されているが、これに限定するもの
ではない。
【0042】(作 用) 図ないし図を参照して本発明の実施の形態の作用を
説明する。まず、作動体2が取り付けてあるペット7
が、屋外側からトンネル部材42の通過部43を通りス
イッチ本体1に近づくと、スイッチ本体1の可動接点1
3が磁力によって固定接点12と接触し、磁力スイッチ
装置A1が閉路状態(ON状態)になる。なお、磁力ス
イッチ装置A1の詳細な作用は、上記第1の実施の形態
で説明しているのでここでは省略する。
【0043】これにより通過制御装置6に電源が入り、
扉5の屋内側への回動を阻止している係合部材60を所
要の時間後退させて収容するように作動する。即ち、扉
5の回動を阻止している状態を所要の時間解除するの
で、屋外側から扉4を介して通過ができる。
【0044】従って、ペット7は屋外側から扉を通過し
て屋内側へ通過することができる。そうしてペット7が
通過して所要の時間(例えば5秒程度)が経過すると、
通過制御装置6に設けてあるタイマー機能により、係合
部材60が再び突出してもとの状態、扉5の屋内側への
回動を阻止している状態に戻る。
【0045】通過制御装置6は屋内側から扉の回動を阻
止しているので、屋内側から屋外側へは常時通過可能で
ある(図参照)。従って、ペット7は扉を通過して屋
内外を自由に出入りすることができる。
【0046】ペット7でない動物は、扉5に近づいて
も、扉5は常態で屋内側への回動を阻止されており、ま
た、作動体2も備えていないので、扉5を通過すること
ができず屋内へ入ることができない。
【0047】愛玩動物用扉装置B1は、例えば窓やドア
等の一部を切り欠いた部分に、仕切り板41が屋外側に
位置するようにして設置される。仕切り板41は底板4
0よりも幅広に形成されているため、上記したように設
置することで切り欠いた部分に実質的に隙間が形成され
ないようにすることができる。また、これにより愛玩動
物用扉装置B1が屋外からペット7でない他の動物など
から押圧されたときにあっても、仕切り板41がストッ
パーとして機能するので、動いたり、ずれたりしにく
い。なお、扉は仕切り部材4以外に、上記した窓やドア
等に直接取り付けてあっても良い。
【0048】磁力スイッチ装置A1のスイッチ本体1は
蓋部材46を開けて取り出すことができるので、保守点
検が容易である。
【0049】磁力スイッチ装置A1は、永久磁石により
作動するので、構造が簡単であり、動作も安定してい
る。また、ペット7にあっては、電池などの重量物を搭
載するようなことがないので負担が少ない。
【0050】また、係合部材60は進退する棒状のもの
に限定するものではなく、種々の形状のものを挙げるこ
とができる。また、形態も進退するものに限定せず、扉
5の屋内側への回動を阻止できれば、例えば、倒立状態
から水平状態に倒れて回動を阻止する可倒式のものや、
水平移動して回動を阻止する移動式のものでも良い。
【0051】本明細書で使用している用語と表現は、あ
くまでも説明上のものであって、なんら限定的なもので
はなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等
価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の
技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるとい
うことは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、磁力ス
イッチ装置は、永久磁石を含んでいる作動体がスイッチ
本体に接近することによって作動するものであり、この
ような磁力スイッチ装置を愛玩動物用扉装置に使用する
ことにより、作動体が取着された特定の愛玩動物と、そ
れ以外の動物とを区別し、特定の愛玩動物だけが屋内外
を自由に出入りできるようにすることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁力スイッチ装置の第1の実施の
形態を示す説明図。
【図2】本発明に係る磁力スイッチ装置の第2の実施の
形態を示す説明図。
【図3】本発明に係る愛玩動物用扉装置を屋外側から見
た斜視図。
【図4】図に示す愛玩動物用扉装置を屋内側から見た
斜視図。
【図5】図に示す愛玩動物用扉装置の断面及びペット
を示す説明図。
【符号の説明】
A1,A2 磁力スイッチ装置 B1 愛玩動物用扉装置 1 スイッチ本体 10 固定部材 11 可動部材 12 固定接点 13 可動接点 14 基部材 2 作動体 3a、3b 永久磁石 4 仕切り部材 40 底板 41 仕切り板 42 トンネル部材 43 通過部 44 中空部 45 感知孔 46 蓋部材 47 蝶番 5 扉 50 回動軸 6 通過制御装置 60 係合部材 7 ペット 70 首輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−42734(JP,A) 実開 平4−65060(JP,U) 実開 平6−23444(JP,U) 実開 平4−129759(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01K 1/035 H01H 36/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁力スイッチ装置であって、 固定接点及び可動接点を備えているスイッチ本体と、 永久磁石を含んでいる作動体と、 を備えており、上記可動接点は、支点を中心として揺動する可動部材に
    設けられており、 上記可動部材は、上記支点を挟んで両側に永久磁石を有
    し、一方側の永久磁石と他方側の永久磁石は表面側の極
    性が異なって いることを特徴とする、 磁力スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 磁力スイッチ装置であって、固定接点及び可動接点を備えている スイッチ本体と、 永久磁石を含んでいる作動体と、 を備えており、上記可動接点は、支点を中心として揺動する可動部材に
    設けられており、 上記可動部材は、上記支点を挟んで両側に永久磁石を有
    し、一方側の永久磁石は上記作動体の永久磁石と反発
    し、他方側の永久磁石は上記作動体の永久磁石と吸引す
    るように配置されている ことを特徴とする、 磁力スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 固定接点及び可動接点を備えており、永
    久磁石を有する作動体によりスイッチを作動させる方法
    であって、 可動接点を有し支点を中心として揺動する可動部材は、
    該支点を挟んで両側に永久磁石を有し、 一方側の永久磁石は上記作動体の永久磁石と反発し、他
    方側の永久磁石は上記作動体の永久磁石と吸引して可動
    部材を動かし可動接点を作動させるようにしたことを特
    徴とする、 磁力スイッチ装置の作動方法。
  4. 【請求項4】 磁力スイッチ装置を備えた扉装置を使用
    して予め選択された特定の愛玩動物だけが屋内に入るこ
    とを可能にした愛玩動物の通過制御方法であって、 磁力スイッチ装置は、支点を中心として揺動する可動部
    材に設けられた可動接点を含み、愛玩動物が屋外から屋
    内に入ろうとしてスイッチ本体に近づいたとき、愛玩動
    物が有する永久磁石の磁力によって、支点を挟んで可動
    部材の一方側には永久磁石同士による反発力が働き、他
    方側には吸引力が働き、この反発力と吸引力によって可
    動部材を動かして可動接点を作動し、扉が開くようにし
    て愛玩動物が屋外から屋内に入ることを可能にしたこと
    を特徴とする、 愛玩動物の通過制御方法。
  5. 【請求項5】 愛玩動物用扉装置であって、 扉と、 請求項1または2記載の磁力スイッチ装置と、 作動体がスイッチ本体に接近して、当該スイッチ本体が
    可動接点が磁力によって揺動して固定接点に接触したと
    きに、上記扉を所要の時間通過できるようにする通過制
    御手段と、 を含んでいることを特徴とする、 愛玩動物用扉装置。
  6. 【請求項6】 愛玩動物用扉装置であって、 常態で、一方側から他方側へは通過できず他方側から一
    方側へは通過できるようにしてある扉と、 請求項1または2記載の磁力スイッチ装置と、 作動体が一方側からスイッチ本体に接近して、当該スイ
    ッチ本体の可動接点が磁力によって揺動して固定接点に
    接触したときに、上記扉の一方側から他方側へ通過でき
    ないようにしてある状態を所要の時間解除して通過でき
    るようにする通過制御手段と、 を含んでいることを特徴とする、 愛玩動物用扉装置。
  7. 【請求項7】 固定接点及び可動接点を備えており、永
    久磁石を有する愛玩 動物の接近により作動する磁力スイ
    ッチ装置を利用した愛玩動物用扉装置の開閉方法であっ
    て、 可動接点を有し支点を中心として揺動する可動部材に
    は、該支点を挟んで一方側と他方側にそれぞれ極性が異
    なる永久磁石が設けられており、 愛玩動物が スイッチ装置に接近すると、一方側の永久磁
    石と他方側の永久磁石は、作動体側の永久磁石と吸引及
    び反発して可動部材を動かし可動接点を作動させ、愛玩
    動物用扉装置の閉状態を解除し、通過できるようにした
    ことを特徴とする、 愛玩動物用扉装置の開閉方法。
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