JP2968850B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2968850B2
JP2968850B2 JP3023500A JP2350091A JP2968850B2 JP 2968850 B2 JP2968850 B2 JP 2968850B2 JP 3023500 A JP3023500 A JP 3023500A JP 2350091 A JP2350091 A JP 2350091A JP 2968850 B2 JP2968850 B2 JP 2968850B2
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浩吉 芳賀
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等のカラー画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー複写機においては、現像装
置として分解色に対応する色の現像剤を収容した複数の
現像器を感光体ドラムに沿って配置し、各分解色につい
て帯電露光、現像を繰り返して複数の分解色の画像を重
ねてカラー画像つまりカラートナー像を感光体ドラムに
形成し、感光体ドラムと転写ローラとの接触位置を通っ
て記録紙を通過させてカラー画像を記録紙に転写するこ
とが知られている。
【0003】感光体に露光装置により画像露光をしてい
るときに、転写のために転写ローラを感光体に当接させ
ると、感光体ドラムの回転にむらを生じたり振動を生じ
たりするため、潜像にずれを生じさせることになる。
【0004】この問題を解消するために、例えば特開昭
63−182681号公報により潜像形成する前に転写
ローラを当接させておくことが知られている。この方法
は1つの現像器により単色の画像を形成する場合には効
果があるが、感光体のまわりに配置した複数の現像器に
より分解色画像を順次形成し、そのカラー画像を記録紙
に転写する方式では、転写ローラを予め感光体ドラムに
当接させると、感光体ドラムに複数の色のトナー像が順
次形成される際に、転写ローラがトナー像に接触し画像
乱れを生じることになる。従って画像乱れを生じないよ
うにするためには、カラートナー像が形成されるまで
は、転写ローラを感光体ドラムに当接させることはでき
ない。そのため、最初から転写ローラを当接させる方法
は有効ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題点を解消し、転写ローラにより画像乱れを生じる
ことなくカラー画像を形成することができるカラー画像
形成装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、像担持体に沿って複数の現像器を配置し、分解色に
ついての帯電、露光、現像の工程をくり返して像担持体
上にカラー画像を重ねて形成し、該カラー画像を転写ロ
ーラの作用により記録紙に一括転写するカラー画像形成
装置において、像担持体の露光位置から転写位置までの
長さLが画像形成領域の長さLよりも長く設定し
てあるとともに、前記転写ローラを像担持体に接離可能
に設け、前記カラー画像の形成時に像担持体から離間さ
せておいた転写ローラを最後の色の露光終了後に像担持
体に当接させることにより解決した。
【0007】
【作用】本発明により、分解色の画像形成をくり返す間
は転写ローラは像担持体に接触せず、したがって像担持
体上の画像、例えばトナー像が転写ローラにより乱され
ることがない。複数の色による画像形成にける最後の色
の画像形成が終わり、その画像が転写位置に達する前に
転写ローラが像担持体に当接されてカラー画像が記録紙
に転写される。露光位置から転写位置までの長さL1
画像形成領域の長さL2 よりも長いので、転写ローラが
像担持体に当接するときは、すでに最後の色の画像の露
光が終了した後であり、露光時に当接のショック等によ
る振動等が生ずることがなく画像ブレを生ずることがな
い。
【0008】
【実施例】本発明の詳細を図に示す実施例に基づいて説
明する。
【0009】図1において、像担持体1、例えば感光体
1は図示しない駆動モータにより時計方向に回転する。
感光体1は回転する間にまず、帯電器2により表面を一
様に帯電され、露光装置3による画像変調されたレーザ
ビームにより感光体表面に静電潜像が形成される。次い
で、現像装置4により現像され、転写される。
【0010】露光及び現像は各分解色について行われ、
例えば、まずイエロー現像器(Y現像器)4aにより感
光体上にイエロートナーが現像される。その後、感光体
1上に形成されたイエロー画像は、非動作状態で感光体
1より離れている転写ローラ5およびクリーニング装置
8を通過し除電器10の位置に達する。除電器10で感
光体表面はトナー上から除電され、再び帯電器2に達す
る。
【0011】以下マゼンタ現像器(M現像器)4bによ
るマゼンタトナーの現像、シアン現像器(C現像器)4
cによるシアントナーの現像が、前記と同様の帯電、露
光、現像の工程に従って順次行われ、最後に必要によっ
てブラック現像器(K現像器)4dによりブラックトナ
ーが現像される。
【0012】ブラックトナーによる現像が終わると、転
写ローラ接離カム6により直接転写ローラ5を移動し
て、又は転写ローラ5を支持するケーシングを移動して
感光体1に転写ローラ5を当接し、図示しない給紙部よ
りタイミングをとって送られてくる記録紙が転写ローラ
5と感光体1の当接部に進入する。転写ローラ5は高圧
電源7によりトナーと逆極性の電圧が印加され感光体上
のカラートナー像は進入する記録紙に転写される。そし
て図示しない定着装置により記録紙上のカラートナー像
が定着されてカラー画像が得られる。クリーニング装置
8は転写ローラ5が感光体1に当接した直後にクリーニ
ング装置接離カム9により感光体に当接して残留トナー
をクリーニングする。そして除電器10により感光体表
面電位が除電され次の像形成に備える。
【0013】第1図に示すように感光体1の回転方向に
おける露光位置Aから転写位置Bまでの長さL1 が、所
望の画像形成領域、即ち最大記録サイズである位置Cと
Dの間の弧CDの長さL2 よりも長く構成する。従っ
て、第2図の動作タイミングを見ても分かるように、最
後に現像されるK現像器によるブラックトナーの画像情
報に関する露光が終了した後に転写ローラ5を感光体1
に当接することができるので、当接時のショックによる
画像ブレが発生することはない。
【0014】また、その際に長さL1 を感光体の周長L
の1/2以上(L>1/2)になる様に、感光体が円筒
体の場合には露光位置Aから感光体の移動方向で転写位
置Bまでのなす角度θがθ>πとなる様に、露光装置3
と転写ローラ5を配置することで長さLに対する長さL
2 の割合を大きくすることができ、省スペース化するこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】本発明により、分解色の露光、現像によ
る画像形成時には転写ローラは像担持体に当接させない
ため、感光体上のトナー画像に乱れを生じることがな
く、像担持体上のカラー画像を記録紙に転写するために
転写ローラを像担持体に当接するときは、全ての露光を
終了した後であり転写ローラ等の当接によるショックで
露光工程での潜像のずれを生じさせることが防止され、
画像ブレが確実に防止された。
【0016】本発明により、露光位置と転写位置との間
の像担持体移動方向における領域がなす感光体ドラムの
角度θをθ>πつまり180°以上とすると、感光体ド
ラムの周長Lに対する画像形成領域L2 つまり最大記録
紙のサイズの割合を大きくすることができ装置の省スペ
ースが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置の概略図であ
る。
【図2】動作タイミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 像担持体 2 帯電器 3 露光装置 4 現像装置 5 転写ローラ 6 転写ローラ接離カム
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 21/00 370 G03G 21/14 G03G 15/14 - 15/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に沿って複数の現像器を配置し、
    分解色についての帯電、露光、現像の工程をくり返して
    像担持体上にカラー画像を重ねて形成し、該カラー画像
    を転写ローラの作用により記録紙に一括転写するカラー
    画像形成装置において、 像担持体の露光位置から転写位置までの長さLが画
    像形成領域の長さLよりも長く設定してあるととも
    に、 前記転写ローラを像担持体に接離可能に設け、前記カラ
    ー画像の形成時に像担持体から離間させておいた転写ロ
    ーラを最後の色の露光終了後に像担持体に当接させるこ
    とを特長とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体が感光体ドラムであり、感光体
    ドラムの移動方向における露光位置から転写位置までの
    長さLが感光体ドラムの周長Lの1/2以上(L
    >1/2L)であることを特徴とする請求項1に記載の
    カラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 感光体ドラムの回転方向における露光位
    置から転写位置までの領域がなす角度θがθ>πである
    ことを特徴とする請求項2に記載のカラー画像形成装
    置。
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